全196件 (196件中 51-100件目)
こちらの雨は上がりましたが、強風でちょっと肌寒いので衣替えも中途半端になっております。連休はいかがお過ごしでしょうか。私は実家の片づけの手伝いに追われていましたがGW後半こそは趣味に没頭したいと思っております^^さて前にもつぶやいたこの映画を、先日観てきました^^観客に女性が多いのはわかりますがその女性たちも私を含めおひとりさまが大半で意外にも年齢を問わず男性のおひとりさまも多かったです。男性で鑑賞を躊躇されている方、お気軽にご覧になっていただきたいと思います。米アカデミー脚色賞を受賞していますが日本でも予想以上の話題性と期待感からなのか公開直前に上映館が増えましたね。「LGBT」映画として傑作!! というコピーも氾濫してますが個人的には「LGBT」というカテゴリーは必要ないと思っています。「君の名前で僕を呼んで」(イタリア・アメリカ・フランス・ブラジル合作)HPStory1983年の夏、北イタリアのどこかこの避暑地の別荘では毎年夏休暇の6週間だけ大学教授の父の助手として学生が滞在する。今年、訪れたのは24歳のアメリカ人大学院生のオリヴァーだった。彼は長身でハンサム、知的で堂々とした雰囲気があり早くも女子たちの注目の的に。17歳のエリオは、ピアノを弾いたり泳いだりして同年代の友人たちといつもの夏を過ごしていたがオリヴァーに反発しながらも異邦人のような彼の存在が気になってしまう。ピアノで彼に意地悪をしてみたり発掘現場へ同行して仲直りしてみたり。。不安定で未知なる心の動揺は自分でもコントロールできない。ガールフレンドのマルシアとは男性性を試すがごとく甘い時間を過ごしたりもするが気が付くと、つい彼を目で追ってしまったりする。オリヴァーは理性を保ち本心を隠していたがある小説を引用したエリオの告白から、二人の魂は慎重にそして、ゆっくりと寄り添っていく。出会って恋して幸せ、でも6週間のタイムリミットはやってくる。ストーリーは平凡です。普遍的なでも、特別な美しい夏の物語。美しいというのは季節、自然、空気、光、17歳の時も一瞬の輝きと透明感と瑞々しさを放っているから。アイヴォリー氏(脚本)が魅了されたアンドレ・アシマン原作の映画化なので美しくないわけがない、ですよね。(たとえ、監督と合わなくても^^;)耽美でハイソ。ある意味、80年代の少女漫画みたいだった。◇父はコロンビア大学のローマ、ギリシャ考古学専門教授で母は翻訳家。息子のエリオの趣味はクラッシック音楽の編曲で読書家でもあり少し早熟で利発な少年。一家はユダヤ人だが、エリオ自身は「多くの人種の血が流れている」と言う。オリヴァーもユダヤ系アメリカ人でありメインキャストを全てユダヤ系に設定したのはいまだ偏見が絶えないからこその監督の思惑があったらしい。別荘では乳母のようなイタリア人家政婦や庭師がいて家では英語、イタリア語、フランス語が飛び交い母親はドイツ語の小説を英語で翻訳しながら朗読したりもする。多文化が凝縮されたような環境で人種も文化の境界も曖昧でお互いが融合しているかのよう。父親の専門の古代ローマ、ギリシャ文化の真髄はキリスト教文化圏では異端でしょうね。そんな世界を持つ聡明で愛情深い両親に育てられたエリオが1つの価値観だけを持つ人間に育つわけがない。思考や感情を束縛されてこなかったからこそエリオの自由な心は偏見もなくまっすぐで己の魂に正直です。一方、オリヴァーは現実的。80年代に同性愛で投獄されることはないけれど(特殊な国は除いて)今よりもカミングアウトには抵抗感があったのかもしれません。二人が親密になることでエリオの心を、また人生を傷つけてしまわないかと苦慮します。かつて映画「アナザー・カントリー」や「モーリス」で描かれたような抑圧社会や慣習での役割、抵抗、挫折、葛藤などはなくただ、純粋な想いだけが切なく美しく描かれているのは本質的な人間の本能や多様性を尊重しているからこそでしょうか。◇さて品性を保ちながらも、わりとエロティックです。冒頭、アプリコットの語源について論説が展開しますがその語源の由来も色々な文化を経ていてしかも別荘の庭にはアプリコットがたわわに実っています。意味深ですよね。夏は収穫期果汁たっぷりの果実は若い瑞々しさを象徴しつつ、視覚に迫る代弁者のようでした。「Call me by your name」君の中に僕がいて僕の中に君がいるこれも融合・・・溶け合うということですね。「君たちの美しい関係はおそらく友情以上のものだっただろう」「悲しみや痛みを押し殺すな、せっかくの喜びも死んでしまう」終盤、父親のエリオへの言葉には細やかな愛情と暖かさ、救いを感じます。10代の多感な時期にこういう話をしてくれる父親がいるなんてエリオは幸せな人間ですね。◇映画好きですが、映画館にもよく通っている方ですがエンドロールを最後まで観ることは滅多にないのです。しかし、この映画はエンドロールを意識しないうちにエンドロールが終わってしまうというエンディングでした。エリオの表情を追った長回しのエンディング、必見です。時折、カメラワークにイラッとさせられましたが鑑賞後に思い出しながらじわじわ・・とくる、そんな映画でした。咀嚼が足りずにごっくんと飲み込んでしまった感もありもう一度、あの世界を味わうべく、再度観たいなと思っているところです。ここからは蛇足のおしゃべりです公開前からサントラが好評でしたが原作本も売れているらしいですね。豪華パンフレットも初日で売り切れ、通常パンフも売り切れ続出だとか。。私は原作本もパンフも買っていませんが若い時ほど響かないと申しますか慣れと申しますかそれは、もう年齢のせいかもしれませぬ。昔「モーリス」を鑑賞した時、パンフは即買いでしたもの。そういえばこの映画の公開記念?で「モーリス」が4Kで蘇ってただいま全国順次上映中なのだとか。あの頃を知らない世代には新鮮かもしれないですね。◇短すぎるショートパンツがどうしてもトランクスに見えて仕方がなかったわ^^;80年代ファッションってあんなでした?PCもスマホもない時代ですが映画のように、どこでも誰でも煙草を吸っていた時代でしたね。オリヴァーからシャツを贈られるシーンは「ブロークバック・マウンテン」のラストシーンを思い出してしまった。。そうそうシーンといえば、これこれから鑑賞予定の方は前半のこのシーンを覚えていてくださいね。◇こちらは雑誌の撮影でしょうか。プロモ中の二人も画になりますね。続編が予定されていて(2020年)物語は7~8年後のアメリカが舞台だそうですね。今作は、一瞬で過ぎ去ってしまう少年期特有の通過儀礼のような恋・・そんなお話だと思ってましたが続編で描かれるのが大人同士の「運命の相手」だとしたら次回の物語は全く違ったものになりますね。うーん・・・・続編って必要?二人はバイ設定だし、オリヴァーは結婚するしドロドロだけはやめてね^^;では、また。ここまで、お付き合いいただき恐縮です。
2018.05.03
コメント(4)
今日は久しぶりに穏やかな陽気でした。2月も後半、春も近いですが花粉も飛び始めたようですね。先週、この映画を観てきました。話題作ですよね。一度観ただけのあやしい記憶に頼っているので記憶違いがあると思いますが少々のネタバレを含みますのでご覧になる予定の方はご注意くださいね<m(__)m>「グレイテスト・ショーマン」興味のある方はこちらで。HPStory時は19世紀、仕立て屋の息子バーナムは貧困生活にあっても幼い頃から人生を切り開いていくパワーに満ちた活動的で明るい夢想家。身分違いも臆せず一途に愛してきた幼馴染のチャリティと結婚し新生活をニューヨークで始める。しかし、勤めていた会社はあっけなく倒産。「どうせ長くは続かないと思っていたわ」そう言ってチャリティは微笑む。それを機にバーナムは家族のため、愛する妻に約束した未来のため「夢」の実現へと邁進し始める。商船の登録証を担保に銀行融資を受けて始めたのは世界中の珍しい剥製や奇妙なものを展示した「バーナム博物館」でした。ところが、客が来ない。 「だって、死んだものばかりだもの」「動かないわ」その娘の一言にひらめいたバーナムは身体の特異性から差別を受けていた小人症や結合双生児などの社会で居場所のない個性的な人々を集め個々が持っている才能を引き出して一つのショー団(サーカス)を作り上げる。それは、うけた。 たとえハイソサエティの人々から蔑みを受け批評家には激しくこき下ろされ一部の民衆からの差別や排除運動があってもバーナムは大成功を収める。貧乏暮らしから脱却、生活も一変し次に彼が注目したのは批評家やハイソサエティの人々に支持されている新進劇作家のフィリップの存在。すぐに彼を説得し仲間として迎え彼の支持層へもアピールできる方法を模索する。そんなある日、フィリップの縁故でビクトリア女王に拝謁するチャンスを得る。そこでバーナムはスウェーデンのオペラ歌手ジェニー・リンドと出会う。彼女の才能に魅了されたバーナムはフィリップにショーを任せ膨大な資金とエネルギーを注ぎアメリカで無名だったジェニーのプロデューサーとしてツアーを企画し実行することに。彼女の歌はアメリカでも絶賛された。しかしビジネスパートナーとしてだけでなくジェニーが求めていたのは彼の愛。その愛は得られないと絶望した彼女はツアーを途中降板し二人の仲をスキャンダルへと仕立て上げてしまう。一方、バーナムがツァーから戻った夜劇場の排除デモが暴徒化し劇場は放火で全焼。ジェニーとの捏造スキャンダルも新聞に掲載され傷ついたチャリティは去り、借金で家は差し押さえられバーナムは全てを失ってしまうことに。。 直球です。ストレートにガツンとくる映画。テンポもよく楽曲と演出の表現力がとても魅力的でした。映画は実在の興行師、P・T・バーナムの半生をモデルにした物語だそうですね。 妻への一途な愛に満ち、多くの夢を抱いた男はアイディアマンで強引な自信家ではあるけれどひたすらポジティブで嫌味のない親し気な人物として描かれています。ヒュー・ジャックマンにピッタリというべきでしょうか。個性的な団員たちは親に捨てられりサーカス小屋の見世物とされたりアンダーグラウンドの住人でしかなかったり人間としての尊厳を傷つけられた人たち。そういう彼らを見世物とする是非を問いたくなるかもしれませんがこの映画で描かれるバーナムは全ての人にエンターテイメントを楽しんでほしいと演じる側も観る側も幸せになれるショーを目指し個性的な人々の持つ才能を開花させて身体的特徴による劣等感を開放し自信と居場所を与え彼らへの尊厳の是非を問い、また見せつけます。劇中に流れる「This is me」(大ヒット中ですね)スクリーンでこの曲を目の当たりにするだけで私には十分でした。音楽のパワーってすごいですね。いつの時代もどこの社会でも戦争がなくならないように様々な社会で「差別」や「偏見」もなくならない。 この映画の世界はいまだに普遍的であり現代社会の縮図にも見えます。" ただ隠れていてはダメ自分の輝ける場所はある自分の叩くビートで進もう私たちはウォリアー "とはいえ現実には隠れている方が楽な人もいます。それでもキアラ・セトル演じるレティの力強い歌が何かのパワーになればいいなと。。◇時代は19世紀、オペラ歌手も登場しますが楽曲はヒップホップやポップス。最近のミュージカル映画では珍しくないですね。少し古いけれど「ムーラン・ルージュ」もそうでした。時代を特定しない「ラ・ラ・ランド」の音楽と同じように劇中のキレキレダンスにはビートが必須、楽曲にも説得力がありメリハリがあって楽しかった。そしてチャリティを演じるミシェル・ウィリアムズの安定した存在感も魅力的でしたし身分や人種の壁を超えて愛し合うフィリップとアンのロープで表現するシーンにも惹き込まれました ◇ラストに「From now on」という曲があります。 SHINeeの話で恐縮ですが今年のドーム公演のメインテーマも「From now on」でした。そして日本オリジナル曲のタイトル(新曲)でもあります。 ジョンヒョンというグループの要を失いましたが彼らもこの映画を観ていたらいいなとふと、思ってしまうのでありました。。後味の良い映画ですので気分転換したい方には特におすすめです最後にキアラのインタビューの一コマを。彼女も今までの人生の中で辛い経験を乗り越えてきたんだなと。。
2018.02.20
コメント(4)
久々にこっち系のおしゃべりを。方文山氏の作詞ってジェイ・チョウつながりかな。 去年9月公開のこの映画許魏洲 (Timmy Xu)の曲「时光之墟」はジェイ作曲でしたので。(^^♪ やはりジェイの曲はいいな。 予告編(日本語版はないのでこちらを)オーランド・ブルーム 主演(中英合作)「極致追撃・S.M.A.R.T. Chase」◇先日、偶然観た「深いイイ話し 蜷川実花特集」上海でのお仕事のシーンで魏洲君との撮影風景などが目に楽しかったのでそういえば。。と思い出してアップです日本公開は疑問ですがオーランド・ブルームやジェイの奥さん(ハンナ)の出演で中華圏での話題性はありそう。オーリーも本格的に中国市場へ進出したらしくブリスブルーム・プロダクションズ(制作会社)を設立。彼にとっては賢い選択なのかも。今後も上海の制作会社との共同制作でこの映画をシリーズ化するらしい。さて、どうなるのかな。◇ 許魏洲 くんこのドラマが人気のきっかけだったと思いますが。。中華圏の腐女子のおかげ?青春爽やか系のBLドラマ。まあ。。好き嫌いは別れると思いますが二人ともハンサムで長身なので妄想爆裂・・いえ、もとい目の保養でしょうか^^;一応、楽天にもありましたが(日本語字幕なし)二部に関しては完全にお蔵入り? なのかも。こちらもだんだん、天気が怪しくなってきました。。明日の節分は寒くなりそうです。風邪をひかないようにお過ごしくださいね。
2018.02.02
コメント(8)
今日は大寒。暦ではこれから二週間ほど寒い日が続くとのことですが実際、来週からぐっと冷え込むようですね。ドカ雪で事故など起こらないようにと思います。福岡ではインフルエンザ警報が出ているようで低温と乾燥には気をつけたいですね。 少し前に今年のゴールデン・グローブ賞が決まりましたね。アカデミー賞の前哨戦と言われてますが今年はどうでしょうか。ちなみにゴールデン・グローブ賞の映画ドラマ部門は「スリー・ビルボード」 コメディドラマ部門は「レディ・バード」(主演はシアーシャ・ローナンですね)日本語字幕版が見当たらなかったのでこちらを。 TVドラマ部門は「ハンドメイズテイル/ 侍女の物語」(こわそう~) で2018年(3月)アカデミー賞ノミネートはこちらを参照アカデミー賞候補の予想リスト あまり興味はないかもしれませんが気になる作品はありますか。 ◇ それとは別にこちらは、もうすぐ公開の映画「マンハント」です。ジョン・ウー監督作品ということには注目しておりますが鑑賞は躊躇しております。。 主演キャストも好みではないし。。どうしようかな。。ハ・ジウォンさんが女殺し屋なのね。10年以上前でしょうか、まだ韓ドラを観ていた頃に「チェオクの剣」で彼女を知り映画「デュエリスト」で魅力的だなと思った女優さん。やはり、アクションが似合いそうですね。キャストにTAOとあったのでえ~~ あの元EXOのTAOくんも出てるの~ 彼のアクションだったら観たいわ~と思ったらTAOさん違いだった。。日・中・韓のキャストなので紛らわしいですわ^^;◇このところ、映画などをあまり観れなかったので来週の寒い夜はぬくぬくしながら動画三昧したい気分です^^では、また。風邪をひかないようにお過ごしくださいね
2018.01.20
コメント(2)
本日初日の大学入試センター試験、豪雪地域の受験生たちも無事に受けられたようでよかったです。大学への道は、まるで雪山のようでしたね。さてこの映画去年、鑑賞予定リストに入れてましたが正直、日本公開されるのかな?と思っていたのですがいまではアカデミー賞候補作品にまでなっているとか。よかった~全国公開で 日本語版予告編もできましたし印象的な曲「Mystery of Love」もいいですね。4月公開なので、まだまだ先ですがその間にも観たい話題作があるので楽しみです。原作は小説の「Call me by your name」(アンドレ・アシマン著)私は存じませんが脚本はジェームズ・アイヴォリー氏「モーリス」「眺めのいい部屋」「ハワーズ・エンド」「日の名残り」ざっとこんな監督作品が思い浮かびますが(古い映画ばかり~^^;)今回は脚本担当なんですね。 この手の良作は多くないので期待してます。 ◇ ふと、見つけたこの画像なんだか 癒される~(*^_^*)寒暖差が激しくなりそうですが体調を崩さないようにお過ごしくださいね。ではよい日曜日でありますように。
2018.01.13
コメント(1)
天気予報によると年末年始は寒くなりそうな気配ですね。大体のお掃除も終え、年賀状も投函し、しめ縄を作り駆け込みで美容院へも行ってきました。あとは実家の餅つきを手伝って、餅をいただくここ、しばらくは(前ブログの件で)好きな動画を見る気もレビューを書く気にもなれなかったけどかつてよく聴いていたB'zやbacknumber、25日放送の「クリスマスの約束」(小田和正のコラボライブ)などをぼーっと見てると少し気分転換できました。クリスマスは私にとって既に特別なイベントではないけどクリスマスの奇跡を期待する人もいるのかも。皆さんは、いかがお過ごしでしたでしょうか。◇今日は先月に観たこの映画を。私が観たのは映画版です。「この世界はさ、本当は幸せだらけなんだよ」リップヴァンウィンクルの花嫁HP STORY派遣教員の皆川七海はSNSで鉄也と知り合い結婚を決めるが七海の親族が2人しかいないためSNSで知った「なんでも屋」の安室にレンタル親族を依頼し体裁を整えることに。しかし新婚早々、義母が雇った「別れさせ屋」の罠に簡単にはまってしまいレンタル親族の存在も知られ、浮気の汚名を着せられ身一つで追い出されてしまう。すでに派遣教員のあてもなかったので一時滞在したホテルでアルバイトをしながら暮らす中、安室から依頼されたレンタル家族のバイトで姉役の里中真白という女性と知り合い意気投合する。ある日、安室が再度やってきて今度は月給100万円という住込みメイドの仕事を紹介。半ば強引に連れて来られた豪邸には先日、知り合ったばかりの真白がいて「私もここでメイドしてるの」と。外国在住で姿を見せないオーナーの屋敷で女性二人の共同生活が始まるのですが。。 ◇監督名で選択したわけではないけれど鑑賞した数少ない邦画の中で「スワロウテイル」「花とアリス」「リリィ・シュシュのすべて」「ヴァンパイア」そして今作と5本目ですからわりと好みな監督さんです。七海は今の社会ならどこにでもいそうな女性。仕事も結婚も面倒なこともSNSで「どうにかなる」そんな毎日に慣れている。便利さに身を任せ自発的に生きていないけどそこそこ「しあわせ」なのである。ところがマザコン夫の義母の陰謀や便利屋安室によって人生は一変。いままで受け身人生だった七海は「自分でどうにかせねば!!」そういう状況に追い込まれていく。傍観と諦めでやり過ごしていた彼女の世界はみごとに崩壊です。真白もまた心に「闇」を抱えて生きている女性だけれど生き方の信念は貫こうとする。でも、小さな幸せさえも怖いという。七海に関わってくる生身のリアルな人間たち。七海の素が魅力だと言ってくれる人たち。ネット社会では経験できなかった人間関係が七海の世界でも少しずつ構築していく。そして真白とはお互いを補いあえる唯一無二の存在に。しかし、幸福な友情は儚く喪失感に襲われた七海の悲しみは深かったけれど必要とされ大切にされた経験は彼女を少し変えてくれたようです。ゆっくりだけれど再生へと目覚め始めた七海はしなやかな強さもまとっているかのようでした。彼女の世界が変わっていく清々しさは自らが望む人生を自分らしく生きていく序章かな。そして、安室の存在は悪魔なのか天使なのか?ちょっと「道標」みたいで七海の再生へのスパイスのようでもありました。私はわりと好きな映画でした◇ ◇ 真白を見てどこかで見た顔・・・どこかで見た・・・あーーーCOCCOーーー!!前情報を持たなかったのでびっくりしました。^^大人になったね~ ^^; って当然か。。昔のアルバムがまだどこかにあるはず。最近は全く聴いてなかったけど不思議な魅力の人。なんでも楽しくお仕事できるのが女優業らしい。(知らなかった)反して音楽はしんどいとか。葛藤や生みの苦しみやストレスなどかなりエネルギーを消耗するのだとか。。彼女もやはりそうなのね。。◇今年もあとわずかになりました。皆さん、何かとお忙しいと思いますがインフルも流行ってますし体調に気を付けてお過ごしくださいね。では
2017.12.27
コメント(2)
先日の釜山国際映画祭では日本からも多くの関係者が参加していましたが昨日から東京国際映画祭も始まりましたね。お近くの方は羨ましいな~と思っております。映画の見本市みたいなものですから各国のバイヤーさんたちはどんな映画を選ぶのでしょう。 さて本日はこちらの映画を忘れないうちに。「アトミック・ブロンド」デヴィッド・リーチ監督作(2017/アメリカ)先週、期待せずに観た映画ですがシャーリーズの美しいお顔や画像などから受けるイメージと違い本格的なアクションが楽しめて良い意味で裏切られた大人のスパイ映画でした。軽くないです Story時は1989年、東西の壁崩壊直前のベルリン。ですが、そのお話ではありません(と、スクリーンにも表示されます)ある夜ベルリンに侵入していたMI6のガスコインはKGBのバクティンに殺されバクティンは極秘リストを奪い姿を消してしまう。その極秘リストには世界中で暗躍中の各国諜報員の情報が記されていた。 これにより、MI6のロレーン・ブロートンはベルリンに潜入中のデヴィッド・パーシヴァルと協力して極秘リストを奪還しMI6内の二重スパイ「サーチェル」の正体もつかめという二つのミッションを与えられる。弁護士の肩書でベルリンへ飛んだロレーンだが迎えを装うKGBの車に乗り込むことに。 走行中、車内で乱闘になり車はクラッシュ、そこへ追ってきたMI6のデヴィッド・パーシヴァルが現れる。身内だが、どこか胡散臭いパーシヴァルすでにベルリンにはCIA、KGB、殺し屋たちが集結しておりDGSE(フランス)の新米スパイ、デルフィーヌも接触してくる。 ロレーンは女ジェームズボンドなのだとか。。なるほど。こういうやり方、ボンドもやってますね。ちなみにロレーンはバイらしい。 各国のスパイたちがやってくる闇取引業者の時計屋ここでバクティンの死体が発見されまたも極秘情報リストは何者かに奪われていたがMI6にリストを提供していた東側情報提供者"スパイグラス"はその極秘情報を全て記憶していた。そのため、ロレーンは彼を保護し西側へ亡命させなければならない。誰も信用できない世界でロレーンはリストの奪還ができるのか。 今回はネタバレしてないですよね。映画の特性上それをやったらオシマイなんです。二重スパイ「サーチェル」を探しながらなかなか気が抜けないラストまで楽しめますただ結局はねやはりアメリカ映画だし、そうしたいよね~と思ったものでした^^;面白かったけど。そうそう監督はスタント出身なのでアクションはご専門だそうです。「戦い方がスマートじゃない」というご指摘があるようですが屈強な男たちが相手なので当然かと。女性に力がない分男性が一発で済むところを三発必要らしく身近なあらゆるものを武器にしたりと頭を使います。ファンタジーなワイヤーアクションと違ってリアル感がありました。ほとんどスタントを使っていないらしいのでそれもすごいですね。だから、ほっそりしていた肢体が(モデル出身)ムキッとなっていたのですね。「マッド・マックス」のフィオリサ役の時より逞しくなってましたわ。で私が楽しかった要素はもう一つあります。音楽です冒頭に流れてきたのはデヴィッド・ボウイの「Cat people」きゃ~~と思っていると次々と流れるのは懐かしい80年代の洋楽の数々。少々バタ臭くて今の様に洗練されてないけれど80年代洋楽で育った世代には楽しいかも。ただクイーンの「Killer Queen」は1974年らしい。また「Sweet Dreams」は聞き覚えのある方が多いのでは。ボウイの「Cat people」は映画のテーマ曲ですが(昔、ビデオで観ました^^)当時は社会や体制を歌う曲が多かったようで「Sweet Dreams」もその類?タイトルイメージと違ってシビアな曲ですよね。あのマリリン・マンソンもカバーしてますし。このサントラにはボウイとクィーンのコラボ曲もありますから私には二度楽しめる映画でしたちなみにシャーリーズ・セロンはロレーン役だけでなくプロデュースもやってますね。◆では、また。おつきあいいただき有難うございます
2017.10.26
コメント(0)
昨日から気温が下がり雨模様雨は土日も続く予報で一雨ごとに寒くなりそうですね。 映画のオタ話を・・と思っていたのですが今月は東京国際映画祭が始まりますのでまずはタイムリーなこちらを。「空海-KU-KAI-」(邦題) チェン・カイコー監督作品(日中合作) 空海(染谷将太) 10月25日のオープニング作品(招待チケットは完売)とのこと。来年2月の公開が決定していますがまだ特報動画しかないようですね。 白楽天(黄軒)阿部仲麻呂役で阿部寛さんも原作は夢枕獏さんの「沙門空海」詳しくはこちらで空海-Kukai- いや~ スゴイです。セットがこれを見ると、やはり中国はスゴイなぁ~と思いますかなりの拘り&ハンパない製作費!!アーティストにとって幸せな環境ですね。監督です。 ただ、この監督大作になると微妙~~かも。昔の「覇王別姫」や「始皇帝暗殺」は印象深かったけれど「プロミス(無極)」(2005)では目がテン。(キャストはいいの)あの駄作(失礼)は一種のトラウマになりました^^;(笑いすぎた牛のシーンが忘れられない) 「空海」は妖猫出てくるし普通の歴史ものではないし・・・そそられるけど・・プロミス時の「やっちゃった感」も蘇える。。どうか、素敵な作品でありますよ~に。さて私のご贔屓さんは出演していませんが白楽天役の黄軒(ホワン・シュアン)さんは売れっ子俳優ですね。中国ドラマ「九州海上牧雲記」でも以前からずーっと気になっているのですが。。長編ドラマは苦手なのに(映画派なので)これは観てみたい。昨今、歴史ファンタジー作品が多い中でキラキララブラブ系ではなくダークなところが面白そうなのです九州海上牧雲記矢野浩司さんもご出演中国で有名な日本人俳優だそうです。このドラマ中国版「ゲーム・オブ・スローンズ」とも。過去ブログで「ゲーム・オブ・スローンズ」もご紹介したことがありましたが私の場合、あまり性に合わず最終章の観賞までには至りませんでした。。さて黄軒さんは「ミーユエ」にもご出演(第1話Youtube配信中)ミーユエ大人気ドラマのようですが宮廷ものは苦手です。。◆ 映画祭についてはこちらを東京国際映画祭 話は全く変わりますがこの本、書店で見かけた記憶はありつつ手に取ることはなかったのですがある記事を読んで興味が湧いてきました。 とりあえず理解の有無は考えず読んでみたいなと。 12歳の少年が書いた 量子力学の教科書 [ 近藤 龍一 ]こんな子がいると日本の未来が明るくなりそう^^ では、また。 沙門空海唐の国にて鬼と宴す(巻ノ1) (角川文庫) [ 夢枕獏 ]電子書籍1~4 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一〜巻ノ四 合本版【電子書籍】[ 夢枕 獏 ]中古 【中古】 沙門空海唐の国にて鬼と宴す(巻ノ1) トクマ・ノベルズ/夢枕獏【著】 【中古】afb
2017.10.13
コメント(11)
