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2008.01.15
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カテゴリ: 世界史

 ローザの喜びそうな大輪の薔薇とそれを囲むように早咲きの桜をいけて、たっぷりの赤ワインをそなえました。

 亡くなる2年前の手紙、これもカール(ともに殺された)の妻ゾフイーに宛てた手紙に、カラマーゾフの兄弟のことが書いてあるので少しご紹介します。

「ソニューシャ、(ゾフイーのこと)、あなたは、わたしがこんなに長い間監禁されていることに対してたいへん腹をたてていらっしゃる。「人間が他の人間の運命を左右してしまうなんて、どうしてそんなことになってしまったのでしょう?それはなぜなんでしょう?」ごめんなさいね、わたしはこれを読んだ時、声を出して笑わずにはいられませんでした。ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」の中にホフラコーワ夫人というのが出てきますが、この人がしょっちゅうこれとそっくり同じ質問をするのが例で、そういう場合、大抵は社交界に集まったひとたちを途方にくれたまなざしで次々に見渡すのです。
 わたしの可愛い小鳥さん、人類の全文化史は、物質的諸条件のうちに深い根を張っている「人間による他の人間に対する支配」を基盤として成り立っているのですよ。これを変革するには、さらに、いまひとつの、苦悩に満ちた発展を遂げなければなりません。」

☆ローザも読んだカラキョウ!

訳者の秋元寿恵夫さんは、ローザについてこう書いています。
「戦争がないとき、漠然と戦争に反対するのは誰にでもできる。また、ある種の戦争を予想し、それについての反対として明確な見解をもつ事は、必ずしも至難ではない。だが、すでに戦争が始まってしまってからでもなお、自らの見解に誤りがないと信じ続けるものの数はだいぶ減ってくる。しかし、少しは、ある。
 けれども、この意見を公然と表明し、できることならその戦争をやめさせようと働きかけるものに至っては、もはや希有の存在に属するのである。
 ローザルクセンブルクというひとこそは、正しくそのひとりなのであった。」と。

 さて、今日ローザに語りかけるとすれば、「黄色い本」のみっこちゃんの真似をして。
「ローザ、あなたにきょう捧げた花は、極東の春の野山を彩るものです。かつては同胞愛(ユマニテ)の象徴とされた哀しい過去もありましたが。」
「ローザ、極東は苦戦しております。今日の新聞には、都心の新宿御苑でPAC3という迎撃ミサイルの発射地点の調査が行われた、と書いてあります。これは何故でしょう?軍事国家への道をまた進むための看板にするためでしょうか?こうして人々は戦争が日常の日々に慣らされていくのでしょうか?」

 ローザは笑って答えるでしょうね。「憲法も選挙権もあるあなたがたが、何をいっているの?」と。








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最終更新日  2008.01.15 20:18:42
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