さらさらの部屋~避難所

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2022年08月10日
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カテゴリ: 中東情勢
と言うわけで。
前回は令和維新に至るまでの話、で御座いました。


まっ。もちろんさ^^;
あくまでも私の個人的な意見。妄想の話ではあるんですけれども。
でも、ありえない話では無い。と言う事だけは申し上げておきます。
それほどまでに現在の日本の状況が悪い。と、
日本国民の政治不信は高まっている。と言う事には間違いありませんからね。



でまあ、明日が10日。岸田政権の内閣改造が正式に発表されるわけですが。
その前に1つ世界の情勢。特に中東情勢について話をしておきたいと思います。
それでは参りましょう^^


まず最初に申し上げておきます。
今現在の日本は危機的な状況である。と私は前回に申し上げましたが。
しかしながら、これは日本だけに限った話ではありません。
世界各国。世界中で同じような指摘をする事が出来るんです。
もう今や全世界が日本と同じレベルで危機的な状況にありますし。
そのように認識する事こそがね。現在の現実を直視する事である。と、
私個人は確信している次第で御座います。


その上で今回に取り上げますのは中東情勢です。
こちらを御覧下さいませ。
米イスラエルが首脳会談 イラン核問題で協力確認 初の「I2U2」も ​』

こちらは産経さんの記事で中東に関する内容。
I2U2。いわゆる新クアッドに関して書かれております。


でまあ、それでさ。
以前に私もチラッとだけ書いたわけなんですが・・・。
この新クアッドって第二のオーカスです。うん^^;

アメリカと言いましょうか。
バイデン大統領とバイデン政権による物凄い大失策。大自爆だ。と、
そのように考えて、まず間違いないでしょう。


えーと。そもそもの話と致しましてもね。

私が以前から中東情勢について述べていた事としては・・・。
バイデン大統領とバイデン政権は土下座外交をするしか無い。と、
それくらいに中東戦略を致命的なレベルで間違えている。と、
そのように私は主張してきたわけなんですけどね。

この土下座外交をさ・・・バイデン大統領はやらなかったんです。
下げられるだけ頭を下げる以外には無い。
それくらいにね。
不用意に。無計画にイランと交渉しようとした事は間違いだ。と、
そもそもトランプ前大統領の方針を変えたのは間違いだ。と言う事なんですけど^^;

それでもね。
バイデン大統領とバイデン政権は中東戦略での土下座外交を拒否した。
頭なんて下げません。と言ってしまった。
今までの主張も変えません。方針も変えません。自分達は間違っていません。と、
そのように宣言するかのように行動してしまった。
それが、ここで取り上げた新クアッドなるものの真相である。と言う事なんです。

つまり、自分達以外にインドと言う第三者を組み込む事によってね^^;
自分達の中東戦略の失敗。失策を隠そうとした・・・と言うような。
そんな非常に稚拙な思惑が背景にある。と私は見ているわけなんです。うん。



でまあ、そんな稚拙な思惑がバレないわけが無いんです^^;
特に現在の中東諸国の政治のレベルは非常に高いわけであり。
その中でもサウジアラビアともなれば一発でバレた事でしょう^^;

・・・ええ。そうでしょうとも。
サウジアラビアのムハンマド皇子は非常に聡明な御仁です。
あるいは稀代の英傑だ。と言ってもよろしいかもしれませんね^^
なので、バイデン大統領やバイデン政権が何を考えているのか。
その程度の事が理解出来ないはずがありませんもん^^;

ですので、おそらくと言うか。ほぼ確実にアメリカの言動。
もう不誠実極まりない言動に対して物凄く怒っている事でしょうし。
それゆえに相当な対米戦略を考えている事でしょう。
すなわちアメリカの自爆を最大限に利用しようとするのは確実です。



とまあ、大体このような背景がありましてね^^;
なぜに私が新クアッドが第二のオーカスだ。と表現したのかと言いますと。
オーカスがアジア秩序。アジアシステムに英豪両国を参加させたのと同じように。
新クアッドが中東秩序。中東システムにインドを参加させてしまったからです。

うん。そうですね。
こちらも取り上げておきましょうか。

こちらはニューズウィークさんの記事になりますが。
新クアッドについて極めて正しい論評が書かれております。
最大の受益者がインドである。との指摘は、まったくもってそのとおりです^^


ただ欲を言えば内容が不足しております。
昨年の、一番早い段階に書かれた事を考えれば十分な内容ですけれど。
新クアッドの本質的な部分。安全保障上の観点から判断すれば説明不足です。
どれほどまでにインドが獲得するだろう利益が大きいのか。
それに伴って中東諸国もまた、どれほどまでに獲得するだろう利益が大きいのか。
その事が正確に書かれておりません。


よろしいでしょうか。
そもそもの話として中東地域にインドは存在しなかった。
中東秩序。中東システムとしての安全保障体制。
安全保障上においてインドは組み込まれていなかったんです。
その意味で中東地域においてインドは部外者だったんです。

ところが、です。

ここでまたバイデン大統領とバイデン政権が余計な事をしたわけです^^;
土下座外交をしたくないばっかりに。自分達の失敗を認めたくないばっかりに。
中東地域にインドを連れてきちゃったわけです。うん^^;



いや、これさ。改めて申し上げますけれど・・・。
これって中東地域の情勢を激変させますからね?
それこそ何十年先まで物凄い影響を与えますからね?

