【不眠症カフェ】　Insomnia Cafe

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2009.09.09

今回の総選挙の結果は、私にはよくわからない

(12)

カテゴリ： 🔴 【ニュース・時事・政治・経済・社会】

長欠からの再開なので「昨日の続き」という foundation も無く、グラスルーツで書き始めなければいけないのだが、なかなか、きっかけがつかめない
とにかく、何か書こう

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まあ、とりあえず選挙かな？

民主が勝つだろうとは予想したが、これほどの完勝とは予想外である
直前では、マスメディアが民主党の大勝と予測記事を書きまくった
しかし、それまでは長らく、民主が有利かとは見られていたものの、これほどのランドスライド的というか、バンドワゴン的というか、一方的な展開になるという見方は、ここ一二ヶ月のものだと思う
時期的には、小沢が代表を退き、ハトポッポ、いや、鳩山が代表に入れ換わってと機を同一にする
それでは、鳩山人気が山を動かすほどのものだったのだろうか？
そうとまでも、思えない
だから、そこが、よくわからない
国民の不満が、突然、沸騰した・・・ということなのか？

当選した民主の議員達は、「今回は風と言う程度では無く、地震や地殻変動の様なものを感じた選挙だった」と述べているが、それでも私には、どうもよくわからない

「自民には不満、民主には不安」と言われた今回の選挙だったが、自民への不満が、民主への期待が、民主への不安を吹き飛ばすほのものだったということだろうか？
「確信は無いが、一度、民主にやらせてみよう」という「賭」の気分がそれほど強かったのだろうか？
日本国民は、前回の郵政選挙に続いて、またもさしたる分析も塾講も省いたまま、極端から極端に振れたのだろうか？

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民主党の新人議員にプロフィールや当選への軌跡を知ってみると、当人達も予想しないほどに、あれよあれよという内に当選してしまった・・・というケースが多いようである
これは、当人達の実力と言うより、「地震」のせいかも知れない
ただ、この程度の知見と意識の新人議員達が、どれほどの「政治」をしてくれるのか、「不安」も恐ろしいほどのものでもある
「小泉チルドレン」と似た「小沢チルドレン」のお手並み拝見というところであろう

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私も当初は、この辺で民主政権でもいいか・・・と思ってはいた
しかし、選挙が近づくほどに私は政権委譲を支持する事にためらいを感じた
その理由は、民主党自体の体質に対する不安と、政権委譲された後の連立政権に対する不安であった

民主党の外交・安全保障政策に私は不安を持っている
特に今回、小沢に楯突いて民主党を除籍となった浅尾慶一郎前参院議員は、シャドウキャビネットの防衛大臣でもあった
つまり民主党が政権奪取した暁には、防衛大臣になったはずの人間であり、だれもがそれをよしとしていたはずである
彼が民主党を離れた後、民主党にまともな防衛政策を語る能力のある人物はいないと私は思う
小沢もたかが私怨で、大変なことをしてくれたものだ

そもそも小沢の「国連主義」という奇っ怪な代物、どうも私には理解不可能だし、鳩山に外交感覚があるとも思えない
頑固一徹の岡田が外務大臣に予定されているようだが、そもそも外交とはだましあいである
岡田の頑固さが結果よしになればいいのだが

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民主党に巣くう旧社会党系の人脈も不気味である
あの北海道をダメにした横路が小沢にゴマをすることで寄生している
それになにしろ民主党は、ほぼ全員、外国人に地方参政権を付与するべしという主張の持ち主なのだから恐ろしい

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革新に有利なはずの今回の選挙で、議員数は前回と同数の7人にとどまった社民党が、大尼なハトポッポに食い下がって閣内協力？するという、予想通りの事態となった
今回の政権委譲に関して、社民党などな～～んにも貢献していないのだが、民主党が参議院で単独過半数を取れていないばかりに、社民党を数合わせとしてだまし・・・いや、だきこまなければならないのである
社民党という、時代遅れの消滅寸前のアナクロ政党の存在価値はいったい何だろう
革新・左翼というなら、元売国奴の (笑) 共産党で十分ではないか？

今回、国民は民主党を選んだのであって、社民党をえらんだわけでは無い
それなのに、もともと政権経験の無い、vanerable な民主党の外交・防衛政策が、おじゃま虫社民党の参加で、支離滅裂なものになりかねない

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それに、政権欲しさのあまり、財源も示さずに「無駄を省けば、金は玉手箱からザクザク出てくる」というような、たわけたことを言って国民をだまして選挙に勝った民主党
詐欺マニフェストじゃないのか？

これから四年間、消費税の増税無しでは、今回の財政出動で「蜘蛛の糸」も切れて、借金地獄に真っ逆さまな日本の落下を、さらにスピードアップ、加速度を増すことになる
もう point of no return をとっくに over しているのにな～
どうせ責任なんて取らないんだから・・・

NHKの「日本海軍の40年」シリーズ(陸軍に較べて比較的好意的に見られてきた海軍の戦争責任を鋭く追求した素晴らしいドキュメント）を視ていてつくづく感じるのが、「日本人は責任を取らない民族である」ということ
軍部の高級将校はもちろん、昭和天皇からして、死屍累々数百万人の死者の事などおくびにも出さないで、退位もしないで、謝罪もしないで・・・
このことは書き出すときりがないので、次回にしよう

しかし、切腹という、世界に冠たる責任の取り方というものは、果たして、本当に責任を取ったものだったのだろうか？
それとも、責任を取ったという美名の元に、本当の責任を取る作業を省略して、逃げただけだったのか？

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ただし、今回の惨敗で公明党が小選挙区制をあきらめて、比例政党に撤退・転進（注　転身ではない） (笑) そうな気配である
これで、「信長の野望」ならぬ某大作さんの野望がひとまず挫折し、日本の危機がひとつ消えたらしいのは想定外であったが、実に大きな事で・・・よかった
あとはおとなしく、本来の福祉と平和の党として活躍してくださいね

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まあ、今夜は、これくらいにしといたるわ

いつものように、池乃めだか調で終わりとする