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前回に引き続き、小説サイト巡り。キーワードをFF11とするよりFFXIとした方がよくヒットすることに今更気づく。 最近気づいたのだが、ネ実やしたらばに創作スレがある。どうやらしたらばの方が昔からあるようで、そこに参加されている老舗サイトもあるようだ。 本日は、漁ってた中でお勧めサイトをご紹介。量が結構多いので、まだ全てに目を通していないが、一見でこれはなかなかいいなと思ったサイト様達。全く面識の無い方に辛口で批評するのは気が引けるので、そこは割愛。人の事とやかく言えるほど、まともな文章書けないからなぁ…と。●したらば系 涙たちの物語に投稿されているサイト様 (まとめサイト様)■白き探求者様。 おそらく最も繁盛されているFF11小説サイト様。オリジナルのトップ絵もかっこいい。 量も多く、これだけ長く書いていられるのは素直に凄い。 描写は少なめでテンポはいい。表現が軟らかいから気軽に読めるし、展開や設定のツボも抑えているように思う。うちの話、無駄に固いから肩がこって読めない、という方はこちらのサイト様を覗いてみるといいと思う。■Scrapper様。 精力的に活動を続けられているサイト様。 文体は一人称。細かい設定も掘り下げられている印象。 句読点や先頭スペースがどうしても気になってしまい、惜しい……。(行頭先頭スペースの補足) FF11の小説サイト様は、読みやすさを意識されているのか行頭の先頭にスペースが無い。描写や説明を一行に収め、テンポを意識されているのだろう。それはそれでありとは思うが、やはり描写や説明が複数行に渡るときは、行頭にスペースが欲しい。逆に読みづらいと思う……。なんか不文律っぽく統一されているが、これだけはどうしても馴染めない。■夜の剣団様。 テンポ良く会話や話が進む話が多い。 印象として、話の特徴はアイデア勝負。ロジックよりも情緒よりか。描写が多いわけではないので、読みやすくはある。 女性でこういった話が好きな方、結構いるんじゃないだろうか。●ネ実創作スレまとめサイト様。 まだネ実に立ったばかりなので、サイトを運営されている方はいない様子。結構アイデアとしては面白い話がある。展開とかこう、つっこみ所も多く荒いのも多いが。書きはじめって、勢いがあるから技術的には未熟でも面白い話を書けるもんだよなあとしみじみしてみたり。(という管理人は未熟な上に感性が錆びついている感があるが) とりあえず今日はこんな所で。グーグルでもいくつか見つけたが、完結してなくてちょっとしかなかったり、年齢制限付のアレだったり。うーん、表現とか文章力良かったりするところもあるんだけどなぁ。 ネ実かしたらばのスレに投下してみるかなあ。ネタとしては、以前書いたようこそ、ジュノへの長さ的には丁度いいショートショートがあるし。流れを見て投下してみよう。公開済みの作品が駄目なら、同じくらいの長さのオリジナル新作を作ることにして。
February 28, 2005
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「あら」 扉を開けた老婦は、以前と同じ笑顔でナギサを出迎えた。居間に通され、ウィンダスティーをご馳走になる。「何度も足を運んでもらって嬉しいですねぇ。この年になると、訪ねてこられる方も少なくて」 老婦は前にも増して機嫌が良いように見えた。不思議ともう、その姿に嫌悪感は無い。 だが、認めるわけにはいかない。 これはもう、意地だ。「リクレールさん」「はい?」 名を呼び、テーブルの上にカップと小袋を置く。その姿を認めたとき、老婦の表情が、変わった。「これに、見覚えはありませんか?」「……」 亀裂の入った笑顔。固まったように、カップと小袋を交互に眺めている。 やがて目を閉じると、老婦は呟くように、言った。「……知りません」「え?」「そんなものは、知りません」 今度はきっぱりと、老婦は言い放つ。笑顔の中に見え隠れする、拒絶。それは過去に対してのものなのだろうか。「知りませんって、そんなはずは――!」 勢いよく立ち上がったせいで、椅子が音を立てる。「これでも苦労して取ってきたんですよ。ほら、あなたには見覚えがあるはず――」「帰ってください!」 思わぬ老婦の大声に、ナギサは言葉を失った。 半分開いた窓から吹き込んだ風が、小袋から覗くウィンダス茶葉を、静かに揺らす。 ぎゅっと両手を握り締め、うつむく老婦。それは、触れてはならない何かだったのか。 倒れた椅子を引き寄せ、音を立てないように座る。肩肘をつき、窓の方を見やる。老婦は何も言わなかった。 春の風に静かに揺れる、スィートウィリアム。そう言えば、この部屋には絵が無い。真新しい家具。手入れの行き届いた、簡素な部屋。過去を想起させるものは、何も無い。「・・・・・・帰りませんよ」 今更ながらに、ナギサは呟く。トントンと、左手の指でテーブルを叩く。「・・・・・・」 老婦は何も語らない。それならば、こちらにも考えがある。「過去を捨てたからって、どうなるんです」 静かに余生を過ごす、穏やかな日々。「このまま全てを忘れたまま、何も無かったことにして」 それは、偽りの仮面だ。「あたしはクリスタル大戦の時、まだ母のお腹の中にいました。だから、どれだけの悲劇が、苦しみが、涙があったのか、想像もつきません。そして今も、ただの冒険者です」 歴戦の英雄に、自分などが説法をするとは思っていなかった。だが・・・・・・。「でも、祖母や母は、私に聞かせてくれました」 言っておかないと、気がすまない。「それはサーガでした。誇り高き騎士が、勇気ある市民が、種族を超え、たった二年の間でも、自分達や周りの人々の生活を守るために戦ったと」 思い出す。サンドリアから離れた、小さな村。風が静かに本のページをめくり、それを見た祖母は、優しく微笑んでいた。「あたしは、それを誇りに思っています。憧れも抱きました。騎士団には入れなかったけど、冒険者として、先人の遺志を継ぐのがあたしの理想。いなくなった人のも、全部、背負えるだけ背負って」 忘れることのできない過去がある。忘れたくない過去がある。だから。「それなのに、あなたが過去を捨てたら、あたし達はどうすればいいんですか……っ」「……」 時に、放たれる言葉は、どんな矢よりも残酷だ。一度言ってしまえば、それはもう、拾い集めることはできない。 既に射手を放れた言葉は、老婦に何かを伝えることができたのだろうか。「それは……この、ティーカップは、夫のものです」 ゆっくりと、老婦は口を開く。