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2010.07.27

体罰について　その２

(67)

カテゴリ： 🔴 Ｍ【メモ・サブノート】

今書くが、急いで書くので粗製だが、ご勘弁を

単純に言って、体罰について、私は反対派
ただし、体罰の定義も必要だと思う
まあ、単純に、受ける方がいやがっていること、痛いこと、としよう

私が反対な理由

まず私自身、体罰を受けたことがない
だから、体罰なんか受けたくもない
体罰は、程度問題でもあるのだろうけれど、受けた人間に心理的なトラウマを残す暴力である（だろうと思う）
私自身が、体罰の経験がないのに、体罰について書くのも、考えてみれば資格が無いのかも知れないが
ちょうどいいタイミングで？プロ野球、西武ライオンズの二軍コーチ・デーブ大久保氏が選手に暴力をふるったということで解雇されたと言うニュースがあった
これは、珍しい！
なぜ珍しいかというと、引退した選手の話を聞くと、野球界では体罰なんて、まったくあたりまえだったと言うことだからである（笑）
何を今さら西武さん・・・というところである
まあ、プロでじゃ。それほどでも無い、特に最近は・・・と言うことなのではないかと思うが、むしろ、アマの高校・大学時代は「常識」だったようだ
今でも多分そうなんだろうと思う
グランドで華やかな存在である有名選手も、学生時代は理不尽な暴力を日常的に受け、上級生になれば、今度はそれを下級生にしていたというわけで、なんだか、野球がますます嫌いになるような話しだ

先日死んだ巨人の寮長・宮武氏と言う人がいた
この人は有名な名物寮長だった
寮の規則に違反した寮生を竹刀で毎日のように殴打していたそうだ
特に、門限を破った堀内投手など、竹刀が壊れるほど、ものすごく殴られたとのこと
その宮武の死亡記事にそれが、あたかも美談のように、各紙そろいもそろって書いているのにあきれた
ただの犯罪でしょ？
日本って、おかしいよ

まあ、もちろん、野球に限らず、スポーツに体罰はつきものらしい
日本のスポーツは、頭は使わないで身体だけ使うので、指導するのには、身体に対して指導しなければ進歩しない・・・訳ないだろっ！！！

肉体的苦痛を通じての愛情溢れる指導！
これが日本文化だとしたら、その源流は、どこにあるのか？

いろいろあるのだが、まず、簡単に思い浮かぶのは、日本陸軍あたりかな？
とにかく、メチャメチャ
ビンタで鼓膜が破れるなんてのはザラだったらしい
その、軍隊内のでの、ものすごい体罰については、映画「人間の条件」などで知られることになったが

まあ、死と隣り合わせの兵士だから、鍛えるのだ・・・と言ういいわけはあるかも知れない
それがリーズナブルなものかどうかは別として
軍隊での体罰・しごきは日本だけではないらしい
古い映画だが、米国映画に「地上より永遠に」という映画がある
この題名は、「ここよりとわに」・・・と読むのだが
モンゴメリークリフトやフランク・シナトラ達の兵士が、ハワイの米軍基地内で壮絶ないじめを受ける
特に、シナトラは、イタリア系という差別問題もあり、向こう意気が強い性格もあり、
反抗するからなおさらやられる
ついには、殺されてしまう

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なお、余談だが、米国では少し前まで、白人同士でも差別があった
先着順で（笑）英国系が一番
北欧系・ドイツ系・フランス系などは、まあまあ
スコットランド系・アイルランド系も差別の対象
スコットランド系と言えば、せいぜい警官になるのがいっぱい
アイルランド系は、警官にも成れなかったのでギャングに（笑）
もっと下なのが、ご存じ、マフィアが多いイタリア系
イタリア系の蔑称は「WOP」
日本人が「JAP」であるように
なぜ「WOP」なのか？
入国の出自が「without paper」、つまり「WithOut Paper」、「WOP」ビザ無しの密入国者と言うこと
イタリア系と同格あたりなのが、東欧系
さらに下なのが、中南米系
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辺野古基地で有名になった海兵隊という軍隊がある
米国の軍隊は五軍編成である
陸・海・空の三軍に、沿岸警備隊、それに海兵隊である
海洋国家同士の戦争では、海戦の次あたりに上陸作戦がある
上陸作戦には、待ち構えた敵軍が用意万端待ち構えて。砲弾・銃弾を雨あられと降り注いでくるのだから、これ以上危険な作戦はない
それに従事するのが海兵隊である
映画「硫黄島」で、日本軍より多い死者を出したあの米軍は、海兵隊である
日本にも「海軍陸戦隊」という部隊があった
海兵隊に相当する
韓国にも米軍を見習って、海兵隊がある
私の若い知人は、この海兵隊上がりである
彼が一番喜ぶ時は、私が彼に「お前は海兵隊上がりだよな　男の中の男だ」と言う時である
海兵隊は志願制である
しかし、その訓練は苛烈きわまるもので、死者も相当出るらしい
韓国のふつうの（笑）陸軍に徴兵で入った男でさえも、食事も満足に与えられないので「他の兵隊のびくケットを盗んで食べたものだ」と、当時を述懐する
まあ、事ほどさように軍隊と言うところは厳しいところである
戦時でなくても、平時でも、こうなのである

話が飛んでしまったが、正確に体罰の是非を論ずるには、こういう軍隊内での体罰をも問題にしなければならないのだが、戦時となれば、死が現実となる軍隊では、ちょっと事情が違うかも知れないと思うし、軍隊は例外としよう

―――　続く　―――