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愛犬の死は親兄弟の死よりも悲しいという思いは多くの愛犬家が口にする。愛犬の死は長い人生の中で味わったいろんな悲しみの中で最も悲しい出来事だ。親兄弟の死や失恋の悲しみは時の経過と共に忘却の彼方に霧消するが、愛犬の死の悲しみは長い年月を経ても心の奥底からは消えない。追憶で瞼が曇ることが多い。犬とは人の心の奥底に長く生き続ける不思議な生き物だ。 ところが、私はペットロスになったことがない。愛犬がいないと落ち着いた生活ができない性格なので、すぐに幼犬を迎え入れるからだ。先代のパロが熱中症で急死した悲嘆の中で、一週間も経たないうちに二代目の現在のパロを迎えた。だから、ペットロスとはどのような精神状態なのかは知らない。ペットロスの最良治療法は直ぐに幼犬を迎えことだ。子犬のしつけに気を回していると、亡き愛犬への深刻な悲嘆の思いも薄れる。一方、子犬に良い躾ができあがると、その後の成犬との共同生活が楽しくできる。最下段の関連随想集に幼犬のしつけ方の随想がある。 念のために付加するが、動物愛護団体などから成犬を引き取るのは愚の骨頂だ。ご自分に合った躾ができない上に獣医の薬剤漬けで持病のある犬が多い。治療費が多大になる。詳細は下段の関連随想集にある。 次の随想のコメント欄にペットロスをブログ「愛犬問題」に取り上げてくれとの投稿があった。実に克明で詳細な記述なので、ブログ「愛犬問題」の本文に採用掲載することにした。多くの愛犬家のご参考になれば幸いだ。 混合ワクチンで老後に難病発症! 皮膚病・てんかん・ 逆くしゃみ症候群! 飼い主の無知と悔恨の長文! ペットロスをブログ「愛犬問題」の本文に! 投稿者:rumina さん Paroowner様 お元気ですか。昔の記事にコメントをしました。狂犬病予防接種や混合ワクチン接種の弊害について思うところがありましたので。ペットロスについても、もしよかったらブログ「愛犬問題」に随想を書いてもらえたらと思います。私は現在ペットロスの苦しい思いで暮らしています。愛犬が亡くなってひと月しか経っていないので、しかたがないです。うちのチワワの女の子クッキーが先月十四歳で亡くなりました。その遺品を整理しているときに、狂犬病予防接種の札が出てきました。六歳までの札が鑑札とともにきちんとチェーンにぶらさがっておりました。小さいころは獣医のもとで、この狂犬病注射と混合ワクチンをきちんと打っていたのだなと後悔の念がわいてきました。その頃は逆くしゃみがひどかったです。公園でよその犬に逢い、興奮したりすると必ずなって逆くしゃみをいましたが、ワクチン接種の危険性をブログ「愛犬問題」で知り、接種をやめてからずっと一度も逆くしゃみはなく、健康すぎるくらい健康で、十四歳まで過ごすことができました。私の知人が昔飼っていた犬は、すごく元気な高齢犬だったそうなのですが、ワクチンの接種部位が膿んでしまい、治らないまま亡くなったとのことです。お散歩中に良く会うダックスもワクチンを打ったのちに足腰が立たなくなったそうです。自転車のかごに入れて散歩に来てたけど、しばらくして、亡くなったと報告を受けました。私は愛犬がまだ若い時期にブログ「愛犬問題」に出逢い、ワクチンの接種をやめることができました。ラッキーでした。若いうちから接種はやめることを強くおすすめしたいです。高齢犬はなおさら、ワクチンは不要だと思います。白衣の妖怪たちに騙されないでほしいです。 返事1 投稿者:Paroowner ruminaさん、こん〇〇は。 Q(^ェ^)Q 確かに、ブログ「愛犬問題」にはペットロスに関する随想はありませんね。愛犬たちが急死したときは、その時々に悲しみのどん底に陥ったことを書いた随想はいくつか書きました。その随想は愛犬の死で受けた精神的なショックを詳述した随想です。