さらさらの部屋~避難所

さらさらの部屋~避難所

2020年09月15日
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カテゴリ: 日本
と言うわけで。
前回は経済全体を考える本物の経済人が出てくるかも。・・・と、
そんな感じの話で御座いましたね^^;

まあ、もちろん私としてもさ。
個人の権利や個人の利益を追求する事が悪いだなんて言いません。
むしろ資本主義。自由主義経済においては非常に正しい事だとすら思います^^

でも、それだけが正しい。それだけが正義だ。と言うわけでは無いはずです。
個人の利益追求こそが全てだ。と言うような。
そんな極端過ぎる主張は資本主義。自由主義経済の適切な管理。運用とは程遠く。
また、そこに所属する経済人の傲慢であるかと思いますし。
それこそが従来の世界秩序であるパクス・アメリカーナを破綻させた原因でもある。


一昔前のグローバルスタンダード。世界基準などと呼ばれていた極端な経済至上主義。
経済活動のためならば全ての事が肯定されるし。
それを阻害する要因は全て否定されるべきだ。・・・と、

いやまあ、普通に考えたら共産主義と同じレベルで間違っているし、失敗するだろ。と、
誰もがわかりそうな主義主張だったわけですけれど^^;
なぜかそんな異常なまでに極端な主張が正しい。それこそが正義だ。と言う事になって。
世界中に蔓延してしまった事は・・・まったくもって全人類にとっての悲劇でした。


まあ、この話は以前から何度か書いている事だったりするんですけどね^^;

経済を最優先とするあまりに、軍事戦略など他の国家戦略が軽んじられた挙句。
最終的に安全保障戦略まで軽視されたがためにね。
世界中の安全保障体制。世界各地の秩序。安定の次々に破綻して不安定になりました。

そして、それは結果的に世界の警察だったアメリカの負担がドンドン肥大して。
とうとうアメリカは世界の警察と言う地位を放棄するに至った。
それによりパクス・アメリカーナと言う世界秩序そのものが破綻してしまった、わけです。
安全保障の観点からハッキリと断言します。
かつてのグローバルスタンダードこそがパクス・アメリカーナを崩壊させたのです。

これは世界中の資本主義。自由主義経済圏に所属する全ての経済人にとって。
誰にとっても恥となり、大変に罪深い事実であるかと思います。
繰り返しますが、決して個人の利益追求が間違っているわけではありません。
ですが、それと同時にね。
このような事実があった事もまた忘れてはならない。
個人の利益追求と同時に経済全体の利益と言うものを考えるような。
そんな本物の経済人が出てくるだろうなぁ。と私は思うわけです^^;


・・・でまあ、一つオマケの話として。
前回に取り上げたホリエモン。堀江さんであればね。
もしかしたら。あるいは。と言う話ではありますけれど。
本物の経済人となって、日本経済を導く人になる・・・かもしれないなぁ。と、
そのようにも私は密かに期待していたりします。ナハハハ^^;



とまあ、それはそれとして。
本日の話題は、新しい総理大臣が決まりましたのでね。
その話をしたいと思います。それでは参りましょう^^

まずは、こちらをご覧下さいませ。
【総裁選ドキュメント】自民党新総裁に菅義偉氏

こちらは産経さんの記事で、総裁選で菅さんが選出された事が書かれています。


うん。まあ、これは事前の予想通りではありますし。
誰もが予想した結果である事だとは思いますけれどもね^^;
安倍さんの後継が菅さんに決まったわけです。

それで、その事については大変よろしい事だと思いますし。
おめでとう御座います。と私個人としても心から祝福する次第です^^


・・・でも、やっぱりね。

既に何度も話題としてきたように、状況は非常に悪いです。
無論。それは決して菅さんが悪いわけでも責任があるわけでもありません。
ですが、おそらくは結果的に菅さんが全ての責任を背負う事になるはずです。

重ねて申し上げます。
どこの誰が総理大臣になったとしても、現状を改善させる事は不可能です。
それほどまでに現在の状況は悪いのです。
状況を改善させる手段があるとすれば、それはもう選挙一択。
即時に解散総選挙を実行して無理やりにでも状況を変える以外にはありません。

とは言え、それを実行すれば極めて大きな政局が起こるだろう事は間違いなく。
現在の状態を維持したままでの状況改善は、まず不可能です。
つまり、犠牲を覚悟して。流血を覚悟してでも変革する以外には無い。
それが今現在の日本の政治状況であるだろう。と言うのが私個人の見解です。


でまあ、菅さんとしてもね。
既に日本の内政改革。行政改革に言及されているわけですが・・・。
もし本気で実行するのならば第一に手を付けるべきは、当然ながら財務省です。
日本の財務省こそ全ての元凶。諸悪の根源。
この人々が変わらぬ限り、日本の問題を根本的に解決させる事は不可能です。

改めて申し上げますが日本の安全保障戦略。日米同盟に実害を与えています。
消費税の減税。緊縮増税路線の転換を実行するためにも。
日本の財務省こそ第一に改革。変革させるべきです。


また、これと同時に日本の親中路線。日本国内の親中派についても問題です。
米中対立は激化する事はあっても沈静化する事はありません。
もし仮に。
次のアメリカ大統領選において、万が一にもバイデンさんが勝利した場合てもね。
まず間違いなく米中対立は激化する。
むしろ現在のトランプさんよりも過激化して、本格的な軍事衝突がある。と、
そこまでの事を私は予想しているくらいです。

その点を考えても日本の親中派の存在は大問題。
存在しているだけで日米関係。日米同盟にとって極めて重大な悪影響を与えます。
よって親中路線。親中勢力の排除についても即時に実行する必要があります。


