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朝7時ごろから食べられる店となると、東村山ではかなり限定される。昔だったらモーニングサービスをしている喫茶店が結構あったのだろうが、マクドナルドや松屋などの進出によって消えていってしまったようだ。 実際、東村山で朝から食事できるのは、マックと松屋、それからファミレスぐらいなモノだ。寂しいもんだと思いつつ、ある朝、長男を保育所へ預けた後、プラプラと散歩していると、モーニングセットの看板を出している喫茶店を発見! それが今回紹介する「さんぽみち」だ。 場所は久米川駅南口を出て左の西友と書店の間の道をひたすら真っ直ぐ歩き、突き当たりを右に曲がってすぐ見えるホテルの1階。 看板には洋風セットと和風セットの2種類が写真とともに紹介されていた。どちらも480円。まあまあの料金じゃないですか。 私が入ったのは朝の9時ごろだったが、この店、営業は7時からと店内に書いてある。こういう喫茶店の存在は貴重なのか、割と駅から離れた場所にあるにもかかわらず、入るとすでに店内はほぼ満席状態。私は席に着くと、少し迷ったが洋風セットを頼んだ。 コーヒーはセルフサービスで、どうやら飲み放題らしい。5分ほどして、来ました、来ました、洋風セット! トーストにはマーガリンとイチゴジャムが添えられ、目玉焼きは卵を2つも使ってあり、さらにベーコン付き。これにサラダが加わっての480円はリーズナブルと言っていいんじゃないの。個人的にはカリカリのベーコンの方が好きだけど、周りを見るとお年寄りが多いから、ソフトベーコンはある意味、正解かもしれない。 味噌汁好きの私としては単品で味噌汁を頼みたかったが、店が混んできたので食べ終わったら早々に店を出た。というのも、(そんなにお客は来ないだろう)とタカをくくって、4人がけのテーブルに座ってしまったからだ。そんな状況でカップルが入ってきたら、誰だって気まずくてすぐに席を立つでしょ。こんなことならカウンターに座っておけばよかったよ。 それにしてもこんな所にこんな喫茶店があったとは……東村山は奥が深いなぁ。
2004年11月30日
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無性に餃子が食べたくなる時ってありませんか? 私はあるんですよ。それも「ビールで一杯やりながら餃子を食いてぇ!」と思うことが。 大体、1~2カ月に1回っていう感じですけど、そんな気分になった時に私がよく行くのが、今回紹介する「ぎょうざの満州」。この店は新所沢に本店を持つチェーン店で、東村山市には久米川と東村山に2店ある。私がよく行くのは久米川店で、場所は久米川駅南口を出てロータリー越しの正面の道を真っ直ぐ歩き、T字路を右に曲がって30メートルほど先の右手。 チェーン店なのだが、ココの餃子は美味しいんですよ。噛むと肉汁がジュワッと出てくるし、さらにいいのは、ニンニクではなくショウガが効いていること。これが後口を良くして次々とイケちゃうんです。 この間も休日の昼間、無性に餃子が食べたくなって出撃しました。瓶ビールを頼んで(うれしいことにココの瓶ビールは私の大好きなキリンの「クラシックラガー」なんです)、餃子2人前とメンマを注文。餃子が来るまでメンマでチビチビやって、いよいよメインの餃子が登場。 どうです、美味しそうでしょう。1皿に6個入っていて210円。値段も安い。この値段だとどうしても比較されるのが、全国展開している「餃子の王将」だけど、ハッキリ言ってこっちの方がウマいです。私も学生時代に「王将」にはお世話になりましたが、最近の「王将」にはかつてのようなウマさはないですね。やはり大きくなると、看板商品とはいえ、ダメになるんでしょうかね。 熱々の餃子をひと口で食べて、キューッとビールを飲む。ん~、たまんねぇ。昼から飲むビールはまた格別だぜ……なんてことを思いながらアッという間に完食。これだけ食べて1000円札でお釣りが来るんだからうれしい。 ただ、この「ぎょうざの満州」にも欠点はある。価格的には庶民の味方でうれしいのだが、餃子以外の料理がイマイチなんだよね。値段から言うと、妥当なのかもしれないけど、もう少し美味しいとうれしいな。 でもね、餃子は間違いなくウマいから、ぜひ近所で見かけたら、餃子だけでも食べてみてください。きっとビールが飲みたくなりますから。
2004年11月29日
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東村山にもウマいタイ料理の店があるんですよ。それが今回紹介する「サワディー」。場所は久米川駅南口を出て、ロータリーを挟んだ正面の道を真っ直ぐ歩き、左手にある「スーパーおおた」の入っているビルの2階。 先日行われた「東村山市民産業祭り」では、イマイチのタイ風焼きそばを出していたけど、本来は凄く美味しい店なんです。何せタイの人が作る本格タイ料理ですから。ドリンクもシンハーやビヤチャーン、メコンウイスキーなどタイの物が揃っています。 店内にはタイの歌が流れ、メニュー以外はほとんど日本語がない。どっぷりタイの雰囲気で(どんな雰囲気なんだ?)で本場の味が楽しめる店なんですよ。 そんな「サワディー」で私がオススメするのはランチ。これが安くてウマいんだ。ランチメニューは7種類あるんだけど、イチ押しは「辛口カレー」(680円)。 これはココナッツミルクの入ったグリーンカレーで、ライスとサラダに、スープ、タピオカミルクが付く。これで680円は超お得だ。 このグリーンカレー、ひと口目はココナッツミルクが効いていて甘いのだが、それがすぐにウマさに変わり、飲み込んだ後に辛さが来る。「甘い」「ウマい」「辛い」を繰り返しながら食べているうちに体がポカポカしてきて、額から汗がタラ~リと流れ落ちる。これが妙に快感なんだな。セロリの入ったスープを飲み干し、デザートのタピオカミルクを食べると、辛さはスッカリ消えて「食ったぁ!」という満足感が残る。 いやあ、美味しい! 激辛好きの人には物足りない辛さかもしれないが、普通の人なら十分辛いハズ。でもそんなヒリヒリするような辛さじゃないから、ぜひチャレンジしてみて欲しいですね。【DATA】住所:東村山市栄町2-21-8電話:042-395-7802営業時間:午前11時~午後3時(ランチ) 午後5時~11時定休日:月曜(祝日は営業)
2004年11月28日
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久々に超オススメの店を発見! 「宝飯る」というちょっと変わった名前の飲み屋さんだ。場所は久米川駅南口を出て右にある道路を渡り、ケーキ屋と不動産屋の間の道を40メートルほど歩いた右手の路地にある。少し奥まった場所にあるため、メニューなどを書いた看板を道路に出していて、私はいつも気になりながら通り過ぎていた。今にして思えば「何でもっと早く入らなかったのか」と大後悔である。 路地を入ると、隅に「HOIRU」とだけ書かれた白い大きな暖簾が見える。以前、ここには寿司屋があったのだが、まるっきり雰囲気は変わっている。中に入ると、コジャレたダイニングバーという感じ。癒し系の霊能師・江原啓之に少し似たマスターが「お一人ですか? こちらへどうぞ」と笑顔で迎え入れてくれる。 生ビールを頼んで、(さて、メニューでも見るか)と見回すがね飲み物メニューの他、それらしいものが見当たらない……と思ったら目の前に変な巻物があるではないか。まさかと思って開けてみると、これがメニユーだった。「あざとい」と言えばそれまでだが、こういう仕掛け、私は好きだ。 生ビールとお通しを持ってきたマスターが、「この3つがウチではオススメなんですよ」とメニューを指差して教えてくれた。その3つとは「大根おでん」(600円)と「あぶり〆サバ」(700円)、「地ドリのグリル」(800円)だ。「でもどれも1人前の量が多いから、お客さんの場合、どれか1つにした方が……」とマスター。そう言われると燃えるのが私だ(笑)。とはいえ、さすがに3つ食べる自信はなかったので「あぶり〆サバ」と「地ドリのグリル」を頼むことにした。 で、最初に出て来たのが「あぶり〆サバ」。普通に半身の〆サバが出てきてマスターがその横で何やら準備している。「少し脂が散るかもしれません」と言うなり、マスターはバーナーで〆サバをあぶり始めた。皮が焦げ、その下の脂がチリチリと焼けて香ばしい匂いが立ち上る。 全体をあぶり終えると「レモンをかけて、カラシ醤油で食べてください」とマスター。言われるがままに食べると、ウマい! 皮の香ばしさと脂、酢の入った身、それらが口の中で複雑にとろけていく。たまんないね。ビールが進んで仕方がない。 続いて「地ドリのグリル」。ローズマリーが乗っている表面の皮は見るからにパリッとしている。食べると中はとてもジューシー。ナイフとフォークが添えられていたので、最初はそれで上品に食べていたのだが、(ええい、面倒だ!)と私は手づかみで食べ始めた。それを見てマスター、「いやあ、久々にそうやって食べる人を見ましたよ。でもそれが一番いい食べ方だと思いますよ」とひと言。ちょっと恥ずかしかったが、自分でもこの食べ方は正解だったと思う。というのも、骨の周りの肉までシッカリ食べられたから。変な臭みは一切なく、パサパサしたところもない。素材の地ドリの良さもあるのかもしれないが、料理の腕もいいからこれほど美味しく食べられるのだろう。 2つを食べ終えてもまだお腹に余裕があったので、残りのオススメである「大根おでん」ともう1品を注文。出てきた「大根おでん」は大根の3分の1をそのまま煮込んだ巨大なモノ。しかし、すんなり箸が入るほど柔らかく、中までシッカリ染みている。ひと口食べると、想像通りウマい! と、ここでふと飲み物メニューを見ると、さりげなく「ホッピー」の文字があるではないか。こんなシャレた店にホッピーがあるとは意外。そのことをマスターに話すと、「いやあ、僕も好きなもので」という答え。いいよ、ますます気に入っちゃった。 しかもここのホッピー、氷の入ったグラス、ホッピー、焼酎の入ったコップと分かれて出てくる。つまり自分で焼酎の加減ができるワケだ。いやあ、マスター、わかってらっしゃる! アンタはエラい! すでにビールを2杯飲んでいたけど、ホッピーもシッカリいただいちゃいました。 で、お勘定を頼むと、「最後に温かいスープをお出ししているのですが、飲まれますか?」とマスター。もちろん、いただく。ふぅー、アルコールにイジメられた胃にスープが染み渡り、修復されるような気がする。こういうサービスってうれしいよね。 お勘定したあとも「これ、おみやげに」とミカンを2つくれ、しかも入り口まで見送ってくれるではないか。このお見送り、別に私だけでなく、他のお客に対してもマスターはキッチリやっていた。 こんないい店が東村山にあったんだ、と思うと同時に、早くカミさんを連れて行ってあげたいなと思った私でした。いや、マジでココはオススメです。【DATA】住所:東村山市栄町2-1-11電話:042-396-9091営業時間:午後5時半~深夜0時定休日:水曜 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「宝飯る」は残念ながら2009年9月12日をもって閉店しました。
