日々のあぶく?

日々のあぶく?

August 13, 2008
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カテゴリ:
Aiが拓く新しい医療

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一連のシリーズ内で度々出てくる「Ai(死亡時画像病理診断)」、
その「Ai」を中核とする「死亡時医学検索」の再構築する研究をする著者がその必要性を説く。

日本の解剖率は2パーセント台。
これは先進国ブッチ切りの最下位だという。
死者を診断する事で医療の前進・進歩に役立つのにそんな状態である事を嘆き、
このままだと医療の低下、犯罪行為や児童虐待を発見できない事態になるかもしれないと警鐘を鳴らす。
解剖は費用・時間共にかかかり、厚生労働省の予算も渋い状況。
(解剖に比べて安くて早い)「Ai」は解剖にとって替わるわけではなく、
CT、MRIなどの画像診断を併用することで解剖の短所を補い、より良い環境を作れるという。

これで全てが良くなる(問題解消)というのは無理があるような気がするが、
「Ai」の必要性、現実のままの危険性などは嫌というほど伝わる。
シリーズを読んでいるせいもあるだろうし、
途中に白鳥室長と別宮葉子記者がシリーズからスピンオフして噛み砕いた説明もしてくれるため、
専門的な話にも何とかついていけてよかった。
最後に書かれる「Aiセンター」が千葉に設立されたという報告は、なんとも心強い。





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Last updated  August 14, 2008 12:13:41 AM


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