モローが題材とした聖書には、外典アポクリファの部分が多く読んでみようと思ってもなかなか翻訳されているのがみつからず、手元にあるの、英訳のものです。

ソロモンの知恵とかホロフェネスの首を切るユディトの話しとか色々あるのですが

雅歌もソロモン王に関する聖書の記述からとったものだったかな。

きっと絵の中になにかそれを表すシンボルが隠されていると思います。そんなのをみつけると、パズルを解くようで面白い。 (2004.09.06 17:11:43)

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2004.09.06

ギュスターヴ・モロー

(15)

テーマ：考えたこと　想い出したこと　読んだ本(430)

カテゴリ： A【芸術・美術】音楽以外

残念ながら、途中からだったのだけれど。
テーマは『ギュスターヴ・モロー』

『ウィキペディア』というネット百科事典によると。

ギュスターヴ・モロー（Gustave Moreau, 1826年4月6日 - 1898年4月18日）は19世紀に活動した、フランスの象徴主義の画家である。
パリに生まれパリで亡くなった。聖書や神話に題材をとった幻想的な作風で知られる。
印象派の画家たちとほぼ同時代に活動したモローは、聖書やギリシャ神話をおもな題材とし、想像と幻想の世界をもっぱら描いた画家であった。
彼の作品は19世紀末のいわゆる「世紀末」の画家や文学者に多大な影響を与え、象徴主義の先駆者とされている。
1826年、パリに生まれた。1846年、エコール・デ・ボザール（官立美術学校）に入学。
かたわら、ロマン派の画家テオドール・シャセリオに指導を受けていた。ロマン派の旗手ウジェーヌ・ドラクロワのアトリエにも出入りし、影響を受けている。

1864年、サロン（官展）に出品した『オイディプスとスフィンクス』は、スフィンクスを若い女の姿で描き、伝統的な物語を「男」と「女」の葛藤として描き出した作品で、当時の保守的なサロンでは物議をかもした。
その後、モローは次第にサロンから遠ざかり、パリのラ・ロシュフーコー街の屋敷に閉じこもって黙々と制作を続けた。彼が1852年から終生過ごしたこの館は、遺言により「ギュスターヴ・モロー美術館」として公開されている。

1892年、モローはエコール・デ・ボザール（官立美術学校）の教授となった。
モローの指導方針は、弟子たちの才能を自由に伸ばすことであった。
エコール・デ・ボザールのモローの元からはマティスとルオーという2人の巨匠が生まれている。

私の好きな画家はいろいろだが、その中でもモローは私のもっとも好きな画家の一人。
高校時代に、大原美術館の『雅歌』という作品を観てから素晴らしい画家だと思っていた。
しかし、この番組で彼の作品をほぼ全部観て、衝撃を受けた。
装飾の多い、象徴主義の画風だと決めつけていたが、その絵の意味する深い世界を初めて感じて、私にとっては最高の画家ではないか？と思うようになった。

私の夢としては、彼の作品が溢れている『ギュスターヴ・モロー美術館』で数日暮らしたい。

モローは同性愛者では無いかと疑われていたが,実はこの後に美術館になった自宅で最愛の女性と密かに暮らしていたという。

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最終更新日 2004.09.06 15:34:01
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■コメント

Re:ギュスターヴ・モロー(09/06)

shococo さん

ジャンヌ・モローの話かと思って読みに来てしまいました。知らない画家でした。作品を見てみます。日曜美術館でやるということは、作品が日本に来ていることですよね。
絵の意味する深い世界の詳細を知りたいと思いました。
マティスは好きでした。特に好きなのはパウル・クレーです。 (2004.09.06 16:16:59)

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Re:ギュスターヴ・モロー(09/06)

olive2004 さん

Re:ギュスターヴ・モロー(09/06)

bjkeiko さん

大原美術館には学生時代に行きましたが、「受胎告知」と「睡蓮」しか覚えてないです。
どうも美術的感性が低いようで　トホホ。。。

で、ギュスターヴ・モローをネットで見ました。悲しいことにＰＣ画面では　よくある宗教画と見分けがつきにくいです。独自のタッチがわかりませんでした。
でも　物語性があって　いろいろな解釈ができそうな緻密な絵だということは判りました。男女とも美形で　理想的なプロポーションで描かれてますね。これは　数日見ていても飽きないことでしょう。ＴＶの再放送があれば　見てみたいです。そして　大原美術館をぜひ再訪したいものです。 (2004.09.06 17:26:19)