いとおしげに、そのカップを撫でながら。「夫が生前、仲間達に手向けた……龍王様の墓がモンスターによって荒らされ、もう見えることは無いと思っておりました……」 老婦は何かを諦めたかのように、嘆息する。ナギサはじっと、カップを撫でる手を見つめていた。「そして、私が備えた茶葉。もう、とうに香りも失せて……」 ……そうか。 過去はいつも、遠ざかっていく。しかし目を閉じれば、色鮮やかに蘇る。 だが、薄らいでいく香りだけは、残酷に時の流れを思い起こさせる。 老婦が逃げていたのは、そんなものからだったのだろう。 老婦は、声も上げずに泣いていた。吹き込む風が、静かにその髪を撫でていく。「龍王の墓で、説教くさいタルタルに出会ったんです」 その言葉を、思い出す。伝えるべき相手は、目の前にいる。「時として、過去は辛く何よりも重い。しかし、自分を過去のものにしてはいけない。そう、彼は言ってました」「……」 老婦は答えない。だが、慟哭は、風の中に掻き消えるように。「……言いたいことは、それだけです」 そう言い残し、席を立つ。 人の心を変えることは、どんな敵を倒すよりも難しい。それに、自分もこの老婦もかたくな過ぎる。 それでも、もし、何かを伝えることができたのなら。「あ、それと」 扉に手をかけ、ナギサは思い出したように告げた。「お茶、ご馳走様でした」 静かに扉の閉まる音。強い花の香りの中、薄れゆく、風の香り。 老婦はいつまでも、手の中のカップを、じっと見つめていた。
February 27, 2005
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深手を負った腹部に、温かい感触が広がる。パクの治療魔法だ。まどろんでいくような、心地よい感覚。 ぼんやりと、辺りを見渡す。壁にもたれかかったユウイチの姿。目をつぶり、懸命に傷を癒すパク。敵の姿の消えた広間を、上り始めた朝日が静かに浮かび上がらせていた。「……結局、アレはなんだったんだ?」 ぼんやりと虚空を見つめながら、ユウイチがつぶやく。 死者の墓守。その目的も、もはや知るすべは無い。詠唱を終えたパクが、ゆっくりと身を引く。「あの者は、生前さぞ名のある騎士だったのでしょうな。その墓に、かの者にとって大事な魂が眠っているのかも知れません」 ナギサの手の中には、薄汚れたティーカップがあった。DSの失せた空間に、いつの間にか転がっていたカップ。そっと泥を落とすと、一頭のグリフィンの描かれた装飾が、その表面に浮かび上がった。「パク、あなた、何か知ってたんじゃないの?」「……」 そう思ったのは、ただの勘だった。パクは目を閉じ、小さな墓の前に佇んでいる。「死者は眠るのが世の理。大戦は、20年も前に終わったのです」 パクはそっと、墓標に手を合わせる。それに合わせ、ナギサは目を閉じた。 20年前、大陸全土を巻き込んだクリスタル戦争。理不尽な戦争は、墓標に名を刻みきれないほどの命を奪った。生き残った人々は惨劇を憂い、そして今もその傷痕を心に残して生きている。それはきっと、あの老婦も。「墓を守るくらい、生きている者に任せてくれればいいのです」 目を開く。朝日が、視界を一瞬埋め尽くす。「人は何かを忘れることで生きていけます。しかし、過去を失うわけではありません」 そっと、手の平に何かが置かれた。すすけた麻袋の重み。DSの残した、ウィンダス茶葉の小袋。「時として、過去は辛いものです。何よりも重い。しかし、自分を過去のものにしてはならないのです」 見上げたパクの顔は、今にも泣きだしそうに笑っていた。「小生は、これからもここの墓を守っていきます。あなた方前途ある若人には、未来を作っていただきたい」 ゆっくりと、身を起こす。傷を塞がれても、まだ全身は苦痛を訴える。それでも、ナギサはカップと小袋をそっと握り締めながら立ち上がった。「皆様の過去と未来に、アルタナのご加護がありますよう……」 うやうやしく一礼するパクに別れを告げると。 ナギサとユウイチは、朝日に染まる龍王の墓を後にした。
February 26, 2005
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弦を弾く指が、赤く腫れ上がっていた。もう何本の矢を放ったかわからない。 しかし、DSは平然と立っていた。そのどれも敵には届いていない。誘い込むように回廊へと逃げたが、死角から迫り来る矢を、DSは事もなげに振り払った。そして、再び最初の広間。奴に死角など無い、そう判断してのことだ。「おい、アレ、反則だろ」 傍らで抗議の声を上げるユウイチも、息が荒い。対して、ゆっくりとこちらへ歩み寄ってくるDSは、死者たるゆえか、息の乱れもない。いや、そもそも息などしていないのかもしれないが。 戦局は明らかに劣勢だった。消耗の度合いを色濃く見せるこちらと、かすり傷すら負っていないDS。向こうではパクが自己治療を続けているはずだが、傷はふさげても戦線に戻ることは困難だろう。あれだけの深手を負えば、回復魔法につぎ込む魔力も大きい。「せめて、あいつの剣を止める事ができれば……」 親指の爪を噛みながら、ナギサはつぶやく。ユウイチも剣の腕は一流だが、奴は次元が違う。このままでは、確実に殺される。「……わかった」 ユウイチが短く言う。その顔には、決意が宿っていた。「ちょっと、何する気よ」「俺があいつの剣をなんとしてでも弾く。ナギサはそこに矢を打ち込むだけでいい」「無茶よ。それに、危険すぎ――」 非難の声を上げかけたナギサの唇が、不意にふさがれた。目の前に広がる、金色の髪の男の顔。 いつ以来かの口づけは、錆びた鉄の味がした。「行くぜ。続きはこれが終わったら、な」「――ッ」 思わず手を振り上げそうになるが、ユウイチの不適な笑みがそれを止めた。そして、眼前の敵を二人で睨みつける。「――ハッ!」 掛け声と共に、ユウイチが駆け出す。DSは機械的な仕草で、それに応戦する。(チャンスは、一撃……) 弓を下ろし、眼を閉じる。何も見えないはずの真っ黒な空間に、イメージする。 やがて起こる、緑の風。それは、万物の根源たる力、魔力。周囲の風の魔力が、矢へと集まっていくのを感じる。 イメージは、シンプルに。ただその矢が敵に突き刺さればいい。あとは結果の事象に対して、力を導いてやればいいのだ。 魔道士が魔法を完遂させるに必要なのは、過程である。複雑な力の奔流をイメージどおりに精緻に組み上げ、その設計図どおりに魔力を流し込む。対して、自身の魔力を持たない狩人等が武器を用いて発動させるウエポンスキルと呼ばれる技は、周囲に満ちた魔力を武器に込め、それを対象に叩きつける。