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ご存知、“テーラワーダ仏教アルボムッレ・スマナサーラ長老”の2008年の著作。「結局は自分のことを何もしらない」タイトルが興味をそそりますよね~。「どう生きればいいのだろう?」から始まり、その前に「幸せって何?」「私って何?」と掘り下げていきます。仏教でよく言われる「人生は苦である」がとてもわかりやすく、腹落ちするように書かれています。このあたりは「さすが長老!」(笑)って感じです。「日本のお坊さんの“説教臭いお話”はどうも・・・」て方にも読みやすい一冊かと思います。ほんでもって備忘録。皆がおびえているのは、「死」そのものより、一歩先にある「苦痛」ですお腹が空いている苦しみが嫌だから、食べます。満腹の苦しみが嫌だから、途中で食べるのをやめます。座る苦しみが嫌になると、立ちます。立つ苦しみが嫌になると、座ります。一人でいることが苦しいと思って、結婚します。結婚して子供ができて、うるさくて嫌だと思うと、どこかへ逃げてしまいます。仕事がない人は、仕事がないという苦しみを、仕事を見つけることでまぎらわします。でも、仕事をすれば、それで仕事が苦しいです。中略仕事が苦しいと、終わってから夜にたくさんお酒を飲んで、苦しみをまぎらわします。すると今度はお酒を飲んだ苦しみがたまって、朝、なかなか目が覚めません。二日酔いという苦しみを味わいます。こういうことが、人生なのです。苦しみをごまかすことが、人生です。幸福はないのです。生きることは、苦を回転させて和らげることです我々が日常、必死で期待する幸福というのは、苦がつくってくれるものです。苦がなければ、俗世間でいう幸福もありません。つまり、一つの苦しみを別な苦しみで置き換えているあいだ、幸福、楽しみを感じます。その後に感じるのは苦です。楽しく生きるということは、さまざまな行動を激しく変えて、変えて、動くことです「幸福だ」と頻繁に言う人々は、会社に月曜日から金曜日まで、ちゃんと仕事に行き、土曜日は誰かと一緒にゴルフに行き、日曜日は、午前中に子供たちと遊んでいて、午後は誰かと一緒に外出し、食事をして、夜はまた別のことをするなどして、一生懸命に動いている人々です日本では、和菓子を食べて、お茶を飲む、ということをしますね。どうしてお茶を飲むときに和菓子を食べるのでしょうか?それは、お茶だけでは、おいしくないからです。和菓子だけをずっと食べているのでは、おいしく感じません。味覚は瞬間、瞬間、味が変わっていかないと、どういう味かよくわからなくなります。それに、ずっと同じ味だと苦痛になります。そこで、味を変えてそれぞれのおいしさをじっくり楽しむために、お茶と和菓子を交互にとります。中略おいしいと感じるのは、見るものと味わうものが次から次へと変わるときです。楽しみは、複数の「苦」の和え物「私」をまとめる「私」はいない「変わらない私」「一定の私」などというものは、どこにもありません。中略瞬間、瞬間、変化していますから、ごちゃごちゃで、統一感がなくて、バラバラで当たり前です。妄想する愚か者は生きることに挑戦しないで、逃げるための理由だけは無限に挙げます死は法則、病気は自然現象生きるということは、細胞の中の物質を外に出して、外から物質を中に入れることです。それがずっと一定のスピードで起こるなら、いくらでも長生きできます。しかし問題は、細胞にもエントロピーがあり、中の物質を出すスピードが減ります。外の物質を入れるスピードも減ります。そのうち悪い細胞がたまるし、それを置き換える新しい物質が入るのは、ほんのわずかになって、たちまち細胞は壊れてしまいます。人生について、新しい捉え方を学びました。それでは・・・・。
Jan 26, 2019
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4週間で人生を変えましょうという、ありがちな胡散臭いお題目。ところが、著者自身が自ら経験したメソッドというのはあながちウソではなさそうで、なかなかためになる文言がてんこ盛りでした。しかも表現がシンプル。アマゾンのレビューでは、“実際の例”が多すぎるとの声もありましたが、それがあるからわかりやすいのでは・・・と私は感じました。ほんでもって、頭に刻むために備忘録(笑)。私は「ザ・シークレット」のファンではありませんし、「引き寄せの法則」を信じてもいません。いままで多くのクライアントが、「もっと幸せになれるように」とひたすら祈った末に私の元を訪ねてきましたが、どれだけ祈っても幸せからは遠ざかっていくばかりでした。私たちの脳は、確信が持てること、コントロールできることを好みます。物事の予測がつかないとき、頼りになるのが心の声です。しかし、心の声には2つの欠点があります。まず、正確でないものが多いということ、次に、決まってネガティブであるということ。私たちには楽しいことよりも嫌なことを察知し、忘れないようにする本能がある努力なしにイメージだけで夢が叶ったことはありますか?人間は本能的に変化を恐れ、どんな状況でも一度慣れてしまうと、現状を維持するほうが不安を感じにくいので、変えたくなくなりますためらって機会ばかりを伺っていては、考えなくてもよいことまで考えてしまいますためらえばためらうほどに、実行に移すのが難しくなる。何事も考えすぎずにやってみることが大切。社会に洗脳されると私たちは「皆と同じようにしなくてはならない」という固定観念に縛り付けられます人間は一人ひとり違って当たり前。社会が決めた型にはまろうとする必要はない失敗したとき「ダメな奴だって思われる」ではなく「これは自分を成長させる良い機会なんだ」と考えられないでしょうか失敗のない人生などない、失敗してはじめて成功できます。挑戦すればするほど挫折を味わうことも増えますが、同時に成功を掴み取る可能性も高くなっています。過去の挫折を思い出してみてください。それでもいま思えばなんとか乗り越えられてきたのではありませんか?不安を感じて神経質にならない人はいません。誰にでも不安はあるものです。友達時が経てば人は変わります。中略相手の目標や信条、価値観に共感できるから仲良くしているのです。そうでない人からは、少しずつ付き合いを減らしていきましょう。不安の対処法これからダイエットしようとなれば、皆さんは甘い誘惑に負けないよう段階ごとにルールを設けるはずです。たとえば、家にあるクッキーやポテトチップスを全部捨ててしまう。中が見えないような容器に入れて、台所の高い戸棚に仕舞ってしまう。そうすることで誘惑を抑えることができます。不安にも同じような対処法が役立ちます。例えばマラソンなぜ、これほどつらいのか、しんどいのかより、走り切ったあとの楽しみや達成感に神経を集中させるのではないでしょうか?中略ゴールまでの困難を考えるのではなく、ゴールの先にあるものを考えましょう。嫌な気持ちはそのときのだけのものですストレスは一時的なもの。この先もずっと不安に怯えることを思えば、ストレスに立ち向かうほうが簡単。できない理由ではなく、できる理由をどんどん考えるべし私たちの脳は予測不可能なことを恐れます。その結果、脳はどうにかして予想を立てよう、確信を得ようとします。自分が悲劇のヒロインから抜け出せないでいるとすれば、それは脳がどうにか先のことに検討をつけようと、誤った予測をあなたに見せていることが原因です。自己否定したくなったときは、これまでの成功体験を思い出すことです不安のない人なんていない1日にできることは限られています。あれもこれも全部やろうとしてもうまくいくはずがありません。平常心というのは「筋肉」だと思ってください。トレーニングによって鍛えることができます何かに失敗すると執着し、そのことばかりを気にしていまいがちです。だからこそ、繰り返しひとつの成功体験を思い起こすことが大切なのです。拒絶されても大丈夫。失敗しても大丈夫。負けたって大丈夫。それで自分という人間が否定されるわけではない。何もせずにいることのほうが問題。他人にどう思われているかを考えれば考えるほど期待に応えなければならないという意識がはたらくので、自分に正直でいることができなくなります。どんどん行動を起こしましょう。マーケティング会社の社長になった気分で、自分という商品をどうすれば効果的に売り込めるかを考えましょう。ストレスの向こう側にあるものをつねに思い浮かべる金言目白押しで、刺ささりました。それでは・・・・。米国カリスマセラピストが教える何が起きても平常心でいられる技術/ジョナサン・アル...
Jan 19, 2019
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著者はロバート・ライト。アメリカ合衆国のジャーナリストで科学作家、進化心理学、歴史、宗教、ゲーム理論などを専門としている方です。なかなか分量の多い本なので、詳しくは書籍を読んでいただきたいのですが、簡単にまとめると、私たちが認識している「自分」なんてものはなくて、いくつもの「意識」がその都度、主導権をとりあっているだけ(※モジュール仮説)なのだという主張です。この考え方を仏教と科学から導き出すって展開で、非常にスリリングな内容でした。確かに、そう考えたほうが“都合がいい”ことが多いような・・・。読み応えのある1冊です。「仏教関係者の書く本はどうも難解で・・・」てかたには、この本の説明がすんなり入ってくるかもです。なぜ今、仏教なのか 瞑想・マインドフルネス・悟りの科学 [ ロバート・ライト ]価格:1944円(税込、送料無料) (2018/12/2時点)快楽がすみやかに消えるように設計されている理由は、つづいて起こる不満によって私たちにさらなる快楽を追求させる追求させるためだ。しょせん、自然選択は私たちが幸せになることを「望んで」はいない。ただ私たちが多産であることを「望んで」いるだけだ。ブッダが言っていたのは基本的に、「いいかい、あなたのなかに自分の思いどおりにならない部分があって、それがあなたを苦しめるのなら、悪いことはいわないから、それを自分と同一化するのをやめなさい」ということだ心をまじまじと見れば見るほど、心はたくさんの異なる主体(プレイヤー)からなっているように思えてくる。主体たちは協調することもあるが、コントロールを奪いあうこともあり、ある意味でもっとも強い主体が勝利する。いいかえると、心の中にジャングルがあり、あなたはジャングルの王ではない。よい知らせは、皮肉にも自分が王でないと気づくことが、いくらか実権をにぎるための第一歩になりうることだ。ダーウィン説から見た自己欺瞞の恩恵自然選択はなぜ、人間が自分自身について妄想にまどわされても放っておくような脳を設計したのだろう。一つの答えは、自分自身について何かを信じ込んでいれば、それが事実だとほかの人を納得させやすいことだ。矛盾やブレがなく、事態をコントロールできている人物だと周囲を納得させられれば、自分のためにもなるし、もっと正確にいえば狩猟採集民だった先祖の遺伝子のためになったはずだ。人には自分の動機づけについてのどんな話も自分自身に対して信じさせる能力があり、どんな話だろうと他者に話すことが自分の利益(というより自然選択が定義するその人の「利益」)になる自分の思考を眺める「心に浮かぶどんな考えもとなりの人からきていると想像する」ことだとゴールドスタインは言った。中略ゴールドスタインによれば、要はそうすれば考えを自分と同一化しないだろうということだ。モジュール仮説では、感覚はモジュールに一時的な主導権をあたえるものだ「自己」なるものが存在するかどうかにこだわる必要はない。無我の教義の役に立つ部分、具体的には、私たちのどの感覚もータバコを吸いたい衝動も、スマートフォンを検索したい衝動も、人を憎みたい衝動もー本質的に私たちの一部でないという考えだけを利用すればいい。CEO自己などないし、「行動する者」や「思考する者」としての自己もいない新しい見方を学べました。それでは・・・・。
Dec 3, 2018
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著者は漢方薬の本で有名な日本薬科大学教授の丁宗鐵(てい むねてつ)さん。この本は、“腸”が健康にとってどれだけ重要な位置を占めているかについて書かれています。腸は筋肉と粘膜でできているそうな。なので、消化の簡単な糖質ばかり摂っていると、使わない筋肉が衰えていくのと同じで、腸もどんどん弱ってきて、ますます消化の簡単なものを欲するという悪循環になるそうです。腸には免疫細胞の60~70%があるらしく、腸の弱体化は体全体にとって大ダメージなんですって。腸を鍛えてやせる!健康になる!【電子書籍】[ 丁 宗鐵 ]これ以外にも、今までの健康本ではお目にかかったことがない情報が目白押しで、結構勉強になりました。新しい“健康情報”をお探しのかたにおススメです。それでは・・・・。
Nov 21, 2018
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著者は石井貴士氏。元局アナで、心理カウンセラーの資格を持ち、本を出せばベストセラー多数っていう異色の経歴の持ち主。写真がカッコつき過ぎなのか、ものごとを簡単に断言するからなのか・・・、理由はわかりませんがアマゾンでの評価はすこぶる悪いです(笑)。しかし、私はこの人の本から多くを学ばせていただいてるので、肌に合うというか何というか・・・。個人的にはおススメです。ほんでもっていつものように備忘録。情報収集は、他の人とは違う発想をするために、するものです。中略これからの時代は、他の人と同じことは、知らなくても構いません。中略「他の人と同じ情報は、常識として知っていなければいかないのではないか」と考えていたら、時間がいくらあっても足りません。本の中に、何か一言でも、キラリと光る情報があれば、それで元がとれるあなたの時間を一番奪っているのは、他の人と同じことをしている時間です。あなたしかできないことをすることに、あなたの時間を多く費やすことで、あなたの価値が上がっていきます。人生が変わるきっかけとなるようなフレーズのことを、「キラーフレーズ」といいます。「この一言があれば、生きていけるな」というぐらいの、生きていくうえでの推進力となるフレーズです。人生は、どれだけキラーフレーズに出会えたかによって、変わります情報収集は、小さなきっかけとなるキラーフレーズや、人生を変えるようなキラーフレーズに出会うために、行うものなのです情報収集をする目的は、あなたが行動を起こすためです。キラーフレーズを手に入れれば、行動に繋がります。最大の成果を最速で上げる 1分間情報収集法 [ 石井貴士 ]人生とは、あなたに与えられた時間の総量のことをいいます世の中で、でれだけ悪人がひどいことをしていようが、政治家が賄賂をもらっていようが、火事が起きようが、あなたの人生にはまったく関係がありません。ネガティブなことにフォーカスしている時間があったら、「どうすれば人生で成功できるか」「どうすれば自分のビジネスがうまくいくのか」ということを、ポジティブに考える時間に使ったほうが、有意義です。雑誌を読んで、いろいろな意見を仕入れると、自分が偉くなったような気分がするかもしれませんが、結局、行動しないひとりになってしまうだけです。国会議員の定数も知らない国会議員と、政治に詳しい一般人であれば、前者のほうが、世の中を変える力を持っています。多くの人が、「最新情報は、現在のリアルタイムの情報だ」と思い込んでいるときこそ、あなたは過去の情報を手に入れることで、差をつけましょうセミナー講師あなたが人より少しでも優れていることがあれば、人の教えて大丈夫です。中略自動車教習所の教官はプロのレーサーではありません。ですが、自動車の乗り方を教えることはできています。中略高校の先生も、全員が東大卒ではありませんが、勉強を教えることはできています。自分よりできない人を、ひとりでも見つけることができれば、セミナーは成立するのです。今回も学べました。それでは・・・・。■「1分間決断法」■「『人前が苦手』が1分間でなくなる技術」
Nov 4, 2018
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仏教の本を読んだことがあるかたはには、もはや説明不要だと思いますが、著者はスリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老アルボムッレ・スマナサーラ氏。この本は脳の仕組みについて書かれています。その説明の中で、どうして人間は「神を必要とするのか?」について触れられているのですが、これが秀逸!目から鱗とは、まさにこのことだと思ったぐらい・・・(笑)。神様については、物心ついてから今まで、ず~とわかったような、わからないような・・・、すっきりしない部分がありました。が、長老の説明でかなり腹落ちしました。今年、読んで良かった本のベスト3に入ります。ほんでもっていつものように備忘録。現代の教育に欠けているのは土台作りです。まず人間として生きるノウハウ、技術、智慧です原始脳には「存在欲」「怯え」と「無智」の三つがあり、それを原動力としています皆さんも渋々ながら、感じているでしょう?自分とは、結局は自己中心的だと。中略本来は自分のことしか気にしない生き物である、と。中略本当は自分さえ良ければいいと思っていることに、部分的にでも誰もが気づいているはずです。人には生まれつきの性格があるのです。この生まれつきの性格とは、実は原始脳の働きぶりです。原始脳はいつでも、「敵を見出してつぶす」という思考です精神的な悩みとは1.原始脳の誘拐されて、欲求に従わざるを得ない。2.原始脳の欲求は決して満たせないこの2点に大脳のすべての能力が引っかかってしまいます。つまり、心穏やかにいられない理由は、ズバリこの葛藤の問題なのです。むしゃくしゃするのも、イライラするのも、落ち込むのも、うつになるのも、キレてしまうのも、すべて、この葛藤に由来します。大脳しか知り得ない現実は、どのようなものでしょうか?生きていたいと思っても、それは大変なことなのです。死にたくないと思っても、それはけっして叶わないことです。原始脳にこの事実を理解することは不可能です。中略しかし、大脳は原始脳の命令ではたらくように配線されています。ですから、大脳は現実を無視しなくてはいけなくなるのです。中略大脳は思考することができますから、原始脳との葛藤ゆえに、現実離れした思考をするようにもなります。中略大脳は、こうして永遠不滅の世界、極楽浄土の世界、希望がなんでも叶う世界などを妄想します。妄想しているときは気分がいいです。なぜなら、妄想したような世界があれば、原始脳の欲求を満たしてあげることができるからです。それで、大脳はさらにがんばります。全知全能の神を妄想します。神と一体になる方法も妄想します。宗教・儀式・儀礼などを妄想して作ります。中略妄想すると、いくらか原始脳は落ち着きます。中略何とかして原始脳の存在欲と怯えを緩和しようとするのです。さらに困った問題があります。原始脳を何とかして落ち着かせるために妄想する大脳ですが、妄想した世界が「ただの妄想である」とわかっていると、原始脳をうまくだませません。ですから大脳は、自分自身もだまされてしまうのです。中略そのうちすっかり、洗脳されてしまいます。理性をつかさどる機能が壊れてしまうのです。心を整える8つの脳開発プログラム 悩みを生み出す「大脳」と「原始脳」のメカニズム...信仰や神話の世界は、原始脳の欲望を満たすためのからくり、ごまかしにすぎません自分が神の子であると言われたら、自分のエゴが大いに喜ぶのです。存在欲が刺激されて恐怖感が弱くなるのです。エゴ・存在欲・恐怖感とは、原始脳(獣の脳)の基本的な感情です。その感情にぴったり合う言葉なので、「汝らは神の子である」という意味合いの言葉が、いろいろな宗教でよく使われるのです。「判断」はすべて決定事項ではなく、いつでも保留事項。新たなデータが入り次第、必要に応じて自分の意見を改良できるように、つねに、「pending(保留)」状態にしておくのです。悪い妄想のループに入ってしまったら、その配線ばかり使うので、脳の他の配線が壊れてしまいます。理性や判断能力も壊れてしまいます。いったん精神病に陥るとなかなか治らないのは、こうした理由からです。中略治すには、脳に現れた悪い妄想の配線を壊さなくてはいけません。そのために、悪思考の妄想を善思考で置き換えるという方法を、お釈迦様は推奨します。中略ただ、善思考にかかわる言葉を念じてみるだけです。覚えてください。生きることは、努力なくしては成り立ちません。中略人間の幸福は、すべて人間が努力して得たものです。中略お釈迦様は・・・、「祈れば叶うのならば、人類は努力をやめて祈ればよろしい」とおっしゃっています。「ああ、今日はけっこうがんばれた」「今日は朝から晩まで、いろいろやって疲れるまでがんばった」「今日は充実感があった」など、努力したことをよろこぶのです。「ああー、疲れた。なんだ、この人生は」というような考えではダメです。トラブルや問題などを不幸な出来事と見なしてはいけません。さまざまなトラブルや問題にめげずに対応することによって、生命は進化しました。生きることは、けっしてスムーズに流れるものではありません。ということは、私たちは、努力することによって、いくらでも進化するチャンスがあるということです。得体の知れない何かを信仰する傾向が、人間の本能としてあります。それは原始脳から発信する刺激です。原始脳に存在欲があるのです。死にたくありません。永遠になりたいのです。原始脳に指示されると、大脳が「永遠の境地」を妄想します。その妄想の結果として、八百万の神々が現れてくるのです。いや~読んでよかったです。ちょっとだけ混乱した頭の中が整理されました(笑)。それでは・・・・。
