【不眠症カフェ】　Insomnia Cafe

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2004.12.02

日記なんて、幼稚な？

(31)

テーマ：考えたこと　想い出したこと　読んだ本(435)

カテゴリ： 🔴 B 【ブログ】【 You Tube 】

ところで、この「日記」という言葉のニュアンスが、私は気に入らないな～。
日記なんて、実に

　律儀な
　しょぼくれた
　質実な
　チマチマした
　スケールの小さな
　学生みたいな

そんな印象しかないでしょう。
とにかく日記という言葉には、非常に内省的な記録的なイメージがあると思う。

ネット日記は、いっぱんに「日記」と呼ばれているが、もっと実態に近い呼び名が無いものかな？　と思う。
「日誌」では業務日誌みたいだし
「ジャーナル」でもおかしいし。

もちろん、

　アンネの日記
　アミエルの日記
　夢声戦争日記　抄　敗戦の記
　高見順の戦争日記
　古川緑波（ロッパ）の日記
　三太郎の日記
　更級日記
　讃岐典侍日記
　蜻蛉日記
　紫式部日記
　和泉式部日記
　堤中納言日記
　方丈日記（無理に日記にしたりして）
　土佐日記（ネカマのはじまり）
　文車日記（お聖さんだが）
　高松宮日記（これは国宝）
　立花隆秘書日記佐々木千賀子ポプラ社
　私のミュンヘン日記子安文中公文庫
　元禄御畳奉行の日記神坂次郎中公新書
　推理日記　PART III 佐野洋光文社
　百代の過客　2/2下　日記に見る日本人ドナルド・キーン朝日選書
　死への準備日記千葉敦子朝日新聞社
　メモと日記の方法　富山滋比古潮文庫

その他にもいろいろあるな～、日記。

～～～～～～～～～

日記というと、小学生の時代の夏休みの日記を想い出す。
その日の天気からはじまって、朝顔の成長過程の観察などを書く日記は、あれでなにか意味があったのだろうか？
一刻一刻、時を刻む、この時の流れを自覚しろと言う意味だったのかしら？

中学生の時代に好きな女性と達と交換日記を書いていたことを想い出す。

今は、書きたいことがあふれ出るようにあるのだが、それを充分に表現する時間が無い。

「自分が本当に書きたいことを書く」
「自分の内側を見つめながら書く」

それでこそはじめて、日記を書くこと自体が、密度・質量を持った、自分に意味のあるものになると思う。
これからは、そう心がけて、題材・テーマを絞り込んで書いて行こう。

～～～～～～～～～

楽天日記に「カテゴリー」という分類ができたが、その前に「テーマ」という分類がすでにあった。

これは、例えば「読書・コミックス」ジャンルのページを開いて、さらにその中でのサブ・ジャンルとでもいうものである。
なぜ、サブ・ジャンルが必要か？　というと・・・。
読者が「読書・コミックス」ジャンルの中でも、「こういう事を書いている日記」を読みたいという時の助けになるものだ。

例えば、「今日はこんな本を読んだ」とか「小説を書こう」とか、こういうものが「テーマ＝主題」である。

私も最初は「こんな本を読んだ」とか系のテーマに入っていたが、テーマを選ぶのが面倒になって、すぐ自分で独自のテーマを創って、それを使っていた。
しかし、これは、考えてみると自分しか使わないテーマだから、あまり意味がない。
で、このごろはテーマ無しで書いている。
でも、やはり既成のテーマを使ってみようかな？

～～～～～～～～～

「カテゴリー」が出来て、自分の日記を仕分けるという面では便利になった。
例えば私の場合、海外での想い出を書いた日記を探そうとすると「海外での想い出」というカテゴリーを探せばすぐ見つかる。
過去の日記の検索は「日記一覧」というページを開くと言うことも出来るのだが、もちろん「カテゴリー」内部で探した方が早い。

しかし、その一方で引っかかることもある。
と言っても、大したことではないのだが、こういうことだ。

私の日記は基本的に長い日記だ。
短いと、日記でないような気がして、それにおおざっぱな書き方が出来ない方なので、ついついくどく書いてしまう。
しかし、ミニな話題を書きたい時も、もちろんあって、そう言う時も、短いといやなので、そういうミニ話題を寄せ集めた日記にして、そう言う日記のための、「雑記　複数テーマ　その他」というカテゴリーも用意してある。