必要なのは過程のイメージではなく、結果。 矢に力が篭もったことを確信し、眼を開く。視界に線を描く、二つの銀光。 技量の差が埋まったわけではないが、圧しているのはユウイチだった。決死の覚悟で繰り出される一撃は、DSよりも一歩、いやそれよりも短く、ただ確実に深く踏み込んで繰り出される。その気迫に圧されたのか、一瞬、DSの剣が大きく弾かれた。「ナギサッ!」「――サイド…」 裂迫の気合を込め、叫ぶ。いつもより強く握った弦を、思いと共に弾く。「ワインダー!」 空を切り、風の魔力を纏った矢が走る。一瞬にして眼前に現れた矢を、防ぐ術は無い。「――!」 とっさに身をひねったDSの左肩を、緑の閃光が貫く。その肩が、耳障りな音と共に弾ける。「あそこから、避けるの!?」 しかし、直撃こそしなかったが、ダメージを与えたことは確かだった。肩という繋ぎ目を失ったその左腕が、ごとんと地面に落ちる。「……」 寸前まで自分の左手腕だったものを、DSはゆっくりと見下ろす。そして、瞬きした後には、その姿が掻き消えていた。「え――?」「ナギサ、避けろっ!」 ユウイチの悲痛な声が聞こえる。視界の隅に写る、隻腕のDSの姿。その剣が、まるでスローモーションのように自分に迫っているのを、ナギサはゆっくりと認識する。「――ッ」 視界がぐるんと反転する。腹部に感じる、生暖かい感触。 それでようやく、斬られたのだと自覚する。 切っ先が、視界の中心に現れる。赤と銀の刀身に映る、明確な死。 そのイメージから逃れるように、思わず目を閉じた。 ――ザシュッ! 続いて木霊す、肉が切られる音。「……?」 しかし、すぐに来るはずの痛みの感覚が無い。恐る恐る目を開けると、金色の鎧が視界に広がっていた。「ユウ……イチっ!?」 慌てて身を起こすと同時に、ユウイチの体がごろんと転がった。鎧の背中に亀裂が走り、その下に覗く衣服に赤い染みが広がりだしている。「こ――」 視界の隅にある、DSを睨む。すかさず弓を構え、矢を継ぐ。「のおぉっ!」 自らの力全てを、瞬時に矢へと送り込む。それは、狩人の最大奥義にして最終手段の一撃。しかしもう、後のことを考えようとは思わなかった。「――射抜けっ!」 命令を下された矢が、弦から消失する。射手にすら認識できないほどの速さで、イーグル・アイの一撃が疾った。「……」 しかし。 あろうことか、矢がDSを捉えるより早く、剣が矢を払おうと閃く。人間離れしたその速度に、ナギサには剣が突然DSの前に出現したように見えた。 ――ギィン! 続いて起こる、金属音。奥の手も、届くことは無かったのだ。 何故か、呆然と、弾かれた矢を探してみる。反転した世界に、既に力を失った矢が刺さっていた。そのすぐ横にあるのは、小さな墓標。 あの墓が、自分の慰霊碑になるのだろうか。名も刻まれず、国への忠誠心と過去に縛られたあの石が。 渇いた笑いが、咽の奥から込み上げてくる。口の中に広がる、血の味。(死んでたまるか。死なせてたまるか。こんな所で、自分もユウイチも。アンデットになんて、なってたまるか――) 全身を駆け巡る痛みに耐えながら、それでもなんとか立ち上がる。弓を捨て、愛用のナイフを握り締める。もう、弦を引く力さえ残っていない。 血を流しすぎたのか、既に不明瞭になった視界にぼんやりと、黒い影が移る。足を引きずるようにして、その影に近づく。 影は動かない。既にこちらに余力が無いことが分かっているのか。 好都合だ。一歩でも遠くに行かれれば、最後の一撃も届かないだろう。どうせやられるくらいなら、必死に足掻いてやる。 一歩ごとに、ぐらりと揺らぐ視界。黒い影が段々とその姿を大きくしていく。「――っ!」 渾身の力を込め、影にめがけてナイフを振り下ろす。続いて、鮮明になる視界。DSの黒い顔は、明後日の方を向いていた。(どこを――) その視線をたどる。そこには。 地面に突き刺さった矢と、小さな墓の姿があった。(え――?) 思考が掻き乱される。倒れたユウイチの姿、生暖かい血の感触、錆びた鉄の味、死してなお、名も無い墓を守ろうとした者。(…やめ――っ) 何故そう思ったのか。今まさに突き刺さらんとするナイフを、必死に止めようとする。しかし、既にそれを止める力すら、残ってはいない。 ――ザシュッ! 肉を裂く感触が、両手に広がり、そのままナギサは地面に倒れこんだ。慌てて見上げたその先には、ナイフに首を貫かれたDSの姿。「なん……で…」 呆然と、その光景を見る。DSは不思議そうにその切っ先を見下ろす。 がくんと、その膝が折れる。DSの体が、薄まるように霧散していく。光の無い目は、ただじっと墓標を見つめていた。 やがて。 ――カラン。 支えを失ったナイフが地面に落ち、渇いた音を鳴らす。 DSがいた空間には、もはや何も残っていなかった。どこからか吹いた生ぬるい風が、通り過ぎていく。 いつの間にか、虫の音が鳴り響いていた。
February 25, 2005
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早起きアタックを仕掛けてVU変更点をちょぼちょぼと検証。■めりぽ■ まずは不意打ちとだまし討ちを58秒にしてみた。メリポでの短縮度合いは以下の通り。 1分アビ 2秒 5分アビ 10秒 10分アビ 20秒 必要ポイントは5段階で1.2.3.4.5 一つのアビに4段階まで上げれるのはフレが確認。多分5段階もいけそう。DAを上げたフレはなんだかえらく嬉しそうだった。■合成■ 錬金術新レシピは確認できたもので12。だいじなものは予想通り4万ポイント。 中間素材以外は低~中LV向けの武器が多く、エンファイアがエンサイレスがついている。元々追加もついており、エンチャントを発動すると発動率が格段に上がった。エンファイア系は常時。エンサイレスは発動率良かったが、格上の敵に発動しないと意味が無いので、追加検証が必要。ただ強化スキルに依存してるとしたらショボーン。■PM7章■ 流れは以下の通り。【決別の前】 シドと話す→ビビキーと桟橋とミザレオへ・ギルド桟橋I-9の???(ジャグ森K-8から入る) トンベリ4体 最初ボス1だがすぐ雑魚3が湧く。 まずはEを倒し、続いてアサシン3体。 Eは忍者、アサシンはシーフ、召還、黒。 フロウと微塵に注意。マラソンは可能。雑魚は普通に寝る。 スリプガがたまに飛んでくるので毒薬推奨。あとは普通のトンべり。急所突きとか。みんなのうらみは確認できず。被ダメや回避はそれほどでも無いので、敵の2Hアビの対処をしっかりすればいいだろう。推奨1PT。・ビビキー湾F-6の???(左上の洞窟) タコNM1体 セミ使いならソロ可 シーホラーぐらいの強さ DAやってたので戦士?マィティっぽいのやってたが、恐れることはなし。・ミザレオのE-7の小屋の扉(Storage Compartment) ブガードNM1体 セミ使いならソロ可 タコと同じ程度の強さ。追加HP吸収、TPリセットなど。 倒した後「光る箱」げっと。→シドと話す「プリッシュたちの手紙」げっと →海獅子Sueleenと話す 【武士道とは】 →海獅子無制限BC 30分制限「武士道とは」 ここまでやって、途中合流した野良のメリケン達とグッバイ。あとは夜かな。