詳細はうろ覚えなのでかなり大雑把です。記憶違いにはご容赦下さいませ^^; ただ、鑑賞予定の方には完全ネタバレになりますのでスルーしてくださいね。 「エイリアン コヴェナント」予告編 エイリアンシリーズの前作「プロメテウス」の続編。 詳しくはこちらでHP Story惑星オリガエ6への人類移住計画を託された宇宙船コヴェナント号はカップルで構成された乗組員と2000人の乗客、胎児の胚などと共に長い旅を航行中。宇宙船の到着まで船と人間を管理するのは最新型アンドロイド、ウォルターのお仕事。「はい、今日も異常なし」そんな平穏な毎日だったがある時太陽フレアが原因の事故で船はコントロールを失いクルーたちを覚醒させざるをえない状況に。しかし睡眠中のダニエルズの夫(船長)をはじめ多数の犠牲者を出してしまう。無事に船を立て直すことはできたがすぐ近くに目的地よりも人類の生存に理想的な未知なる星を発見!!もう、この際到着にあと7年もかかる惑星オリガエ6はやめちゃって近場のこの星でいいじゃん!というノリで未知の星(惑星LV223)へと降り立つのでした。(ダニエルズは反対したけど)お~ なんという軽装未知の細菌とかウイルスとか気にならないのだろうかという軽いツッコミが脳裏をよぎる。。うん? これって麦だよね~栽培されていたようだ、だれが植えたんだ?森があり植物がこんなに豊かなのに動物はおろか昆虫さえ見ないぞ~ 何にもいないぞ~ 変だよね~と付近を偵察するクルーたち。この間、知らぬ間に早くも2人感染するが誰もそれに気づかないそして1人は小型船の中で、もう1人は草原で寄生された「ネオモーフ」を産み落としさらにネオモーフ(エイリアン)たちに囲まれることに。 その時謎の男が現れクルーたちを救出「ついてくるんだ」と誘導する。 不気味な屍の山をぬってアジトへ案内され「ここなら奴らは入ってこれない」彼の名はデヴィッド前作「プロメテウス」でエリザベス・ショウ博士と共にこの星へ降り立ったアンドロイド。ウォルタータイプの前世代モデルだが情緒的には最新作よりヒューマンに近いらしい。(だから厄介なの)デヴィッドは「兄弟」と呼びながらもウォルターとは性質が違い敵対し合う。しかし彼はウォルターに告白するのだった。 私はショウ博士を愛していた。。 でも、博士は事故で死んでしまった。そして 私が「神」を殺した 人類の創造者をね 宇宙船からネオモーフのウイルスをばら撒いて。◇ やがて安全だと言われた場所にもネオモーフたちが出没しクルーたちは次々と餌食となりデヴィッドは宿主のDNAを引き継ぐ新種の誕生に歓喜する。そんな中命からがら逃げだしたダニエルたち 彼らを救出するため母船は嵐の大気圏を強行突破して着陸態勢へ危機一髪で船に戻れたがいつものことながら、ついてきてるんですよね~これが母船の窓をも割るような勢いの頭突きとしつこさにブチ切れたダニエルズは船外で戦うが船内に潜入され死闘は大気圏外宇宙空間へと。なんだか1作目「エイリアン」のリプリーを彷彿とさせるシーンでした。・・・いつも思うのだけどエイリアンシリーズって屈強な男たちがたくさんいるにもかかわらず最後に戦うのは、いつも女性クルーですね。◇そしていつもラストシーンにオチがあるのもお約束。^^;全てが終わり今度こそ惑星オリガエ6へ行くぞと休眠ポットに入るダニエルズ「ウォルター、着いたら小屋を作るのを手伝ってね」そう言って彼を見つめるダニエルズの笑顔がしだいに恐怖でこわばっていく。。 デヴィッド!!!! 気づいた時にはすでに遅しダニエルズはコールドスリープへと入り意識を失う。その後デヴィッドは秘密裏に持ち込んだあるものを口からペロ~ンと吐き出しほくそ笑む。怖いわ~^^; さてこちらはネタバレラストシーンを含むグロ系ダイジェストなので閲覧注意 「エイリアン」シリーズ4作目まではほとんど宇宙船という密室でのパニック映画で「ギャー」「おわぁ」とびっくりして何かしらを発散できる映画だったと思います。エイリアンの創始者リドリー・スコット監督が前作「プロメテウス」で再びメガホンを取り新しいシリーズがスタートしたのだと思いますが以前と違って生命の起源や謎を問いながら神の存在まで言及する少し哲学的な要素を持ちはじめ異質な恐怖を纏ったSFへと変化したようでそういう観点では今までのようなノリを期待する観客にはもはや別物かも。詳細はうろ覚えでもストーリーはコンパクトでわかりやすかったのでここから少し真面目に語ってみたいなと。よかったら最後までお付き合いくださいませ◇ 我が名はオジマンディアス王の中の王全能の神は業をみよそして絶望せよ ※オジマンディアスはラムセス二世 シェリー(Ozymandiasより抜粋) これは デヴィッドの台詞 オジマンディアスを愛し渇望しているのは人間(創造主)に作られたデヴィッド 彼を作り「父」と呼ばせたのはウェイランドだったがウェイランドは「我々はどこから来たのか」と創造主を探し求め「永遠の命」を得「創造主=神」になろうと渇望し巨人族のエンジニアに殺されている。前作 「プロメテウス」では巨人族で人間の創造者(エンジニア)が生物兵器(ネオモーフ)で人類を滅ぼそうとし今作では人間が作った一体の不老不死のアンドロイドがネオモーフでエンジニアや人類をも滅ぼそうとするのである。そこにはデヴィッドの人間への憎しみや反逆の意も反映されている。人類VSアンドロイドのストーリーは世の中に溢れているけれどこれは単なる覇権争いではなく新たな創造主いわゆる「神」になることに魅入られたものと新たに作られた「新生物」によるおぞましい「聖約」のブロローグ悪魔的な「生命のシンフォニー」に驚喜し機械でしかないアンドロイドは人類とエンジニアという自分にとって忌々しい神を滅ぼし船内で眠る数千もの人間の生贄をもって新たな星で(惑星オリガエ6)自らが新生物の神となり楽園を築こうとする。 背景で流れるワーグナーの「ヴァルハラ城への神々の入城」は(神々の黄昏「ニーベルングの指環」)とても象徴的で不気味。キリスト教的な思考や表現「失楽園」のサタンの言葉や「神との契約」の概念などには少々の違和感を覚えてしまうが自らが生み出したものに存在そのものを奪われるという連鎖的な恐怖や狂気は現在の人間社会を象徴しているのかもしれないし近未来への警鐘なのかもしれない。 ◇ 私にはそのように感じてしまった映画でしたがただ1つ疑問点があるのです。もしかしてウォルターの中にデヴィッドが潜んでいる?マザーはセキュリティコードを受け入れたし。。ご覧になった方はどのように感じましたでしょうか。続編も決まっているようですね。タイトルは「Awakenning」時系列では「プロメテウス」と「コヴェナント」の間の物語だとか。エンジニアについては謎も多いのでそのあたりも描かれることを期待します。「Awakenning」の後にもう1作撮れれば完結の予定らしいのですが監督も高齢ですし、どうなることでしょう。そういえば今までのシリーズでつじつまが合わなくなり削除された部分もあるのだとか。私が持っている古いDVDが気になるところです。◇デヴィッドという名の由来はダビデ。巨人コリアテとの戦いで勝利したイスラエル王国の二代目の王(旧約聖書)ですね。 この名を自ら名乗ったデヴィッドはアンドロイドとして存在を認識した瞬間からウェイランドと同じように創造主への憧憬に囚われていたのかも。あ、もうひとつ英国詩人のシェリーですが妻メアリーは「フランケンシュタイン」の作者で小説の中で「新種」を作り出した人。 この映画でシェリーの詩が引用されたのは果たして偶然なのか意図的なのか。。 最後に前作の「プロメテウス」の動画を(DVD販促用ですが) 火の使い方を伝授され進化したとされる人間。。 非常に長々とおつきあいいただき恐縮です。 季節の変わり目で朝晩冷えますのでどうぞご自愛くださいね。では、また。
2017.09.23
コメント(0)
先日、映画「ネオン・デーモン」を鑑賞しました。これはサスペンスというよりホラーでしたわ。レビューも迷いましたがホラーにしてはスタイリッシュなグロなのでやはり、ご紹介しようかなと ^^;配信なので視聴期間中に再度観ることも可能ですが二度は観たくないのです。。なので記憶が曖昧な部分はご容赦を。 詳細はこちら HP Story人を魅了する類まれな容姿に恵まれたジェシーは片田舎からモデルを夢見てロスへとやってくる。安モーテルに部屋を借りモデル事務所の面接を受けるためにSNSで知り合ったカメラマン志望のディーンと写真撮影をする。 血のりメイクのジェシーはメイクアップアーティストのルビーに注目され撮影後、誘われるまま彼女と一緒にパーティーへ。そこでルビーの友人でモデルのジジとサラを紹介される。その後モデル事務所と契約したジェシーは実年齢16歳だったが19歳だと年齢詐称するように強要される。さっそくある有名なカメラマンの目に留まったジェシー。オファーを受けた撮影スタジオではメイク担当のルビーと再会しジェシーはカメラマンの要望でスタッフを排した二人きりの撮影に挑む。順調なスタートをきった彼女の様子をジジとサラに報告するルビー。「腐った牛乳より、新鮮な肉が喜ばれるの」「あの子には特別な何かがあるわ」そう言ってルビーは微笑む。 ◇ ジェシーがディーンと出かけて戻った夜部屋を開けようとすると中に何ものかの気配が。。毒づく管理人を説得してドアを開けさせるとそこには巨大な野生のヤマネコ。ヤマネコに部屋を破壊され管理人は言う。「窓を開けて出かけたお前が悪い、弁償しろ」◇粗野で下品で暴言を吐く管理人16歳の女の子には似つかわしくない安モーテルの古びた暗い部屋 しかし初めて受けるショーのオーディションでは一目でデザイナーに注目され無視されたサラの羨望や嫉妬も目の当たりにする。その異様さにショックを受け怪我を負ったジェシーがひとり部屋に戻るとディーンが薔薇の花束を持って訪ねてくる。気が抜けてホッとしたのか昏倒するジェシー。ディーンは優しく傷の手当てをしてくれるのだった。◇ ショーの当日「ジェシー、どうしてあなたがここにいるの?」メイク室でジジは彼女の存在に驚くがデザイナーの閃きで突如、トリに大抜擢され注目されることに。 ピュアで可愛らしかったジェシーが若さと美貌を武器に業界に馴染んでいくのは早かった。自信と共に変貌しはじめ傲慢さと歪な野心に囚われていくようになる。ある日ジェシーはカメラマン志望のディーンをデザイナーに紹介しようとしたが彼女の変化や取巻く環境に不快感を覚えたディーンは彼女の元を去ってしまう。ディーンが去った夜酔った管理人が無理やり部屋へ押し入ってくるところを危機一髪で阻止したジェシーだが諦めた管理人が隣室の若い女性を乱暴しているのを知り恐怖にかられルビーへ助けを求める。◇ ルビーは彼女を大きな邸宅の一部屋に案内し「留守宅をあずかってるの、ずっといていいのよ」何かと親切に接してくれるルビーに感謝するが彼女がレズビアンだと知りその誘惑を激しく拒否したジェシーはルビーを深く傷つけてしまう。◇ そうみんなが私に憧れ 私になりたがっている。 ルビーの留守中にネオンのようなメイクを施しドレスを身に纏うジェシー「ジェシー、そこで何をしているの」仕事から帰宅したルビーが眼下で声をかける。それを一瞥し「私が美しいことは知っているわ」 「整形や詰物なんて必要ないの、ダイエットもよみんな私の二流でいいから私のようになりたがっている」「ママはこう呼んだわ」「デンジャラス」そう私はデンジャラスその時屋敷の中にはルビーの他にジジとサラの姿も。「どうしたの、パーティでもあるの?」◇さて衝撃的なラストまで綴るべきでしょうか。この映画はR15+(配信やDVD鑑賞にはご注意を)鑑賞直後はチープな欲望の異常さに不快感が先行しましたが時間をおいて思い返せば象徴的な伏線や暗示オマージュなどがたくさん散らばっていてわかりやすい映画ではないかと。 予告編 美に取りつかれ安易な悪魔性を放つ歪んだ自己愛?業界人も利己的で傲慢ネオンの光輝いている時とそうでない時の落差は激しい。華やかで、どこか古臭くて、隠微光が強すぎて見えてこないこともたくさん。ネオンが消えると醜く絡まった導線もあらわになる。古い安モーテル華やかな世界とは対極の空間冒頭の血のりメイク部屋を荒らす女豹のようなヤマネコ開け放した窓ピンクの薔薇、昏倒するジェシーそれらのいくつもの象徴的なシーンやセリフはジェシーの運命を暗示するものでした。 世間知らずのお姫さまは天然ゆえに毒を吐き、その存在は女豹の獲物王子様の薔薇を手にした眠り姫目覚めた姫が別人だと知った王子様は去ってしまいお城のような大邸宅に16歳のオーロラ姫は1人きり糸車の針を持った魔女は3人おとぎ話もビックリなラストはやはり伏せておきますね。 ちなみにこちらがラストシーンの一部撮影中、嘔吐しそうになり退席したジジ(左)後を追ったサラそこで見たものは。。 一人は拒絶し一人は平気で受け入れる。醜悪でおぞましい美への執念が狂気です。 そうそう管理人役はキアヌ・リーブスでした。なぜにオファーを受けた?と思いましたが色々な噂を聞いていたので事情があったのかも。では、また。この映画をご覧になった方最後のアレは結局、ジェシーのナチュラルビューティーに屈したということでしょうか。一人は陶酔し一人は屈し一人は欲する・・
2017.09.10
コメント(2)
涼しい週末です。一日の温度差があるので洋服に悩んでしまいますが。ブログで紹介したけれど見逃していた「人魚姫」を先日、やっと配信で鑑賞しました。わははーっと笑えるよね~と期待したのですがチャウ・シンチー節は健在にもかかわらず意外に笑えるツボはなし。ありえないギャグ満載はお約束なのですが真面目に語れば「重い」テーマなのでふざけた表現駆使していても人間の愚かさを感じずにはいられない。。ありえないビジュアル満載だけど彼の作品にはいつも暖かさがありますね。 Story 青年実業者のリウはリゾート開発のため自然保護区域を買収し埋め立て工事にソナーを使って海洋生物を除去。ビジネスパートナーの投資家ルオランと開発を始めるが既に環境破壊に苦しみ続けてきた人魚族にとってそれは絶滅の危機そこで若く魅力的な人魚シャンシャンを使ってリウの暗殺計画を進めるのだがいつしか二人は本気で愛し合うように。。ソナーによる海洋生物への残虐さを身をもって知ってしまったリウはルオランと対立彼女の妨害と残酷な人魚族捕獲作戦からシャンシャンを守ろうとするが。。◇タコ兄さんシャンシャンを指導中??暗殺者としてリウの事務所に侵入したシャンシャン昔のお笑いコント?ダサいギャグ満載シーン ^^; 全てお金で解決してきたリウ「きれいな空気や水が無くなったら何の役にも立たない」と受け取った小切手を燃やしたシャンシャン財産目当てでない女子は新鮮だ~と感じるリウ(命目当てなんだけど) 超こわ~いお姉さん 「私は世界の中心」を地で行く女、ルオラン 人魚族を守る熱血タコ兄さん身を切って(泣)戦いに挑むのですが。。あラストにちょこっとですがクリス(元EXO-M:韓国アイドルグループ)が登場。 再度、予告編をリウ役のダン・チャオさんを見るとどうしてもこれを思い出す。。映画「ドラゴン・フォー」(四大名捕)(1~3まであって、けっこう面白いの^^) ドラマ「倚天屠龍記」も その 昔金庸さんの原作(かなり長編)は読みましたがこのドラマは観ていない私。。 そうそうではタコ兄さん、もといショウ・ルオのことも。 チャウ・シンチー監督の「西遊記 はじまりのはじまり」で演じた空虚皇子も笑わせてくれましたが台湾の超売れっ子アイドル出身なんですよね。マルチで活躍してますが日本でもCDデビューしてます。 でこちらはショウのブログからジェイとのツーショット(ジェイ、写真写り悪い~^^;)ミュージシャンとしての好みでいえばブログでも時々呟いてますが私は昔からジェイのファンでございます。ショウとジェイは同い年「僕たち、歳を取ったね」だって。ショウ君もかなり親日派らしいですね。独学の日本語も素晴らしい 5年前ですがこういうのを見つけました。日本の番組に出演したショウくん。よろしければ どちらかでもご覧になっていただけたらと。。繋がりを語ると日本人も含め収まらなくなりそうなのでこの辺りで。。お付き合いいただきありがとうございます^^今からちょっと楽天セールをのぞいて来ようと思います。では、おやすみなさい。 【送料無料】 お試しセット 8種類 惣菜 セット きんぴら ごぼう れんこん ひじき煮 切干大根煮 筑前煮 牛すじスープ さばの煮付け ピリ辛炒
2017.09.02
コメント(1)
本日初日、朝9時からの上映で観てきました。周りはシニアのおじさまだらけ。映画館で邦画を鑑賞するのはいつ以来?思い出せないくらい久しぶりでした。やはり私は邦画が苦手のようです。。2時間半がとても長かった。トライしたのに残念。。(「クローズ」や「るろうに剣心」などは)短いレビューらしきものをつぶやきますがこれは私の主観で「好み」も少数派寄りなので戯言と軽く読み流してくださいませ^^; 字幕をつけて~~!! 一言で言うならコレ 何を言っているのか聞き取れないのがストレスでした。セリフの言い回しが物語上独特な上に数種類の方言に早口言葉か?と思えるようなセリフなのに活舌の悪い役者が多い活舌悪いヤツが怒鳴ったり、叫んだりするのでちょっと不快でした。もう一度鑑賞すればそれらを理解できるかもしれないけれどそんな気力なし◇司馬遼太郎さんの原作ファンはどう感じたのでしょう。戦国時代後期、安土桃山時代に詳しい方はきっと興味深くご覧になれるかもしれませんがそのあたりに疎いタイプにはわかりにくいのではと。日本人なら「関ケ原の合戦」は知ってるよね。疎いならちゃんと歴史を勉強してきてねといった感じ。でもそういうのってエンターテイメントを名乗れるのかな。メリハリなく淡々と石田三成の側から描いてますがそれが弱くて。。野望をむき出しにする猛々しい家康のキャラに三成の「愛や正義」がかすむのです。1人は万人のために万人は1人のために共に力(命)を尽せばみなに平和な世となるこれが上手く生かされていないようで残念。。脚本がね。。マズかったのでは?私もかなり大雑把な知識の持主なので東西メンバーはこちらでご確認を。相関図・キャスト 関ヶ原天下分け目でいつも色々と言われるのがこの人小早川秀秋 東西どちらにも有利なところに陣取って高みの見物をしていた男 もし西軍であったなら、どうなっていたか。 東軍に不利になるけれど西軍の総大将たち、毛利も島津も動かなかったのでただ長期戦になっただけ? とセリフがうまく聞き取れないのでそんなことを考えながら観ておりました。^^;やはり北の政所と家康の密約ありき?そして身体の不自由な三成の盟友大谷刑部が輿に乗って戦うけれど史実に基づくとはいえ輿を抱えている兵がまずやられるよね?なんて突っ込みたくなる。◇領民に慕われていたという石田三成ですが「清水に魚棲まず」そんな考えを良しとしない気質は戦国の世を生き抜くのは難しそうです。独自の正義を貫くのは美談に聞こえますが領主にとって何が「正義」なのか東西共に考えさせられますね。◇伊賀のおんな忍び達も登場しますが側室を持たなかった三成が愛した女初芽役は有村架純さん可愛いし頑張っていたけれど忍びに見えない。。 ざっと印象だけのおしゃべりでした。歴史好きには面白いとのことなので私の戯言なんて無視して鑑賞予定の方は楽しんでください。そうそう劇中に大海人皇子の名が出てきたので少しかじった古代史が蘇りました。後継者争いで血族で殺し合っていた飛鳥時代大海人皇子も不利な立場から玉座を奪った男。1000年経っても人間はあまり変わっていない。。 今日は最高気温が28度、湿度65%で夜はちょっと涼しくなりました。 そろそろ季節の変わり目ですね。では、おやすみなさい
2017.08.26
コメント(4)
今日は久々に映画のおしゃべりを。数年前DVD化されたような話も聞きましたがアマゾンプライムで発見したのでタダ同然で鑑賞ジョン・ローン目当てでしたが見逃していた作品です。「Mバタフライ」(1993)クローネンバーグ監督作品同名の舞台作品を映画化したものですが実話がベースになっています。 日本語予告編はすでにありませんが参考まで 以下、完全ネタバレですのでご注意を。<STORY>北京、1964年。フランス大使館の新任外交官ガリマールはある夜、オペラ「蝶々夫人」を観劇し歌姫ソン・リリンに魅了される。ソンが本来は京劇の役者だと知ると妻に内緒で彼女の楽屋を訪ね、後に家へも招待されるように。ガリマールの彼女への想いは募るばかりしかし、彼女は頑なに貞操を守り中国人の古い気質や文化風潮などを理由に肌を見せない中国女性の慎み深さを彼にすりこんでいく。逢瀬を重ねながら二人の関係もやがて恋人同士に。 ガリマールは副館長へと昇進し公私共に充実していた時ソンから「子供ができたの」と告白され彼はソンと結婚することを決意。ソンは慣習により故郷で出産すると言って去り後に子供と共にガリマールの元に戻ってくるのだがパリで生活することはできないと言う。時代は文化大革命彼女は京劇俳優として堕落の罪に問われ憲兵に連行されてしまうのだった。数年後離婚したガリマールはパリで独り暮らしをしていた。ここでも5月革命の真っただ中。そんな時に突如、ソンが訪ねてきて二人は再会。一緒に暮らし始めるのだがーー・・・ここまで綴ると退屈そうなお話しですよね。ご存知ない方にはネタバレですがソン・リリンを演じているのはジョン・ローン。「男」なんですね。京劇役者だった故に革命派のスパイにさせられ女装し西側の情報収集をしていました。言葉巧みにガリマールの心を操り儚げで犠牲的な東洋の女性を演じて誘惑。東洋の全てに未知で、神秘的かつ魅力的に感じる男を巻き込むのは難しくありませんでした。彼のソンへの純愛を利用したあげくパリではついに彼を残酷な破滅へと導いてしまうことに。◇後半のパリの法廷で拘束されていたソンは「男」として容疑者ガリマールの前へ現れます。その後 同じ護送車に乗せられた二人。 そこで開き直ったソンはふてぶてしくガリマールを挑発スーツを脱ぎ「男」であることを見せつけますがそれは同時にガリマールへの「告白」でもありました。 「心は同じよ」と訴えるけれど私が愛したのは「ソン・リリンだ」そう言ってガリマールは目を背けソンの存在を完全否定するのでした。 ガリマールは幻を愛して人生を捧げソンは偽りの人格の中でいつしかガリマールを愛するようになり本当の自分を丸ごと受け入れてほしくもかなわず。◇ 歌劇「蝶々夫人」では白人男を待ち続けた日本女性があっけなく捨てられますよね。おバカみたいです。本編では東洋女性(実際は男)がエリート白人男を破滅させるというお話し。蝶々夫人はおバカなガリマールの方だった~ということですが これが実話だと言うことに頭の中の不思議ちゃんマークが増殖して消えないのです。 いくら肌を見せなかったとはいえ夫婦関係はあった。。しかもソンは性転換しているわけではない。えっ、どういうこと? ご本人は最後まで男だと気づかなかったらしい。 そしてその後もソン・リリンの幻を愛したとか?? ラストシーンは実話と異なるそうですがガリマールの絶望が衝撃的でした。 東洋の女から見ると綺麗でも「男」だよね~とわかりますが それでも演技力のある俳優さんのお仕事ぶりをとても楽しめる映画だと思います 当時のジョン・ローンあの華々しいキャリアの後にコレって。。チャレンジャーだわ。◇さて ここでは文革や五月革命などの説明は省きました。動乱期で複雑ですし映画でも単に環境説明程度でしたので。気になる方はお調べ下さい^^;京劇では「なぜ、男が女を演じるのか」ソンは答えます。「男は女がどう演じるべきかを知っているからよ」と。男が理想とする完璧な女を作り出したソン・リリンその幻に見事絡めとられたガリマール生涯その「幻」から覚めずに、或いはその「幻」を愛していたのはガリマール自身の人生を肯定するためだったのかも。。 そもそも、ジョン・ローンに興味を持ったのは上記より以前の映画でこれだったり これだったりしたわけですが 世界的に大ブレイクしたのはもちろん「ラスト・エンペラー」ですよね。確か、坂本龍一さんも音楽担当の他に出演もしていたかと。。と言いましても私も小娘だったのでミーハー気分で観ただけで内容は殆ど覚えていません。 数年前、ブルーレイで美しく蘇ったそうなので改めて観てみようかな。 「ラスト・エンペラー」当時のジョン・ローンは美しかった こちらは1993年頃のようですが 覚えているようないないような。。声も素敵です。 ちょうど映画「Mバタフライ」の頃。。40歳を超えたくらい?そのお歳で、あの女装演技だなんて~お見事ですわ。◇では、また。お付き合いいただき恐縮です。おやすみなさい
2017.08.19
コメント(2)
こんにちは。 けっこう雨が降ってます。今日から天気予報はずっと雨マーク水不足は解消されそうですがしとしと梅雨らしく降ってほしいものです。。昨日は美容院へ。インナーカラーを入れて二色にしたかったけどブリーチは避けられないらしい。。それはしたくなかったのでラベンダーアッシュとグレーを混ぜグラデーション系に。元の髪色に乗せると程よく明るめになってちょっとだけ気分転換できました◆先々週に映画「ローガン」を劇場鑑賞配信でも何作か観ておりますのでレビューを書こうと思いつつも意欲が半減。。もともと備忘録みたいなものなのでま、いいかなと。でも先日レビューした映画「クリムゾンピーク」の番外編これはやっちゃいます^^;人によっては「閲覧注意」かも。。レビュー記事はこちら「クリムゾンピーク」< 番外編 >以下は鑑賞中のつぶやきです。物語はイーディスが10歳の時、母親のお葬式の回想からでした。 その夜、やってくるんですよママが。娘の将来を心配して。どろどろ~と。コワすぎ!コワ過ぎですわー。母親なのに。娘ちゃん、ぶるぶる震えて硬直してるし。。で14年後、またやってくるんです。娘のところへどろどろ~と。コワ過ぎでしょー!!そんなに脅してどうする ^^;母親の亡霊ってわかってる? こんな風に物語は始まりますが幽霊のビジュアルって東西で随分違うなと。欧米はゾンビ系?◆さてヒロイン、イーディスはトーマスに恋をし殺された父の遺産をたっぷり貢いで海を渡り赤粘土しかない貧乏な没落貴族へ嫁いでしまうのね。勝ち気で自立心旺盛だったイーディスはどこへ行ったのかな。小説家希望の志もどこへ???ただのホラー小説好きに?お屋敷のホールの天井は朽ちてボロボロというより天井はないに等しい。部屋の中に落ち葉や雪が降積もります。居間が野外ってレアだわ。そういえば「故郷には黒い蛾しかいないの」ってルシールは言ってたけどいるじゃん、蝶が。うようよと。蝶の生きられない環境でどうやってエサになる蝶を育てているのかな~^^; さてヒロイン、イーディスは霊の導きを受けて真相に辿り着くこととなるのですが霊の導き・・・導きってこれが? 導きどころかふつー 逃げるよね?こちらはシャープ夫人(トーマスの母親)こんばんは~いやいやいやにこやかにご挨拶なんてできません^^;お母さま(シャープ夫人)とエノーラご一行様でしょうか。(慣れると笑える^^;)◆これも不思議でした。 食料も買えない貧乏なので当然、使用人も雇えないご貴族様です。イーディスのおかげで日々のご飯にはありつけました。ルシールが家事をやってますがこのヴィクトリアン調ドレスでいつも煮炊きするの。プライド?そんなルシールがイーディスに毎日差し出すお茶は毒入りでしたよね。飲んじゃダメだ! ってトーマスさんもっと早く言ってよ。 あなたの愛するイーディス死にそうです。◆姉弟の関係がバレイーディスはルシールに突き落とされるけど真っ逆さまに落ちたのに片足骨折だけでした。ありえないわそこに、まるで王子様のごとくアラン登場アランさん油断しすぎです。殺人鬼に背を向けてはいけません。ほら刺された(ルシールさん、なんで脇の下を?)「とどめを刺すのよ」ルシールはトーマスに要求するけどトーマスさんルシールには見えないのだからふりでよくない?(本編参照)役立たずなんだから演技くらいしなさいよ。アランにイーディスと逃げろと言っておいて 刺しちゃったら救えないじゃん。 それでもタフなアラン。というか男2人いれば女1人くらいどうにかなるでしょー◆ その後イーディスを含めてルシールの部屋で色々起こりますがトーマスが本気でイーディスを愛していることを知ってしまったルシール キレます そしてそこ?おもわずドン引き。。なぜにそこなの、ルシールさん・・・ でも頬骨って刺さるの?ルシールって変な箇所ばかり狙うのね。◆さあ、ラスト斧とスコップの女同士のバトルです。イーディスは片足骨折した直後なのに走り回ってますが・・?しかし男たちは役に立たないわ~やられちゃってるしただスピーディに亡霊となってしまったトーマスがルシールの後ろにぼーーっと。ただぼーーっと突っ立ってるだけでそれはトーマスの唯一の功績だったのかも? そしてスコップでバコーン・・・(爆) 笑うシーンではないのですが。。 PS.劇中トーマスのお尻は細くてきれいでした^^; みなさま、どうもお疲れ様でした。 監督とシャープ夫人そんなわけでブツブツとツッコミ入れてたせいか実際にはちっとも怖くないゴシックホラーなのでした。 他にもあるのですがこのくらいに。。^^;では、また。良い週末でありますように。
2017.06.24
コメント(0)