2004年11月27日
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気になるけど、何となく入りづらい……そんな店ってありませんか? 今回紹介する「ラ・ブランコ」もそんな店の1つだ。場所は久米川駅南口を出て、モザーク通りをひたすら真っ直ぐ200メートルほど歩いた右手にある。 何が入りづらかったかと言うと、その外観だ。ガラス張りになっていて、一見すると喫茶店みたいなのだが、看板を見ると「欧風料理の店」と書いてあり、喫茶店ではないらしい。で、ガラス越しに店内を見ると、客があまりいない……こういう状況で入るのは、私は何となくイヤだ。 それが今年になってから、写真の通り、ガラスにさわやかな青空とキレイなヒマワリがプリントされたモノが張られ、何となくオシャレな店に変身。「これなら入ってみようかな」と思わせる外観になった。そこで私は意を決して、ランチタイムに入ってみた。 650円のランチもあったのだが、前々から通るたびに気になっていた、ジックリ煮込んだデミグラスソースがかかったハンバーグステーキを頼んだ。 ちょっと値段をド忘れしてしまったが、確かライスとスープ、ポテトサラダが付いて1000円しなかったと思う。見た目はかなり食欲をそそる。ナイフで切って、ソースをたっぷりつけてから一切れをパクリ。ウーン、甘めのデミグラが好きな私には、やや濃くて辛めだが、よく煮込んである分、やはり美味しい。ハンバーグも柔らかくて、これならお年寄りでも食べられる。 スペイン料理の店らしいのだが、メニューを見るとスペイン料理もあるにはあるが、ハンバーグがあったり、カツレツがあったりして「町の洋食屋さん」という感じ。でも、ファミレスの登場によって、こういう町の洋食屋さんが消えつつあるから、こういう店が残っていたというのは正直うれしい。しかも手間ひまかけている割に値段が安い。今回はハンバーグステーキを食べたけど、いろいろ違うモノを食べたい気にさせる店だ。 いやあ、思い切って入ってみて良かったよ。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「ラ・ブランコ」は残念ながら2005年5月31日に閉店しました。
2004年11月26日
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この間の休日、「散歩でもするか」と長男をベビーカーに乗せ、カミさんと一緒に散歩に出かけた。東村山は府中街道や新青梅街道など幹線道路の交通量は多いが、1本裏手に入ると交通量もグッと減り、のんびり歩ける。住宅街の間にポツリポツリと畑があり、少々田舎チックではあるが、そんなのどかなところが東村山の魅力だと私は思っている。 で、1時間ほど歩いたら「お腹空いたね」ということになり、久々にフランス料理店の「リヴィエル・ドール」に入ることにした。子供連れでこういう店に入るのは、普通なら気が引けるところなのだが、ココを切り盛りしているご夫婦に今年7月、第2子が生まれたのを知っているから「同じ赤ん坊を持つ者同士」なんて甘えもあって入ることにしたのだ。ご主人は「よく来てくださいました」と予想通りの歓待。年に1、2回しか来ない客なのに、ここまでしてくれるからうれしい。 ランチタイムだったので私はパスタランチ(1200円)にし、カミさんはシェフ'sランチ(1300円)にした。パスタランチは数種類のパスタの中から選べるようになっていて、私は生ハムとバジルを使ったパスタをチョイス。 カミさんのランチのメインもこの日はパスタで、ズワイガニと生ハムを使ったトマトソースのパスタだった。 これにサラダとパン、食後のドリンクが付いている。私はお得なランチだと思うが、東村山という土地柄を考えると、ちょっと高いかな。 でもパスタはおいしかった。私が頼んだ生ハムとバジルのパスタには青カビ系のチーズが入っていてクセがあるのだが、私は青カビ系のチーズが大好きだから大満足。ボリュームもちょうどいい。 カミさんは子供に離乳食をあげながら食べていたが、「おいしい」と言いつつ私にひと口もくれずに食べてしまった。 食後、ご主人は子供のためにアイスクリームをサービスで持ってきてくれた。食べさせると冷たすぎてキーンと来るのか、眉間にシワを寄せるのだが、どうやらおいしいらしく、次の瞬間、もう口を開けて「早く、早く」と催促してくる。で、食べさせるとまた眉間にシワわ寄せ……この繰り返し。これがおかしくて、ウチら夫婦とご主人とで大笑いしてしまった。 本当は赤ちゃん連れで迷惑だったと思うけど、ご主人は最後まで歓待してくれた。こういう店はありがたい。でもおそらくランチタイムだからできたのであって、ディナータイムだとやっぱり無理だろうな。料理もそうだけど、雰囲気もこの店のウリだからね。子供と一緒にこの店のディナーを食べるのは、いつになるんだろうなぁ。
2004年11月25日
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私は広島出身だから、お好み焼きと言えば当然、広島風が大好き。しかし、東京でお好み焼きと言えば関西風が当たり前で、なおかつ「もんじゃ焼き」という強烈な食べ物と必ずセットになっている(今でこそもんじゃ焼きは好きな食べ物の1つになっているが、初めて見た時は気持ち悪くて食べられなかった)。つまり、こっちで言うお好み焼き屋さんとは、関西風お好み焼きともんじゃ焼きを出す店のことであり、広島風のお好み焼きを出すところは必ず看板に「広島風」と書いてある……私はこんな風に東京のお好み焼き屋さんを理解していた。 東村山に住んで4年。一度も「広島風」と書かれた看板を見たことなかったので、私は「東村山には広島風お好み焼きがない」と思っていたのだが、実はあったんですよ。それも意外な店に。 その店とは「鉄板焼 ひら野」。場所は久米川駅南口を出て左にある西友と本屋の間の道路を100メートルほど歩いた左手の、ちょっと奥まったところ。 看板に「鉄板焼」と書いてあったので、イマイチ興味が沸かず、私は東村山に越してきてからの4年間、この店をスルーしていた。ちょっと興味を持ったのは、先日行われた「東村山市民産業祭り」で、この店が出店をやっていた時だ。焼きそばのソースに「おたふく焼きそばソース」を使っていたのが妙に印象的だったのだ。「おたふくソース」と言えば、広島風お好み焼きにはなくてはならぬパートナー。しかも焼きそばに普通の「おたふくソース」ではなく「おたふく焼きそばソース」を使っている点が、通っぽい。 この時食べた焼きそばはイマイチだったけど、ソースへのこだわりが気になって、先日、私は思い切って店に入ってみた。 店に入った瞬間、「これはもしや!」と私は思ったね。入ると大きな鉄板があり、その周りにイスが置いてある。奥にはテーブル席があるが、どれも普通のテーブルだ。ということは、この店では焼き物はすべてこの大きな鉄板で作って客席に出すワケだ。これって広島風お好み焼きの店に近い。 メニューを見てさらに驚いたね。一番最初に書かれているのが、広島風お好み焼きだったのだ。こんな近くに広島風お好み焼きがあったなんてビックリ。「何で看板に書いてくれないの!」と文句を言いたくなるほど、うれしいサプライズだ。 メニューを読み進めると、関西風お好み焼き、ステーキなどの鉄板焼きもある。店の人によると、関西風お好み焼きもこの鉄板で作って出しているのだとか。私は自分で作るスタイルは好きじゃないので、これはうれしい。 さて何にしようかな……と迷った末、広島風お好み焼きの「ねぎ・とろろ」(820円)にそばを入れてもらうことに。目の前で作られるのだが、見ていると広島にいた頃を思い出す。 出来上がった広島風お好み焼きにおたふくソースをかけ、その上に摺った山芋とねぎをかける。広島でも見たことのないトッピングだが、これがウマい! 店の人から「そんなに慌てて食べなくても」と注意されるほど、夢中になって一気食いしてしまった。いやあ、満足。 そばを入れたから920円になり、広島風お好み焼きの相場からするとやや高い。でもウマかったし、こんな近くにあるのなら通いますよ。本当にうれしいよ、こんな近くに広島風お好み焼きがあって。この気持ち、広島で生まれ育った人じゃないとわからないかもね。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「鉄板焼 ひら野」は残念ながら2005年5月14日に閉店しました。
2004年11月24日
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東村山のパン屋さん第3弾は、久米川駅南口を出てすぐ左手にある「パピエ久米川店」。西武線沿線を中心にチェーン展開しているパン屋さんだ。 パンは50種類近くあり、入り口前には人気のパンの焼き上がり時間がボードに書かれている。カレーパンなどの定番もあるにはあるが、ココはオリジナリティーを出そうとしているのか、ちょっと変わったパンが多い。その代表格が、この店で1番人気の「ネギ焼きパン」(140円)だ(写真左の手前のパン)。 表面にソースが塗られ、見た目はまるでお好み焼き。食べると中には長ネギとキャベツ、紅しょうがが入っている。お好み焼きとどこが違うの? と突っ込みたくなるが、確かにパンなんだなぁ、これが。 私が個人的に好きなのは、写真右の「B&B」(160円)。パンに卵とベーコンが挟んであり、ベーコンにはたっぷりとブラックペッパーが振ってある。このブラックペッパーが何ともいい味を出している。大人向きのパンという感じ。 だけど、この店のHPを見ると、「B&B」の人気ランクは5位。やっぱり大人向きのパンだからなんだろう。ちなみに2位は「金時豆パン」(130円)、3位は「ジャーミードッグ」(150円)、4位は「高級小倉あんパン」(110円)となっている。人気のパンを食べ比べてみるのもいいかも。 この店はうれしいことにパンを店内で食べることができる。喫茶コーナーは13席あり、パンをレジに持っていくと「温めますか」と店員さん聞いてくる。こういう心遣いもうれしい。 ただ残念なのは、駅前という立地の良さのせいか、人気のパンはすぐに売り切れて食べたい時になかったり、パンはあっても食べる席がなかったり、とタイミングがなかなか合わない点だ。まあ、店が繁盛してるのはいいことだから、こればっかりは仕方のないことだけどね。「ネギ焼きパン」は賛否両論だと思うけど、「B&B」は普通のハムエッグサンドよりはおいしいと思うからぜひ食べてみて欲しいな。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「パピエ久米川店」は残念ながら2005年1月31日に閉店しました。
2004年11月23日
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昨日は「豊島屋酒造」という地元の酒造会社が年に1度行う酒蔵一般公開があり、カミさんと長男とともに行ってきた。この豊島屋さんは「金婚」というお酒で有名で、明治神宮のお神酒もココがつくっているのだという。地元商工会からの要望で、東村山ではこの「金婚」は、「東村山」というラベルで売られている。味はというと、悪くないです。日本酒らしい日本酒という感じ。ただ、ウチら夫婦はどちらかと言うと、日本酒らしくないフルーティーで旨みのある日本酒が好きだから、愛飲はしてません(東村山市民なのに申し訳ない)。 場所は東村山駅東口を出て府中街道を所沢方面へひたすら歩き、「久米川辻」という交差点を右に曲がって100メートル先。我が家からは歩いて40分近くかかるけど、天気も良かったし、いい散歩だと思ってベビーカーを押しながら行ったワケです。 着いたのは朝の10時半ごろだったけど、すでに酒蔵の敷地は大勢の人で賑わっていた。いきなり純米酒と大吟醸の試飲があり、カミさんとともにグビリ。不思議なことに純米酒の方がサラッとして飲みやすかった。建物の中に入ると、酒の入った巨大なタンクが並んでいてなかなか壮観。途中、杜氏さんたちが飲むというカメから直接酌んだ酒が振舞われ、またもグビリ。うまく表現できないけど、お酒がツンツンしていて、ややまろやかさに欠ける感じ。でも悪くない。こういうお酒ってワインならきっと「若い」って言うんだろうな。 さらに進むと、今度はこの酒蔵が使っている地下水を飲ませてくれた。これが「売ったら儲かるんじゃないの」と言いたいほど美味しい。東京の水も捨てたもんじゃないなと思ったね。酒蔵を出るとまたも試飲コーナー。今度は「しぼりたて」と「にごり酒」だ。韓国のにごり酒「マッコルリ」が最近のオキニであるカミさんは「にごり酒」に興味津々だったが、飲んでひと言。「マッコルリの方がいい」。うーん、身もフタもない言葉だ。でも「しぼりたて」は夫婦一致して「ウマい」と思った。 敷地内の広場に出ると、そこはもうお祭り状態。お酒の直販コーナーがメインであるが、焼き鳥や焼きそば、フランクフルト、おでんなども売られていて、みんな朝っぱらから日本酒片手にホロ酔い状態。 ウチら夫婦も「何か食べよう」と見て回ると、ナント純米酒「東村山」を生地に使ったどら焼き「酒どら」が実演販売されているではないか。早速、熱々の「酒どら」を買って、寝ている長男とともに記念撮影。 ところが「酒どら」を食べていると、長男が目を覚まし、しきりに「酒どら」に手を伸ばしてくる。「あんはダメだけど、生地の部分はいいんじゃないの」とカミさんが言うから食べさせると、凄い勢いで食べる食べる。結局、生地を5枚も食べやがった。「酒どら」1個に生地が2枚ついてるから、あん抜きとは言えね2個半も食ったワケだ。「これって酒が入ってるんだよな。大丈夫かなぁ」と私が言うと、「大丈夫じゃないの」とアッサリ言うカミさん。この後、長男はニッコニコの超ご機嫌モードだった。やっぱり少し酔っ払ったかな。 ウチら夫婦の好みではないとはいえ、地酒まである東村山って凄いと思いません? アフィリエイトしたいけど、商品がないんですよね。もし東村山に来る機会があればぜひ買ってみてください。今年のオススメは「しぼりたて」ですよ。
2004年11月22日
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昨日はカミさんの○回目の誕生日。(ケーキでも買って喜ばせてやるか)と思った私が向かったのは、東村山で一番であり、都内でも屈指のケーキ屋さん「L'Automne(ロートンヌ)」。場所はJR秋津駅を出て左の道を真っ直ぐ歩き、T字路の突き当たり角にある。 店には常にお客がいて、人気店であることをうかがわせる。大体、普通の街のケーキ屋さんだったら昼の3時ごろ、こんなにお客でごった返すことなんてあり得ない。 それもこれもケーキが文句なしに美味しいからだ。見てくださいよ、宝石のように美しいケーキを。 もともと私は甘党なんだけど、この店のショーケースは本当にワクワクさせてくれる。「どれにしようかな」と選んでいる時から幸せな気持ちになれる。ケーキは普通のケーキ屋さんに置いてあるものよりはやや小ぶりで、大体1個300~500円。大きさだけで考えると「高い」と思うかもしれないけど、食べれば値段に納得するハズ。「手間をかけてるなぁ」と感心するようなひと工夫が必ず凝らされているからである。 カミさんも甘党なので、私はモンブランなど6個を購入。カミさんにも「選ぶ楽しさ」を味わってもらおうと思ったワケだ。 長男をブランコに乗せて無理やり寝かせてから、「誕生日おめでとう」と乾杯。本当なら時期的にボジョレー・ヌーヴォーがいいんだろうけど、最近カミさんは韓国のにごり酒「マッコルリ」がお気に入りなので、それで乾杯して食事。のんびりとテレビを見ながら食べたあと、「ケーキを買ってきたんだ」と出して見せる。 いやあ、喜んだ、喜んだ。「好きなの食べていいよ」と言うと、悩む、悩む。そしてお互いに3つずつ食べて「ん~、美味しいっ!」と至福の時。美味しいケーキって本当に人を幸せにするんだなと実感する瞬間だ。 誕生日とかクリスマスって、大きなケーキを買う人が多いと思うけど、こんな風にいろんなケーキを買って好きに選んでもらうのも楽しくていいと思うな。実際、ウチは去年のクリスマス、カミさんの両親と妹を家に呼んでパーティーをやったんだけど、その時「ロートンヌ」のケーキを15個買って「はい、お好きなモノをどうぞ」と出したら盛り上がったからね。 この店、店内に喫茶コーナーもあり、店で食べることもできるようになっている。デートに使うといいかも。ちなみに「ロートンヌ」という店名だけど、これはフランス語で「秋」を意味する。「秋津」という土地に根ざしたケーキ屋でありたいという店長の考えから命名したとのことです。
2004年11月21日
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街を歩いていると、気になる店というのが必ずある。今回紹介する居酒屋「かんころ」も店の前を通るたびに気になっていた。場所は久米川駅南口の西友と本屋の間の道を80メートルほど歩いた右手にあるホテルマーキュリーの1階だ。 気になったのはオシャレな店構えもそうだが、「板前料理」と銘打っているところだ。そんな料理、聞いたことないからどんな料理を出してくれるのか、知りたいじゃないですか。そこでカミさんには申し訳ないが、仕事帰りに1人でフラッと入ってみた。 まず驚いたのは、重厚な鉄製の入り口がドアタイプではなく、引き戸だったこと。押しても引いても開かなかったから一瞬焦ってしまった。入ると下駄箱があり、靴を脱いで上がるようになっている。最近、都心部で増えているスタイルだ。 L字のカウンターが10席、テーブル席が4つ、他にも奥に部屋がある感じ。うれしいのはカウンターもテーブル席もすべて掘りごたつ式になっていること。これはラクだ。 店内は賑わっていて、カップルや女性同士のグループが目立つ。どうやらこの店、女性にウケているようだ。 メニューを見ると、まず飲み物のリストが出てくる。日本酒、焼酎はかなりいいモノを揃えている。オリジナルサワーとして、ゆずサワーや黒酢サワー、シークワサー、ドライジンなんてのもある。 続いて料理メニュー。「海老のカリカリ揚げ」「しいたけの肉詰めカニあんかけ」「海老団子の揚げだしおろし」「トマトの厚焼き玉子」などなど、料理名だけではちょっと味が想像つかないモノが並んでいる。こういうメニューは見ていて楽しい。 でも私はオーソドックスに串焼き盛り合わせを頼むことにした。というのもこの店、「炭と串」をウリにしているからだ。合わせて「プリプリ海老と京水菜のサラダ」「あじネギみそタタキ」を頼む。串焼きの盛り合わせはねつくね、手羽先、ネギマなど8本で1280円。東村山という土地柄を考えればやや高めだが、味はいい。サラダとタタキはまあまあかな。 料理がそこそこおいしくて、これだけ店内の雰囲気がよければ、繁盛して当然かもしれない。勘定もレジに行くのではなく、席で済ませるスタイル。これもいい。レジで計算を待っている間って、何となく気まずいからね。そういう意味でもカップルにはオススメだ。 でも子供と一緒に来るとなると、ちょっと辛いかな。まあ、メニューを見るとコンセプトに「家族連れ」は入っていない感じだから仕方ないけどね。【DATA】住所:東村山市栄町2-7-5電話:042-396-7841営業時間:午後5時半~11時定休日:月曜
2004年11月20日
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11月5日に紹介したパン屋「メルポーチ」に先日行ったら、新しいバーガータイプの調理パンがあった。「エビチリバーガー」(185円)と「照り焼きチキンバーガー」(170円)だ。どちらもウマそうだったので、早速買って2階の喫茶ルームで食べてみた。 まずは「エビチリバーガー」。挟んであるフライはサクッとして中からエビがゴロッ。エビチリソースが適度な辛さでパンとフライに絡み、ウマい! 私の大好きな「ロッテリア」のえびバーガーよりウマいと思う。 だけどここで1つの疑惑が浮かび上がった。前回この店を紹介した時にも書いたけど、どうやらココは既製の惣菜を使っているようなのだ。ひょっとして「エビチリバーガー」も……と思ってスーパーに行くと、そっくりの冷凍食品を発見。味の素の「エビ寄せフライ」だ。 でもウマかったことは間違いない。それは玉ねぎを使ったエビチリソースに寄るところが大きい。さすがにこのエビチリソースは自家製だろう。単純にエビ寄せフライを挟んだモノを食べたことがあるが、それよりは遥かにおいしい。アイデアの勝利と言っていいんじゃないかな。 続いて「照り焼きチキンバーガー」。照り焼きソースとマヨネーズが絡まって、これもウマい! パンがまた柔らかくてウマいんだ。「アルプスの少女ハイジ」に出てくるような白パンでさ。「照り焼きチキンバーガー」というと「モスバーガー」の専売特許みたいなものだけど、コストパフォーマンスを考えると、私はこっちに軍配を上げるね。 だけど……これにも疑惑があるんだよなぁ。スーパーに行くと、あるある。日本ハムの「若鶏てりやき」。たぶんこれを使ってるんだろうなぁ。 でも、じゃあこれを使って自分で作ったら同じモノができるかっていうと、無理だと思う。何せパンが違うから。それにこれで170円ならかなりお得だ。というか、この値段で儲かるのか? 疑惑はあるけど、美味しくて安けりゃ問題なし。帰り際、店の人に「新しいバーガー、美味しかったですよ」と言うと、「はぁ?」という顔をしたので説明すると、「ああ、あの2つは今までも作ってますよ。ただ、いつもはお昼近くに出していて、お客さんが来る時間に並んでなかったんだと思います」とのこと。 新作でなくて、ちょっと拍子抜けしたけど、美味しいことに変わりはないから、気になった人は一度食べてみては?
