きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

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2022.07.11
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テストの最高点は何点ですか?

​100点ですか?​

​ほんとに、それで、いいんですか?​

実は、100点を上限にしないテストで、上限をとっぱらったことにより、200点や300点をとる子どもたちが次々に出てきた、という事例があります。

どういうことかと言うと、たとえば漢字テストです。
漢字50問テストで、1問につき、2点です。
そうすると、全部できていたとしたら、100点ですよね?

これの上限を崩すということは、ほかにも点が入る要素を追加するということです。
僕が知っている事例で言うと、問題に出てきた漢字を使う熟語を、問題の傍の余白に書きます。
その熟語の漢字使用例が正しければ、ボーナスでさらに1点入ります。

こんなふうにすれば、上限は100点ではなくなるわけです。

だいたい、上限が100点だったら、100点とれる子は、テストの残り時間を持て余してしまいます。

上限を崩すという工夫は、学校現場で、もっと試みられていいと思います。

上の事例は勤務市の先生がされていたものですが、教育書にもこういう事例はたまに出てきます。

僕の手元にある本で言うと、たとえば次の本の中にも、記述がありました。


全員参加の全力教室2 燃える!伸びる!変わる!ユニット授業 燃える!伸びる!変わる!ユニット授業』 [ 杉渕鐵良&ユニット授業研究会 ]

上の本の中には、「無限漢字」として紹介されています。


「100点という枠をはみ出す無限漢字  駒田 友希 東京都杉並区立方南小学校」
(『全員参加の全力教室2』p15~20に実践記録報告を収録)


これはこれで素晴らしい実践だと思いますが、実は、今回僕が言いたいのは、そういうことではありません。

さらに、その上を行きます。(?)

100点を越える点がもらえる場合があるとして、あくまでもそれは、先生が決めたルールです。

『学校の枠をはずした』 という本では、あるアーティストの、次のような言葉が、載っています。

ゴールの見えない作業をひたすらやっているときに、ある子どもが、尋ねました。

「今どのくらい進んでいるのでしょうか?」

これに対する答えが、こうです。


「100%で言えば、80%。

 でも、300%だったら、60%かな」

この章の最後で、質問した子どもは、最後には「 ​誰かが決めた100%を目指すのとは別のゴールがあることに気づいた​ 」と書かれています。
(『学校の枠をはずした』 p88)


学校の枠をはずした 東京大学「異才発掘プロジェクト」の実験、 凸凹な子どもたちへの50のミッション』 [ 東京大学先端科学技術研究センター中邑研究室 ]

学校のテストがあまりにも絶対視されると、子どもは、「100点」という枠に、慣れてしまいます。

人生に、100点は、ありません。

あなたは、あなたの人生で100点をめざしていますか?

「100%で言えば、80%。でも、300%だったら、60%かな」と言えたら、ステキですね。大笑い

本来、勉強というものは、どこまで行っても、果てがないものです。

ゴールは、自分で決めるものです。


テストで100点がとれない子にしても、そうです。
ゴールは、自分で決めたら、いいのです。





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Last updated  2022.07.11 20:40:41
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