こんにちは。数日ぶりですが、本日は映画のお話です。例によってメジャー路線ではありませんが(多分)美しいゴシックホラーです。良かったらお付き合い下さい。 「クリムゾン・ピーク」(2015) ギレルモ・デル・トロ監督作品 すでにHPはないのでこちらを海外サイト 幽霊は確かに存在する。。 私は知ってる。初めて見たのは10歳の時よ。あれは母の亡霊だった。そして、言ったの。「クリムゾン・ピークに気をつけなさい」って。だけど私がその意味を知ったのはずっと後のこと。。その時は既に手遅れだった。最後まで完全にネタバレです。ご注意くださいね。◆Storyニューヨーク、バッファローイーディスは実業家の父の会社を手伝いながら「J・オースティンより※メアリー・シェリーになりたいわ」 と女性作家に偏見のある時代でも小説家を目指す勝ち気で自立心旺盛な女性。そんな彼女の原稿に興味を示したのは社を訪れた英国人トーマス・シャープ準男爵。眼科医の友人アランの妹ユニスがロンドンでひとめぼれした青年だった。彼は発明した赤粘土掘削機の投資の件でカッシング氏(イーディスの父)を訪問するため姉と共に渡米してきたのだった。しかしカッシング氏はトーマスに対し漠然とした生理的嫌悪感を抱き投資話を断ることに。※「フランケンシュタインの原作者でシェリーの妻」◇あるパーティの夜社交界嫌いで留守番中のイーディスの前に再び母の亡霊が現れ警告する。「クリムゾン・ピークに気をつけなさい」イーディスには何のことかわからない。その直後トーマスが現れる。 父親の不在を狙ってイーディスを訪問し「ぜひ、パーティに同行してほしい」と懇願。彼女は断れずパーティへ。父やアランが誘っても同行しないイーディスだったが。。「意外だな・・。」 トーマスを嫌うカッシング氏は複雑な心境に。ユニスのお相手になるはずのトーマスだったがイーディスに急接近するようになりカッシング氏は素性調査を依頼する。アランとは心霊写真を一緒に見るような友人でイーディスの良き理解者「見えて初めてその存在に気づくのね」イーディスを愛する彼はトーマスに魅かれていく彼女に「慎重に・・」と忠告する。◇そんなある日イーディスはトーマスと姉のルシールと共にピクニックへ。トーマスは感想を求める彼女の原稿を読みルシールとはおしゃべりを。羽化の途中で瀕死状態の蝶たちを見てルシールはつぶやく「美しいものは儚いわね」「故郷には黒い蛾しかいないの。生命力はあるけど醜いわ」イーディスは訊ねる。「蛾は何を食べるの?」「・・・蝶よ」◇トーマスはルシールから母の形見の指輪を渡されイーディスにプロポーズしようとするがカッシング氏は素性調査の報告書を手に「娘に近づくな」と言い放つ。代わりに小切手が渡される。受け取る条件は2つ1つは明日一番の列車で去ること。もう1つは「娘の心を激しく傷つけろ」 約束通り従うトーマスだったが翌日、本意ではないと弁明の手紙をイーディスへ届けそれを読んだイーディスはトーマスを引き留める。しかし、その頃既にカッシング氏は殺害されていた。事故死として処理されたがアランは遺体や現場状況から不審を抱く。父を失ったイーディスはトーマスと結婚英国カンバーランドのアラデールホールへお城のようなかつての大邸宅はホールの屋根が朽ち落ち柔らかい赤粘土の地盤で床は沈下枯葉や風が吹きふさぶ寒々しいお屋敷だった。 イーディスは到着した直後からいくつかの霊現象に見舞われる。夜間の風の轟音も不気味で強い東風が吹くと煙突が真空状態のようになるらしい。 その頃、 ニューヨークではカッシング氏の財産処分が行われ掘削機の資金として英国へと送金されていた。「あの子を選んだのはなぜ?」ルシールは今までと違う弟の行動に疑問を投げる。財産目当ての偽りの愛だったはず。。しかしいつしか本気でイーディスに魅かれていくトーマス◇一方、イーディスは相変わらず眠れない夜を過ごしていた。彼女だけに見える心霊現象は続きある夜、霊に導かれるまま開けた扉の中でいくつものシリンダーレコードを発見。バスルームにも誰かの気配。。霊から逃れるように辿り着いてしまった地下では「ENORA」と印字されたボックスを発見する。◆ある日掘削機の開発が失敗続きのトーマスは言う。 「ダメな男ですまない。。」「しかし、雪が積もるまでに完成させなければ※クリムゾン・ピークになる前に・・・」(※積もった雪を液体状赤粘土が赤く染める現象)それを聞いたイーディスは言葉を失う。その頃、ニューヨークでは弁護士とアランがカッシング氏の死の真相を探り始めていた。◆夜中に吐血したイーディストーマスを探すが今夜も隣にいない。だけど何かの気配はずっとしている。イーディスはその気配に向かって震えながら訊ねる。「何を伝えたいの? 合図をしてみて」しばらくして現れたのは義母(トーマスの母)の亡霊だった。「早くここを出ていきなさい。イーディス」絶叫するイーディス駆けつける姉弟「私を知っていたわ!!」連日続く恐ろしさにここを出ていくと言うイーディス。ルシールは言う。 「あなたの家はここ。他に居場所はないのよ」そしてトーマスに囁く「早く最後の書類にサインさせて・・・始末するから」 ◇翌日、郵便局へと出かけたイーディスとトーマスイーディスは弁護士からの書類と覚えのないミラノからの手紙を受け取る。その夜は吹雪のため一泊父の喪に服すというトーマスの配慮を装った口実で形だけの夫婦だったがこの夜、初めて愛し合う二人。翌朝、ルシールは外泊したイーディスを激しく咎める。それは尋常でない異様さだった。その時取り乱したルシールのキーホルダーの中に「ENORA」のキーがあるのを見つけイーディスは隙を見てそれを抜き取る。自室で最終の財産譲渡のサインをする際ふと、ミラノからの手紙が気になり開封するイーディスそれはエノーラ宛ての手紙だった。イーディスは地下のエノーラのボックスを密かに開錠する。そこにあったのは蓄音機や手紙や写真などの遺品。ちょうどその時開発中の掘削機がついに完成に至り姉と喜ぶトーマスだったがエノーラのキーがないことに気づいたルシールはイーディスを探しに屋敷へ戻るイーディスは危機一髪で地下から居間へ戻り隙をみてキーを戻すがルシールには見抜かれていた。その後 エノーラの遺品と音声を確認するイーディスはおぞましい真相を知ることとなる。 またルシールが毎日、彼女に差し出すお茶が毒入だということも知ってしまい「逃げなくては!!!」しかし再度吐血したイーディスは昏倒してしまう。◇「こうやって、母の面倒を看たのも私よ」ベッドに横たわるイーディスに食事をさせるルシール差し出されるお茶を拒否するイーディスイーディスと二人きりになってトーマスは言う。「飲んではいけない、絶対に」 ◆ 「弱ってしまって今にも死にそうだ。。」「ええ、死ぬのよ」 「全て気づかれたわ、もうお茶も飲まない。だから、食事に毒を入れたの」「ルシール、もうやめろ !!」トーマスはルシールに抗議するが重ねてきた罪の絆は彼をがんじがらめに。◇ ふらつく身体でベッドを抜け出しイーディスはエノーラの霊に語りかける。「あなたのことは知ってるわ、どうしてほしいの」するとエノーラはある場所を示す。それはルシールの寝室のあたりそこへと向かうイーディス彼女が目撃したのは愛し合う姉と弟。ルシールは近親ソウカン(漢字表示はNGらしいのでカタカナで)を認めイーディスを階段から突き落とす。その時アランが訪ねてきた。◆「先生がいらして下さって助かりましたわ。私たちでは何もできなくて・・」ルシールはアランに礼を述べるがアランは足を骨折したイーディスを介抱しながら「迎えに来た」と耳打ちし昔の地元紙の記事をイーディスに見せる。 それは浴槽で斧によって殺されたシャープ夫人の記事。殺したのは姉のルシールだった。「あの男を始末するのよ」ルシールはナイフでアランを背後から襲いトーマスにとどめを刺せと促す。「あなたも手を汚しなさい」 しかしトーマスはルシールを欺くため急所を外して彼を地下へと運びイーディスと逃げるよう坑道の抜け道を教える。 一方ルシールはイーディスに財産譲渡のサインをせまりながら狂気の愛を平然と語る。父の死の真相にも触れイーディスは憎しみに耐えきれずルシールの胸に万年筆を突き刺して逃走 そこに現れたトーマス。彼は地下にいるアランと逃げろと言い彼女に真実の愛を告白し「ケリをつける」と断言。姉の部屋に向かったトーマスはサインされた書類を燃やしルシールをなだめるがイーディスを本気で愛していることが露呈それに激昂したルシールはトーマスをも刺し殺してしまう。その後狂ったようにイーディスを追うルシール 地下には彼女が母親を殺めた斧が隠されていた。地上へ逃げ掘削機に身をひそめるイーディス斧を振りかざしルシールが追ってくる。 イーディスは傍にあったスコップで応戦斧とスコップ。。 「止めないわよ、どちらかが死ぬまでは」ルシールが叫ぶ中 イーディスはルシールの背後に向かって「助けて・・」と。 「助けなんて 誰もいないわ!」 「いるわ! 彼がいる! あなたの後ろに」 ・ ・ゆっくりと振り返るルシールそこにトーマスの亡霊が立っていた。 「トーマス・・」 スコップで殴りつけるイーディス・・・倒れるルシール それを、じっと見つめるトーマス 終わった。。ゆっくりと彼に近づいていくイーディス せめて せめて 最期のお別れを。。 触れた指先から消えていくトーマスの残像・・・ あ~ 怖かったーーー 姉さんが!!怨念抱く霊たちよりもルシールの狂気の方が怖かった~ ^^;そうですよね。一番怖いのは「人間」ですもんね。しかし「縛られる」って怖い。。^^;あの姉弟・・結局、今後もあの屋敷に棲みつきそう。◆この手の映画ってあまり語ることがないのでできるだけ簡単にお話しを綴ってみましたが伝わりましたでしょうか。犠牲者の霊たちに導かれながらイーディスは真相に辿り着きますがストーリー自体は先が読めてしまいます。しかしキャスティングで成功してますね。そして映画のために建てたというゴシック様式のお屋敷はかなり凝っていて衣装と共に目には楽しい映画でした。(ゾンビは出てきますけど^^;)伏線もわかりやすく散らばっているので拾っていきやすいです。実は個人的にツッコミどころ満載なんです^^;ふざけた番外編も書きたいなと。予告編です 長くなるので監督や俳優については割愛しますね^^Youtubeでも情報が溢れているようなので気になる方はチェックしてみて下さい。では、また。次は番外編かも。 さて土日はスルーしたので今から楽天セール会場をのぞこうと思ってます。何かお買い得はありましたか。 【送料無料】cityfox エコリュック 折畳み リュック リュックサック コンパクト ポータブル 小さい アウトドア 買い物 旅行 カバン おりたたみ 鞄 エコバッグ 収納 大容量 25L 山登り 防水 ショッピング 登山 ハイキング 【ファッション】アパレル【プレゼント】10P18Jun16価格:1979円(税込、送料無料) (2017/6/19時点)軽い!!7月にとっても軽い山歩きをする予定(雨天でなければ)です。持っているリュックはちょっと大きめなのでこのくらいがいいかも。これってバーゲンでも使えますね。^^
2017.06.19
コメント(2)
6月がスタートしましたね。今日は少し涼しい一日でした。PC周りの熱気が気になる季節になりましたが今の古いPCがこの夏、どうか突然逝ってしまわないように願っているところです^^;さて先週、この映画を観ました。本年度のアカデミー脚本賞と主演男優賞を獲得し良作として話題になってますね。時間と共に記憶が曖昧になってきましたので簡単に綴ろうと思います。よかったら、お付き合いくださいませ。詳しくはこちらで HP Story ボストン郊外で管理アパートの便利屋として働くリーはできるだけ人と関わろうとせず不愛想で日々を一人淡々と生きている。そんなある日兄ジョーの訃報を受け、ずっと避けてきた故郷へしばらく戻ることとなります。 リーの脳裏に思い浮かぶのはかつて家族や兄たちと過ごした幸せな日々 優しかった兄 マンチェスターを去ることとなったあの夜の悲劇。。帰郷中、様々なシーンがフラッシュバックします。故郷で伝えられた兄の遺言は16歳になった甥、パトリックの後見人になることでした。 パトリックの母親は彼が幼い頃に家を出ていき父親(兄)は入退院を繰り返す日々。リーは故郷を離れてからも時折、幼かったパトリックの面倒をみてきましたがこの街で暮らすことはできない。はかり知れない絶望と贖罪を抱えて故郷を出て行ったリーこの地で再び暮らすことは彼にとって簡単なことではありませんでした。リーはパトリックとボストンで暮らすための良い方法を模索し始めますがマンチェスターには既にパトリックの世界がありボストン行きは拒否されます。。「ここで一緒に住めないの?」パトリックは訴えますがリーの抱えた深い傷は再びこの街で鮮明に蘇り癒されるものではありませんでした。・・・◇ 最近のアメリカ映画、といいますかハリウッド映画はヒーローもの、リメイクもの、化け物系が多いのでこのような地味でデリケートな映画がアメリカ産ということは新鮮でした。プロデューサーや脚本家を確認すると納得できましたが^^(HPでご確認ください) 物語は現在と過去の回想シーンが交錯しながらリーの輪郭を示していきます。数年前、家族を失ったリーと母親に育児放棄され父親も亡くしたパトリック思春期のパトリックは本心を見せようとせず母親の再婚相手は彼を受け入れない。居場所も心のよりどころもないのは叔父のリーも同じ。二人はそれぞれの喪失感を抱えながらぎこちなくもお互い関わっていこうとする。そして同じ町に住む元妻との再会彼女は既に再婚し子供も授かっていましたがかつての言動を詫び「愛しているわ」と彼に本心をさらします。 愛し合っていても一緒にいられない過去を共有する残酷さたとえ救われなくても彼女の思いがけない告白はお互いの許しとなりもう一度過去に向き合える心を育てるそんな種のひとつになったのかもしれません。 ◇ 冬に亡くなった兄ジョーを埋葬できたのは春でした。積もった雪が解けるようにその間に起きたこともそれなりに収まるところに収まりつつあり緩やかにですがごく平凡でもありますが二人にも変化がありそうです。ラストの描写を思い出すとリーとパトリックの間に今までと違う信頼関係が生まれそうですね。リーのように一人で罪を背負ってしまった人間には一生その十字架を背負って生きていくしかないと思うんです。第三者が「あなたは悪くない」と言ってもそれは救いにはならない。。たとえ罪はなくても罪に問えないからこそ彼の償いは終わらないのではないかと感じます。行き場のない感情は自己否定として現れていましたが元妻とのわだかまりが解け事情を知るホームタウンの人々の温かさなどに触れることで「辛い」という感情を押し殺さずにそのままの自分を受け入れることができ始めたのかな と。◇ グサッと突き刺さって伸ばしはびこってしまった傷の根っこ 簡単に引き抜くことはできないし無理に引っこ抜くと新たな傷を負ってしまいそう。実際にはご都合主義の物語のように心が簡単に癒されて、めでたしめでたしというわけにはいきませんよね。それでも生きていかねばなりません。自分を取り戻しながらどうやってそれと折り合いをつけ向き合っていくのか・・・ちょっと考えてしまいました。 予告編です。そうそう主演のケイシー・アフレックはベン・アフレックの弟で彼の出演作は何作も見ているはずなのに全く思い出せませんでした。ハンサムですが存在感が何気に薄い~(失礼)でも、この作品ではその薄い個性が逆にリアリティを醸し出していてよかったのかも? 予定通りマット・ディモンが演じていたら過去作のイメージが邪魔をしてしまったかもしれませんね。^^; そしてミシェル・ウィリアムズは華がありますね。ヒース・レジャーそっくりの娘ちゃん、いくつになったのかな。(私、ヒースのファンでした)では、また。お付き合いいただき感謝です^^おやすみなさい
2017.06.01
コメント(2)
先週、観てきましたが 「うーーーん。。」(最初のリアクション)「・・・やはり そう、きたか。。」鑑賞後、まだ消化しきれていませんがつたない思考をまとめてみました。 久々に、他の人はどのように感じたのかしらと気になった映画です。いつものように勝手にしゃべってますがネタバレせざるをえないので鑑賞予定の方はスルーしてくださいね。 参照 HP Story物語は赤ちゃんの誕生から始まります。すくすく育つ可愛い女の子の名前はハンナ母親は言語学者のルイーズ 娘の短かった生涯が淡々と映像に流れます。。 ◇ ある日世界中の国と地域の12カ所に突如、巨大な未知の飛行物体が出現。非常事態宣言の中世界中が大パニックに陥ってしまいます。「彼ら」が発する「メッセージ」の解読の為ルイーズは強制的に軍に召集され 18時間ごとに入口が開く飛行物体で物理学者のイアンと共に「彼ら」と対峙することに。一回目の対面は失敗。彼らの「音声」による解読は不可能と考えたルイーズは二回目の面会で「文字」を使って意思の疎通を図ろうとします。 これに、異星人(へブタポッド)は反応。透明のスクリーン越しに彼らの「文字」をルイーズたちに示す。それは「表義文字」と言われる類でサークル型が示す一文字が一つの意味を語るのではなく文字そのものが一つのセンテンスでありしかも始点と終点もないいわば過去と未来がつながった輪のようなものでした。 二人はへブタポッドたちにアボットとコステロと名を付け根気強く一文字ずつ彼らの「コトバ」を学びデータ化していきます。その言語構成や意味が少しずつ理解できるようになり簡単なコミュニケーションが可能になるとルイーズは彼らに地球にやってきた目的を尋ねます。答えは「武器を与える」というものでした。 「武器」?どういうこと?他言語を学ぶということは、その思考や認識も学ぶこととなり文化の違いによって生まれた言語間の語彙や表現力の差異を一つの基準で図るものではない。それは人類同士の相互理解においても問題だが異星人の言語であればもっと冷静で慎重な見解が必要なはず。。しかしルイーズの見解は寛容すぎると無視され「異星人は人類同士で戦争をさせようとしているのか」と各国が好戦的になり世界戦争の危機を煽る。協力が必要であるにもかかわらず次第に敵対しはじめ情報共有を拒否、通信も遮断してしまう。そして中国軍はへブタポッドへ真っ先に宣戦布告をします。世界中が疑心暗鬼に陥り混乱する最中ルイーズとイアンは強引に宇宙船へ乗り込み会話を試みます。暴走した兵士が船内に仕掛けた爆弾によってそれは途中で中断されてしまうけれど爆発直前にヘプタボッドが示した大量の文字群により新たな情報を得ることとなります。一方爆風を受けしばらく気を失っていたルイーズには新たなビジョンがクリアに現れ彼らとの長期の交信と文字の研究によってすでに「影響」を受けていたルイーズは宇宙船が迎えるポットに独りで乗り込み改めて「武器」の意味と彼らの真意を問うことに。コステロは言う「ルイーズは既に武器を持っている」 ・・そして「3000年後、人類は我々を救う」・・宇宙船への攻撃が始まろうとしていた時ルイーズにはやるべきことがわかっていました。それは中国のシャン将軍に電話すること。「でも、なんと言うべき?」軍に通信妨害され命の危険にさらされながらもこれだけはやり遂げなければ!!そんな彼女の脳裏に未来ビジョンの「メッセージ」が鮮明に届きます。へブタポッドの世界には時間の概念はないらしい。 時間は彼らの文字のようにサークル状に流れ地球人とは時間の認識方法が違う。私たちは過去と現在を時系列で記憶しながらそれらを混在して所有できるが彼らはそれに「未来」を加わえることができいつでも時を移動できる。時間の行き来が自由であるがゆえにその時間を渡れるテクノロジーも所有している。 そしてルイーズは彼らの言語を理解すると同時に彼らの能力を自ずと身につけていく。ルイーズ自身が視る未来ビジョンも以前より頻繁に表れるようになり次第にその映像やその中の音声もクリアになっていく。。 ◇とりあえず3000年後、脅威に見舞われるという異星人の都合はこの映画には関係ありません。ただ脅威(異星人)と根気よく対峙、対話することで無駄な争いや敵意を避けることができるはずメッセージを正しく伝えることで対話ができれば建設的な友好関係の構築にも可能性が見えてくる。現在の緊張した世界情勢に対して警告とも皮肉にもとれ少し苦笑してしまうところです。世界平和を意識させつつこの映画のドラマ性はちょっと違うところにあるようです。へブタポッドの視せる未来を肯定し受け入れることができるのか。。未来が視える人生の輪の中で決められた人生を甘受するのかその輪の先を切断し自己の軌跡や因果によってどこに繋がるのか・・・そんな未知の未来を諦めるのか。それは「未来」にもよるわね、とも言えるけれど私は未知の可能性を信じたいし起因によってより良い影響を受ける未来のある世界で生きていきたい。と思う。運命か、宿命かなんていうお話はちょっと置いておいてそういうことをふと、問いたくなるような映画でした。最後にルイーズは近い将来、結婚するけれど離婚してしまう相手イアンに問うのです。「未来がわかっていてもあなたは選択を変えない?」 ◇ さて「これはあなたの物語よ」という冒頭のナレーション。 そうですね。ルイーズが迷いながらも力強く受け入れたのはハンナの存在があったから。彼女の記憶のループにはもはや時間軸がありません。へブタポッドのように思考できるのです。彼女が「経験した」最愛の娘との至福の日々は愛おしくて忘れがたいもの。たとえ、辛くても未来を受け入れなければこの娘に会うことはできない。そしてハンナとはHannahどちらからも発音できる名を彼女に付けるのでした。そういえば晩年を迎えた夫婦が「来世も同じ相手と同じ人生を歩みたいか」という問いに意外にも肯定的な人が多い。。結果がわかってしまっていても、です。そこには言葉では語れず理性でも図れないようなもっとエモーショナルな深い意味が内包しているように思えるのですが。。皆さんはいかがでしょうか。私はまだ知らない世界の方にも興味がありますけどね。。ただ相棒だった愛犬との未来がルイーズのように過去にわかっていたとしたら?・・・・・辛いことも色々思い出しますがそれでもブリーダーさん宅で子犬(愛犬)と出会い既視したその未来を受け入れるのだとそう思います。。◇ (どうでもいい蛇足) 巷で「ばかうけ」とも言われてますが監督の来日時のインタビューで宇宙船が「柿の種」にたとえられました。もともと私はモノリス(2001年宇宙の旅)をイメージしていたんです。なのに最近ではどうしても柿の種に見えてしまう ^^;しかしどうしていつも宇宙人の造形って原始的なままだと言われるタコ、イカ系か化け物なんでしょうね。人類をはるかに凌ぐテクノロジーを保持するという設定に関わらずです。アボットとコステロもイカタコ系だったので表義文字を示した時「スミ吐いてるわ~」と。あの文字に感動したという人もいたらしいけれど(監督は書道をイメージしたらしい)クスっと笑ってしまったのは私の情緒に問題があるのかしら。。本日の夕食でイカを捌きましたが同時にアボットとコステロも蘇ってしまいましたわ^^;◇さて映像をメインにしているためなのか説明的なセリフを意図的に避けたのだと思いますが避けすぎている感も否めず観客にイメージさせるにしても少々不親切かなと感じます。おかげで物理学者のイアンのお仕事ぶりがかなりうすい描写になってます。原作「私の人生の物語」を既読の方にはわかりやすかったのかもしれませんが。既に映画の記憶が曖昧になりレビュー内容に支障がありそうなのですが再度鑑賞するというモチベーションはないので原作を注文しました。劇中では表現されなかった物理学的な説明やロジックがもう少しわかれば映画の印象も私なりに補足できそうです。そうそうこの監督の次回作「ブレードランナー 2049」も公開が近いですね。期待しているので楽しみですでは、また。長々とお付き合いいただきありがとうございました。色々なお得情報あり今から重宝しそうなユーカリオーガニックも50%Off ユーカリグロブルス オーガニック10mlアロマオイル/エッセンシャルオイル/精油お安いですね。梅雨のカビや空気清浄、細菌対策に。 24h限定Sale!77%OFF【BOTANICAL】ボタニカルオールインワンゲル200g★ALL IN ONE GEL【送料無料】ボタニカルオールインワンゲル/メロンプラセンタ/りんご幹細胞エキス/ハトムギエキス/【sh】パラベンフリー/低刺激/オールインワン ゲル ジェル【sh】
2017.05.23
コメント(2)
先日、配信で鑑賞しました。キャスティングからイギリス映画だと思っていたらジュゼッペ・トルナトーレ監督作品のイタリア映画でした。この監督の作品は昔からわりと観ているような気がします。 詳しくはこちらで HP ネタバレしてますのでご注意を。Story天文学者エドと教え子のエイミーは親子ほど年齢差のある恋人同士であり秘密の関係でもある。この日も逢瀬に使う部屋で過ごしていたが別れ際のエドはいつになく未練の表情を浮かべていた。◇遠く離れていても毎日スカイプで会話をする二人にとってチャットは繋がりを実感できる。あれから2カ月も会っていなかったが1月18日の二人のアニバーサリーにはエドからバラの花束とメッセージCDが届いていた。◇そんなある日いつものようにエドとメールの最中学生たちにエド・フィーラム教授の訃報が告げられる。呆然として混乱するエイミーたった今のメールは何?亡くなったのは1月15日?しかし今もエドからメールや手紙やプレゼントが届く。自ら真実を確かめるためエイミーは彼の住んでいたエジンバラへ飛びエドのメールの指示通りにダレル弁護士を訪ねる。そこで彼の遺品を受け取ったエイミー同封のCDにはエドからの優しいメッセージが。「老いた魔法使いは君を見捨てたりしないよ」「でも、疎ましい亡霊にはなりたくないからおせっかいにうんざりしたらエイミーの名を11回連続でメールしてくれそしたら、もう邪魔をしない」絶望していたエイミーだったが次々に届くエドのメッセージに支えられながら彼の指示通りに行動していくことに。そして彼の誕生日に二人でよく訪ねたイタリア、サン・ジュリオ島のボルゴヴェントーソへしかし彼女の封印していた過去を解き放とうとするエドのメッセージを見てエイミーは動揺、激昂してしまい感情に任せてエドとの通信を断ってしまう。すぐに後悔し修復しようとするがあらゆる手を尽しても通信再開の方法が得られない。さて・・・まだ受け取っていないエドからのメッセージは・・・評価をチラ見すると見事に賛否両論なんですね。男女、年齢、経験値、倫理観によって感じ方は違うようです。正直、ガキにはわからないだろうな~と ^^;「謎」をめぐる物語・・・という宣伝コピーを見ましたがこれは、1人の男の愛情に溢れた深くて長いラブレター。ユーモアのある知的な大人の会話が心地よく宇宙物理学と二人の関係をリンクさせて表現していますね。パラレルワールドに存在する他の10人の自分その10人ができないことをやってくれるかもしれないそれは一体どんな時間軸?なんて知りたくなるところですがエイミーは「何らかの方法であなたが通信を受け取っている」そんな妄想に縋りつくことも。スーパーノヴァでも重力の崩壊でも数十億年前の星が死して存在しなくなったとしてもしばらくは軌道上を回っているし地球ではその姿や光を確認できる。そんな星々のようにエドは永遠にエイミーのそばにいようと彼女の未来が光り輝けるように手を尽して試みます。しかしそれは彼女が望む限りという前提決して彼の自己愛や自己満足や義務ではなく純粋な愛情からでした。またエイミーにとってエドに導かれることは失った父の愛を補うようなものだったのかもしれません。やがてプログラミングのミスで誤メッセージやタイミングの悪すぎるメッセージも届くようになりそれを以前のような涙や失望ではなく笑い飛ばせるようになっていくエイミースーパーノヴァの星々のようにたとえ光が届いていてももはや存在しないものとの対話は不可能それを少しずつ体感し受け入れる。。でも深く愛されたという事実は何にも代えがたいもの。自分を肯定できたことで愛し大切にできるようにもなれる。欠落していたパズルをはめ込むようにこれはエイミーの再生の物語でもあるようですね。◇この映画に否定的な人を代弁しているのはおそらく劇中のソビエスキ医師彼に性善説的一般論を言わせてますね^^;さて実際、エドと奥さんの関係は別居か離婚かその寸前だったのか? 話に触れないので不明です。エイミーはエドの長女の協力を得たり大学の卒業式に来て弟を紹介されたりしているので一定の理解は得られていたようですが。 そしてついに最後のメッセージが。。◇私には感情移入も共感もしやすい映画でした。そして切ないけれど癒されもします。ただキャスティングで言わせていただければオルガは学生には見えないしジェレミーさんも年配過ぎるような気がするんです。(息子も孫にしかみえない)そして犬、枯葉、鳥 などの憑依表現は必要だったのかしら(チョコラブ(犬)は可愛いかったけど) では、また。明日も良いお天気になりそうですね。良い週末でありますように 日本オリーブ オリーブドロップ モイスチュアローション 150ml|国産 オリーブ 果汁配合 化粧水 無着色 無添加 化粧品 メンズ レディース パラベンフリー スキンケア 保湿化粧水 オリーブオイル 美容オイル ボディローション 保湿ローション アミノ酸 乾燥肌 母の日 【メール便送料無料】和精油付!31種から選べる4本セット ピュア(純正)エッセンシャルオイル/アロマオイル/ 精油 100%Pure◆高品質 エッセンシャルオイル アロマ生活♪ディフューザー アロマディフューザー アロマ 加湿器 認知症 5002014