2004年11月19日
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武蔵野うどんで有名な東村山だが、店の数で言うとやはり圧倒的にそば屋の方が多い。私もそばは好きだが、そばの良し悪しというか、ウマいマズいはイマイチよくわからない。グルメ評論家が「ウマい」と評するそば屋は大体、つゆが辛くて、私にとって苦手なそばの場合が多い。そんな私が紹介するそば屋だから、本来のそば好きには合わない可能性があることをあらかじめ言っておきますね。 さて、前置きが長くなったけど、今回紹介するのは私がよく食べに行く「玉清」というそば屋さん。場所は久米川駅北口を出てすぐ前の道を左に真っ直ぐ100メートルほど歩いた左手。 店の立地は決してよくはないが、昼時はお客で結構賑わう。私がココでよく食べるのはざる(650円)だ。 誤解しないで欲しいが、写真は大盛りではない。これで1人前。ココは必ず2段重ねで出てくるのだ。一見すると量が多そうに見えるけど、食べてみると「ちょうどいい」と思うハズだ。 写真ではそばの上に刻みノリが乗っているが、実際はこんな形では出て来ない。そばと一緒にパック入りの刻みノリが添えられて出てくるのだ。最初にこれを見た時、「何だ、手抜きかよ」と思ったが、食べてみて理由がわかった。最初から乗せておくと、ノリがシナッてしまうのだ。特にこの店はそばを2段重ねで出すから、もし下のそばにノリを乗せていたら食べる時にはシナシナになって、見た目にもおいしくなさそうになってしまう。パック入りの刻みノリは実はお客においしく食べてもらうための、店側の気配りってワケだ。 さて、それではいただきますか。そば通の人はそばをつゆにちょんと付けるだけでズズッとノドで味わうらしいけど、私はザップンとそばにたっぷりとつゆを浴びさせてから食べるのが大好き。だからつゆは甘めの方が好みだ。ココのつゆは私にとってはちょうどいい味。たっぷり付けて食べても辛くなく、そばの香りが口の中に広がる。ウマいねぇ。そば自体も歯応えがあっておいしい。 一気食いした後、つゆを温かいそば湯で割ってズズズッ。そして「ふぅ~っ」とひと息。そば屋ではこの瞬間がたまらなく好きですね、私は。そうそう、天ざる(1200円)もおいしいですよ。
2004年11月18日
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西武池袋線の秋津駅とJR武蔵野線の新秋津駅を結ぶ200メートルほどの道路には、ズラリと飲食店が並んでいる。乗り換え客が多数行き交うからだ。中でも多いのが焼き鳥店。専門店はもちろんのこと、普通の居酒屋でも焼き鳥をウリにしているところが多く、わずか200メートルを歩く間に「焼き鳥」の文字を結構見かける。 そんな“焼き鳥の街”秋津でウマいと評判なのが「水さわ」だ。場所は新秋津駅を出てすぐ左に並ぶ建物の裏手だ。「水さわ」と書かれた大きな赤ちょうちんが目印。 店内はカウンター5席、テーブルは確か4卓だったような気がする。とにかく狭い。ご主人とそのお母さんなのだろうか、結構なお年のおばあちゃんの2人で切り盛りしている。 焼き鳥はシロ、カシラ、トリ、ナンコツ、ハツ、タン、レバー、コブクロ、つくね、皮の10種類。すべて1本100円の良心価格だ。味付けはタレと塩の他にニンニクたれともう1つある(忘れてしまいました。ごめんなさい)。 ところで皆さんは焼き鳥はタレ派ですか? それとも塩派ですか? 私は断然タレ派です。塩もウマいことは認めます。だけどタレって大抵はその店のオリジナルだし、タレでその店の良し悪しがわかると思うんですよね。うなぎ屋と同じように。 というワケで私はトリ、つくね、レバー、シロ、カシラ、皮をすべて2本ずつタレで注文。生ビールをチビチビやりながら待っているとまずはトリとつくねが登場。うーん、おいしそうっ! ではでは、トリからひと口……ウマい! 好きだなぁ、このタレ。私好みの程よい甘辛さです。どちらかというと甘さの方が強いかな。「エーッ、甘いのぉ」と思った方、心配無用です。ちゃんと辛味噌が用意されているのです。しかも、ちょい辛と大辛の2種類も。私もちょい辛を付けて、またひと口。うーん、これもいいネッ! 次から次へと注文した焼き鳥が目の前に並んでいく。どれもウマいが、とりわけ絶品と思ったのはシロ、カシラ、皮の3つ。この店に来たらこの3種類はぜひ食べて欲しい。できればタレで。 1杯400円の生ビール2杯と焼き鳥12本で計2000円。安過ぎる! ウマくて安けりゃ、そりゃ評判になるよなぁ。ただ1つ不満なのは、この店にホッピーがないこと。ビールもいいけど、私みたいな貧乏サラリーマンにはやっぱり焼き鳥といえばホッピーなんですよね。まあ、それはともかくとして、ココの焼き鳥はオススメです。
2004年11月17日
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東村山には全国に誇れるものが2つある。1つは名コメディアンの志村けん。そしてもう1つは武蔵野うどんだ。 関東と言うと、「そば」というイメージが強い。実は私もそうだった。もともと生まれは広島だから関西は「うどん」、関東は「そば」の文化圏とずっと思っていた。確かにそういう一面はあるが、ここ東村山の麺文化は江戸時代から「うどん」なのである。その証拠に東村山には「うどん屋」が10店近くも存在する。もちろん、近年流行の讃岐うどんチェーン店もあるが、ほとんどは武蔵野うどんだ。 で、数ある武蔵野うどんの店の中で「代表的」と言えるのが、今回紹介する「きくや」だ。場所は武蔵大和駅から線路沿いに八坂方向に500メートルほど歩くと消防署が見えるのだが、その向かいにある。ちょっと辺鄙なところにあるのだが、連日大盛況。日曜休みで営業も午前11時からスタートして、麺が売り切れた時点で終了。大体、遅くとも午後2時には閉店になる、知る人ぞ知る超人気店なのだ。 そんな有名店だとちょっと身構える人がいるかもしれないが、この店はそんな必要が全くない。入ると「いらっしゃい」とおばちゃんが声をかけてくれる。厨房に2人いるのだが、その2人も気のいいおばちゃん。そう、ここはおばちゃんたちが毎日、うどんを手打ちして出している店なのだ。 さて、この店に行ったらぜひ注文して欲しいのが「肉汁うどん」だ。皿に盛った手打ちうどんを温かい肉汁につけて食べるのが武蔵野うどんの正しい食べ方なのである。 早速、私も頼むのだが、この「きくや」はちょっと他とは注文の仕方が変わっている。うどん玉を「L」という単位で表記し、「4L」とか「6L」とか言って頼むのだ。ただ、「L」=1玉かというと、そうではない。「L」はすでに3玉で、「LL」が4玉、「3L」が5玉、「4L」が6玉という計算になるらしい。「6玉」と聞くと「エエッー、多過ぎ!」と思うかもしれないが、1玉が少ないので女性なら4Lぐらいペロッとイケるハズだ。男性なら5~6玉でちょうどいいだろう。(ちなみに注文する時、気取って「フォーエル」なんて言ってはいけない。相手はおばちゃんなのだ。「よんエル」と言うように) この日、私はお腹の調子がイマイチだったので「4Lのミックスください」と注文した。ええっと、ココでまた説明しないといけませんね。通常の肉汁うどんは、うどんと肉汁、かやく、野菜のかき揚げという構成なんだけど、「ミックス」と言うと、うどんの上に刻みノリが振りかかるんです。そばで言うところの「もり」と「ざる」の違いみたいなモノです。値段は4Lの場合で言えば、通常が750円、ミックスが800円です。 ちょっと写真が下手でわからないかも知れませんが、見た目は本当は凄くウマそうなんですよ。直径10センチほどの竹で作った汁椀も味があるし、うどんに乗っているかき揚げも揚げたてでおいしそう。うどんがまたいい色をしてるんですよ。真っ白な讃岐うどんと違い、薄くベージュというか黄色がかっていて、そばのように細かい粉の粒がポツポツと見える。ちょっと不揃いな麺が手打ちっぽくてまたいい。 かやくはネギ、ゆず、しょうが、ワサビ。私はワサビ以外をすべて入れ、麺を肉汁にザブンとくぐらせ、ズルズルッと食す。ウマい! うどんは讃岐うどんのようなコシはないが、独特の風味があっておいしい。肉汁は豚肉の甘さが出ていて、それだけだとちょっとしつこい感じもするが、それをキッチリゆずが消して、後味スッキリにしてくれている。もうこうなると後は食うべし、食うべし、食うべし! 合間にかき揚げを肉汁につけて食べながら、ひたすら無言で一気食い。 ふぅ~っ……。ウマかったぁ! この「きくや」を代表とする武蔵野うどんは、私のうどん観を変えてくれたね。調べると昔は何か行事があると、この辺の人たちはうどんを打っていたのだという。付け焼刃ではないうどん文化。やられたね。これは東村山に来たなら、ぜひぜひ食べて欲しい一品です。
2004年11月16日
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滅多にないことではあるが、私の最寄駅である久米川駅で誰かと打ち合わせをする機会があれば、私はこの喫茶店「白鳥」ですることにしている。場所は久米川駅の南口を出て右側の道路を南に30メートルほど歩いたところにある。わかりやすいから待ち合わせ場所としても有効だ。 この「白鳥」は見事なまでに普通の喫茶店だ。朝9時からやっているからモーニングセットはあるにはあるが、飲み物に別料金でトーストやピザトースト(100~200円)を加えるという「ルノアール」スタイル。そう言うとお得に聞こえるかもしれないが、何しろブレンドが420円だから、200円のピザトーストを加えると620円にもなってしまう。単に安く朝食を取りたいなら、近くのマクドナルドに行った方がいい(写真はピザトースト。ゆで卵とサラダも付いている)。 そんな「白鳥」だが、店内に入ると結構、お客で埋まっている。理由は居心地がいいからだ。 まず入って気づくのは天井が高いこと。これがちょっとした解放感を与えてくれる。そして壁には美しい白鳥の写真が大きなパネルで飾られている。どうやらこの店のマスターが撮ったものらしく、「ああ、だから店名が『白鳥』なんだ」と納得させられる。この写真がまたいい雰囲気を出して、癒してくれるんだなぁ。 そして客層がいいのか、店内は静か。打ち合わせをするのにこれ以上いい喫茶店はないと思う。 幸いにして久米川駅周辺には格安のコーヒーショップがないからいいけど、ドトールなどが出店してきたら、こういう喫茶店は危ない状況に立たされると思う。何せブレンド1杯420円だもん。1杯180円にはかなわないよ。だけど、こういう雰囲気のある喫茶店はいつまでも残っていて欲しいな。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「白鳥」は残念ながら2005年9月27日に閉店しました。
2004年11月15日
