---- 昨日の日記は、【復刻日記】20世紀に英語で書かれた小説、ベスト100篇 だった。 イヴリン・ウォーという作家の作品が数点入っているのが、意外だった。 コンラッドも多い。 コンラッドはポーランド人なのに、英語で名作と言われる作品を書くとは偉い! >085 Lord Jim, Joseph Conrad (1900) ロード・ジム(映画化されている)(ジョセフ・コンラッド) 今日、偶然に地方TV局でこの映画を観た。 もっと思想性があるかとも思っていたのだが、完全な活劇映画だった。 ピーター・オトゥール主演。 若い頃のピーター・オトゥールって、今まで気がつかなかったけれど、ちょっとゲイリー・クーパーに似たところがある。 年を取るにつれ、だんだん怪優?になってゆくけれど。 このロード・ジムを、二重音声の英語で聴いていたら面白いセリフがあった。
ある悪者の親分が子分にこう言う。 ★ We have to eliminate one person.(私たちは、ある人間を、取り除かなければいけない。) 部下が答える。 ★ You mean murder.(つまり「殺せ」とおっしゃるのですね。) 親分が答える。 ★ Justice! (いや「正義!を行う」んだよ。)
なるほど、アフガニスタンやイラクでの米軍を思わせるね。 ただし、justice に the がつくと、「神の裁き」 The Justice = Justice of Heaven となるらしい。