Oct 28, 2018
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一口に瞑想といっても、仏教やらヨガやら神道やら・・・。その中でも、数を数えるものから、マントラを唱えるものまで・・・。ま~いろいろあるようなのですが、その辺をまとめて紹介しましょうってのがこの本の趣旨です。あなたの心と体をゆるめる瞑想メソッド100 [ 龍村修 ]特に「骨盤が立っていること」「背筋が伸びていること」「胸が開いていること」という座禅のくだりがわたしにはイメージしやすく参考になりました。あと嗅覚は、視覚や聴覚と違い直接、大脳辺縁系に伝わる本能的な感覚だという一文を読んで、集中の助けになればとお香をたくようになりました(笑)。「マインドフルネスや瞑想ってどうするの?」「すでに初めているけど、このやり方であってるの?」ってかたにはおススメの1冊だと思います。はい。それでは・・・・。
Oct 20, 2018
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著者はエミー賞受賞のTVプロデューサー“ポーラ・リッツ”という人。表紙には「理想の自分を手に入れる『書き出す』習慣」とあります。マドンナや、ジョン・レノン、ダ・ヴィンチやエジソンまでリストを作っていたそうな。リストマニアになろう! 理想の自分を手に入れる「書きだす」習慣 [ ポーラ・リッ...「リストを作る=心の準備をする」だってことで■もっと多くのことを片づけられるようになるリストの作り方■時間を節約する方法■もっと計画性のある人間になる方法■もっと充実した人生を送る方法■お金を節約する方法■ストレスを減らす方法■職場でも家庭でももっとうまくいくようになる方法が紹介されています。そして、リストを作ることのメリットは以下の6つだと・・・。1.不安が減って時間が増える2.脳のパワーが高まる3.目的に集中できる4.自信が高まる5.思考を整理できる6.心の準備ができるちょっと大げさな気もしないでもないですが、これが主張です。まぁ要約すると、TODOリスト、買い物リストは言うに及ばず、選択に迷ったときは、良い点・悪い点リスト、何かを探しているときには条件のリスト、その他、感謝することリスト・・・など、ありとあらゆることを書き出しておきましょうと。そうすれば、忘れないし、無駄を省けますよって感じです。確かに、経験上、書くという行為は“思考の整理”にはもってこいだと思います。そういった意味ではリスト作りにメリットが多いのは理解できます。ただ面倒くさいんですよね~(笑)。何かしら、停滞気味で変化がほしいかたには、お手軽で効果が期待できる習慣だと思いますので試してみる価値はあるのでは・・・。「リストをつくることが、物事をコントロールできているという感覚を身につけるのに役立つ」シンシア・ グリーン博士それでは・・・・。
Oct 16, 2018
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いろんなジャンルの人たちの「マインドフルネス」についての考えを集めた1冊。わかりやいものから、まったく理解できないものまで幅が広いです。そんな中で、またまたメンタリストDaiGo君の話が秀逸。わかりやすい。何度か彼の本を紹介したときにも、書きましたが、「いや~若いのにすごいな~」というのが彼に対する印象です。メンタリストDaiGo君のパートだけ立ち読みでも、いいのでは・・・(笑)。ほんでもって備忘録です。【メンタリストDaiGo】人間にはバイアスがたくさんあって、認識がいろんなものに左右される・・・。中略一番簡単なバイアスは「近いものには価値を高く感じ、遠いものには価値を低く感じる」というものです。中略ダイエットが95%の確率で失敗するのは、3か月後の引き締まった体よりも、今目の前にあるおいしそうなスイーツのほうが常に勝つからです。「この先、世の中にどんどん情報があふれていく。したがって、未来の人たちにとって最大の財産となるのは注意力や集中力になるだろう」1978年ノーベル経済学賞受賞ハーバート・サイモンNBAのスター選手と普通の選手を比べた研究があります。両者の違いは何だったかというと、スター選手は信仰が深いか、エゴが強いかのどちらかだったのです。中略つまり、何かを強く信じるという行為が、人間のパフォーマンスを引き出すわけです。姿勢をきちんと作ると、横隔膜の動きが最大化されて、それによって脳にたくさん酸素が送り込まれます科学的には注意がそれて、それを戻すときに、脳が鍛えられる言われています瞑想のポイント「1姿勢を正す」、「2呼吸をゆっくり行う」、「3注意がそれたら、それた注意を呼吸に戻す」この三点だけマインドフルネス 仏教瞑想と近代科学が生み出す、心の科学の現在形 (別冊サンガジ...【熊野宏昭】バーチャルな現実を創り出す力によって、我々はあたかも過去や未来があるように感じてしまうわけです我々の心は勝手に動きます。我々が考えようとしなくても、思い出そうとしなくても勝手に心が反応して動くんですね。勝手に動くものは自分ではありません。中略コントロールできないものは、自分ではありません。自分の外側にある、外側で起こっているものです。じゃあ自分は何かというと、見ているほうです。見られている自分は自分ではなく、見て気づいているほうが、自分なんだ、まあそんなふうに考えてみたらどうでしょうか。観察者としての自己が自覚できると、脱フュージョンが可能になります。思考と、現実と、自分が別物だということに気づく、そういう瞬間がある。これが脱フュージョンが起こった瞬間です。我々の心のキャパシティーは意外と小さいんですね。ということは、その心のキャパシティーをあらかじめ使ってしまえば、考えるためのキャパシティーを残さないことが実現できます。マインドフルネスがいろんなものに気を配り、注意を分割するのは、思考を生まれさせないための戦略です。思考を生まれさせないように、気を配っているわけですから、現実はばっちり感じているわけです。これがまさにマインドフルネスです。【藤田一照】普通「I have a mind」と言いますが、仏教的には「Mind has I」なんですね。逆の考え方なんです。mindがIを作りだしているのに、Iは自分がmindを持っていると勘違いしている。それでは・・・・。
Oct 13, 2018
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格闘技に興味のある方には、もはや説明不要の人物“ヒクソン・グレイシー”。2000年代の日本における総合格闘技ブームはこの人から始まったといっても過言ではありません。こんな戦いかたがあるのかと、度肝を抜かれたものです。そんな彼が、「強さの秘密は心」だとこの本で語っています。一般人にもためになる金言がたくさんあったので、いつものように備忘録です。何かの問題に直面した場合、「これは絶対に解決できない」と考えたら、必ずその通りになる。なぜなら、その問題を本気で解決しようとはしなくなってしまうからだ。人生において、恐怖と幸福はしばしば隣り合わせだ“自信”は、意識的に獲得したり、身につけるもんではない。何かを成し遂げることによって、自然に手に入れる心理作用だ。人生において、私たちは最大限の努力をすることによって、素晴らしい結果を得ることができる。そして、それによって幸福を感じるのである。人生は、決して容易ではない。誰の人生にも、必ず幾多の障害が立ちはだかる。大きな困難に直面して、ひどく苦しむことがあるだろう。しかし、それで自分が命を取られるのでなければ、長い目で見れば、そのようなつらい経験も、自分の肥やしとなるはずだ。人は、何かを成し遂げることによって、幸福を感じる自分が好きなこと、自分がやりたいことを発見し。それが自分でもできるようになると、幸福を感じる。内面から湧き上がってくる力を感じ、自分を肯定的に評価し、自信を獲得する。日本は長い歴史と伝統を持つ国であるせいか、外国人の目には、何事につけて、人々が強い固定観念を持っているように映る。何かができるかどうか、してもいいかどうかを考える前に、「それは無理。できない」と決めつけてしまうことが多いようだ。人生では、いつも良いことばかりが起きるわけではない。それは、誰にとっても変わらない。その現実を認識した上で、いくつかの問題を抱えながら、幸福をつかむために最善をつくすことが重要なのだ。日本は、もっと個人個人への要求を和らげ、人にやさしい社会を作るべきだと思う仮に悪いことが起きても、それを受け入れ、ポジティブに捉えようと努力し、さらにそこから何かの教訓を得ようとしなければならない「世の中には、100%よいことも100%悪いことも存在しない。良いことのように思えても、必ずどこかに悪い面がある。それと同時に、悪いことのように思えても、必ずどこかに良い面がある」父エリオ人は、それぞれのやりかたで人生を眺めるものだ。非常に困難な状況にあっても「きっと、これから状況は良くなるぞ」と思う人がいるかと思えば、非常に恵まれた状況にありながら、「困ったな。これから状況は悪くなるぞ」と悲観する人がいる。心との戦い方 [ ヒクソン・グレイシー ]何かをする上で良い結果を出そうと思えば、まずポジティブな考え方をすることだ。中略ポジティブな考え方をして、ベストを尽くした上で、結果がどうなるかについては、神様に任せるしかない。自分が心配する必要はないのだ。それっぽいことを言う、なんちゃって専門家と違い行動が伴っていているだけに、なかなか言葉に重みがありました(笑)。格闘技ファンではない人にもおススメです。それでは・・・・。
Sep 17, 2018
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一言でいうと、家の中の不用品をバンバン“ヤフオク”や“メルカリ”で売りましょうって内容です。今までネットでモノを販売したことがない人は「やってみようかな・・・」と思えるような、そして最近は面倒くさくて・・・という経験者には(私がそうです)、「また、はじめるか~」と、やる気を起こさせせてくれるような解説。お金が儲かる新片づけ術 1カ月3万円のお小遣いも! (単行本) [ 宮軒 直子 ]脳が楽しようと囁く「こんなもの出しても、売れなかったら労力の無駄やし・・・」的なフレーズを、この本が押さえ込んでくれるかもです。さくっと読めるので、“断捨離”や“ミニマリズム”が実行できないとお悩みのかたにおススメ!あと、小遣いかせぎに興味があるかたにも・・・。うん、まさに一石二鳥!それでは・・・・。
Sep 3, 2018
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「3週間続ければ一生が変わる」がベストセラーになったロビン・シャーマさんの新作です。平凡な内容も多いのですが、ところどころに響く言葉が散りばめられています。サブタイトルは「幸運を呼ぶ78の英知」ってことで、分量的にも極めて読みやすい構成。この手の本を読んだことがない人でも、無理なく消化できるのではないでしょうか。ほんでもっていつものように備忘録。無償で手に入るものはありません。ただより高いものはないのです。人生で最良のものは、犠牲と献身をもとめます。寝すぎない寝れば寝るほど、もっと眠くなることに気づきませんでしたか?不思議ですね。でも、そうなのです。いい習慣は、たくましいオークの木のようなものです。それは小さな種として始まり、ある瞬間に蒔かれます。毎日ちゃんと育ててやらないと、すぐに死んでしまいます。でも、毎日少しずつきちんと世話をしてやれば、すくすく育ちます。やがてある日、木はほとんど折れないくらい頑丈になるのです。評論家たちは、大胆な思想家やすぐれた預言者の洞察力をいつも笑いますあなたの人生で起きたすべてのことはーいいことも、困難なこともーいまのあなたになるために必要だったのです。どうしてそれを悪者あつかいするのですか?中略われわれが失敗と呼んでいるものは、じつはオオカミの皮をかぶった成長のための教訓なのかもしれません。「困難だから、やろうとしないのではない。やろうとしないから、困難なのだ」ローマ時代の哲学者セネカ「成長こそ生の唯一の証である」イギリスの神学者ジョン・ヘンリー・ニューマンあらゆる恐怖のドアの向こう側にすばらしい贈り物が待っていて、そこには人間的な成長、自信、英知がふくまれているのです最善と考えていたことを手放してみると、もっといいものがやってくるスペースが生まれることもしばしばです。なぜなら、あらゆる終わりは真新しい始まりを迎えいれるからです。他人にどう思われているかは重要ではありません。肝心なのは、あなたがどう考えるかです。中略自画自賛に到達することなのです。1つ目標を持てば人生は一変する 幸運を呼ぶ78の英知 [ ロビン・S.シャーマ ]グッとくる言葉が多かったです。ためになりました。それでは・・・・。
Aug 18, 2018
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漫画家“わたなべぽん”さんの本。実生活で、部屋が片づけることができず苦労したという経験をもとに、書かれています(描かれていますかな)。面倒くさがりの自分を認めたら部屋がもっとキレイになりました 三日坊主の後回し虫退...「あとでまとめて・・・」というのが、諸悪の根源で「これも、これも・・・」と溜めていくうちに、もはや「何から手を付ければいいのかわからない」という悲惨な状況になるのだと分析。まさに、その通りだと思います。で、ずぼらな人間は、手間を簡素化できるものは普段から簡素化して、気になったことは「これぐらい、やっちゃおう」とすぐに済ませるのが解決策だと。私自身も普段から意識して自分のケツにムチ打っているので、これまたその通りだと・・・。習慣化してしまえば勝ちなのですが・・・、それまでがね~(笑)。ほんでもって、この本、モチベーションあがります。面倒くさがり屋さんにおススメです。それでは・・・・。
Aug 13, 2018
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またまた「うまくいっている人の考え方」で有名なジェリー・ミンチントンさんの著作。今回も、わかりやすい表現で心に沁みます。雨後の竹の子のごとく、日々出版される“なんちゃって自己啓発本”を読み漁るより、即効性があるかもです(笑)。ほんでもって気になるフレーズの書き出し。「自分は無価値な人間だ」というのは、子どものころに植えつけられた根拠のない思い込みにすぎないたとえどれほど大きなミスでも、自分のミスはすべて許す。人は誰でもミスを犯す。常にミスを避けることができるのは完璧な人だけだが、完璧になることができた人は、いまだかつてひとりもいない。私たちができるのは、常に自分を向上させることだ。「自分は運がいいから、心配する必要はない」と考える書くだけで問題を解決できるとはかぎらないが、理解しやすくなることは間違いない。自分の思いを文章として眺めると、思考が明晰になるからだ。内なる批判者のささやきは、あなたが物心ついて以来、親や権威者から言われてきたネガティブな意見の寄せ集めだ。中略内なる批判者は「過去」と「失敗」にこだわるが、あなたは「未来」と「成功」に意識を向けて生きていくべきなのだ。心の持ち方 完全版 (ディスカヴァー携書) [ ジェリー・ミンチントン ]私たちは完全に安定することはできない。「絶対の安定」というのは存在しないからだ。人生を完全に計画することなどできない。突然の意外な出来事を楽しみにしよう。ミスを犯した自分を責めるのではなく、そのミスから学ぶ物を多く持てば持つほど、生活は煩雑になる。必要以上に物を買うのはやめよう。巧妙な広告戦略に乗せられず、必要なものだけを買うようにしよう。広告主の目的は、企業の利益であって、消費者の生活の向上ではない。自分の才能を見つけるには、どうすればいいのだろうか?冒険すればいいのだ。今までと違うことに挑戦しよう。おススメです。それでは・・・・。
Aug 11, 2018
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「現実では社会に不当な暴力が存在し、それから身を守るのは法律でも良心でもなくケンカ術なのです」というのがこの本のテーマ。若かりし頃、先輩に連れられてケンカに明け暮れ、その後、全日本新空手道連盟や全日本キックボクシング連盟の旗揚げにも参加したという“士心館 館長 林 悦道”さんが著者。ケンカ術の科学 データと数式が示す不敗の構造 (Budo-RA books) [...実際のケンカでは、映画やドラマであるような“パンチ”でKOなんてのは、皆無らしいです。当てるのが難しい上に、当たったとしても拳を痛めてしまうのが関の山とか。 その他にも「格闘技や武術は審判の合図で始まり、ルールがあるので、ケンカとはまったくの別物」「逃げることも、含めて身を守らなければならない」「地面や壁を使うことで素人でもノックアウトできる。というかそれを使う以外倒せない」「相手の片目を見ると、こちらの気持ちが読めなく、ひとは恐怖を感じる」・・・というような、一般人が普段イメージすることのない内容を、思いのほか理論的に説明してくれています。ここに書かれているような状況にできることなら遭遇したくないです。が、そのときは、予備知識がないよりは少しだけ余裕がもてるかもです。実際には役に立たないでしょうけど(笑)。世間には、いろいろな“ハウツー”があるものだなと思いました。見聞を広げたい方には、おススメです。それでは・・・・。
Aug 4, 2018
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著者は最近、英会話本まで出した“Testosterone”さん。この人の本はついつい買ってしまいます。決してアカデミックな説明ではないのですが、言葉が刺さります(笑)。心理本や哲学書のお口直しにどうぞ。超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超科学的な理由 [ T...てことで、気になったセリフをピックアップ。自殺する前に筋トレ性格も強気になり「死にてえ」から「殺すぞ」に変わります!人間はじっとしていると悩みや心配を止められない生き物だ自分の事が嫌いな人は他の何を差し置いてでも自分を好きになる努力をしろ外見を磨く努力を一切せずに中身だけを見てほしいなんて甘い。中略ほこりだらけの商品見て「良いものかもしれないから買ってみよう」となるか?ほとんどの人が「なめてんの?商売する気ないなら買わね~よ」と思うよな。男性においては筋力の強さと自尊心の高さが比例する=筋力を増やせば自尊心も向上するどうしたら穏やかに過ごしつつも“危険な生物”として認識してもらえるのか?答えは簡単。筋肉です。 文武両道の人間は「良い習慣」を持っている筋トレで自信がつく理由上司も取引先もいざとなれば力ずくで葬れると思うと得られる謎の全能感どうしたらメンタル強くなりますか?「文句あんならぶっ飛ばしてやるから直接かかってこい」って思えるぐらいフィジカル強くしたら勝手に強くなるよ。メンタルはフィジカルの表面。フィジカル弱けりゃそりゃメンタルも弱いよ。“他人からどう見られるか”を気にすると不幸になる。幸せな人生を送るには他者承認から自己承認に切り替える必要がある。やる気が起きなくてもやれ。やる前は気が進まなくてもジムで筋トレして後悔する人、山登って山頂で後悔する人、マラソンを完走して後悔する人はいない。筋トレは「人は変われる」ということを教えてくれる自分自身と自分の体に対する自己評価が向上した=自信がついたと解釈しても問題ないだろうなんとわかりやすい珠玉の言葉!元気がでます。それでは・・・・。