February 24, 2005
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公式の詳細キター。DLもキター。 そして解析サイト様キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!! まあVUって、ログインするまでが一番楽しいんですよねw情報見てあーだこーだ、解析見てあーだこーだと騒ぐ。釣った釣られた、神だガッカリだと。とにかくまぁ前夜祭が一番楽しいのです。 で、情報見るとつつついに! めりぽで不意打ち間隔短縮キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!! キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!! キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!! キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!! 不意打ちリチャージが58秒になるなら一千万G出してもいい、なんて公言してた自分としてはもう神パッチ。 | | | | /V\ J /◎;;;,;,,,,ヽ _ ム::::(;;゚Д゚)::| ジー ヽツ.(ノ::::::::::.:::::.:..|) ヾソ:::::::::::::::::.:ノ ` ー U'"U' 問題は、・とんずら使用間隔・かくれる使用間隔・不意打ち使用間隔・だまし討ち使用間隔・トリプルアタック確率 これだけある(いやほんとありがたい)アビ群のどれを上げるか。 というのも、めりぽのカテゴリには上限がある。つまり、全部を上げることが出来ないわけで。とりあえず入ったらまず確認だー! バリスタのてこ入れもいい感じになりそう。白魔道士の印セットの範囲状態回復もよさげ。そして合成も追加ですよヒャッホーィ! それぞれへの詳しいコメントは中に入ってたしかめてからやるとしまつ。 そして解析を見て。つらつらと。 ああドラゴン装備いいなあ。 でも龍骨使うんだろうなあ・・・。 グラはこれだろうなあ…。 ゴルゲットと帯はセット装備かな。 マーシャルナイフはとて乱獲によさそうだなあ。 しかしアサシンとかドラゴンとか、装備の名前変えてくれればいいのに。まーたジョブ批判きちまうよw まてよ…アサシン…ドラゴン… 燃えよドラゴン、つまり、中華…ッ!
February 23, 2005
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VU日程が24日(木)と発表された。内容を見ると、それなりに大きなVUである。 ピックアップしてみると、以下のようなものが目に付く。・アルタユの開放とPMなどの追加・盾、めりぽ、白、侍の調整・釣りの仕様変更・装備品の追加・サチコ、フィルターの調整・AF倉庫NPC、マネキンの販売・ENMクエストの追加 目玉はアルタユなのだろうが、大多数には関係が無いので、本命はENMクエストだろうか。 ○「ENMクエスト」とは? 「ENMクエスト」は、バトルフィールドに到達する過程をクエスト化し、各「ENMクエスト」ごとに設定されている参加条件を満たした上で、ボス戦としてバトルフィールドで戦闘を行うクエストです。 ○従前のバトルフィールド戦と大きく異なる点・「ENMクエスト」では、バトルフィールドへ突入する際にオーブを使用しません。・バトルフィールド内では、戦闘不能に陥っても経験値の消失がありません。・モンスターを殲滅し、勝利を収めた場合にはその報酬の他に多くの経験値を得ることができます。 うーん、感じとしてはムバクエBCみたいなもんかな。報酬はクエ報酬だから大したもんじゃないだろうけど、貰える経験値次第ではいいかも。2000くらいなら考える。 ただ気になるのはENMクエストのEの文字。Empty、つまり、虚ろ。プロミヴォンのBCじゃないだろうな…。ワープさせてくれるなら難易度緩和にもなるし、いいと思うけど。となるとLV30制限が連想されるから(ヴァズは流石に無いだろう)、一応買っておくか。 ということで、とりあえずザンハーハ+1を購入。ついでにシェード用にウルグナイトを数個。アニマはそこそこストックがある&競売素材在庫がないので見送り。 そして新たなだいじなもの用にギルドポイントを確認。6万。うーん、まぁ十分なラインだろう。錬金術はギルドポイント貯めるの楽だし、8万くらいでもいいとは思うけど、まぁ4万くらいじゃないだろうか。■関連ニュース■公式POL
February 22, 2005
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3月18日発売、価格1,980円・・・って高いなうぉい。 とりあえずアマゾンをのぞいてみた。 ファイナルファンタジーXI ジラートの幻影/プロマシアの呪縛 ヴァナ・ディール ワールドリポート Ver.200502xx (仮) 出版社: スクウェア・エニックス ; ISBN: 4757513429 ; (2005/03/18) ヴァナレポ三巻目。あれ、出版社デジキューブじゃなくなってる・・・ってあの会社潰れたんだっけ?(汗) 説明を読んでみる。『オンラインRPG「ファイナルファンタジーXI」の最新版ガイドブックが、本家本元スクウェアエニックスから700ページ以上の超厚ボリュームで遂に発売!! 「プロマシアの呪縛」攻略の最新情報も満載し、初心者からベテランまで大満足のヴァナディール冒険者必読書』 モンスターのLVや感知タイプ、装備データや、多分ついてるだろう食事データなど、このシリーズはFF11の攻略本としては最高峰、ってか他電撃くらいしか思いつかないけど、まぁともかく優良本シリーズなので安心して買えそう。 700ページってくらいだから再収録の部分も多いだろうけど、前述のモンスターと食事データだけでも買う価値はあり(多分)。まぁでも高い。ミッション・クエスト攻略なども前号まではついているので、主に初級者向け(にしちゃ高いが)を中心に、コアな人々を狙っていると思われる。でも、パワプロの攻略本並に分厚いから置くのには邪魔だろうなぁ。■プレイ日記■・金曜。宿木が50Dくらいたまって倉庫がパンパンだったのでぐったりネットサーフとかしながら半分ほど消費。毎度の事ながら、流石にこの量はだるい。 できた万能薬を60Dほどレンブロア食料品店に売りつける。そのうちマツキヨになれそうだ。・土曜。裏ボスディン、人数の都合上ハイドラ方面へ進行。白、召、100貨幣が出る。・日曜。たまに競売を眺めつつ放置。PCのシューティングゲーにはまる。コントローラー無いのでキーボード。意外にやりやすい。でもクリア後のおまけモードの敵が強すぎて辟易。
