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2020.01.05

すでに開戦　米国 vs イラン　司令官爆殺

(2)

カテゴリ： 🔴 M【中東】原油・テロ・宗教

すでに開戦　米国 vs イラン　司令官爆

このところ大変忙しくてブログ記事を書くつもりは無かったのだが
少し時間が出来たので、少し書く

今回の米国によるイラン革命防衛隊（コッズ）スレイマニ司令官の
ドローンによる爆殺
いかにも唐突である

トランプは何を血迷ったのか？

弾劾裁判と大統領選挙というストレスにいらだち
弾劾裁判に対しては国民の注意をそらし
妥当両選挙に対しては「戦争の出来る大統領でもある」
と言うところを見せたかったのか？

個人としては狂犬のように好戦的であっても
米国が戦争に加担することには消極的だったはずなのに

世界はこれをまだ「開戦』とは見ていないようだが
私は事実上の開戦であると思う

もちろん、大規模な全面戦争では無い
しかもイランは、軍事力において米軍に対抗すべくも無く
そこ事はもちろん充分に自覚している事でもあり
その自覚の下、これまでのイライラ戦争などを通じて
非対称戦争（戦力的にかなり優勢な敵に仕掛ける戦争）の戦い方を充分学んできた
したがって、全面戦争に至る可能背は極めて小さい
したがって「開戦」と言っても、通常の全面戦争的な開戦では無い
しかし、正規軍を上回る精鋭部隊コッズのトップであり
国民の英雄であるスレイマニ司令官を爆殺された恨みは極めて大きく
例えていれば、今回の爆殺は日本の真珠湾攻撃に匹敵
殺害されたスレイマニ司令官は山本五十六に匹敵するのでは無いだろうか？
いずれにせよ、戦力的に全面戦争で反撃できないだけで
イランとしては、テロ的な、ゲリラ的な、非対称戦争で
米国の真珠湾攻撃的な今回の攻撃に対応し
開戦と認識して、戦争準備を開始している
そう言う状況であると思う

この事態の深刻さをあらためて自覚したトランプが（笑）
もしイラン側の応戦があれば、イラン支配地域の52カ所を攻撃する容易である
そう言う脅かしをかけているが
だからといって、イランがこのまま何もしないはずが無い
しかも、最高指導者ハメネイ師も、徹底報復を宣言している
もはや、両者とも後には引けない

繰り返すが、今この時点では、この「戦争」は、全面戦争では無い
イランはイラン本土のみならず、影響力の及ぶ、軍事勢力を展開している湾岸地域一帯から、様々な非正規的な攻撃を仕掛けるだろう
前例の無い、陰湿な、湿った、テロ・サイバー攻撃を含み
ゲリラ的なものでもあり水面下に近い
英語で言えば　 submersible 半水面下 （笑）の異例な戦争になりそうである
米国は今回、三千人の兵士の中東地域への増派を決定したが
果たしてそれで済むだろうか？
過去の戦争には突発的な出来事が引き金になっているケースが多い
ましてや宗教的な発想は利害を超える狂気に近いことが多い

　　　　　　　 ――――　◆　――――

なお、今回、攻撃武器としてはドローン（無人機）が使用されたようである
サウジアラビアの油田地帯が攻撃されたのもドローンである
あのドローンは、サウジアラビアが油田地帯の要所をハリネズミのように対空ミサイル軍で防御したにもかかわらず、それをかいくぐってピンポイントの攻撃に思考している
今回の空爆・爆殺も、恐らくピンポイントのものだったのであろう

数年前、ドローンが開発されたばかりの頃
ハマッコーさんが投稿してきて、ドローンなど
ゴルフ場でプレイ中の人間の忘れ物を届ける用途
ぐらいしか使途が無い、と書かれていたが
これに対して私が
「いや、ドローンには無限の使途と未来がある」と反論した
そんな記憶があるが
ドローン
使途がありすぎである（笑）

将来の小規模な、地域限定の局地戦的な戦争においては
AIロボット兵士とドローンがかなり中心になるのでは無いだろうかか？

　　　　　　　――――　◇　――――

以前、このブログに投稿してくれた夜間飛行さんは株をやっていたが

株価と外国為替に、一番インパクトを及ぼすのが「国際時事」である
特に「BLAK SWAN」と言われる事象
MARKETにおいて事前にはほぼ予測不可能でありながら
いざ発生すると
株価において大きな衝撃を与える事象
今回の事例などその一例だが

だから
株や外国為替をやっている人は
「四季報」はともかく（笑）
凡庸な国内記事など読まずに
国際時事を注視した方がいい

ただし
すでに発生してしまった「結果」を知っても
「未来予測取引」である株と為替に対処できない

なぜそうなるのか？と言う因果関係を知り
さらに一般的には隠された本質を知り
予測能力を磨かなければいけない

余計なことまで書いてしまって
時間が無いのでこの辺で

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