2017.05.19
コメント(2)
本日、二度目の更新はオタです。まずは、こちらから軽いものを ぼーっと観たかったのです。笑わせて~気分転換したい!!で、観たのが「猟奇的な彼女」の続編。前作は日本でドラマ化されたりアメリカでリメイクされたり大人気でしたよね。 しかしこちらは別ものといった印象でした。監督も雰囲気も違うし笑えるというよりちょっと引いた^^;そして「彼女」は猟奇的ではなく内助の功溢れる可愛い妻。ただ軽いながらも主人公の取り巻く環境は現在の負の韓国社会を反映していて若い世代の閉塞感を感じましたね。◇<Story>前作で結ばれると思っていた二人・・なのですが彼女は突如「色即是空」と言い残し出家。数年後いまだ絶望の淵にいるキョヌの前に現れたのは子供の頃に中国へ帰ってしまっていた初恋の相手シンシン彼女は仕事で来韓していました。美しく成長した彼女にキョヌは魅了されてしまい彼女もこの優しいダメ男が忘れられず二人は結婚を決めるけれどキョヌはプー太郎なかなか就職が決まらずにいると思いがけず大企業の採用通知が届く。キョヌが採用された部署は「オックスフォード・チーム」これにはカラクリがありました。さて二人の新婚生活はそれなりに甘いけれど突飛すぎる彼女の愛情表現の数々にキョヌは辟易。。^^;そんな時「オックスフォード・チーム」に異変が起こりキョヌもリストラの危機に。それを知ったシンシンは・・・。◇キョヌ役は前作と同じチャ・テヒョン彼女(妻)役はf(x)のビクトリア同僚に藤井美菜(韓国では有名らしい)夫を守るために奮闘する一生懸命で純真なシンシンが可愛かった。でもね正直、おすすめはできないです^^;(もちろん好みの問題ですが)「三部作」と言われるひとつらしいのですが私もビクトリアを知っていたのでちょっと観てみようかなと思っただけ。。ビクトリアはf(X)のメンバー。(韓国・中国・韓国系アメリカ・台湾系アメリカの4人組)以前もアップしたことがありますがこのブログによく登場するSHINeeとf(X)は仲も良く会社の同僚。SHINeeが先輩だけど一番の年長はビクトリアこういう感じですこのf(x)の「4walls」(2015)は(日本語バージョン)サビがクセに^^映画でビクトリアはパコーンと鮮やかな足技を披露してますが^^;もともとメインダンサー中国でバレエ、舞踊などをやっているところをスカウトされたのではなかったかな。羨ましいですわこの柔軟性と体幹とスタイルでこちらが元祖「猟奇的な彼女」の監督クァク・ジェヨンの「更年奇的な彼女」^^;まさか、ジョウ・シュンがこれをやるなんて私には意外でした。。吹替版予告は本人の声とかけ離れていたので字幕版を音楽はまた「カノン」ですね~この監督っていつもカノンを使っているような気がする。ジョウ・シュンと言えばこんなイメージの方が個人的には好き。過去にはジェイ君のMVでも共演。アルバム「11月のショパン」(2005)から「四面楚歌」当時、パパラッチにかなり悩まされていたらしくけっこう辛辣に文句たれてますね。ここでパパラッチをイヌ呼ばわりしてますが歌詞を知らなければわりと心地よい曲かも^^;イタリア貴族のお屋敷で撮影したらしいけれどジェイがピアノを披露したことで撮影許可をもらえた・・と聞いたような気がします。さてこんなに動画ばかりで興味のない方には申し訳ないのですがもし、よかったらこの中から一つでもご覧いただけたらと思います。最後は「モーリス」です。知ってる方に説明するのは野暮でしょう。再リリース(4K)で画面が美しくなりました。ヒューが・・・若い 日本語字幕版が出たら買替えようかな。今夜もオタ系で恐縮でした。では、また。おやすみなさい。
2017.05.13
コメント(0)
こんばんは。最近、気温変化の激しい日が続きますね。今夜は東の空の満月がきれいですよ。蠍座の満月のようです。先日、ジャレットのSNSでブレードランナーの動画を知ってうかれていたのですが一昨日、日本版予告編もアップされました映画「ブレードランナー2049」続編ですね。まだ、多くの情報は公開されていませんが予告編では新旧の「ブレードランナー」(ハリソン・フォードとライアン・ゴズリング)を見ることができます。で同作出演のジャレットはというと・・まだ画像が見当たらないのでこちらを ^^;過去ブログにも度々登場しておりますがしつこく再度ご紹介。俳優、ミュージシャンの他にマイペースでの慈善活動(貧困、人権、動物愛護など)もライフワークのひとつWWF(世界自然保護基金)の大使でもあります。役作りのため極端な肉体改造をやってきたため別人のような画像がたくさんありますが彼は長年のベジタリアン。。大量の炭水化物で増量した時は痛々しかったですわ。。こちらは彼のバンド(左から兄のシャノン、ジャレット、トモ)ニューアルバムの発表は2017年頃になるよ~と4年前に言ってたよね。首をなが~~くして待ってますわよ。。オスカー受賞後、俳優業も忙しくなりツアーと並行しての作業は大変だと思うけどマーズのニューアルバムを早く聴きたい これは、最近の写真・・・期待してますわ スイマセン、話がそれていますがこちら予告編ですジャレットの役名は、まだわかりませんが(まるで白内障みたい^^;)「Happy Birthday」と、言ってますね。ゴズリングさんも売れっ子ですよね。◇そして「ジ・アウトサイダー」も秋頃に公開される予定らしい。三池崇史監督が下りた作品だとか。日本が舞台のお話だし、ジャレット主演だし・・ということで以前からチェックだけはしていたのです。昨秋、北九州市でも何日かロケをやっていたようで(誘致しているのでロケ件数は多い)ロケ地までそんなに遠くはないし無理してでもエキストラで参加すべきだったとちょっと後悔。。^^;たしか、1950年代ファッションでの闇の賭け格闘技場の観客や通行人役だったと思う。人相がコワイ知人に紹介すべきだったかしら^^;リアルな日本の裏社会に生きた第二次世界大戦後の元アメリカ兵のお話らしいです。徹夜の可能性があったとしても拘束時間未定の日給が1万円でもジャレットを見れる可能性があるのならファンにはかなりお得ですよねヒロイン役は忽那汐里さん◇他にもアンディ・ウォーホール役を受けたとか今後、自身の監督作品もあるとか多忙そうですがそのうち、また来日してライブもしてねさていまさらなのですが「パッセンジャー」「ライオン」などもちょっとだけおしゃべりしたいなと思います。実話ベースの「ライオン」は子役の男の子や脇の俳優さんたちは良かったのだけど実話ゆえにお兄ちゃんが気の毒過ぎて。。また創作を加味したドラマ性があまり感じられず淡々と事実をなぞったような印象で決して悪くはないのですが可もなく不可もなく?「そうでしたか。。小さいのに頑張りましたね」アイディンティティを取り戻せてよかった。。といった感じ^^;「パッセンジャー」は評価が良かったので私のつまらない主観はどうでもいいと思いますが公開から、少し時間も経ったことだし正直な感想を言わせていただければ 違和感。。かな。まずあれはSFではないですね。環境設定としてSF的要素が必要だっただけ。展開もご都合主義です。映像は素晴らしいし宇宙船のデザインも斬新で美しかったのに残念。ジェニファー目当てだったけど映画の「メッセージ」を何度も示されるとなんだか教訓的でウザいなと^^;理想通りに生きられなくても与えられた環境で幸せになれる道を探れと言いたかったのね。でも男は選ぶことができたけれど女はできなかった。これ、これ 問題はこれ見知らぬ男のエゴに女の未来は絶たれた女性のリストは商品カタログみたいだったし医療用ポットはたったひとつ?????もしもの危機管理は???全ての環境設定が疑問ばかりでそれが気になって集中できなかったというか鑑賞しながらツッコミ入れてましたわ^^ただのラブストーリーでしたが見方によっては面白い?辛口でスミマセン^^;◇では、また。こんなおしゃべりにお付き合いいただきありがとうございましたおやすみなさい【遅れてごめんね 母の日】バラのアレンジメント 選べる5色 送料無料 花 誕生日 フラワーアレンジメント フラワー ギフト 誕生日プレゼント 女性 母 祖母 妻 生花 定年 退職祝い お見舞い 還暦祝い 結婚記念日 両親 お祝い 開店祝い 古希 喜寿 米寿【花屋】画像配信
2017.05.11
コメント(0)
5月になりましたね~昨日はGW突入の映画の日ということで映画館も大混雑だったようで関東地方では大気が不安定で大荒れだったとか。映画館も上映中に停電・・なんて聞きましたがそんなことがあるんですね。先週末、私はこちらを観てまいりました。大規模なプロモでご存知だと思いますがまずは長めの予告編を。 ありえないカーアクションの連続はお約束ですよねこれぞ、エンターテイメント!! ではないでしょうか。ポール亡き後少し興味を失いかけていたのですがユーモアや暖かさもしっかり健在でツッコミどころがあっても???なところがあってもま、いいかとどうでもよくなってしまうくらい楽しかった^^(シリーズのファンなので甘いです)そしてブライアン(ポール)の存在は今作でも感じることができましたよ大ヒット上映中なのでネタバレは少しだけです。 storyドミニク(ドム)とレティがハネムーン中のキューバから物語はスタート。朝イチの上映(9時~)だったのでコーヒーとサンドイッチの朝食をしながら鑑賞中でしたがテンポの良さとセリフの面白さとクレイジーなカーレースに食事中の手も口も一旦フリーズ(マネキンチャレンジみたい)きっとアホ面をさらしていたのだと思いますわ^^; バハマの海辺でクレイジーなカーレースを楽しんだドム「ファミリー」は皆、それぞれの場所で穏やかな日常を過ごしていた。そんな時ドムの前にサイファーが現れ休職中のホブスには「ミスターノーバディ」の訪問が。嫌な予感が漂う中またも過酷な非日常に身を投じることとなる。ホブスの極秘任務はベルリンの反体制派組織に盗まれた電磁パルス砲を奪い返すこと。早速、ドムのチームに協力を要請しドイツへと向かうが奪還後、ドムの予期せぬ裏切りによって任務は失敗しホブスはドイツ警察に逮捕され刑務所へ。そこでは前作での壮絶バトルの相手英国元特殊部隊工作員デッカード・ショウも服役中。二人は再び顔を突き合わせることとなる。ガンを飛ばし合う二人の小学生並みのリップバトルに大爆笑 するとホブスの独房の施錠が開いたことがきっかけとなり刑務所内は大混乱の大バトルホブスとデッカードのファイトシーン(口喧嘩)が面白すぎる 逃走したデッカードを追うホブス乱闘の末、二人を出口で待っていたのはミスターノーバディだった。 ◇ ドムが裏切った??チームが戦う相手はドム? その理由もわからずチームは呆然とするが電磁パルス砲とドム奪還のためプランを立てることに。 ドムを抱き込んだのはサイバーテロリストのサイファーラムジー(前作参照)は言う「彼女はクレイジーよ」そこへデッカードがチームの前に現れミスターノーバディは彼を「協力者」だという。(前作でチームのハンを殺したよね?^^;) (ミスターノーバディ)デッカードはかつての雇い主(黒幕)がサイファーだったと明かし弟オーエンと共に彼女に復讐するためチームと手を組むことにしたらしい。 早速、ラムジーの作った「ゴッド・アイ」を使ってドムの居場所を突き止めるも先にこちらの居場所をサイファーたちに爆破攻撃されてしまい「ゴッド・アイ」も盗まれてしまう。次にサイファーがドムを使って狙うのはニューヨーク滞在中のロシア国防相が保持する核兵器発射コード1,000台強の車がサイファーにハッキングされど派手なカーチェイスの最中ドムはチームの車に阻まれレティの言葉に躊躇した一瞬、迷いが生じるが結局、奪ったコードを持ち帰る。それを遠距離でクールに監視していたサイファー彼の「迷い」の代償として目の前でかつての恋人エレナを射殺する。後に残されたのは男の赤ちゃんエレナはドムの子を産んでいたのだった。◇サイファーの望みは全世界を掌握できる強力な支配力らしい。(ちょっとイージーな設定ですね^^;)次の目的はロシアの原子力潜水艦。チームもドムとサイファーたちを追ってロシアへ。 予告編でもおなじみの後半のど派手なカーアクションロケ地はアイスランドらしい。 後半の見せ場ですね。氷の下から潜水艦が車を追っかけますが。。 熱い死闘が繰り返される中指令室のサイファーは超クール。この決着は次へと引き継がれるようですね。◇サイファー役のシャーリーズ・セロン大物女優を起用するのですから今作だけの使い切りにはしないですよね。ちょっと痩せすぎな印象でしたがこのシリーズ初の大物女悪役として次回の悪女ぶりが楽しみです。「マッド・マックス」のフィオリサのようなアクションも期待したい。サイファーのプロフィールは謎のままなので少し深みのあるキャラを背負って再登場してほしい。◇さて 赤ちゃんを守りながらあやすデッカードおじさん(ものすごくいい人? )あやし方がコワイわ^^; 映画のラストまで赤ちゃんのファーストネームはありません。なんと命名されるでしょうか。ファンだったらすぐにわかります^^ そうそう、ヘレン・ミラーさんがご出演でした。売れっ子熟女(老女?)ですよね。デッカードとオーエン兄弟のママなのね。(裏組織の女ボスかも)あのデッカードがママの前では口答えができない^^;へなへなデッカードにウケた 兄デッカード(ジェイソン・ステイサム)と 弟オーエン(ルーク・エヴァンス)(ピンピンして蘇っていたわ^^;)エヴァンスさん、ちらっとだけ登場(もっと見たかった) そして新キャストのイーストウッドの息子スコット・イーストウッドリトル・ノーバディとあだ名されてたかな?よく覚えてませんがだんだん逞しくなって現場に染まっていきそう。 今作はシリーズ8作目ですよね。10作目までは予定されているようなのでシリーズごとに新キャラが補充されていくと思うしその「変化」も楽しみ。お互いの利害関係で協力し合ってもかつての敵とお友達ごっこ・・もとい「絆」が生まれるってありですか?と思いますが今後のスートーリーを見守りましょう。監督のキャラへの愛をとても感じてしまう映画でもあります。◇ しかしHPは動画ばかりで知りたい情報が得られない。。なので記憶をほじくって綴りました^^;パンフを購入すべきだった~。 公開2日目でしたがこちらのファイルをいただきましたよ 明日から5連休といってもサービス業の方は忙しいでしょうね。人があまり行かない場所はない?と検索中ですが難しそうです^^;では、また。
2017.05.02
コメント(2)
こんばんは。なんだか肌寒い一日でしたが夜になって暴風がものすごいです先週末、映画「グレート・ウォール」(長城/中米合作)を観てまいりました。 予告編や関連映像を観ると面白そうですしかしいや~ やらかしてしまいましたねチャン・イーモウさん長年彼の作品は観てきましたし良い作品もあるのにこと「大作」となるとこけてしまう気がする。好みの問題なので感じ方は人それぞれでしょう。実際、賛否両論あるようです。ああいう映画を人生で初めて観た方は楽しめたかもしれませんが長年イーモウさんの作品に親しんだ身としては???「もしもし、ご乱心ですか?」^^;それくらいつまらなかった(←あくまで個人の意見です)基本的に映画をけなすレビューは書かない主義なのですがツッコミどころ満載なところは楽しめたのでシェアします^^;ネタバレだらけのふざけたレビューですがよかったらお付き合いくださいませ。鑑賞予定の方はスルーしてね。※( )内は私のつぶやきだったりツッコミだったりします^^;Story傭兵のウイリアムたちは旅の途中、砂漠地帯で馬賊(契丹?)の襲撃で仲間を多数失い夜には獣に襲われ、その腕を切り落として逃走するも万里の長城に辿り着いた時には後方には馬賊、周囲には禁軍行く道を遮られ禁軍に投降することとなる。長城ではウイリアムたちの処分をめぐり軍法会議が開かれるがワン軍師は切り落とした「獣の腕」を見て彼らに興味を抱く。そこへ緊急の伝令が届き禁軍全部隊に緊張が走る。軍は大規模な戦闘態勢へ。(きれいなお姉さんたちのパンジージャンプが見れますよ。あんなに体がぶれるのに~~戦えるわけないじゃんぶらんぶらんしたお姉さんたちが餌に見える^^;)敵はこれ笑ってはいけません。言い忘れましたが、この映画はファンタジーです。予告編でご存知でしょうか。龍が産んだ9匹の子のひとつで「饕餮(とうてつ)」というものらしい。女王を筆頭に三種類存在するとか。周の時代に空から降ってきたと言われる古代中国伝説のモンスターで人間を捕食するため60年に一度現れる。「エイリアン」?腐った人間社会にカツを入れるため?(60年に一度とは頻繁。さすが中国^^;)こういうのがわっさわっさと湧いてきたわけです。黒い塊がエイリアン もとい饕餮万里の長城が築かれたのは饕餮の襲来に備えるためだったらしい^^;ここで各部隊をご紹介と言ってもこの中のリン司令官と総大将以外は飾りみたいな扱われ方でこの動画がなかったら「あなたは誰?」◇戦に巻き込まれウイリアムたちも活躍し第一波の襲撃の阻止に成功。ウイリアムとトバールはその能力を見込まれ砦に滞在することに。そこには25年間滞在するバラードという西洋人もいた。彼はリン司令官たちに英語やラテン語を教えてきたが真の目的は長城に貯蔵されたブラックパウダー(黒色火薬)ウイリアムたちに門外不出のブラックパウダーを盗み共に逃走しようと協力を持ちかける。ある日人間が饕餮の罠に嵌り総大将が命を落とす。(あっけなさすぎ)どうやら戦いで知能が進化したらしい。(こういう知恵も生態もハリウッドの「エイリアン」と重なる)その後総大将の遺志を継ぎ司令官になったのがリン(他に将軍たくさんいるのになぜこんなお嬢さんが?)そんな時に「饕餮は磁力に弱い」ことが判明。征服する計画を立てたがそのためには捕獲しなければならない。 次の戦に紛れて逃げ出す計画だったが結局、リン司令官に協力してしまうウィリアム。仕方なくウィリアムを補佐したトバールの活躍もあり命からがら一体の捕獲に成功する。(ありえないアクションだけど楽しい^^)しかし火薬で荒稼ぎしたいトバール、バラードと禁軍の義侠心に心動かされ協力したいウイリアムは仲たがいをしてしまい二人はブラックパウダーを盗んで逃走。残ったウイリアムは疑いをかけられ捕らえられるが一部始終を見ていた歩兵のヨンが彼の無実を訴える。一方捕獲した饕餮は帝(少年)に献上するために都へ運ばれた。 (いかにも傀儡といった感じ) 磁石で操ろうとするけれどお坊ちゃんたちのおもちゃにするには力不足でした。ところで万里の長城って北方の蛮族ではなく饕餮の侵入を防ぐために作った。。でしたよね。あらら饕餮たちは壁下にトンネル掘って、とっくに都へ向かいましたが??(ものすごい数だし騒音も半端ないだろうし地響きもするだろうし・・どうして誰も気付かない?)大きなトンネルでしたわ。巨大な女王もくぐっていったのね。(なぜ気づかない??)ということで都は饕餮だらけ、人間食べ放題。そこへ馬では間に合わないからと気球?らしきものに乗ってリン司令官が到着。(700里も? 飛んでよかったね~ファンタジー万歳^^;)饕餮との戦の最中、危機一髪のところをリンを追ってきたウイリアムに助けられ帝に謁見。その頃トバールの荷も奪い逃走したバラードは馬賊に捕まり火薬の「お取り扱い」を全く知らない馬賊と共にドッカーントバールといえば、再び禁軍に捕らえられる。 ◇さて磁石で制御した饕餮を引き取ったリンたちは饕餮に十分な食事をさせその体に火薬を括り付けて放つ。きっと女王に吐き出した餌を与えるはず(ミツバチ生態のパクリですね)その時に火薬を発火させれば女王を殺すことができる。(女王が死ねば何万匹もの饕餮も全滅するらしい^^;)女王食事中に邪魔するやつは・・・お前か~!! 矢が命中できず女王に存在を知られてしまい高周波?交信で命令を受けた働き饕餮たちに囲まれてしまうウイリアムとリン 追い詰められて放った最後の矢の行方は? ・・・この手の映画でエイリアンの勝利ってありえないのでラストまではつづりません。巨額の予算をかけてなぜにこんな映画を作りたかったのかなそんな疑問が残りました。CGは(中国産ではない)素晴らしかったし画ずらを追うには楽しい映画だと思います。やたらスケールはでかいしロケ地も広大イルージョン的アクションやゲームのような世界観がお好みの方は楽しめると思います。ストーリーは単純だし心理描写もほとんどないので頭も使いません。私には全体が薄~く感じられ人間がちゃんと描かれなかったことが不満でしたけど^^;ウイリアムとリン司令官の関係も中途半端です。大義を胸に命を惜しまない兵士たちでも計り知れない恐怖や葛藤をかかえ、また共有することで長年砦で培った友情や愛もあったはず。クローズアップされる登場人物が少ないゆえに描ける人間ドラマは可能だったのに脚本が悪いのか何かと「信任、信任」とだけ言いながら終始戦っているだけ。磁石が利用できるのなら命や武器を無駄にせずなぜ長城で使わない?たったひと欠片の磁石しかなかったとでも?あの中国で?そんな単純な疑問が頭の中をぐるぐる~と ^^;◇この物語は「伝説のひとつ」だという前置きで始まります。私には現在の饕餮=「中国」にも見えてしまう。領土問題、資源問題、世界中に散らばる中国人13億の腹を満たすため脅威を振りかざしているのは事実。リン司令官は「信任」(信頼の意)に生きウィリアムも「信任」に目覚めるけれどシンレン、シンレン と何度も言われるとアメリカや中国がそれを言うかと苦笑してしまう。先に言ったようにドラマ性もないのでせっかくの「信任」も表面的で薄っぺらい。映画を使って世界中にそういうテーマをばら撒かないでほしい。政治的なメッセージに聞こえてしまいますよ。(大金を出しているのは中国だし)そうでないとしても私は、すでにうがった見方をしています^^;もちろん素直に受け止めてくれる人も多いと思いますがうさんくさい「信任」というコトバと饕餮の映像とチャン・イーモウ監督作品それだけが記憶に残りそうです^^; 軍師役のアンディ・ラウをはじめ中国の有名どころがキャスティングされていますが主役にマッド・デイモンを迎えたせいか男性陣の華がいまいちかな。。^^;ウィリアムになつく歩兵役にアイドルのルハン(元EXOメンバー)もいますが客寄せパンダになったでしょうか。 ルハンと言えばこういう時代もありました。EXO(韓国)の中国人メンバーだった時事務所の先輩ミンホ(SHINee)とフットサルチームを組んで優勝したこともありました。先輩と言ってもミンホの方が年下ですね(ルハンは童顔)SHINeeとEXOのメンバーたちが仲良さげにじゃれてる姿を見るのは楽しかったわ^^◇でもなんのかんのと申しましてもチャン・イーモウ監督作品と言われれば観てしまいます^^;けなしたつもりはありませんが不快でしたでしょうか。本編はいろんな面で説明不足だしパンフも購入していないので映画の詳細についてはよくわかりません。記憶違いもあるかと思いますがあくまでも個人の主観ですので悪しからずです。では、また。連休のお天気はまずまずのようですが良い週末でありますように。おやすみなさい。
2017.04.28
コメント(3)
去年、見逃していたため配信で鑑賞しました。日本での一般評価が良くなかったのでブログで紹介したにも関わらず期待薄だったのですが私は楽しめました^^ 邦題が観客を惑わせたのかも。だとしたら罪ですわ。まるでフラワーショウがメインのようなタイトルですもん。オリジナルは「Dare To Be Wild」あえてワイルドになってやる~ やってやるぜ みたいな? 一般的なイングリッシュガーデンのお話ではなくひとりの田舎娘がガーデンデザイナーとしてキャリアをスタートさせるまでのお話。 詳しくはここで HP 簡単なネタバレストーリー紹介になっているので知りたくない方はスルーしてね。 ◇ Story アイルランドの片田舎幼い頃から大自然の中で雑草のように育ったメアリーはガーデンデザイナーになる夢を叶えるためタブリンで有名なガーデンデザイナー、シャーロットのアシスタントになります。 シャーロットはゴージャスな外見と富裕層のクライアント重視の狡猾な現実主義者「女は若さと美しさで富を得るの。歴史的にも生物学的にも事実よ」コネづくりは得意だけど才能はあやしい。「まずは試用期間よ」と言いつつメアリーのデザインを利用し、さんざんこき使った揚げ句にデザインノートを奪いクビにしてしまいます。 さて家賃も払えなくなり、どん底のメアリーですがある日、不思議なビジョンを見ることに。それはチェルシーフラワーショウの映像の断片の数々。。 幼い頃からスピリチュアルな体験をしてきた彼女は迷いませんでした。ゴールドメダルのおまじないをしつつ「フラワーショウ」の出展応募を決意します。 しかし主催者側からは願書ももらえず門前払い。親切な秘書の協力で、やっとフラワーショウの応募が叶い彼女のデザイン「ケルトの聖域」は2000人の応募者の中から8枠しかない出場権利をみごとゲット。それはそのままの自然と共存できる庭というコンセプトでした。 よし、第一関門突破さて これからどうする? 若く経験もコネも資金もないメアリーです。 80日後に会場で施工を開始しその後3週間で庭を完成させなければならない。 500種の野草8本のサンザシの木40トンの石垣 どうやって手に入れる?これを施工できる職人は? そして 250万ポンド!!お金ないよ!!スポンサー探しに奔走するも収穫はゼロ 問題山積で潰れそう。。 でも、動かなきゃ!! ノウハウもわからず走り出したメアリーでしたがたった一人でどうする??メアリーの奮闘が始まります。◇石職人から情報を聞き出したメアリーは協力を求めて「フィーチャーフォレスト」(自然保護団体)の長を訪ねます。そこで植物学者のクリスティとも再会 「フィーチャーフォレスト」のメンバーたちはメアリーの話に賛同してくれますが、クリスティだけは懐疑的。メアリーに美しいコークの自然を案内しながら彼は砂漠の緑地計画こそが意義のあるものだと主張して譲らずフラワーショウ出展は無意味だと理解してくれない。 そしてエチオピアへと発ってしまいます。 彼がいないとあの庭は作れない!!もんもんと悩んだあげくメアリーも説得のためにエチオピアへと向かいます。◇ エチオピアでクリスティは※香織との支援事業や人々の日常生活をメアリーに見せます。 メアリーもまた「水場を大切にしてもらうには人々の憩いの場所になるデザインが必要だわ」と協力を惜しまない。エチオピアでの緑化事業にも協力します。そうやって日々を共に過ごすうちに2人の心は寄り添っていくけれど2人の信念は相反したまま。。それでも 小さな誤解もあったり、ぎくしゃくしながらもお互い惹かれていく心は誤魔化せない。 たとえ、クリスティが頑固でも。 そして彼がプレゼントした民族衣装のドレスを着たメアリー祭りの夜、2人は恋人同士に。◇ある朝、高台の岩場に上った二人 眼下の大地を見下ろしたメアリーは驚きます。 ビジョンが見えた!! それは砂漠化した大地が木々のグリーンでおおわれる将来のビジョンでした。 不思議と彼女にもエネルギーが湧いてきます。 「帰らなくちゃ」(やらなくては) 「私はここで力を証明したわ。今度はあなたの番よ」 今までクリスティに対して弱気だったメアリーがだんだんと逞しくなっていきます。帰国するとダブリンホスピスから250万ポンドの寄付の知らせが届いていました。出資条件は展示終了後にホスピスへ移築すること。これで始められる。 フィーチャーフォレストの職人やメンバーたちが協力し庭造りが始まります。そして、頑なだったクリスティも帰国。その後も様々なトラブルが発生したりシャーロットのクリスティへの買収勧誘があったりとハラハラさせられますが困難を乗り越え「ケルトの聖域」は無事完成。 あとは、サンザシの花が咲いてくれたら! うまい作り方ではなかったかな。実話なので実際のストーリーを尊重しつつ退屈な部分を感じさせないように少しわかりやすく作ったのねという印象でした。はなもちならない人間をシニカルにコミカルに描いているシーンは保守的、権威的、差別的な英国社会の一面をゆる~く語ってますね。そして樹齢200年のサンザシの木が美しかった。花言葉は「希望」だとか。そう、小さな希望から地球環境改善への大きな希望サンザシはその象徴のようでした。◇そんなにうまくいくはずがないご都合主義だなんて言われたりもしたようですが実話なのでそれはなんとも言い難い。。物事は困難があったとしても上手くいく時は全てが順調に運んだりしますよね。運も才能誰かが手を差し伸べてくれたり福を呼び込んだり不思議に思える幸福の連鎖を生むことも。さてアイルランドと言えば妖精のイメージもあります。実際のメアリーは幼い頃からスピリチュアルな体験を幾度もしているそうです。そういう体質だとか。彼女は自然からの啓示や感覚をとても大切にしているように見えます。それらを表現したシーンはファンタジーすぎる感も否めませんが自然への畏怖や共感エチオピアでの祈り、彼女のおまじないそれら全ては彼女の一部なんですね。インタビューで彼女は一番伝えたかったメッセージや教示、自然の強さを描いてくれた映画だと言ってました。 現在のメアリーは有名なランドスケープデザイナーだそうです。彼女なりの信念で地球を癒す活動に邁進しているようですね。あれから15年。こちらが現在のメアリーさん。 実際のクリスティもハンサムですね。生粋のアイルランド男らしい。 なんだか楽しそう ◇ こちらはクリスティ役のトム・ヒューズ魅力的なハンサム君でした。ポスト、カンバーバッチと言われているらしい。独特の雰囲気を纏っているような感じ。今後に期待 そして、名前だけですが砂漠の緑化運動を支援中の新妻香織さんも登場しています。 ◇ 故ターシャ・チューダーの哲学に共感する方や地球環境保護保全に関心のある方には軽めですが退屈しない映画かもしれません。エチオピアでともに活動した香織さんのプロフィールです。※新妻香織さん 彼女は福島出身で実家は崩壊してしまったそうです。今も様々な事業に携わっているらしく精力的に活動していますね。今日は熊本地震からちょうど一年。復興できるのはまだまだ先になると思いますがアフリカも日本も再生事業という点では同じ。何かお手伝いしたいと思っているところです。こちらは現在のフィーチャーフォレストここにはクリスティがいます。フィーチャーフォレスト行ってみたいでは、また。今回もマイナーなレビューにお付き合いいただきありがとうございました。良い週末でありますように。お花見、できるかな。
