さらさらの部屋~避難所

さらさらの部屋~避難所

2024年01月01日
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カテゴリ: 雑談
あけましておめでとう御座います。本年もよろしくお願い致します^^



さて。それでね。
このブログと言いましょうか。私の個人的なルールと致しまして。
お正月の三が日は楽しい話をしよう。出来るだけ明るい話をしよう。と、
そのような方針があったりします^^;

なので、本日は楽しい話の雑談回で御座います^^



それでまあ、どんな楽しい話があるかなぁ。と私も考えましてね。
色々と考えた結果。タモリさんの話をしたいと思います^^;

それで日本人の誰もが知る芸人さん。・・・芸人さんかなぁ?
いや、タモリさんこそタレント。コメディアンと言うべきなんじゃ無いかな?
そんな感じのタモリさんの話をしますとね。
さすが。と思うくらいに人生が物凄くドラマチックな人なんです。うん^^;


まず最初にタモリさんのファンになった人達が、タモリさんを東京に呼ぶ。
そして、当時大人気だった漫画家の赤塚不二夫さん。
バカボンのパパなどを書いている物凄い売れっ子の漫画家さんがタモリさんを引き取る。

そして、その赤塚さん。NHKで自分の番組をやっていたんですが。
その番組にアシスタント。助手としてタモリさんが出る。
出た直後に、それを見ていた黒柳徹子さんからオファーがくる。
結果として、あの『徹子の部屋』に、ほぼ無名のタモリさんが出演する。・・・と、

もう本当に。神様か仏様の物凄い力と言うか。御加護があるかのようにさ^^;
タモリさんが行くべき道の全てがバババッ!と作り上げられている話は。
これはねぇ。
まあ、御存知の人もいたでしょうけれど。もう本当にビックリですよねっ!^^

タモリさん自身がおっしゃられていた事なんですが。
自分はオーディションの類を一切受けた事が無い。
何もしていないのに仕事の方が勝手に舞い込んできたんだ。と、
そのように至極普通に。
淡々と話されるタモリさんの言葉を聞いて唖然としない人はいないでしょうね^^;



さて。そんなタモリさんの話。
どんな話がよろしいかな。と私も色々と思い出したのですが・・・。
ちょっと意地悪かもしれませんが、タモリさんの失敗談をしたいと思います^^;

数年前に終わってしまいましたが、それまでは日本中の誰もが見ていた。と、
そう表現しても過言では無いお昼の番組。『笑っていいとも』にて。
タモリさん自身が話されていた事なんですが。


その日。タモリさんは宴会を終わった後。夜釣りをしようとしていたみたいなんです。
冬の季節だったので、ちゃんとキッチリ暖かいコートを着てね^^;
タモリさんはバッチリ準備をしていたわけです。

さらにタモリさん。さすがは普通の人とは一味違います^^;

大抵の人間は酔っぱらっているのに酔っていない。と、
そんな風に考えるから失敗するんだ。
でも、オレは違う。オレは今は酔っている。酔っているから慎重にするべきだ。

うん。なるほど。凄い。さすがはタモリさんだ。と思って私も聞いていたのです^^



そんな慎重なタモリさんは、岸につけているボート。
そのボート上に片足を乗せたんです。ゆっくりと落っこちないように慎重に。
岸辺に手を付けて片足を乗せて、もう片方の足を乗せたところで・・・気が付きました。
タモリさんの乗ったボートは、何とロープで繋がっていなかったんですっ!^^;

これはタモリさんの付き人さんが気を利かせたらしく。
ボートに繋いでいたロープを外してしまっていたらしいんですが。
それをタモリさんは知りませんでした。

案の定。ボートはタモリさんの両足を乗せたまま前に進む。
でも、タモリさんの手はまだ岸から離れていない。
結果としてどうなったのか?と言えばタモリさんの体はドンドン水平に。
例えるならば、まるで空飛ぶスーパーマンみたいな状態になりつつありました。


さあ、大変です^^;
先にも述べたように季節は冬です。冬の海に落っこちたら間違いなく大変な事になります。
タモリさんは必死に全身の筋肉を使ってボートを戻そうとします。
でも、悲しいかな。
そんなタモリさんを無視して、無情にもボートは前に進みます。