February 21, 2005
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深夜。遥か頭上では蒼い月が新円を描き、龍王の墓には虫の音が静かに響き渡っていた。 風が草を揺らす音が、やたらと耳につく。頬をつたう一筋の汗。ナギサ達は息を殺して、それが現れるのを待っていた。 広間の片隅の、無造作に置かれた丸い石。それが墓標だとはとても思えない。 目を凝らす。のっぺりとした表面に、小さく文字が書かれている。『その魂、祖国と共に、悠久なれ』 どこぞの騎士達への鎮魂だろうか。20年前の大戦以降も、墓を建てられる人々は少ない。冒険者にしろ、騎士団にしろ、その旅先で命を落とし、行方不明となることが多いためだ。故に彼らの大半は、慰霊碑によって慰められる。稀に仲間達によってひっそりと弔われる事があるが、この小さな墓もそうなのだろう。「おい、ナギサ……」 ユウイチに声に、はっと我に帰る。いつの間にか、あたりを包んでいた虫の声が消えていた。 ジャリ、と、地面を踏む音が聞こえる。視界の隅に、いつの間にかそれは現れていた。「……おいでなすったぜ」 すらりと手足の伸びた、長身の男。重厚な装備に身を包んだ、エルヴァーンの姿。しかし、眉目秀麗なはずのその顔は、漆黒の闇に塗り潰されていた。 ダークストーカー。もはや意思を持たないはずの亡者。しかしそれは、真っ直ぐに墓標へと歩み寄っていった。 膝をつき、何かを手向ける。おそらくウィンダス茶葉が入っているのであろう小袋。それを墓前に供えると、DSはゆっくりと立ち上がり、ただじっと小さな墓を見つめる。 実際のところ、死者が墓参りをするなんて話に、ナギサは半信半疑だった。しかしその光景を目の当たりにし、ぐらぐらと頭の中がかき乱される。彼は生前何を思い、そして死してまでその過去に縛られているのだろうか。 死んでまで、意思を失ってまで誰かを想い続けるなんて事があるのだろうか。だとすればそれは、悲しいことだ。 アンデットが自我を取り戻すことはない。死者がアンデットと化す理由は唯一つ、生前報われなかった一つの強い思いだけ。それ以外の意識は闇の中へ溶け込み、怨念と共にただこの世を彷徨う。それは歪んだ悲しい存在だ。 ユウイチが目配せをしてくる。後方に潜んでいるパクが、息を呑むのが聞こえる。 ナギサは目を閉じ、息を吸うと、ゆっくりと頷いた。ユウイチはいつになく真剣な表情でそれを確認すると、草むらから躍り出る。「――せいっ!」 掛け声と共にDSへと斬りかかる。DSの暗い顔に、まるで眼のような光が灯る。一瞬にして、その色が敵意へと変わった。 ――ギィンッ!「なっ――!?」 金属のぶつかり合う音が、驚愕の声と共に響く。ユウイチの剣は、DSの持つ刀身によって受け止められていた。 ナギサには、抜刀の瞬間すら捉えることができなかった。冷たい汗が背中をつたう。 一瞬のうちに判断を下す。このDSは、強い。 一足のうちに草むらを抜け出し、弓を構える。踊る視界の中心にDSを捕らえ、弦を弾く。 放たれた矢が直線を描き、DSへと迫る。その矢尻がDSを貫こうかという刹那、その弾道が不規則に変わった。「チッ――」 舌打ちをし、次の矢を構える。DSの足元には、刀身によって弾かれた矢が転がっていた。(その剣技や烈風の如し、ね……) パクの声が脳裏に蘇る。誇張ではない。何しろ斬撃が見えないのだ。接近されれば、ひとたまりもないだろう。「ちょっ、コイツ――!」 ユウイチが悲鳴を上げながら、剣と盾でなんとかDSの攻撃を防いでいる。しかしその全てを受けることはできず、銀光が踊るたびに皮一枚、髪一本が削り落とされていく。 焦りを感じながら、矢を放つ。しかしどうやっているのか、そのことごとくが地面に転がる。「がっ……!」 斬撃を受け止めた盾ごと、ユウイチの体が弾き飛ばされた。ゆらりと、DSがその剣を大上段に構える。「――ッ!」 その時、思わず悲鳴を上げそうになるナギサの前に、甲高い声が躍り出た。「――ホーリー!」 白色の閃光が、視界に広がる。白魔法、ホーリー。閃光の薄れた視界に、白色の柱が立ち上っていた。 やがて消失する柱。その地点には、焼け焦げた地面だけがあった。「ふ、ふふふっ! やりましたよっ」 パクが歓声を上げる。ユウイチは、剣を杖代わりに立ち上がろうとしている。(――あっけなさすぎる?) じっとりとまとわりつくような不快感が、まだ残っている。嫌な予感を感じ、周囲を見渡す。月光に照らされた壁、枯れかけた木々、飛び跳ねるパクの姿。そして、その後ろに揺らぐ黒い影。「パクッ!」「え――?」 銀光と共に、パクの体が吹き飛ばされる。中空に踊る赤。どさりという音。パクの低いうめき声。「……」 剣についた血を拭おうともせず、物言わぬ死者の暗い瞳が、ナギサをじっと見つめていた。
February 20, 2005