2017.04.14
コメント(0)
今日は春らしいお天気で桜が五分咲きになりました春の嵐が心配ですが週末には満開を迎えそうです。皆さまの地域はいかがでしょう。さてやっと落ち着いてPCの前に座れたので先日鑑賞した映画「ムーンライト」のレビューを忘れないうちにと。アカデミー賞作品賞を獲得したのでご存知の方も多いと思いますが詳しい情報はこちらで HPHPで十分だと思うのですがよろしければお付き合いくださいませ。華やかさもないし、地味で退屈な映画かもね~と思ってましたが最後まで引き込まれました◇STORY◇第一章 リトル同級生たちより小柄なシャロンはリトルとあだ名され苛められる毎日。ある日、廃墟のある危険区域へと追い詰められ隠れているところをファンに救われます。 一言も喋らず心を閉ざしているシャロンをファンは恋人のテレサと面倒をみていくうちシャロンも少しずつ心を開いていくこととなりますが親のように接する二人に対しシャロンの母親は悪態を繰り返します。その頃、シャロンは自身のアイディンティティによくわからない疑問を持っておりそれを優しく受け入れてくれるのもファンとテレサでした。 「自分の道は自分で決めろ」 泳ぎ方を教えながらファンは幼いシャロンを導きます。 一方、学校で友人として接してくれるのはケヴィンだけ「お前はタフなヤツだ」と言われ勇気づけられます。シャロンには父親がおらず母親からは育児放棄され 麻薬を常用する母親は愛情はあれどその時々の気分でシャロンに対する態度も変わる。。 家には 見知らぬ男が出入りし彼は居場所のない日々をやり過ごす中でファンが麻薬ディラーだということも知ってしまう。 ◇ 第二章 シャロン 華奢な体つきのシャロンは細い体形やファッションをからかわれ高校生になってもな苛めから逃れられない毎日。そんな時、ケヴィンと再会する。ケヴィンはちょっと軽いけれど明朗で快活昔と変わらない。母親は以前より酷い麻薬中毒者で男が来る夜は家から追い出されシャロンは今もテレサに面倒をみてもらっていた。ファンは既に亡くなっていたがシャロンが安心できる場所はそこしかない。 ある夜、かつてファンと訪れた海へ出かけると偶然、そこにはケヴィンも。お互いぽつぽつと話しながらシャロンは言う。「泣きすぎて自分が水滴になりそうだ」ふと 二人の心が寄り添った一瞬シャロンは気づかなかった自身の一面と対峙することに。 少年期特有の一過性の感情ではなく自身のアイディンティティに繋がるものだと自覚し子供の頃から孤立しているシャロンはそれを押し殺し隠し通すしかありませんでした。ある日苛めをきっかけに事件が起きてしまいます。 ◇ 第三章 ブラック 大人になったシャロンかつてと違い筋肉隆々の逞しい体を手に入れ金歯に金のピアスにネックレス。屈強で近寄りがたい雰囲気を醸し出しています。職業は麻薬ディラー裏でのし上がったものの足を洗えない日々。母親は麻薬中毒症状から回復し今は施設で働きながら息子の将来を心配する毎日。 「一番愛が必要だった時期に愛を与えてあげられなかった」「だから、愛してくれなくていい。でも、お前を愛しているわ」シャロンの頬に涙がつたいます。。 その後思いがけず電話をくれたケヴィンに会うためかつて住んでいた街へ。 ダイナーで料理人をしている旧友はシャロンに料理を振る舞い離婚後、一人で暮らす部屋へ彼を招きます。シャロンを「ブラック」と呼ぶのはケヴィンだけ。そこで色々と近況報告をするケヴィン。そしてシャロンもまた、ある告白をするのでした。 物語は淡々と進みます。私には長い一篇の抒情詩のようでした。エモーショナルとでも言いましょうか。語るというより感じてほしい作品でした。黒人ばかりが出演していますが今まであったような黒人社会特有のお話ではなく私たちの周りにもあるごく普遍的な物語りだと思います。子供時代、少年時代、青年時代と俳優は変わりますが通して同じ印象を受けるのは瞳でした。瞳で語ります。それを読むことでシャロンの孤独感や疎外感が身に染みて伝わってくるようでした。青年期に屈強な男になりすましているのは素の自分を守るため。外見に惑わされそうですが純粋でセンシティブ。「月の光を浴びると黒い身体がそこだけ青く見える」これはファンが子供の頃に言われたことですがシャロン自身のように思えます。太陽ではなく暗い月明りでほのかにあぶり出される他の人には見えない自分ひっそりとうまく隠していても何かのきっかけで浮かび上がる。それが社会に受け入れ難いものであったなら攻撃されないように隠し通すしかない。抑圧して自分を偽るしかない。そうやって生きてきたシャロンですが素の魂を殺していては彼が幸せになれない。。 母親との関係は不幸だったけれど許すことでシャロンも救われ彼も自らを肯定し自分を愛せたなら自信を取り戻せたなら抑圧していた魂を解放できるのではないかと迷わずに人を愛していけるのではと。。ラストには魂の自由への可能性を感じます。そしてムーンライトに照らされた素の魂も彼らしく光り輝くことができそうです◇主観でした。傍観するだけのような映画でしたが微妙に余韻が残ります。。 でもね満席状態だったので席を選べませんでしたが隣のおじさんのいびきがうるさかった。寝るなら静かに寝てくれ~ ^^;ということで、映画好きの方にはおすすめかも。では、また。おやすみなさい
2017.04.04
コメント(4)
大気が不安定なのか、ここ数日昼間は晴れて夕方から夜は春雷轟く春の嵐でしたが今夜は穏やかそうです。今日は牡羊座の新月ですね。そして牡羊座は12星座の始まりで火のエレメント新しいことに挑戦したり目標を立てたり腐れ縁と決別したり・・^^;新しいチャレンジを助けてくれるかも?◇先日、配信で観た映画です。日本未公開だったらしく、日本語HPなどもないのですがよかったら、こちらを。 原作は英国の文豪トーマス・ハーディの小説。トーマス・ハーディといえば学生時代の授業を思い出します。退屈、面白くない、暗いというイメージでした。それは、今でもあまり変わらないけれど20歳前後で読むべきというよりもある程度人生経験を積んだお年頃に読んだ方がしっくりするのかもしれません。とはいえ、このお話はそういう類とは違います。若き農場女主人が3人の男性に求婚され揺れ動く女心を抱えながら大人の女性へと成長していく物語で主役のキャリー・マリガンも魅力的そういえば今までも映画化された作品はありましたね。「テス」とか「日陰のふたり」とか。日本でもトーマス・ハーディのファンは多いのではないでしょうか。Story19世紀のイギリス。親戚の農家で手伝いをしていたバスシーバは隣の農場で羊飼いを営むガブリエル・オークと知り合う。ある日、オークは事業のめどがつきバスシーバに求婚するが彼女には思い描く人生の目的があり彼のプロポーズを断ります。その夜オークは未熟な牧羊犬のせいで全ての羊と財産を失い、この地を去っていくことに。一方、バスシーバは叔父の農場の相続人になったという知らせを受け彼女もまたこの地を離れます。その後彼女が相続した農場の火事を消し止めたのが偶然、そこに居合わせたオークだったことで二人は再会。彼は羊飼いとしてバスシーバに雇われることになります。男社会の中で好奇な目で見られていたバスシーバも日々奮闘し次第に認めてもらえるように。バレンタインが近づいたある日侍女とお遊びでしたためたバレンタインカードを隣家の農場主ボールドウッドへ送ります。彼女にはおふざけでしたが受け取ったボールドウッドは真に受けて悶々と。。(おじさんをからかってはいけません^^;)ついには、彼女にプロポーズ !ボールドウィッドの気持ちに押され一度は辞退したにも関わらずつい「時間をください」と返事を保留してしまう。それをオークに打ち明けるバスシーバ。「あなたの意見は求めない」と言いながら、いつもオークを頼りにしてますが彼女の高慢な態度に口論となりオークは農場を去ってしまいます。そんな時羊たちの身体に異変が発症し命が脅かされる。オーク以外誰も対処できないことを知ったバスシーバは彼の後を追い助けを請います。結局、彼は農場へ戻ることに。そんなある夜農場の見回りをしていたバスシーバは暗闇の森の中で道に迷った軍人トロイと出会う。蝋燭の灯りに浮かぶバスシーバの顔を見たトロイは「こんなに美しい人を見たことがない」と囁きます。ほどなくして、勝気なバスシーバはトロイと恋に堕ちボールドウィンの求婚を断って周りの忠告を無視しトロイと結婚してしまいます。軍服姿に恋をする女性たちをバカにしていた彼女もその魅力に抗えなかったらしい。ここまでがお話しの半分くらいでしょうか。聡明でアグレッシブだけど女性としては、まだ若くて未熟なバスシーバ結婚を急いだのも彼の元恋人の存在を知り負けず嫌いの性格が災いしたようです。さてバスシーバは幸せになれたでしょうか。 ◇平たく言えば頭が良くて勝ち気で上昇志向魅力的だけれど男に頼らない生き方を目指す世間知らずのお嬢さんが独りで大丈夫あなたに頼らないわ男性の助けなんかいらないのなんて虚勢を張ってるけれど結局はオークという頼りになる誠実な男と愛とお金を惜しまないボールドウィンに愛され、守られて彼女が自分らしくいられるんですね。19世紀の英国ですから無理もありませんが何といったらいいのか・・・ボールドウッドさ~ん!!あれでよかったの?本望なんですね?(ネタバレするので言えない^^;)ツッコミたいのを我慢して記述しました^^;ハーディの作品のイメージと違って気軽に鑑賞できる作品です。この映画をご覧になった女性はもし、選ぶとしたらオークとボールドウッドのどちらでしょう。 こちらは劇中で歌われた曲 ボールドウッドとのデュエット。 清らかで傷つきやすい乙女たちよ花盛りの季節を迎えどうぞ お庭に気をつけてタイムの花を殿方に奪われぬようタイムの季節が過ぎてしまえばきっと彼は歯牙にもかけなくなるそして タイムの花は無惨に散りゆき後に広がるのは ヘンルーダの花後に広がるのは 苦い後悔だけ傍にいたのは庭師の息子三色の花を贈ってくれたピンクとブルーと紫の花それから 赤い赤い薔薇の木真っ赤な薔薇の木を贈ってくれた私は赤い薔薇を受け取らず手に入れたのは柳の木世間に見えるのはその姿だけ愛に裏切られ やせ細った私愛に見捨てられ やせ細った私 (配信の字幕訳より) ところで、キャリー・マリガンといえば個人的にはこちらを思い出してしまう。映画 「プライドと偏見」(2004)で四女のキティ役(左)でした。 五女のリディア(右)に影響を受け流されやすい娘というキャラでしたっけ。二人して「兵隊さん」と言いながら赤い軍服を着た兵士たちを追っかけてましたね。 彼女がその後、素晴らしいキャリアを重ねてもこの頃のキティ役を思い出してしまう^^; そうそうディカプリオとも「華麗なるギャッビー」で共演しましたね。男が全てを失うに値する女性というにはミスキャストな印象でしたが。。そして 見ると辛くなるので画像は貼りませんが映画「私を離さないで」では主役でした。(日本でもドラマ化、舞台化した作品)この「17歳の肖像」も有名なのでご覧になった方も多いかと。 この頃までは可愛かったのですが最近は痩せすぎのせいでちょっと実年齢より老けて見えるような。。^^;「プライドと偏見」のファンとしては子供だったあの子も「遥か群衆を離れて」ではあんなに大人になったのね~と実感してしまった映画でもありました。今回のレビューもマイナー系になったかも。お付き合いいただきありがとうございます。では、またおやすみなさい
2017.03.28
コメント(2)
明日は雨予報で少し寒そうですがひと雨ごとに暖かくなりそうな気配ですね。 先日「アサシンクリード」を観てまいりました。 アクション映画が好きなので観たくなるんです、こういう映画。こちらが予告編仏教徒には関係ないわ~なんて思えなくなった昨今に通じるかも。紀元前から続く宗教戦争やかの国の大統領や北の将軍の顔が脳裏をよぎったりなどして現況とリンクしてしまいます。とはいえ「Your DESTINY is in your BLOOD」 まさに、これです。こういうストーリーでしたがもちろん完結しないので続編ありそうです。久々にCGではないリアルアクションを堪能できてそういう意味では楽しかったですね。イーグルダイブなんて想像しただけで鳥肌が立ちますわ。しかもCGではないなんてすごすぎ。 今さらですが元ネタはこれですね(ご参考まで以前のイメージ動画を貼りました)世界中で超有名なゲームですしゲームを一切やらない私でも知っているほど。その実写化なのでアクション満載私があれこれレビューするのは野暮でしょう。音楽はロードの「Everybody wants to rule the world 」映画「ドラキュラ ゼロ」や「ハンガーゲーム」でも使われていたかと思います。(もちろん私のPCにも入ってます^^) 以前、似たような動画をアップしたことがありましたがパルクールのアサシンごっこを見るのも楽しいコスプレしたままできるのも凄い。 そういえば日本にもパルクール協会があるようで身体能力の優れた人はやりたくなるだろうな~。昨日、実家でお手伝い中に母の趣味仲間から電話があり「世話をしてもらった土地代金を振り込みました」と。そして「あなたの近くに家を建てるの」?????母は何のことかわからず問い返すと母ではなく母によく似た声の人と商談をしたとか。ズバリ、それって詐欺でしょ。ただ銀行窓口では簡単に高額現金を出さないはずなのでその方の妄想かもしれない(軽い認知症らしい) その方もそうですが、母の友人たちもご主人を亡くしひとり暮らしの人が増えました。伴侶を亡くして元気になる人もいれば少しずつ壊れていく人も。。 せめて詐欺ではなく妄想でありますようにと願いたいものです。ちょっと暗かったですね^^; では、また。
2017.03.06
コメント(2)
知名度が半端ない映画になりましたね。先週末に鑑賞してきましたネタバレが多少ございますので鑑賞予定の方はお気をつけ下さいね^^;公式HPはこちらLA・ LA ・LAND オープニングシーンStory 舞台はロサンゼルス、ハリウッドのおひざ元若者たちが「夢」のために集う街ミアは映画スタジオのカフェで働きながら落ちまくるオーディションに傷つきながらも女優を夢見て日々奮闘中ある夜、友人たちに誘われたパーティの帰りピアノの音に導かれるように入ったレストランでピアニストのセブの演奏に魅了されます。このセブとの第一印象はミアにとって最悪でしたがその後、二人は何度も偶然に出会うことでお互いの夢を語り合うようになります。セブにもジャズの店を持つという夢がありました。セブはミアの女優としての資質に自信を与える理解者でありミアもまた好きではなかったジャズに惹かれていきます。やがて二人はお互いの夢を支え合う恋人同士に。 しかしセブが店とミアとの将来のために音楽性の異なる商業的バンド活動をはじめその大成功を機にセブの「夢」が揺らぎ始めると次第に二人の気持ちもすれ違うように。お互いが良かれと思った言動で傷つけ合ってしまう。そんな時ミアは自身の一人芝居の公演が失敗だったと絶望。セブとの関係を解消して夢を諦め故郷へ帰ってしまいます。。さて。。 ストーリーは平凡です。夢追い人たちのありがちなお話し。もしかしたら監督やその友人たちのリアルなストーリーも織り込まれているのかもしれませんね。かつて夢を追っていた人、夢追い中の人、夢破れた人そういう全ての人々の共感を得られそうです。夢の実現は甘くない。モチベーションの維持も容易くない。過酷な現実を受け入れながら戦う日々でしょう。その現実的な「苦さ」や「暗さ」は非現実的なミュージカル仕立ての効果なのかうまく大人のホロ苦いファンタジーに変換され醸し出しているように感じました。リアルさのないお伽話だと言われたとしてもリアルなお伽話が起こることもある。夢を実現できてもそれを得るために失ったものもあるはず時には失ったものの方が輝いて見えることも。人生は選択の連続こういうことも普遍的なことですよね。 ラスト近くのシーンだったと思いますがこの曲が流れるのはズルい。監督の思惑にずっぽりハマってしまったではないですか^^; そして35ミリフィルム?で映し出される夢のようなもう一つの人生なんだか意地悪な監督ですわ。背負ってきた人生によってここでほろっとする人もいるのではないでしょうか。この作品が大人の映画だと感じるのはこういうところ。人生の経験値がある方が共感度は高いと思います。一応ミュージカルなので予告編では楽しそうですが音楽のメインはジャズですしこどもが観る映画ではないのは確かかな^^;ただ1940 年代と 2016年の要素と背景を多用しているので衣装も含めてポップなレトロ感に溢れてます。しかも現在のモダンな要素もあるので二つの年代とジャズとの融合が目に楽しく今のお話しのはずなのにタイムスリップしているような錯覚も。監督のチャレンジでしょうか。先輩の方々には懐かしさを若い世代には新鮮さをその中間の中途半端な世代にはユニークさをそんな印象を持たれるかも。ちなみにセブの乗っていた車は80年代のもののようです。そしてセブ演じるゴズリングさんのピアノ演奏とてもピアノ初心者とは思えませんでした。なんでも3カ月の猛特訓の成果だとか。賞は逃しましたが素敵な演奏でした。 全ての夢追い人または夢追い人だった人へちょっとシビアで暖かいエールなのかも。 「夢」通り抜けてしまったものでもその頃の夢を愛しく思えたらいいなと少し昔を思い出したかな。では、また。おやすみなさい こちらDIY中なのでこういうものも気になります。プレゼントにも良さそう送料無料のお得なショップを二店ピックしました。 Wall Lamp Sticker Fairy tale 【シンデレラ】 LS-FT-03ウォールランプステッカー ファンタジーバージョンシールタイプだからどこでも貼り付け幻想空間を演出 暗い廊下にぺたっと貼りたい LEDライト ウォール ランプ ステッカー Wall Lamp Sticker LS-FT【CAN-08】【フェアリーテイル スマイルランプ かわいい 電球 LED ライト LED照明】【限定クーポン発行中】02P03Dec16クーポンも
2017.02.28
コメント(0)
こんばんは。0℃前後の気温の朝は起き上がるのに気合が必要ですね^^;北日本の方々は積雪にウンザリではないでしょうか。こちらは午前で雪も止み明日は気温も少し上がりそうです。最近、数本まとめて映画鑑賞していたので忘れてしまわないうちにとこのところレビュー記事ばかりになっています。ネタバレありですがよろしければお付き合いくださいませ。室生犀星の「蜜のあわれ」が原作。 詳しくはこちら HP STORYある老作家と共に暮らす赤子はまあるいお尻が可愛らしい赤い服を着た金魚自分のことを「あたい」と呼び作家のことを「おじさま」と呼ぶ。ある時は若い女性に姿を変えて出かけまたある時は書斎で老作家とちょっときわどいおしゃべりをしたりそして夜には金魚に戻っておじさまと一緒に眠るのが好き。おじさまも赤子の長く柔らかな尾ひれを纏うのが至福の喜びのよう。猫には赤子の正体がばれてしまうが金魚売り(おじちゃま)以外の人間にはわからない。ある日赤子はおじさまの講演会へ出かけそこで具合の悪そうな「おばさま」(おじさまのかつての恋人の幽霊)を介抱する。彼女は老作家への未練が募りこの世に蘇ってきたのでした。そのおばさま(ゆり子)の話を聞いて赤子は言う。「ゆり子さんがおっしゃいましたおじさまは愉しいことを知っているって」「恋人同士がなさることよ」そして「恋人にして」とせがむ。「おじさまの1ヶ月はあたいの1日なの」「あっという間におばあちゃんだわ 短い人生を楽しいことで一杯にすべきよ」 」金魚の誘惑におじさまは抗えない。そんなある日赤子は金魚屋で幽霊のゆり子と再会ゆり子に尾ひれを触られてその正体を知られてしまう。で赤子がおじさまの好きな尾ひれの自慢をすると幽霊のおばさまから「あなた方のご先祖は中国のフナよ」「どぶ川でふてぶてしく生きているあのフナ!!」なんて言われてしまうけれどそっか。。「あたいは愛する人と愛し合うためにに海を越えてきたのね」ぶくぶく。o○ .。o○ ^^;しかしおじさまにはこっそり逢瀬を重ねる「恋人」がおりそれを赤子と幽霊が目撃してしまう。ショックを受けた赤子は金魚売りの協力を得て彼女の家へ侵入します。まあ~るいお尻の金魚(赤子)は彼女に買われていきました。ぷくぷく。。しかしこの赤子の「のぞき」は老作家にバレバレ。金魚や幽霊や人間の女性をめぐり 老作家の心は大きく揺れ赤子の真っ正直な非難に作家は欲が深くて実力は浅い!! と己をさらけ出す。すると現れたのは死人(しびと)の芥川龍之介時々現れては色んな話を交わすようです。(室生犀星と芥川龍之介の関係に興味のある方は検索してくださいませ^^;)そんな時赤子は「こども」がほしいと老作家にせまり雄金魚と「交尾」すると言い出しました。ビックリするおじさま「交尾はいかん!!」「ダメだ、ダメだ、ダメだ、ダメだ、ダメだ~」しかし赤子ちゃんは「交尾してまいる」と。芥川は言う「難しい話はよそう、君にできることはあがくことだけだぜ」「破れかぶれが君のいいところだよ」あがいてやるさみせつけてやるさ言葉で文学で死んでたまるかでもついてくる芥川の言葉「死と税金からは逃れられない」老い先短い老作家の妄想ストーリーです。室生犀星の自叙伝的物語男性がご覧になった方が共感度が高いのではないでしょうか。劇中にこういうセリフがあります。「何を書いても心の中で誰かと出会い話をし自分自身と格闘するんだよ」老作家が患っている不治の病の影響なのか異形の人物の登場はあの世との境界がもはや存在しておらず彼の意識は常に死の世界をも覗いているかのよう。ストーリーはあるようでなく作家の内なる声を妄想人物がそれぞれ演じているようなお話でした。その妄想の根っこが激しく炸裂して暴走し正体があらわになったりもします。赤子は老作家の最期のミューズだったのでしょう。作家として男性として衰えたくない才能と生と性老いて、病んでもなおそれらへの欲望と執念の炎はなくならない。くすぶっているがくすぶっていてもなんとあわれで儚いものか人生は儚い。。儚すぎる。。儚すぎる。。儚すぎる。。作家の心身のアンバランスとジレンマそして執着が凄まじい◇「おじさま」「いつまでさぼってらっしゃるの?」ラストはなんだか救いにも感じましたけど。。あえてレトロな撮影をした映像がこの作品の持つ雰囲気と時代をより強調しているように見え赤子がはいていたかっぽんの音も印象的な響きだったかな。金魚ダンスも可愛かったです^^室生犀星の作品は読んだことがなく人となりも全く知りませんがこの作品が晩年のものでありながらシュールで自由な表現を楽しんでいるような気がして原作を読んでみたいなと興味が湧いています。予告編です。邦画はめったに観ませんがわりと好きな映画でした。好みは別れそうですけどそうそう日本語のセリフがとてもきれいなんです。あのように使ってみたいのですが一斉にひかれそうですね。実に残念。。^^;では、おやすみなさいませ。
2017.01.24
コメント(2)
雪は降らないだろうと思っていましたがただいま吹雪いてます。暴風も唸ってますが皆さんの地域はいかがですか今夜はMステを久々に観ています稲葉さんがサラスと出演だしブルーノ・マースも楽しみ。「グリーンボーイズ」のメンバーも出るとか。菅田くんって役柄で七変化するし若手俳優としてちょっと気になる俳優なんです^^ご存じない方にはauのCMの「鬼ちゃん」と言えば思い出していただけそう。先週末、映画館にこれが設置されたのを見て思わずパチリと。スタッフさんが真後ろに控えていたらしく「ありがとうございます」なんて言われてしまった^^ブリザードフラワーではなく普通の造花というのが残念ですがブリザードはお高いですもんね。「全ての上映館に設置されるわけではないです」と言ってましたが「美女と野獣」の公開も近いことだしお近くの映画館でもこの赤いバラがお迎えしているかも。でその時に鑑賞したのが「EYE IN THE SKY 」でした。詳しくはこちらでHP評価が良かったのでなんとなく観たのですがプロデューサーの一人として俳優コリン・ファースが参加してますね。それにアラン・リックマンの遺作と思えばチェックしたくなります。予想できる内容でしたが世界中のあちこちで同じようなことが現在進行形なんだろうなと思うと偏ったつまらない報道ばかりのマスコミより映画の方が「響く」かもしれません。Story英国軍諜報部のパウエル大佐が標的にしているのはケニア、ナイロビに潜むアル・シャバブのテロリスト集団長年彼らを追ってきた大佐は彼らの潜伏先を突き止め捕獲作戦を実行しようとする。パウエル大佐とイギリス国防相のベンソンはアメリカ軍のドローンを駆使しロンドンからナイロビへ軍事作戦の指揮を執る。ナイロビ上空を飛ぶ無人偵察機(攻撃型ドローン)のアメリカ人パイロットたちはネバダ州の米軍基地でそれを操作し指揮に従っている。一方、ナイロビでは潜伏先民家の近くに諜報員が侵入。ヒヨドリ型や昆虫型のドローン(偵察)で情報を指令室へ送信します。テロの首謀者本人を確認し捕獲作戦を実行をしようとした矢先テロリストたちが今にでも実行しようとしているのは大規模自爆テロだと判明急遽、捕獲作戦は殺害作戦へと変わってしまう。しかし標的のすぐそばで少女が毎日パンを売っている。巻き込まれるのは必至。どうする?大規模テロを阻止するためには少女が犠牲になっても仕方がないのか。どうすれば少女が救えるのか米国籍の犯人たちをイギリス軍が独断で殺害しても構わないのか首相の考えは?外相は首相の意思を聞いているのか?アメリカの判断は?自爆テロ実行まで猶予がない!!軍はできるだけ少女に被害が及ばない作戦をシュミレーションするが理論上の予想と現実が一致するとは限らない。ロンドンの会議室では対立する意見が飛び交いその「判断」と「責任」をめぐり問題は各関係先へとたらいまわしにされる。「GO」が出せずイラつくパウエル大佐。こうしているうちに事態は刻一刻とせまっていく。。ロンドン、アメリカ、ナイロビの各指令室の大きなスクリーンに映し出されるドローンが送ってくる映像まるで実況中継を見ているような映画でした。緊張感も伝わってきます。。◇戦地から遠く離れた各国の会議室でドローンを駆使した戦争をどう考えるのか・・・。明るみに出ない事件も多いでしょうね。そこには葛藤や対立があって当たり前だと思います。これがゲーム感覚になってしまえばもはや人間が係る必要はないそれこそ人工知能に任せればいい。リセットできないからこそその選択が必ずしも正しいとは言えなくても戦時下での正義感や倫理、緊急の柔軟性はあるのか我々人間が試されているような気がしました。ラストの国防相ベンソンのセリフもまた深いなと。。では、また。インフルエンザが猛威を振るっているらしいので多少太ってもちゃんと栄養を摂った方が予防にも良さそうですね。良い週末になりますように。おやすみなさい
