さらさらの部屋~避難所

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2020年05月23日
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カテゴリ: フランス
と言うわけで。
前回はイギリスに関する話で御座いましたね^^;

んー。まあ、世界の超大国であるアメリカが凄すぎますのでね^^;
そのためにイマイチ正確に評価され難いんですけれど。
大英帝国は未だ健在である。・・・と言うのが私の個人的な見解になります。


あの・・・一昔前までに存在していたグローバルスタンダード。
経済至上主義みたいな風潮があったがためにね。
何でもかんでも経済だけで判断した挙句。
経済力の大小で国家の優劣を決める。みたいな物凄く短絡的な意見と言うか。
そんな価値観があったわけなんですけれど、それは大きな間違いなんです。

無論。経済と言うのも一つの大きな要素である事は私も否定しません。
ですが、それが全てだ。ともなれば私は明確に否定したいと思います。
経済は一つの要素であり、一つの側面でしか無いんです。
それだけで全てを語ろうとするのは極めて視野が狭いと思います。
経済だけで語れるほど国家。あるいは世界と言うのものは小さく無いんです。


とまあ、そんなわけで私はイギリスについて相当に警戒していたりします。
いやまあ、どんなに警戒したところでさ。
どうしょうもない。みたいな事も多いんですけどね^^;



さて。それでは本日の話題です。
そろそろ日本に話を戻したいんですが、ちょっと色々と悩んでおりまして・・・。
そんなわけで、もう少しばかり世界の話題。
前回はイギリスだったので、今回はフランスの話をしたいと思います。
それでは参りましょう^^


まず最初に改めての確認です。
私の個人的な意見としては、次の新しい世界秩序は日米英ロ印。
日本。アメリカ。イギリス。ロシア。インドの列強五か国による世界秩序だ。と、
そのように主張しているわけです。

これは裏を返せば、この五カ国以外の国家は列強国にはなれない。
現状での列強国は失墜する。と言う事でもあります。
その意味でフランスと言うのは・・・相当に厳しい状況にあると私は考えています。

まっ。さすがにね^^;
負け組筆頭の中国。その後を追いかけるドイツともなれば手遅れですし。
それと比較すればフランスは、まだ可能性は残されている状況ではありますが。
それでも相当に厳しい状況である事は間違いありません。

だから、フランスと言う国家それ自体が破滅して滅亡する。とまでは言いません。
そこまでの事は言いませんけれど・・・。
でも、それでも現状を考えると良くて現状維持。悪ければ大きく衰退。
それがフランスの実情だろう。と私は個人的に見ている次第で御座います。



これは、なんでそう思うのか?と言いますとね。
率直に申し上げてフランスがアジア地域への関与を強めているからです。うん^^;
なぜにフランスがアジアにまで出てくるのか。
いや、これはね。ちょっと私にとっては予想外の出来事でした。

ちなみにイギリスがアジアに関与しようとするのはわかるんです。
だって、EUから離脱したからです^^;
そもそもが島国のイギリスである事に加えてEUからも離脱したとなれば。
それこそヨーロッパを半ば放り出して、アジア地域にまで手を伸ばす。みたいな。
そんな事だってイギリスは十分に可能な状態なんです。

・・・って言うか。それこそがイギリスの狙いだったのでしょうからねぇ^^;
EUとは異なる新しい協力体制。新しい秩序を構築するために。
そのためにイギリスがアジア戦略。対中戦略で日米ロ印と協力する事は。
ある意味で確定的な事だった。とすら表現してもよろしいでしょう^^


ですが、フランスは違うでしょう?^^;
フランスはイギリスと違って大陸国でありEU加盟国なんです。
イギリスと同じようにヨーロッパを放り投げてアジアに出てくる。だなんて。
本来ならば、そのような事は出来ないはずです。あまりにもリスクが高過ぎるからです。

今この段階でイギリスと同じレベルでフランスがアジア地域に関与しようとする。
対中戦略に参加しようとするのであれば・・・。
フランスのヨーロッパ戦略が盤石であり、何の問題も無いからこそ。
暇で暇でしょうがなくて、国力が有り余ってアジアにまで手を伸ばした。・・・とか。
もしくは、いっそイギリスと同様にフランスもEUを離脱する。・・・とか。
うん。そうですね。
そんな極端な理由だったら私にも理解出来なくもありませんけれど^^;
でも、そうじゃなかったらフランスの国家戦略は・・・ちょっと不可解です。


よろしいですか?フランスの方々。
現在のヨーロッパ情勢。特にEUと言う組織には相当に大きな問題があるんです。
それこそイギリスが離脱してしまう程度には、致命的な大問題を抱えている。
そんな状態であるにもかかわらず。
ヨーロッパを半ば放置するかのようにアジア地域にまで介入しようとするのは。
これは明らかに無謀であるのではないか。と私には思われてならないんです。

なるほど。イギリスと同様にアジア地域について関心を持ってくれる事。
北朝鮮の不審船に対する監視のためにフランス艦船を派遣してくれたり。
台湾に対して武器供与をしてくれたりする事は、大変にありがたい話で御座います^^

ですが・・・。

そんなアジア戦略を展開するがためにね。
肝心のヨーロッパ戦略が疎かになってしまうようではダメなんですからね?