とうとう耐え切れなくなったタモリさんは、そのまま海に落っこちてしまいました。



海に落ちた後もタモリさんの苦難は続きます。
冬の寒さに対策していた暖かいコートが完全に裏目に出ました。
なんとコートが海水を吸って、物凄く重くなってしまったのです。
必死になって泳いでいたタモリさんだったのですが。
重くなったコートのために、物凄い力で海の底に引きずられていくではありませんか。

そこでタモリさん。ある意味でようやく決心しました。助けを呼ぼう。と、
ただタモリさん。実にしみじみと語っておられた事なんですが。
そんな絶体絶命の時でありながら、それでも自分にはプライドがあった。と言うのです。
つまるところ。
『助けてくれっ!』との言葉が恥ずかしくて出なかったそうです。

それでは何と言ったのか?

『あの。あの、誰かっ!すみませーんっ!』

・・・だったそうです。


ブフッっ!と、これを聞いた私も思わず笑ってしまったのですが^^;
でも、話の内容を考えれば笑っている場合ではありません。
何しろタモリさんは本当の本当に溺れかけている。命の危機だったんですからっ!

それで助けを呼んだのですが冬の海。それも時刻は夜です。
そう都合良く周囲に誰かいる事もありません。
結果として誰も助けに来ない中。タモリさんは必死で泳ぎ続けるしかありませんでした。


さあ。そんな状態のタモリさんが一体どうなったのか?
もう本当に絶対絶命。最後の最後と言う状況で、不意にタモリさん。
頭上にあった月を見たそうなんです。
その月を見た直後。あまりの自分のバカさ加減に笑えてきて。思わず笑ったそうなんです。
そして、笑ったら・・・ちょっと余裕が出てきたそうなんです^^;

心に余裕が出てきたら、頭が動くようになってきた。
頭が動いて考えたら、すぐにどうすれば良いのかわかった。
最大の原因である冬用のコートをタモリさんは脱ごうとしたんです。
ただ脱ぐためには泳ぐのをやめなければならない。
なので、タモリさんはコートを脱ぐために海の中に一度完全に沈んだわけで御座います。

それで何とか脱ぎ捨てて、再び水面から顔を出したタモリさん。
でも、まだ重い。衣服が重くで満足に動けない。
なので、さらにコート以外にも服を次々に脱いでいきました。
もちろん脱ぐたびにタモリさんは海に沈んでを繰り返して。
ようやく動けるようになったタモリさんは、這う這うの体で岸に上がった。・・・と、



とまあ、面白い話なんですけど・・・でも、同時に壮絶な話だったわけですね^^;
ちなみに。
その後のタモリさんはガタガタと震える中。それでも文句を言ってやろう。と、
携帯電話で付き人のマネージャーさんに連絡して。

「お前。ボートのロープ外しただろっ!」と、文句を言ったそうなんですが。
タモリさんが寒さに震えているために、もう何を言っているのかわからない^^;
「ああ。タモリさん。酔っぱらっているんですか?」と言うような。
実に暢気な返事が返ってきたのを聞いて。
「違うっ!そうじゃないっ!」と返事をしたら、
「なんだ。やっぱり酔っぱらっているよタモリさん」と言われて憤慨したそうです^^;




さて。それで、です。

この話を思い出して、ふと私は別の事を思い出したと言うか。
デジャブのような事を感じたんです^^;
アレ?これと似たような話を聞いた事があるな。なんだろう?
うーん。と私も色々と考えまして、そうしたら1つ思い至る事があったんです。

「ああ。そうか。これは李白だ」・・・です^^;


古代中国の伝説的な詩人。李白の最期もね。
実に不思議な事にさ。このタモリさんと物凄く酷似した話だったんです^^

と言いますのも、これまた御存知の人もいるかもしれませんが。
そんな李白さん。
夜中に月見酒をしようとして船を出した挙句。
酔っぱらって船から落っこちて溺れちゃった。と言う有名な最期があるんです。

・・・ただまあ、今しがたウィキで確認したら単なる伝説で事実では無いみたいんですが^^;


ともかく。
李白と言えば、コレと言うくらいには有名な伝説である事は間違いないので。
危うくタモリさんも李白と同じよう最期になっちゃうところだったのかぁ。と、
そんな奇妙な共通点を見つけて、私も1つ感じ入るところがありました。