2017.01.20
コメント(0)
まさしくそうでした。美しく気高く腐った男たち(あまり美しくはなかったけど)幼稚でかっこ悪いくそクラブ ^^;というコメントも聞いたような気がするけど否定できない。でもイギリスってこういうお話が好きですよね。と言いながら鑑賞する私も少数派なのかも。名門大学、その中の上流階級に属するエリートだけが入会できる実在の会員制秘密クラブそれをモデルにし舞台化されたものを映画化したそうです。STORYハロウ高校出身のアリステアとウィンチェスター高校出身のマイルズはオックスフォード大学の新入生大学には数百年続く秘密クラブ「ライオットクラブ」がある。そのクラブに入れるのはイートン校、ハロウ校、ウィンチェスター高などの卒業生。アリステアとマイルズは会員にスカウトされ欠員2名を埋めるための(定員10名)入会儀式を受けて通過し学内頂点ともいえるクラブの会員に迎えられる。ある夜、郊外の庶民的なパブに正装で集った会員たちそこでは恒例のクラブ晩餐会が行われるがいつものように金さえ払えば自分たちは何をやっても許されると信じているメンバー。新参者のマイルズはクラブの実態に驚愕するが逆らうことができない。彼らの傍若無人な振る舞いに我慢の限界を超えた店主は彼らを優しく諭そうとするがアリステアの人を見下す言動から事態は思わぬ惨事へと。。詳しくはこちらでHP子供っぽい彼らの傲慢、虚栄、支配欲に駆られる欲望の発散はわかりやすかったけれどやがては狂った本質を内在させたまま処世術を身につけ上手くフィットする自身のペルソナをつけたまま偽りの品格と優し気な微笑みの中に残虐性を潜ませて社会に影響力を持つ人物になるのか。。一種のファシストを増殖する場所かもねという印象が否めない。ノンフィクションではないけれどフィクションとも言い難いリアルさがありますね。先日ブログでご紹介した「美しい英国パブリックスクール」という本にもありましたが有名パブリックスクールの学生が目指す主な大学はオックスフォードらしい。差別のない世の中はないと思っていますが英国の階級意識を避けては語れないこのお話。こういう作品が舞台化、映画化されるということは歴史的、文化的に国民の関心を得られるテーマなのかも。さてどうしようもないお坊ちゃまだらけの中でマイルズだけはまともに見えましたが好青年でもクラブの権威に惑わされ飲み込まれそうになります。 (マイルズ)鑑賞するのは「少数派」かもと言いましたが美青年好きには興味をそそられる映画なのだそうです。個人的にはヒューゴ役のサム・リードさんがハンサムだったかな~^^マイルズに思いを寄せるゲイの役でした。さて、この映画感情移入しやすい方は怒りで気分が悪くなるかもしれませんので鑑賞には要注意です。こちらはプロモでのショット過去作では皆、好青年を演じていましたがこの作品では最低男だったり、いがみ合う役だったりしたのでこういう写真を見るとホッとしますわ^^;でも、役者としてはチャレンジャーだなと思います。では、また。本日もマイナー系映画のレビューでした。
2017.01.18
コメント(0)
なんだか寒くなりました。こちらは朝からどんより。。来週は冷え込むそうですね。お天気がいまいちだと家の中で地味に過ごしていてもイラつかなくて済みます^^;映画館通いをちょっと休んでますが2月の公開待ちの映画が楽しみでもあります。こちらは4月公開のディズニーの「美女と野獣」の実写版ですがアメリカでは関心が高いようです。以前フランス版「美女と野獣」のレビューでも書きましたがあちらはヴィルヌーヴ夫人の原作(18世紀)がベース。そしてディズニー版の「美女と野獣」は ボーモン夫人の原作をベースにしたものらしいですね。フランスで昔から良く知られている古いお伽話がどちらも映像で楽しめるのはラッキーです^^ さてベル役はエマ・ワトソンで話題になりましたが聡明なヒロイン役にはピッタリなのかも。(エマ自身がとても賢い)主要キャストは殆どが英国俳優ですね。詳しくは こちらビースト役は英国俳優のダン・スティーヴンス日本でもBBCドラマ「ダウントンアビー」でブレイクしたので認知度もあるかと。。痩せたわ~それとも整形? (失礼^^;)お顔がねすっきりしていい男になりました。「ダウントンアビー」出演時はぽっちゃりでしたよね。ほら青い瞳が印象的な小太り体形だったので「カッコいい」というイメージは持てませんでした。「ダウントンアビー」後痩せて、随分イメージも変わったみたい。「美女と野獣」では、きっと素敵なビーストですね。さてガストン役ですがまさかエヴァンスさんがキャスティングされるとは。。^^;これを知った時は少し残念でしたが彼がガストンを演じればどんなふうになるのかしらという興味に変わりました。売れっ子俳優なので様々な役をこなしていますが私は彼が演じる「三銃士」のアラミス役がお気に入り女ったらしの元牧師というキャラでしたがスピンオフでやってほしいくらいのツボでした。英国俳優が醸し出す独特の雰囲気のせいかも。ゲイでも関係ないわ目が喜ぶ画であれば~^^ダンさんに関してはどこかで見たことある知った顔だ~~!!!ダウントンアビー!! のマシューじゃんと思い出したわけですが痩せるとこんなに変わるんですね。昨年秋公開の映画「ザ・ゲスト」ではこんな感じでした。私も春に向けてもう少しスッキリしよう~ ^^;では、また。今後もオタネタが溜まっておりますので小出しにするかも^^;寒い週末になりそうです。今夜は七草粥? かな。風邪に気をつけてお過ごし下さいね。
2017.01.07
コメント(2)
こんばんは。寒い1日でしたが明日からだんだん暖かくなるようですね。今日は駆け込むように美容院へ行き伸びていた髪をショートボブにしてスッキリです。パーマをかけなかったので美容師さんはヘアアイロンでフワフワの可愛い系にスタイリングしてくれましたが自分ではやらないだろうな~。ヘアアイロンも持ってますがいつからか女子力がどーーんと落ちてしまって使わなくなった。。イオン導入器も放置されたまま^^;かつては色々なヘアアクセサリーを使ったり夜会巻や編み込みなどのアレンジが好きでしたが今は面倒くさいだけ^^;年齢のせいとは言えこのあたりが「おばさん化」との分かれ道なんでしょうね。さて今年も頻繁に映画館通いをしましたが来年も春までにいくつか気になる公開予定映画が控えてますその中でこれが気になります。「ラ・ラ・ランド」(来年2月公開予定)あの「セッション」の監督の最新作らしい。前評判もよろしいようで^^主演はエマ・ストーンとライアン・ゴズリングゴズリングさん、この映画のためにピアノを猛特訓したそうです。ジャズが耳に心地よさそう~ミュージカルや音楽映画は私の好物詳しくはここで HPミュージッククリップも公開されてますが一番短い曲を明日、仕事納め方が多いのかな。お掃除などはほぼ、終わらせましたが台所仕事が残ってます。さっさとすませて大みそかはゆっくりしたいですね。では、また。おやすみなさい
2016.12.27
コメント(2)
なかなかDVD化されなかったのですが先日配信で見つけ鑑賞しました。詩人キーツのファンではないけれど「ピアノ・レッスン」の監督ジェーン・カンピオンの作品ということで気になっていた映画です。Bright star輝きわたる星よ 何時に等しく揺るぎなくあればこそされど 燦としてただ独り 高々と夜空に懸り永劫の瞼を見開き 堪え忍び夜の目も眠らぬ自然界の隠者の如く 目守りつつとにあらず絶えせぬ波のうねりが 人々の生を尽す大地の岸辺を廻り僧侶に等しく 浄き禊の行にいそしむそのさまをはたまた 山脈(やまなみ)や荒野を覆う新雪のほのぼのと積りしばかりの仮面(おもて)をみつめつつにもあらず否 しかしなお さらに揺るぎなく さらに移ろうことなくわが恋うる美しき女(ひと)の豊かに熟れゆく胸を枕に高く低く仄かに起き伏すその脹らみを永久に身につけ穏やかな出で入る息づかいを 恒に常に耳にしつつ長らえ続けてさもなくば 喪神の果に死することをこそ - キーツ詩集 宮崎雄行編 よりキーツが婚約者ファニーへよせた「Love poems」の一篇で「Bright star」とは北極星のこと。今回もまたマイナーよりで退屈なレビューになりそうなのですが良かったらお付き合い下さい。HPはないけれど予告編はこちらです「ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩」衣装や背景の映像がとても美しくそれだけでも目の保養になりました。2009年作なのでネタバレ満載悪しからずです^^;◇Story1818年、ロンドン郊外のハムステッドブローン家の長女ファニーはオリジナルデザインでドレスを自作し彼女らしい自己表現をする女性ある日友人宅で隣人ブラウン氏の部屋に居候をしている詩人ジョン・キーツと出会います。彼に興味を抱いたファニーは作品から人となりを探ろうと「エンディミオン」を購入。◇美しきものは永久に歓びである美しさは増し無に帰することなく憩いの場は静寂に満ち甘い夢と穏やかな呼吸をもたらすそう、そうなのだ美しきものは陰鬱な魂から黒い布を取り除く 「エンディミオン」より一部抜粋◇舞踏会で再会した二人は詩の話をきっかけにお互いを意識するようになりある日結核で闘病中のキーツの弟トムのところへ手作りのビスケットを持ち一緒に見舞いますが劣悪な環境での生活を目の当たりにします。ほどなくしてキーツの献身的な看病もむなしくトムは亡くなってしまいます。同情したファニーは徹夜してトムのためにピロケースを縫ってキーツに渡しクリスマスにも招待します。他家の招待を断り来てくれたキーツにファニーは「私に詩を教えて」と。後日、キーツを訪ねて学ぼうとしますが友人のブラウン氏は「本気なのか、芝居なのか?」と彼女の行動に懐疑的そんなある日キーツの留守に訪ねてしまったファニーはブラウン氏と詩の談義をすることに。するとその後彼から意味深なバレンタインカードが届く「魅惑的な琥珀色の瞳にキスをすべきか、鞭うつべきか」そのバレンタインカードを知ったキーツは二人の仲を疑い冷静ではいられなくなってブラウンに詰め寄るがファニーを見下した言葉に激昂し「忘れるな、恋愛感情は純粋なものだ」と言い放つ。ブラウンにとってファニーの存在はキーツとの絆を不安定にする要素のようです。◇しばらくしてファニーがふいに訪ねてきます。屋敷の半分を借りていたディルクス家が出ていきそこへ越してくるので隣人になるとのこと。「かまわないかしら?」壁を境に二人の寝室は隣り合うことにこの期間、二人はお互いの気持ちを確かめ合いひとときの幸福感に満たされキーツは詩作にふけるようになります。しかしキーツの友人ブラウンとファニーは相変わらず相いれない仲そんなある日キーツとブラウンは夏の間、詩作のためワイト島へ行くことに。突然知らされたファニーはショックで泣きじゃくってしまう。キーツはひざまづいて諭します。「僕は一文無しだ、それに借金もあるだから詩を書いて稼ぐしかないんださもなければ身を引き君を他の男に譲るほかない」彼が去り情緒不安定な毎日をおくるファニーだが「僕を虜にして自由を奪う君は思えば残酷な人だ」そんなキーツからの手紙がファニーに生気を取り戻します。「いっそ、僕らが夏の3日間を生きる蝶であったなら平凡な50年を生きるより深い喜びの日々になる」キーツの言葉に嬉しくて妹を抱きしめるファニーファニーは「私たちの化身、蝶の飼育を始めました」と返信。そして彼女の寝室にはたくさんの蝶が。。採取し育ててくれるのは可愛い弟と妹たちそれでも彼と会えない苦しみで情緒は不安定なまま蝶の命も長くはもたずまるで二人の行末を象徴しているかのように次々と短い命を終えていきます。夏が終わり、ブラウン氏は1人で帰宅新しいメイドのアビゲイルを紹介するファニーに「キーツはロンドンに住むよ」と告げるが結局、またハムステッドへと戻ってきます。ファニーはキーツの母の形見の指輪を贈られますが周りの人間たちは無一文の売れない詩人にのめりこむファニーを心配します。「薔薇の蕾を食べた? ほっぺが薔薇色だよ」穏やかな笑みを浮かべ妹のトゥーツに話しかけるキーツ(女の子はこういう会話が好きですよね)◇しかしブラウンは二人への干渉をし続けます。「愛しているから警告しよう。君は甘い罠に堕ちかけている」「ブローン譲のことなら、僕らの考えは合わない」「自分の才能を大切にするんだ」「幸せであってこそ、僕は詩が書けるんだ」財産を持たず、身体もひ弱なキーツが恋人のため身をすり減らすように詩作する姿は彼の才能と魂を愛するブラウン氏にとって耐え難いものでした。それでもキーツにとってファニーはミューズ若く美しく繊細で感受性の強い自分の全てを大らかに包み込んでくれるしかし、ある雪の夜ロンドンからの帰宅が遅れたキーツは体調を崩し、ついに結核を発症してしまいます。危険な状態が続き、症状が落ち着いてもブラウンはファニーをキーツに会せようとしません。そんなある日新しいメイドのアビゲイルが妊娠し子供の父親はブラウンだと発覚したことでキーツは彼の部屋を出てロンドンに住むことに。しかしその下宿部屋は薄汚く劣悪。病気のキーツには耐えられるはずもなくハムステッドの家の庭で倒れているのを発見されます。医者は「暖かいところで療養するべき」と。友人のカンパでイタリアへ療養に行くことになりますが同行するのはブラウンではなくセヴァンブラウンは出産費用などのかさむ出費でキーツを護ることができませんでした。そして1821年の2月セヴァンから訃報が届きます。ラストで冒頭の詩を読みながら、喪服で森を歩くファニー書籍よりわかりやすい字幕和訳を一部ご紹介します。恋人の豊かに胸を枕にその柔らかなうねりを感じつつ目覚めよう 甘き不安の中で静かに彼女の息づかいを聴き永遠の生か恍惚の死を求めん本棚に一冊だけキーツの詩集がありますがキーツについては詳しく知りません。英国を代表するロマン主義の詩人のひとりという認識だけ。。この映画は25歳で夭折したキーツと婚約者ファニーとの純愛物語です。彼はシェイクスピアに強く影響を受け英国では才気あふれる詩人として有名らしい。そんなキーツの美しい詩が誕生する背景とその短い生涯をファニーの側から語った物語のようです。これがキーツの側から語る物語だったなら交友関係も含め物語りは変わっていただろうと思え個人的にはそちらの方こそ興味がありますがこの映画が描くのは彼の詩作の背景にあったファニーとの純愛です。そのテーマはぶれず劇中でずっと、いくつかの詩が詠まれるせいでしょうか悲恋でさえ、どこか耽美的に感じました。彼の死後に称賛されたものの一部はファニーに宛てた美しいラブレターの数々のようです。生前の極貧生活が悔やまれますね。夭折しなければ・・・とも思いますが彼のセンシティブな情緒とうまれついた環境とあの年代特有の感性が織りなす言葉のなせるわざを思えば当時の文化人たちが称賛した彼の才能は凝縮された宝のような一瞬の幻のようなものであったのかまたは円熟期を迎えることができたとしたらもっと表現豊かで感動的な作品を残せたのか。。それは神のみぞ知るなのかな。広告inRead invented by Teadsさてこの映画では描かれませんがスキャンダラスなバイロンやシェリーとも交友があったようです(特にシェリー)ただバイロンもシェリーも貴族ですからキーツとはバックグラウンドが違いすぎていて親しい友人であったかどうかは疑問ですがキーツが彼らに影響を与えたのは事実のようですね。 キーツでも物語として惹かれるのはバイロンやシェリーなんですよね。だってあぶない男たちでしょ^^;ここで、どーでもいい蛇足BBCドラマ「高慢と偏見」のシャーロット役の女優や「ラブアクチュアリー」で小さな男の子サム役だったトーマスくんの成長ぶりが見られました^^キーツ役のベン・ウィショーって苦手なのですが(パヒュームのイメージもあるし^^;)小柄なキーツを演じるには適任でしたね。そういえば実生活で同性婚をしたらしいのですがそのお相手とはこの映画の撮影で知り合ったとかあ、そうそう猫ちゃんも良かったですよでは、また。
2016.12.08
コメント(0)
こんばんは。今日も雨天。。明日から全国的に寒くなるそうですね。今朝の地震にはビックリしましたが大きな被害がなくてよかったです。当時が蘇る方もいっしゃったと思います。。今後、余震もあると思いますし最近、日本のあちこちで地震が発生していますよね。こういうことに慣れずに危機管理対策を確認したいですね。。 さて 今夜は映画のレビューです この映画も見逃していたので配信で鑑賞しました。詳しくはこちらのHPで 若葉の頃 子供の頃、クリスマスツリーは大きかった他のみんなが遊んでいた頃僕たちは恋をしていたなぜ?って聞かないでそれでも、時はぼくたちを過ぎていき知らない誰かが遠くからやってきた大人になってクリスマスツリーは小さくなった。。 「First of May」より 本編中に幾度か流れるビージーズの「若葉の頃」(First of May)この曲の世界観のまま進んでいくストーリーノスタルジックで切なくてまるでセリフのように切り取られたかのような圧倒的に美しい映像と音楽中高年以上の人はほろっとするのではないかしらそう思える映画でした。なぜなら母と娘どちらの世代にも感情移入できそうなので。 Story 17歳の女子高生バイは母ワン・レイと祖母と3人暮らし。ある夜、母が交通事故で意識不明の重体に。医師に「意識が戻る可能性は低い」と言われ祖母と心細い日々を過ごす中かつてからアプローチされていたイエと少しずつ距離を縮めていくそんなある日母のパソコンの未送信メールに気がつく。それは母が自分と同じ17歳だった頃の初恋の相手リン・クーミンに宛てたものだった。最近、母は彼を見かけたらしい。 30年前の母に自らの思いを馳せながらバイは母になりすまして未送信メールを送信メールでリンと会話をするようになる。一方建築家となったリン・クーミンは同棲相手との結婚になかなか踏み切れずあげくに捨てられて今だ独身封印した過去に傷つけられた少年のまま大人になりそこなったくたびれた中年風情父の見舞いで実家を訪れた際30年ぶりにビージーズのレコードを手にし封印していた記憶をたどることに。 時は1982年青春まっただ中 英語のスピーチコンテストで優勝したのはワン・レイリン・クーミンは2位だった。。「次は絶対に勝つ」と宣言したものの彼女が気になって仕方がない。 (レイを見つめるリン・クーミン) (好きな女の子に意地悪するって思春期にはありがちだけど言葉を発しなくてもやることは大胆それでも気持ちが通じ合える時代だったようです)英語のスピーチコンテストでの賞品はビージーズのレコードでした。リンは教師から「若葉の頃」(First of May)を訳してみてと言われます。 早速翻訳に取りかかるリン彼はレイへの想いを重ねて翻訳を終えレコードと共にレイに渡しレイもまたそれに応えるように翻訳に想いを込めレコード(自分も賞品でもらっていた)を贈るがリンは突き返されたと誤解してしまう(彼女の翻訳詩を読むのは30年後^^;)それでも、下校時に彼女に手紙を押し付け「返事、待ってる」とアプローチしかしその夜に起こったある事件をきっかけに二人は離れ離れに。。 リンが学校を離れる日ふと、聞こえてきたのはレイの弾く「First of May」それから30年今でもリン・クーミンの記憶にあるのは17歳のワン・レイさて バイの高校生活にも少し変化が訪れていました。親友ウェンの裏切りイエへの苛立ち実父との関係、上海の実父の新しい家族母は目を覚まさず17歳の多感で不安定な心には荷が重すぎる毎日そんな時バイは「会いたい」とリンへメールをします。レイ本人だと信じているリンは快諾待ち合わせ場所に現れたバイを見てそこに30年前のレイの姿を重ねて呆然とするリン「娘のバイです」 「お母さんに会って」レイは眠ったままでしたがバイは母に綺麗に化粧やマニキュアをして彼に会わせます。 病院の帰り道、母校を訪れた二人「きっと、目を覚ますよ」とバイに語りかけるリン思い出が重なります。そして、別れ際のバイの言葉「返事待ってるね!!」蘇るあの時の記憶。。 その場所に戻れても、時間は遡れない現在のレイの言葉。美しい思い出のまま、淡い初恋のまま記憶に閉じ込めておくのもいいあの頃を懐かしんでも、心は戻れるとは限らないそれでも過去に置き去りにされていた芽生えたばかりの初恋を30年後にまた始めることができる?ラストからの展開はこれを観る人によってきっと違うストーリーになるだろうな・・・ 「いつかどこかの誰かが私の心を奪っていく全てが思い出になるでも、あなたのことは忘れない」何十年も引きずっている恋・・・ありますか?<蛇足です>30年前のリンの部屋にはビージーズやジョン・レノンのポスター現在のバイの部屋には嵐のポスターこれ一つで台湾の変遷がうかがえます。リンの高校時代からの親友の経営するオーディオ専門店?真空管スピーカー、中年男二人・・・といえば思い出すのは映画「インファナル・アフェア」(スイマセン、パクリ?)ただし、この二人にはワインが全く似合わないの焼酎なら合うかな~^^;リンの住居も事務所もモダンでお洒落なんだけどいつも暇そうでリアル感ゼロ(仕事してないじゃん)とどめ高校時代のリン・クーミンの顔と30年後の顔が違いすぎでしょー!!こんな私のうるさい雑念やツッコミって邪魔かもしれませんね。でもレイとバイの二役を演じたルゥルゥ・チェンはちゃんと別人を上手く演じ分けていたし台湾の若手男子チュン・ウェイダーくんとシー・チーディエンくん彼らはハンサムで素敵でした今後のホープですね。そして映像だけでも癒されました。では、また。明日は「勤労感謝の日」ですね。とりあえず美味しいものでも作って食べようかなと思います。良い休日を。おやすみなさい
2016.11.22
コメント(0)
こんばんは。博多駅前の陥没道路はもう復旧して今朝から通行止めも解除されました。迅速です。残ったのは補償問題。こちらは長引きそうですね。。 さて昨夜のスーパームーンは見えなくて残念だったけど今夜は雲が多いながら美しい月あかりを届けてくれています^^今夜のおしゃべりはオタ系かな。この映画、劇場鑑賞を逃していたので先日、配信でやっと鑑賞。多分、うけないレビューだと思いますけど良かったらお付き合い下さいませ 「獣は月夜に夢を見る」デンマーク映画 デンマークの小さな海辺の村ここは閉ざされた小さな社会この村で両親と暮らす19歳のマリーは病気の母親の世話をしながら魚の加工工場で働いている。美しい母親は口もきけず車いす生活だがなぜか村人たちは母親を恐れ近づこうとしない。母親の遺伝が疑われる彼女も、また定期的に検診を受けているが父親は母親の病のことは何も教えてくれない。 誰もが暗黙の裡に口を閉ざしているがマリーは自分の体に表れ始めた異変が気になり母の往診にやってきた主治医の書類をこっそり盗み見てしまう。そして、母親にまつわる過去の事件や不思議な病変を知ることに。 そんな時、職場ではダニエルという青年と出会い二人は惹かれ合っていくが彼との恋が深まるほどにマリーの異変も進み始め変化へのコントロールが難しくなっていく。 娘が「目覚め」始めたことに気付いた父親と医師は嫌がる彼女に母親と同じ治療を無理強いしようとした矢先マリーを守ろうとした母親は悲惨な事件を起こしてしまいます。 事件後、母親は浴室で溺死(自殺か他殺かは不明)葬式の最中マリーは自分の指の新たな異変に気づきますがそれを隠しもせず開き直る行動にいたたまれず父親は彼女を連れ帰ります。家に閉じ込め守ろうとする父親に対し「これが私よ」とグラスをかみ砕くマリー「隠れるのはいや!!」 翌朝、何もなかったかのように仕事へ出かけるマリー。その帰り道彼女に偏見を持ち執拗にいじめていた同僚の男たちに待ち伏せされ襲われそうになりますがそれはまさにトリガーでした。マリーの本性が完全に目覚めてしまいます。一瞬のうちに反撃をしたマリー瞳は金色に光り、すでに異形の姿をしていました。 その夜村の男たちによってマリーは追い詰められます。そこへ彼女を探しにやってきたダニエルは「船を用意するから二人で逃げよう」と誘い彼女を守ろうとします。意識が朦朧とする中、我に返ったマリーはダニエルに従う決意をするも村の男たちに拉致され二人はゆくえを阻まれます。 はたして、二人の運命は。。 詳しくはこちらで HP背景はドーンとくらいですよ~ ^^;北欧のとても小さな村なのでなおさらです。独特の映像と色彩・・この北欧の暗さをアーティスティックに表現したものをノルディック・ノワールと言うらしいです。 ヒロインは異形のクリエイチャーとして描かれていますが小さく閉鎖的なコミュニティでは異質なものは排除されやすいですよね。最近は大国のアメリカでさえ白人至上主義が市民権を握りそうな勢いですし。。この物語でも歩み寄りや理解し合うという選択肢さえなく一方だけの都合と論理で「違うもの」を陰湿に排除しようとします。まるでマイノリティは許容しないと言われているようでした。 さてこの映画を観ながらずっと脳裏にあったのが「僕のエリ 200歳の少女」(スウェーデン)です。(ハリウッドリメイク版タイトルは「モールス」)プロットもキャラ設定も独特の雰囲気もなんだかとてもよく似ているように感じましたが。。2作とも純粋で純愛ゆえに起こる悲劇であり逃れられない運命であり関わる人々の恐怖の源は主人公たちを恐れるというよりむしろ、それぞれの内に潜む人間の本性のようなもので外界から派手にやってくるわかりやすい恐怖ではなく暗く寒く閉鎖的な土地に住む人間の内からじわじわじわじわと湧き出で蓄積された狂気そんなイメージがします。 一方、主人公たちに内在する狂気は覚醒したばかりでコントロールが効かない。マリーを愛するダニエルは彼女を受け入れることで狂気に魅了されたのかもしれない。それはエリを受け入れ愛していこうとするオスカーにも共通していて重なってしまう。純粋さゆえに時には美しく、時には抒情的、寓話のようでまた、北欧の冷たくはりつめた空気感でそれらは、なんだか耽美的。たとえ、血まみれでも。 予告編ダニエル役のヤーコブくん役柄でこんなビジュアルですがハンサム君でした。個人的に昔から好きな顔タイプ^^;ちなみに「僕のエリ 200歳の少女」は随分前の映画ですがこの邦題はヒドイですけど映画はこちらの方が好きですそういえば80年代だと思いますが「キャット・ピープル」という映画もまたヒロインが「変身」してしまうお話でした。確か黒豹だったかと。デビット・ボウイがテーマ曲を作っていたので覚えております^^では、また。夜ブログは、再びオタ記事が続きそうです^^;良かったら、のぞきに来てくださいね。おやすみなさい
2016.11.15
コメント(0)
