とっとこはうちゃんのブログ

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August 11, 2022
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カテゴリ: 世界無形文化遺産

平成25年12月 ユネスコは「和食 日本人の伝統的な食文化」を
無形文化遺産として登録

以下は農林水産省のHPより
日本人は、四季のはっきりした変化や地理的な多様性を背景として、豊かな食材をもたらす自然を敬い、また、共に生きていく中で、独自の食文化である「和食」を育んできました。

ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」とは、「自然の尊重」という日本人の精神を体現した食に関する「社会的慣習」であり、以下の4つの特徴があります。

1つ目として、新鮮で多様な食材と素材を用い、また、その持ち味を尊重する工夫が施されている点が挙げられます。季節の移り変わりがはっきりした日本には、四季折々の新鮮で多様な海の幸や山の幸があり、これらの食材の味わいを活かすため、出汁を使用した調理技術等が発達しています。

2つ目は、栄養バランスに優れた、健康的な食生活を形成している点があります。米、魚、野菜や山菜といった地域で採れる様々な自然食材を用いるほか、出汁の「うま味」を上手に使うことにより、動物性油脂の少ない食生活を実現しています。

4つ目は、食が正月行事等の年中行事と密接な関わりを持っていることです。正月のおせち料理やお雑煮から始まり大晦日の年越しそばまで様々な年中行事において、食は欠かせないものです。また、お食い初め、七五三等人生の節目の儀礼においても食は密接な関わりを有しています。



文字ばかりになってしまいましたが・・今回は昨年少し作成した各地のお雑煮について書いてみます。

お雑煮は 各地の文化や風習にのっとって作成される
年の初めのおめでたい食事の一つです。
お節ほど手の込んだものではなく、その土地で手に入る食材を汁物にし
鍋の食材を皆で分け合って食べるという文化は大変すばらしいと思います。

各地のお雑煮を作成しながら・・各地全く違うお雑煮にビックリしました。

まずは・我が家のお雑煮 熊本県(父母のふるさと)
なんといっても具沢山 鶏出汁 醤油ベースです。


長野県 松本のお雑煮
縁起がいいといわれる 鰤の切り身が入り薄口しょうゆを使います。



千葉県(海側)のお雑煮

かなりなインパクトですが、「はばのり」とよばれる海苔と
青のり かつお節を入れたお雑煮。



鹿児島県 本来は お頭付きの「殻付き干し焼き海老」を使用。
具材にさつま揚げを入れるのが特徴。



高知県 角がないように丸く切りそろえた里芋が特徴
その他・・大根 白菜 人参 椎茸
お餅は あん餅と呼ばれるあんこの入ったお餅を入れるところもあるそうです。



茨木県 白いお雑煮

豆腐餅と呼ばれる郷土料理でお正月によく食べられます。
木綿豆腐をペースト状にし 砂糖を加えたものに焼いたお餅をいれるそうです。



福井県
白みそのお雑煮
カブや白菜 大根など「株をあげる」という縁起担ぎのためカブがはいるのが
特徴。今回は白みそではなく 秋田の甘味噌で作成。



こちらは 奈良県のお雑煮

なんとお雑煮のお餅を 砂糖入りのきな粉につけていただくという斬新さ・・。
こちらも白みそベースが本来のようです。
味噌味がふんわりついたお餅をきな粉でまぶすのは また最高なおいしさでした。
お豆腐が入るのも 珍しいかもしれません。



おとなり 和歌山県

こちらの特徴は 「真菜」と呼ばれる関東ではあまり聞かない野菜を入れるそうです。アブラナ科の野菜で大根葉に似ているそうで今回はカブの葉で代用。

奈良県も和歌山県も 餅は丸餅で 焼かずに入れるそうです。



そして・・東京のお雑煮

焼いた角餅を使用 小松菜と鶏もも肉などをいれる。
味はあっさりとした醤油ベース かまぼこを入れるのが特徴。



さて・・各地のお雑煮をみてきましたが・・県のなかでも各地で
違っているそうで・・なかなか奥が深い。

日本人の大切な文化である和食。

旬のものを美味しく食べるという四季のある日本ならではの文化を大切に
したいですね。






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Last updated  August 11, 2022 12:00:12 AM
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