【不眠症カフェ】　Insomnia Cafe

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2010.08.11

理念と現実のはざま

(6)

カテゴリ： 🔴 【ニュース・時事・政治・経済・社会】

と言うか、昨日のエントリーの主文に続く､私のコメントを集めたものです
「へ～～え！？　ナルシストなんじゃ無いの？」
なんて鋭いツッコミはやめてください（笑）
私としては､単に、昨日のエントリーの主文では言い切れなかったいろいろなことらを､皆さんからのコメントへのレスや､私の一人コメントで、るる語ったつもりなので､あえてそれをまとめて､本日のエントリーといたしたく
なお、一部、多少の書き換えがある（はずです）

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　◆レス・コメント集

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共産主義がいい例ですが、理念においては、よいものでも
いざ実践してみれば、人間の本性が作用して、その理想とはかけ離れたものになる
同じように、平和を性急に追求しても、人間の本性というものがあるかぎり、平和なんて成就しない（人類史上、成就したためしがない

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部分的な例外としては、EUがその連邦内での平和をほぼ実現している
しかし、EUの場合は、
過去のお互いに血を血で洗った殺し合いの歴史から学んだ教訓があるし､
比較的狭い地域であるし
成熟した文明
共通した歴史や文化や
キリスト教という宗教基盤や
ある程度平均した水準以上の経済や
印欧語という
共通のプラットフォームがある
さらには、いまさら戦争を解決手段とはしない知性がある
一言で言えば､民度か？

その点
アジアや､中南米アメリカや､ましてやアフリカでこれが出来るかというと､道遠し

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まあ、要するに、世界平和なんて､世界政府が出来ない限り不可能だと言う事が、どうして、わからない人が一杯いるんでしょう？
また、その世界政府なんて､100年経っても不可能だと言う事が､どうして、わからない人が一杯いるんでしょう？
それに、人間、ひとりひとり、違うのに､それに信じる宗教も違うのに、どうして、みんなが、まともで、健全で、善良で､非暴力的だなんて､思えるんでしょう？
なになにであるべき・・・と言う理想・理念と
現実はこれこれであるということ・・・とは違うんだと言うことが､
どうしてわからない人が、一杯いるんでしょう？
もちろん、理想に向かって努力することは､正しいことですし、そうあらねばなりませんが､それがすぐ実現可能だという幻想を持つことは､幼稚で馬鹿げています
現実を認識も出来ない人に､遙か彼方の理想の実現なんて､決して出来ません

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理念的に核反対でも、核ミサイルの脅威がある限り、抑止力が必要だと言うことは、現実なのです
さもないと、核ミサイルを放棄しない国が､強大な力を持つことになります
軍備､特に核ミサイルは､単独にどこかの国が放棄しても､意味があるものではありません
すべての国が､段階的にでも､廃棄に向かって歩調を合わせなければ､実効がない

似た様なことが､米国の銃社会での銃規制問題ですね
銃があふれかえる､一般家庭でも銃を持つ米国で、一部の人間だけが銃を放棄しても､現実的に、全体的にはほとんど効果がない
むしろ、銃を持つ人間(強盗など）に対して､抵抗す・対抗するすべを失う
私は米国に住んでいたことがありますから､一部の恐ろしい場所はどんなに恐ろしいか､わかっています
そのど真ん中に住まなければならない状況であれば､私も銃を買います
実際にどの程度役立つかは別にして､安心料でもあります
あの家には銃があると知れれば､強盗に狙われる可能性が少なくなるかも知れない

私は､戦争中のベトナムにもいましたからね
暴力＝戦争というものの怖さも知っているし､それを止める力なんて､そうそうあるものでは無いと言う事を実感しました
戦争に対しては、とりあえずは､短期的には、戦争という力・形で対応するしか、現実的に他に対抗手段はないのです
災害救助隊が出動すれば､すぐに平和が来るならいいのですが（笑）

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広島・長崎の原爆記念日になると､決まって言われるのが
「原爆　許すまじ」
これ、誰が原爆を使用するのを、だれが許さないのでしょうか？
普通に考えれば､すでに原爆を使用した､また現に何千発の核を持っている米国に、まずは言うべき言葉ですよね
さらには現在の核の保有国
さらには、現在核を開発中の国々
その点を曖昧にして、なにが「原爆は許さない」ですか？
核反対運動を本当に推進する気があるのなら､広島・長崎で集会をするだけではなく､反対されようとも､米国で写真展なども強行しなければ､実効がない
核保有大国の米国の国民の6割は､原爆使用は正しかったという意見の持ち主なんですから､まずここからはじめないと
・・・と考えるのが､現実的で普通の考え方ではないでしょうか？

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広島の原爆記念日に参列した､米国のルース大使
式典終了後、1時間以内に帰ったと非難めいたことが言われていますが､米国大使が参列することが､米国世論の中で､いかに大変なことか？
オバマ大統領もよく決断しました
以前、スミソニアン博物館で原爆関係の展示会が開催される予定だったが､米国の退役軍人の大反対で､事実上、中止になった
米国の世論というものは、そういうものです
ルース大使は､個人的に､昨年九月に広島を訪問し､原爆記念館などを見学、涙声になっていたそうです
まともな常識と勇気を持った人です
何事も、大きなことほど､一歩一歩進めていかないとね

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もうひとつ
広島・長崎の式典で言われてきたスローガンに
「もう　過ちは繰り返しません」
というのがあります
こ～ゆ～曖昧な言葉を情緒的に唱えて､まるでそれで平和が来る様な気になるのが日本人かな？と
「過ち」って、なんですか？
恐らく戦争のことでしょう
その戦争によって原爆の投下があった
日本の第二次世界大戦に至る戦争は
欧米の日本に対する挑発・囲い込みがあったと共に
例えば、日本が中国にどんどん進出（侵略）していったことヶ大きな原因になっている
つまり、欧米と日本、双方に責任がある
その辺を､明快に､解明して､責任を追及すべき相手を特定しないと､意味がない

それと共に
「もう　過ちは繰り返しません」
と言うセリフには､自分だけは悪くなかった､戦争に対する責任もなかった､ただただ被害者だった
という、ずるいスタンスがある
まあ、日本の左翼なんて、そんなものですが

戦時中の軍国日本時代には、
「一億　火の玉だ」
「鬼畜米英」
と叫んでいながら
日本が負けると、とたんに
「平和主義者」が
雨後の竹の子の様に
ウジの様にわき出る

これが同じ国民か？ってもんですよ

私も､子供時代は､ウジの一匹でしたが

　<(_ _)>