こんにちは。立冬も過ぎましたね。昨日の陽気と違って今日は小雨が降っています。朝はぐっと冷えこむようになりました。油断すると風邪をひきそうですね。さて今日もレビュー記事です。なんと12年ぶりのシリーズ3作目1作目からは15年経ちますね。鑑賞して一週間ほど経ったので、うろ覚えですが少々オタ目線でしゃべらせていただきます。(過去作の説明はなしで)良かったらお付き合いくださいませ(C)Universal Pictures映画「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」この作品情報を楽天エンタメナビで見るいや~もう、泣いてしまいました。涙ポロポロです。面白すぎて~(爆)そして、十数年ぶりに親友と再会したような気分でした。うーんお互いに年とったよね~ ブリジット ^^;なんてね。既にプロモなどでダニエルの事故死設定は知られているので申しますが冒頭のお葬式のシーンがあんなに楽しそうで良いのだろうか~(爆)そういえば、参列者は若い女性ばかりだったわ。軟派、チャラ男のダニエルらしい^^; これでも喪服第1作目をご存知の方はオープニング他、いくつかの場面に記憶が蘇ると思います。その過去の上書きのようなシーンに相変わらずだねと思ったり時の経過や変化を感じたりするのではないでしょうか。Story前回でハッピーエンド。ドジでちょっとおバカな愛すべきブリジットもやっとマークと幸せに・・・・なってなかったのね。。というのは予告編で既に知られていますが敏腕プロデューサーとして順調なキャリアを重ねてきた様子。年下の新しいボスの方針に納得いかずともそのかわし方はあ、ブリジットも成長したのね~とつい、感じてしまう。彼女もアラフォーマークと別れてすでに5年その後に得たのはスリムな体と煙草との決別そのマークとダニエルのお葬式で再会し挨拶は交わしたけれど彼は妻同伴で出席していた。かつて、つるんでいたお仲間たちは子育てに超多忙な毎日ゲイのトムもエドワルドと結婚しコロンビアから養子を迎えるとのこと。みんなそれぞれの人生に手いっぱいで疎外感を感じるブリジット。でも私も人生を楽しむのよと今回つるむのは30代独身キャスターのミランダ。彼女はブリジットのラブ・ライフを心配し半ば強引にブリジットを音楽フェスへ誘ってナンパをけしかける。広大なフェス会場で予約した宿泊施設(テント)を捜し歩くうちけつまずいて泥の中へ見事にダイブするブリジット。(2作目のオープニングを思い出す^^;)そんな彼女に手を貸してくれたのはジャックという男性でした。「シンデレラか」なんて突っ込みたくなるシーン(灰まみれでなく泥まみれ)フェスでかなり盛り上がった夜はぐれてしまった同僚を探しているうちにブリジットは間違えてジャックのテントへ入ってしまう。酔いの勢いもあり二人は一緒に過ごすことに。翌朝、自己嫌悪を抱えながらブリジットはジャックに会わず帰宅の途へ。数日後親友の子供の名付親として命名式へ出かけるとそこにはマークも名付親として来ていた。再び元カレと会い心穏やかでないブリジット。マークも未練タラタラな雰囲気聞くと、妻とは離婚調停中らしい。パーティでほろ酔い気分のまま良いムードになった二人一夜を共に過ごしてしまう展開に。しかし「同じ過ちは繰り返したくない」と思ったブリジットは翌朝、独りで帰ってしまいます。元カレは忘れて新しい恋を!とスタートを切った矢先なんだか体重がまた増えてる?と思ったらまさかの妊娠うそえっ?どっちの子?? 父親はどっち?・・・というかフェスで会った彼って一体どこの誰よ??その後ジャックがIT関連の企業家だと知ったブリジット彼のDNAを採取するため職権乱用で番組のゲストとして招待しあれこれを探ることに。^^;事が彼にばれ仕方なく彼に妊娠を打ち明け去るのですがジャックは後日ブリジットの部屋を探し訪ねプレゼント攻撃意外にも彼は妊娠を喜んでいました。でももう一人の父親候補のことはなかなか言えずにいるブリジット。。そしてマークにも妊娠を告白しなければ! と弁護士会館で話をする二人報告を聞いた彼は「幸せだ」と喜びブリジットを優しく抱きしめます。(あ~ 言えない)ここでも真実を伝えられないブリジット「父親の可能性は50%」って言わなければ!! と悶々と過ごすブリジットですがある日、彼女のプレゼン会場へマークがやってきます。そこには、すでにジャックも来ている。。どうしよう~と焦るブリジットするとマークとジャックが挨拶してる?なんで二人が知り合いなのーーー!!! それでも、しどろもどろながら正直に「もう一人の父親候補」を二人に打ち明けたブリジットいい年をしたおじさん二人は共に父親を主張して譲らずゲイ夫婦と代理母を装い妊婦教室へも参加します^^その頃、仕事もうまくいかず二人の男は父親の立場を争いブリジットの日常は穏やかではないのですがそれでも順調に育つベビーブリジットは思います。今、大切なのはどっちの子とかではなくてベビーだわ! (納得ですね)さてブリジットはどうなるのでしょうか。ここまでは予告編でだいたい想像できる範疇だと思います。大ヒット上映中なのでここからのネタバレ記事にはご注意くださいね。やっぱりマークはマークでした。不愛想で気が利かないけどいつもブリジットの窮地を救ってきたのはマークいざとなった時には頼れる男。その真面目な堅物マークが自分とブリジットの「相性診断テスト」をやるんですよ~(笑)結果は最悪一方ブリジットとジャックの相性は最高それを見て落ち込むマーク可愛くないですか?^^相変わらずのマークだけど年齢を重ねたからなのかブリジットの影響なのか少し親しみやすいキャラになってます。ジャックも仕事の合間にブリジットを訪ね子供部屋を用意するためリフォームまでやってくれます。「手狭だから一緒に住まないか」とブリジットに提案したりも。さてひとりで大きなおなかを抱えクリスマスの準備をするブリジットやはりドジってしまいます。マークが奥さんと一緒にいるところを目撃しただけでよりが戻ったのだと勝手に勘違い。ショックを受け撃沈してしまうブリジットしかもATMブースに荷物を置き忘れたまま締め出され自分の部屋さえ入れず雨に打たれ脱力。。そんなタイミングで現れたのはまさかのマーク奥さんと一緒にいるはずなのに、なぜ?やっぱり私の王子様?もとい・・救いの神というべき?(1作目を思い出すシーンです)マークが不実なことをするわけがありませんからね。マークに付き添われ部屋に入るとなんと、今度は破水してしまいます。するといつも冷静沈着、クールなマークがアタフタ(爆)鳴った携帯を窓から投げ捨ててしまいタクシーも呼べずブリジットを抱きかかえて病院へ。男気を出して頑張るけど重すぎて無理 ^^;そこへ登場したジャック結局、二人で抱きかかえ病院へ。大騒ぎの果て二人の父親候補は分娩室を追い出され仲良く?ベビーの 誕生を待ちます。ブリジットは無事、43歳にして母親になりました。社会的地位も財産もある魅力的な二人の男はどちらも父親になるにふさわしい相手でもブリジットにとって決定的に違うことがひとつだけありました。さて彼女が人生を共にしたいのはどっち?うーんこんなおばさんになってこういうセレクトができるなんて羨ましい^^;ここまで彼女の人生を見守ってきたファンとしてこのシリーズの行末はわかりませんが今後もちょっと気になってしまいます。残念だったのはブリジットが43歳でなく53歳に見えたことかな。(レニー自身は40代後半)こんなムシのいい話なんてないよね。ドジであか抜けない普通の女性がいつもモテモテでオバサンになっても、なぜ簡単にいい男と出会うの?なんてことは1作目から言われてきました。でもいいじゃない、ファンタジーでそれでみんなが幸せ気分になれるのなら。過去ブログで「高慢と偏見」の映画やドラマ、「高慢と偏見とゾンビ」などストーリーやキャストがリンクするお話をしてきましたがそれらがベースになったのが「ブリジット・ジョーンズ」シリーズですから ^^みんなに愛されてきたラブコメリアルさを追求したらコメディではなくなりますわ。この少々の非現実さが魅力なんです。今回も自虐ネタやユーモアが満載劇場ではあちらこちらで笑い声がしていました。私も鑑賞後一日くらいはなんだかハッピーな気分だったかなそして実はこの方たちにも会いたかった。ブリジットのご両親です^^「まー ブリジット、一体誰の子なの?」今度は政治家になろうとしているママ毎回、何をやってくれるのかと楽しみ^^;「いいさ、お前もパパの子とは限らんしな・・・ははは、冗談だよ」と、優しいパパブリジットの理解者で良き相談相手。このパパとママもなかなか面白いのです。親戚を演じる脇役キャストも含め今回も15年前と同じキャストと監督なのでブリジットのストーリーと共にみんな一緒に歳を重ねております。こういうところはとてもリアルたとえセリフがなくてもそのリアルさに無言の物語を感じてしまいます。そして、この3作目には年月が必要だったのだなと感じるんです。今回、新キャストでエマ・トンプソンが医師として登場英国を代表する女優ですよね。なかなか面白い医師役でした。脚本にも参加しているようです。他にも英国で有名な方々がカメオ出演しています。さて蛇足ですがラストにオチがあるのでお見逃しなく。私は思わず吹き出してしまいましたが「やっぱりね。。」というのが感想でした過去作を知らない方も楽しめるらしいです。笑いと少しの切なさとハッピーな気分を味わいたい方にはおすすめ身体によい映画かも。そうそう 香りも幸せ気分なれます。良い香りは空間も心も浄化してくれますよね。運が良くなるとおっしゃる方も。どうでしょうね。^^ では、また。 【P10倍】【送料無料】【専用スティック20本プレゼント】デュランス フレグランスブーケ 専用リフィル2本セットもれなく専用 スティック がついてくる! DURANCE 詰替え 【2個で送料無料】【ポイント10倍】4Scenes ソラフラワーディフューザー【ラッピング無料】楽天フレグランス部門ランキング1位 【2本以上で送料無料】【あす楽】【ポイント10倍】 デュランス ピローミスト
2016.11.08
コメント(0)
こんばんは。毎年、文化の日は晴天に恵まれるようですね。何か文化的なことをしたいと思いながら何もできず。。^^;毎年そうです。 とりあえず、映画レビューを。 (C)2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.映画「スター・トレック BEYOND」この作品情報を楽天エンタメナビで見る やはり、スタトレシリーズのファンは見逃せませんよね。少し前に観てきましたので忘れないうちに書き留めておこうと思います公開日から2週間経ちネタばれも少しはいいかな~と思い入ってます。ご注意を。 各種予告編はこちらからHP祝生誕50周年ということでアメリカでは祝賀ムードだと聞きました。色々なグッズも販売されてますね。今まで6本のTVシリーズと13本の映画があるそうです。この「スター・トレック」シリーズをリブートし2009年、新たな「スター・トレック」を生んだJJエイブラムスは今回「スターウォーズ」シリーズの監督業で忙しく(2作目の時もそう言ってた^^;)とうとうジャスティン・リン監督に投げてしまいました。リン監督は「ワイルドスピード」シリーズで成功した方そのシリーズも好きですが監督が変わると、作品の雰囲気も変わるものだな~と感じながら鑑賞いたしました。◇ STORY カーク船長率いるエンタープライズ号の深宇宙調査の任期は5年ミッションに赴いて、あれからもうじき3年。多少のトラブルはあれど平板な毎日は緊張感もなく退屈カークもかつてと違い任務に意味を見いだせない中自己存在意義について悩む日々も多くなりスポックとウフーラは恋人関係を解消してしまっていた。長い探査飛行では全クルーの私生活もまた犠牲になっている。 そんな状況の中食料補給のため宇宙基地「ヨークタウン」に到着ここは約50種の異星人が平和に共存する場所宇宙基地というより巨大なタウンパイロットのスールーはここに滞在する家族と会いカークは副総督のポストを申請しスポックは父の死を知らされ種の存続の危機にあるバルタン星人として生きる道を模索していた。 (美しい星のようなヨークタウン)そこに、突然宇宙連邦と無関係の異星人女性が乗る救命ポッドが漂着し救援要請をする。惑星に座礁した宇宙船を助けてほしいとのこと。エンタープライズ号はこれを引き受け連邦にとって未知の宇宙域へと赴くことになります。(観ていて、罠だ~と気づく^^;)目指すは惑星アルテミッド 星雲を抜け惑星に近づくと突然、船籍不明の宇宙船に襲撃されその強力な破壊力でシールドもワープも不能に陥り敵に潜入され激しい銃撃戦が始まります。敵には確固たる理由とカークが保管している古代遺物「アプロナス」を強奪する目的がありました。 あの美しかったエンタープライズ号が~(泣) 悲しいくらいポロポロに破壊され推進力を失い惑星の引力に引きずり込まれて墜落へと。。 クルーたちは脱出ポットで逃れるもほとんどが敵に捕らえられる中主要クルーたちは散り散りになって惑星アルタミッドに不時着。 カークはチェコフと スポックはマッコイと(対照的過ぎる性格同士で笑える) ウフーラはスールーと (敵に捕らわれたクルーたち) それぞれが降り立った場所で活路を見出すため協力し合います。 一方、独りで彷徨っていたスコッティは異星人ジェイラと出会い 彼らもまたお互いのために協力し合うことに。 ジェイラの言う「私の家」とは宇宙連邦の艦船USSフランクリン号。およそ100年前に行方不明になった宇宙船でした。 ひとり孤独に惑星脱出の機を狙い秘密裏に未知の宇宙船を整備してきたジェイラそこにスコッティや、再会できたカークたちも加わりクルー奪還と惑星脱出の方法を探りはじめます。 未知なる敵とはそして宇宙を揺るがすほどの恐るべき武器とは?◇「絶望から這い上がってきた」それがスタートレック ただのスペースオペラではなくSFを背景に描かれているのは、いつも人間ドラマです。今回はあのエンタープライズ号がスクラップになってしまいます。ああ、ここで一度リセットなんだな、と観客はそう感じますよね。カークやクルーたちの置かれた環境もガラッと変わり今までにないほどの犠牲を払い自分たちの限界に挑戦する世界を経験することになります。今回の敵はかつて艦船USSフランクリン号でアルタミッドに不時着した元連邦の軍人クラール。自分たちを見捨てた連邦への復讐のため生命維持の術を実践しすっかり異星人へと変貌してしまっています。彼は「戦いのある世こそ意味があり進化を促す」支配こそ力平和は弱者のもの惰性により進化は鈍化しそれは宇宙人類の危機だと言う。考えさせられますね。これは映画だけれど今の全世界を象徴しているではないかと。独裁や一国主義のひずみ極端な民族主義、ナショナリズム、国家間対立侵攻、略奪、宗教、マイノリティ・・・全世界中で対処すべき問題が山積しているのに地球人は一体何をやってるんだ、と言われているようです。 とはいってもこれはエンターテイメントシリーズ特有のユーモアは健在ですしトレッカーが喜びそうな「ネタ」もあちこちに。(※トリッキーというと怒られるそうです) ◇さて 不時着して眠っていた古いフランクリン号には「クラッシック音楽」が保存されていてそれは1980~90年代のバリバリのヒップホップ(クラッシック音楽)でジェイラのお気に入りこれが武器になるんですね。この超短波を敵の無数の小型機に向けることで相互通信を妨害し混乱させてしまいます。 フランクリン号にはバイクも積んでありアナログっぽい古いテクノロジーは23世紀の宇宙でも大活躍でした。 フランクリン号で敵のヨークタウンへの攻撃を阻止しようとしますがヨークタウンも無傷ではいられずカークたちは容貌を変え住民に紛れたクラールを探します。狙われたのはタウンの換気ダクト換気ダクトでのシーンはハラハラいたしましたわ^^;(大丈夫だとわかっていても、です) 正直、2時間では収まらないお話だと思いつつよく、まとめたなとも思いましたが全体的に説明不足だということは否めません。 ラストの「ワイルドスピード」っぽいシーンの代わりにクラールの復讐の動機となる暗い「根」をちゃんと描いてほしかった。あれでは感情移入もできかねただの戦争好きの悪人にしか見えない。。 そしてスールーのゲイ設定はマイノリティを代表するキャラでもありますがそのエピソードは薄かったかな~。 さて続編、決定しています。 カーク船長、スポックとも続投だそうです。 今作で病気のため参加できなかったニモイ氏古いスタトレシリーズからスポック役なのでファンにはおなじみですね。(未来のスポック役) そしてアイドル的存在だったアントン(チェコフ役)自宅ガレージでの事故・・・なんてまだ信じられません。あの、ロシア訛りの英語が可愛かった。。 強い印象を残したまま逝ってしまった二人 ご冥福をお祈りします。 (DVD購入決定ですわ) いや~ ふざけたいのを抑えて真面目につづってみました。伝え足りないし見逃した部分もたくさんあると思います。うんちくや作品の時系列も興味深いのですがトレッカーさんほど詳しくないので止めておきますね^^; ただエイブラムスが蘇らせたスタトレの時空設定はオリジナルスタトレと同じではなく「パラレルワールドにある」ということらしいです。さて もう一度この曲を(リアーナの歌うテーマ曲)今の自分をぶち壊して自身の限界に挑む・・・もう、ピッタリですよね。 では、また。おやすみなさい。
2016.11.03
コメント(0)
こんばんは。先日、この映画を観てまいりました。「高慢と偏見」(原作・ドラマ・映画を含む)を知らない人が楽しめる?そんな印象はありました。そう感じるのは私が原作もドラマも映画も知っているから。なので全く物語を知らず、先入観もなく映画「高慢と偏見とゾンビ」を鑑賞した方は見方が違うのかもしれません。興味のある方はまずこちらを。高慢と偏見とゾンビ予告編もこちらから 映画の冒頭から「高慢と偏見」のシーンとつい比べてしまうそんな癖を保持したまま 始終鑑賞しました。^^; ロンドンからネザーフィールドへやってきたミスターダーシー目的はゾンビ退治 ネザーフィールドのお屋敷にはダーシーの親友ビングリーも新しい住人としてやってきます。ビングリー氏は若くハンサムでお金持ち5人の娘を持つベネット家の母親は姉妹のうち誰かが彼に嫁いでくれることを望みます。18世紀、英国女性の権利は虐げられていて女性は親の不動産を相続することができず家庭教師以外の仕事ははしたないとされ女性の幸せは条件の良い「結婚」に委ねられていました。家長亡き後の息子のいない家は血縁の男性が家を相続し残された家族は出ていかなくてはなりません。夫より長生きすると信じている母親は娘をお金持ちの誰かと結婚させようと必死滑稽にも見えますが母親として当然だったのかも。前置きが長くなりましたがそんな時代に生きるベネット家の次女エリザベスがヒロインです。◇家族団欒のリビングでは読書や刺繍やピアノの練習ではなく銃、剣、ナイフをせっせっと磨く姉妹たちこのシーンから「高慢と偏見」オタがくすっと笑っていそうです^^さてベネット家の娘たちと二人の紳士は舞踏会で出会います。ドレスの下に武器を仕込んでいつでもゾンビと戦える用意は怠りません。前半は原作のセリフにほぼ忠実なシーンが多かったと思います。 舞踏会でビングリーはベネット家の長女ジェーンにひとめぼれし次女エリザベスとダーシーの出会いは最悪(原作通りですね) ダーシーの言葉に傷つけられ外に飛び出したエリザベスふと、背後から「お話があるの」と声をかけられますが・・・舞踏会でもゾンビが増殖していました。戦うベネット家の姉妹たちエリザベスの戦いぶりを目の当たりにして魅力を感じたダーシーはそれをビングリーに淡々と語ります。(そのセリフに吹きました) ダーシーとビングリーでも、この二人はすれ違ってこそ面白いのです。エリザベスとダーシーは反目したままゾンビと人類の戦いと恋愛が絡み物語は展開していきます。しかしこの映画で日本語や中国語を耳にするとは思わなかったですね。中流階級のベネット家の娘たちは中国で少林寺武術を学び上流階級のダーシーたちは日本で武術を習得したという設定でした。修行場所も階級別^^;ちなみに昔の少林寺(嵩山)は女人禁制だったはずというツッコミはこの際、おいときましょう^^;少林寺の近くにあるという女性の寺「永泰寺」で修行した?のかもしれない◇そうそう、この人たちを忘れてはいけないウィッカム金の無心をしないと思ったらとんでもない野望を持っていましたわ。そして外せない(気持ち悪い)コリンズ牧師歴代のコリンズに比べるとアッサリ系?(ドラマのコリンズが強烈すぎてあれを超える人はいないわ)で私が大うけしたのはキャサリン・デ・バーグ夫人あえてここでは語りませんまだ観ていないファンはぜひ映画館で笑ってください。あ、でも魅力的でした。物足りなく感じたのはそれぞれのキャラの描き方と人間関係。観客は「高慢と偏見」で既に知っているはずという前提の設定ですね。そして末娘リディアは全く問題児ではないしウィッカムを好きにならないところも原作と大きく違います。ゾンビとの戦いがありますから2時間程度の枠に内容を詰め込むとなると色々無理がありそうです。ダーシーの告白シーンも私には笑えましたわ^^;そしてここも大事なところですね。ダーシーの手紙のシーンもありましたよただ北イングランドの旅のシーンがなかったのでダーシーの領地ダービシャーの広大なお屋敷見学もなくそのあたりはちょっと残念。ダービシャーで再会するところから誤解が解けダーシーに惹かれ始めるはずなのに~と思っていたら二人の気持ちが寄り添うのはゾンビとの壮絶な戦いの最中でした当初は「高慢と偏見」の原作にゾンビをくっつけたパロディかなと思って鑑賞しましたが違うテーマ性を持った映画だったなと今は思います。だから「高慢と偏見とゾンビ」という小説が大ヒットしたのですね。フェミニズム?の印象もあるんです。この時代の楚々とした女性がカンフーを使ってゾンビをメッタギリですよ男性に頼ってなどいません自分たちを不自由にする抑圧を切り崩す既存意識や社会悪と戦う私たちに自由や権利を !劣勢の現実を勝ち抜くのに必要なのは強い意志の力と愛なんだか爽快~ (深読みしすぎかも?)日本人には「ゾンビ」ってなじみ薄いけど(妖怪・お化けの世界だし)この映画のゾンビはあの「バイオハザード」のようでした。その存在の説得力もありました。「高慢と偏見」のファンはちりばめられた笑いのツボに、きっと反応するでしょう(笑)こちらはBBCドラマ「高慢と偏見」のエリザベスとダーシーそして映画「プライドと偏見」のエリザベスとダーシー小説「高慢と偏見」がベースになった映画「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズも人気ですよね。最新作はもはや原作のイメージは全くありませんが中年になったブリジットも気になります。この映画もまもなく公開ですね。この際「高慢と偏見と殺人」も映画化どうですか?と言いたくなります^^; (ドラマはありますが)◇おまけかの、夏目漱石が小説「高慢と偏見」を絶賛したという話は有名ですがなんと漱石の作品「こころ」もこの度、ゾンビ化したらしい。で二つの文学作品がゾンビ感染ということでコラボイラストがありました^^;(HPにリンクがあります)このように既存の作品をアレンジして別の作品を作り出したものを「マッシュアップ小説」と言うのだそうです(HP参照)では、また。長々とお付き合いいただきありがとうございました。ナタリー・ポートマンもこちらの小説のファンで今回プロデュースに参加していたようです。 高慢と偏見とゾンビ [ ジェーン・オースティン ] 高慢と偏見とゾンビ【電子書籍】[ ジェイン・オースティン ]
2016.10.14
コメント(2)
こんにちはなんだか、急にどんよりと曇ってきましたが今からお墓参りへ行ってきます。庭になぜか一本だけひまわりが咲いているのでこれも持っていこうかなと思います。彼岸花はやはりまずいですよね。。リコリスはいいの?と考えても仕方がないですね。初盆時に時間をかけて掃除はしたので今日はさほど時間はかからないかな。さて先日「スーサイド・スクワット」でジョーカーを演じたジャレット・レトの話をしましたが本日は彼出演のGUCCIのCMが素敵だったので貼ってみましたマーラーの交響曲第5番がピッタリ。。うーん超ひっさびさに長髪でない、しかも髭もじゃでない小奇麗なジャレットを見たような気がする。このCMフレグランスのネーミングの通り独特の雰囲気がありますがいやらしくないのがいい。品性さえ感じるようで素敵です。ヴェネチアグスタフ・マーラーと言えばヴィスコンティ監督の映画「ベニスに死す」ですよね。リアルタイムで観た映画ではないけどこの映画を観てビョルン・アンドレッセンにため息した女子も多かったのではないでしょうか。私には観賞用でした。まるで二次元の王子様のようで。当時日本でアイドル歌手デビューさせたらしい?と聞いたのでYOUTUBEで探してみたのです。ありました!! (笑)・・・・ 知らなかった。。でも、変なので貼りません ^^;(スウェーデンも音楽大国なのだからわざわざ日本語の変な曲を歌わなくてもいいのにね)今はもう60代。お元気でしょうか。少年期の怪しげな美しさは一瞬。。幻のようなものかも。有名な映画なので語りませんが昔の予告編を貼っておきますね。Guiltyこのフレグランスの名前と映画「ベニスに死す」もなんだか重なって感じます。さてこのGuilty本日22日18時からタイムセールです。箱にちょっと傷があるだけでかなりお安い。デザインが素敵 グッチ GUCCI ● ギルティ EDT SP 30ml【アウトレット★箱・ボトルに若干のキズ】【お一人様一点限り!】【送料無料祭(3000円以上)&クーポン利用で500円引】【5000円(税別)以上送料無料】【楽天最安値に挑戦】お得情報もたくさん^^ジミー・チュウ好みなので迷い中 ^^ ジミー チュウ JIMMY CHOO ジミー チュウ オードトワレ 40ml EDT SP 【送料無料祭(3000円以上)&クーポン利用で500円引】あす楽対応【5000円(税別)以上送料無料】では、また。良い午後でありますように
2016.09.22
コメント(7)
巷でハーレイクインのコスプレを多く目にする昨今ですが昨日「スーサイド・スクワッド」を観てまいりました。ジャパンプレミアにはウィル・スミス、マーゴット・ロビー、福原かれんたちが来日してましたよね。詳しくはこちらで スーサイド・スクワッド評価がどうのとか、内容がどうだとか真面目に論じるような映画ではありませんわ。^^;原作のアメコミは読んだことはありませんがまさに「コミック映画」そのもの。一緒におバカになって楽しめる人は楽しめばいいという映画。私はジャレットのジョーカーが観たかっただけ。彼はこのブログにも度々ミュージシャンとして出没しておりますジョーカー役のジャレット情報はこちら私が説明したい多くが紹介されてます。わりと面白いですよ。ジョーカーはつるまないそういうキャラではないしスーサイド・スクワッドのメンバーでもない。ハーレイクインジョーカーと恋に落ちる前の名はハーリーン・クインゼル博士犯罪者専門の精神科医でした。なので「出会い」は檻の中ジョーカーに誘惑されるハーレイちゃんもうジョーカーが好きすぎて好きすぎて、ついに人格崩壊彼を世に放ってしまいます。で今は彼女が檻の中ハーレイの他にも特異な事情を抱えた超危ない凶悪犯数名が首に小型爆弾を埋め込まれ減刑を餌に政府主導のチームに編成されてヒーロー不在の中(スーパーマンは宇宙に帰った? ^^;)迫りくる「悪」と戦わざるをえないというおはなし。正直、つまらなかったけどハーレイクインだけが記憶に残ったなんて人も多いかもしれません。人物紹介に時間を割いたせいか中だるみを感じたし脚本がひどかった。。と思う。(サントラは良いです^^)ストーリーも超薄っ 「悪」の対象も政府のしりぬぐいだった。^^;超凶悪犯たちは酷い寄せ集めだけど、まともに見えるし(娯楽映画なので必然設定ですが)任務遂行のためなら暴力や殺人を許しているのでド派手なアクション活劇が見られるのかな~と思いきやえっ、もしかしてそっち系のファンタジーですか???みたいな^^;だから笑い飛ばすしかないのです元がアメコミですし。私の場合はハーレイちゃん、可愛いジャレットのジョーカー、もっと出せ!! (お下品でスミマセン)それだけ。^^;丸投げしてスミマセンがキャラが気になる方はのHPで確認してください。ウィル・スミス演じるデッドショットも主要人物ですが割愛させていただきます^^;この軍団を率いるフラッグ大佐はなかなかのイケメンでしたさて残念なことにジョーカーの登場が少ないのはハーレイのストーリーを語るためにジョーカーが登場するという設定のせいでしょう。まさにハーレイのためのジョーカーでした。なのでジャレットファンには不満が残ります。ジャレットが言うには「ジョーカーの登場シーンはもっと多かったけど大幅にカットをされた」らしい。編集には何らかの事情があったのでしょうね。同じジョーカーでも映画「バットマン」シリーズのそれとは設定が違うのでヒース・レジャーのごとく役にのめり込む必要もなかったかなと推測しております。役者として不完全燃焼だったかもしれないけど歴代で一番美しいジョーカーでした。「まるでロッカー」なんて言われたらしいけど、それもジャレットらしい。(実際、ロッカーですし)だってハーレイちゃんの人格がぶっ壊れてしまうほど大好きになってしまう相手ですからねクレイジーなだけでは説得力もなさそうですもの。ネタバレになるのでこのシーンに言及できないけど「ぷりんちゃん・・・・・」ジョーカーを愛称で呼ぶハーレイちゃん。彼女の夢はジョーカーのお嫁さん。^^独断と偏愛でハーレイとジョーカーに絞ったレビューになってしまいました。マーゴット・ロビーはつい最近の映画「ターザン」でヒロインを演じていたのでその役柄の格差も面白いですね。ジャレットは以前「ダラス・バイヤーズ・クラブ」で助演男優賞を獲得した俳優で、ミュージシャンとしても有名。あまり日本に来てくれないけど毎年、ワールドツァーで世界中を駆け回っております。色々な慈善事業にもかかわっているしベジタリアン歌声も素敵です^^来年には4年ぶりにニューアルバムを出すらしいのでそれも楽しみ特に映画のおすすめはいたしません。ジャレットが出演していなければ観なかった映画ですし。興行成績によっては続編が制作されるかも。既にハーレイのスピンオフ映画は実現されると聞きました。では、また。秋は気になる映画が多いのですがその中で「お気に入り」に巡り合えるかしらとちょっと楽しみです。おやすみなさい