Jul 28, 2018
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精神科医の斎藤茂太先生の著作。モノをため込んだり、散らかったままにしておくことの精神上の弊害を説いてくれています。特に現代社会において、情報の整理が大事であると。「時間があるときに読もう」と思ってストックしておいても“その時間”なんてやってこないのだと。これは、耳が痛いですね。私自身、「あとで読もう」と思って雑誌を捨てずに置いておいたり、WEBページをお気に入りにため込んだりしているので(笑)。これを打開するには、その時に読んでしまうか、読む価値があるのかないのかをその場で判断するしかないと著者は書いています。さしずめ打者がボール球を見極めるように。「大事な情報で、後で後悔するのでは?」と思う気持ちもわかるが、それは割り切るしかないと、縁がなかったのだと・・・。もう一つの方法は、期限を決めておいて、その時がきたら潔く処分することらしいです。上記の方法は、まさに解決策だと思います。時間は有限なのですから。実体験でも、ため込んで得したことないですしね。いや~ためになりました。増えていく雑誌とブックマークにお困りのかたには参考になる1冊かと思います。それでは・・・・。「捨てる」「片づける」で人生はラクになる (PHP文庫) [ 斎藤茂太 ]
Jul 21, 2018
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ベストセラー「うまくいっている人の考え方」で有名なジェリー・ミンチントンさんの著作。この人の本は、常識の逆をついたり、奇をてらったりした大げさな表現は一切ありません。至極まっとうな、それでいて「そりゃそうやわな~」と大きくうなづいてしまう言葉であふれています。ず~と頭の片隅に残るようなシンプルな言い回しは、何かしら、それまでの人生に影響を与えてくれそうなので、私は大好きです。ズバッズバッと切れ味鋭い哲学者の言葉も響きますが、“明日から使える”のは、このジェリー・ミンチントンかと(笑)。なんとなく人生、“モワ~”とした感じの人にはおススメです。ほんでもって備忘録。人生を挑戦の連続と考えよう 「世の中でかけがえのない存在になるためには、つねに他の人とちがっていなければならない」ココ・シャネル努力はいつか実を結ぶと信じよう。多くの場合、勝者と敗者の差は紙一重だ勝つために必要なのは、頭のよさではなく努力だ成功するためには失敗を繰り返さなければならない。人生とは、そういうものなのだ。心の持ち方は生まれつきではなく、長いあいだの習慣である悲観主義は心の習慣にすぎない。したがって物事を楽観的に考えるようにすれば、悲観主義と縁を切ることができる。内なる批判者その正体は、子どものころに親や学校の先生といった権威者から投げかけられた厳しい言葉の寄せ集めである自分の長所や成功体験を思い起こそう。内なる批判者に対抗するために、内なる支援者を育成するのだ。もし人類が逆境を経験しなかったら、文明は発達せず、私たちはまだ原始人のままかもしれない「ほとんどの人はチャンスを見逃してしまうのは、チャンスが作業服を着ていて、いかにも大変そうに見えるからだ」発明王エジソン私たちが暮らしている世の中は、毎日何かを学ぶ機会を提供してくれる巨大な教室である。私たちはその機会を「間違い」と呼んでいる。人に好かれようとして、人に嫌われるかもしれない自分の特徴をすべて取り除くと、自分のアイデンティティが喪失する誰もが他の人の生活を快適にできるスキルを少なくともひとつは持っている私たちは想像力を働かせて課題を実際よりむずかしく考え、「どこから取りかかっていいのかわからない」と悩む。問題は、先延ばしにすればするほど、むずかしく思えてくることだ。自分で調べる 専門家を妄信しない1.専門家どうしで意見が一致しないことがある。実際、専門家のあいだで意見が大きく分かれることが多い。2.一部の専門家の意見は時代遅れである。現代社会では情報が氾濫しているため、すべての情報に精通している専門家はおそらく存在しない。3.専門家の意見は時として有害である。たとえば、従来の方法に重大な欠陥があることが判明し、別の方法にとって代わられることがよくある。人生では何かがずっと同じままであることは決してない。生きることは絶えず変化にさらされることなのだ。恐怖を乗り越えて積極的に行動しよう。そうすることによって勇気が身につく。世の中には自分を向上させる必要のある人がたくさんいるが、それに気づいている人はほとんどいない。たとえ気づいていても、自分を向上させるために何かをする人はごくわずかだ。あなたはその少数派の一人になることができる。今日の自分に満足してはいけない。満足したとたんに進歩が止まるからだ。たいへんためになりました。それでは・・・・。自信の法則 [ ジェリー・ミンチントン ]
Jul 14, 2018
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心理学の本を多数執筆されている加藤諦三先生の“文章本”。テクニックを説いた内容ではなく、もう少し根源的なところにフォーカスした、一風変わった本なので、ノウハウ本を探しているかたには不向きかもしれません。ずばり、あらゆるジャンルでうまい文章が書ける人なんていないと。自分が興味あること、経験したこと、感動したことならいくらでも書けるはずだと。だから、そういう意味では、“文章の専門家”はいないのだというのが、まず前提で話が進みます。加藤さん自身、出版社から頼まれたテーマで書いたことはないのだとか。すべて自分が書きたい内容、書かずにはおれない内容で出版社に渡すらしいです。ヒット作がある作家さん以外なかなか真似できないことだと思いますが・・・。ほんでもって、文章が書けないという人は、「こう思われたい」「ああ思われたい」と自分を偽っているからだと手厳しい、でも腑に落ちる解析(笑)。唯一、技術的な方法として、頭で構成を考えてから始めるのではなく、とにかく書き始めるのだと。違うジャンルに派生したら、それはそれで、また別の内容としてストックしておけばいいのだと。たとえ文章が繋がらなくても・・・。そうしないと、思考スピードに追いつけないらしいです。う~んなるほど・・・。心理学が専門の人の“文章本”というだけで興味津々でしたが、期待に違わぬ仕上がりでした。それでは・・・・。加藤諦三の文章の書き方・考え方【電子書籍】[ 加藤諦三 ]価格:1000円 (2018/6/2時点)
Jul 1, 2018
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「反応しない練習 」でお馴染みの東大卒変わり種僧侶“草薙龍瞬”さんの新作。帯に「物語(ストーリー)で身につく仏教のノウハウ」とあります。てことで、今回はお話を使ってのアプローチ。 こころは、反応するのが好きなので、無防備にネットやメディアに触れると、あっという間に“毒されて”しまいますよと、承認欲や業に振り回されますよと・・・。端的に現代を生きる上で、気をつけないといけないことを指摘してくれています。今回も学びが多く、いい本だと思うのですが、私個人的には、物語形式の本って好きじゃないので“普通”に書いて欲しかったです。なんか、まどろっこしいですね(笑)。ま~それを差し引いても、十分読む価値はあると思います。何かとお悩みのかたは要チェックかと・・・。■「反応しない練習」~其の壱■「反応しない練習」~其の弐■「これも修行のうち。」それでは・・・・。自分を許せば、ラクになる。 ブッダが教えてくれた心の守り方 [ 草薙龍瞬 ]価格:1404円(税込、送料無料) (2018/5/29時点)
Jun 30, 2018
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またまた石井貴士さんの“1分間”シリーズです。今回は「イヤなことを忘れる技術」ってことで、誰もが知りたい内容です。イヤなことがあった場合、すぐに行動に移して、頭の中でグルグル反芻しない。具体的には空き時間が■10秒 口をあけて、上を向く■1分 イヤなことを紙に書いて、ごみ箱に捨てる■30分 一人でからカラオケに行く■1時間 マンガ喫茶に行く■2時間 美容院 に行く■3時間 映画館に行く■3時間以上 スーパー銭湯に行くまぁアカデミックな内容を期待されているかたには怒られそうですが、なかなか実践的かなと。イヤなことがあったときの行動パターンを事前に決めておくのがポイントだとか。あと、会社の上司と反りが合わないってよくありますよね?そんなときは、自分を責めるのではなく「上司が悪い」と考える。その根拠としてイチローのオリックス1年目、当時の土井監督に干されていたことや、マラソンの高橋選手も小出監督に出会うまでは、まったく目立たない存在だったことなどを挙げています。なるほど~。ずばり「プロ上司はいない」と。実務能力が高かっただけで指導者に据えるのが常ですが、人の能力を伸ばす才能まで備えている人間なら、とっくに組織から独立しているはずだと。「おっしゃる通り!」って感じですよね(笑)。軽く読めて、しかも気が軽くなる内容でした。おススメです。■「1分間決断法」■「『人前が苦手』が1分間でなくなる技術」それでは・・・・。イヤなことを1分間で忘れる技術 [ 石井貴士 ]価格:1512円(税込、送料無料) (2018/5/23時点)
Jun 14, 2018
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脊髄性筋萎縮症という難病で、超重度障害者でありながら心理カウンセラーを務める“池谷直士”さんの著作。それっぽいだけの“なんちゃって自己啓発本”とは言葉の重みが違います。“不満”や“不安”に押し潰されそうなかたは、是非、読んでみてください。ほんでもって備忘録。嫌いな人のなかにある嫌な部分は、必ず自分のなかにもあり、嫌いな人とは、自分が成長するために改善すべき点を見せてくれている人だったのです私たちは、誰かの気持ちを満足させるために生きているわけではないのです「期待は裏切られるためにある」と思っていたほうが楽に生きられます。自分で勝手に期待して、期待に応えてくれなかったからといって失望するのは、余りにも自分勝手な話です。ほめられることが好きな人は、人からコントロールされやすいのです嫉妬しやすい人は、「相手が見えないところでしている努力を見ようとしない」のです。逆に、嫉妬されやすい人というのは、「自分のよい部分ばかり見せようとしすぎている」のです。そもそも親であっても完璧な存在ではありません。子どもを持つことによって、親という立場を学んでいるのですから、よい親でない場合もほめられた親でないこともあります。人は、本質的に「誰かの役に立ちたい存在」なのですみんな自分のことで精一杯。あなたの恐怖心や自意識過剰な面なんて意識していません・・・。それでは・・・・。こう考えれば、もう少しがんばれる [ 池谷 直士 ]価格:1512円(税込、送料無料) (2018/6/2時点)
Jun 10, 2018
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天台宗ハワイ開教総長 荒了寛和尚の著作。帯に「磨きこまれた 珠玉のことば」とあります。「看板に偽りなし」とは、まさにこのことでしょう。胸に刺さりっぱなしです。特に「苦しみがなくなるのではない 苦しみでなくなるのだ」という文言は一生忘れないでしょうね~(笑)。ほんでもって備忘録。人はなぜ悩み苦しむのかといえば、「こうあらねばならない」と自分で自分を縛ったり、身近な人、あるいは他人さえも縛ろうとするからだといえるね。でも、この世界に決められていることなんて何もなく、何事も常に変化し続けているというのが本当のところなんだな。「生きる極意」のようなものがあるのかといえば、「自分で自分を縛らない」「物事にこだわらない」「人や物に依存しない」の三つがポイントはた目から幸せそうに見えても、悩みや苦しみのない人なんていないよ。人は自分の弱さを知って強くなっていくんだ。苦しみがなくなるのではない 苦しみでなくなるのだ人はなんで苦しむのかというと、自分では「思うようにならない」ことがあるからなんだ苦しくて当然 悪くてあたりまえと思っていれば どんな人生もなかなかいいものです善いことも悪いことも 上手につきあっていくんだね 二度とない人生だもの生まれを選ぶことはできないが 生き方は自分で選ぶものですつらい状況がずっと続くわけはないし、必ずチャンスがくると楽観的にかまえて、自分らしく生きることを基本にすえて、日々の生活が乱れないことが大事だよ子育てよりも、まず「自分育て」が先決でしょう。子育てはたいへんなことです。自分も育てられない人間が、子供を育てられるはずがありません。「生きるための手段」と「生きる目的」を混同してはいけません「ああ、今日はよくがんばったな」「ひとつ成長したな」という実感こそが、日々の喜びであり、自分らしく、そうした毎日を積み重ねることが、「自分を生きる」ことになるんだよ誰でも 生きていれば 誰かに愛され 誰かに嫌われているものですどうにもならないことを どうにもならないと 諦めるのが悟りです死ぬことに恐怖感を持ってしまうのは、おそらく、死そのものよりも痛みや苦しみをともなうことへの怖れと、なんの前ぶれもなく死が突然訪れることへの怖れがあるからだろう生きる価値があるから 生かされているんだ 生かされているから 一日一日ありがたいんいやいや、ほんとためになりました。それでは・・・・。こだわらないとらわれない [ 荒了寛 ]価格:1296円(税込、送料無料) (2018/5/31時点)
Jun 9, 2018
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借金を返済するために投資を始め、そこでメンターから500ページを超える課題図書を与えられ、それを読破するために速読を身につけたという“角田和将”さんの本。ややもすれば、速く読むことが目的のような内容の書籍が多い中で、この著者は必要にせまられて本と速く読むようになった方だけに、「読書を役立てる」という趣旨は最後までぶれてません。“フォトリーディング”や“眼を鍛える・・・” etc...て言われてもな~(笑)、とお嘆きの方には参考になるかもです。ほんでもって備忘録。読書に限れば、「読書速度」と「頭に残っている情報量」との間には、そもそも相関関係などないのです。読書速度と頭に残る情報量に関係がないのであれば、速く読んだほうがいい・・・再読すると、行動前に気にならなかった文章が、環境や経験値が変わったことで、目に留まる機会が増え、知恵を生み出せる本を読むことが文字情報をイメージに変換することだと考えると、その変換方法に違いがあれば、アウトプットされる内容も変わるのは自然なことです。中略同じ文章を見ても、文章から変換されるイメージ、つまり理解している内容は人によって変わるということです。自分に合う本を見つけるあくまで「読む」のではなく、「探す」目線を持つことがポイント覚えようとする癖を取り、気づきや閃きを探そうとする読み方に変えるコツが速読にあるのです。速読といってっも、普通に読んでいるときのスピードよりも速く読み取ろうとするだけで十分です。見て理解レストランにあるメニュー表を「読ませて」と言う人はほとんどいないと思います。中略つまり、メニュー表を見ているときにやっていることが、文字を「見て理解」している状態なのです。中略ペペロンチーノと書いてあったとしても、頭の中で音声化して「ぺ」「ぺ」「ロ」「ン」「チ」「-」「ノ」と1文字ずつ黙読することはまずありません。その言葉全体を見て、パスタのイメージが思い浮かぶはずです。つまりこれと同じことを文章でやっていけばいいのです。中略新聞記事の1行の文字数は紙面にもよりますが、大体11~13文字位になっているので、1行単位で「見て理解」する意識を持ち、目線を縦書きの文章に対して横に動いていくような見方をしていくと、文字数を意識せずに「見て理解」する癖づけができるようになるでしょう。言葉の単位で「見て理解」をするとき、慣れないうちは漢字で始まる言葉と接続詞、文末の言葉だけに注目して、それらの言葉の間に書かれている助詞的な言葉には意識を向けないようにすると、取り組みやすくなるでしょううる覚え箇所を検索する感覚気になっていた箇所を見つけたら、その箇所と周辺の文章は普通のスピードで読んでくださいインターネットが普及した今の時代、本を読む意味は、むしろ「何を知ればいいのか?」、それに気づかせてくれるところにあります本の内容を完璧に覚えるより、たった一つでも閃きが得られることのほうが、社会人にとっては、本当の意味で本を活かせている状態になります本を読んでいたときには、しっかり覚えたと思った内容であっても、自分の言葉で説明しようと思って文章に書くと、曖昧に理解しているところが浮き彫りになることがあります。中略「読むまでが読書」ではなく「書き出すまでが読書」と心がけてください。他の著作も読んでみようと思います。それでは・・・・。速読日本一が教える すごい読書術 短時間で記憶に残る最強メソッド [ 角田 和将 ]価格:1512円(税込、送料無料) (2018/5/26時点)
Jun 3, 2018
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アマゾンでは、辛口の評価が多い“石井貴士”さんの著作。私はわかりやすくて好きなのですが・・・。今回も、「悩んでいる時間が人生で一番無駄だ」というスタンスから、即決できる方法をズバッと提案してくれています。本の中で、自分の決断軸にしたいことを、ノートに書き留めていったのです。中略そんななか、毎日のように繰り返し見たり、言葉探しをしたりしていると、本当に自分だけの決断軸ができてきたのです。正しいものを選ぼうとするのは「判断」です。間違ったものでも勇気を持って選ぶのが、「決断」です。少し考えてもゼロ秒で決断しても、今のその人の力量以上の決断はできないのですわからないということは、理屈を超えているということです。理屈を超えたときに働くのが、直感です。人生において必要なのは、時間です失った過去よりも、未来を見よう決める前の人生よりも、決めた後の人生を大切にする判断には、どちらが正解かが存在します。決断には、どちらが正解かは存在しません。選んだあとに、あとから強引に正解にしていくのが、決断なのです。決断には、正解、不正解は存在しません。あくまで「あなたがどう考えるか」という自分軸だけで、決めていくのです。他人軸、世間軸よりも、自分軸で決めるのが、決断です。今回も、わかりやすい(笑)。それでは・・・・。【バーゲン本】一瞬で人生が変わる!1分間決断法 [ 石井 貴士 ]価格:756円(税込、送料無料) (2018/5/18時点)
Jun 2, 2018