と言いますのもね^^;
この李白さん。タモリさんに負けず劣らず物凄い人なんです。
伝説的な詩人は、伝説的なコメディアンに匹敵する話があるわけなんです。うん^^;

李白と言う人物は生前の時点でね。既に名声が最高潮に達していた人物でして。
当時の皇帝。宮廷からも文句なく絶賛される超が付くほどの売れっ子詩人だったんです^^

ただそんな状況に対して李白は不満だったんです。
なぜなら、李白は詩人である事よりも国士である事を望んでいたんです。
天下国家。天下万民のために戦いたいっ!と、
そのように強く理想と正義に燃えていたらしいのですけれど・・・。
でも、残念な事二李白の時代の中国ってさ。めっちゃ平和だったんです。うん^^;


結果的に戦うべき相手もいないし、そもそも平和だし。
そんな中で自分は最高の評価を獲得しているし・・・もうこれ以上望むものは無いし。
全てが全て手に入るような状況に飽き飽きした李白は。
何と言いましょうか。ヤケクソ気味にテキトーな詩を書きまくったそうです^^;

ただここが李白の凄いところでしてね。
どんなにテキトーに。ふざけ半分に書いたとしても。
その全てが全て。素晴らしい詩だと評価されてしまうのです^^;

どこの誰が見ても全てが上手くいっているはずなのに。
当人である李白自身は、何一つ上手くいかないっ!とヘソを曲げている。と、
それが李白の人生だった・・・らしいです。うん^^;


でも、そんな李白さんにも遂に望むべき時が来ました。
平和が終わり、戦乱が始まりました。それが安禄山の乱です。

よっしゃっ!遂に来たっ!と^^;
これで自分も国士になる戦いが出来るぞっ!・・・と、
まさに喜び勇んで自ら官軍に志願し、天下国家のために戦うぞ。と、
そんな李白の強い決意をあざ笑うかのように、運命が動きます^^;

なんとビックリ。李白が所属していた軍隊が、敵に寝返ってしまったのですっ!
結果として李白自身は全く身に覚えが無いにもかかわらず朝敵とされ。
さらには寝返った直後に指揮官が亡くなり。
李白は何も出来ないまま賊軍の1人として捕まり、牢屋に入れられてしまったんです。


さあ。どうなる李白。このまま罪人として終わってしまうのか?

ここで李白の名声が彼自身を救いました。
既に述べたように生前の時点で李白の名声は最高潮だったわけです。
当然ながら、中国全土に李白のファンがいたわけです^^;

李白がヤバイ。李白を助けろ。と、色々な人間が一致団結して助命嘆願をした結果。
無事に李白は解放されて、牢屋から出る事が出来ました。良かったですね^^
でも、李白にとっては良くはない。
なぜなら、丁度その頃です。安禄山の乱は無事に鎮圧されていたのでした。


李白は思った事でしょう。

「ああっ!なんてこの世はままならないんだろうっ!
どうして自分の思うようにならないのかっ!」

そうして相変わらず李白はヤケクソ気味になりながら、テキトーに詩を書き続け。
そのテキトーに書いたはずの詩の全てが、どれも素晴らしい作品となり。
李白は終生。その名声が落ちる事が無いのでした^^;



でまあ、このように物凄い才覚があるのに、目指すものになれなかった。と、
この点についてもタモリさんと似ているんです。

タモリさんもタレント。コメディアンとしてビッグ3と呼ばれるくらい凄いのにね^^;
そのタモリさんはジャズのミュージシャンになりたかったそうなんです。

でも、その時に先輩から言われそうです。
「良いジャズの音ってなぁ。泣いてるんだよなぁ。」と言われた後にタモリさんを見て。
「お前の音な。笑ってんだよ。才能無いからやめちまえ」
そうしてタモリさんはミュージシャンの道を諦めたそうです。


タモリさんも。もちろん李白もね。
あれほどまでに誰もが羨むほどの才能を。名声を持ちながらも。
それでも思うがままには生きられない。と言うのは、この世の真理なのかもしれません。



いやいや、何とも普通の。平凡な人間からすればさ。
まったくもって天を見上げるような話で御座いましたね。いやはや^^;


それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^











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最終更新日  2024年01月01日 23時43分54秒
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