【不眠症カフェ】　Insomnia Cafe

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2010.03.01

異質性排除の国日本

(13)

テーマ：考えたこと　想い出したこと　読んだ本(429)

カテゴリ： 🔴 Ｊ【日本】【考古・人類学】

久しぶりのホリエモンを含めた､主にソフト系の若手起業家達が出演

彼等の意見の要点は
・日本の社会は規制がきつく、また多い
・自由度が無い
・米国は禁止規定だけがあって、とりあえずはそれ以外のなにをやってもいい　その上で裁判で黒白がつけられる
日本は許可制
米国と反対で、許可された事以外はみんな禁止されたと同然
・ルクリート事件はみせしめ　ホリエモン事件も同様　あれで日本のベンチャービジネスの芽が摘まれた
・日本は怖い　たかが、オリンピックの制服をオシャレに着ただけで極悪人あつかい
・日本のメディアは悪い
・日本の検察も悪い（ホリエモンの意見）（笑）

　　　　　　　――――　◇　――――

■私の感想

日本はいまだに求心的な「群れる世界」だと思う
私など、群れるのがイヤさに、中東などへ行ったが

群れから逸脱しようとするものは、社会的な懲罰を受ける
意識には江戸時代の五人組や村八分がまだしっかり残っているわけである

マスメディアの記者クラブもその好例である
心理的に､集団の、制服の社会なのである
コンピューターの世界では、ウィンドウズに取って代わる可能性もあったトロンが米国に遠慮した日本側の「自主規制！」でつぶされた

新しい試みは「若い人間が無茶をする」ということで叩かれる
意識を変えようとはしない
こ～ゆ～国に革新的なものは生まれ難い
せいぜい「カイゼン」が精一杯ではないか

「制服」が威力を発揮した集団的護衛船団方式や、重厚長大の時代には、「群れる」ことのメリットがあった
しかし、ソフトの時代になっても同質の､ドングリの背比べ同士が群れていて、異端のもの､異能のものを排除していては、群れる草食系男子ばかりになって、国力が衰退するばかりではないか

まあ、周囲を海という自然の要衝に囲まれ、陸続きの国境を持たず、せいぜいツアーの海外旅行で外国人と希薄な、一過性の接触を持つだけで、異質の文化・人間と距離を持っている「先進国」の人間と言えば､日本人だけでは無かろうか？

英語の教育についても、これだけ日本人はハンディキャップをもっているのに、いまだに「子供に早期英語教育は有害」などと言っているのだから､将来も日本語しかしゃべれない日本人には、インターネットの世界でも､ガラパゴスのイグアナみたいになって、「西洋の没落」どころか、日本の没落が先に来るに決まっている

英語ができなくても将来は翻訳機が発達するからと思っているかもしれないが、そ～ゆ～問題では無いのだ（笑）
英語は世界でもっとも論理的で分析的な言語である
その英語で発想し､発言することで情緒的な日本人も論理的になれる（はずである）
見くびってはいけない
言語というものは､その言語を話す人間の脳を変質させるのである

とはいうものの、豊田章男社長の英語を聞いていると、日本人って三度も米国留学しても､あの程度の英語しか身につかないのか・・・
これでは、英語教育の重要さを主張してもむだか

　　　　　　　――――　◇　――――

・・・と、今日も過激に書いてしまった
なんだか、昔、日本人を叱咤激励した西洋崇拝人間、犬養道子さんみたいになってしまった
今後は気をつけよう（笑）

　<(_ _)>