縄文人☆たがめ☆の格安、弾丸?海外旅行

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2013.11.27
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小野田坂道、千葉県の総北高校の1年生。毎週ママチャリで秋葉原に通うアニメが大好きな気弱な少年が仲間と出会い自転車競技部に入部。試練を乗り越え才能を開花させていく......原作、渡辺航の自転車ロードレース漫画。


☆前のお話は→  第1話~第7話 あらすじまとめ

弱虫ペダル 第8話 「スプリントクライム!!」



弱虫ペダル8-5

★字数オーバーのため画像付記事と感想はこちら→ 「 第8話スプリントクライム!!


「ぼくは、追いつきます」
主将に笑顔で即答した坂道は、30回転ケイデンスをあげて走り出した。


後ろから近づいてくる気配を感じる今泉と鳴子。

近い、なんでだろう、わかる。ドキドキする。やっと来たんだ。やっと

前方に今泉と鳴子の姿が見えた。

今泉君、鳴子君、追いついたよ。やっと、やっと追いついた。一緒に走ろう

寒咲の車で後を追う3年生と幹、そして監督。追いついた坂道に驚くが、主将の金城は勝負はこれから、今泉や鳴子相手にどこまで粘れるかだと言う。監督もこれからますます楽しみ。成田から直行したかいがあったと大喜び。コースはこれから急激に斜度が上がる激坂が続く。

坂道の姿にパワーが湧いてきたと言う鳴子は、どこまで回せるか見てやるからついて来いとスピードを上げる。坂道も続く。今泉は、

「ふたりとも無駄の多い加速だ。だが、その遊び、ちょっとだけ付き合ってやる」

木の枝も路面のギャップもよけない坂道に鳴子は、

「まったく、乗り方、メチャクチャやな。ようここまで無事に来られたわ。どうやって来たん?」

坂道はグローブも指も汗で、ジャージもボロボロ、ズボンの裾はギヤにかんでいる。

真っ直ぐ、わいらに向かって、真っ直ぐ登って来たんやな。そら、小野田君の誠意に全力で答なあかんな 」(鳴子)

「そうだな」(今泉)

空気が変わった。山が苦手なはずの鳴子が先に出る。

「こっから先は全速力や」

体重を乗せ下ハンドルを持ってペダルを踏む。鳴子は山でスプリントの走りをした。ナニワのスピードマンは山は苦手だったが、六甲山で練習を重ね、重めのギアと前傾姿勢で体重を前にかけ車体を揺らして進む「スプリントクライム」をあみだしていた。

山で負けることは許されないと考える今泉もスピードをあげて鳴子に追いつく。そして伏せた姿勢は酸素の摂取量が減るから山では胸を起こして登るほうが効率がいいと忠告する。

そんな効率、味噌つけて食ったるわ

振り返ると坂道も追いついてきていた。たが顔を伏せて苦しそうだと言う鳴子に、一緒に上りを走ったことがある今泉は言った。

あいつは、登るとき、笑うんだ

うれしそうな坂道は再びふたりに追いついた。もうすぐ激坂区間。頂上まで4キロ。車で後を追う主将は、なぜか小野田から目が離せないと寒咲に言う。今泉や鳴子とは違った魅力。限界ギリギリのハイケイデンスの登りか、それとも今なお食いついているタフネスさかと寒咲。監督は、彼の魅力は、そんなストイックなところではないと言った。

自転車は競技の道具でもあるが本来、楽しいもの。過酷さも困難も失敗も全部、楽しさに変えてくれる。まだ見たことがない道を進むという素晴らしさ。彼が見せているのは、自転車の根源的な面白さです

楽しい。みんなと走ると楽しいよ。さっきからドキドキが止まらないんだ

坂道の走りを見て今泉は驚く。ペダリングが上手くなっていた。ケイデンスも自在に操っている。ただ自分たちに追いつくための走りで、坂道は成長していた。初心者と思って走ったら厄介なことになる。今泉はケイデンスをあげる。

鳴子は斜度が上がり失速していた。心配する坂道に、いいから行けと言う。一緒に登ると言う坂道だが、入部するとき、自分の可能性を試すと言っただろう。だったら全力で走れと言う。自分は上りが苦手なだけだから、下りになったら今泉を追い抜いて優勝してやる。鳴子が坂道に手を伸ばす。

わいの根性、注入したる。折れるなや。くじけるなや。踏ん張れ、今泉を抜け。見せたれ、男、小野田坂道を。誰よりも早く、頂上へたどり着け~!!!

