裏庭のおしゃべり

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wna

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2017.06.19
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カテゴリ: 映画・俳優


こんにちは。

数日ぶりですが、本日は映画のお話です。

例によってメジャー路線ではありませんが(多分)
美しいゴシックホラーです。

良かったらお付き合い下さい。


「クリムゾン・ピーク」(2015)
ギレルモ・デル・トロ監督作品

すでにHPはないので
こちらを


海外サイト

幽霊は確かに存在する。。 


私は知ってる。


初めて見たのは10歳の時よ。




あれは母の亡霊だった。

そして、言ったの。

「クリムゾン・ピークに気をつけなさい」って。


だけど

私がその意味を知ったのはずっと後のこと。。

その時は既に手遅れだった。






最後まで 完全にネタバレ です。

ご注意くださいね。




Story


ニューヨーク、バッファロー
イーディスは実業家の父の会社を手伝いながら

「J・オースティンより
メアリー・シェリーになりたいわ」 と

女性作家に偏見のある時代でも
小説家を目指す勝ち気で自立心旺盛な女性。

そんな彼女の原稿に興味を示したのは
社を訪れた英国人トーマス・シャープ準男爵。

眼科医の友人アランの妹ユニスが
ロンドンでひとめぼれした青年だった。

彼は発明した赤粘土掘削機の投資の件で
カッシング氏(イーディスの父)を訪問するため
姉と共に渡米してきたのだった。

しかし
カッシング氏はトーマスに対し
漠然とした生理的嫌悪感を抱き投資話を断ることに。


「フランケンシュタインの原作者でシェリーの妻」





あるパーティの夜
社交界嫌いで留守番中のイーディスの前に
再び母の亡霊が現れ警告する。

「クリムゾン・ピークに気をつけなさい」

イーディスには何のことかわからない。


その直後

トーマスが現れる。

父親の不在を狙ってイーディスを訪問し
「ぜひ、パーティに同行してほしい」と懇願。彼女は断れずパーティへ。


父やアランが誘っても
同行しないイーディスだったが。。

「意外だな・・。」

 トーマスを嫌うカッシング氏は複雑な心境に。


ユニスのお相手になるはずのトーマスだったが
イーディスに急接近するようになり
カッシング氏は素性調査を依頼する。

アランとは心霊写真を一緒に見るような友人で
イーディスの良き理解者

「見えて初めてその存在に気づくのね」

イーディスを愛する彼は
トーマスに魅かれていく彼女に「慎重に・・」と忠告する。






そんなある日
イーディスはトーマスと姉のルシールと共に
ピクニックへ。

トーマスは感想を求める彼女の原稿を読み
ルシールとはおしゃべりを。

羽化の途中で瀕死状態の蝶たちを見て
ルシールはつぶやく

「美しいものは儚いわね」

「故郷には黒い蛾しかいないの。
生命力はあるけど醜いわ」





イーディスは訊ねる。

「蛾は何を食べるの?」



「・・・蝶よ」






トーマスはルシールから母の形見の指輪を渡され
イーディスにプロポーズしようとするが

カッシング氏は素性調査の報告書を手に
「娘に近づくな」と言い放つ。

代わりに小切手が渡される。

受け取る条件は2つ

