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2010.02.23

検察は巨悪

(19)

テーマ：考えたこと　想い出したこと　読んだ本(431)

カテゴリ： 🔴 【ニュース・時事・政治・経済・社会】

推定無罪という法律用語がある
『ウィキペディア（Wikipedia）』によれば　：
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推定無罪（すいていむざい）は「何人も有罪と宣告されるまでは無罪と推定される」という立証責任の考え方に基づいた近代刑事法の基本原則である。
この制度は刑事訴訟における当事者の面を表している。これを裁判官側から表現した言葉が「疑わしきは罰せず」であり、2つの言葉は表裏一体をなしている。
「疑わしきは被告人の利益に」の表現から利益原則と言われることもある。
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一連の小沢報道でマスメディアは､不起訴となった小沢幹事長を「灰色幹事長」などと呼ぶ
これは、有罪であると言っているのと同じである
私は以前から､小沢を「金満不動産屋」とは読んでおり、その財源が何であるかについては､大いに疑問を持っている
ただ、小沢の政治手法は、大勢の秘書を使い､ブルドーザー式に全国の選挙区を押さえ、民主党議員を当選させる・・・というものだから、良かれ悪しかれ､巨額の資金は必要だろうし､議員の宿舎も必要だろうとは思う
ただ、今回の不起訴処分を受けて「推定無罪」の立場に立っている

国民は80％以上の人間が、小沢幹事長は説明責任を果たすべきだと主張しているとしているが、すでに小沢は検察の二度にわたる事情聴取を受けている
その上で､検察は小沢を不起訴としたのだから、いくら小沢が国会に呼ばれても､新事実は出ないだろう
とすれば、小沢に説明を求める民意というものは､自己満足に過ぎないと思う

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一方、鳩山首相はこの頃、「平成の脱税王」とか「脱税総理」と呼ばれている
母からの「特別子ども手当」の件では、だれがみても悪質な脱税として有罪であるべきなのに、東京地検特捜部は上申書の提出だけでおとがめ無しとした
小沢のケースとちがって、巨額の金が「贈与？」された事は、本人も認める事実なのだから、少なくとも、小沢同様、事情聴取はするべきだったろう
並の国民が同様の事をすれば､直ちに悪質な脱税と見なされて､一億ごとに一年の実刑を受ける
鳩山は実質的に十数年の刑期に値する犯罪者なのである
また鳩山を罪に問わない場合は、贈与した母親を立件すべきであろう
実業家（ブリジストン）の娘に産まれ､政治家の鳩山家に嫁いで、巨額の資産を持つ人間が､基本的な法律知識を持たないはずがない
しかも毎回、わざわざ現金で手渡したようである
これは典型的な脱税のスタイルである

しかしなぜか、国民も検察も鳩山に甘い

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検察はこの件で、国民に対して大きな罪を犯した
これだけでは無く、検察は、検察の裏金などの不正、それを隠蔽するための不当逮捕、その他、いろいろ、強引で間違った事をしている

リクルート事件の江副浩正氏が書いた
「リクルート事件・江副浩正の真実」を読むと、検察のシナリオに沿った自供を得るための拷問的取り調べの様子が赤裸々に描かれている（らしい）
第一、未公開株の贈与ということは慣習的なもので、それに対する見返りを受けなければ贈賄罪に問われる事はない、はずだったのに・・・である

その他にも検察批判の本はいろいろある
その中の1冊
青木理著　「国策捜査　暴走する特捜検察と餌食にされた人たち」
この本には､「餌食にされた人たち」の怨嗟の声が満ちている（らしい）

今回の小沢の件も、はじめから立件が困難であると見られていたにもかかわらず､暴走し、見込み捜査に終始して、国会を空白にして、意趣返しに現職の国会議員（石川代議士）を形式犯で逮捕した
検察は今や､巨悪である