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2022.08.11
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カテゴリ: こはく文庫

2019年12月刊
こはく文庫
著者:上原緒弥さん
幼い頃、迷子になったところを助けられてからというもの、第三王女であるトリシアは兄の幼馴染であり騎士であるサイラスに片思いをしていた。そんなある日、忠義への褒美としてサイラスに王女の一人を妻として与えることが決定する。「自分こそがサイラスの妻に」と願いつつも、姉のルーシアとサイラスの仲が良いことを知っているトリシアは、姉とサイラスが結婚するものだと思い込み、失恋を覚悟していた。しかし、父である国王が指名したのは姉ではなくトリシアだった。サイラスの妻になれる。喜びに胸踊らせながらも、トリシアの心にはわだかまりが残る。「サイラス様は、私ではなくお姉さまと結婚したかったのではないかしら?」 サイラスにも姉にも問うことのできない疑いを胸に隠したまま始まった新婚生活だったが、サイラスから向けられる優しい眼差しに、「もしかしたら、このまま幸せな夫婦として過ごしていくことができるのではないかしら」と、トリシアは希望を見出す。しかしそんな幸せも一瞬のことで、初夜以来、サイラスはトリシアを避けるようになる。優しい言葉をかけてはくれるものの、ハグもキスもしてくれないサイラスに、トリシアは深く傷つく。しかも偶然にも、サイラスとルーシアが仲睦まじく頬を寄せ合う姿を目撃してしまい……。


登場人物
  トリシア=王国の第三王女。王家への忠義の褒賞としてラザフォード侯爵家の
       跡取り・サイラスに降嫁した。
  サイラス=トリシアの夫。
       長らくトリシアに想いを寄せていた。
  ルーシア=第二王女。サイラスの姉が自分付きの侍女であるため、普段から懇
       意にしており、トリシアにあらぬ疑いを掛けられる。
  テオドア=王太子。サイラスとは幼馴染で友人。
 フェリシア=トリシアの長姉で元第一王女。隣国に嫁いだ。
       一時期、サイラスを女遊びが激しそうな人物と思い込んでいた。


amazonにて高評価だったので読んでみたのですが、色々とツッコミどころの多いお話でした。
特にヒーローが想いを口にしない理由がよく判らなくて(^_^;)

知らぬは本人ばかりなりで、お互い初恋同士だったトリシアとサイラス。
国王はサイラスの父・ラザフォード侯爵とは旧知の仲で、今も侯爵家は親子二代に渡って忠義を尽くしてくれている。そこで、王は娘の一人を褒美としてラザフォード家に降嫁させると決定。
白羽の矢が立ったのは第三王女のトリシアだった。
トリシアは身分違いから諦めかけていた彼と結婚できることに喜びつつも、姉・ルーシアとサイラスの関係を疑っていました。
本当はお姉さまの方が良いのでは、と彼女は急激に不安になるも、どちらにせよこれはもう決定事項。
4カ月後、二人は結婚。

結婚生活が始まってふた月ほど経ったが、トリシアはサイラスに避けられていた。
とは言え、彼はちゃんと優しいし、あれこれと気遣ってくれる。
だけど、毎日のように帰宅が遅く食事すら一緒に採れない。
まさか初夜で何か粗相をしてしまったのだろうか。
姉達に比べ、トリシアは内気で引っ込み思案な性格だったが、一生懸命努力してサイラスに話しかけていたつもりだ。なのに彼は何とも言えない表情をする。
今日も遅くなると聞いて、ため息しか出ない。
やはり、サイラスはルーシアお姉さまと結婚したかったのだろうと一人思い悩むように。

ある日、隣国に嫁いでいた長姉・フェリシアが久しぶりに里帰りし、せっかくだから会いたいとトリシアを王城へと招いた。
姉のいる部屋へ行く道すがら、サイラスとルーシアが侍女・エミリーを交え仲睦まじくしているのを見て、トリシアは大層ショックを受けます。
元々、父同士が友人なので家族ぐるみの付き合いなのだが、あんな楽しそうな顔、屋敷では滅多に見せてくれないのに、と思うと落ち込むばかり。
フェリシアにも心配されてしまった。長姉は元々サイラスをよく思っていなかったようだし、変に誤解していなければ良いけれど。

でも、自分はもう彼の妻なのだ。思い悩むより姉に本心を聞こうと、約束を取り付けて後日城へ向かうとまたしても彼らは楽しそうにやり取りしていた。
話している内容までは聞こえなかったが、ルーシアがサイラスに随分と顔を近づけている。
まさか、こんな白昼堂々と!
もうサイラスの傍にはいられないと考えたトリシアは熱を出して寝込んでしまい・・・。

勿論、サイラスは浮気をしていたわけではなく、惚気ていたのをルーシアに呆れられていたやり取りを偶然トリシアに見られていたと言うオチ。
サイラスは幼いころからトリシアに恋していて、この結婚が決まった時は天にも昇る気持ちでした。
だけど、トリシアは何故か物問いたげでいつも浮かない顔。
王の命令に逆らえず、意に染まぬ結婚だったのでは?とグルグル。
結局、想いを打ち明けられぬまま、彼女を避けていたのでした。

これまた、会話が足りないせいで拗れる二人ってわけですね。
この後すぐに誤解が解けて仲直り、番外編にて、ルーシアには別に想い人がいると判るエピソードが描かれています。

要はヒーローがヘタレ過ぎてヒロインに要らぬ心配をかけていたんだよって話です。
個人的にヒーローの態度がどうにもいただけない。
ヒロインも自分に自信が無い系の子なのだけど、ちゃんと歩み寄ろうと努力してたし、話しかけてもいた。それにちゃんと「愛してる」と告げてるのに、男が黙ってるってちょっと意味不明。
あと、誤解の原因になったシーンでネクタイを引っ張られて顔を近づけたってのが妙に違和感で。
勤務中の騎士がネクタイ????
多分、細かい所は突っ込んじゃいけない、の極みなんでしょうね。
もしかして、この国ではネクタイしてるのかもだし。
けど、表紙イラストを見るとなぁ。
それと数か月前から日にちが決まっているのに用事で妹の結婚式を欠席する長姉。どんな用事だったら欠席していいことになるのか。

評価:★★★★
個人的にちょっと合いませんでした。





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最終更新日  2022.08.12 00:22:43
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