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「小生は、パクヤナクヤと申す者です。龍王様の墓守をさせて頂いております」 駆け寄ってきたタルタルは、お辞儀をしながらそう名乗った。膝元くらいしかない彼を、ユウイチはどうしたものかと、頬を掻きながら見下ろしている。「あー、俺はユウイチ。で、こっちはナギサ」「これはこれはご丁寧に。で、ユーチーさん」「ユウイチだっ!」 早速名前を間違えられ、ユウイチは声を荒げる。パクは詫びる様子も無く、両手を掲げる。「そこの美しいお嬢さんも、お聞きくださいな。実は小生、今日この頃悩みに明け暮れ、眠れない夜を幾度と無く過ごす次第でありまして」「……どうでもいいけど、パク、あなた話し方が仰々しいわね。年寄りくさいと言うか」 そう言い放ち、ナギサはじと目でパクを見下ろす。すると、パクは不思議そうに小首をかしげた。「恥ずかしながら、小生も随分長く生きながらえておりますから」「長くって。あなた、いくつなの?」「この世に生れ落ちて、かれこれ50の年月を数えましたかな」 ナギサとユウイチはぎょっと顔を見合わせる。タルタル族はある程度成長すると外見が変わらなくなるが、子供にしか見えない外見でナギサ達の倍以上生きていると言われると、改めて驚きを感じる。「まあ、そんな事はよいのです。問題は、ここ最近夜な夜な徘徊するダークストーカーの事でありまして」「DSが?」 ダークストーカーとは、生前腕を磨いたエルヴァーンの亡霊の総称である。主にエルディーム古墳や氷河の遺跡などでその姿を目撃されるが、ここ龍王の墓では見たことがない。その理由は諸説あるが、遺体の腐敗や損傷が激しいとゴーストやスケルトンになってしまうと言うのが有力な説である。そして、それらアンデットとダークストーカーの違いは見た目だけではない。死の間際に身に着けていた強力な武具や、より強く残った残留思念からくる剣技の高さなど、その戦闘能力は他と一線をなす。「あんた、さっきのを見ると結構腕が立つみたいだけど、そのDSはそんなに強いのかい?」「それもあるんですが、ユーガスさん、そのDSがまた特殊でありまして……」 ユウイチは名前を訂正しようとするが、他種族の名前は覚えにくいのか、パクは片っ端から間違えてみせた。ナギサは嘆息しながら、話を戻そうとする。「で、そのDSがどうしたっていうのよ」「よくぞ聞いてくださいました! ナギサさんっ!」「おい、なんでナギサの名前は間違えないんだよ!」「美しいものの名前は、自然と頭に入ってくるものなのですっ」 ぐっとこぶしを作り、パクは力説する。なおも食って掛かろうとするユウイチを、ナギサは手で制する。このままでは話が進まない。「で?」「おっと、小生としたことが……。実はですね、最近になって龍王様の眠るこの聖地に、こっそりと墓を立てた不埒な輩がいることが判明したのですっ」 がっくりと肩を落とすパク。墓守と名乗った事をはじめとする話の内容と、強力な白魔法。本当に落胆する様子が見て取れる。「その墓には名も刻まれておりませんで、他の方はただの石ころと思われたのでしょうな。しかしどんな些細なことも見逃す小生ではありません。それが墓だと推測するに足る証拠を幾つか見つけまして、これは一大事だと、小生その墓をさらに詳しく調べていたのです。すると……事もあろうに!DSが怒涛の勢いで切りかかってまいりましてっ」 一々大げさに身振り手振りを交えて話すが、その小さな体と甲高い声ではもう一つ緊張感に欠けるなと、ナギサは苦笑する。「小生も白魔法の心得が多少ありまして、応戦したのですがその剣技や烈風のごとく。命からがら逃れたのですが、明晩再び訪れたそこには、供物を手向けるDSの姿があったのです」「アンデットが墓参りしてたってのかよ」「それはわかりません。しかし小生、これは何か事情がありそうだなと躊躇ってしまったのも事実。そこで助っ人を頼もうとしていた所に、あなた方が現れた次第なのです。見た所あなた方は腕の立つ冒険者のご様子。いかがでしょう、龍王様の墓の平穏を守るのを手伝って頂けないでしょうか」「まあ、報酬貰えるなら俺は構わ――」「……条件があるわ」 二つ返事で頷こうとするユウイチの言葉を遮って、ナギサが前に出る。その勢いに気圧されたのか、パクは少し後ずさる。「あたし達、ここで探し物をしてるの。サンドに住んでるお婆さんの持ち物。グリフィンが描かれた古いティーカップとか、年代物の装備品とか。見たこと無いかしら」「えっ、もしかして、墓荒らし!?」「……違うわよ。落し物探しってところかしら」「ふむ……そうですか。ティーカップ……」 そのまま横に転倒しそうなほど、首をかしげながら考え込む。ふと、その大きな頭が中空で止まる。「それならば、小生の悩みを解決して頂ければ手掛かりが掴めるかもしれませんっ」「と、言うと?」「何を隠そう、そのDSが備えていたのは、ウィンダス茶葉だったのですよ! ああっ、運命の因果の臭いがぷんぷんと小生には感じられますっ」 その言葉に、思い当たる。ウィンダス茶葉は、その名の通りウィンダス産の高級茶葉。それを発酵させたものは、サンドリアティーの原料になる。 やってみる価値はある。ナギサはそう判断を下した。
February 19, 2005
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そこに行けば どんな夢も叶うというよ 何人かは 行きたがるが 遥かにめんどい その国の名はぁアルタァユ どこかにある不具合 どうすれば行けるのだろう とりあえず実装 アァルタァユ アァルタァユ クエスト ミッション オースギ アァルタァユ アァルタァユ ダイジョーブ? 不具合 と、いうわけで。 次回のVU項目で以下のことが公式HPで明言されていたわけで。・シナリオの続編を追加予定です。このシナリオを進めることで、新たに開放されるエリア「アル・タユ」へ行くことが出来るようになります。 「シナリオを進める」ってのがちょっと怖いぜ。 戦闘あってもZM時の壺みたいにそこまできつくないのがいいなぁ。最後のBCきつかったし。ストーリー展開的にはイベント見た後すんなりいけそうな気がするけど、はてさてどうなるか。 そしてアルタユで待ってるのは今までのストーリー的におそらく・・・あんな敵やこんな敵。多分、ウエポン系の魔法生物が多いんだろうなぁ。オイル作っておかねば。 そしてアルタユがどんなところか予想してみる。 きっとこんな所だ(;´∀`) そして入ったら、その世界に溶け込み・・・ (((( ;゚д゚)))きっとこんなんなっちまうに違いない! ア、でもシーフなら移動マス多い&ターン回ってくるの早いとかありそうで、結構いいカモ・・・本日の画像提供(転載禁止):ふぉーさんほんとのアルタユ関係:http://www.playonline.com/ff11/information/0131.htmlhttp://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20050119/altaieu.htmCopyright (C) 2004 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved
February 18, 2005