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これまたメンタリストDaiGoくんの本です。彼の説明は非常にわかりやすい。動画で話している感じは、あまり好感をもてませんが(笑)。今回の本もご多分に漏れず、理解しやすい上に、実践的です。特に“マインドセット介入”という考え方は、すぐにでも使えるので、何かとストレスをお抱えのかたには参考になるかと・・・。ほんでもって、備忘録です。ストレスはほとんどの場合、「自分をよく見せよう」「自分の感情を抑えよう」と思ったときに起こりますエクスプレッシブ・ライティング毎日、仕事が終わったあとや寝る前に、自分の感情を20分間書き出す。感情を20分書き出すだけで、メンタルが強くなり、ストレスが大幅に消えていきます。中略そうやって残したものは、「今日はイヤなことあったな」「不安を感じるな」と思ったとき、数か月後や1年先に読み返します。すると本当にどうでもいいことが書いてあったりして、「なんだ、こんなつまらないことで悩んでいたのか。1年たったらどうでもよくなるんだな。じゃあ今のこの悩みも大したことないだろう」と思えて、気が楽になるのです。ストレスを味方に付ける「ストレスは心や体に害があるもの」と考えるのではなくて、「ストレスが自分に成長をもたらしてくれる」と考えることストレスは、避けようと思えば思うほど、悪い影響もたらすちょうど、運動によって筋繊維が切れ、それが回復することによって筋肉が強く大きくなるように、人間の心もストレスにさらされ、ダメージを受けて回復することで強くなれる大事なことは、ストレスを味方に付けるために、ストレスから学ぼうという姿勢を持つことです失敗は武器になる現在のリスクを取ることは、将来のリスク回避につながる過去の体験の意味というのは、あとからいくらでも変わってしまうのです失敗が怖いのは誰でも、同じ。それでも、逃げずに挑戦する人たちは、逃げると先々がより厳しくなることがわかっているだけです。ポジティブなマインドセットが行動につながり、自信を生み、雪だるま式にどんどん効果が大きくなっていくたとえ日々の仕事にやりがいや面白さを感じられないとしても、「こんな仕事なんの意味もないや」と思うよりは、「今はつらいけど、自分のプラスになるはず」「この経験はあとで役に立つ」と考えるようにしましょう自覚的になるマインドセット介入ストレスがたまっていると感じたときに、それを口に出す・・・中略「あ、やっべー、ストレスたまる!」という感じで、楽しそうに言うのがコツです。「今、ストレスを避けることによって、より大きなストレスが待っている」と気付く中略ストレスを避けた場合の代償を想像し、「よりストレスの少ないほうを選ぶ」という人間の「弱さ」をうまく利用して、挑戦する勇気を引き出すのです自然界では、誰かにジロジロ見られているときというのは捕食者に獲物として狙われているときです。ライオンはシマウマのことをジーッと睨んで狙いますが、シマウマはライオンのことを睨みません。そんな暇があったら逃げるでしょう。ジッと見られるというのは、そもそも生物にとって命に関わるプレッシャーになるのです。感受性が発達した内向的な人が、それをイヤがるのは正しい反応だとも言えるでしょう。記録とリスクを常に更新し続けること。毎日、今日はどんな変化を起こせたかを記録し、翌日には、前日とれなかった新しいリスクをとることを目指すのです。(※ヴァージン・グループの創始者リチャード・ブランソンが実践、部下にも指導)人間はマルチタスクが苦手隠したい感情がある場合には、自分の意識を相手に向ける瞑想呼吸に集中した分だけ、将来に向ける意識が減り、それだけでも余計な不安が減少する瞑想で前頭葉を鍛えるポジティブかネガティブかは、普通は性格の問題だと思われています。しかし、脳科学的に見れば、ネガティブな感情の処理能力の高い状態のことをポジティブというのであって、性格とは違います。小さな自制を毎日続けることによって、少しずつ前頭葉を鍛えていくできるようになる人今できないことと、未来永劫できないことは別だと考えられた人です。ずっとやっていればいつかできるようになると考えた人です。めちゃめちゃためになりました。それでは・・・・。■「幸せをつかむ言葉」■「メンタリストDaiGoの心を強くする300の言葉」■「メンタリストDaiGoのポジティブ辞典」■「すっごい呪文」■「直観力」■「ポジティブ・ワード」■「メンタルサプリ」■「ウィルパワーダイエット」ストレスを操るメンタル強化術 [ メンタリスト DaiGo ]価格:1404円(税込、送料無料) (2018/5/18時点)
May 26, 2018
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著者は、京大卒・元「日本一のニート」※帯に記載(笑) pha(ファ)さん。「効率的な学び方全部のせ!」というコピーに釣られて購入。本人が大事にされている勉強の鉄則は次の3つだとか。その1 「習慣の力」でやるその2 「ゲーム感覚」でやるその3 「楽しいことだけ」やるこれらのことを、ことこまかに説明してくれています。看板に偽りなしの、素晴らしい内容でした。ほんでもって備忘録です。心の余裕「自分は2年前のあの日に死んでいたはずで、今生きているのはボーナスステージ的なオマケだ」と思ってみる考えていることを言葉にすると、考えが前に進む書くというのは、過去の自分や未来の自分と相談ができるタイムマシーンのような行為でもある欠損はときに「天才」を生む選択肢が多すぎて何でもできると、逆に何をしたらいいのかわからなくなってしまう想像力や創造性というのは、限られたリソースの中で何とかやりくりしようとするときに生まれる読んだものをもう一度読んだりわかったことを書き出したり自分が書いたものをまた読んだりを何度も繰り返すことで、情報が自分の血肉となってくるそもそもノートやメモというのは、頭の中の内容をとりあえず紙の上に移動させることで、一時的に頭を楽にしてやるためのものだ復習というものは長時間やるよりも、短時間のものを何度も繰り返したほうが記憶に定着しやすい本を読むのに疲れたら、覚えたいことを3つ選んで紙にメモして、その紙をポケットに入れて散歩することにしている中略人間が直感的に把握できる数が3つまでだからなのだ人間はすぐ刺激に慣れる中略紙を貼る場所を定期的に変えたり、紙の色や大きさを変えたり・・・中略勉強というのは、情報を無視してラクしようとする「脳の飽きやすさ」との終わりなき戦いなのだ本を読むとき、本の中に一つでも「へ~」とか「よい」とか思う箇所があったらそれで十分に価値のある読書だ適当に自分の都合のいい部分だけ読んでも怒られないのが、本のいいところだその本を読んで自分が気づいたことや考えたことを、自分の言葉で表現してみる。「なんかいいな」と漠然と思っているだけでなく「〇〇が△△だからいい」と、きちんと言語化してみると、その知識は自分のものになる。「どうすれば、まったく予備知識のない他人に伝わるだろうか」ということを真剣に考えて文章を書くと、自然に自分の理解も深まるのでよい人が本をおもしろいと思うのは、「自分もそうじゃないかと思ってたんだ」という内容を本の中に発見するからだ本には活字しか存在しない。情報量が少ないので、書かれていない部分を自分の想像で補完するしかない。そのため、同じ本を読んでも各人各様の感想が生まれるのだ。要は「みんな自分の見たいものしか見ない」ということでもある。自分に本当に必要な本というのはすごくおもしろく読めるものだ情報に自分なりの「色」を付けてやると記憶に定着しやすくなる本を読むよりも誰かに直接教えてもらったことのほうが記憶に残りやすいのも、情報に話し手の色が付いているからだ。僕がブログや本でこんなふうに文章を書いている最大のモチベーションは「自分がもっといろんなことをわかりたいから」だ。「誰かに読んでほしい」とか「収入につながる」という理由は、なくはないけどオマケのような感じだ。誰も「無」から何かを作り出すことはできなくて、すべてのものはそれ以前の何かの影響の集合体だ天才と呼ばれるような人は、大体ものすごくアウトプットの量が多くて、その中では駄作もたくさん作っている言葉にするということは、自分のものにすることなのだ夏の暑いときに、「『熱い』って口に出して言うと余計暑くなるから、『暑い』って1回言うごとに罰金100万円だ」などと言う人がいるが、それは間違っている。「暑い」ということで、感じている苦しさは少しマシになる。「暑い」と口に出すことで「今感じているこの苦しさは『暑い』せいなんだ」という確認する効果があるからだ。人間は原因が確認できると少し安心できる。僕は、やる気がしないときには、ツイッターに「だるい」「やる気がしない」「今日はあかん」などと書くようにしている。「だるい」とか「できない」という気持ちを文字にすることで、自分の中のだるさやる気のなさが書いた文字にいくらか移動して、少しだけ体が楽になるような感覚があるのだ。行動を起こすとそのあとからやる気がわいてくる「人間臨終図巻」山田風太郎を読んで自分の今の年齢で死んだ人の死にざまを見ると、「せっかく生きているんだから何かやろうか」という気分になってくる仕事や遊びの誘いも、「予定は空いているけど、体力がなくだるいから」という理由で断ることが多い。そのせいで収入や人との交流が減ったりするけれど、「それは自分の限界だからしかたない」と考えている。学び方、覚え方について、非常~に参考になりました。それでは・・・・。人生にゆとりを生み出す知の整理術 [ pha ]価格:1404円(税込、送料無料) (2018/4/21時点)
May 19, 2018
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「うまくいっている人の考え方」がベストセラーになったジェリー・ミンチントンさんの第二弾にあたる本のようです。「うまくいっている人の考え方」がとても簡潔で読みやすい分量でしたが、これはそれを“補完”する感じと言えばいいのでしょか?主張はそのままで、より詳しい説明がなされています。この人の著作は、妙に説得力があるので、私のお気に入りです。心理学者のロジックとデール・カーネギーの洞察を足して2で割ったような・・・。とにかく響きます(笑)。ほんでもって、備忘録です。私たちが自分に対してどうふるまうかによって、他人は私たちに対してどうふるまえばいいかを判断する。私たちが自分を好きになれば、他人が私たちに接する態度も改善される。経済、職業、人間関係などのどの面においても、自分がその恩恵に値する人間であると信じるときにだけ、人生は向上する。もしそう信じないなら、いくら変化を遂げても欲求不満が募るだけだ。現代の教育システムを通過することの重大な結果の一つは、他人と歩調を合わせてやっていくことが大切だと信じるようになることだ。こうして私たちは、「調和」という名のもとに自分の個性を抑圧することを覚えた。これまでの人生で起こった変化を注意深く思い起こせば、いいことをもたらしたのは変化の過程であることがわかるだろう タルトハング・トゥルク 思想家私たちがとる膨大な種類の行動のなかで、本能的におこなっているのはほんの少ししかない。大部分は他人の行動のまねをして身につけた行動様式である。自分を受け入れることを妨げる最大の壁は、自分が他人の目にどう映っているかを絶えず気にすることである他人からの評価は自己評価よりも正確で事実に根差しているだろうか。そんなことは恐らくない。彼らの認識は私たちの認識と同じように偏っている。ただ、その偏り方が異なるだけだ。他人の意見を気にすることは非生産的である。何の見返りもなく、悩みが増えるだけだ。他人が私たちの欠点をどう見ているかを想像しようとすると、それが実際以上に大きく思えて深刻な様相を帯びてくる。私たちが他人からどう思われているかに思い悩んでいる一方で、他人も私たちからどう思われているかに思い悩んでいる。悩みを抱えて苦しんでいるのは自分だけだと思い込んでいるのは、自分の悩みばかりが気になって他人の悩みにはあまり関心を示さないからだ。中略自分の問題が特殊なように思えるのは、自分のことばかり考えているからだ。他人に好かれてボーナスがもらえるわけではなく、多くの人に好かれたからといってより善い人間になるわけでもない。現実的な観点からすると、すべての人に好かれるべきだという理由もなく、私たちが彼らを好きになるべきだという理由もない。幼い子供は別として、恥ずかしくて人に言えないような秘密を持っていない人や自分の秘密が最低最悪だと信じていない人は、この世の中には一人もいない。世間に暴露されても平気でいられるほどの、まったく汚点のない人生を送っている人はどこにもいないのだ。私たちは自分が他人と違っているという理由で落ち込むことがあるが、むしろ喜ぶべきなのだ。もし私たち全員が似ていれば、人生は耐えれないほど退屈になる。私たちは人間として価値がない存在ではない。まだ物心がつかない幼いころか、理論的に反駁できない若いころに、そう思い込まされただけなのだ。私たちは自分を責める習慣を取り除く必要がある。自分の在り方を批判したり嫌ったり拒絶したりしても、何の向上にもつながらない。中略自分を含めてこの世のすべての人が欠点を持つ不完全な人間であり、ほとんど毎日何らかの過ちを犯しつづけて生きているという事実を認めよう。他人に認められたいと思うことの害他人によく思われたいと決意した瞬間に、私たちは思いどおりの生き方をする自由を失う他人からどう思われているかを心配すると、緊張のあまり、自分が今していることに専念できなくなる。例えば、私たちは人前で話すときによく緊張するが、その原因は、聴衆に情報を提供したり楽しませたりすることよりも、自分が聴衆にどういう印象を与えているかに気をとられているからだ。私たちが他人に認められようとするのは、自分で自分を認めていないからだ必要なのは、他人に好かれることではなく、自分について気分よく生きるためには他人に好かれる必要などまったくないことを理解することである。要するに、自分で自分を認めることが大切なのだ。私たちが下すすべての決定は、私たちが自分の生活環境や基礎知識や問題意識に基づいてそのときにできる最善の決定である他人に行動様式を改めさせようとするなら、そうしたほうが特になるという根拠をしめさなければならない自分と他人を比較することによって自尊心を得ようとすることは、自尊心の源を他人にもとめることだから、他人への依存という結果を生む。自分が価値ある存在だと感じるために他人の失敗をあてにすることは、自尊心を低めることにつながる。この世には完全も確実性もない。したがって、それが見つかることを期待するのは不合理だ。 ジェラルド・クランツラー 心理学者私たちを最初に批判した人である親からすでに離れて暮らしていても、あるいは死別していても、彼らのの言葉は私たちに染みついている。私たちは想像上の不完全についての記憶に基づいて心のなかに「批判者」とつくり出し、自分で自分を批判する。完全主義が望ましくて達成可能な目標だと信じると、どうでもいいことに多くの時間を浪費するようになる。ささいなことにまで気を配り、比較的短時間ですませられるはずの簡単なことにのめり込んでしまう。中略すべてのことに完全を期そうとすると、優先順位がつけにくくなる。自分の能力だけでなく判断力までも信頼できなくなるために、優柔不断になりやすくなる。完全主義者は達成可能な目標を立てるのではなく、理想の解決策を模索する。すべての問題に完全な答えがあり、がんばればきっとそれが見つかると信じている。完全主義者は自分の外見や行動、態度などが完全でないと思っていつも気にしている。自分がどれだけ完全であるかによって自分の価値を判断するから、自分を十分好きになれない。ありのままの自分に価値を見いだすことができず、小さいころに押しつけられた不合理な理想に応えようとして不相応な価値観を追い求める。私たちは完全を求めることで自分を厳しく限定してしまっている。というのは、自分が完全でないことを恐れるので、十分うまくできると確信できることだけに取り組むように自分を限定し、自分が完全でないことをあらわにするおそれがあることを注意深く避けるからである。完全であることは完全主義者の目的ではなく、目的を達成するための手段にすぎない。本当の目的は、小さいころに親から与えられなかった無条件の愛を得て、受け入れられることなのだ。私たちは、親を喜ばせる能力と自分の人間としての価値を同一視することによって完全主義に固執するようになった。中略完全であることを切望するのは、それが望ましいからではなく、それによって自分の「正しさ」と「存在価値」が確認できるように思っているからである。自然が真空状態を嫌うのと同じように、心も空っぽの状態を嫌う。変化を容易にするために、このことを思い起こそう。悪習を排除したいなら、それを良い習慣と入れ替えればいいのだ。自分の人生がコントロールできるようになると、自分をそれまでよりも高く評価できるようになる 心はしもべとしては素晴らしいが、主人にするには好ましくない私たちの不満の根本原因は、持っているものより、持つべきだと信じているものにあるようだ。たとえば、満たされない願望、遂げられていない野心、実行できていない計画などだ。つまり人生で期待していたことの多くが実現していないことに不満の根源があるのだ。将来に関する確実性について言えることは、どんなに注意深く計画しようと、予期していることと予期していないことの両方が起こるということだけだどんなに否定的に見える出来事からでも肯定的な要素を見いだすことができる悲観主義者はすぐに「これは悲惨な状況だ!」と悲鳴を上げるものだが、楽観主義者は「この状況をどうすれば私の利益になるように生かせるだろうか」と考える自分の身に起こった出来事を自分の有利になるように解釈できれば、生きていくうえで主導権が握れるいろいろ気づかせてくれる、ためになる内容でした。それでは・・・・。
Apr 28, 2018
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著者は、ビリギャルで有名になった塾講師“坪田信貴”さん。ヒット作もあるし、軽いタッチの表紙なので、ありきたりの勉強本なのかな~と思っていました。が、ところがどうして、ズバッと直球なので、驚きです。最近は、売れるがために、さも簡単に結果が手にはいるようなタイトルや謳い文句の本が店頭にあふれていて、私もついつい“甘い言葉”つれれて手に取ってしまいます。坪田さんは、「そんな魔法のような方法はない」とはっきり断言。試行錯誤しながら見つけるしかないのだ、それで手に入れたやりかたこそ「世界に一つだけの勉強法」なのだと、厳しい現実を述べています。そりゃそうですよね~。目が覚めました(笑)。誠実な人柄を感じました。彼の他の著作もチェックしたいと思います。ほんでもって、いつものように備忘録。世間には勉強法について書かれた本が山ほど出版されています。中略ただ、ここで注意しなければならないのは、それらはあくまで「ある特定の人の成功体験を元に確立された方法」であるということ。その人にとっては素晴らしい方法でも、必ずしもあなたに合う方法かどうかはわかりません。「長時間勉強」がエライ、という誤解物事は、「短時間で目的を達成するほどエライ」のが鉄則勉強の目的僕は究極「個人の成長」だと思っています。成長とは、「できなかったことが、できるようになること」です。あらゆることにチャレンジしてみる。そういうと、「色々試さないといけないの?面倒くさい・・・」とガッカリした人も多いと思います。それはきっと、「こうすれば勉強が必ずうまくいく!」という、この世に唯一にして最強の勉強法があって、僕からそれを教えてもらえるらしい、と思っていたからでしょう。しかし、残念ながらそんな方法は存在しません。どんな土でも立派に作物が育つ魔法のような種はないのです。僕は常々、そういう「魔法」を求めている人が多すぎると感じます。自分にあった勉強法は自分でさがそう「科学と情熱の融合」こそが成長の秘訣人は理屈だけで動ける生物ではありません。その証拠に、「感動」とうい言葉はありますが、「理動」という言葉はないでしょう。勉強の目的は成長であり、それは他者との比較ではなく自分自身の改善である言語にせよ計算にせよ身体技能にせよ、人は「繰り返し」によって、要領を習得し、「積み重ね」によって優れた能力を備えるようになります職業選択自分の技能をニーズのあるところで生かすそもそも自信には、根拠など必要ありません。すべてのことは、やってみない限り、どんな結果が出るかわからないものです。中略過去の成功体験は必ずしも未来には繋がりません。そう考えれば、「根拠」などというものに意味などないとわかるでしょう。中略根拠のない自信を持ち、腹を決めて進んでこそ、実績が得られるのです。「自分ならどうする」と考えるのが、興味のモト自分が日々変わりゆく以上、勉強法も同じやり方を漫然と続けていてはいけませんその時の自分に応じて、一番やりやすく、成果が出る方法に微調整し続ける - それが「世界に一つだけの勉強法」です「理解」とは「人に説明できるようになる」こと人は「ちょっと苦労して手に入れる」ことにこそ、喜びを感じる生物です。勉強も同じです。その瞬間はハードでも、それを超えて理解に到達すると面白い、やめられない、となるのです。「今までこれでやってきたのに」サンク・コスト効果うまくいかなかったことをダラダラ続けても埒はあきません。過去の損は過去の損。これから取り返せばいい、と割り切ること。日記が続かない人は、日記をつけるのが面倒くさくなるような「~しないと」を作り過ぎているのですどれくらい時間的余裕があれば、勉強しようと思いますか?僕は250人にこの質問をして、平均値を出しました。結果、人は「だいたい2時間ぐらいあれば、勉強しようと思う」ことがわかりました。しかし、ここからが大事なのですが、そんな日は待っていてもやってこないのです。中略「少しでも時間ができれば勉強する」というモードに切り替えましょう。いやいや、ためになりました。それでは・・・・。世界に一つだけの勉強法 [ 坪田信貴 ]