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昨日と今日は毎年恒例の「東村山市民産業祭り」。私もカミさん、長男とともに行ってきました。 東村山市の各町がこの日のために隠し持ってた(そう言いたくなるほどの大きさなんですよ。普段はどこに置いているんだろう)山車が数台、終結して市役所前の道路をお囃子とともに進んでいきます。それはそれで楽しいのですが、祭りと言えば、やっぱり出店でしょう。 この祭りは「市民」と「産業」が付いているだけあって、いわゆるテキヤ系の出店は一切なし。市内の中華料理店や居酒屋、ちゃんこ屋、お肉屋、八百屋、魚屋などなどいろんな店が出している。中には東京ガスや自動車学校の出店もあったりする。フリマ的に服を売っているところもあれば、福祉施設の人たちが手作りクッキーを売ってたり、姉妹都市の柏崎市や八丈島からの出店もあったりして、見ているだけでとっても楽しい。東村山と言えば志村けんということで、「だっふんだァーどら焼き」や「だいじょうぶだァーどら焼き」を売る和菓子屋もあったなぁ。 で、グルメ日記を書いている私としては何か取り上げたくなったワケなんですよ。いろいろ見て思ったのは、焼きそばを出している店が多いってこと。やはり焼きそばは祭りグルメの定番なのだろう。そこで今回はいろんな店の焼きそばを食べ比べてみることにしましたぁ!(カミさんはあきれてましたけどね) 最初に食べたのは、タイ料理レストラン「サワディー」が出していたタイ焼きそば(400円)。いわゆるソースは使ってないみたいで見た目は麺の黄色っぽさが目立つ。食べると、辛いというより何となく酸っぱい。カミさんに食べさせると「何となく冷やし中華を炒めた感じ」とひと言。マズくはないが微妙な味がした。 続いて食べたのは鉄板焼き「ひら野」の焼きそば(200円)。ソースに「おたふく焼きそばソース」を使用。広島出身の私としては、このソースはちょっとうれしい。しかし食べてみると「うーん…」。ソースがイマイチ絡まっていないのか、麺がモサモサして味気ない。心なしか野菜や肉も少ない気がする。 3番目に食べたのは中華料理店「晩翠」の焼きそば(200円)。これもソースを使ってないのか麺は黄色っぽい。でも食べると味はシッカリ付いている。塩味焼きそばなのだろうか。それともこれが中華風の焼きそばなのか。 この他にも焼きそばを出しているところは8~10店あったが、お腹いっぱいでギブアップ。それでも1時間ほど歩いた帰り際、町の自治会が出している出店の焼きそばを食べたら、それが一番焼きそばらしくておいしかった。麺はソース色して青ノリがいっぱい乗って、紅しょうがが横に付いている……見るからに「焼きそば!」って感じの焼きそばが一番おいしかったというワケだ。 焼きそば以外にもチヂミや唐揚げ、コロッケなど食べまくったけど、個人的にはどこかの居酒屋が出していた「牛すじの土手煮」がおいしかったなぁ。1本120円は祭り価格としては高いけど(だって焼き鳥は1本80円が相場なんですよ)、その価値は十分にある一品だった。また来週も祭りやんないかなぁ。
2004年11月14日
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朝食はご飯派ですか? パン派ですか? 私はどっちもイケるタイプなんですが、強いて言えば味噌汁派ですかね。ご飯にはもちろん、パンを食べる時も朝食はコーヒーと一緒に味噌汁も用意する。インスタントでもOK。とにかく味噌汁をすすらないと、「朝食をとった」という気分にならない。 味噌汁によく合うパンというのがあるのかどうかはわからないが、今回紹介する「オーロール」のパンは、よく合う気がして個人的に好きなんですよね。場所は久米川駅南口を出て左にある西友と本屋の間の道を50メートルほど歩いた左手にある。 どうやら都内に数店あるチェーン店らしいが、パンは店で焼いていてなかなかおいしい。カミさんはバターをたっぷり使った「ホテルブレッド」がお気に入りで、結婚したばかりの頃はよく買っていた。だが、こういうパン屋の食パンは高いモノだ。 今でこそカミさんは食べ物に対する金銭感覚がマトモになってきたが、結婚当初はかなりひどかった。大体、サラダ油の存在を知らないのか、家にある料理油はオリーブオイルのみ。それで天ぷらやフライをやろうとするんだから、たまったもんじゃない。そりゃおいしいけど、「ウチは金持ちじゃないんだから、締めるところは締めようよ」と何度言ったことか。 だから「ホテルブレッド」の時も「おいしいけど、食パンに200円以上出すのは贅沢過ぎる。ウチは特売のダブルソフトで十分」と私は言った記憶がある。以来、カミさんは買わなくなり、一時期「オーロール」のパンとは遠ざかっていたのだが、長男が生まれてから食卓に復活した。というのも、カミさんの両親が我が家に遊びに来るまでの通り道に「オーロール」があり、「アンタたち、お腹空いてるでしょ」と必ずパンを買って持ってきてくれるのだ。 バターを多く使うのがこのパン屋の特徴なのか、どのパンもパン生地そのものがほのかに甘い。その甘さがよくマッチしているのが「カレードーナッツ」だ。激辛好きの人には物足りないかもしれないが、これはカレーパン好きの私にとっては、もろストライクゾーン。(冷えてもこれだけおいしいんだから、出来立てだともっとおいしいかも)と思い、先日、子供を保育所に送ったあと店に行って買って食べたのだが、これが想像以上にウマかった。カレーもいいけど、パンがウマい。これを食べたあと、白味噌の味噌汁をズズッ。(ウーン、今日は素晴らしい1日になるぞ) そう思って仕事に行ったのでした……まあ、そんなことを思うのは東村山の中でおそらく私だけだろうな。でもパンは、好みはどうあれ、普通においしいと思うから食べてみて欲しいな。
2004年11月13日
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「鮨孝」というお気に入りの寿司屋が見つかったものの、ウチら夫婦はことあるごとに久米川駅周辺の寿司屋を食べ歩いた。というのも「鮨孝」は東村山駅近くにあり、自宅から歩くと20分近くかかるからだ。ウチの最寄り駅である久米川駅周辺にもお気に入りの寿司屋が欲しい……そんな思いからいろいろと食べ歩いたのだが、「ウマい」と納得する寿司屋はなかなか見つからなかった。 ウチら夫婦はそんなに味にうるさいグルメじゃないから、単に「おいしい」店はあるにはあった。でもそういう店に限って値段が高かったりするワケなんですよ。高ければおいしいのは当たり前。舌も懐も納得して「ウマい」と思える寿司屋って、ありそうでないんです。「やっぱ久米川にはおいしい寿司屋はないのかなぁ」と諦めていたある日のこと。その日はカミさんと一緒に行きつけの「小料理みき」に行き、カウンターで魚料理に舌鼓を打っていたのだが、たまたま隣に座っていた人と話が合い、いろいろと久米川のおいしい店のことについて語り合った。その中で「久米川では僕はアソコの寿司屋が一番だと思いますよ」とその人が話してくれたのが、今回紹介する「亀八鮨」だ。 場所はちょっとわかりにくいが、まず久米川駅の北口を出てすぐ左に曲がってひたすら真っ直ぐ歩く。交番を越え、新青梅街道の高架をくぐり、天王橋を渡ると三叉路に出る。一番左の道をまた真っ直ぐ歩くと右手に「亀八鮨」の看板と駐車場が見えてくるハズだ。 入ると店内は右手にカウンター8席、左に小上がりがある。2階は座敷になっていて宴会もできる。普通の握りコースもあるが、この店のオススメは次の3つのコースだ。 おやじにおまかせコース「満足」……特上1人前+2カン、小鉢、味噌汁で2940円 おやじにおまかせコース「大満足」……特上約2人前、小鉢、味噌汁で3990円 貴婦人コース……特上1人前、グラスワイン、茶碗蒸し、小鉢、味噌汁で3150円 通常の特上が2940円だから、これはお得だ。ウチら夫婦は2人揃って「大満足」をチョイスした。ココの大将も「鮨孝」に負けず劣らず元気で威勢がいい。他のお客と話しながら、手際よく寿司を出してくれる。赤貝を握る時はまな板に一度バチーンと叩きつける。驚いて前を見ると、赤貝がクニュクニュッと動いているではないか。鮮度抜群の証拠だ。 どれも特上と言うにふさわしくおいしかったが、ウチら夫婦が2人とも気に入ったのは玉子。思わず「つまみで玉子を」と言ってしまったぐらいだ。 コースの握りにはネギトロの手巻きがあり、頃合をみて大将が「あいよっ」と手渡してくれる。私がひと口食べて皿の上に置こうとすると、「お兄さん、皿に置かないでくれるかな。海苔がシナッちゃうから。手渡ししてるのは、おいしく食べてもらうためなんだからさ」と大将。文字だとニュアンスが伝わらないと思うけど、大将の言葉に決して嫌味はない。私には寿司をおいしく食べてもらいたいという気持ちが素直に伝わってきた。「大満足」コースは本当に大満足で、2人して「久米川でお寿司を食べるならココだね」と納得して家路に着いた。ココは本当にオススメです。【DATA】住所:東村山市本町4-3-45電話:042-394-1778営業時間:午前11時45分~午後1時半 午後5時半~10時定休日:水曜駐車場あり
2004年11月12日
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回転寿司なら気軽に入れるが、普通の寿司屋となると、いくら東村山といえども勇気がいる。それでも夫婦2人でコツコツと食べ歩いて、「東村山駅周辺で寿司を食べるならココ」と決めた寿司屋が、今回紹介する「鮨孝」だ。 場所は東村山駅の東口を出て左をロータリー沿いに少し歩き、NTTドコモと居酒屋ビルの間の細い道に入り、突き当たりを左に曲がった右手にある。以前に紹介したフランス料理店「リヴィエル・ドール」の隣だ。 店内はカウンターが10席あまりと、小上がりがあり、2階は座敷になっている。掃除が行き届いていて気持ちいい。初めて行ったのは2001年の春ごろだったと思う。少し緊張したけど、「いらっしゃい!」という威勢のいい大将の声と笑顔に(ココは大丈夫かも)と2人して思ったものだ。 店は大将と奥さん、それからホテルで和食の修行を積んだ息子さんで切り盛りしていてアットホームな感じ。大将は60歳前後だと思うのだが、背筋がピンとしてカクシャクとしている。 2人で刺身をつまみながら軽く飲んでいると、学生風の若者が入ってきて「すみません。1500円分、持ち帰りで握ってください」とひと言。こんな妙な注文にも大将は「あいよ!」とサッと握り、アッと言う間に持ち帰り寿司を若者に手渡した。「あんな注文でもいいんですか?」と聞くと、「構わない。嫌いなもんさえ言ってくれりゃあ、予算に合わせて握るよ」と大将。「飲むんでしたら、予算内で寿司の他にいろいろ出しますよ。と言っても混んでる時はちょっとむずかしいけどね」と息子も横からひと言。普通にこっちから好きに握りを頼むのも楽しいけど、大将にお任せするのもいいかも……そう思ったウチら夫婦は日を置かず、夕方早目の時間に再び「鮨孝」へ。もちろん、寿司がウマかったからこそ、もう一度行こうと決めたのである。「大将、飲み物別で4000円でつまみをお願いします」と頼むと、刺身に小鉢、焼き物、煮物と次々に料理が出て、最後に寿司まで出してくれた。大満足で店を後にしたウチら2人は帰り道、同じことを考えていた。「お父さん、ココに連れてきたいな」 この当時、私の父は肝硬変と糖尿病で入院していた。「退院したら絶対ココに連れて来よう。大将ならウチの親父でも食べられる柔らかい食材を使った寿司を食べさせてくれるハズだから」と2人して心に決め、父にも「いい寿司屋を見つけたんだ。退院したら一緒に行こうよ」と話していたのだが、その年の10月、父は亡くなった。 翌年。父の一周忌の食事会を「鮨孝」で行った。例によって「飲み代別で、1人5000円でお願いします」と頼んで。一周忌当日、店に行くと清めの手水(ちょうず)として桶と柄杓、それからタオルが玄関前に置いてあった。こんな心配りができるのも大将の人柄だろう。出された料理がウマかったことは言うまでもない。 ここ1年半ほど店には行っていないが、大将がいる限り、味に変わりはないと思う。ぜひ寿司の味とともに大将の人柄を味わってほしいな。【DATA】住所:東村山市本町2-6-25電話:042-395-0303営業時間:午前11時半~午後2時(ランチタイム) 午後5時~11時定休日:水曜駐車場あり(3台)