1つは明日一番の列車で去ること。


もう1つは
「娘の心を激しく傷つけろ」


約束通り従うトーマスだったが
翌日、本意ではないと弁明の手紙をイーディスへ届け
それを読んだイーディスはトーマスを引き留める。

しかし、その頃
既にカッシング氏は殺害されていた。

事故死として処理されたが
アランは遺体や現場状況から不審を抱く。


父を失ったイーディスはトーマスと結婚
英国カンバーランドのアラデールホールへ





お城のようなかつての大邸宅は
ホールの屋根が朽ち落ち

柔らかい赤粘土の地盤で床は沈下
枯葉や風が吹きふさぶ寒々しいお屋敷だった。


  イーディスは到着した直後から
いくつかの霊現象に見舞われる。

夜間の風の轟音も不気味で
強い東風が吹くと煙突が真空状態のようになるらしい。


その頃、 ニューヨークでは
カッシング氏の財産処分が行われ
掘削機の資金として英国へと送金されていた。

「あの子を選んだのはなぜ?」

ルシールは
今までと違う弟の行動に疑問を投げる。

財産目当ての偽りの愛
だったはず。。

しかし
いつしか本気でイーディスに魅かれていくトーマス







一方、イーディスは
相変わらず眠れない夜を過ごしていた。

彼女だけに見える心霊現象は続き
ある夜、霊に導かれるまま開けた扉の中で
いくつものシリンダーレコードを発見。

バスルームにも誰かの気配。。

霊から逃れるように辿り着いてしまった地下では
「ENORA」と印字されたボックスを発見する。







ある日

掘削機の開発が失敗続きのトーマスは言う。

「ダメな男ですまない。。」

「しかし、雪が積もるまでに完成させなければ
※クリムゾン・ピーク になる前に・・・
( 積もった雪を液体状赤粘土が赤く染める現象)


それを聞いたイーディスは言葉を失う。


その頃、ニューヨークでは
弁護士とアランが
カッシング氏の死の真相を探り始めていた。





夜中に吐血したイーディス
トーマスを探すが今夜も隣にいない。

だけど何かの気配はずっとしている。




イーディスはその気配に向かって

震えながら訊ねる。


「何を伝えたいの? 合図をしてみて」


しばらくして現れたのは
義母(トーマスの母)の亡霊だった。

「早くここを出ていきなさい。イーディス」


絶叫するイーディス

駆けつける姉弟

「私を知っていたわ!!」




連日続く恐ろしさにここを出ていくと言うイーディス。


ルシールは言う。 

「あなたの家は ここ 他に居場所はないのよ


そしてトーマスに囁く

「早く最後の書類にサインさせて

・・・始末するから」





翌日、郵便局へと出かけたイーディスとトーマス
イーディスは弁護士からの書類と
覚えのないミラノからの手紙を受け取る。

その夜は吹雪のため一泊
父の喪に服すというトーマスの配慮を装った口実で

形だけの夫婦だったが
この夜、初めて愛し合う二人。


翌朝、ルシールは外泊したイーディスを激しく咎める。
それは尋常でない異様さだった。


その時
取り乱したルシールのキーホルダーの中に
「ENORA」のキーがあるのを見つけ
イーディスは隙を見てそれを抜き取る。

自室で最終の財産譲渡のサインをする際
ふと、ミラノからの手紙が気になり開封するイーディス

それはエノーラ宛ての手紙だった。


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イーディスは地下のエノーラのボックスを
密かに開錠する。