2016.09.11
コメント(2)
グランドイリュージョン2詳しくはこちらのHPで 先日、観てまいりました。セレクトした理由はジェイ・チョウが出演しているから。^^; 個人的に、あまり好きなタイプの映画ではないのだけど前作から評判もいいのでそれなりに楽しめるかなと思ったのです。 多分、前作を観ていなくても問題ないと思いますがマジックを駆使しながらのストーリー展開は特殊なカメラワークとスピード感があるのでできれば集中してご覧になった方が良いかなと <ストーリー>ヒーローだけどFBIに追われている犯罪集団フォー・ホースメン。潜伏していた彼らが新たなミッションを受け再び集結ターゲットは世界に君臨するという妄想を抱いた巨大IT会社その新商品発表プレゼンテーションの日フォー・ホースメンは個人情報売買を暴露しようとするが失敗ウォルター(エンジニア)に阻止され彼らは逃亡するもなぜかマカオで拘束されてしまう。 ウォルターの目的はフォー・ホースメンを利用してあるものを手に入れること。 そのあるものを手に入れてもフォー・ホースメンが簡単に渡すはずがない。大逆転を狙って大きなイリュージョンを仕掛けていきます。 これ以上書くとネタバレですのでトリックだらけの映画ですし、まずいですよね。^^;なので多くを語れなくて恐縮です。。ただ一言でいうとトリックでトラップ の連続です。 見破られた方が負け隠されていたトリックもありました。人情ドラマも少し見せますがそうきたか~~ ^^; なんてね。ご覧になる予定の方はぜひ、見破ってみてください。マジック好きのジェイ・チョウチョイ役をお気軽に受けた印象を持っていましたが実際はなかなか良い役どころでしたわ。アジアのスーパースターですし中華圏での影響力もあるししかもハリウッド映画のキャリアもあるしということでジェイが演じるキャラ設定には納得でした^^さて話しは変わりますが精油のストックをしていたところこちら、10周年ということでかなりお得になってました。通常1000円が500円 送料込 【送料無料/全30種(各5ml)】お試し「よりどり5本1000円セット」[※ゆうメール(追跡番号付き)発送/代金引換不可][お一人様1セット限定][数量限定]価格:500円(税込、送料無料) (2016/9/6時点)では、また。9~10月は面白そうな映画の公開が続くので楽しみです
2016.09.06
コメント(2)
映画「インデペンデンスデイ・リサージェンス」こんばんは。昨日は一日降り続いた雨のせいで肌寒いくらいでしたが本日はだんだんと蒸し暑くなってきました。梅雨明けまであと10日くらい?それにしても気温がアップダウンしますね。本日は久しぶりの映画館「インデペンデンスデイ・リサージェンス」を観てきました。前作から20年後の続編、しかも大作なのでご存知ですよね。レビューしようかな。。と思いましたが本日が初日。しかも多くの人が鑑賞しそうな映画だしネタばれせずに書くのは難しいので遠慮しますね ^^;ただ、キャストは前作からの続投組と新キャストの混合で色んな国や地域、人種、年代にアプローチがありました。(でも「日本」はなかったわ)ユーモアも健在。まあ、最近のハリウッドの傾向でもありますが「中国」の匂いもプンプンします。^^;そして観客に向けた「メッセージ」もありそれは全世界の若者へのメッセージのように取れました。次世代を担うのは若者ですから。・・・このあたりで止めておきますね。しかし前作のキャストたちは歳を取ったな~なんて呑気な事を言っている私もそうですわ~。。大統領が米国初の女性大統領というのもなんだか意味深でした。そしていつも思うのですがこういう映画に出てくるエイリアンって人間よりも遥かに優れた知性やテクノロジーを駆使できるという設定なのになぜいつも「化け物」なんでしょうね。願わくばエイリアンから地球攻撃でもされないと国や民族や文化を超えて団結も協力もできず奪い合い、搾取し、殺し合うことを厭わず世界平和を構築できないのか!なんて言われない社会でありますように。(蛇足)パイロット役のアンジェラ・ベイビー上海出身の香港女優ですよね。美人で可愛くて魅力的なのですが個人的にはミスキャスト。古装劇では度々観てますし美しいです そういえば以前整形疑惑がしつこすぎたので、専門医師による顔面鑑定を受けその結果を公表したとか。。こちらもすてき去年、俳優の黄暁明さんと結婚し美男美女カップルとして有名です。でも、今回の役どころはパイロット役に花を添えたのか? ^^;(色々な事情があるものとお察しします)としか思えなかった。なんだかんだとしゃべりすぎるのでこのあたりで長めの予告編を貼っておきますね。では、また。良い日曜日でありますように。そろそろ、美容院へ行かねばと思うこの頃。。こちら2度ほど利用したことがありますクーポンの他にもポイントバックがあるのでちょっとお得 五千年の恵み100ml マッサージオイル ヘアオイル ターメリックオイル ウコンとゴマ油 乾燥肌 保湿肌 荒れ ベビーマッサージ オイル スキンケア カサカサ肌 アーユルヴェーダ 天然オイル 頭皮ケア しっとり 潤い ツヤ ハリ 送料無料 カーヤオンラインショップ価格:2916円(税込、送料無料)
2016.07.09
コメント(6)
こんばんは。今夜も映画ネタをやっております。良かったらお付き合いくださいね1作目から15年・・・。赤い日記帳は赤いipadに変わりました。当時はこんなでしたよね。1作目そして2作目このシリーズのファンの方はご存知だと思いますが3作目の「ブリジット・ジョーンズの日記 最後の私のもて期」の公開が決まりましたね。そもそも続編って必要?アラフォーになったブリジットのお話しって必要なの??あのドジ娘がマークとやっと幸せになれたのに。。えっ?? 違ったんですか ? なんと3作目ではマークは別の女性と結婚!!はぁ??・・・ということですっかりおじさん、おばさんになってしまった彼らのストーリーが気になってしまうのでした。^^;予告編はこちら(まだ日本語版がないのですが。。)1作目のオープニングを思い出します。マークが亡くなって未亡人になるブリジットだと最初は聞いていましたが(M・ダーシーがいなくては成り立たないと思ってました)どうやらお亡くなりになったのはヒュー・グラントが演じたダニエルだったみたい。あのダニエルが交通事故死?うーん、ありえないわひょうひょうとして悪運強そうだし~。だとしたらまるで、どこかのドラマみたいですね^^;そういえばヒュー・グラントは「続編には出ない」と言っていたのでダニエルは抹殺されてしまったのね^^;そうそうブリジットのママも健在のようで実はこのママを拝見するのも密かな楽しみダニエル(ヒュー・グラント)に代わる新たな三角関係図そうですね。。年齢だけはね、平等にとるものです。。^^;しかし老けたなぁ。。まぁ・・人のことは言えない。。また、笑わせてくれることを期待します 今夜もオタな話で恐縮です。先ほど熊本でまた震度4の余震がありましたが福岡もぐらっぐらっと揺れました。やはりドキっとしますね。日本のあちこちで揺れているような気がして。。では、また。おやすみなさいよい日曜日でありますよ~に。1000円福袋【j310】【3ツ星】モダンデザイン琥珀 こはく リング 【ゆうパケット(メール便)280円】【20P18Jun16】価格:1080円(税込、送料別) 琥珀 こはく チタンピアス【チタンポスト】【スタッド】【ゆうパケット(メール便)280円】【ak5011】【20P18Jun16】価格:3315円(税込、送料別) 【ak0603琥珀 こはく ブレスレット】【Sランク】【チェーンブレスレット】【送料無料】【chainbr】【20P18Jun16】価格:12096円(税込、送料無料) 買いませんが眺めていました。カットが美しいです【zp005】14金 14K ゴールド ブルートパーズ ネックレス・ペンダント レディース ジュエリー【チェーン別売り】【送料無料】【ギフト プレゼントに】【通販】【blue】【20P18Jun16】価格:111240円(税込、送料無料)
2016.06.18
コメント(8)
「若葉の頃」こんばんは。今日は、少し湿度が低かったせいかなんだか涼しい一日でした。梅雨本番はこれからだと思いますが部屋で過ごす休日は私の場合、やはり映画鑑賞でしょうか。映画情報をはじめオタ系記事ばかりがたまっているので少しずつ放出しております^^;なので今夜も公開待ちの映画を少しだけそういうものばかりチェックしてますがこれが楽しかったりしますこの映画、観たかったのです。ただいま順次上映中のようですが福岡はいまだスケジュールがわかっていません。ご覧になった方、いらっしゃいませんか。詳しくはここで若葉の頃 HP映像が素敵ですね予告編がすぐ立ち上がりますが母編(80年代)と娘編(現在)とあるようですね。そしてビージーズの「若葉の頃」の曲を使っているらしい。素敵なセンスではないですか~。あー もうなんかずるい。。この映画にこの曲って最強かも昔、映画「小さな恋のメロディ」に使われた曲ご参考まで日本語訳付きをお借りしました「若葉の頃」と言えば昔、好きだった漫画のタイトルでもありました。漫画家はささやななえさん主人公たちの名前はエレオノーラとウィルビー舞台はイギリスウィルビーはクリケット部の少年切なくて短いお話しでしたが不思議と誌面には若葉が風にそよいでいるようなそんな印象がありましたね。。小・中と漫画ばかり読んでましたので見つかると母に捨てられてましたがお気に入りはうまく隠していたので母の魔の手から逃れていたと記憶しています^^;そして「君に読む物語」は映画も原作も有名だと思うのですが今作は同じ原作者による新作だそうです。よくありがちなラブストーリーではないというのが特徴だと思いますがいままでとちょっと違う愛の物語だとか。できれば一人で観に行きたい・・・(化粧直しは必至だと思う)しかし上映館がない~~~ (泣)今のところ福岡での上映スケジュールがありません8月以降順次公開予定なので上映館が増えることを期待するしかないようです。ハリウッド映画ならつまらない作品でも全国公開ですよね。。^^; 予告編はメニューから 君がくれた物語この邦題を見た時は苦笑いしてしまいましたが(「君に読む物語」の連作みたいなので)HPを見て興味を覚えました。秀作だったらよいなという期待を込めてワンちゃんたちも^^こちらのゴールデンはこれがデビュー作らしい。こちらはすでに売れっ子ワンちゃんだとか。セントバーナードとシェパードのミックスで日本生まれだそうです。こんな映画ネタは溜まっているしSHINeeはまもなく日本デビューまる5年もうじきジェイ・チョウのアルバムも発売平井堅さんのアルバムも気になる。。いくつかはアップすると思いますが梅雨時期の癒しになりそうですでは、また。おやすみなさい
2016.06.17
コメント(2)
こんばんは~。今夜はつづけてアップしてしまいました。今度は楽しそうな映画のお話し。とっても、観たいな~と思っていますが単館系なのでどうなることやらです。でもガーデンづくりと音楽のお話しですからできれば大きなスクリーンで観たいものです来月公開「フラワーショー」チェルシー フラワーショーといえば、イングリッシュガーデンやガーデニングに興味のある方はご存知ですよね。昔、ガーデンデザインの仕事も少しやっていたのでこだわりを強く持つ時期がありました。若いころのエネルギーが蘇るかも?しれないし美しい映像には癒されそうだし実話がベースだということも面白そうです。どうでしょう?詳しくはこちらですぐ予告編が立ち上がります 映画 「フラワーショー」HPとこちらあいかわらず、こういう映画に弱いです。「ONCE ダブリンの街角で」「はじまりのうた」などの監督の過去作も好きでしたしまた音楽を志すお話しですが、やはり好きなんですよね。前作同様、マルーン5が曲を提供しているようです。では今度こそおやすみなさい 雨は上がりましたが昨夜と違って涼しい夜になりそう。夏風邪にご注意くださいね。
2016.06.16
コメント(4)
これは撮影の合間のショットねやるとは聞いていましたが映画「スーサイド・スクワッド」での ジャレット・レトのジョーカービジュアルはこんな感じ。「I’m not gonna kill ya. I’m just gonna hurt ya, really, really bad.」「殺しゃしない、ただ痛めつけるだけさ、かなりかなりひどくね」昔から役作りのために激太りしたり、激ヤセしたりと身体もはるジャレットですがヒース・レジャーのイメージが強すぎるジョーカー役をどんなふうに演じたのか興味津々。ヒースもジャレットもお気に入りなので私は比べたりなどしたくないなぁ。。それぞれの良さを楽しみたいですねさて、映画ですが・・・くだらないけどおもしろそうです。予告編 9月10日公開 ですが。。いきなりクィーンの曲でしたね^^予告編は、1~3まで公開されているようです。あの女忍者は?? あ、今夜もオタネタをやっております^^;SNSでジャレットというか30seconds to mars(ジャレットのバンド)をフォローしているので彼の動向は知っていましたがジャレットさんそろそろ、次のアルバムをお願い過去ブログにも登場したので覚えていらっしゃる方もいるかもしれませんが私は「30seconds to mars」のファンなんですずっと世界ツァーをやってますが今はどこかな。。一昨日はドイツでのライブでした。音楽ファンとしては新曲に飢えております。彼は時々教会でライブをやったりするのですがこういう雰囲気ですからファンたちと盛り上がると新興宗教の教祖様ですか?? なんて、思わず。。^^;しかしあの集会(正しくはライブ)に一度は参加してみたい。最近は俳優業に忙しいようですが密かに慈善事業や 動物愛護問題に関する資金集めなども(目立たないようにやっているのであまり知られていないけど)彼のライフワークの一部であり最近は、WWFの大使もやっております。そうそう、ベジタリアンとしても有名 好きな曲はたくさんあるのですが日本へのメッセージ動画(震災時の)もあります。よかったら、どちらか覗いて行ってくださいませ。こちらは、わかりやすい曲かと。。ジャレッドは”Bartholomew Cubbins”という別名を持ちMV制作はこの名でやっています。ちょっと個性的で長めのものが多いかな。別名を使うのは自分のキャラを消すためとか。先入観を持たず楽しんでもらいたいらしい。アカデミー助演男優賞俳優でもあるしイメージの固定化を避けたいのかもしれませんね。さて梅雨に入って雨が降りませんが、連日暑いですよね。明日は降るのかな。6月は歳が増える月なんです^^;これは一昨日いただいたケーキちょっとおしゃれで甘さ控えめでした。そして可愛い可愛いから食べれない~~なんていう年齢ははるか昔に越したので真っ二つにしてみました ^^;ほとんどがババロアだから多分カロリー低め・・・ですよね。滅多に口にしないスイーツでもいただくと嬉しいですね^^どうでもいいオタ記事が増える昨今ですが次回はアロマセミナーのお話しをしたいなと思います。寝苦しい夜になりそうですが夏風邪などひかないようにお過ごしくださいね。では、おやすみなさい
2016.06.11
コメント(4)
こんばんは。お天気が崩れてきましたね~。強風だし明日の雨で桜も散ってしまいそうです。さて今夜はオタ映画のおしゃべりです。良かったらおつき合い下さいませ。知る人ぞ知ると言いますか・・・ジェーン・オースティンの小説「高慢と偏見」やBBCドラマの「高慢と偏見」映画の「プライドと偏見」などがお好きな方(ちなみに、私は全てを何度も読んだり観たりしてます^^;)そんなファンなら見逃さないはずだと思われる映画「プライドと偏見とゾンビ」日本公開が9月に決まりましたねまだまだ先ですが。。ヒロインのエリザベス役はリリー・ジェームズ最近のヒット作では「シンデレラ」の彼女です。 こちらはダーシーとエリザベスのワンシーンダーシーのイメージが個人的には残念なのですが。。^^;さてどこから説明すべきか・・・^^;英国では昔から文芸小説「高慢と偏見」のドラマ化、映画化が何度もされていますが一般に有名なのは1995年のBCCドラマ「高慢と偏見」と2005年の映画「プライドと偏見」でしょうか。で、その文芸小説をベースに作られたのが「高慢と偏見とゾンビ」(アメリカ)私は未読ですが、なかなか面白い小説のようでファンの方は良くご存知のようです。タイトルからしてパロディ? なんて思いましたが原作を8割程度踏襲しながらゾンビを絡ませたストーリーになっているようです^^;「高慢と偏見」のファンダムを狙った単なるウケ狙いかもしれませんが、のせられそうやはり、これもオタなのかな~。。詳しくはこちらで 「プライドと偏見とゾンビ」こちらは2005年の映画版エリザベス役はキーラ・ナイトレイ彼女はこの役をやりたくて監督にアピールしたとか。。左から役名でリディア・ジェーン・メアリー・キティ・エリザベス・母親左下はダーシーとエリザベスこちらはBCCドラマ版(1995)のダーシーとエリザベスダーシー役のコリン・ファースが当時の英国女性を惑わせました^^;情報を求めてyoutubeを観ていると色んなシーンがアップされていて楽しかったです。このシーンに爆笑してしまった。(闘っているのにお上品な台詞が笑える)スミマセン、ファンにうけるだけかも。(英語ですが、過去作品とほぼ同じ台詞なのでファンにはわかるかと ^^;) 同じシーンの映画版はこちら(一部ですが)英語ですが(英語字幕)このシーンの動画ダーシーはエリザベスに恋焦がれて耐えられなくなり家族の意見や期待、エリザベスの低い家柄とつり合わない自分の身分などの問題はひとまずおいてこの苦しみに終止符を打ちたく愛を告白しプロポーズします。ダーシーに対して不信感を抱いていたエリザベスは「心を痛めさせてしまい恐縮ですが故意ではありません申し訳なく思います」と冷静に拒否します。その部分は抜けてますがダーシーの表現、エリザベスの家族への侮辱ジェーン(姉)やウィッカム(友人)へのお互いの誤解などで口論となってしまい「この世で最後の男性だったとしてもあなたとだけは結婚しません!」とふられてしまいます^^;そして、ドラマ版の同シーンはこちら結婚相手の条件として身分も低いし家族も礼儀知らず全てが自分に相応しくないけれどあなたに恋して苦しいので結婚してくださいと上から目線で偉そーに言われたらどうします? ^^;蛇足ながらこの文芸小説をベースに作られたラブコメ映画が「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズでしたよね。このブログにも過去アップしましたがダーシー役がドラマ版と同じコリン・ファースだったので話題になりました。新作の続編の日本公開があるのでしょうか。(あのマーク・ダーシーは故人になっているらしい)このゾンビ映画に興味のある方はドラマは長いので映画版を知っていたらツッコミも入れやすく、楽しめるかもしれませんね。原作の小説ならこちらです^^元の文芸小説映画の原作では、また。オタにおつき合いいただき恐縮です。おやすみなさい
2016.04.06
コメント(0)
こんばんは。今日は雨天の予報は外れましたがコートが必要な1日でしたよね。昨夜は満月でしたが今夜も月明かりがきれいですね。今夜はちょっと映画のお話です。^^カンヌでは監督賞を受賞しましたがやはりマイナーかな。。今月はじめに配信で観賞。ウケないレビューだと思いつつ、忘れないうちに綴ってます。公式HPはこちら 黒衣の刺客(キャスト名はこちらでご確認下さい)◆名匠・ホウ・シャオシェン監督(台湾)作品過去作品では「悲情城市」が有名でしょうか。- Story -唐の時代、幼い頃に心身に傷を負った隠娘(インニャン)は女道士に引取られ刺客として育てられます。13年後、「修行は終わった」と実家へ返されますが彼女には使命がありました。それは朝廷と対立するかつての許婚、田季安を暗殺すること。。少女から大人へと成長した隠娘ですが暗殺者として育てられていても情まで断ち切ることはできず少女の頃に抱いていた想いを残す田季安(魏博の節度使)の様子をそっとうかがいます。婚約の証としてかつて田季安の母親から贈られていた対の玉玦を季安の居室へ返しにきた隠娘何枚もの薄絹が重なるあの向こうに田季安がいる。その姿は揺らぐ蝋燭の光の中で薄絹を通してかすかに見え隠れしている。時おり、風がそよぐと絹の隙間から一瞬姿が見えるがその様は、まるで隠娘の心のひだのよう。。過去は幻ではないけれど彼の心は重なる絹の向こうの姿のようにおぼろげ隠娘の心も彷徨っているかのよう。13年ぶりの再会は格闘になってしまうけれど彼女は止めを刺す事ができない。。かつて、婚約を破棄し政略結婚をした田季安ですが夫婦間はすでに冷え切っており側室を寵愛元家から嫁いできた王妃は自らの勢力拡大を図り側室や隠娘の父親たちなど王の側近に危害を及ぼそうとし暗殺者や呪術師を使って彼らを取り除こうとする。そして隠娘がそれを阻もうとして窮地に陥った時偶然通りかかった鏡磨きの日本人青年に助けられる・・・。(というか、隠娘に助けてもらったようにしか見えない^^;)唐の時代の節度使と朝廷との微妙な力関係が背景になっていますが少女の頃に傷つき暗殺者として育てられた隠娘の過去への決別と自立の物語なのかも。冒頭のシーン林の中、木々に見え隠れする彼女の姿はモノクロです。季安の居室を訪ねた彼女は揺らぐ蝋燭と幾重もの薄絹の中で輪郭がぼやけて映る。実家でも、ほとんど無表情。物語が進み鏡磨きの青年に出会う頃から彼女の姿がはっきりとしてきます。(そんな気がするだけですが) そして黒衣の女(隠娘)に興味を持った 王妃との対決も避けられませんでした。元家の姫さえいなければ王妃になっていたのは隠娘だったはず。かつて許婚を奪われ、元家に襲われて生死を彷徨った隠娘ここでも王妃から傷を負わされてしまう。隠娘は何を思ったことでしょう。。そして師匠との決別の時霧にかすむ高い岩場でたたずむ師匠に向かって霧のない草地で挨拶をする隠娘混沌とした世界から抜け出ていく覚悟のように感じました。彼女の物語は新たなストーリーを紡いでいくのかな。遣唐使船で遭難した鏡磨きの青年が新羅へ向かう旅へ同行するようでした。誰のためでもない自分自身の人生を生きていくということなのかもしれません。静かで美しい映画。ヒロインの台詞はほとんどありません。彼女の心象風景を切り取ってつないだような映画でしょうか。背景が心を代弁しているかのようです。だから、映像やカットはとても美しくカメラワークはすばらしい。好みの別れる映画だと思いますが私は楽しめました。(多分・・少数派 ^^;)原作はあるらしいのですが読んでいません。(翻訳されているのかどうかも不明)主観です。^^;もう一度観たら、もう少しまともに語れるかも。。^^;ご覧になった方はどのようにお感じになりましたでしょうか。日本版だけに鏡磨き青年の回想が挿入されています。 日本に残してきた妻をふと、思い出すシーン忽那 汐里さんが可愛らしいですね。 最近、映画を観る時間がないのですがまたしゃべりたくなると思いますので次回もおつき合い下さいね~では、また。おやすみなさい。
2016.03.24
コメント(2)
こんにちは寒い日が続きましたが今日から、なんだか暖かくなりそうですね。ただ、大気がひどすぎ。スギ花粉も今がピークでしょうか。今日は昨夜更新できなかった記事をアップしました。劇場公開を逃していたので、先日配信で観賞。忘れてしまわないうちにちょっとだけおしゃべりをよかったら、おつき合い下さいませ。「人生スイッチ」アルゼンチン・スペイン合作(2014)新鋭ダミアン・ジフロン監督作品ペドロ・アルモドバル、プロデュースのブラックコメディ。(第87回アカデミー賞で外国語映画賞ノミネート)人生で押してはいけないスイッチを押してしまったがために起こる男女6人のエピソードをオムニバス形式で描いた作品。詳しくはここで 人生スイッチHP 「パンク」よりオムニバス形式で語られる各エピソードに関連はありませんが「スイッチ」を押してしまう共通の動機は 「復讐」でしょうか。◆「スイッチ1 おかえし」舞台は機内、ふとした会話から乗客全員がある男と何らかの因縁があることがわかりまた、全員が交換できない航空券で乗り合わせていた・・・繊細で病的な人間が抱えるストレスや恨みは乗客の数だけ存在しました。パニック!! ◆「スイッチ2おもてなし」働いているレストランにある日、父を自殺に追い込み母を執拗に誘惑した憎むべき高利貸しがお客としてやってくる料理人の同僚は「猫いらずを入れな」と言う。結局、料理人が独断で作った毒入りポテトを出してしまうのだけど男は食べても元気。そこへ、男の息子がレストランに入ってきて・・・救おうとしたのにね~自業自得◆「スイッチ3パンク」山に囲まれた道路をアウディの新車で走行中追い越しを邪魔するノロノロ運転の男とのトラブルから凄惨な報復合戦へありそうで怖いわ~。きっかけは、おバカな男の面子いや~すごかった。笑えます ・・・ オチが。^^;警告かな◆「スイッチ4ヒーローになるために」主人公はビル爆破の職人駐車禁止区域でもないのに何度もレッカー移動され陸運局では異議申し立ても却下レッカー代や罰金の請求、解雇、離婚などが同時進行中、とうとう・・彼はある計画を実行したのでした。これは風刺が効いていました。まともで真面目な人間たちがなぜ、こんな目にあわなければならないのだー!! そんな感じ。役人体質はどこも同じ。◆「スイッチ5愚息」ある夜、裕福な家の息子が妊婦をひき逃げして帰宅。それを知った両親は顧問弁護士と検察官と使用人とで共謀し使用人を犯人に仕立て上げるシナリオを実行しようとしますがその報酬金額を巡る争いにウンザリした父親は息子に自首させようとするが・・・醜い世の中そんなに上手くいかないのよ。◆「スイッチ6HAPPY WEDDING」結婚披露宴の宴席に夫の浮気相手を見つけたことからとんでもない披露宴へと変貌していく。結婚前の彼の浮気相手に激情するというのが理解できない設定だったけど(だって不倫じゃないし)これって至上最悪で最高の結婚式なのかも。これぞ、ラテンの血でしょうか女たちも血まみれ^^;かなりの醜悪さも含め、全てをさらけ出しこれでもかと生身をさらした女ある意味魅力的かもどのエピソードも愚かです。そして、人間くさい。怒りの沸点も低め^^;エピソード自体は予想をはるかに超えるような展開というよりうーん、やっぱりね~と思えることの方が多いのだけどそれだけ現代社会を反映しているのかも。この映画は代弁者でも有り共感、共有できる感情を露にする友人かもしれない。そして、お国柄でしょうか。ドッカンとやってしまっちゃった結末が悲惨であってもなぜか、くすっと笑えてしまう。善人には救いのあるドラマですから単純さが陰湿さを払拭しているのかも。。以上、主観に基づく感想でしたさていよいよ、春本番突入でしょうか。花粉症の方、どうぞお大事に。
2016.03.02
コメント(4)
こんばんは。雨も止み、明日は春めいた陽気になりそうです。先ほど映画を観てきました。時間の関係で観賞したのは「ヘイトフル・エイト」あのタランティーノ監督の最新作です。 ヘイトフル・エイト私の場合、感情移入できる要素はなかったのでただ ただ 傍観してました。難解でも深くもない「謎解き」付ですがタランティーノ節をよくご存知の方は雰囲気をご想像いただけると思います。ただデートでセレクトするのはやめましょう。タランティーノ作品を観たことのない方は彼の他の作品で免疫をつけた方がいいかも。監督のファンならともかくそこまでして観る必要なし! というのが私の正直な感想です^^;(面白くないということではないのですが)あの状況で理性を保ち知恵を使い冷静でいられるのか・・・経験値がないと絶対無理ですね。登場人物たちは、それぞれが主張する「正義」をしょってはいますがみんな悪党です^^; さて気になる映画はいくつかあるのですがその中のひとつがこれ映画「アイリス・アプフェル 94歳のニューヨーカー」人生の大先輩でしょいろんなヒントがあるかもしれない福岡は3月の上映予定ですがこの素敵な女性が、なんだか気になります。そういえば映画館で少し遅れて入ってきた若いカップルが隣に座ったのですが映画の半ばで退場してしまいました。男性のキツイコロンでむかむかしていたのでホッとしましたが痛快アクションを期待すると裏切られますのでご注意を^^;では良い日曜日でありますように。おやすみなさい。
2016.02.27
コメント(4)
全196件 (196件中 51-100件目)