読めばあなたもさくらんぼがつくれるようになるブログ
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被災された方には心からお見舞い申し上げます。私と一緒に農業をしている弟夫婦の嫁さんは仙台市出身で、弟も3年ほど仙台で仕事をし、津波の被害にあった気仙沼や女川のあたりにはよく仕事で行ったということです。幸い、嫁さんのご両親親戚は無事で、弟の知り合いもとりあえずは大丈夫ということですが、高速バスで仙台まで行けるようになったので二人とも仙台へ向かいました。加温ハウスさくらんぼの授粉も忙しい時期ですが、一週間ほど仙台で実家の手伝いやボランティアなどをしてくるとのことです。少しでも力になれれば良いと思います。地震によって、当然明日も続くと思っていた日常が、急に切断されてしまいました。今までずっと続いてきて、これからも当たり前のように続いてゆくはずで、子供のいる私は、私が死んでしまっても子供の人生までも同じように続いて行くだろうと、ぼーっと何となく考えていた日常が失われてしまいました。続いてゆくと思われていた日常は、実は何の根拠も無く、突然の地震によって簡単に破壊されてしまうということも知ってしまいました。直接被災された方、家族を失った方ももちろんのこと、日本中の方の日常が一変してしまいました。私の日常であるさくらんぼ栽培も、計画停電や重油不足によって加温ハウスの暖房機が止まってしまい、寒さに当たってさくらんぼが生育できるのだろうか、頂いていたさくらんぼ狩りのご予約もキャンセルが入ることがあり、自粛ムードの中、さくらんぼ観光が営業できるのだろうか、など地震によって脅かされています。でも、大切なのは日常に戻ろうとする強い気持ちと行動です。私に出来ることは何だろうと色々考えますが、結局はそういうことだと思います。被災された方のことを思いながら、自分の日常を大切につむぎ直してゆくことです。加温ハウスのさくらんぼも寒さに負けずに日々大きくなってきております。さくらんぼ狩りの新規のご予約を頂くこともあり心強く感じます。私の日常はさくらんぼ栽培ですので、がんばってさくらんぼをつくろうと思います。がんばります。がんばりましょう。
2011.03.28