2004年11月11日
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東村山市は面白い街で、市内には実に9つの駅がある。西武新宿線の久米川、東村山に西武多摩湖線の萩山、八坂、武蔵大和、西武遊園地、西武西武園線の西武園、西武池袋線の秋津、そしてJR武蔵野線の新秋津……以上の9つだ。「エッ、秋津も東村山市だったの!?」と驚く人は結構多い。中には「秋津市ってなかったっけ?」という人もいる。それはある意味、秋津が割と開けた街であることの証明とも言える。 私は最寄りの駅が久米川だから、どうしても久米川、東村山、八坂周辺が行動範囲になってしまうのだが、「東村山グルメ日記」と題した以上、秋津周辺を無視するワケにはいかない。そこで今回、仕事から帰ってきた午後10時、車に乗ってJR新秋津駅へ。かねてから行きたいと思っていた評判のラーメン屋「ほらふき屋」に行ってみた(妻子を残して1人だけラーメンを食べに行く冷たいダンナと思わないで欲しい。すでに帰宅した時にはカミさんも子供も夢の中で、とても家で夕食を食べられる状況ではないんですよ)。 場所はJR新秋津駅から新小平方面へ真っ直ぐ線路沿いを歩いて50メートルほど先の左手にある。 夜の10時過ぎだというのに、カウンター10席ほどの店内は満席。行列こそできてはいないが、東村山でこれほど繁盛しているラーメン屋は珍しい。15分ほど待ってようやく座れて、私はチャーシュー麺(800円)を頼んだ。 写真がうまく撮れなかったのでわからないだろうが、出てきたラーメンを見た瞬間、(ウマそぉ~!)と口にツバがたまってきた。こんなことは、そうそうあるモノじゃない。スープをひと口すする。「ン? 何だろう、この味?」。色からして、てっきり豚骨だと思っていたのだが、意外にアッサリしている。そして微かにニンニクの味がする。 麺は中太の縮れ麺。コシがあってウマい。続いてチャーシューをひとかじり。今流行のトロけるチャーシューではなく、シッカリとした歯応えがあり、それでいてちょうどいい柔らかさ。肉の旨みが一気に口に広がる。だが、これだけで驚いてはいけない。メンマがまた絶品なのだ。細かく刻んだチャーシューと黒コショウ、ニンニクと和えてあるみたいで、これをスープの絡んだ麺と一緒に口に運ぶと……まいう~ッ!! ウマい、ウマ過ぎる! スープを最後の一滴まですすって完食。いやあ疲れた体にムチ打って、車で来た甲斐があったよ。というか、これなら通ってもいい。 このチャーシューメンマをご飯に乗っけたドンブリもあり、一瞬食べようかなと思ったけど、(いかん、いかん、これ以上太ったらカミさんに何言われるかわからない)と自分に言い聞かせて帰ってきた。でも今、こうして書いている時でも(食っときゃよかったかなぁ)と思うぐらい、あのメンマは魅力的だった。「ほらふき屋」なんて店名だから、「どうせ評判もホラだろ」と思っていたけど、これはマジでウマい。現時点で私の中では、東村山で一番ウマいラーメンです。このラーメンなら遠方からわざわざ食べに来ても納得するんじゃないかな。【DATA】住所:東村山市秋津町5-15-41電話:042-397-4966営業時間:午後6時半~深夜1時定休日:日曜・祝日 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「ほらふき屋」は残念ながら2006年10月28日をもって閉店しました。
2004年11月10日
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飲んだ後、無性にラーメンが食べたくなる時ってありませんか? そういう時にコッテリ系のとんこつラーメンなんか食べると、もう最悪。年のせいもあるけど、翌朝、胃がもたれて仕方がない。でも、わかっていても何か小腹が空いて「ラーメン食いてぇ」と思っちゃうんだよね。 で、何度も胃もたれを経験し、試行錯誤した末にようやく今年になってたどりついたのが、この「らーめん たつ」だ。 場所は久米川駅南口を出て右手にある道路を踏み切りを背にして歩き、50メートルほど先の右側にある。駅から歩いて1分ほどだし、立地はかなりいいと思うのだが、この場所は鬼門らしく、私が東村山に移り住んでから、牛丼店、串かつ店と変わり、1年ちょっと前に今のラーメン店になっている。客入りはというと、やはり鬼門なのか、あまりよくない。 だけど、ここの「醤油らーめん」(600円)は超オススメ。見てください、この透明なツユ。「はい、どうぞ」と出された瞬間、プ~ンとカツオだしのいい香りがする。スープをひと口すする。ウーン、胃にスーッと優しく染み込んでいくような感じがたまらない。目を閉じると、「これなら大丈夫です」と我が胃が脳に報告している様子が浮かんできそうだ。 麺は中太の縮れ麺で、具はシナチク、ほうれん草、チャーシュー、海苔。シンプルだけど疲れた胃にはちょうどいい。醤油ラーメンというよりは和風ラーメンと言った方がいいくらいアッサリとしている。腹ペコ状態で「ラーメンが食べたい」という時に食べると、絶対に物足りなさを感じるだろう。お店の人には悪いと思うが、この「醤油らーめん」は飲んだ後、または「今日は食欲がないなぁ」という時にこそ真価を発揮するラーメンだと私は確信している。 私はココの「醤油らーめん」を癒し系ラーメンと名付けたい。この店の「梅塩らーめん」(600円)も癒し系ラーメンだ。非常にアッサリしている。というか、アッサリし過ぎ。私としては「醤油らーめん」のアッサリ加減の方が好きだなぁ。 この店は本来は、とんこつラーメンがウリなのだが、そっちの方は「まあまあ」という感じ。でも、ラーメンをつくるお兄ちゃんはキビキビしてるし、お客に出すお冷はレモン水だし、個人的には結構、好感度が高い。これで「醤油らーめん」が500円以下だったら、もっとウケるんじゃないかなと思う。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「らーめん たつ」は残念ながら2010年10月31日をもって閉店しました。
2004年11月09日
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昨日はカミさんと長男が寝静まった頃合を見計らって、久々に行きつけの「小料理みき」に出撃した。「行きつけ」と言いつつも、もうかれこれ1カ月半以上も行ってなかったから、いきなり目に飛び込んできた「生カキ1個100円」の張り紙にビックリ。「何これ、マスター。マジで1個100円なの?」「ええ、10月1日からずっとこの値段でやってますよ。やっぱりこれぐらいインパクトのある値段じゃないと、お客さんは来てくれないから」 1個100円だから4個頼んでも400円。当たり前だけど、実物が出てきて安さを実感。レモンを絞って食べると「うまぁ~ッ」。気分はもうオイスターBARという感じで一気食いしてしまった。正直言うと(100円だからモノは大したことないだろう)と思ってたが、これはウマかった。「当たり前じゃないですか。生カキですよ。いいモノを出さなきゃ、おなか壊して店の評判を落とすだけなんだから」とマスター。そりゃそうだ。今回のカキは岩手産だという。確かにモノはいい。それが1個100円なんだから、凄いコストパフォーマンスだと思う。 そう思いながらビールを飲み、さりげなく壁を見てまたビックリ。松前漬けやナスと鶏の南蛮漬けなど280円の料理が張り紙に書かれているではないか。「やっぱり安い小鉢みたいなモノも必要かなと思って…」とマスター。聞けば9月、10月は台風と雨の影響でお客がほとんど来なかったのだとか。「それでも入ってるところは入ってるんですよね。そういうところとウチの違いは、やはり安さなんです。だから安い料理を出そうと思ったんですよ。でも、安いからって手は抜いてませんよ。どれも自家製ですから」 ではでは、松前漬けをひと口。ウマい。シイタケとアサリがいい味を出している。ナスと鶏の南蛮漬けも絶妙なピリ辛加減でウマい。こりゃ日本酒が飲みたくなってきたな……と思っていると、「これ、どうですか?」とマスター。手にしているのは青森の日本酒「鯵ヶ澤」。マスター曰く「これ、なかなか手に入らない酒なんですよね」。 マスターによると、青森の地元漁師に支持されているお酒の限定詰酒だという。雑誌にも載ってなく、楽天でも買えない「幻の酒」だ。日本酒らしくない香りがし、フルーティーだがベタッとした甘さはなく、サラッとした飲み口。つい飲みすぎてしまいそうな危険な酒だ。翌日の仕事のことを考えて1杯に止めておいたが、休日前なら絶対に4~5杯飲んでるね。 行きつけだから多少ひいき目はあるけど、何でこの店、お客が入らないんだろうな。やっぱり場所かな。ちょっと駅から離れてるからね。これ読んで、この店が気になった人、一度行ってみてくださいよ。魚と日本酒好きの人ならたまらないと思うよ。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「小料理みき」は残念ながら2005年1月18日に閉店しました。
2004年11月08日
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長男が生まれる前はカミさんとよく食べ歩き、新しい店ができるや「行ってみるか」と出撃していたものだ。しかし今年1月に長男が生まれてからというもの、すっかり行かなくなってしまった。育児が大変ということもあるが、赤ん坊を連れて行ける店がほとんどないのだ。 だけど先月行っちゃったんですよね。オープンしたばかりの「おいしい家」という居酒屋へ。場所は久米川駅南口のロータリー越しにあるビルの地下。歩いて1分もかからないところにある。 なぜこの店に入ったかというと、家族で散歩してたら急に雨が降ってきて、雨宿りを兼ねて食事をしようということになり、「どうせなら新しい店に行ってみない?」というカミさんの要望で入ってみることにしたのだ。もちろん、子供の事情優先だからテーブル席ばかりの店ならすぐに出ようと考えていた。 店は間口は狭いが、階段を下りて店内に入ると意外に奥行きがあり、ゆったりとしている。入って左手の方に4人掛けのテーブル席が並んでいるが、それぞれが仕切られていて個室っぽい雰囲気。で、右手は座敷スタイル。「座敷なら大丈夫かも」とカミさんが言うので、座敷に上がることにした。 割と大きなテーブルに案内され、座るとナント掘りごたつ式。普通の大人にはうれしいが、赤ん坊には危険な存在。中に落ちないように注意しないといけない。「最初からこの中に入れておくのもいいんじゃないの」と私が言うと、「暗いし、かわいそうでしょ。それに何か変なモノを拾い食いしたらどうするの!」と即座に却下された。 料理の方はというと、うーん、まあまあかな。おそらく和風ダイニングを目指していて、一品一品にはひと工夫が凝らされているんだけど、食べてみると「普通の居酒屋料理だな」って感じ。料金も決して安くはない。かと言って、とんでもなく高いワケでもない。 オープンしたばかりだからなのか、店の教育がいいからなのかはよくわからないが、店員はすべて気持ちのいい人ばかりだった。長男がつまらなそうにしていると笑顔であやしてくれたりと、いろいろと気を使ってくれてうれしかった。 普通に仕事帰りに安く一杯やりたい人には向かないが、ちょっとしたデートなどに使うにはピッタリ。何しろ雰囲気はいいんだから。 ただ1つ、この店には苦言を呈しておきたい。オープンしたばかりということで、いろいろ宣伝しなければいけない事情はわかるけど、府中街道の電柱にズラッと捨て看板を付けるのは止めて欲しかった。これからこの街と共存していくんだから、もっと街の美観も考えて欲しいな。それにオシャレな和風ダイニングを目指すなら、宣伝ももっとオシャレにやらなきゃ。 ちなみにコレ、ウチの長男です。食べてる時が一番幸せみたいで、いい笑顔を見せてくれます。親子して「食いしん坊万歳」である証ですね(笑)。
2004年11月07日
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ウチのカミさんは基本的に動物の臓物系が苦手。でも普通の肉は好きなので、焼き肉は行けるのだが、焼き鳥となると食べられるのは若鳥とネギマとつくねだけになってしまう。だから2人でどこか食べに行く時、焼き鳥屋は自然と選択肢からハズレてしまう。 しかし、私は焼き鳥が大好き。特にレバーなど臓物系はたまらなく好きだ。となると買って帰って家で飲むか、1人で焼き鳥屋に行くかになってしまう。以前は1人で行くのはカミさんに申し訳ない気がして遠慮していたが、子供ができてからは一緒に食事に行くこと自体が減ったため、次第に1人で飲みに行くことに後ろめたさを感じることはなくなってきた。 で、最近、仕事帰りにフラッと寄ってしまうのが今回紹介する「福徳」という焼き鳥屋さんだ。場所は久米川駅南口を出て左へ行き、ケーキのコトブキと美容院の間の通りを真っ直ぐ行ったところの右手。「やきとり」と書かれた大きな提灯が目印だ。 実はこの店、持ち帰りもでき、以前に私は焼き鳥を持ち帰って食べたことがある。その時の感想は「普通というか、ちょっとイマイチかなぁ」だった。だから店に入った時も、さほど期待せずに「たまには焼き鳥でも食うか」ぐらいの気持ちだった。だけど、持ち帰って食べるのと、店で食べるのとでは大違い。店ではタレがやや大めにかかっているし、なおかつ辛味噌が添えられている。これがウマいのだ。 ただ正直に言えば、それは持ち帰り焼き鳥よりウマいというだけであって、他のいわゆるウマいと言われる焼き鳥屋と比べると物足りなさは感じる。でも、普通にウマい。決してマズくはない。 私が感激したのは、焼き鳥よりもホッピーのせいかもしれない。というのも、ココは今ドキの店には珍しく、ちゃんとビンでホッピーを出してくれるのだ。ホッピー通の人ならわかると思うが、普通にジョッキに入った焼酎をホッピーで割るには、大体ビンの半分で十分だ。で、ホッピーを半分残しておいて「すみませーん、中をお代わり」と焼酎だけをジョッキに入れてもらい、残りのホッピーで割る。これが正しいホッピーの飲み方だ。中だけをお代わりするから安上がりだし、このホッピーの味がまた焼き鳥とよく合うんだ。 うれしいのはココのホッピー、焼酎の量が多くて、ホッピー1ビンで3杯も飲めちゃうところ。安く、ウマく、しかも簡単に酔えてしまうワケだ。 昨日の夜もフラッと寄ってしまい、ホッピー3杯に、若鳥2本、皮2本、タン2本、ナンコツ2本、つくね2本、シロ4本の14本食べて2000円ちょっと。この日はレバーとカシラが売り切れていて食べられなかったけど、それを食べたとしても3000円いかない。この安さは貧乏サラリーマンにはとってもうれしい。 さらにこの店にはもう1つ、いい点がある。それはBGMだ。ゴダイゴの「モンキーマジック」など古いJポップと、EW&Fの「宇宙のファンタジー」など70~80年代の洋楽が交互に流れているのだ。私と同じ40歳前後の人なら、このBGMがいい酒の肴になるハズ。同年代の人と一緒に行けば盛り上がること請け合いだ。 遠方からわざわざ行って食べるほどではないけど、久米川近辺に住んでいる人には一度食べに行ってみることを勧める。近場に普通においしい焼き鳥屋があるってのは、いいよ。期待しなければ「意外にまいう~」と思えるハズだ。
2004年11月06日
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ウチら夫婦は共稼ぎで、カミさんの方が早く出勤する。だから毎朝、生後9カ月の長男を保育所まで連れて行くのは私の役目になっている。で、保育所からの家に戻って朝食を取るのが日課。いつもは家でご飯を炊いて食べたり、コンピニでお弁当を買って食べたりしているのだが、最近は帰り道にあるパン屋で朝食用にパンを買って食べることがマイブームになっている。そのパン屋が今回紹介する「メルポーチ」だ。 場所は八坂駅を出て府中街道を所沢方面へ少し歩き、八坂商店街に入って50メートルほど歩いた右手にある。 ここがいいのは調理パンが充実している点だ。朝から甘いモノはちょっとモタれるからね(と言いつつも必ず1つは甘いモノを買ってしまう軟弱者です)。サンドイッチはもちろん、ウインナーを挟んだホットドッグ系、チキンやハム、コロッケ、唐揚げなどを挟んだバーガー系など結構、種類が多い。 その中でも私のオキニなのが写真の「ハーブチキン」(180円)だ。ハーブで味付けされたチキンとトマトに特製ドレッシングを掛けてパンに挟んだモノなんだけど、これがおいしいんですよ。ちょっと前までは「くるみパストラミ」(190円)という、くるみパンにパストラミハムとレタスを挟んだモノが好きだったけど、今はこの「ハーブチキン」にゾッコン。 2階が喫茶室になっていて、たまに家まで持って帰るまで待ちきれない時に、コーヒーを頼んで2階で食べたりしてるけど、マジでこれはウマいです。マックで食べるぐらいなら、ココで食べた方がいいと思うな。 だけどつい2日前、ちょっと悲しいことに気づいてしまった。キッカケは数種類あるホットドッグの1つに「シャウエッセン」と書いてあることに気づいたことだ。「エッ!?」と思って隣のホットドッグを見ると「ハーブウインナー」と書いてある。(これって日本ハムの「アンティエ」か?)と思いながら、オキニのハーブチキンを見てハタと気が付いた。(確か日本ハムはハーブチキンを出してたよな…)。そういえばパストラミハムもあったような気がする。エビがゴロッと入った揚げ物を挟んだバーガーも、ひょっとしたら味の素の冷凍食品「エビ寄せフライ」かも!?……とまあ、調理パンのほとんどが疑惑の対象となってしまったのだ。 だけど考えてみれば、ココはパン屋さんだ。総菜モノがうまいワケではない。だとすればウマい総菜を探して利用するのは賢い選択と言えるかもしれない。値段もそんなに高くないし、使っているパンのウマさを考えれば、これはこれでアリかな、と思う。 割と日本ハムをよく利用しているから、そのうち新庄選手が宣伝している「モーニングサーブ」を使った新商品が出るかもしれない。そうしたらどうするかって? もちろん買って食べてみますよ。たぶん、いいアレンジをしているだろうから。
2004年11月05日
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祝日だった昨日、カミさんの両親に長男を預けて、久々に夫婦2人で食事に出かけた。行きつけの「小料理みき」に行こうと思ったのだが、「お肉が食べたい」というカミさんのリクエストに従い、焼き肉屋に行くことに。 東村山にも焼き肉屋は結構ある。ウチら夫婦もいろいろ行っているが、今回は「新規開拓をしよう」ということで「コチカル」という店に行ってみるこにした。場所は久米川駅南口正面の通りを真っ直ぐ行って突き当りを左に曲がり、セブンイレブンのある交差点を右に曲がってすぐのところ。建物の1階にあるのだが、その建物の上にはキャバクラとピンサロが入っていてケバケバしい看板が付いている。 中は普通の焼き肉屋って感じ。メニューを見る。高級和牛を使っているというのがウリのようで、肉はちょい高め。カルビが900円で上カルビが1500円。さらにその上に2種類のカルビがあった。ウチら夫婦は刺身でも大トロが苦手で、サシがたくさん入っているモノは好きじゃない。だから食べられるのは上カルビまでと判断して、上カルビ、カルビ、上タン塩、上ハラミを頼んだ。 まず出てきたのは上タン塩。肉はいいモノだと思うが、冷凍していたのをスライスしたばかりという感じで、ペランとしていて、中には巻いているのもあった。薄いのでサッ焼いて食べる。柔らかくてなかなかおいしい。レモン汁が添えられていたが、付けない方がおいしいと思う。個人的にはテーブルにブラックペッパーあるとうれしかったな。 いよいよ待望のカルビ。まずは普通のカルビから。「うーん…」。マッコリを飲みながら夫婦2人、しばし沈黙。「おいしいけど、これなら牛角の方がコストパフォーマンス的にもいいね」と私が言うと、カミさんは「うんうん」と激しく同意した。 続いて上カルビ。ピンクの肉は見た目はかなりおいしそう。片面だけを焼いて食べてみる。柔らかくておいしい。次に両面を焼いて食べてみる。やはり柔らかく脂の甘みが口に広がる。おいしい。でも夫婦2人、またしても「うーん…」。というのも、これよりおいしいカルビを出す東村山の焼き肉屋があるからだ(その店についてはまたいずれ紹介します)。 キムチはやや甘みがあっておいしかった。初期の「牛角キムチ」みたいと言えばわかるだろうか。(余談ですが、最近、市販の「牛角キムチ」、マズくなったと思いませんか? 以前は「ウマい、ウマい」と夫婦して競うように食べてたけど、3カ月くらい前から酸味の強さが全面に出てきて、甘辛い日本人向きの味わいがなくなってきたような気がするんだけど、皆さんどうでしょう?) 冷麺もまずまず。ただ、換気がよくなくて脂分の多い肉を焼くとモウモウと煙が立ち込めるのは、ぜひとも改善して欲しい点だ。髪の毛や服にかなり焼き肉のにおいが付いて参った。 まあまあかな。もう少し値段が安いといいんだけど……カミさんとそんなことを話しながら店を後にした。