Apr 8, 2018
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メンタリストDaiGoくんの片づけ本。本屋さんにあふれている“断捨離”や“ミニマリスト”系の書籍とは、ちょっと毛色が違います。片づけ自体を目的にせず、何のためにものを減らす必要があるのかを、心理学、脳科学を使って説明してくれています。何事においても、理由が明確なほうがぶれませんので、非常にためになる内容なのではないでしょうか。ほんでもって、いつものように備忘録です。幸福な人とそうでない人の違いそれは、限りある時間やお金、体力や注意力といった自分のリソースを、人生において達成したい目標に集中できているかどうか、ですとりかかりのステップを減らし、初速を最大化するためには、モノを減らすことが重要人間は、とりかかるときに必要な時間を20秒短縮するだけで、それを習慣化できる。逆に、20秒余計に時間がかかるようにするだけで、習慣をやめられるー。 ※心理学者ショーン・エイカー持っていることでお金や時間、感動といったリターンを生まないモノは捨てる。あるいはそもそも買わない。本来の片づけとは、大事なもの、持ち続けるモノを選ぶことです。必要なモノをまず選んでしまえば、それ以外は自動的に捨ててもいいモノということになります。つまり、捨てるべきモノを選ぶ技術などいらないのです。本を最初から最後まで、愚直に目を通してはいけません。まず読む価値がある本か、ない本かを即座に判断し、読むべき本に時間を集中して使えるようになることです。「モノが勝手に減っていく7つの質問」質問1:「いったん捨てたとして、これを買い直すか?」(買い直思考)質問2:「長期旅行に持って行きたいモノか?」(トラベラー思考)質問3:「誰かが買ってくれるとしたら売るか?」(ネットオークション思考)質問4:「あの日に戻れたとして、やはりこれを買うか?」(タイムトラベル思考)質問5:「お金が無限にあったら、本当にこれを買うか?」(大富豪思考)質問6:「これを何回我慢すれば、ほしいモノが買えるか?」(ほしいもの変換思考)質問7:「3年、5年、10年経っても必要か?」(ロングスパン思考)捨てられないときは、「買い直したいか?」と問いかけてみる。ゼロベースで、本当に欲しいモノを選び直す。ダイエット食品・怪しげなセミナー・マルチ商法にお金を注ぎ込み続ける人それを買ってしまった自分の失敗を認めたくないから、「これはとても効果があるんだ」と自分を信じ込ませて買い続ける。自分は間違っていないことを証明するかのように・・・。中略過去に自分がしてしまった、間違った選択を振り返ることです。そのための簡単な方法がタイムトラベル思考で、「あの日に戻れたら、これを買うだろうか」と自分に問いかけるだけでいいのです。お金が少ないからこそ、人は衝動的に安いものをたくさん買ってしまうのです。中略「お金が無限にあったら、これを買うか?」と自問するのは、「本当にこれは自分にとって一番いいモノなのか」と考えることです。自分にとっての不用品商品化されていうるモノなら、必ずどこかにニーズがあるものですモノには適正な分量があります。モノが減っても、その分時間が減ったり、快適さが失われたりするのでは人生の最大化にはつながらないのですホコリの発生源は家の中にあるタオルや衣類などの繊維です。つまりモノを減らせばホコリも減るということです。日曜品を統一することで得られる整頓された印象、片付いている感じは、意外に大事です。ぐちゃぐちゃとした統一感のない環境で、生活すると、人間の集中力は奪われるからです。将来のこととなると人の判断は楽観的になるいやいや、今回も学べました。それでは・・・・人生を思い通りに操る 片づけの心理法則 [ メンタリストDaiGo ]
Apr 1, 2018
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度々、紹介している榎本博明先生の著作。「何がしたいかわからない・・・」「もっと充実した日々を送りたい・・・」「生きてるっていう実感がほしい・・・」「自分らしい生き方がしたい・・・」etc.てかたに第1章 自由な時代の「生きづらさ」と「生き方探し」第2章 「自分らしい生き方」とは「探す」のでなく「つくる」ものだ第3章 考えるよりも、まず動いてみよう第4章 人生の意味づけ方第5章 悩むことが悪いのではない、悩み方が悪いのだ、前向きに悩もう以上のような内容で“道”を示してくれています。この人の説明は本当にしっくりきます。飛びつきたくなるような“きれいごと”ではなく、それでいて“突き放す”ような文言でもなく・・・。真実に近いような・・・とでも表現したらいいのでしょうか。ほんでもっていつものように備忘録です。ちょっとしたひと言が心に刻まれることで、気持ちがフッとラクになることがある。フットワークが軽くなることがある。何かが見えてくることがある。言葉の力を信じて、自分の「生き方」をつくっていこう。「らしさ」の崩壊「らしさ」による縛りが緩んだことで、私たちは自分に形を与えてくれるシナリオを失ったのだ昔の人は、シナリオを与えられていた、それをもとに演じ方を工夫して、良い役者を目指せばよかった。現代人は、シナリオを与えられないため、良い役者である前に、良いシナリオライターを目ざさなければならない。自分らしい味つけをしてみる。直球に変化球を混ぜてみる。それは基本がこなせるようになってからでいい。変わることを恐れない、それが自分らしさを手に入れる条件だ今の仕事が自分に向いているのかどうかわからない。だから何となくやる気になれない。自分に向いているとわかればやる気になれるのに。順序が逆だ。いくら考えても自分の適性など見えてこない。何かに全力でぶつかることで、自分の強みや弱みが見えてくる。それが適正を知るということだ。映画の意味は、映画自体にあるのではなく、見る側の心が生み出すのだ。日々の生活も同じだ。何歳になっても意外な自分を発見する。自分はこんなふうにもやっていけるんだとわかったり、自分にも、こんな激しいところがあったんだと驚いたり、こういう生き方は自分にはちょっと合わないと悟ったり、自分で勝手に限界を設けていたことに気づいたり。私たちは生き始めると、考えることを忘れる将来は予測できるはず。結果を予測することでより良い選択ができるはず。そうした誤った信念が決断を鈍らせ、行動力を奪う。中略やってみなければわからない。そう開き直ることだ。開き直りが推進力となって力強い行動力を生む。情報検索するよりも、自分の感覚と直感を頼りに動いてみる。情報に頼らずに、思い切って現実に飛び込んでみる。何をするにも「させられ感」をもつ人がいる。それでは人生は面白くない。中略人生を面白くするには、さの「させられ感」を能動的に変えていくことが必要だ。人生を面白くするには、その「させられ感」を能動的に変えていくことが必要だ。自分の人生の主人公は自分自身だ。人生劇場の脚本家も自分自身だ。自作自演の世界を生きている。それならもっと能動的に動けるはずだ。人生は偶然によってつくられる。問題はそれをどう生かすかだ。身に降りかかる出来事が私たちの生きる現実をつくるのではない。私たちの受け止め方のクセが私たちの生きる現実をつくっているのだ。だれもが過去の影響を受けている。生い立ちの影響を受けない人はいない。中略過去のもつ意味は、今ここで自分が決められるのだ。幸せな人はポジティブ幻想をもつ。人生の成功者はポジティブ幻想をもつ。ものごとを自分に都合よく歪めて知覚する。自己の探求、それは過去経験に対して納得のいく意味を与えることだ自己嫌悪を感じたら、「自分は向上心が強いんだ」と思えばいい。気に病むことなく、理想の自己像を追い求めよう。人間は安楽を求めるものだという考え方がある。だが、安楽の行き着く先は、死にほかならない。中略しかし、私たちは安楽だけでは物足りない。生活に張りを求め、刺激を求める。「行きたい」という気持ちは、安楽では満たされない。困難を乗り越えたときの爽快感。大仕事を成し遂げたときの達成感。そこに至るまでの張りのある時間。現実との軋轢が成長のきっかけとなる。現状の自分のやり方では通用しない。それが現状を乗り越えようとする動きを生む。中略現実との軋轢があるからこそ、そこに喜怒哀楽が生じ、味わい深い人生がつくられていく。苦しくなかったら人生じゃない。劣等感があるから成長できるいやいや、いつもながら響く言葉の数々。ためになりました。それでは・・・・。自分の「生き方」をつくる59の言葉 「何をやるか」より「どうやるか」 (単行本・ムック) / 榎本博明/著価格:1296円(税込、送料別) (2018/2/11時点)
Mar 17, 2018
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偉人から政治家、詩人、スポーツ選手、タレントまで、ジャンルを問わず心に刺さる名言を集めた本。私はこの手の本が大好きで、ついつい手に取ってしまいます。なんとも思わない言葉も多いのですが、タイトル通り「ガツン」ときた文言はに関しては、それを発した人の本を探して読むってパターンで、こういう書籍を利用しています。この本も1000円しないので、その利用価値からするとかなり“お値打ち”かと(笑)。ほんでもって1240から独断と偏見で37を厳選したので、いつものように備忘録です。人生とは今日一日のことである - デール・カーネギー自分にはできないかも知れないと恐れに正面から立ち向かうたびに、あなたは強さと自信と経験を勝ち取るのです 老いは怖くない。目標を失うのが、怖い。 - 以上 エレノア・ルーズベルト 大統領夫妻・人権活動家人生で犯しがちな最大の誤りは、誤りを犯さないかと絶えず恐れることだ - エルバート・ハバート 作家君の立場になれば君が正しい、僕の立場になれば僕が正しい - ボブ・デュラン理不尽を前向きにとらえるためには、そこにおもしろさを感じられるかどうかも大きなポイントになると思う。そう、見方を変えれば、理不尽は「おもしろみ」ととらえることもできるのだ。 -平尾誠二 元ラグビー選手健康な人には病気になる心配があるが、病人には回復するという楽しみがある - 寺田寅彦 物理学者もし私がすべてのルールに従っていたら、どこにもたどり着けていなかったわたとえ百人の専門家が、「あなたには才能がない」と言ったとしても、その人たち全員が間違っているかもしれないじゃないですか - 以上 マリリン・モンローこの世に客に来たと思えば何の苦もなし - 伊達政宗己に自信の無い奴が常識に従う - 立川談志人生とはおもしいものです。何か一つを手放したら、それよりずっといいものがやってくるのです - サマセット・モーム 作家苦しくて当然悪くてあたりまえと思っていればどんな人生もなかなかいいものです - 荒了寛天台宗ハワイ開教総長恐怖を克服する決心さえすれば、たいていの恐怖は克服できる。恐怖は人の心の中にしかないからだ。 - デール・カーネギー人生は公平ではない。そのことに慣れよう。 - ビル・ゲイツ苦しむことから逃げちゃイカン。人生はずっと苦しいのです。苦しさを知っておくと、苦しさに慣れる。これは強いですよ。 - 水木しげる人は60歳や65歳になると人生これで終わりだと思うものだ。しかし、その人の年齢は、自分が感じた歳、思い込んだ歳で決まる。歳がいくつであろうと、やれる仕事はたくさんある。 - カーネル・サンダースわたしの存在そのものが質問なのだ。その答えを知りたくて生きてるんだ。大体、不満屋ってのは世の中と折り合いが悪いんじゃなくて自分との折り合いが悪い奴のことなんだから - 以上 寺山修司人の不幸はほとんど反省によってのみ生まれる ー ジョセフ・ジュベール 作家毎日、ネジを巻くのは骨が折れるものさ。でも、毎日ネジを巻くことは、人生で一番価値があることじゃないかな。 ー 富田欣和 コンサルタント簡単な人生を願うな。困難な人生を耐え抜く強さを願え。 - ブルース・リー人生の意味?あるわけねえだろ、そんなもの。意味はつけるんだよ。 - 立川談志ファッションは、時代遅れを作るために作られる - ココ・シャネル存在し続けるのは、変化のみである - ヘラクレイトス才能よりも常に勇気をもっていたい - アレン・アイバーソン 元プロバスケットボール選手人と同じことをしなければいけないという思い込みから自分を解放してあげましょう - 松岡修造小雨が降っているとする。あなたは表に出たら、傘をひろげる。それで十分だ。「まったくいやな雨だ!」などと言ったところで、何の役に立とう。雨のしずくも、雲も、風も、どうなるわけでもない。「ああ、結構なおしめりだ」と、なぜ言わないのか。悲観主義は感情で、楽観主義は意思の力による - アラン「人間、お互い話せばわかる」なんてウソだから。話せば話すほど言葉にだまされて、ますますわかんなくなる。だから、「話せば、わかる」じゃなくて「離せば、わかる」だよ、本当に。 - タモリ「得意なこと」と「やりたいこと」は一致しないんだよ。だから、まずは「得意なこと」を見つけなさい。それが成功すれば「やりたいこと」はできるようになるから。 - 萩本欣一とかく、あまり人生を重く見ず、捨て身になって何事も一心になすべし - 福沢諭吉他人にどう見られるだろうという感情 はっきり言おう誰もあなたに興味がない暇な人ほど、「できない理由」ばかり挙げて、何もしないままでいる。しかし、うまくいく人は「やるか」「やらないか」。それだけなのだ。 - 以上 堀江貴文人生とは何かを計画している時に起きてしまう別の出来事のこと - 星野道夫 写真家世に蔓延する悩み事は大きく二つに分けることができる。一つはどうでもいいこと、もう一つはどうにもならぬことである。そして、両者は苦しむだけ損であるという点で変わりはない。 - 森見登美彦 作家不幸や悩みは、心を鍛える。心に負担がかかっているときは、きっと、より大きな幸せが入ってくるように心の許容量を増やしている期間なのだ。不幸は幸せの養成ギブスだ。そして、どんな悩みも必ず終わる。 ー 斎藤茂太響きました。それでは・・・・。心に「ガツン」と刺さる!ホンネの金言1240 人生で大切なことは、自分がどう生き...価格:810円(税込、送料別) (2018/2/4時点)こちらもよかったですよ、あしからず。必ず出会える!人生を変える言葉2000/西東社編集部【1000円以上送料無料】価格:810円(税込、送料別) (2018/2/4時点)
Feb 26, 2018
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若き会社経営者であり、アメリカで総合格闘技の経験もあるTestosterone(テストステロン)さんの本。タイトル通り、筋トレが人生のあらゆる悩みを解決するという内容です。まったく興味がないかたにとっては「何を極端な・・・」ってことになるでしょうが、筋トレに関心がある貴兄には、なかなか楽しめるお話なのではないでしょうか。著者の人生経験がベースになっていますので、アカデミックなアプローチではありませし、どちらかというとバカっぽいです(笑)。が、この人の文章は面白くかつ、元気がでます。筋トレを始めたい方や、モチベーションが下がっている方にはぴったりかと・・・。ほんでもって備忘録です。筋トレで得られる自信は大きく分けて3種類ある。成功体験から来る自信。見た目の改善によって得られる自信。ホルモン分泌による自信だ。筋トレをすれば「その気になれば相手をいつでも葬れる」という全能感を得ることができる。その全能感が、心の余裕に繋がるのだ。本当に手を出すのはもちろん禁物だが、心の中で理不尽野郎の生殺与奪の権利を握ることができ、恐怖感もイライラも消える。立場がどうであれ、生物的に強そうなやつには強気に出られないのが人間だ変化を恐れる者、拒む者を待つのは破滅だ。君は現状維持のつもりでも、絶対に退化する羽目になる。時代は常に進化し、まわりも努力している。その場に立ち止まっていたら、相対的に見たら君は退化することになるわけだ。筋トレのビフォーアフター写真を見ると、体よりも顔のほうが劇的な変化を遂げていることも珍しくないパワハラ、クレーマー、不良・・・反撃してきそうな人間は狙わない。中略相手の戦闘力みたいなものに、ものすごく敏感である。中略「こいつは反撃してきそうだ」「こいつに反撃されたら厄介だな!」と思わせることができたら、被害にあう可能性はグッと減るのだ。人が他人の戦闘力を測る際にどこを重点的に見るかご存知だろうか?そう、筋肉である。人間関係において筋肉は、核兵器の抑止力と同等のパワーを持つ筋トレで健康寿命が延び、医療費や介護費が節約できると思えば、筋トレも立派な資産を守る方法のひとつ人生なんて、カードを配られたあとに始まるゲームのようなもの。中略不公平なのは当たり前だ。中略人生はカードゲームよりはるかに長い。いくらでもひっくり返すチャンスはある。年収や肩書がすべてではない。だが、僕たちは泣こうが喚こうが資本主義社会の住人だ。金を稼ぐことからは逃げるべきじゃないワンモアレップの精神で踏ん張ることができれば、まわりの人間とどんどん差がついていく成長に痛みはつきものというこの世の真理中略成長に必ず痛みが伴うのであれば、痛みを楽しむしかない過去に乗り越えた苦しみは君の中に誇りと自信として残り続ける君がギリギリまで追い込まれているときは、まわりの人間も同じ状況であることを覚えておいてほしい。辛いのはみんな同じだ。ここで踏ん張った人間が勝ち残っていくことになる。壁にぶち垂れるのは、その壁までたどり着けた者だけであることを覚えておいてほしい。壁にぶち当たるということは、君が着実に前に進んでいる証拠でもあるのだ世界で一番になりたいとしよう。その目標は昨日の自分に勝ち続けた延長線上にある。余計のことは考えず、「昨日の自分を超えるにはどうしたらいいか」だけに集中して生きればいいのだ。他人と比べている限り、一生満足できない体質になってしまうことにも気をつけたい。どんな世界にも上には上がいる。他人と比べる限り、君の人生に安泰は訪れない。習慣になるぐらいまで続けて、初めてそれを努力と呼ぶあらゆる分野で「一流」と呼ばれる人に成功の秘訣を聞くと、たいていの場合「特別なことはしていない」と答えるだろう。それは謙遜しているわけでも、ウソをついているわけでもない。なぜなら、彼らの成功の秘訣は習慣、つまり日々の生活にこそ隠れており、彼らは努力している意識すらないのだ。中略習慣と呼べるほどに何かを継続しないと、価値あるものは手に入らない。努力して得られる本当の報酬は“成功”ではない。成長だ。努力しても、「成功」はできないかもしれないが、「成長」は確実に遂げることができる。「木を植える最も良い時期は20年前だった。次に良い時期は今である」中国のことわざいやいやわかりやすくて、心に響きました。最後にことわざがでたので、ネットで調べたら、こんなのも・・・。Do Something Today Your Future Self Will Thank You For.明日の自分が感謝することを、今日しよう。参考までに。■「筋トレライフバランス」■「スーツに効く筋トレ」■「筋トレが最強のソリューションである」それでは・・・・筋トレは必ず人生を成功に導く 運命すらも捻じ曲げるマッチョ社長の筋肉哲学 [ Testosterone ]価格:1404円(税込、送料無料) (2018/2/18時点)