そうなる事を覚悟の上でバイデン大統領とバイデン政権は新クアッドを作った。と、
中東秩序。中東システムにインドを参加させるような事をした。と、
それで間違いありませんね?覚悟の上でやったんですね?

・・・うん。何も考えていませんよねぇ。きっとさ^^;


何度も言いますが、これだけ物凄い事をしておきながら。
特に何の計画も無く。何の覚悟もしていないので。
これから先の中東情勢の変化。それも激変について。
アメリカと言うか。バイデン大統領とバイデン政権は絶対に対応出来ません。

もうどこをどう考えたとしても一から十まで。全てにおいて後手に回るはずです。
後手に回るはずだし、それは凄まじいほどにアメリカの国益が失われます。
本当に・・・どーしようもないくらいには、です。



まあ、これも何度も言いますが、さすがにさ^^;
さすがにアメリカの方々もバカじゃ無いだろうから、理解しているとは思いますが。
それでも念のために説明しておきますとね。

オーカスの話でも説明し撒いたように。
秩序の構築。システム構築の管理者が増えれば増えるほどに。
安全保障体制の中核に参加する国家が増えれば増えるほどに、利権は分配されるんです。
でまあ、ここにインドが参加するわけですからね。
インドにも当然ながら中東地域の利権。権益は分配されるわけです。


「いやいや、インドは支援を受ける側だぞ。
義務が少ない分だけ与えられる権利も。利権も少ないんじゃないのか?」

うん。そのような意見は正論ではあるんですけど・・・甘いです。
そんな生易しい状況ではありません。
インドが一方的に。発展途上国として支援を受けるだけだ。と判断するのは軽率です。
それでは、あまりにもインドと言う国家を過小評価しております。



このブログでも以前から書いていますように。
次世代の列強国は日米英ロ印の五カ国である。と言うのが私の見解です。
ですので、インドはいずれ列強国の仲間入りをするほどの国家です。
それほどまでに物凄い潜在的な可能性を秘めているんです。

将来的にはアジアの盟主の地位が日本からインドに変わる。と、
そう言っても過言では無いほどには、です。


それほどまでの国家が中東秩序。中東システムに参加するわけですからね?
インドが参加する事によって相対的に他勢力は縮小を余儀なくされるし。
それはアメリカとて例外では無く、その影響力は激減する事になるんです。


だから、ハッキリ言いますね。
現在のアメリカ合衆国の立場。国益を考えるのであれば。
中東諸国とインドの協力関係が強化されるような状況は阻止するべきでした。

今現在の世界情勢において。
この両者の関係性が強化されると言う事が何を意味するのか。と言えば。
考えるまでもありません。
アメリカなど欧米諸国から独立した新しい秩序の構築。
まったく別の、新たな第三勢力が形成される事に他ならないからです。

・・・うん。そうでしょうね。
今の中東諸国とインドが共通する密かな目的。目標と言うのは。
アメリカからの独立。欧米諸国を中心とする旧来の安全保障体制からの独立です。
それほどまでにアメリカに対する不信感。
欧米諸国を中心とする世界秩序に対する不満が蓄積されているからです。



・・・ああ。もしかして、それほどまでの不満があるとは思えませんか?^^;

まあ、これは簡単に言えばね。
今のアメリカ。欧米諸国は義務を果たさずに権利を主張しているんです。
世界の平和を守らないくせにね。言う事を聞け。命令に従え。と、
そんな理不尽な事をしているんです。

・・・そんな事をした覚えは無い?
ああ。そうですか^^;
ちなみに私達日本は、もう今までのように日本を守らない。とアメリカから言われた上で。
その上でアメリカに従え。として対ロ制裁への参加を強要されたんですけどねぇ。

世界の反対側の、何の関係も無いウクライナを理由に日ロ関係を悪化させる。と、
それもアメリカが守らない。と言われている状況で。と、
そんな風に私達日本って、なかなかに理不尽な事をされているわけなんですけれど。
アメリカなど欧米諸国と言うのは、私達日本が不満を感じていない。と、
そんな風に考えているんですか?

・・・なるほど。そうだとすれば欧米諸国の時代は終わる。
白人の時代が終わると言うのは、これは必定である事でしょう。



まっ。これは日本の話ですけれど。
ただコレと同じような不満を中東諸国やインド。
あるいは世界各国が感じている事は、これは間違いと私は考えております。

であればこそ。
そんな中東諸国とインドが協力するとなれば、まず間違いなく第三勢力の出現。
まったくもって新しい秩序。新しい安全保障体制が構築されるだろう事は。
これは、もはや疑いようがありません。

そして、そんな第三勢力。第三世界とも言うべき新勢力が出現すれば。
ほぼ確実に中東全域から。あるいはアジア全域からアメリカは叩き出される。
欧米諸国全般が叩き出されて、全ての権益を失ってしまう事でしょう。



うん。これは冗談などでは無いんですからね?