2004年11月04日
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東村山と言うと、「田舎」というイメージを持つ人がいるかもしれない。確かに都心部と比べれば田舎だ。ウチのマンションからは山なみが見えるし、天気のいい日には富士山だって見える。 そんな東村山だけど、ちゃんとコジャレたフランス料理店があるんですよね。それが今回紹介する「リヴィエル・ドール」。場所は東村山駅の東口を出て左のNTTドコモと魚民の間の細い道を歩き、突き当たりを左に曲がってすぐのところにある。入り口からして東村山にはない、かわいい雰囲気。 中がまたいい雰囲気なんだ。ランチもやっているらしいけど、ウチら夫婦はいつもディナータイムにお邪魔している。フランス料理のディナーというと「高い」と思いがちだが、そこはやはり“東村山価格”ということで非常にリーズナブルになっている。 ディナーコースは次の4つ。 Aコース(2625円)……スープとメイン料理 Bコース(3150円)……オードブルとメイン料理 Cコース(3675円)……オードブルとスープとメイン料理 スペシャルディナー(5250円)……オードブル、スープ、魚と肉のメイン料理のフルコース ねっ、リーズナブルでしょ。一番高いコースでも5000円ちょっとなんだから。オードブルとメイン料理は黒板に書かれた数種類の中から選べるようになっている。この料理がまたおいしいんだな。カミさんは料理のウマさにも感心してたけど、「出てくるお皿がキレイ」と喜んでいた。女は目の付け所が違うと思いながら見ると、確かにいい器を使っている。どおりで料理が美しく見えるワケだ。 このお店は若い夫婦が2人で切り盛りしているのだが、その呼吸もバッチリ。ご主人が作った料理を奥さんが絶妙のタイミングで運んでくれる。お客が少ないせいもあるけど(なぜかウチら夫婦が気に入る店は、あんまり繁盛していない。おいしいのに何でだろ?)、静かでゆったりリッチなひと時が過ごせる。いろんな人をこの店に連れて行っているが、みんな異口同音に「東村山にこんなお店があったんだ」と言う。 ウチら夫婦はいつもCコースとパスタを1品頼んでいる。それぞれ違うオードブルを頼み、シェアしながら食べ、白ワインを飲むのがいつものパターン。ワインは高いモノもあるが、1本2000円前後のドイツワインもあり、単純に料理と一緒に楽しむのならこれで十分。ウチらはいつも、フルーティーでやや甘口のピースポーターやリースリングを頼んでいる。ディナーコースとパスタ1品、ワイン1本を堪能して1万1000円ちょいというところ。リーズナブルだと思いません? デートなんかにはピッタリの店だと思うな。 だけどあんまり繁盛していないんだよね。やっぱりこの価格でも東村山に住む人にとっては高いということなのだろうか。 ウチらが最初にこの店に来たのは2001年の6月ぐらいだったと思う。いっぺんに気に入って7月の結婚記念日に予約して行ったら、最後のデザートプレートにチョコレートでお祝いの言葉を書いてくれた。これはうれしかったなぁ。以来、ウチでは結婚記念日の食事はこの店と決めている。ココはマジでオススメです。【DATA】住所:東村山市本町2-6-27電話:042-395-5122営業時間:午前11時半~午後2時(ランチ) 午後5時~9時(ディナー)定休日:月曜
2004年11月03日
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東村山にもラーメン屋は結構ある。だが、都内にあるような行列ができる店や雑誌に紹介されるような有名店はない。それでもちょこちょこと地元のラーメン屋につい行ってしまう。時々ワケもなく無性にラーメンが食べたくなることがあるからだ。そうなってしまうと、都内に行けばおいしいラーメン屋があるとわかっていても、「今すぐラーメンが食べたい」という気持ちの方が勝ってしまい、「ラーメン食うぞ!」と地元のラーメン屋に出撃してしまうのだ。 で、「味噌ラーメンが食べたい!」と思った時に必ず行くのが、「ラーメン本宗」だ。場所は府中街道沿いの東村山郵便局の交差点を東村山駅方向に向かって左折し、踏み切りを渡ってすぐ右。行列はなく、むしろいつもガラガラ。でも、ここの味噌ラーメンは普通においしい。バカウマではないが、間違いなくおいしいと感じるハズだ。 オススメはスペシャルラーメン(900円)。通常の味噌ラーメンに角切りのチャーシュー、味付き玉子、バター、餃子、コーンがトッピングされている。 この店がいいのは、「ちゃんとしている」ところだ。まず麺。札幌ラーメンでは有名な西山ラーメンを使用。コシがあり、味噌スープによく絡む縮れ麺だ。そして作り方。ドンブリに味噌とスープを入れて掻き混ぜてから麺を入れる…という一般的なやり方ではない。中華鍋で野菜を炒め、スープを入れて味噌を溶き、それから麺の入ったドンブリの中に中華鍋のスープを流し込む…という正統派の札幌ラーメンスタイルなのだ。 出来上がったラーメンは味噌のいい香りがして何ともいえない。スープはちょい辛めだが、バターがマイルドな味にしてくれる。黒くて厚手のドンブリはパッと見た感じは小さいのだが、底が深いのか、かなりボリュームがあり、食べ終わると相当おなかがいっぱいになり、額から大量の汗が流れる。 個人的にはおいしいと思うのだが、なぜかいつも客がいない。なぜだろう? 高いのか? いやいやスペシャルにしなければリーズナブルな値段だと思う。いろいろ考えた結果、私はラーメンそのものの見た目が悪いからじゃないかとニラんでいる。実際に見に行ってもらえばわかると思うが、あのラーメンをおいしそうに写真に撮るのはむずかしいと思う。こぢんまりとし過ぎているのだ。味噌ラーメンのチェーン店「味源」のように、底が浅く、上部が広がっているドンブリを使えば、見た目はかなりおいしそうに見えるだろう。 でも先日食べに行って、この店が厚手の寸胴タイプのドンブリを使っている理由に気がついた。このドンブリだと、食べ終わるまでスープが冷めないのだ。要するに見た目よりも食べた時のおいしさを優先させているワケだ。うーん、いい店だ。 ただし、おいしいのは味噌ラーメンのみ。醤油ラーメンもやっているけど、こちらはあんまりオススメしないなぁ。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「らーめん本宗」は残念ながら2010年6月27日をもって閉店しました。
2004年11月02日
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東村山に住む前、つまり独身の頃は中野に住んでいて、それこそ連日食べ歩いていた。よく行く店もあったが、店の人と仲良くするほどの、いわゆる「馴染み」とか「行きつけ」の店はなかった。東村山でカミさんと食べ歩いている時も最初はそうだったんだけど、「小料理みき」に行ってから変わった気がする。この店は府中街道沿いの八坂小学校の隣にあるのだが、西武新宿線の久米川駅から8分、西武多摩湖線の八坂駅からでも5分と中途半端な位置にある。加えて「小料理みき」という名前。すでに「小料理」と付いた時点でかなり怪しげな感じがするし、「みき」というナンパな名前が「酔っ払い客を相手にしたスナック」みたいなイメージを醸し出していて、この名前だけなら絶対に入らなかったハズだ。でもカミさんと2人して「気になるねぇ」といつも通るたびに話していた。というのも看板に「神津島直送」「魚にこだわる店」と書いてあったからだ。 「気になるねぇ」と言いながら通り過ぎて半年。忘れもしない2001年の9月に思い切ってカミさんと一緒に入ってみた。「嫌な雰囲気だったら1杯だけ飲んで帰ろうね」と打ち合わせしたことなんてコロッと忘れて、2人で3時間も居座って飲み食いしまくった。想像以上に料理がうまかったのだ。「魚にこだわる」と言うだけあって鮮度は抜群。それでいてマスターの仕事もいいから、うまい魚がさらにうまくなって出てくる。その典型例が煮タコだ。ボイルしたモノとも活きたモノとも違う、旨みがシッカリ入った煮タコは何度もお代わりするほどハマッた。しかもマスターはこの煮タコを「塩でもおいしいんですよ」といろんな食べ方を提案。これがまた見事にツボにハマッた。この時、出された「能代」という秋田の酒がまたうまくて、2人で一升瓶を飲み干してしまった。ヘベレケになり、その勢いでマスターといろいろと話して仲良くなったのだが、何でこんなことになったのかというと、この店が超ヒマだったからなのだ。何せ私ら2人が入った時は誰もお客はなく、私らがずうーっと飲み食いしている間も、ただの1人も店に入って来なかったのだから。これも初めての経験だ。「料理がこんなにおいしいのに、どうしてお客が入らないの?」という質問に「逆に私が教えて欲しいですよ」とマスター。いい人なんだ、このマスター。2人ともいっぺんに好きになって、以来、毎週のように通っては飲み食いするようになったってワケ。最近では料理はお任せで、予算だけ「1人5000円くらい」と言えば、好みの料理を出してくれる。店自体は狭くてそれほどキレイではないから、カップル向きではないが、最近は日本酒にもこだわるようになり、普通の居酒屋ではちょっと飲めないお酒もある。おいしい料理とお酒が飲みたいって人には超オススメです。(ちなみに今は「能代」を置いてません。マスターいわく「2年ぐらい前から味が変わった」とか) ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「小料理みき」は残念ながら2005年1月18日に閉店しました。
2004年11月01日
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