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ああ、終わってしまいました。最高に楽しく、お洒落で、優しくて、カッコ良くてトップスターから(学年はもっと上の方いますけど)下は研2さんまで一丸となった熱いステージが終わってしまいました。常々「皆で作りたい」と話されるトップスター月城かなと様。本当に組子思いのトップさんですよ。宝塚の場合は、実力があってもスターシステムや学年で本公演での見せ場はなかなか回ってこない。そんな生徒さんたちが活躍できる場と演出は愛に溢れてる。本当に観る度にどこかしらで涙が零れる公演でした。今日の千秋楽は、いつも以上に愛がいっぱいでした。それはチケット改札を抜けたところから始まりました。観客から出演者へのサプライズ企画を、演出の三井先生が用意してくださっていました。座席には三井先生からのサプライズ内容が書かれたA3版のボード。裏はカラーで真ん中にはが。黄色とピンクがあり、私はピンクでした。そして開演6分前、三井先生が説明のためにステージに上がる上手の階段に登場。思わず拍手が起こるも、冷静にそれを止める先生。声に出して説明しては出演者にバレてしまうので、カウントダウンの映像はサプライズの説明書に変わり、先生はジェスチャー。素晴らしい用意周到な三井先生です。そしてそのサプライズは、月の塚音楽学校で発動でも、れいこちゃんにはよく見えなかったみたいで「え?何これ?わからない」と月城先生モードで。他の生徒さんに呼ばれて階段の上に登って「あ、ハート?」って。実際にどんな風に見えたのか、タカラヅカニュースで映っていることを願いますMCコーナーは予想通りのちなつさんとおだちん。海ちゃんが捌ける前に、昨日こっそり3人が楽屋で練習していたという、(でも、何やら画策しているとれいこちゃんにはバレていた)「G.O.A.Tに掛けて」も、れいこちゃんへの愛に溢れていましたアコースティック場面では、「一人っ子トリオも解散か」というれいこちゃんに「しない、しないっっ」と言い続けるおだちん。3人で歌う「ABC」のペンライトの色は、三井先生のサプライズボードと同じ色をちなつさんがナイス提案。ここもダイジェストに映ってると良いな~あーでも、なぜかちらほらとピンク、黄色以外のペンライトつけてる人がいたのですよね。点け間違いとか、色を探してるとかではなく、曲の間ずーーーーーーっと。何なんだ、目立ちたいの?承認欲求?これにはちょっと不快でした副組長さちかさんの挨拶でも、れいこちゃんの人柄を褒めたたえ、そんなれいこちゃんだから組子にチャンスがある、と。そう、そうなのですよ。正に私が思っていたそのままをさちかさんが言われて、私はこのご挨拶でも涙ボロボロでした。幕が降り、下手から幕前に出てこられたれいこちゃん。「銀の龍の背に乗って」はご自身で選ばれたのだと。「その時は挑戦のつもりだったけれど、その後、震災とかいろいろ辛いことがあって。歌詞を読んで、自分の歌が届けばと思って歌った」一言一句覚えておきたいお話だったけれど、大雑把にしか覚えられなかった幕前のご挨拶はトップ退団千秋楽の時しか映らなかった気がするのでニュースには流れない可能性大かな、と思うので大雑把だけれど書いておきます。本当に素晴らしい千秋楽でした。れいこちゃん、月組の皆さん、素敵なG.O.A.Tをありがとうやばい、これ書いていてまた涙出てきた
2024.01.31
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初日観てきました。先行画像の素晴らしさとポスターの王様感とでもいうのか、とにかく迫力と美しさで期待でいっぱい。作品解説や稽古場情報でどんなコンサートになるのだろうとワクワクしていました。初日は友の会の入場認証の不具合で10分遅れで開演。幕が上がる前はカウントダウン映像から始まりそのまま舞台裏の声が。と思ったら映像に変わって幕が上がったら・・・客席が映像に映った初っ端からおおおっとなりました。あ、舞台裏の声は劇場のどこにいても、お手洗いにいても聞こえるのだそうです。れいこちゃんがそう言われていました。さっきまでNOW ONが放送されていたのでご覧になっていない方もいろいろイメージされていると思いますが、ちょっと思っているのと違うかも。私がイメージしていたコンサートとは大分違っていて、良い意味で裏切られました。宝塚メドレーはれいこちゃんの軌跡をたどるということで、月組だけでなく雪組時代のタイトルも出てきました。舞浜で再び拝めた蒼紫様に三度お会いすることが出来ましたちゃんと剣心も出てきたれいこちゃんの持ち歌ではないけれど、私の好きな歌を海ちゃんとデュエットもありました。学校の場面は月ノ塚音楽学校。この場面の始まり、いきなり笑い取る。きよらちゃん中心にまさかの新し学校のリーダーズ素晴らしい月城先生(ちゃんと漢字)なのに外人設定という。ここの台詞回しが良いんです。そしてここの組子の皆さんのコメディがさすがのお芝居よってやっぱり芝居の月組よね、と言う感じでした。ガンガンに歌い踊るコンサートではなく、れいこちゃんの個性が活かされたじっくり聞く場面も多く、芝居歌が素晴らしいと演出家の先生たちが言われるれいこちゃんを堪能できました。「銀の龍の背に乗って」は涙誘う・・・見逃していることがたくさんあると思いますが、他にいくつかオススメと覚書。・客席降りが2回あり、全く見た目、雰囲気が違って楽しかったです。・海ちゃん1曲だけ声がちょっと荒れてる?と思ったけれど、 それ以外の曲はデスホリの時のように素晴らしかった。・妃純凛ちゃんが海ちゃんを肩でかな、リフトしていて目を疑った めっちゃ姉御肌だと思っていたけれど、この時は男前だった今晩はスカイステージが月組祭りですね。NOW ON、れいこちゃん写真集、そして今は「Rain on Neptune」円盤持っていてもついつい見ちゃいます。また寝不足決定だな・・・
