・・旅のあとさき・・

・・旅のあとさき・・

2024.01.23
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「SHUT UP」の6話で (あこがれていた悠馬について行った末に 妊娠し中絶することになった)恵が 
自分がついて行ったんだし・・・と 自責の念を持っていることについて 描かれていました。
”強制性こう罪”が近年 ” 不同意性こう罪 ” として刑法改正されたということですが

それは 性被害にあった女性の自助組織の担当者である塔子さんが ドラマの中で説明してくれた。
「イエス以外は すべてノー」=「性的行為には積極的な同意が必要」
ということ
相手が明確な同意を示さないまま行った性的行為は すべて違法  という犯罪になるんですってこと

「キスやハグ、ボディタッチなどを含めて どれも同意なしには行ってはいけない行為です。勝手に避妊を止める行為はステルシング(stealthing)と呼ばれている。
同意のない性的行為は全て性暴力です。」

だから そういう流れを作ってつれていかれた末に行われ ちゃんと同意もしていないうちにされた行為なのだったら 不同意=No! が言えなかったとしても Yesじゃなかったってこと
恵は悪くない! ってことだと 明確に言ってもらえた。

そういう意識が 世間に少しずつ浸透してきて
自分に落ち度があったと思い 閉じ込めてきた意識が 隙間から はじけてきたら
どうしようもなく辛いことでしょう
そんな思いに蓋をしてきた方は 男女関係なくいるのではないでしょうか

このドラマは今の時代に どこからも知らされてこなかった特に若い女性には 見てほしいですね
ホスト推しで通ううちに 借金を作らされていつのまにか売春まですることになる女性もいるというニュースが知られている。

どうせ男と女がいるなら そんなことになるもんでしょ と 生活の一部的に考えているような特に男性には よく考えてほしいですね。

以前 NHKの”100分deフェミニズム” で言ってて なるほどーと思ったことを
サンジャポで 松本人志問題について コメンテーターの中の方が 言っていて ホホー・・・そうなんだぁ と合点がいったんですけど

”ホモソーシャル(男同士の社会的連帯)”セジウィック著 をもとに 諸説を引用しながら上野千鶴子氏が 100分deフェミニズムで解説していた。セジウィックの対象にしていたのヨーロッパの主に支配層らしい。
家父長制を保持するために 男社会では異性愛とは女性の交換であり
婚姻とは一人の男と一人の女の間に成立するのではなく、男性である二つの集団の間で交換される ​​ ​​ の一つであり 男同士の絆をつなぐための溶媒である。
女とは 男同士の連帯(パワーゲーム)の中で 獲物(報酬)として与えられる物で
他の男たちにとっても報酬となりえるいい女である方が良い 
いい女でないと諦めがあれば そういう男たちを立てる話ができる女になって 男社会を支える必要があると感じている都合のいい女かも。

男社会の中で良くわきまえる女でなければ なかなか男社会の中でやっていけません。
日本の国会なんかそんな感じですね。

男性が仲間や年長の男性社会で 過ごすとき
男はつらいよ 仕事なんてストレスだらけだ と言っていることが有りますが
その 理不尽で悔しい思い  を女性に生まれたことですでに初めからずっといつも女性は元々思ってきています。
そんなものよとか 女の子でしょ?とか言われてきたし 
またはごく自然に後回しに ごく普通に別枠になりますよね。
しかも能力でも適性でもなく 普通の順番として。
社会がそれが正解という顔をしているのが おかしかったです。

若い頃のあれは憤慨していいことだった。文句を言えばよかった と今頃とても悔しいのです。
自分がまだ若いとか または娘さんがこれから大きくなるならば 
これって女だからなのかな?と疑問に思うことがあったら考えてみるのは 後の人生で心が楽ですよ。


トランプさんとか 良く演説で他の候補のことを 汚い言葉でこきおろしますけれど
そういう意識の 特にお金のある白人男性にとっては 普通のことなのに
そのことのために 女性や被差別人種や貧困者 障害者の人々は 大きくしかも常に傷つけられているのですよね。
そうしていじめの傍観者と同じで 強い人と同じ波に乗ることで自分が居心地いいようにしたいのかもしれない。

権力のある男性(または女性)は特に 権力やお金やブランドものを見せびらかせて 周りの人々を思いのままにしたい欲があるのでしょう。そんな時に ”こんなに若いきれいな女性も支配下に置ける”と行動し 仲間の中でそんな雰囲気があれば 獲物をゲットした権力者みたいに振る舞ったり そんな気分になりたいのかもしれません。


2011年 #Me too と騒動になった ハリウッドのプロデュ―サーによる 部下や若い女優などに対する多くのセクシャルハラスメント事件がありましたよね。その人は懲役刑になりましたが。
その時 日本の国会でも 女性議員が#Me too のプラカードを持ってデモに参加した時
男性議員の中から 「あんなおばさん達にセクハラなんかしないけどね」という声が漏れてきました。
なんちゅう意識じゃい!
と その時憤慨しました

それでも 世の中には 少しずつ少しずつセクハラ パワハラについての意識が浸透してきたように思います。
「いちいち面倒くさいな 何も言えない 何もできないじゃないか?」という意見もありますが
上から決められた定義ではなくて 本来の人間が相手の尊厳を尊重するということさえできていたら
普通にできることなんだと思います。
他者の中に 何も文句を言わない女性や弱者も含まれるとよく考え 他者を思いやるのなら そういう人にならなければ問時代なんですね。
常識や概念は だんだん進化するものですから
古い時代に別に普通の事と思い生きてきた人には 面倒でも認識を変える必要があるんでしょう

私も古いですから 自戒を込めて。





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最終更新日  2024.01.24 23:41:02


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