かつてのアジア・アフリカ会議のような。
そんな理想ばかりが先走った脆弱なものではありません。
中東諸国も。インドも。どちらも共に強力な国家になっているんです。
もはや欧米諸国と遜色が無いどころか。それを上回るほどに、です。

その両者が協力してしまうとなれば。
それも、わざわざアメリカ自らがお膳立てした上での協力関係ともなればさ^^;
もうどこの誰が止める事が出来ると言うのですか?
この動きを止められる国家なんて存在しないでしょうに。ねぇ?


・・・まあ、せめてアメリカの国力が回復してから。
アメリカの優位性が確保されてから、両者の関係を強化したとしてもね。
それでも遅くは無かったはずです。

そうだと言うのに、その全てを蹴り飛ばしてさ^^;
こんな状況でアメリカ大統領が中東諸国とインドの協力を推進しちゃったとなればさぁ。
そりゃあねぇ。もうダメでしょうねぇ。うん^^;




・・・あのね。

もう新クアッドを作っちゃった以上はさ^^;
オーカスの時と同様に、もう全てが後の祭りではあるんですけれど。
一応。今後の参考のために中東諸国とインドの関係性について書いておきますと。
実を言えばね。
この両者と言うのは関係を強化したくても出来ない状況。
仲良くしたくても仲良く出来ない状況だったんです。うん^^;

なぜか?

それはパキスタンが存在していたからです。



パキスタンは、皆々様も御存知だと思いますがイスラム教国です。
そのパキスタンとインドと言うのは、領土紛争のためにずーっと対立しています。
このような対立があったがためにね。
インドは、そう簡単に中東諸国と関係を強化する事が出来なかったんです。

仮にどれほど大きな利益が望めるのだとしてもね。
同じイスラム教国であるパキスタンを中東諸国は無視出来なかったし。
それゆえにインドとの関係を強化する。と言う事も簡単には出来なかったんです。



うん。だからね。
何もしなければ良かったんです^^;

インドとパキスタンの対立。つまりは印パ戦線がある限りはね。
何もせずに放置していれば中東諸国とインドは一定の距離を保ったまま。
疎遠では無いけど、親密になる事も無かったんです。
それがアメリカなど欧米諸国にとっては非常に都合が良かったはずなんです。
アメリカの方々。そうは思われませんでしょうか?^^;


・・・そうだと言うのにさ。

わざわざ新クアッドなんてものを作ってさ。中東地域にインドを呼び寄せてさ。
アメリカ自らが仲介役になって両者の関係を改善。強化するってさ。
本当に・・・何を考えているんですか?



いや、良いんですよ?^^;
それがアメリカの世界戦略なんだ。と、
中東地域の権益が激減しても。何なら中東地域から叩き出される事になろうとも。
それがアメリカの構想する新しい世界秩序。世界システムの形なんだ。と、
そういう事であればね。私だって何も言いませんけれど・・・。

でも、そうじゃないのならオーカスと同じレベルの超ド級の大自爆です。
こんな事をしていたらさ。
本当の本当にアメリカは世界の超大国。世界のリーダーの地位を失いますよ?



うん。だからね。
アメリカ人の方々も、そろそろ正しく現実を直視するべきなんです。
今のアメリカ政府と言うか。
バイデン大統領とバイデン政権が、どれほどまでの失敗を続けているのか。
そのために、どれほどまでにアメリカ合衆国が衰退し続けているのか。
・・・アメリカが滅びかけているのか。

それらの現実を直視しないとさ。本当に手遅れになりますからね?




あの・・・今回は中東情勢の話をしましたけれど。
それでもね。まだ中東情勢はマシな方に分類されるんです^^;
まだ何とか出来る。まだ時間的な余裕はある。
それはドナルド・トランプ前大統領のレガシー。遺産が残っているからです。

それよりもヤバイのがアジア情勢です。
なぜならば、日米同盟が破綻しかけているからです。
日米同盟を前提とするアジア秩序。アジアシステムが本当に消滅しかけている。
これについては一刻の猶予もありません。

今すぐにでも日本に介入し、日本の緊縮増税路線を転換して。
日本の軍備増強による日米同盟の強化をしなければ、絶対に間に合わない。
もう本当に秋までもたない。
今夏のうちに。安倍元総理の国葬が終わる前に行動する以外には無いです。

アメリカ人の方々。
是非共に後悔しないような決断と行動をなされませ。
今ここで然るべき決断が。然るべき行動が出来なければ・・・。
これから先の100年間は、アメリカ合衆国は深く深く後悔する事になるでしょう。



うん。まあ、こんな感じかな。いやはや^^;

それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^









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最終更新日  2022年08月10日 01時37分46秒
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