私は犬がいないと楽しい生活ができない性格ですから、愛犬が急死すると直ぐに次の幼犬を迎えています。だから、いわゆるペットロスを味わったことはないのかもしれません。 ペットロスについてネットを調べたら、次の文章がありました。 ペットロスの代表的な精神疾患・症状うつ病不眠情緒不安定、疲労や虚脱感・無気力、めまい摂食障害(拒食症・過食症)精神病様症状(ペットの声や姿が一瞬現れた気がする錯覚、幻視・幻聴などの幻覚や、「今に帰ってくるのではないか」という妄想など)胃潰瘍など消化器疾患(心身症) 私は、そのような症状が出たことは一度もありません。そこで、お願いです。ruminaさんのペットロスの症状はどのようなものですか。上記のネットの症状と一致する症状がありますか。ruminaさんのペットロスの症状をできるだけ詳しくお知らせください。多くの愛犬家のご参考になります。なお、なぜ、新しいワンちゃんを迎えないのですか。 返事2 rumina さんネット上に指摘されているペットロスの症状は摂食障害以外は全部ありました。項目ごとに記述します。うつ病 愛犬が亡くなって二週間くらいは夜も眠れずにスマホでペットロスについてずっと調べてみたり、ペットロスの本を読んだりしてました。明け方に起きてしまうのが一番辛く、喉が無性に渇いても水を飲みに行くことも、トイレに行くのも嫌でした。朝会社があるから起きないといけないのに、なかなか 起きれませんでした。一人暮らしで寝たきりになって、トイレにも行けなかったらと考えると、本当に恐ろしくて、私は地獄というモノを観ました。lineや電話をして相談できる相手は少し居ましたが、毎日ではないし、かけつけてくれた人は従妹唯一人だけでした。家に夜や休日に居るのが辛いです。愛犬が健在の時は休日は遠くへお散歩に一緒に行っていました。何もすることがなく、いろいろな道を歩いていました。亡くなった後は、そこに用事などで一人で出かけないといけないときには、本当に辛いです。思い出のある家にも居たくないし、この街からも離れたくて、引っ越ししたい心境になりました。皆がたのしそうに暮らしているのも信じられないし、朝起きて、晴れでも曇りでも嫌でした。今までは愛犬が居てくれたから、自由に動くことができたのですね。居なくなって初めてかけがえのないものに気づくのですね。愛犬に頼っていたので、本当にあんな小さな身体で、一生懸命に生きて、そばに居てくれて、感謝しています。心療内科にも行きましたが、話はよく聴いてくれたものの、特にアドバイスなどはなかったです。きつい副作用のある抗うつ剤を出されました。服用すると、よく眠れるのはいいけど、次の日会社で何度も大あくびが出るし、下痢や頭痛などもひどです。一粒でやめました。知人も、薬はためだよと言ってくれたこともあり、もう心療内科へは行っていません。愛犬が亡くなって一か月経ちましたが、まだ道を歩いていると、ふいに泣いてしまったり、寂しくて会いたくてしかたがないです。愛犬に対して悔悟感や罪悪感がすごくて、どうしてもそれが頭から離れません。亡くなった前後のことや幼犬の頃のことなどいろいろな生活の無駄が見えてきて、あんなところに遊びに行くくらいなら、家に居て犬と一緒に居ればよかったなどと、事細かくいろいろなことを後悔してしまうのです。今は楽しかった思い出を思い出すことも、とても辛いです。会社でも泣いてしまうかもしれないので、ニット帽とマスクで行っていました。いまはニット帽だけですが、春になったらニット帽も取らなくては。 ネットで調べると、ペットロスは皆さん三か月くらいと書いてあったので、春になったらこの悲しみが他の何かに変ればよいのになと思います。ペットロス励ましあい掲示板に書き込みをしたり、ブログ「愛犬問題」のコメント欄に書き込みしてParoownerのお返事をいただくと、だんだんと気持ちが落ち着いてきました。一人暮らしなので、誰かと悲しみを共有することもできないのが、本当に辛いです。