発達障害児が伸び伸びと育つために~保健師の目で見た子育て~

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Akiko0314

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ホームページを開設したのは・・・


診断を受けるのを迷っている方へ


障害受容へ向けて


注意信号!


年齢相応なのか、障害なのか?


あなたのせいじゃないんだよ。


診断されることを躊躇する人へ


発達障害児の心をつかむコツ!


愛情をどんどん言葉で表現しよう。


褒めるために1「時間を区切って」


褒めるために2「ありがとう」でいいんです


褒めるために3「褒めるって楽しい」


褒めるために4「褒めるのは恥ずかしい?」


褒めるために5「言葉の使い方のルール」


褒めるために6「発する思いに注目しよう」


褒めるために7「僕は役に立っている」


学校と仲良くなる方法


理解を得るための「言葉」を考え抜くこと。


恐れから、いいものは生み出されない。


「逃げ腰・泣き虫・遠慮虫の自分」と戦う


自己保身の心を捨てると協力者が現れる。


まずは、具体的な作戦を立てよう。


最初の順風:校長先生の理解を得る


先生も責められるのを恐れていた?


学校中に「支援の雰囲気」を作っていただく


親の自己変革(心を見つめて・・・)


傷つきにくい自分になろう!


心に毒を食らわないで生きる。


過去は教訓を得るためだけにある。


陥りやすい心境


発達障害児の才能を伸ばす方法


施錠した人が開錠する(笑)


楽しいアスペっ子


ひとぺろ


がんばっているお友達は?


「ハイと言いなさい」と迫られた時・・・


切ないでしょ?!


珊瑚の気持ちになっていたんだ。


発達障害児いろいろ


学校の先生へ


親と一緒に歩んでくださいね。


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2007年03月07日
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受験体験は、「合格したい!」という一念のもと、短期間でものすごいエネルギーを発揮するので、TAKUYAの抱えている色々な壁を乗り越えるきっかけをいくつもいただきました。

前回書いた作文の壁もそうでしたが、もう一つは「こだわり」でした。

TAKUYAは、算数の中では展開図が得意です。不思議なぐらい頭の中で立体を作り上げていけます。TAKUYAもそのことを自覚していて、「展開図だけは正解したい」というのがこだわりになっています。

前回も書いたように、第1志望校は60点以上取らないと合格できません。
ゆっくりペースのTAKUYAにとって、40分という試験時間はギリギリです。
それで算数に関しては、最初の問題から順番に解くのではなく、確実に点を取れるように、まずは計算問題を確実に正解し、易しい問題や得意な問題を選んで、そこから順番に解いていくように作戦を立てました。

「得意な問題・・・展開図・・・展開図だけは正解したい!」といって、TAKUYAのお腹のあたりがウズウズとしていました。

受験の3週間前に模擬試験を受けたのですが、その結果が悲惨だったのです!!
結果を見て塾の先生は、「難しいでしょう」と・・・。私もショックを受けました。
そこから、奮起して算数の勉強をまたがんばっていたのですが、ある時TAKUYAが言いました。

「お母さん、ぼく、受験の時、展開図の問題を解くのやめるかも知れないわ・・・」

「え?」

話を聞いてみると、
模擬試験では、予想外にとても難しい展開図の問題が出たのです。
この問題の正解者は少なかったのに、TAKUYAは正解しています。しかし難問でも、配点はたった5点です。

TAKUYAはこの難しい展開図の問題にこだわって、ほとんどの時間を費やしてしまい、試験時間は計算問題と展開図だけで終わってしまったのだそうです。
「僕、この問題はどうしても解きたかったんだよ」と言います。

「でも、ぼく、展開図をやっていたら落ちるから、受験の時は展開図はやらないでもっとたくさんの問題を解くようにがんばる」


そうか!自分でそんなことまで考えられるようになったのか。こだわりを乗り越えようとしてるんだね!!エライぞ。がんばれ!


改めて、模擬試験の答案を見て、点数が低かった謎が解けました。そういうことだったのか。
それを自分でも分かっていたんだな・・・。それで、がんばって自分のやり方を変えようとしているんだな。

今までは、TAKUYAの行動の基準は、目の前にあるものを「やりたいか」「やりたくないか」でした。
それが、「遠い向こう」にある「合格という目に見えないもの」を目指して、「今、やりたいことを我慢する」「今やりたくないことでも努力してみる」ということが、少しずつできるようになってきました。
その成果を少しずつ感じるようになり、「やりたくないことでもやったら後でいいことがあるから、自分をコントロールしよう」と考えられるようになりました。

こだわりについて、よく「やらないとお腹のあたりがウズウズして我慢できないんだよ」と表現していましたが、(その感覚、なんか分かりますよね!)
そのウズウズも我慢できるようになったんだな~、と感動しました。


問題が配られたら、一度問題全体を見て、できる問題を確実に解いていこう!得意な問題を解いて、すごいと思われるよりも、合格できるようにしよう。

そういって、過去問に再び取り組み始めました。

こんな選択ができるなんて「大人になったなぁ」・・・しみじみ・・・


で、本番試験直後のTAKUYAと私の会話です。

「算数どうだった?」

「おかあさん、あーよかった。展開図の問題、得意なのに出なかったんだよ。毎年出てたのにね。残念だけど良かった(笑)」

「あーそうかそうか、よかったよかった」(笑)


Akiko






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最終更新日  2007年03月07日 22時07分26秒
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