2024.01.18
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〈あの絵〉のまえで (幻冬舎文庫) [ 原田 マハ ]<内容紹介より>「絶対、あきらめないで。待ってるからね。ずっと、ずっと」。美術館で受け取ったのは、亡き祖母からのメッセージーー。作家志望でライターの亜衣は、忙しさを言い訳に遠ざけていた祖母を突然喪ってしまう。後悔と孤独に苛まれる亜衣を救ったのは、お節介な年上の隣人だった(「豊饒」)。傷ついても再び立ち上がる勇気を得る極上の美術小説集。原田マハさんの作品はこれまでにも数作読み切ないけれど温かみを感じる作品や、尖ったところがある作品を書かれる方という印象でしたがアート小説を多く書かれているのですね。そう言われてみれば「サロメ」もそうか。先に書いた「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」と並行して読みました。「白鳥さん」は単行本で300頁強、持ち歩くにはちょっと思いので家読み。「<あの絵>の前で」は文庫本で200頁ほどなので持ち歩き用。結果、この2冊を一緒に読んだことは大正解でした。以前ならこの作品もただ物語として読むだけだったと思います。ああやっぱりちょっと切ないけれど、最後は前向きになる物語だな、で終わったと思います。ところが「白鳥さん」でアートを決まりきった鑑賞ではなく多面的に好きなように鑑賞する具体的な方法というのかな、それを知ったことで各物語に出てくる絵画そのものに興味が出て、自分が今その絵を見たらどう感じるだろう。以前に見た時とは違う印象を持ちそうだ。なんて思いながら読むことが出来ました。2冊を一緒にと勧めてくれた方に感謝です
2024.01.11
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目の見えない白鳥さんとアートを見にいく [ 川内 有緒 ]<内容紹介より>見えない人と見るからこそ、見えてくる!全盲の白鳥建二さんとアート作品を鑑賞することにより、浮かびあがってくる社会や人間の真実、アートの力ーー。「白鳥さんと作品を見るとほんとに楽しいよ!」という友人マイティの一言で、「全盲の美術鑑賞者」とアートを巡るというユニークな旅が始まった。白鳥さんや友人たちと絵画や仏像、現代美術を前に会話をしていると、新しい世界の扉がどんどん開き、それまで見えていなかったことが見えてきた。視覚や記憶の不思議、アートの意味、生きること、障害を持つこと、一緒にいること。そこに白鳥さんの人生、美術鑑賞をする理由などが織り込まれ、壮大で温かい人間の物語が紡がれていく。見えない人と一緒にアートを見る旅は、私たちをどこに連れていってくれるのか。軽やかで明るい筆致の文章で、美術館めぐりの追体験を楽しみながら、社会を考え、人間を考え、自分自身を見つめ直すことができる、まったく新しいノンフィクション!開高健ノンフィクション賞受賞後第一作!別な本に興味を持ったところ、それならこれも是非と勧められた一冊です。正直、普段の自分からは読まない部類の本です。読書は好きだけれど小説が中心で、ノンフィクションやエッセイ系はあまり。でもせっかくお勧めしていただいたので2冊とも読んでみることにしました。目の見えない人がアートを見るってどういうふうに見るの?私の乏しい想像力では、彫刻とか?あるいは手で触れることが出来る現代アートとかなのかなと思いきや、なんと絵画から始まり国宝級の仏像までと幅広い!本著で取り上げられた白鳥さんが鑑賞した作品のいくつかは私も過去に観に行きました。イヤホンガイドを使ったり解説を読みつつ鑑賞したけれど、実を言えばただ何となく眺めて「ふーん、そうなのね。へーここが凄いのね」程度にしか感じることがほとんどで、逆に何処が良いのかさっぱりわからん。なんてことも多々あり、ただ漠然と眺めているのが常でした。でも白鳥さんとお仲間(著者たち)の鑑賞の仕方は全く異なり新鮮でした。本当に、自由に鑑賞を楽しんでいるのです。えーそんなふうに見たらもっと面白かっただろうに。観に行った作品を思い出したり、掲載されている写真を見て、私にはこう見えると思いつつ読みました。うん、なんだか久しぶりに美術館に行ってみたくなりました。
2024.01.10
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