そこにあったのは
蓄音機や手紙や写真などの遺品。



ちょうどその時
開発中の掘削機がついに完成に至り
姉と喜ぶトーマスだったが

エノーラのキーがないことに気づいたルシールは
イーディスを探しに屋敷へ戻る




イーディスは危機一髪で地下から居間へ戻り
隙をみてキーを戻すが
ルシールには見抜かれていた。


その後
 エノーラの遺品と音声を確認するイーディスは
おぞましい真相を知ることとなる。


また
ルシールが毎日、彼女に差し出すお茶が
毒入だということも知ってしまい

「逃げなくては!!!」

しかし

再度吐血したイーディスは昏倒してしまう。






「こうやって、母の面倒を看たのも私よ」

ベッドに横たわるイーディスに
食事をさせるルシール

差し出されるお茶を拒否するイーディス


イーディスと二人きりになってトーマスは言う。

「飲んではいけない、絶対に」



 「弱ってしまって今にも死にそうだ。。」


「ええ、死ぬのよ」

「全て気づかれたわ、もうお茶も飲まない。

だから、食事に毒を入れたの」


「ルシール、もうやめろ !!」


トーマスはルシールに抗議するが
重ねてきた罪の絆は彼をがんじがらめに。



ふらつく身体でベッドを抜け出し
イーディスはエノーラの霊に語りかける。

「あなたのことは知ってるわ、どうしてほしいの」

するとエノーラはある場所を示す。


それはルシールの寝室のあたり


そこへと向かうイーディス



彼女が目撃したのは


愛し合う姉と弟。

ルシールは近親ソウカン (漢字表示はNGらしいのでカタカナで) を認め
イーディスを階段から突き落とす。


その時

アランが訪ねてきた。





「先生がいらして下さって助かりましたわ。
私たちでは何もできなくて・・」

ルシールはアランに礼を述べるが

アランは足を骨折したイーディスを介抱しながら
「迎えに来た」と耳打ちし
昔の地元紙の記事をイーディスに見せる。


それは浴槽で斧によって殺されたシャープ夫人の記事。

殺したのは姉のルシールだった。





「あの男を始末するのよ」

ルシールはナイフでアランを背後から襲い
トーマスにとどめを刺せと促す。


「あなたも手を汚しなさい」


 しかし
トーマスはルシールを欺くため

急所を外して彼を地下へと運び
イーディスと逃げるよう坑道の抜け道を教える。 


一方

ルシールはイーディスに財産譲渡のサインをせまりながら
狂気の愛を平然と語る。


父の死の真相にも触れ
イーディスは憎しみに耐えきれず
ルシールの胸に万年筆を突き刺して逃走 

そこに現れたトーマス。
彼は地下にいるアランと逃げろと言い
彼女に真実の愛を告白し
「ケリをつける」と断言。

姉の部屋に向かったトーマスは
サインされた書類を燃やしルシールをなだめるが
イーディスを本気で愛していることが露呈

それに激昂したルシールは
トーマスをも刺し殺してしまう。


その後

狂ったようにイーディスを追うルシール


地下には彼女が母親を殺めた斧が隠されていた。

地上へ逃げ掘削機に身をひそめるイーディス斧を振りかざしルシールが追ってくる。

IMG_7694.JPG


イーディスは傍にあったスコップで応戦

斧とスコップ。。

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「止めないわよ、どちらかが死ぬまでは」

ルシールが叫ぶ中

イーディスはルシールの背後に向かって

「助けて・・」と。


「助けなんて  誰もいないわ!


いるわ! 彼がいる!  あなたの後ろに」

  
 ・
 ・

ゆっくりと振り返るルシール

そこにトーマスの亡霊が立っていた。



「トーマス・・」


スコップで殴りつけるイーディス




倒れるルシール

それを、じっと見つめるトーマス

終わった。。

ゆっくりと彼に近づいていくイーディス

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せめて


せめて

 最期のお別れを。。

 触れた指先から消えていくトーマスの残像・・・




あ~ 怖かったーーー

 姉さんが!!


怨念抱く霊たちよりも

ルシールの狂気の方が怖かった~ ^^;


そうですよね。

一番怖いのは「人間」ですもんね。


しかし

「縛られる」って怖い。。^^;


あの姉弟・・

結局、今後もあの屋敷に棲みつきそう。





この手の映画ってあまり語ることがないので
できるだけ簡単にお話しを綴ってみましたが
伝わりましたでしょうか。

犠牲者の霊たちに導かれながら
イーディスは真相に辿り着きますが
ストーリー自体は先が読めてしまいます。
しかし
キャスティングで成功してますね。

そして
映画のために建てたという
ゴシック様式のお屋敷はかなり凝っていて
衣装と共に目には楽しい映画でした。
(ゾンビは出てきますけど^^;)

伏線もわかりやすく散らばっているので
拾っていきやすいです。


実は
個人的にツッコミどころ満載なんです^^;

ふざけた番外編も書きたいなと。


予告編です

長くなるので監督や俳優については割愛しますね^^

Youtubeでも情報が溢れているようなので
気になる方はチェックしてみて下さい。


では、また。


次は番外編かも。




さて
土日はスルーしたので今から楽天セール会場をのぞこうと思ってます。
何かお買い得はありましたか。

軽い!!

7月にとっても軽い山歩きをする予定(雨天でなければ)です。

持っているリュックはちょっと大きめなので

このくらいがいいかも。

これってバーゲンでも使えますね。^^








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Last updated  2017.06.19 19:41:06
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