地を這う虫

2023/03/10
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カテゴリ: ジャズ
先日のどこかの記事で

>Blue Note盤では"Super Nova"もレコードを持っていますが、この盤は今となっては積極的に聴きたい音楽ではありませんな(苦笑

と書いた私ですが、昨日の深夜にヘッドホンでA面全曲とB面のB1とB3を聴きました。

夜遅くまで仕事していた疲れた頭で聴いたのでいい加減な印象評価になりますが、やはり今となってはあまり出来のいいアルバムとは思えませんな。

このアルバムではWayne ShorterはSoprano Saxophoneしか吹いていません。当時Soprano Saxophoneが大流行していたような気がします。Alto sax奏者の渡辺貞夫も当時Soprano Saxを常用していたし、Sopranino Sax という、より高音域寄りの楽器も多用していました。

余談ですが、学生時代の友人のSax吹きはTenor Saxは売っぱらったが、Soprano Saxは手元に残していると以前話していました。Tenorはケースがでかいので場所をとるから、てな理由らしいです。

彼のTenor SaxはUSセルマー製か仏セルマー製のどっちかだったと思います。Hard Offかなにかの中古ショップに持ち込んだら「びっくりするほどの安値を提示された」とのことで、ヤフオクで売りに出したら楽器の価値に相当する価格で落札されたようです。落札価格は多分数十万円でしょうね。彼にはっきり聞いたわけではないですが・・・。


アルバム「Super Nova」に話を戻すと、A3のアントニオ・カルロス・ジョビン作曲のボサノヴァ「Dindi」以外は全てWayne Shorterの作曲で、どの曲も良い曲なんですが、演奏はいまいちな感があります。今聴けばですけど・・・

A3の「Dindi」はMaria Bookerの儚い感じ、泣きそうな感じ、重たいものを心の奥底に抱え込んでる感じの歌に惹き込まれるのですが、後半からいきなりFree Jazzっぽい演奏に展開します。ようわからんわ(苦笑

半世紀以上前にリリースされたレコードなので記憶が曖昧ですが、このアルバムの次の作品「 Odyssey Of Iska 」の方が完成度は明らかに高かったように記憶します。このアルバムを私は所有していないので、当時Jazz喫茶で聴いた印象です。超朧気な記憶ですが(笑

アルバムの評価点は★★★☆☆ですね。このアルバムの歴史的な位置づけ云々を横において純粋に音楽を評価すれば三つ星以上を与えるのは難しいと、私は思いまする。






Discogs記載の情報を適宜編集して以下に貼っておきます。
私の所有盤は多分オリジナル盤です。人気があるアルバムではないので(多分)、市場価値はかなり低いと思います(涙








Wayne Shorter / Super Nova

レーベル: Blue Note BST 84332
フォーマット: レコード, LP, Album
国: US
リリース済み: 1969年

収録曲
A1 Super Nova
   Written-By W. Shorter  4:45
A2 Swee-Pea
   Written-By W. Shorter  4:35
A3 Dindi (Pronounced "Jin-Jee")
   Written-By A. C. Jobim  9:45
B1 Water Babies
   Written-By W. Shorter  4:50
B2 Capricorn
   Written-By W. Shorter  7:45
B3 More Than Human
   Written-By W. Shorter  6:10

会社名など
著作権c Liberty/UA, Inc.
レコード会社 Liberty Records, Inc.
レコード会社 Transamerica Corporation
出版 Miyako Music Co.
出版 Ipanema Music Co.

クレジット
Bass Miroslav Vitous
Classical Guitar John McLaughlin (曲: A2), Walter Booker (曲: A3)
Drums, Kalimba [African Thumb Piano] Jack DeJohnette
Drums, Vibraphone [Vibes] Chick Corea
Guitar John McLaughlin, Sonny Sharrock
Percussion Airto Moreira
Soprano Saxophone Wayne Shorter
Vibraphone Chick Corea
Vocals Maria Booker (曲: A3)
Producer Duke Pearson
Recorded By [Recording By] Tony May

ノート
Recorded at the A&R Studios, NYC, on August 29, 1969 (tracks A1, A2, B1, B2) and on September 2, 1969 (tracks A3, B3).




"Super Nova"


"Dindi"


"Water Baibies”





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Last updated  2023/03/10 10:15:15 PM
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