Feb 18, 2018
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またまた、心理学博士の榎本博明先生の本です。今回のテーマは「キャリアデザイン」。はたして巷で言われているような“人生設計”なるものが、本当に可能なのかということに、するどく切り込んでいます。不可能ならば、そもそも生きることに対するスタンスが間違っていることになります。なのに、それに一喜一憂するのもね~。いつものように、わかりやすい解説でした。「目標をもて」などとよく言われる。だが、人生で最も大切なのは、「目標」ではなく「プロセス」なのではないか。結果としてどこに到達したかではなく、どんな時間を過ごしてきたかによって、良い人生を歩んできたかどうかが決まる。計画した通りに物事が進まない、自分のキャリアが計画通りに築かれていないというのは、じつは大した問題ではない。むしろ当然のことと言ってよい。それよりも深刻なのは、与えられた仕事に没頭できないことだ。目の前のすべきことに集中できない、これこそが深刻な問題なのだということに気づかなければならない。期待外れの経験・「たまたま」出合ったものにはまる・・・情報として知っているのと、実際にやってみるのとでは、大違いである。実際に経験してみると、経験なしではわからない新たな世界が開けてくるものだ。中略何事もやってみると意外な発見があるものだ。行動する前に考えるのではなく、行動してから考える姿勢が大切だ。何がどのように個人の影響するかなど、だれにもわからない。すべては結果論であり偶然の出来事を後付けで解釈することしかできないのだ。いくらじっくり考えても、行動しないかぎりなかなか自分は見えてこない。仕事することで発見する自己。何らかの役割を引き受けることで発見する自己。人とかかわることで発見する自己。行動することで、このようにそれまで気づけなかった自分の一面を発見する。実際に職に就く前から、自分にはどんな仕事が向いているかがわかるはずと信じ込むのは、じつは非常に軽率な考えなのだ行き詰ったときは、とにかく動くことが大切だ。考えていても何も見えてこない。考えすぎて身動きがとれなくなることが多い。動けば動くだけ見えてくるものがある。動かなければ視界は開けない。行動し、経験することで、考える材料が増え、気になること、もっと知りたいこと、試してみたいことが出てくる。気づきや経験が増えることで、将来の計画も、求めるものも、そのつど変わってくる。慣れない仕事を前にしたとき、「自分には、この仕事に対する適性があるのだろうか」などと自問するのでなく、「新たな適正が開発されるチャンスかもしれない」と前向きにとらえることが大切だ。何かができるようになると、何か「やりたいこと」が出てくる。その「やりたいこと」に向けて頑張っているうちに、できることが増えてくる。そうすると、また別の「やりたいこと」が出てくる。そうした好循環にもっていくためにも、まずは目の前の仕事に一心不乱に没頭することである。「こうなっていたい」という将来像を想定し、そこから逆算して「今から準備しておくこと」考えるというと、あたかも合理的なように聞こえるが、キャリアを想定する諸条件が常に変動し、予測式に想定外の変数がつぎつぎに投入されてくるということを考えると、「何のためのキャリアデザインなのか」といった疑問がでてくるのも、もっともなことといえる。何のために今頑張るのかがわからないと、なかなか頑張れないのが人間だ。先の展望が見えれば、少しはやる気も湧いてくる、キャリアデザインは、行動を促すためのものと言ってよい。「災難に遭うのは過去につくった業が消えるときです。業が消えるのですから喜ぶべきです。どんな業があったか知らんが、その程度のことで業が消えるならお祝いせんといかんですな」(※稲盛和夫さんが大変な逆境で僧侶に言われた言葉)実際に納得いくキャリアを手にした、いわゆる成功者の生き方をたどってみると、みんなたまたまやらなければならなくなった目の前の仕事に全身全霊を傾けたことの結果として、納得のいくキャリアを手にしているキャリアはデザインするものではない。キャリアというのは、行動する人のあとからついてくるものなのだ。ジェラット(心理学者)は積極的不確実性という新しい枠組みを示した。ここで強調されるのは、将来は不確実なものであり、その不確実性を否定的にとらえるのではなく肯定的にとらえようといったことである。「今、このとき」を引き締めるためにも、「何をやるか」より「どうするか」にこだわりたいこの先のキャリアを予測しようとしないこと。そうすることで「何が起こるか分からない不安になる」という心から、「何が起こるかわからないからドキドキする」という心へと、構えをシフトすることができる。苦しいときというのは、自分の限界に挑戦しているときだ。今が限界を乗り越えるチャンスなんだ。先のことをいくら考えても、さまざまな変数が絡み合い、予測はたえず裏切られる。思い通りにならずにガックリ落ち込むこともあれば、思いがけない幸運に恵まれ有頂天になることもある。人生というのは予想外れの出来事の連続だ。またまた目が開きました(笑)。それでは・・・・。「やりたい仕事」病 (日経プレミアシリーズ) [ 榎本博明 ]
Feb 5, 2018
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メンタリストDaiGoくんのつぶやき厳選集。第1弾と第3弾はすでに紹介済み。これが第2弾になります。すべて素晴らしいのですが、1→3にかけて徐々に“切れ味”増しています。書いた時期が時系列かどうかは不明なので、チョイスのしかたがよくなってきたのかも・・・。たった一行でも、心が動けば儲けものなのに、このシリーズはハッとさせられぱなしです。満足、満足って感じで、いつものように備忘録です。何かを成し遂げたいとき、あなたの前に立ちふさがる敵は先延ばしをする自分自身なのだ行動しないのは何も得られず、あなたの心に残るのは無力感だけだ自分を変えるための唯一確実な方法は、焦らず毎日続けることだ小さなことやどうでもいいことにこだわるには人生は短すぎる他人に怒りを感じたら、それに対抗するよりも、相手の心理を分析するようにしよう成功する人は、どんなことにもチャンスを見出そうとする。成功しない人は、どんなチャンスにも問題点を探そうとする。先を読みすぎてはいけない。あまり先を読みすぎては、予測不可能なことがどんどん増えていき、恐ろしくなって今動くことすらできなくなる。他人に話すと理解が深まるのは、思いもよらない質問がきて、新たな視点から見直すことができるようになるからだあなたが思いつくアイデアはどこかで誰かが思いついている。だから、アイデアを思いつくことよりも、それを形にするスピードで価値が決まる。できるかどうかを考える暇があるなら、まずは「できる」と決めつけてしまおう。結局のところ、人は自分に都合のいいように世界を見るので、できると思った人には常に解決の糸口が見えるようになる大切なのは、失敗から学ぶことで、失敗した自分を責めることではない失敗がトラウマになってチャレンジすることをやめてしまう人は、失敗から「失敗することへの恥や恐怖」だけを吸収している。失敗から学べるのは、次はどうするかということだけだ疲労感は達成感、試練はチャンスだと考えよう。言葉を言いかえるだけで、新しい視点や可能性が見えてくる。だから成功した人たちは言葉の使い方がうまいのだ。彼らは他人だけではなく、自分をコントロールするためにも言葉の力を使う。あなたも自分の言葉を言いかえるだけで、自分の心を書きかえてみよう。働くことでお金以上のものを手に入れなければ、仕事は単なる労働になる努力が足りないのではなく、繰り返しの回数が足りないだけと考えよう物事の正しさは見方によって変わる。そしてこの見方はその人の気分や状況によって常に変わっていく。だから絶対的に正しい答えなんてないのだ。毎日、自分の限界を少しだけ超えていくことで、あなたはもっと成長し、昨日よりも自分を好きになれるはずだ脳の力を引き出したいなら、自分で締め切りを設定しよう人はほんの少し努力すると、少しはサボってもいいと思うようになる。それは努力を裏切る行為だ。この誘惑に負けそうになったときにはなぜ自分が努力したのか、その努力で誰が幸せになるかを考えよう。社会における勝者と敗者の違いとは、成功するための秘密を知っているかどうかではなく、当たり前に成功する可能性を高めてくれるが、誰もが面倒くさがってやらないことを習慣化できるかどうかで決まる。成功するための裏技や秘訣など存在しない。あなたが他人に縛られて生きるのが嫌なら、まずは自分で決めたルールを確実に守る訓練をしたほうがいい。自分で決めたルールすら守れない人は、自由になったら何をすればいいのかわからなくなり、結局何もしなくなる。自分を殺して普通の人になろうなんて考えないこと自分がどう見られているかを悩むより、自分をどう見せるを考えよう他人と戦うことをやめて、自分と戦うことに専念しよう。成功する人は常に自分の中にある誘惑に勝利することで着実に成長していく。批判にも称賛にも動じない人になろう。自由に生きるための方法は他人の言葉に動じなくなることだ。成功した人たちは、毎日の些細なことが人生を大きく左右することを知っている人生は無数の5分間の積み重ねだ怖いからといって自分の可能性を自分で閉ざすのはやめよう。人間は人生の大きい変化に恐怖を感じるようにつくられている。だから人生を変えることは難しい。裏を返せば、あなたの人生を大きく変える方法があるとすれば、それはあえて恐怖に向かうことだ。何でも疑う人というのは、慎重なわけではなくて、未来の可能性に挑戦するのが怖いだけ。あなたの人生の価値は、あなたがどれだけ努力したかで決まるあなたの過去がどんなものであれ、それが失敗になるかどうかはこれからのあなたの行動できまるわがままに生きるのが良くないというのは、自分の望むことを他人に強制して、他人の権利を奪うことが良くないということであって、あなたの人生を思い通りに生きてはいけないということではない自転車と同じで、前に進んでいなければ人は簡単に倒れてしまう。あなたが不安を感じ倒れそうになるのは、立ち止まっているからかもしれない。大丈夫、怖いのはあなただけではないのだからいやいや今回も名言揃い。響きました。DaiGo恐るべし(笑)。それでは・・・・。メンタリストDaiGoの幸せをつかむ言葉/DaiGo【1000円以上送料無料】価格:1080円(税込、送料無料) (2018/2/3時点)
Feb 3, 2018
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心理カウンセラー根本裕幸さんが書かれた本。なにやら根本さん、なかなか予約がとれない人気のカウンセラーなそうな。内容はと申しますとタイトル通り“7日間のフローチャート”が用意されています。「どういうことを」「何のために」「結果こうなります」というぐあいに非常に分かりやすいです。(※この方法に納得できるか・・・、はまるかは別にして)1日目 今の自分に意識を向ける2日目 過去を見つめなおす3日目 過去の家族関係を見つめなおす4日目 自己肯定感を高める5日目 自分のペースで人間関係を築く6日目 敏感であることを強みにする7日目 自分がほんとうにしたいこと実現する「こんなにテンポよくチャートをこなせるような人間なら、そもそも悩んでいないのでは?」と思わなくもないですが(笑)、書いてあることは至極まっとうです。この手の心理本には、必ず「自己肯定感を上げる」って記載があります。「それができたら苦労するかよ!」というのが多くの読者が感じるところだと思います。この本の内容も決定打ではないものの、自己肯定感に対して“気づき”のようなものは、与えてくれるかもしれません。自分のいい部分を見つけたら「これが私だから」、嫌な部分を見つけたら「これも私だから」と心の中で唱えるって一文が私には響きました。生き方全般にお悩みのかたには、そこそこおススメです。それでは・・・・。敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法 [ 根本裕幸 ]価格:1404円(税込、送料無料) (2018/1/28時点)
Feb 1, 2018
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先日紹介した、つぶやき厳選集の第3弾「メンタリストDaiGoのポジティブ辞典」、今回は第1弾の「メンタリストDaiGoの心を強くする300の言葉」の感想です。ありきたりな表現で申し訳ないですが、いいです(笑)。子供のころ“イジメ”にあっていたらしく、彼が今に至るまで苦労してきたのが言葉ににじみ出ています。本人のイメージとは違い、“軽”さはありません。結構、“重”いです。ほんでもって、今回も刺さる言葉が多かったので、300からさらに絞り込んで備忘録。大多数の人間は他人を正しく評価できる能力をもっていない。だから、あなたはあなた自身の評価を信じるべきだ。山や谷があるから風景が美しいように、性格も多少の弱点がある中で、抜きんでたものあるから人は魅力的に見えるのだ。ポジティブな人というのは、日々の生活の中の小さな幸せを見つける練習をした人だ。生まれつき楽天的な人は実はほとんどいない。私は子供時代いじめられっ子だったが、今では当時のいじめっ子に感謝している。彼らにいじめられることがなければ、私の今の成功はなかっただろう。あなたが成長しているなら、ごく一部の親友を除いて、付き合う相手は変わっていくはずだ人は時間があり余っているとありもしない完璧を求めて、あれこれ考え、結局行動しないまま終わってしまう集中するための最も簡単な方法は、視界に入るものを減らすことだ教育とはひとりで問題を解決できるようにするということだ下を見ればアスファルトでも、上を見れば青空が広がっていることがあるように、どこに目を向けるかだ景色は変わる勇気があるから挑戦するのではなく、挑戦するから勇気がわいてくるのだもう逃げ場がないと考えるのではなく、とるべき行動が明確になったと考えよう誰でもできることをしているのではない、誰かがやらなくてはいけないことをしていると考えよう成功したいと思っているのに、ほとんどの人が成功できないのは、成功しない大多数に合わせて行動してしまっているからだみんな同じことを言っているということは、誰も何も考えていないということだ視点を移せば答えが見える。例えば、ビジネスでどうすれば売れるかよりも、どういうときに買いたいと思うかを考えたほうが、商品が売れるアイデアを思いつく。男は権威に、女は外見に嫉妬する自分とは知識と経験によってつくられるものだもしも迷っているなら、仕事は何をするかよりも、何が得られるかを考えて選んでみよう不安を感じたらとにかく動こう。不安は行動することでしか止められないあなたの仕事がどんなものであれ、今週も誰かを幸せにしていると考えよう大切なのは成功を掴みとる能力ではなく、失敗に耐える能力だ真実は苦い薬であると考えるあなたはあなたでしかないし、だから価値がある自信とは他人に与えられるものではない、あなたの力で他人に何かを与えたときに得られるものだ。自分の強みを利用して、誰かの役に立った。だから自分はこの世界に必要とされているのだという確固たる感情こそが、自信というものなのだ。そもそも人生に楽な道などなく、あなたが楽しめる道とそうでない道があるだけだ今回もためになりました。それでは・・・・。メンタリストDaiGoの心を強くする300の言葉 [ メンタリストDaiGo ]価格:1382円(税込、送料無料) (2018/1/29時点)
Jan 29, 2018
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メンタリストDaiGoくんの、Twitterでのつぶやきを集めた本。ピックアップ集はこの「ポジティブ辞典」で3冊めらしいです。なかなかの名言揃い!かなりの読書家とあって、言葉回しがうまい。感心しました。まだ若いのに(笑)。ズバズバ刺さるフレーズがてんこ盛りだったので、いつものように備忘録です。どうでもいいことをどうでもいいと思えるようになろう後回しにしてから改めてそれを行うのは、多くの意思力を必要とし、今すぐやるよりもずっと難しいのだとりあえずうやってみればいいのだ。成功させることを目的にするのではなく、知ることを目的にして試しにやるクセをつければ、恐れずにいろんなことにチャレンジできるようになる・・・。耐えなければならないのは今この瞬間だけ人生は、あなたの思った通りになるのではなく、あなたがやった通りになるのだ。頭の中であれこれと考えたり、引き寄せだのなんだのと妄想し、未来を期待するひまがあるなら、自分で行動して未来を作ってしまえばいい。ほんの少しでも昨日の自分を超えることができたなら、それは素晴らしい1日だあなたに必要なのは能力ではなく勇気だ新たな挑戦に成功は保証されていないが、成長だけは保証されているわからないからできないのではなく、やってみたらわかるだろうと考えよう人は世界は公平であるべきだと思っているが、そんな世界は存在しないあなたの価値はあなたの身につけている習慣で決まる習慣くじけそうになったとき「やらなければ」と思うのではなく、「続ければ大きな成果が必ず出る」と自分に言い聞かせてみよう愚かな人は相手の身につけている服を見る。賢い人は相手が身につけた習慣をみる。成功する人は習慣を作ることを好み、成功しない人は習慣を作ることを嫌う失敗したのではなく、経験を積んだのだ自信をつけたいのなら、何かを継続してみよう人の真似をして成功しようとしても、ほとんど上手くいくことはないのだ。大切なのは参考にしてそこに自分の強みをかけ合わせていくことだ。変化の時代に、平均的で普通の人間であることに価値はない思い通りにならないからこそ、あのときは思いもしなかった成功を手に入れることができる喜びは結果に至る過程をどれだけ楽しめたか、味わえたかで決まる努力せずに生きる方法を探すと、生きる意味を見失う「人生を変える」ということは「行動を変える」ということどんな選択でもそれが正しい選択になるかどうかは、あなたのこれからの行動次第文句を言うのは相手の自由、それを相手にするかどうかはあなたの自由人は自分がほしいものをもっている相手をけなす劣等感のない人間なんていない。向上したいという欲求が劣等感を作りだすのだから。何かを失ったと考えるのではなく、何か新しいものを新鮮な気持ちで受け入れることができる空間が、あなたの心にできたと考えよう自由に生きたいなら、多すぎる持ち物、ネガティブな思い込み、どうでもいいこだわりを減らしてみよう自分に価値がないのではなく、自分の才能の使い方がまだわからないだけだと考えよう中略成功を求めるのではなく、自分の使い方を探すのだと思って、いろいろなことに挑戦してみよう毎日少しずつハードルを上げて、過去の自分を超えていこう知識がある人より、知識が使える人を目指そう。あらゆるジャンルに専門家がいて、彼らは豊富な知識をもっている。しかし、その知識を実際にフル活用できている人はほとんどいない。そこに可能性がある。専門家レベルにならなくても、知識を使うことに重点を置けば専門家以上の成果をだすことも可能だ。最初から大きな成功を目指すのではなく、最初の行動はヒントを得るためにするのだと考えよう上手くできるかわからないことほど、とっととやってしまおう。余計なことを考えると、無意識が上手く働かなくなってしまい、上手くいくこともできなくなってしまう。学ぶべきは成功者の自慢ストーリーよりも、失敗した人の反省ストーリーだ。よほどの人格者でなければ、成功者の話は参考にならない。自分をよく見せたいという欲求が事実をゆがめてしまうからだ。失くしたものではなく、手に入れたものを数えて生きよう。油断すれば人は失くしたものばかりに目が行ってしまう。自分が明日どうありたいかを考えて今日を生きよう学校のテストと違って、あなたの人生には皆と同じ答えは存在しないいちばんの才能は「続けること」だまさに“言葉の魔術師”(笑)!いい本に出会いました。それでは・・・・。メンタリストDaigoのポジティブ辞典 [ メンタリストDaiGo ]