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Re[1]:ギュスターヴ・モロー(09/06)

alex99 さん

shococoさん
＞ジャンヌ・モローの話かと思って読みに来てしまいました。知らない画家でした。作品を見てみます。日曜美術館でやるということは、作品が日本に来ていることですよね。
＞絵の意味する深い世界の詳細を知りたいと思いました。
＞マティスは好きでした。特に好きなのはパウル・クレーです。
-----

日記に書いたように、岡山の大原美術館に『雅歌』という作品があります。
今日記を読み返すと、私がこの大原美術館を訪問したような誤解を与える描き方をしていますが、実際は私の高校時代の受験雑誌に挿入されていたものを見て、好きになったのです。
私もマティスとクレーは好きです。

(2004.09.06 20:00:42)

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Re[1]:ギュスターヴ・モロー(09/06)

alex99 さん

olive2004さん
＞モローが題材とした聖書には、外典アポクリファの部分が多く読んでみようと思ってもなかなか翻訳されているのがみつからず、手元にあるの、英訳のものです。
＞
＞ソロモンの知恵とかホロフェネスの首を切るユディトの話しとか色々あるのですが
＞
＞雅歌もソロモン王に関する聖書の記述からとったものだったかな。
＞
＞きっと絵の中になにかそれを表すシンボルが隠されていると思います。そんなのをみつけると、パズルを解くようで面白い。
-----

＞雅歌もソロモン王に関する聖書の記述からとったものだったかな。

さすが、絵画にくわしいoliveさんですね。
私はそこまで知りません。
モローの本を買って主な作品を見てみたい。
昨年までは『新日曜美術館』の主なものは録画していたのですが、ビデオがたまりすぎて（洋画も録画していて）中止していました。
残念。

『世界シンボル大事典 Dictionnaire des Symbols』大修館書店
『イメージ　シンボル事典　Dictionary of Symbols and Imagery』

こういう本を最近購入したので、役に立つかも知れない。

(2004.09.06 20:07:34)

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Re[1]:ギュスターヴ・モロー(09/06)

alex99 さん

bjkeikoさん
＞大原美術館には学生時代に行きましたが、「受胎告知」と「睡蓮」しか覚えてないです。
＞どうも美術的感性が低いようで　トホホ。。。
＞
＞で、ギュスターヴ・モローをネットで見ました。悲しいことにＰＣ画面では　よくある宗教画と見分けがつきにくいです。独自のタッチがわかりませんでした。
＞でも　物語性があって　いろいろな解釈ができそうな緻密な絵だということは判りました。男女とも美形で　理想的なプロポーションで描かれてますね。これは　数日見ていても飽きないことでしょう。ＴＶの再放送があれば　見てみたいです。そして　大原美術館をぜひ再訪したいものです。
-----

私は大原美術館に行っていません。
うらやましい。

おっしゃる通り、ＰＣ上の小さな絵ではモローの細密な部分が読みとれません。
残念！

(2004.09.06 20:09:57)

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Re:ギュスターヴ・モロー(09/06)

みさき１１６さん

私は、絵が好きで、海外旅行も美術館目当てに最近は行っています。
１９９９年７月に世界が滅びる。という予言がありましたので、６月にパリへ行って、ルーブルとオルセーを観てきました。
フェルメールが来るといえば、大阪までとか(笑

モローは、水彩画が繊細で好きです。
宗教や神話に精通していないので、絵のもつ深い意味はわかりませんが、美しいもの美しいです。
「ヨカナーンの首を持つサロメ」この題名が正しかったかどえかは忘れましたが、残酷なシーンなのにとても美しかった事を覚えています。 (2004.09.07 09:18:51)

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美術館巡りが好きです

ニコル1480 さん

数年前にパリでギュスターヴ・モロー美術館に行きました。閉館まじかだったので、係りの方が案内してくださいました。ただ、私はフランス語はわからないし、ギュスターヴ・モローについて、予備知識が少なかったので、あまりよくわかりませんでした。ただ、デッサンが素晴らしかったことを覚えています。 (2004.09.07 12:16:15)

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Re[1]:ギュスターヴ・モロー(09/06)

alex99 さん

みさき１１６さん
＞私は、絵が好きで、海外旅行も美術館目当てに最近は行っています。
＞１９９９年７月に世界が滅びる。という予言がありましたので、６月にパリへ行って、ルーブルとオルセーを観てきました。
＞フェルメールが来るといえば、大阪までとか(笑
＞
＞モローは、水彩画が繊細で好きです。
＞宗教や神話に精通していないので、絵のもつ深い意味はわかりませんが、美しいもの美しいです。
＞「ヨカナーンの首を持つサロメ」この題名が正しかったかどえかは忘れましたが、残酷なシーンなのにとても美しかった事を覚えています。
-----

