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2024.04.20
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テーマ: 読書(8472)
カテゴリ: 読書


Amazon.co.jp: 流星さがし (光文社文庫 し 28-15) : 柴田よしき: 本
”京都の人権派弁護士事務所から東京の大手法律事務所に移籍してきた新米弁護士・成瀬歌義。
武者修行と意気込んでいたが、勝手の違うことばかりで、熱意は空回り。
依頼人には嫌われ、挙げ句の果てに先輩弁護士からは関西弁がよくない、とまで言われてしまう。
持ち込まれる案件も一風変わったものばかりで、四苦八苦する歌義だったが……。
青年弁護士の奮闘と葛藤、そして成長を描く爽やか青春ミステリー。”

とあるが、短編連作集である。
文字にされた関西弁。
東京へのやっかみ。
うなづける事柄ながらも、”関西の方がええねんで”という変なプライドが感じられて嫌だ。
かくいう私も上京するまで、字面が標準語ならば標準語だと思い違いをしていて、アクセントやイントネーション、大方に関して、同じ字ずらでも東西では真逆の言い方に気づいていなかった。
話法のレッスンで直され、半年くらいしてようやく違いがわかり、標準語を話せるようになると、関西弁がおかしくなった。地元に帰ってしゃべってもエセ関西弁となり、中途半端な標準語とエセ関西弁でどこの言葉をしゃべっているのか能が混乱し訳が分からなくなった。それから標準語に慣れて、何とか標準語に染まっってくるとエセ関西弁も関西弁らしくなり、うまく脳で切り替えられるようになった。

さてこの短編小説。
なかなか読みどころがあっていい。
しかし、なんか中途半端。短編の結末。収束の仕方がすっきりしない。まるっきり解決しないまま終わり、次の案件(短編)へとつながっているように思える。
表題にもなっている「流星さがし」という冒頭の短編からして、流星をさがすのだけれど、その結果、子供の証言の正誤性、親権争いの結果について言及していない。ゆえに、わだかまりではないが、結果どうなの?という疑問が残る。
これに続く短編も同様であり、それぞれ解決しているようであるが判然としない感じがした。
おもしろく読んだけれど痛快とまではいかない要因がこのあたりにあるのかも。


流星さがし (光文社文庫) [ 柴田よしき ]





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最終更新日  2024.04.20 14:17:21
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