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サンドリアの城門を抜けると、美しい常緑の森林が広がる。昔は王族の狩場として親しまれた、ロンフォールの森である。元気な初級冒険者の掛け声と、木々の間を通り抜けていったその先に、龍王ランペールの墓はある。 龍王が没したのは、わずか50年前の事である。しかし長きに渡り続いた国の内乱を収め、サンドリアに来襲した黒龍を退治するなど、その八面六臂の活躍を謳ったサーガは他のどの王よりも多い。救国の賢王とも呼ばれるとおり、彼は剣技だけでなく知略、人柄共に人民に尊敬され、そして愛された。その彼が生前秘密裏に建設した巨大な墓地が、龍王の墓である。 龍王の墓に行くためには、墓荒らしなどの対策として築かれた洞窟を通る事になるのだが、その環境が逆にモンスター達には絶好の環境となってっしまい、龍王の墓には吸血コウモリやアンデット、ゴブリン族の獣人が巣食っている。また、その再奥には龍王が生前盟約を交わした黒い巨龍が鎮座すると言う噂が囁かれており、その墓を訪れるのは初級冒険者から上級冒険者まで多岐に渡る。 その墓の中心に位置する広間に、龍王の墓標はある。草原を石の壁で区切ったような、それでいて回廊のように入り組んだ区画。モンスターが日夜徘徊しているため、その壁は所々に老朽化の跡が見られる。 群がってくるコウモリたちを払いのけながら、ナギサとユウイチはその周辺を探索していた。「懐かしいねぇ。昔はよくここで腕を磨いたっけ」「そうね」 ナギサはそっけなく返事を返しながら、矢を放つ。不規則に動くコウモリが中空の一点で一瞬動きを止め、やがて絶叫と共に地面へと落ちる。彼女にしてみれば、この程度の敵は練習台にもならない。「相変わらずいい腕してるぜ。最近サンドに篭りっきりで腕がなまってんじゃないかと心配したんだけど、杞憂だったな」 そう言うユウイチも、剣技においては一流の部類だ。ナギサをじっと見つめながら、四方から飛び掛るコウモリの群れを片手に持った剣で薙ぎ払う。これはこれである意味凄いが、鬱陶しい視線は問題だ。「このくらい動いてくれる的の方が、当てやすいのよ」「ナギサ、止まってる的にはさっぱりだもんなあ。そう言えば、いつかの射撃大会だって」「動かない円の中心に矢を当てたって、何も意味は無いじゃない」 それはたしか、騎士団の登用試験での事だ。動かない的を射ることは、自らの卑しき心を射抜く事だとか説法をしていた僧侶がいたが、戦場に色鮮やかな円なんて物は無い。実際、試験の結果は散々だったが、形式や規律ばかりの騎士団などこちらから願い下げだと、すっぱり諦められたのは良かったと思う。採用試験に合格していたユウイチが辞退したと聞いたときは、少し申し訳ない気持ちになったけれど。(神殿騎士団への配属を希望したんだけど、王立騎士団に登用されちまってさ。あそこいい女いないから、辞退してやったよ) そう言いながら、昔馴染みのユウイチは笑っていた。それからほどなくして仲間達と冒険者に転進したが、これはこれでよかったと思う。「やっぱナギサ、根っからの狩人だよ」「そりゃどうも」 そう言うユウイチも、根っからの冒険者だ。気の向くままに各地を放浪し、未知の謎に挑む。ナギサは冒険者の自由な気質に悩む事も多いが、仲間達と駆け抜けた数々の冒険は、他では得がたいものだ。それ故に、心揺らぐ。「ほら、後輩達も頑張ってるぜ」 あらかたコウモリを叩き落した後、ユウイチの言葉の方を見やると、そこでは新米の冒険者が地面から生えた巨大なミミズ相手に奮闘していた。まだあどけない顔立ちの、ヒュームの青年。彼もこれから様々な仲間と出会い、数々の冒険に挑んでいくのだろう。これは、そのための第一歩だ。 微笑ましい光景に、ナギサは弓を下ろす。甲高い掛け声と共に振り下ろされた剣が空を切り、地面にぶつかって金属音を鳴らす。「危なっかしいなあ」「最初は誰でもそうよ。それに、ユウイチよりは筋がよさそうよ」 苦笑しながら、ユウイチを見る。彼はちぇっと舌打ちして、頭をかいていた。最も、あのルーキーが女性だったなら、こうしていることは無く駆け寄っていただろうが。 その時だった。 ―――グルル…。 低いうめき声。ゴブリン特有の、重低音。油断していた。「おい、お前ッ!」 気がついたのは、ユウイチが先だった。青年と重なるように見える壁からはみ出した、銀色の刃。こちら側からは死角となる場所。 しかし、青年はきょとんしてユウイチの方を見ているだけだった。気がついていない。うかつだと、胸中で呟きながら、素早く弓を構える。しかし、それよりも早く残像を描いて銀光が宙を泳ぐ――。「――ホーリー!」 刀身が青年の背中を捉えるかに見えた刹那、甲高い声が木霊した。続いて、視界を埋める白色の閃光と爆音。「え?」 三人が、三者三様の声を上げる。青年の後ろには、前のめりに倒れたゴブリンの姿。焼け焦げた重装からは、白煙がうっすらと立ち上っていた。「大丈夫でしたか?」 視界の隅に、小さな丸いシルエットが映る。それは小人のタルタル族。ようやく状況を理解した青年は、コクコクと頷いたあと、勢い良く頭を下げてその場を駆け出していた。「いえいえ礼などいりませんよ。前途有望な若人を助けることが出来て、小生は幸せの至りなのです」 しかしその事に気がつくことも無く、そのタルタルの少年は語る。そして両手を外へ広げ、何も無い空間にうやうやしくお辞儀をする。「あなたにアルタナ様のご加護がありますよう……あれっ!?」 頭を上げ、青年が既にそこにいないことをようやく認識する。小首をかしげてしばらく思案したあと、ぽんと手を打った。「ああっ、なんて奥ゆかしい方だ!」 大仰に両手を振りかざす。そして何事か呟きながら、周囲を見渡す。しばらくして、その目がナギサ達と合った。「おや?」「あ、どうも……」 ユウイチが片手を上げて、挨拶をする。口の端には引きつったような笑い。しかしそれを気にする風でもなく、そのタルタルは嬉しそうに笑顔を浮かべた。「あああっ、丁度よかった。そこの信心深そうなあなた方っ!」 思わず後ろを見渡したが、誰もいない。その言葉が自分達に向けられたものだと理解するのに、ナギサは数秒の時を要した。
February 17, 2005
