K-Style

July 11, 2010
XML
カテゴリ: おでかけ


北鎌倉 光泉



光泉 いなりずし(のり巻き、かっぱ巻き)


昭和26年の創業以来、変わらぬ味を守り続けておられるおいなりさんで有名な北鎌倉駅前の『光泉(こうせん)』さん。

特別に作られた大きな油揚げ一枚に江戸前の味付けで、長方形のめずらしいおいなりさんは半分に切ってあり、

さっぱりと食べ易いのが特徴。海苔巻きとおいなりさん2本入り↑で650円、他においなりさん3本入り(650円)もあります。

以前はお店でいただくことができましたが、現在はお持ち帰りのみ。

この後向かう円覚寺さんは、お弁当の持ち込みが可能(ゴミは持ち帰り)なので買って行くことにしました。


円覚寺


北鎌倉駅の踏切を渡ってすぐの所にある円覚寺(えんがくじ)は、弘安5年(1282年)、執権北条時宗が宋から招いた無学祖元

(むがくそげん)を開山として創建された臨済宗のお寺で、鎌倉五山の第二位。

度重なる火災により衰退しましたが、小田原城主や江戸幕府により復興。

現在の建物は関東大震災以後に修復されたもので、約6万坪の広い境内には国宝の舎利殿、鐘楼、仏殿などの建物と、

夏目漱石や島崎藤村も参禅した帰源院や開基廟(かいきびょう)がある佛日庵、黄梅院(おうばいいん)など18の塔頭寺院が

点在する大きなお寺です。


弁天堂茶屋 福ところてん


総門をくぐると、右手奥140段の石段を上ったところにある弁天堂茶屋<見晴らし茶屋>で福ところてんをいただいて、

円覚寺のご本尊がお祀りしてある仏殿前でおいなりさんのお弁当をいただいてから、久し振りにたくさんの山野草が美しい

『松嶺院(しょうれいいん) 』に寄って来ました。ここには開高健さん(作家)、田中絹代さん(女優)、佐田啓二さん(俳優)、

そして坂本弁護士さん一家のお墓があります。


佛日庵 多羅葉



佛日庵


その後、緩やかな坂道を上って、開基北条時宗を祀る『佛日庵(ぶつにちあん) 』へ。

拝観受付で「お抹茶付きで」と500円を払うとお線香が手渡され、お参りしている間にお抹茶(お菓子付き)が用意されます。
※拝観料のみはお線香が付いて100円。
↑右側の画像は川端康成の『千羽鶴』の舞台となったことでも知られるお茶室「烟足軒(えんそくけん)」の辺りから廟所前を撮影。

上画像の木の葉は「多羅葉(たらよう)」といって、昔はこれをハガキの代わりにしていたので「ハガキの木」とも呼ばれています。

魔女たちの22時で、とても苦いダイエット茶として紹介されていた「苦丁茶(くていちゃ/グーデンチャ)」はこの葉を煎じたもの。


黄梅院


さて、お抹茶いただくと、境内最奥に位置する塔頭寺院『黄梅院(おうばいいん) 』にも寄ってきました。

こちらは足利尊氏が夢窓疎石(円覚寺15世住持)の塔所として文和3年(1354年)建立され、ご本尊は千手観音菩薩。

境内はひっそりと静かです。



方丈 裏庭から


帰りは方丈裏手のお庭から写真を撮って、↑


舎利殿


普段は非公開の舎利殿(11月の宝物風入れ期間とお正月の三が日のみ公開)と、



居士林


在家修行者の為の禅道場の「居士林(こじりん)」(現在でも毎週土日に座禅会が催されています。)の前を通って、

帰ってきました。



2010 円覚寺







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  July 11, 2010 10:27:46 PM
コメント(4) | コメントを書く
[おでかけ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: