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開かせていただき光栄です (ハヤカワ文庫) [ 皆川博子 ]<内容紹介より>18世紀ロンドン。外科医ダニエルの解剖教室からあるはずのない屍体が発見された。四肢を切断された少年と顔を潰された男。戸惑うダニエルと弟子たちに治安判事は捜査協力を要請する。だが背後には詩人志望の少年の辿った恐るべき運命が…解剖学が最先端であり偏見にも晒された時代。そんな時代の落とし子たちが可笑しくも哀しい不可能犯罪に挑む、本格ミステリ大賞受賞作。前日譚を描いた短篇を併録。「死の泉」の厳かだけれどおどろおどろしい作風がたまらなかった。もっと他にも読んでみたいと思いつつ時間が経ってしまいました。タイトルからして、少し軽めかなと思って読みました。うん、退廃的でちょっと残虐な描写もあるけれどライトな部類。顛末は思いつかなかった。ええ…そうなるのか。澱が残ったような、すっきりしない終わり方でしたが続編があるので、最後にすっきり出来れば良いかなと期待。いや、この著者でそれは無理かな・・・多分。
2022.09.20
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東京公演が開幕して10日。途中まで書いて何となく放置してしまっておりました・・・大劇場公演の大半が中止となってしまったこの公演、東京公演のエネルギーは半端ない。初日の光月組長の挨拶では、拍手が鳴りやまず。中止が相次ぐこのような状況下では、どの組も同じだと思いますが「この1回に」という強い思いで臨まれているのがわかります。ストーリー自体が、ピリピリした緊迫感がある作品なので、それがとても良い方向に相乗効果となっていると思います。大劇場の感想で書いたので省くとし、その他キャストについて。ジョージ:光月るうるうさん何を演じてもうまいのだけれど、今回の負のオーラは凄い。マートルの浮気を疑っているからあんな風になっているのか。それとも元々ああいう性格なのか。前者なら気の毒に・・・としか言いようがない。後者なら、絶対に結婚しないわーーーウルフシェイム:輝月ゆうま専科異動してもう1年たちましたが、以前と全く変わらず月組生貫禄あるギャングの親玉がこれほど似合う人はいないですね。新聞記者ミッチェル:佳城葵やすくん、本当に何を演じても上手いアイスキャッスルでジェイと話をするシーン。「あんまり気持ちのいいお金じゃない」って、本当は良い人じゃない。れいこちゃんとやすくんが絡む美味しいシーンです。ビロクシー:礼華はるカッコイイのです、あのスタイルでパリッとスーツを着こなす。基本的に笑わない、無表情。フィラデルフィアを任された時、ジェイに気兼ねしながらも嬉しそうにするところがツボ。エディ:彩海せらジュディ:きよら羽龍新公コンビ。知ってた、勿論知ってた、上手いよ。歌もお芝居も力まないし、声も通る。ちょっと気になったのは、きよらちゃんの歌声が息もれ音がしていること。凄く綺麗で柔らかいのに突き抜けるような歌声だったように思っていたけれど。前からこうだったかな?それでもやっぱり上手いのですけれどお二人とも、新公頑張ってくださいね~~~妖精:菜々野ありダルレーク、ネプチューンで「ダンサーこあり」を印象付けたこありちゃん。歌もお芝居もどれも穴のない(むしろ上手)娘役さんだけれどやっぱりダンス枠での活躍が目立ちますね。今回は2幕幕開きで素晴らしいフェッテを見せてくれます。軸が全くぶれず足の位置も動かない。しかも上げる足の膝の位置が高くて素晴らしいこのシーン、銀橋にずらりと並んだ後ろで回っているのでついつい銀橋を観ていて見逃しそうになりがちですが、観に行かれる方、是非、舞台の方にも目を向けください千秋楽まで、無事に完走できますように。 星組さん、休演者の多さにはびっくりしましたが、再開して良かった。私が確保していたチケットは、残念ながら中止期間にかぶってしまいました。振替のライブ配信は仕事で観れない。ありちゃんの星組デビュー観たかった・・・代役の方たちの中には、これまでこんなに台詞を話したことがないという方もいるようですね。十分なお稽古期間が取れない中での大きな役。皆さん頑張ってくださいね。
2022.09.20
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赤坂ACTシアターで6月からロングラン公演中舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」8月の終わりに観てきました。実は「ハリー・ポッター」シリーズに興味はあまり・・・「アズカバンの囚人」あたりまで読んだけれど、全くはまらず。映画もTV放送でチラ見程度。じゃあ何故に観に行くのよ。それはもう、ハーマイオニーのちぎちゃん(早霧せいな)を観たいから。まずはこれが一番。そして、専用劇場にしてまで上演する有名作品を一度は観ておきたいと思ったから。赤坂のACT側改札前のエレベーターを昇ったら、そこはもう、ハリポタの世界だった。誰が誰だかわからないけれど、壁には肖像画がいっぱい。階段の中ほどにはこれも何だかわからないけれどオブジェがドーン(舞台を観て、これが何なのか理解しました)入場したらロビーには本棚がドーン。客席の照明もハリポタ仕様。開演前のアナウンスはなんとちぎちゃんっテンション一気に上がります2幕のアナウンスは別な方だったので、持ち回りなのかな。話は途中やや眠くなってしまったところもありましたが、演出がスゴイスペクタクル、まるでアトラクションのよう。一度は観ておいて良かったと思う作品でした。2幕開始直後の演出、思わず「うわぁっ」と声がでそうになりました。2階席の人、特にセンター前方列の人には美味しいサービス。あ、私は1階の端っこでした。この日のキャストハリー:石丸幹二さん。石丸さんは四季時代に何度も主演舞台を観ているので、これまで一度も舞台を観たことがない藤原竜也さんか向井理さんで観たかったのですがキャストの組み合わせと日程がなかなか都合よくはいかないのですよね。でも、ハリーたちは皆大人になっていて、ハリーはお偉いお役人。ちょっと頭が固いおじさん感が、石丸さんでピッタリな感じがしました。でもやっぱり蜷川幸雄氏に鍛えられた藤原さんのハリー、観たかった。ハーマイオニーのちぎちゃん、すごくハマっていました。サバサバ、ピシッ、バシッ、キッ(何だこの表現、語彙がっ)めっちゃイキイキしていて、きっととても楽しんで役になり切ってるんだろうな。真っすぐで意志の強いハーマイオニーがぴったりでした。ああ、来て良かった。うっかりしての日の他のキャストを控えていなかった。多分ですが、ロン:エハラマサヒロさんドラコ:宮尾俊太郎さんジニー:馬淵英里何さんアルバス:福山康平さんスコーピウス:斉藤莉生さん嘆きのマートル:美山加愛さんデルフィー:岩田華怜さんマクゴナガル校長:榊原郁恵さん だったと思います。どなたも実力派の方でした。この人ちょっと・・・と言う人がいない。子役さんたちもびっくりするくらい上手い。迫真の演技です。その中でも今回素晴らしいと思ったのが馬淵さん。会話の間が素晴らしい。絶妙宝塚ファンとしては白羽さんで観たかった気持ちもなくはないのですがいやいや、馬淵さんで良かったです。白羽さん、肉離れで一か月ほど休演とのこと。カバーキャストの準備がされるそうですね。その前に馬淵さんが休演されて白羽さんがフルで入っていました。一日2公演を続けるって大変なのかな。お大事にされてくださいね。改めて藤原さんの回で観たいと思ったのですが、藤原さんは9月までの出演なのですね、残念。
2022.09.03
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