しかし、どうも、この「複数・マルチ・テーマ」が私には性に合わない。
やはり、私には「単一・シングル・テーマ」でないと、しっくり来ない。

そうしてそう感じるのか？　よくわからないが、この「カテゴリー分類」という分類法があるばかりに、日記を書いていてもカテゴリーを必要以上に意識してしまうのかもしれない。
後で私の過去日記を読み返した場合も、終始一貫したシングル・テーマで書かれている日記だと、私自身、納得できる。
スッキリする。
その一方、複数テーマがバラバラと中途半端に詰まっていると、心理的な抵抗がある。
他人の日記を読む場合は、複数テーマでもいっこうに気にならないばかりか、その方が変化があって面白いのだから変だ。

う～～ん。
今、考えているが、今思いついたことを書こう。
こういう事ではないだろうか？

～～～～～～～～～

私は、私の「日記」を、私の「主張」として考えているのかもしれない。
複数テーマの場合は、細切れになって、複数になって、結果として私の主張を充分に表現できなかったという心理的な不満が残るのではないだろうか？
・・・とすると、私は潜在的に「自己顕示が強い」人間なのだろうか？
「自己顕示」と言うより、「自己主張」が強い人間なのかも知れない。
自分に「優しく」言えば、自分の意見がハッキリしている・・・と言う言い方が出来るかも知れないが。

そう言えば、大学時代に学園祭で、心理学研究会のアンケートに答えたら「攻撃性が強い」性格だという結果が出て、自分で驚いたことがあった。
その頃の私は、どちらかというと人前で、進んで意見を言うことが少ない、シャイな人間だったので余計にびっくりした。
自分に自信がなかったという事もあったとは思うのだが。
攻撃性は自己主張と結びついているのかも知れない。

ただ、大学でもこういうことがあった。
登山の同好会で、最上級生のリーダーが、疲労のために遅れがちな新入部員に情け容赦のない罵声を浴びせ、登山靴で蹴ったりピッケルで尻を叩いたりした時に、その夜のテントの中でリーダーを糾弾して「あなたは同好会では無く、正式な山岳部に行くべき人間だ」と言い、そのためか（？）、リーダーは退部してしまったという思いがけない事件があった。
（これは今まで忘れていたことだった）
あれも私の攻撃性のなせる業だったかも知れない。

ただ、今までの人生で、私の攻撃性が原因でトラブルになったと言うことは少ない。
そう言う攻撃性は私の中に伏流していたのかも知れないが、攻撃性はうまく隠れているのか？　
それとも、そもそも私の攻撃性そのものは、心理学研究会のテストの結果ほど強いものではないのかも知れない。

それに加えて、私には海外経験というものが加わって、論理性を重視する英国、それに加えて、強い自己主張の世界である中東での体験があり、私の性格や表現方法も変わって来たのかも知れないと思う。

ふだん、私は、できるだけ論理的に、直裁的に、シンプルに、トップダウンで話そうとするのだが、そういう私を時々（本当に時々なのだが、それでもショックなのだ）「冷たい人」とか「激しい言い方をする人」、という見方をする人がいる。
私は自分で優しく温かい人柄だと信じて疑わないのにである。（笑）

ただ、そういう見方をする人は、伝統的なコミュニティーに住んでいる古い日本人たちなのだ。
私としてはただ、客観的な、冷静な考え方で対しているつもりなのだが、やはり「日本」では曖昧な、遠回りしたようなものの言い方をした方がいいのかな～？　と思う。
本当は相手に合わせて、ちがった対し方をすればいいのだろうけれど、私は不器用だ。

～～～～～～～～～

複数テーマはしっくりこないといいながら、今日の日記は、書いている途中から、その複数テーマになってしまった。
カテゴリーとしては「雑記　複数テーマ　その他」にしておこう。

～～～～～～～～～

（追記）

私の場合、必ずしも毎日は書いていません。
気が向かないと、数日、書かないし、その反対に遅れた日数分、一度に書く時もあるし。

自分の心の中の世界だけを書くのなら、一気に書けますが、
客観的な事実を含んだテーマだと、間違いがないように念のためにネットで調べたり、本の場合は引用するのに時間がかかります。
これが面倒で。

書くテーマは無数にあるんですが、それを日記にするのにはこういう風に、テーマによっては時間がかかるので、体の調子が悪いときや、気分が乗らないときには、面倒に感じて、書かないことにしています。