しかし、です。

この二つは安倍政権でも出来なかった事でもあります。
どれだけ菅さんが頑張ったところで1年や2年では到底不可能です。
正攻法で対応出来るような問題じゃない。
本気でやるなら、やはり解散総選挙でしょう。
緊縮増税の路線。また親中路線の転換の転換を掲げて選挙で勝って。
民意を背景として問答無用で問題を解決させるしかない。と私は見ております。

その上で、です。
菅さんは安易に解散総選挙を選択出来ないでしょう。
と言いましょうか。
逆に選挙をさせないために菅さんが担ぎ出された。とすら私は考えています。


ちなみに。
現状で解散総選挙。緊縮増税路線と親中路線の転換を争点として選挙をした場合。
どれだけ少なく見積もっても、自民党の二階派と岸田派と公明党が吹き飛びます。

・・・百歩譲って。
緊縮増税路線を何とか争点とせずとも、親中路線を争点にしない事は不可能でしょう。
物凄く甘い見通しで岸田派は逃げ切れる。と見ても、
やはり二階派と公明党は絶対に逃げ切れません。
どの選挙区でも中国の脅威が主張されると同時に。
親中派である事それ自体が激烈に批判されるはずだからです。


ですので、裏を返せば。
これら三つの勢力が全力で菅さんの解散総選挙を引き留めるはずですし。
それを振り切って解散戦争選挙を決断するとなると・・・。
物凄く頑張って自民党の分裂は回避出来たとしても、自公連立は完全に破綻します。

それで、この自公連立の破綻ともなればね。
これは中央政界だけの問題じゃない。地方政界についても凄まじい影響を与えます。
以前に都連について話題にしたように、各地方の同士でも自公連立があるからです。
つまるところ。
それら全てを破綻させる覚悟でなければ・・・今ここでの解散総選挙は出来ない。

今回の総裁選で菅さんが選ばれた背景には、このような事情があるだろう。と、
そのように私は個人的に判断している次第で御座います。


・・・それで、です。

菅さんが安倍さんの後継。新総裁となる事は現状を維持するための唯一の選択肢。
混乱を回避するための唯一の手段だっただろうなぁ。とは私も思います。
でも、これは何一つ根本的な解決にはなっていないんです。

ただ時間を稼いでいるだけ。現状を維持しているだけであり。
いずれは緊縮増税路線の転換。親中路線の展開を絶対に実行しなければならない。
そうする以外には他に方法など無いからです。


残念ながら、これは日本一国だけの問題ではありません。
このような日本の状況が許されるほどに、現在の世界情勢は甘くありません。
犠牲の覚悟の上で。全てが破綻する事を覚悟の上で。
それでも実行しなければならない事です。

ただ不幸中の幸いとして。
菅さんが総理大臣になる事で、幾分かの時間を手に入れました。
この時間を利用して、全てを変革させるための準備をしなければなりません。
準備期間がある事によって全てが破綻する。と言う最悪の状況は回避出来ますから。
もう本当にね。全力で準備するべきだと思います。


これらの話を踏まえた上で申し上げます。
その時間と引き換えに、ほぼ確実に菅さんはズタボロになると思います。
何しろ全ての破綻を回避するために時間を稼ぐ。と言う事は。
事実上。何も出来ない事に等しいのですからね。

これから先の菅政権では一番良い結果として現状維持です。
それ以外の全てが現状の悪化になるので、ボロボロになるまで批判されます。
ええ。そうですとも。
何しろ解散総選挙が出来ないんですからね。
野党もメディアも徹底的に足元を見てムチャクチャに批判するはずですし。
その上で解散しろ。解散しろ。解散しろの大合唱になるはずです。

まあ、解散されたら困るのは野党。特に立憲民主党も同じのはずなんですが^^;
それでも自公連立が破綻するから解散出来ない。と知られたらね。
自分達の事は棚上げして、まず間違いなく平然と解散要求を続けるはずであり。
これ一つだけで国会はグッチャグチャになるはずです。


これは過去の麻生政権の時と同じだ。とも言えるのですが。
現状では消費税増税に伴う緊縮増税路線の是非と。
米中対立の激化に伴う親中路線の是非と言う二つの大問題を抱えています。
これは麻生政権の時のリーマンショックを遥かに上回る大問題です。
なので、実際には麻生政権の時とは比較にならないくらいに状況は悪化し。
比較にならないくらいに菅さんは苦しい立場となるはずです。


うん・・・そうですね。
十中八九。信じられないくらいに菅さんは困難な道を進む事になるはずです。

そんなわけで、コレは以前にも書いた事なんですが。
私個人と致しましては、これから先に何があったとしてもね。
菅さんを批判しないつもりです。
誰がやっても無理だ。と、そのように思うからです。
それほどまでに現在の日本の政治情勢は、極めて状況が悪化しているからです。
安倍政権の7年間でも出来なかった。と言うツケは、それほどまでに大きのです。



・・・この事を菅さんがわからなかったはずが無い。
全てを承知の上で、それでも一切合切を背負い込む覚悟を決めたのでしょう。
だとすれば、これ以上は何も言うべきでは無いのでしょうねぇ。きっと。

このような菅さんの覚悟を無駄にしないためにも。
全ての政治家は全身全霊をもって、次の解散総選挙と向き合い。
緊縮増税路線の転換。親中路線の転換に向けて全力を尽くすべきだと思います。



うん。今回はここまでにしておきましょう。いやはや^^;

それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^





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最終更新日  2020年09月15日 01時52分46秒
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