鳴子の言葉に頷いた坂道がひとり加速する。後ろの車から見ていた田所が言った。

面白くなってきた。あの初心者、小野田。自在に回る足、身軽なからだ、目標に向かって真っすぐ進むメンタル、あいつは天性のクライマーだ

このまま今泉も抜くかと田所は言うが、金城は今の小野田にはクライマーとして技術的にかけている部分があるから、その可能性はないと言う。残り3.5キロ、今泉も坂道に足りない重大なものを教えてやろうと思っていた。監督は金城の言葉に、まだわからないと言う。人は意外に早く成長するものだと。

頂上まで残り2キロ。坂道は鳴子の言葉を思い出していた。坂道を送り出す前に鳴子は話していた。坂道の得意分野は登りだが、勝つために必要なものがひとつ足りない。山は自転車乗りにとって特別なもの。一番早く登って山岳賞をもらうのが一番カッコいい。自分にはできないから坂道に託す。必殺技を教えてやるから、この峠を征せと。

鳴子君、約束、果たすよ

今泉は坂道が来ているのを感じていた。山岳賞を取りに来るか。この山を1位で抜けても勝敗には関係ない。だが、どんな小さい勝負でも絶対に負けない。ペースが上がりすぎていた。レースは心拍のマネージメントが勝負のカギ。

「て、わかってんだけどな」

今泉がペースを上げた。負けず嫌いだから山岳での勝ちは譲らないつもりか。後ろの車の幹は昔の今泉を思い出していた。昔からちょっと変わった子だった。

「きみ、友だちいないタイプね」

子供の頃、いつもそっけない態度の今泉に幹はそう言ったことがあった。図星? 自分にはこいつ(自転車)があるからいいんだと今泉は言った。返事が小さいとか、目つきが悪いとか、時間通りに行動しろとか、先生も友だちも正直ウザい。

だから勝つんだ。こいつとおれだけの力で。そうしたら誰も、何も言わなくなる。知ってるか? 1位が一番、静かなんだぜ

幹は思った。今泉は不器用で、真っ直ぐで、自転車大好きで、いつも遠くを見て走ってる。昔は荒削りでがむしゃら、感情的な走りだった。今は洗練されてタイムも伸びたけど、

気づいてる? 今泉君。あなた、小野田君と走ってるときは、ときどき昔の走りに戻ってるわよ

ここから先は頭脳戦じゃない。今泉はサイクルコンピュータを見えないようにした。残り1.5キロ、ジリジリ差が開いた。引き離しにかかる。ライン取りも変速も今泉が格段に巧い。圧倒的に不利な坂道。ここままでか。

残り1キロ。坂道は考えていた。同じペースで走ってもダメだ。追いつかなきゃ。誰もアドバイスはくれない。ひとりでなんとかしないと。

大丈夫、鳴子君が力をくれた。ぼくに託してくれたから、だからできる。考えすぎちゃダメだ。ぼくが追いつくためにできることは決まってる。これしかない

坂道が今泉に並んだ。離されずに並走している。何をしたと驚く今泉。

「ぼくにできることは、ひとつしかないです。だから、ケイデンスをもう30回転。かなりハードでした。けど、なんとか無事追いついてよかったです」

「アホだろこいつ。普通は30回転も一気に上がんないんだよ。しかも坂だ......やべえ、また熱くなってきた」

今泉に追いついた坂道、頂上まで残りは、500メートル。

☆次回 「全力VS全力」

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Last updated  2013.11.27 21:46:53
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