一緒に暮らして、一緒に犬を飼った元同居人に連絡をとって、少し電話で犬の死を話して、少しだけ気持ちが軽くなりました。こんな悲しみ、苦しみは他には無く、父母が亡くなったときも、このようなことがなかったので、戸惑っています。涙が枯れるのではないかと思うほど、泣きました。 不眠夜がとても辛いです。温熱マットがあるので眠れるのは眠れるけど、夜中に何度も起きるというのを繰り返しました。起きると、息が詰まりそうな孤独感に包まれて、本当にどうしたら良いのかわからなくなりました。犬のこつこつと歩き回る足音も無く、犬の寝息も無い、本当に静かな部屋になってしまいました。 情緒不安定、疲労や虚脱感・無気力、めまい独りになったとき、家の中や人通りの無い道を歩いているときや一人で乗るエレベータの中など、いつも涙が出ました。人に愛犬が亡くなった報告をするときにも、必ず泣いてしまいました。無気力で、二週間ほどはスーパーなどには行けませんでした。会社帰りにお弁当やお持ち帰りなどを買って帰るのだけど、お弁当は半分しか食べれなかったし、好きなお店のお持ち帰りも、味が全く美味しく感じられませんでした。料理や食事の用意はできませんでした。ただ、犬のモノは見ると辛いので、それを全て片付け、処分するのだけは必死にやっていました。会社に行くと、皆周りに居ますし、作業中は没頭でき、気がまぎれ、愛犬のことを忘れることができたので、それがよかったです。逆に会社の終業ベルがすごく怖いです。家に帰り、犬が居ないことを思い知らされるのが怖いです。精神病様症状(ペットの声や姿が一瞬現れた気がする錯覚、幻視・幻聴などの幻覚や、「今に帰ってくるのではないか」という妄想など)夜に枕のところに一瞬白い影が見えたり、飼っている猫が私の顔のななめ上をじーっと見つめていると、犬が居るのかなと思ったりしました。あと、YouTubeで、スピリチュアルのほうへは行かないように注意をしているかたの動画を観たにもかかわらず、街の中の占いの人に、愛犬が今どうしているのか、どんな気持ちなのか、みてもらったりしてしまいました。ああいうのは口から出まかせとわかっているのに、それにすがってしまいました。愛犬が私のことを心配している、いまも愛犬が足元にちょこちょこ居ますょと言ってから、私の前に手を持ってきて、ここに居ますょと。私も愛犬の頭をなでるふりをしましたが、全く何も見えないし、何も感じられませんでした。胃潰瘍など消化器疾患(心身症)二週間ほど食欲不振でしたが、そのときにはずっと下痢をしていました。 🐶Paroowner様はペットロスを経験することなく、次の子をすぐに迎えておられるのですね。上沼恵美子さんも大型犬が亡くなったときにペットロスになったけど、旦那様がすぐにペットショップに行こうと言って連れて行き、小型犬を飼ったそうです。私は五十代の一人暮らしですし、もし再婚などをすることがあったとしても、もう犬は飼わないと思います。今は飼ってから三年になる猫が居ますので、犬に出来ずに後悔したことを、この猫にしてあげながら、暮らしていこうと思っています。猫のために元気を出して生きなければと思っています。虹の橋なんて、作り話と思っていますが、やっぱり私が死んだときには、私の父母と一緒に愛犬にも迎えに来てほしいなとそればかりを願っています。 関連随想集 犬の死と追憶 亡き愛犬も千の風になって山野を駆け遊ぶ! 熱中症で急死!愛犬が室内で異常を訴え30分後に星の国へ!断腸の別れ!熱中症の怖さをブログで知らせとパロの遺言!慙愧懺悔の記 逆くしゃみ症候群を飼い主が治す方法 その随想集 動物愛護団体は偽善団体だ! 犬を引き取るな! その随想集幼犬のしつけと飼い方 その随想集 狂犬病、混合ワクチンで犬毎年4500匹死亡! 狂犬病注射有害無用論 混合ワクチン有害無用論トップページへ ボクの頭をクリック ❣ 愛犬の正しい飼い方! 自然流で健康長寿! 獣医のワクチンや薬剤、避妊去勢は無用!