Jan 25, 2018
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著者は“自己物語の心理学”、榎本博明先生。何かと批判的に言われる「自分はこんなもんじゃない」というフレーズ。でも榎本さんは、向上心がないとこの気持ちにはならないと書かれています。問題はこの言葉を隠れ蓑にして、行動に移さないことだと。やりたいことではないから「本気をださない」、本気じゃないから失敗しても「本当の実力じゃない」という論法で逃げていては何も変わらないと。目の前のことに集中すれば、たとえ“やりたいこと”ではなくても、“できること”が増える。“できること”が増えれば、それにともなって“やりたいこと”も変化していく。なので、やいたいことにこだわったり、やいいことがみつからないと嘆いていないで、今、すべきことに全力を出し切る。その過程で自分が磨かれていくのだと。読み手として気になる点が1つ。若者に理解してもらうために、やたら“ヒット曲”の歌詞が引用されています。それはそれで良いのですが、問題はその量です。多すぎて、読みにくい(笑)。 それ以外は毎度、毎度の素晴らしいすばらしい内容でした。未来を信じ、思い切って一歩を踏み出し、必死にもがき暴れることを通して、潜在的なものが顕在化し、自分らしさがつくられていく「自分はこんなところにずっといる人間じゃない」「自分はこんなもんじゃない」と言いながら、仕事も適当で、自分を鍛えることもしていない。他人を見下し、自分が優位に立っているかのような幻想をもつことで、自分の中の不満や不安から目を背けようとする。中略そんな風に自分を慰め、逃げてるだけじゃ、いつまでたっても自分らしい人生は手に入らない。ビジネス書のキャッチフレーズについて魔法があるなら、誰も苦労はしない。ちょっとしたコツで簡単に成果がでるなら、そのコツはもっと広まっているはずだ。1時間で頭がよくなる方法があるなら、みんなが頭が良くなっているだろう。中略本当に仕事で充実している人は、地道な努力と試行錯誤の末に、自分なりのやり方にたどり着いている。そうした格闘のプロセスが、さまざまな気づきを生み、仕事力を高めるのだ。自分への不満や自己嫌悪は、向上心のあらわれとみることができる。「自分はまだまだ未熟だ」という思いが向上心を生み出すどんな生き方が自分らしいのかわからないという人は、どんな生き方もありだとなると、かえってどう生きたらよいのか悩むことになる向上を目指すから、「どうしたらよいか」迷い、「うまくいくか」不安になる。だから迷う自分を気に病む必要はない「わからないから不安」というよりも、「わからないからワクワク」する。「わからないから可能性がある」と考える「自分のやりたいことは何だろう」などと考えるよりも、まずは動くこと、何でもいいから必死になって取り組むことで、「できること」が増えていく。「できること」が増えれば、自然に「やりたいこと」も変わっていく。そんな移ろいやすい「やりたいこと」なんかに振り回されることはない。思い返してみよう。5年前、10年前に、今の自分を予想していただろうか。一見無駄なことをする道草。それが将来の肥やしになる。無駄を切り捨てる暮らしをしていると、偶然のチャンスをつかむこともできない。自己をひとつの封じ込めずに開いておく。中略プロメテウス的人間は、環境の変化に応じて自分自身を変身させ、そのつど自己の可能性を発揮しながら、自己を発展させていく。新しい自己を求めて、終わりなき実験としての変身を繰り返す。※プロメテウス・・・変幻自在に姿を変えることができるギリシャ神話の海神いやいや、ためになりました。それでは・・・・。「『嫌われたくない』をどうするか?」「やる気がわいてくるたった1つの方法」「ほんとうの自分のつくり方」「自分はこんなもんじゃない」の心理「根拠のない自信」が人生を変える【電子書籍】[...
Jan 19, 2018
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榎本博明先生の本をこのブログで紹介するのは、「『嫌われたくない』をどうするか?」「やる気がわいてくるたった1つの方法」に続いてこれが3冊目。今回は非常に中身が濃く、前出の2冊が“スピンオフ”のように思えます。本を読みなれている人は、この本を選んでいただいたほうが手っ取り早いです。そんなに読まないってかたは、消化不良を起こすかもしれません。なので、榎本さんの本を何冊か目を通してからのほうが、しっくりくるかもです。もちろんメインテーマは「自己物語の心理学」。日常私たちが感じる思いの理由を、具体的に解析してくれています。例えば、高校時代の仲間と集まっているところに、会社の同僚がいるのに気づいたとき、何んとも言えないような気まずさって経験ありますよね?「その原因は・・・」という感じです。何度も読み返したくなるような情報量でした。ほんでもって記憶の定着の意味でも備忘録を残しておきます。僕たちは、言葉のために生きていると言ってもよいかもしれない。自分らしさをあらわす言葉、つまり自己定義を守るために生きているようなところがある。多くの人は、自分がどのような自己物語を生きているのかがつかめないでいる。だから、自分がわからないということになる。僕たちは、主体的に自分の人生を生きているかのように思い込んでいるけれども、実際には文化的に注入された物語的枠組みを用いて、素材として自己の諸経験を一定の人生の形に綴りあげているのだ。つまり、自己物語というのは、個人が勝手に生み出すものではなく、文化的な基盤をもつものなのである。自己の探究「自分とは何か?」といって問い方よりも、「自分はどうありたいか?」という問い方のほうが正しい自己物語を失った現代人の危険性このような時代には、自分によくフィットする自己物語を構築する産みの苦しみゆえに、何らかのわかりやすい物語、単純明快に自分の生に意味を感じさせてくれる物語に安易に同一化していく危険も大きい。ナチスが勢いを得たのもそうした物語欠如の時代であったし、わが国でもたとえば学生運動や内ゲバが流行ったのが伝統的価値観の揺らいだ時代であった。僕たちはわかりたいという欲求を強く持っている。中略他人なら他人の、自分なら自分の正体を知ることこそが必要になる。中略自分は・・・といった答えを見つける。そうすると、自分の日頃の行動の説明がついて、一応はスッキリする。それで損したり、苦しんだりすることはあっても自分の行動に関する説明がついて、自分が何者であるかのヒントが少しでも得られると、それだけで気持ちが落ち着く。損得なしに、わかるということそのこと自体が大切なのだ。伝統的な価値観や生き方が否定され、破壊された後の世界を生きている僕たちは、どこからか適当な価値観を探し出してきて、自分の物語を築き上げなければならない。中略そんな時代だからこそ、多くの人たちは、金儲けや出世への没頭、マイホームなどの物質的追求への没頭、音楽への耽溺、性的耽溺、インターネットの世界への耽溺、新興宗教など思想団体への帰属など、我を忘れさせてくれ、根なしの不安から束の間でも解放してくれる現実逃避の場を求める。語る中で何かが見えてくる。語るということは、まだ意味をもたない解釈以前の経験に対して、語ることのできる意味を与えていくことだ。何度も何度も語り直す中で、納得のいく適切な文脈が生み出されていく僕たちが自己を語るとき、自己物語の語り方の多くのバージョンのうちどれを採用するかは、聞き手の反応を見ながら決めているのである人からよく相談される人というのは、じっくり相手の話に耳を傾けてくれる人であるはずだ。相談者は、答えをすぐに出してほしいのではなく、まずはじっくり話を聞いてほしいのだ。語りたいのだ。相談に行って、親切にもこちらに代わって即座に答えを出してくれる人がいたとして、それは助かったと素直にその回答を採用するほど、僕たちは単純素朴ではない。だいいち、本人がいくら考えてもわからない難問に対して、事情もよくわからない他人からそんなに簡単に答えを出されてはたまらない。中略こうしたケースでは、悩みや迷いを話した相手が答えを出してくれたわけではない。相手に事情がわかるように話して聞かせているうちに、これまでとは違った視点からの回答がふと思い浮かんだのである。語ることによって、無数の可能性の中からひとつの意味が確定する。それによって、形のないモヤモヤした経験に特定の形が与えられる。語ることで経験がすっきり整理されるというのも、モヤモヤしたものに何らかのはっきりした形を与えないかぎり語ることができないからなのだ。生き方を揺さぶられるような出会いというのは、自分の人生に関してこれまでとは違った振り返り方を可能にしてくれるような出会いのことである居酒屋で高校時代の友達と一緒に盛り上がっているとき、後ろのテーブルに職場の同僚がいたりしたらどうだろうか。気づいたとたんに、照れというか、ばつの悪さというか、何んとも言えない気まずさを感じざるを得ない。べつに職場のことを話題にしていたわけではなくても、ちょっとした困惑を意識するのがふつうだろう。それはなぜかと言えば、僕たちは相手によって見せている自分が多少ずれているからだ。いつもと違う相手を前に自己を語ることは、これまで気づかなかった人生の意味に気づくきっかけになったりする。相手とのやりとりの中で、自分が思わず語ったことがらを後で反芻してみて、ハッとすることがある。視点を揺さぶられたことによって、新たな意味に気づかされたのだ。僕たちの語りは、なんとしても聞き手に承認してもらわなければならない。語り手は、自分の身に降りかかった事実を相手にわかりやすく語っているつもりでありながら、聞き手の反応に合わせて語り直されていく自己物語は、聞き手とのやりとりを通して作り直されていく。中略ということは、僕たちの抱える自己物語は、聞き手とのやり取り通して、たえず書き換えられていることになる。つきあう相手によって自分が知らず知らずのうちに変わっていくというのも、こうしたメカニズムによるわけだ。僕自身、大学時代は理科系だったのに、どうして文科系の心理学に移ったのかと人から聞かれるたびに、返答に窮したものだ。今では、これが絶対に正しいという答えはないと思っているから、そのときどきで適当に答えればよいと居直っている。中略思えば、問いかけてくる相手に合わせて、その相手が納得してくれそうな答えを語っていたのではなかったか。ほんとうのところは、結局は自分でもよくわからないのだ。相手に納得してもらえるような説得をしているうちに、何となくそれが正しいような気がしてくる。僕たちには、自分を首尾一貫した筋道をもっている存在とみなしたがる傾向がある。中略それが、自分さがしと言われるものであり、自己物語の探究である。自己物語は、語りの場で探究され、綴られていくのである。対抗同一性とは、少数派であること、反主流派であることに積極的な価値を置き、自らの正当性や創造性を主張し、多数派や権力体制に厳しく対抗する生き方を身につけていることをさす。視野が広がるという言い方がなされることがあるが、それは新たな視点を他者から取り入れることで、ものごとをより多角的に見られるようになることをさすものである自分が嫌になるというのは、いわばこれまで生きてきた自己物語にうんざりしてきたことを意味する。そこでは、自己物語の書き換えが必要となる。中略自己物語を今の状況によりフィットしたものへと書き換えていく必要がある。中略手っ取り早いのは、語る相手を変えることだ。価値観が似ているということは、心理学的にいえば、大きな心理的報酬となるのだ。どういう意味で報酬になるかと言えば、まず相手も自分と似たものの見方をするために、自分の考え方や感じ方の妥当性が支持されるということがある。人はだれも自分のものの見方や感じ方が妥当なものかどうかに不安を抱いているので、他人から与えられる支持はとても心強い支えとなる。中略お互いに相手の生き方を支持し合うことができるため、そのつきあいは双方にとって報酬となるというわけだ。それでは・・・・。“ほんとうの自分”のつくり方 自己物語の心理学 講談社現代新書 / 榎本博明 【新書】
Jan 13, 2018
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またまた心理学博士榎本博明先生の本です。帯には「自分を動かすストーリーをつくろう!」とあり、どんなことも意味づけ次第で、取り組みかたがかわってくるというのが今回のテーマです。またもや感銘を受けた文言が多いので、いつものように備忘録。実存分析という心理療法を提唱したフランクルは、「人間は意味を求める存在である」という。「人間は快楽を求める存在である」というフロイトや「人間は権力を求める存在である」というアドラーに対して、フランクルはそのような人間が多いのは事実だと認める。だが、その背景には、意味への挫折があるとみなす。「やりたいこと」をいくら探したところでなかなか見つかるものではない。「やりたい仕事じゃないと続かない」などと言って辞めていたら、そのうち仕事にありつけなくなる。中略やりたいこと志向は、目の前の仕事、自分が今やるべきことに集中できない自分、勤勉に慣れない自分、能力を発揮できない自分をごまかすための言い訳として使われているような気がしてならない。アイデンティティ拡散とは、これが自分の生き方だといえるものが定まらず、さまざまな「なりたい自分」、「なれそうな自分」、「こうはなりたくない自分」などを前にして、どうしたらよいかわからなくなったり、何にもなれないのではないかといった切迫感にさいなまれるなど、自分を見失った状態をさす実存哲学者ニーチェも、現代人は神話を奪われていると言ったが、実存心理学者ロロ・メイは、私たち現代人の不安の源泉は、神話を失ったことにあるという(「自分さがしの神話」)同じセミナーの講師の話が、聴く側がストーリーをもつかもたないかで、意味あるものになったり意味のないものになったりするのであるいきなり大がかりなストーリーをつくろうとする必要はない。ほんのささやかなストーリーでいい。ちょっとした仕掛けで、仕事の意味が見えてくる。人生で成功している人たちは、そのちょっとした仕掛けに成功しているのだ。何とかなるさ!「それは、あきらめることではありません。開き直ることでもありません。その状況を冷静に受け入れ、きっとどこかに『道』はある、と信じること。そして、今の自分にできることを精一杯やることなのです」(宇宙飛行士 山崎直子)私たちは、自分独自の人生を生きているつもりでありながら、じつは既存のストーリーを借りてきて、それに則って生きているのだ。共感を覚えたストーリーの断片が、いつの間にか心の中に取り込まれ、そのエッセンスをもとに自分のストーリーができあがっている。長所と短所は連続体なのである。今まで投げかけられたコメントを思い出す中で短所が見つかったなら、その裏側に潜んでいる長所を発揮する気持ちで・・・挫折のない人生などありえない私たちは主観的な思い込みの世界を生きている。そして思い込みには現実を導く力がある。「無理」「できない」などと思ったら、実現に向けた努力にブレーキがかかり、実際に実現しない。「何とかなるはず」「きっとできる」と思えば、実現に向けた努力に拍車がかかり、本当に実現できてしまう。思い込みの力は、思いのほか強力なのだ。単なる思い込みだなどと侮れない。「成功」のための秘訣を解説する本がやたらと売れているそうだ。なぜ、その種の本が次々に売れるのか。それは、どれを読んでも「成功」に近づけないからだ。成功したいという思いが先走ると、かえって成功は遠のくものだ。目標を具体化するうことが大事だといって、具体的なアクションリストを並べることがよく行われる。中略目標は、実は抽象的なままのほうがよいのだ。そのほうが幅広く応用がきく、いろいろな具体的場面で、行動を後押しする力になる。野球やサッカー、卓球など、どんな球技でも、負ければ悔しいが、勝とうが負けようがゲーム自体は楽しいはずだ。仕事を楽しむコツは、結果にとらわれずにまずは集中し、全力をだしきることだ。先のことはだれにもわからない。何が起こるかをコントロールすることなどできない。逆に言えば、偶然起こるできごとをも取り込めるようでないと、人生は行き詰る。人間は社会的動物なのだから、社会的役割を生きるしかない。「自分らしく、自由に」というフレーズだけでは、社会に根を下ろすことはできないのである。カウンセラーやコーチは、アドバイスや解決策を与えるのではなく、本人に気づきを促す役割を担うのである私たちは、ストーリーなしでは生きられない。人生の行き詰りはストーリーの行き詰りだと言ってよいだろう「あっそういうことね!」て今まで謎だったことが腑に落ちました。榎本さん、すばらしいですね(笑)。それでは・・・・。やる気がいつの間にかわいてくるたった1つの方法 [ 榎本博明 ]
Jan 6, 2018
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著者は心理学博士の榎本博明さん。この本は自己物語の心理学に基づいて書かれています。自己物語の心理学とは、私たちの自己は物語形式をとっており、私たちのアイデンティティは物語として保存されているという立場です。意味に目覚めた私たちは、意味なしでは生きていけない。「出来事の世界」ではなく「意味の世界」を生きているのだというのが説明の趣旨です。“目から鱗”とはまさにこのことで、納得しっぱなしでした(笑)。ほんでもって、いつものように備忘録です。前向きに生きている人は、身に降りかかってくるどんな出来事にも肯定的な意味を読みとろうとする習性を身につけているようです勉強そのもの、仕事そのもの、日々の行動そのものに、もともと意味が備わっているわけではありません。勉強でも、仕事でも、子育てでも、日々の行動にどのような意味づけをするかが問題なのですこれでいいと開き直る人は、自己嫌悪なんかしないはず。ということは、自己嫌悪は向上心のあらわれでもあるわけだ。大切なのは、どんな出来事や状況にも、自分にとって何か肯定的な意味があるはずと信じて、肯定的な意味を見つけるクセを身につけることみんなとうまくやるだけの人間になるより、何かができる人間になるほうが、自分なりに納得できるはず自分の外見や性格、態度、行動が他者からどのように思われているかを想像する。クーリー(社会学者)は、そのようにしてできあがる自己像を「鏡映自己」と呼びました。中略そして、自己というのは、まさに鏡映自己にほかならないとまで言います。人からよく見られたいという思いが強く、かつ人からよく見られる自信がない人ほど、対人恐怖が強いということです。中略人からよく見られたいという思いが強い場合も、自分は自己呈示がちゃんとできており、人によい印象を与えるほうだという自信がある人は、対人恐怖に脅かされることがありません。市場的構え(※精神分析学者フロム談)とは、商品が市場に流通する際に、その価値が交換価値、つまり人気によって決まるように、自分の価値も人気によって決まるかのようにみなす心の傾向を指します。中略市場経済の世界にどっぷり浸かることによって、モノばかりではなく私たち自身の価値も、どんな能力があり、どんな人格を備えているかというそのような実質的な中身ではなく、交換価値によって、つまり人から受け入れられるかどうか、気に入られるかどうかによって決まるとみなされるようになってきました。中略そこに現代の生きづらさがあるといってよいでしょう。変わりたいのに変われないという人は、変わらないことのメリットを享受しているのです現状に甘んじ、我慢することにエネルギーを費やすか、思い切って生活を変えるのにエネルギーを費やすか。どちらが気持ちいいエネルギーの費やし方かは、一目瞭然でしょう。「なんで」「どうして」といった感情反応を「どうしたら」という認知反応に変えるように意識する「人生の意味」という言葉が気にならないのは、日々の生活が意味で満たされている証拠といえます。満たされた欲求は意識にのぼりません。満たされない欲求こそが、強烈に意識されることになるのです。「人生の意味」という言葉が気になるなら、それは日々の生活に意味を感じることができていないことを暗示しています。中略それは、生活を変えるときが来たということです。私たちの受け止め方のクセが、私たちの生きる現実をつくっているのですそれでは・・・・。【中古】 「嫌われたくない」をどうするか? 生きづらさをやわらげるコツ /榎本博...
