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2020.05.11

【My Favourite】「戦場のピアニスト」Chopin Nocturne No. 20

(1)

カテゴリ： 🔴 Ｍ【音楽】ジャズ・クラシック・ポップス

【My Favourite】
Chopin Nocturne No. 20 perf.
by Wladyslaw Szpilman
- "The Pianist" 「戦場のピアニスト」
- Original Recording

https://www.youtube.com/watch?v=n9oQEa-d5rU

映画「戦場のピアニスト」（実話）
モデルというか、原作者でもある
主人公ウワディスワフ・シュピルマン
本人の演奏である

彼はユダヤ系ポーランド人
「ウワディスワフ」
なんとも、スラブな名前である
映画の舞台もポーランドのワルシャワだが
（監督のポランスキーもユダヤ系ポーランド人であるが）

だいたい「マン」がつく名前はユダヤ系と思っていい
では、トーマス・マンはどうか？というと
やはり彼もユダヤ系である・・・
と書いてから調べてみたら、
「トーマス・マンはユダヤ系、と書いてある本が多いが
マンにユダヤの血筋は無い」と断言した記事がネットにあった

しか～し、欧州を誰よりも知る日本人と言われる私が・・・

これは、「誰よりも中国をよく知る日本人と言われる石平先生・・・」
と紹介される元中国人の評論家石平先生の
テレビにおける紹介ナレーションのパロディー
のつもりなのだが（オイオイ）

まあ、一応、欧州生活が長く、
多くの欧州女性と（以下、都合により省略）
欧州女性とも結婚した私なので
それぐらいは大言壮語してもいいかなと（笑）

このネットでトーマス・マンを解説している人がどれほど
欧州女性に、いや、欧州に
精通しているか知らないが
欧州人の血の中には、実は、ユダヤの血は
ネアンデルタール人の血と同様に
歴史上、深く深く入り込んでいるのであって
実は、本人自身がその血筋についてよく知らないことも多い
確かにトーマス・マンの父親の家系は
北ドイツのハンザ同盟の古い港町リューベックの名家なのだが
その名家の血筋にユダヤの血が
一滴なりとも流れていないという EVIDENCE を
この人は持っているのであろうか？
（オイオイ）
まあ、ここまで言うことも無いのだが
ただ「シュリーマン」とか、この「シュピルマン」とか
ユダヤ系の名前は「～～マン」という形をとることが多い
トーマス・マンのように「マン」だけの場合は、・・・
知らんけど（オイオイ）

「トニオ・クレーゲル」の文中でも触れられているが
トーマスマンは、父方からは
北ドイツの勤勉真面目な性格を受け継ぎ
ラテンの血が流れる母親からは芸術家気質を引き継ぎ
トニオ・クレーゲルは、その異なった心の中の
血の中の「南北問題」に引き裂かれて悩むのだが
このラテン系の母親とは何か？
マンの母親は、ブラジル系
つまり、ラテンのポルトガル系なのである

そういえば、私もトニオ・クレーゲルと悩みを共有している
象牙のペーパーナイフのような鼻筋の 鋭い容貌で
長身、暗い雪の舞い散る（笑）北陸生まれの父親と
緑の黒髪と南国的な瞳の縄文系？の母親の間に生まれた私も
二つの異なる血のアンビバレンツ・両価感情の悩みを抱え
トニオと同じ様に、市民的平凡さに劣等感を感じた芸術気質で（笑）
と言うと、大げさだし、何のことか、理解はしてもらえないのも
当たり前だと思うのだが

私の妻の家系も欧州の一応貴族階級であるが
先祖にウィーンのユダヤ系の男爵家の女性が
輿入れした来たという歴史がある
ユダヤ系の貴族というと日本人には奇異に響くだろうが
世紀末のウィーンにはユダヤ系の貴族が多かったのだ
その女性は貴族ながら義勇看護婦として濾紙革命時にロシアに行き
そこである国のある男性(彼も義勇医師としてロシアに来たという話で）
と出会った
ドクトル・ジバコ、そっくりの話なのだが
富裕層のユダヤ商人が爵位を得る
それは世紀末のウィーン社会では、一般的なことで
その代表的なものが、ロスチャイルド家
男爵だったかな？
フランス読みではロリルドである

また、話が飛んでしまったが

このシュピルマンの演奏は
淡々とした演奏である
ほぼ毎日、このショパンのこのノクターンを
異なるピアニストの演奏でアップしているが

私は自慢じゃないが
クラシックの器楽の演奏家の聞き比べは 良く違いがわからない
オペラ歌手の歌の違いはよくわかるのだが

しかし、この曲は好きな曲だからなのか
不思議なことに
すべてのピアニストの演奏の違いが
弾き方や思い入れの違いが
良～～く、わかる
わかる気がする
不思議である

こう言うクラシック系の話題
今は亡き（オイオイ）
夜間飛行さんなら
話し相手になってくれたかも知れないのだが
いつの間にか
サン=テクジュペリも、そうらしいんだが
どこかで墜落したらしくて（オイオイ）
消えてしまった

ネットで「夜間飛行の感想」とあっても
サン＝テクジュペリの小説のものと
ゲランの香水のものがある
夜間飛行って、リンドバーグの大西洋発横断
と同じ様に
当時は、、無謀に近い極めて危険だったとのこと