2020.02.22
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愛犬の登山技術 高山200回以上の教訓は初代パピヨン登山犬のチビちゃんとの登山を記述したものだ。体重わずか3,5kgのチビちゃんとの楽しい高山登山の経験が元になっている。 富士山頂上にも別ルートで3回、日本第二の高峰北岳にも一緒に登った。車中泊で早朝出発し、山小屋に泊まらずに日帰りした。上記ホームページに詳記してある。 多くの登山愛好者から、犬と登山を楽しむのに、これ以上の注意事項はない、犬との登山で注意すべきことはすべて網羅されていると賛同されている。 登山途中、下山者と1分以上は立ち話ができなかった。60秒を過ぎた頃には吠え出した。早く頂上にいこうと促す。下山者も理由を知って笑い出した。 初めてのどの山でも、頂上では喜んで遊んだ。そこが目的地だとわかっていたようだ。他の登山者の記念写真にも参加してポーズをとって喜ばれていた。 吠えることが、あと一つあった。他の登山者に追い越された時だ。追い越されるのは登山犬のメンツにかけて、くやしかったようだ。「もっと早く歩けないのか」と飼い主を叱咤するように後ろからついてきながら、しばらく吠えたり、クンクン言っていた。 会話はすべて普通の言葉だった。ワンワンだけでいろんな意思疎通のできるパピヨンだった。心が通じた。 返事がないのはノーということにしていた。登山中に「水いる?」とか、「水!?」とか聞く。返事がないとあげなかった。高山では水は貴重だ。人間社会にとけこんだ利口な愛犬だった。 日本第二の高峰 北岳より望む八本歯ノ頭 その愛犬のチビちゃんがいなくなって、やがて4年にもなるのに、いまだに心の奥の悲しみは消えない。折にふれ、瞼がくもる。 テレビを何気なく見ていたら、秋川雅史が「千の風になって」を朗々と歌った。 そうだ、愛犬のチビちゃんは庭の灯篭の下に寝ているのではなく、一緒に登ったいろんな高山を駆け巡って遊んでいるのだと思った。早速、CDを買ってきた。 CDを聴きながら、チビちゃんとの登山中のいろんな出来事を思い出すと、また、目がかすむ。もう一度一緒に山に登りたい思いが強くなる。 犬は飼い主によっては人生の友であり、伴侶であることもある。その愛犬の死は、どの失恋の苦しみよりも、どの肉親の死よりも大きいことをあらためて実感している。 愛犬が無言で与えてくれる心の癒しは、計り知れないものがある。14才まで標高3,000m級の高山に登り、15才40日で急死した時はショックだった。チビちゃんが死ぬことは夢想だにしたことがなかった。 風呂上り後に急変し、腕の中で息を引き取った。応答のなくなった愛犬に言えた言葉は、ただ「ありがとう」、「ありがとう」の繰り返しだけで、頭の芯まで痛くなった。 容姿は平凡な犬だったが、自他共に認める名犬だった。いつでも、何処でもノーリードだった。銀座、新宿、吉祥寺などの雑踏も左後ろから付いて来た。しつけたのではなく、自分で歩きやすいとわかったようだった。 大型スーパーの入り口で分かれ、買い物が終わる頃には出口の横におとなしく座って待っていた。他人が抱き上げようとすると、その腕からするりと抜けていた。他人に抱かれるのは警戒していた。 チビちゃんが永眠している庭の灯篭に向かって言う言葉は、今でも、「ありがとう」の言葉しか思いつかない。心の奥の深い思いは言葉にはできないものだとあらためて思う。 犬とは不思議な生き物だ。急死して5年半にもなるのに心の奥の悲しみは消えない。灯篭の下の遺骨を掘り出し、洗骨して綺麗な容器に入れて新しい墓に納骨した。飼い主の爪と髪の毛も小瓶に入れて、「いつまでも一緒だよ。」と同棺した。 西東京市の住宅街の狭い庭にリビングからよく見える場所に立てた石塔 関連ホームページ 愛犬の登山技術 高山200回以上の教訓-
2007.07.06
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