みさき１１６さんも、美術ファンでしたか。

以前の日記にも書いたのですが、私の海外美術館での最高の（唯一の？）感動は、フィレンツェ・ウフィツィでの『ヴィーナスの誕生』『春　プリマヴェーラ』（ボッティチェリ）でした。
他の名画はそれほど感動しなかったのですが、この
二作には、息が詰まるほどの感動でした。

(2004.09.07 20:06:44)

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Re:美術館巡りが好きです(09/06)

alex99 さん

ニコル1480さん
＞数年前にパリでギュスターヴ・モロー美術館に行きました。閉館まじかだったので、係りの方が案内してくださいました。ただ、私はフランス語はわからないし、ギュスターヴ・モローについて、予備知識が少なかったので、あまりよくわかりませんでした。ただ、デッサンが素晴らしかったことを覚えています。
-----

ニコルさんは、ギュスターヴ・モロー美術館を訪問されたのですか。
うらやましい～。

確かに、モローの作品は他の画家の作品とちがって、事前の学習をしていった方がいいのでしょうね。
今から勉強しておこう。

クラシック音楽も、事前の勉強・聴き込みをしておかないと、効率的な深い鑑賞が出来ないと、私は考えています。

(2004.09.07 20:09:43)

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Re:ギュスターヴ・モロー(09/06)

新藤　凉さん

こんにちは。
alex99さんもモローがお好きなんですね！
それにOZの日記のところで
『情けないライオン』がお好きとのこと・・。

素敵な意外です（笑）

私もせめて1日中モローの絵を見て溺れる様に過ごしたいです。（遅いコメントでごめんなさい♪）

(2004.09.19 10:21:48)

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Re[1]:ギュスターヴ・モロー(09/06)

alex99 さん

新藤　凉さん
＞こんにちは。
＞alex99さんもモローがお好きなんですね！
＞それにOZの日記のところで
＞『情けないライオン』がお好きとのこと・・。
＞
＞素敵な意外です（笑）
＞
＞私もせめて1日中モローの絵を見て溺れる様に過ごしたいです。（遅いコメントでごめんなさい♪）
-----

いえいえ。
とてもうれしいコメントです！

考えてみれば、私はどこか（性格的に・・・ですが）、情けないライオンに似ているかも知れません。
そんな『似たもの同士』感覚があるかも知れません。

モロー、お好きなんですね。
あの世界は独特ですよね。
謎と神話性に満ちた。
いわば、絵の宝石みたいな。
モローの絵の場合、シンボルの意味するところが重要なようなので、買い込んだ２冊の『シンボル事典』を活用してみたいと思います。

(2004.09.19 19:22:02)

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Re[2]:ギュスターヴ・モロー(09/06)

新藤　凉さん

alex99さん
＞考えてみれば、私はどこか（性格的に・・・ですが）、情けないライオンに似ているかも知れません。

えぇぇ？そうですか・・・＾＾；
・
・
何ていうタイトルのシンボル辞典ですか？
2冊もいいですね・・・また教えてください。
---蔵書にも興味深々です♪

(2004.09.20 16:17:39)

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Re[3]:ギュスターヴ・モロー(09/06)

alex99 さん

新藤　凉さん
＞alex99さん
＞＞考えてみれば、私はどこか（性格的に・・・ですが）、情けないライオンに似ているかも知れません。
＞
＞えぇぇ？そうですか・・・＾＾；
＞・
＞・
＞何ていうタイトルのシンボル辞典ですか？
＞2冊もいいですね・・・また教えてください。
＞---蔵書にも興味深々です♪
-----
私の持っているシンボル事典は下記のものです。
ただし、例によって積ん読です。

『世界シンボル大事典 Dictionnaire des Symbols』大修館書店
『イメージ　シンボル事典　Dictionary of Symbols and Imagery』大修館書店

両方ともアマゾンで購入したものです。
この他に大修館書店には次のようなシンボル事典、または関連事典があるようです。

イメージ・シンボル事典
神話のイメージ
神話・伝承事典
エジプト神話シンボル事典
動物シンボル事典
ギリシャ・ローマ事典

この他に、大修館ではなかったと思いますが、中国・日本関係のシンボル事典もありました。
面白いのですが、きりがありませんね。

私の蔵書（というほどのものではありません　古本ばかり）はほとんどまだ読んでいないので書名をあげると恥ずかしいんですが、そのうち日記に書いてみます。

(2004.09.20 17:43:15)

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Re[4]:ギュスターヴ・モロー(09/06)

新藤　凉さん

alex99さん

ありがとうございます♪
私も面白そうで欲しいのですが色々あって
全て面白そうで本当にきりがありませんね。

この系統の本を『積ん読』（笑）のは
私、好きだなぁ♪ (2004.09.20 23:17:48)

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