いや、私も日本人の赤の他人ですからね^^;
こんな風にフランスの方々に言及する事は、余計なお世話かもしれませんけど。
でも、現在のフランスと言うのは迷走状態に陥っているのではないか。と、
そのように私には思われてならないのです。



あの、ですねぇ。

フランス一国の利益だけを考えるのならば。
それならばフランスの言動と言うか。アジア戦略は極めて正しいんです^^
現在のアジア戦略。対中戦略に参加する事は。
そのまま新しい世界秩序における列強国となる道ですからね。
その意味ではフランスの国益に合致しているだろう。とは私も思います^^

でも、これがEU全体。ヨーロッパ全体の利益になるのか。となると話は変わります。
なぜならば、今やEU最大の問題児にしてヨーロッパの病巣。
ドイツ。メルケル首相が存在しているからです。

皆々様も御存知だと思いますが、現在のドイツは異常なまでに中国との距離が近過ぎる。
それこそ中国が破綻したら連鎖的にドイツも破綻する。と言うくらいには、です。
そして、そんなドイツがEU経済圏の中核を担っているわけです。
もしもドイツが吹き飛んだら、間違いなくEU全体までが吹き飛ぶ事になります。

フランスの方々。
このような恐ろしく危機的な状況を放置したまま、アジア戦略を優先させる。
対中戦略を優先させる。なんて選択肢はフランスには無いはずですよ?
既に書いたようにフランスは大陸国であり、EU加盟国です。
ドイツの混乱。ヨーロッパの混乱がフランスを直撃するのではありませんか?



まあ、これも余計なお世話かもしれませんけどねぇ・・・。
私達日本とフランスの状況は似ているんです。
日本が対中戦略の大前提として、中国の混乱を中国国内に押し込める事。
中国国外にまで混乱を拡大させない事を第一として行動しているように。
フランスもまたドイツの混乱をドイツ一国に押し込める事。
その混乱をドイツ国外にまで拡大させない事。
ヨーロッパ全体の混乱とさせない事を最優先に行動するべきなんじゃないかな?

これを完璧にやった上でね。
ドイツの破滅はドイツだけだ。とした上でアジアに介入するのであれば。
そうであれば私も何も言いません。
フランスもまたイギリスと同等の列強国だ。と私も評価を変えたいと思います^^

でも、これをやらずにさ。
フランスがヨーロッパ戦略の不備を。EU最大の問題児を放置した場合。
大陸国であり、ヨーロッパの混乱が直撃するような立場であり。
イギリスよりも遥かにリスクがある状況であると言うのに。
そのイギリスと同じようにアジア地域に介入している場合ですとね・・・。
大変申し訳ありませんけれど、そんな国家を列強国と評価する事は出来ませんし。
イギリスと同列。同格である。とは表現する事は出来ないんです。



んー。いやまあ、もちろん私の個人的な意見でしか無いんですけど^^;
フランスは有事に弱い。と表現するのが妥当ではないかなぁ。と思います。
失礼ながら、現在のフランス政府中枢は混乱しているように見えます。

うーん。そうだなぁ。
もしかしたら、現状でフランスがアジア地域に介入しようとしている事ってさ。
ひとえにイギリスに対抗するためであり、イギリスに負けたくないから。
そんな物凄く子供じみた理由で行動しているんじゃないか。と思われてなりません。
それくらいに無計画な軽率さを感じるのは・・・私の気のせいでしょうか?


いや、もちろんね^^;
しつこいようですがアジア戦略。対中戦略に協力する事については。
その点については評価しているし、世界各国が感謝するべき事だと思います。
何しろ世界の平和を守る行為そのものですからね^^
その点は私だって評価しています。
評価していますが、それとは別にフランスの未来。ヨーロッパの未来を考えると・・・。
うーん。大丈夫なのかなぁ。と私は思ってしまうわけで御座います。



とまあ、こんな感じかな。いやはや^^;

それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^





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最終更新日  2020年05月23日 09時12分36秒
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