Jan 5, 2018
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著者は「NHK紅白歌合戦」や「ダーウィンが来た」「NHKスペシャル」でお馴染みの、元NHKアナウンサー松本和也さん(※今はアナウンサーを辞めて企業などにスピーチトレーニングをされているようです)。ご自身はアナウンサーになるときも、家族や友達から反対されるほど、話すのが苦手だったとか。それをどう克服してきたかを、65個の項目に絞ってわかりやすく解説してくれています。自分が話したいように話すのではなく、相手に理解してもらえるように話すことが大事だとのこと。65項目どれも実践的ですぐ試せそうな内容でした。その中でも特に印象に残ったのが2つ。まず「自分へのハードルを上げない」。完璧を目指すとろくなことがありません。命までとられませんから(笑)。次に「他人の話を聞きたがる人はいない」。聞き上手こそが円滑な人間関係のキモ。これはデール・カーネギーも言ってました。社会の中で生活する以上、多い少ないはあっても話すことは必須。話す仕事ではないかたにも、参考になるかと思います。それでは・・・・。心に届く話し方 65のルール [ 松本 和也 ]
Jan 4, 2018
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「人間関係のバイブル」と帯に書かれています。仕事だろうが、プライベートだろうが、すべては人間関係が重要なのだというのが趣旨。心理学者のアドラーと同じ考えかたです。ただこのレス・ギブソンという人は、それをもう少し“自己啓発的”というか“技術的”というか“実践的”というか・・・、ま~わかりやすくシンプルに表現しているって感じでしょうか。~人間の本性に関する4つの真実~1.人はみな自分本位である2.人はみな他のなによりも自分に興味がある3.人はみな自分が重要な存在であると感じたがっている4.人はみな承認欲求をみたすために他人に認めてほしいと思っている本書、前半に出てくる一文です。言われると当たり前なのですが、日常ついつい忘れがちになる、それでいてこれ以上、肝に銘じておかないといけない真実はないのでは・・・と思います。簡単に読めて、しかもお手頃価格です。人生ちょっと停滞気味で、分厚い古典はな~てかたにおススメです。自己中心的で自惚れの強い人たちは自尊心が高すぎるのではなく低すぎるのだ自分を認めて欲しいという切実な願いを満たす人の周りには、多くの人が集まるあなたは他人に自己重要感を与える力を持っている礼節やマナーの目的は、自分の価値を感じたいという人間の普遍的な欲求を満たすことである相手に好印象を与えたいなら、相手に感銘を与えようとするのではなく、相手に感銘を受けたことを伝えるのが最も効果的な方法だ相手が正しいか間違っているかは本当に重要か私たちはみな、周囲の人の行為と態度に影響を与えて、コントロールする力をもっている。にもかかわらず、多くの人がその力を自分のために役立てるより、むしろ自分の足を引っ張るかたちで使ってしまっている。熱意は相手に伝染しやすい自信は信頼を生む会話上手になる秘訣は、利口そうなことや勇ましい体験談を披露することではなく、相手に打ち解けた状態で話をさせる雰囲気をつくることである自分の主張を理解してもらうために相手の言葉を引用する説得の達人は、相手が面子を保ったまま意見を変えることができるように配慮するさすが名著。極めてシンプルに核心をついています。それでは・・・・。人を動かす原則 [ レス・ギブリン ]
Dec 28, 2017
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好き嫌いの分かれる、脳学者茂木健一郎さんの本です。かなりの数の本を書かれるので、1冊1冊は正直、中身の濃いものではありません。が、わかりやすい表現で、ためになるところも出てきます。この本もご多分にもれず、参考になった文言があったので、例によって備忘録です。 心の状態よりも、まずは行動してしまえば、気持ちはあとからついてくる集中するのに決まった環境や段取りは必要ありませんやる気があろうがなかろうと、とにかく目の前のことに取りかかれ何か一つに集中するということは、「ほかの99%は切り捨てる」ということ書き出すと、あまりなかったですね(笑)。まぁ、たとえ一か所でも“響くもの”があればよしと考えているので、読んでよかったです。それでは・・・・。膨大な仕事を一瞬でさばく 瞬間集中脳 [ 茂木健一郎 ]価格:1512円(税込、送料無料) (2017/10/21時点)
Nov 11, 2017
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最新の論文や研究結果で武装した“糖質制限”の本です。エビデンスのある食事内容の説明は非常に説得力があります。特に参考になったのは、「ラットの実験で“人工甘味料”を与えたところ、血糖値が上がった」というくだりです。私自身、“カロリーゼロ飲料”を、普通の炭酸飲料より健康にいいだろうと思い、がぶ飲みしている時期があったんですね。ところが、ジワリジワリと体重は増えるし、皮膚は荒れるし・・・。でも、カロリーはゼロに近い飲み物で、血糖値も上げないとのことなので、しばらく飲み続けました。最後は自分の身体の変化を信じて止めましたけど・・・。なので上記の一文は響きました。次に学べたのは「糖質単体で摂るより、脂質と一緒のほうが太りにくい。特にオリーブオイルが最も血糖値を上げない」という箇所です。(もちろん、これも最新の実験結果と共に書かれていました)早速、普段使っていた“ごま油”から“バージンオリーブオイル”に変えたのは言うまでもありません(笑)。最近、糖質制限の本が、かなり出版されていますが、説得力という面ではこれが一番かと・・・。超おススメです。それでは・・・・。医者が教える食事術 最強の教科書 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68...価格:1620円(税込、送料無料) (2017/10/23時点)
Oct 28, 2017
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本好きで研究熱心なメンタリストDaigoさんが、行動心理学をわかりやすく解説してくれています。敷居を低くしてあるので、深みはありません。が、ちょっとしたとき、自分に言い聞かせるのに、ぴったりの文言がありましたので記しておきます。複雑なことを話すとき伝えられるのは一つだけ気持ちが苛立っている時この怒りのパワー、活かさなきゃもったいない!やる気がしないあ~、今“やる気なし男”がやってきている。やばいな~(※感情を言語化)なかなか片づけられないとき人は5分後にやる気が出てくる(※作業興奮の原理)「もっと増やしたい習慣は『したい』と思ったときに20秒以内にできるように、頻度を減らしたい習慣は始めるのに20秒以上かかるようにする」ハーバード大学教授ショーン・エイカー人間は選択肢が増えると、迷うことで消耗し、行動力がなくなる中略モノを捨てずに選択肢を広げたままでは、行動力が低下するいっぽうだともいえます。捨てることは行動力を高めるのです。「行動」よりも「結果」をイメージすれば葛藤がなくなる運動習慣をつけたいとき○○したら、すぐに△△する知識欲求を満たすには物足りませんが、すぐに試せそうな実践的な内容です。それでは・・・・。すっごい呪文 [ メンタリストDaiGo ]価格:1296円(税込、送料無料) (2017/10/20時点)
Oct 21, 2017
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「恨み」ってこういうこと、「同情」ってこういうこと、「後悔」は・・・、て感じで何気なくわかったつもりの感情をきっちり“言語化”。とてもわかりやすかったです。特に参考になったのが「怒り」の感情の取り扱い方。なんと、自分を怒らせた相手への復習方法を考えるといいらしいです(笑)。冗談のようですが、これには理由があって「怒り」が生まれたとき“大脳辺縁系”が刺激されるので、頭を使って手の込んだ復習方法を考えれば“前頭前野”が働いて、大脳辺縁系の怒りの増幅を抑えることができるんですって。ちょっとわかるような気がします。苫米地さんの著作全般に言えることですが、心には響きません、私には。ただ、知識欲は満たしてくれます。それでは・・・・。「感情」の解剖図鑑 仕事もプライベートも充実させる、心の操り方 [ 苫米地 英人 ]
Oct 14, 2017
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TEDでのスピーチが話題になった植松さんの著作です。わたしもYouTubeで感動したくちなので、この本をチョイスしました。長らく“積読”状態でしたが・・・、結論から言うと、「もっと早く読んでおけばよかった」ですかね。この人の言葉は、活字になっても、ものすごく訴えかけるものがあります。本当に気持ちが伝わってくるというか、余計な装飾がないというか・・・。やれ「マインドフルネス●●」や、やれ「ヤル気を出す●●」や「アドラー●●」・「引き寄せ●●」など、時流に合わせて自己啓発本を次から次へと出す「ところで、あなた何者?」っていう作家とは言葉の重みが違います(笑)。心への“響き方”が違います。う~ん、よかった。素晴らしいです、この本。ほんでもって、いつものように備忘録。やったことがない人は、できない理由しか教えてくれません夢を持ったとき、周りの人が「それはダメかもしれない」と言うかもしれません。でもそれは、「できるかもしれない」と同じことなんです。つまり、確率はフィフティ・フィフティ。だったら、「できるかもしれない」と考えてほうがずっと楽しいです。やってもない、経験してもない人たちの否定的は言葉を聞く必要はありません。だって安全な場所から石を投げてくる人の言葉に、何の影響力もないですから。心を強く持って、やったことがある人と仲良くなりましょう。今の能力の範囲から未来を選ぶなら、失敗はそれほど生じないでしょう。しかし、そこには成長もありません。成長のためには、自分の能力ではできない範囲に手を伸ばす努力が必要です。人の能力とは、人生の時間を使って得た経験です。なるべく多くの経験を積むと、その組み合わせはものすごい変数の多さになって、同じ経験をした人を減らします。それが、本当の個性だと思います。僕らはシンプルになる、小さくなることを退化と考えがちですが、それは最適化で、真の退化とは変化しないこと「努力」って何だろう?よりよくしようと頑張った行為が、後から考えたら「努力」だったのかも、と思います僕の人生は、「たまたまうまくいった」ことと「たまたまうまくいかなかった」ことで練り上げられています僕には多くの夢があるけれど、ほとんどがお金では買えません。だから僕は、お金ではなく能力が欲しいです。だから僕は、お金を能力になるように使います。だから僕は、お金持ちにはなれないです。自信を増やすためには、やったことがないことをやるのが一番です人と仲よくなるためには共通の話題が必要です。例えばニュースなどかもしれません。でも、それはしょせん、誰かに与えられた裏付けのない情報にすぎません。しかし、自分の経験に基づく情報だったら、そこに真実の面白さがあります。自信がないから本気を出さなくなり、何事も斜に構えて、クールに振る舞い、その裏でますます自信を失う・・・。誰かが振りかざす「普通」とは、その人が知っている範囲の、狭い世界のことでしかありません中略アスリートの家に育てば、自然と運動へのハードルが下がるでしょう。音楽家の家に育てば、音楽にあふれた生活を送ることになります。我が子にどんな大人になってほしいかを考え、それを助けるような「普通」をつくる必要があるのではないでしょうか。おばあちゃんは教えてくれました「お金があったら本を買いなさい」とお金の価値は変わります。おそらくどんどん減ります。だからこそ、お金を知恵を経験に変換して、自分の中に貯めることが大切です。「失敗は許されない」というのは、何となくかっこいい言葉です。でも、本当に失敗が許されなかったら、何もできません。だって、人間は間違いを犯します。中略「失敗は許されない」ではなく、「成功率を高めよう」と考えたらいいです。そうしたら、できることがたくさん増えます。失敗はさせまい、失敗は許されない、という環境が、「結局、誰の責任のなのかわからないシステム」をつくりあげるのかもしれません。自分で行動している人の言葉はすばらしいですね。評論家のそれとは違いますね。それでは・・・・。
Oct 9, 2017
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タイトルからすると、いわゆる「先延ばしを止める」系自己啓発本のようですが、「心に葛藤があるから行動に移せないのだ」っていう心理分析を中心にした内容です。「うつ病患者は・・・」とか「神経症者は・・・」など、どの本でもシンプルな書きかたをされる加藤さん。この本もその切れ味は変わりません。その表現のせいか、アマゾンでは厳しいレビューが目立ちます。しかし、私には思い当たることが多く、どの本も参考になります。できればすべてに目を通したいぐらいです。著作が多く読みきれませんが・・・。ほんでもって、またまた刺さった文章が多かったので備忘録です。私自身も無力感、絶望感に苦しめられた人間である。私自身やればできることをしないで、「そんなことをしても意味がないのではないか」と単に議論だけしているという傾向がある。実際に何かをするよりも、しても意味がないのではないかと議論している方が楽であるから。座っていたのでは情報は入らない。行動する人はとにかくいちいち自分の行動の効果を詮索してから行動するのではない。座っていても自分の望みは実現できないから行動するのである。普通の市民で株で信じられないほど大儲けする人がいる。しかしその人がそれだけで自己有効感、幸福感を持てるかというとそうではない。それよりも地道に英語の発音を勉強して、少しでもうまく発音できるようになった人の方が自分の中に価値を感じることが出来るに違いない。我々は成功ばかりで幸せになるのではなく、失敗と戦うことで幸せになるのである私たちが何か心配な時に、心配する事態がもし現実になったとしても「私には出来る」と思うことが大切なのである対人恐怖症者は他人を前に理想の人間を演じようとする権威主義者とは自分の能力では結果をコントロール出来ないと思っている人達である。自分が住んでいる世界や、自分の人生がどうなるかということは、自分で考え、自分が反応しても仕方ないと思い込んでいるのが権威主義者であろう。mindlessな人は状況を無視してある言葉を正しいと思い込む。ある情報を正しいと思い込む中略一つ一つの言葉を前後の関連なくまっ正面から考えすぎるのである中略mindlessな人は意地の悪い人のことを軽く受け流すことが出来ない人間にとって恐ろしいのは困難そのものではなく、困難そのものを自分ではどうすることも出来ないのだと小さい頃学習することである。人間にとって恐ろしいのは、酷い目にあうことそのことではなく、酷い目にあうと、それを自分は避けることができないと小さい頃学習してしまうことである。行動しない人ほど推測や議論が好きである相手に向けるべき攻撃性を自分に向けることで心は病んで行く。自責は心の病の一般的な特徴である。一般に自分の人生にあまり関係ないことにヒステリックになって正義を唱えたりする人も同じように、自分についてあまり好ましい感情を持っていないのかも知れない。正義が問題ではなく、正義を持ち出すことで相手を憎むことが問題なのである。中略人類に絶望したということは「私は自分自身に失望している」ということの反映なのであろう。心理的に病んだ人自分に対する失望感を抑圧しているから、他人に対してヒステリックなほど高い基準を要求するのである。抑圧したものを他人の中に見つけてそれを非難することで、自分の心の葛藤を解決しようとしているのである。非常に“耳が痛く”かつためになりました。それでは・・・・。
Oct 1, 2017
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