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泥のように眠っていたはずだった。 深夜ふと目が覚める。時計を手に取ると、朝の4時半過ぎ。昨夜も電車の中で眠りこけ、一駅寝過ごしたくらいだったので、おかしいなと思いながらも布団をかぶりなおした。 しばらくして。 ベットがぐらぐらと揺れている事に気がついた。地方から出てきた頃は地震の多さに驚いたが、既に慣れきっているためそのまま寝ようとする。 しかし、結構でかい。なんか物が落ちる音がする。遠くで子供の声がしている。あーちょっとやばいかも。 眠りに落ちる寸前の所で、ガスの元栓閉めたかな、どっかで火事とか起こってないだろうな、などと思いつつ。 寝た。 朝起きてニュース見ると、震度5弱だったらしい。ダイヤもちょっと狂ってたり。 地震の直前目が覚めたのはなんだったのか。虫の知らせだったのだろうか。でもまぁ、その後寝ちゃあ意味ないな・・・w さて、新作のプロットができたので、これからちょぼちょぼと上げていくつもりです。
February 16, 2005
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さしあたって、ナギサ達は街の人々に聞き込みをする事からはじめた。昔名うての冒険者だったと言う話はどうやら本当のようで、老婦とその亡き夫を知る人は多かった。ある人は理想のカップルだったとしみじみと語り、またある人は、今でも彼女らの活躍が食卓の話題に上がることも少なく無いと、感慨深げに話してくれた。 リクレールは20年前のクリスタル大戦に騎士団の一員として参加し、そこで彼女は亡夫と出会ったらしい。その後大戦が終結した後、慎ましやかに挙式を上げ、除隊後も今で言う冒険者として各地を駆け回ったのだと言う。しかし数年もすると夫の体調が思わしくなくなり、隠居して最後を看取った彼女はそれから静かに余生を過ごしている、と。 思い出の品を探す、その目的は漠然としすぎていたが、昔リクレールと共に冒険をしたと言う老人から、彼女が昔ティーカップを大事にしていたという話を聞きだす事が出来た。 そう言えばと、ナギサは思い出す。老婦の家にあったのは、全て陶器のグラスばかりだった。彼女の家でご馳走になったウィンダスティーはクォン大陸でも好んで飲む人が多いが、ティーカップで飲むと言う慣習は無い。ティーカップで飲むものと言えば、サンドリア国民が好んで飲むサンドリアティーなどだ。サンドリアで客をもてなす時は、ほとんどの場合でその紅茶が出てくる。騎士団に属した人が住む騎兵通りなら、尚更だ。 何かあるなと、ナギサは直感的に悟った。その事を依頼主のコウジに聞いてみると、彼は思い出したようにその事を語った。「たしかにリクレールさんはティーカップを大事にしてたなあ。たしか、結婚式のとき教会から旦那さんとペアのカップを贈られたらしいんだが。でも、いつからか彼女がそれで紅茶を飲んでる姿を見なくなったなあ」 サンドリアの国旗にも描かれている、対のグリフィン。それが描かれたティーカップは、騎士団でも高位の騎士にしか贈られることは無いという。そんな話を、ナギサは祖母から聞いたことがあった。最も、それが貰えるように頑張りなさいと言った彼女の言葉に反して、今は冒険者として生きているが。「……思い出した。たしかあれは、龍王様の墓のモンスター退治から二人が帰ってきた頃だ。あれ以来旦那さんは体調を崩しちまって、冒険者をやめちまったんだ。それから健康のためだとか言って、ウィンダスティーばかり飲むようになっちまってたなぁ……。なにも、ティーカップを全部処分しなくてもよかったと思うんだが」 ひょっとするとそこで彼女はカップを無くしたのかもしれないと、見当をつける。そうでなくとも、冒険者として最後に挑んだ冒険の地だ。何かしら、思い出を想起させるものがあるかもしれない。 ナギサは考えをまとめると、そこへ行く事にした。 龍王ランペールの墓。そこにはサンドリア史上、最も偉大な王が眠る。騎士団として、冒険者として、駆け抜けた日々の欠片が眠っているとすれば、ちょっとした歌のようじゃないかと、ナギサは思った。
February 15, 2005
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再び、獅子の広場。 噴水は水しぶきを上げ、沈んでいるコインが陽光を反射し、てらてらと光っている。「で、どうするんだ?」 ベンチの半分では、ユウイチが寝そべって空を眺めていた。ナギサは肩肘をつき、嘆息している。「励ますもなにも、あの婆さん元気そうじゃん。なーんか終わってる感じはするけど。ま、適当に時間潰して、報告すればいいんじゃね」「そういうわけにもいかないでしょ」 目を閉じ、老婦の笑顔を思い出す。あれは以前にも見たことがあった。 幼少の頃に見た祖母。冒険者を辞め、結婚した友人。街角に溢れる、のんびりとした時間。 時間が止まっているような錯覚。そのくせ、気がつくと随分とカレンダーの日付は進んでいる。 それら全てが、ナギサにとっては嫌悪すべきものだった。「……決めた」 短く言い、立ち上がる。それを見たユウイチが、慌てて身を起こす。「お、おい。決めたって何を?」「あのお婆さんに、何が何でも昔を思い出させてもっと元気になってもらうのよ」 ユウイチはぽかんとして、その言葉を反芻していた。続いて抗議の声を上げるが、ナギサはそれを目で制する。 冒険者としての日々を思い出すことは無いと、彼女は言った。だが、そんなはずはない。人は過去を捨てても、逆に強く過去に縛られる。「気に食わないのよ、ああいう人」「ナギサって、お節介焼きで容赦ないよな」 頭を振り、ユウイチは立ち上がる。すかさず肩を抱こうとする手を、ナギサは払いのける。「つれないなぁ……。しかし、過去を思い出させるって言っても、どうする気だよ」「まぁ、冒険者だったら思い出の品の一つでもあるでしょ。とりあえずそれから探してみましょ」
February 14, 2005
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ユウイチと合流し、番犬横丁にあるというリクレールの家を目指す。凱旋広場の喧騒を抜け、再び裏道へと入ると、冒険者や商人の姿はあっという間に無くなり、簡素な軒並みが広がる。 従騎士やその家族が住まうこの区画には、引退後も留まる人は少ない。サンドリアは城砦都市であるため、居住区の拡張性に乏しいためだ。20年前の大戦以降、大規模な武力衝突の無い今となっては、高い城壁は国の発展を妨げるものでしか無い。 目的の家の前で立ち止まり、見上げる。国営の住宅はそれぞれの外観に大差は無い。だが、身寄りの無い一人暮らしの老人が住むにはいささか広すぎる家だと、ナギサは思った。「あら、お客様かしら」 扉を開けたナギサ達を出迎えたのは、品のよさそうなエルヴァーンの老婦の笑顔だった。おそらくずっとそうしてきたのだろう、彼女の微笑みをなぞるように、顔には皺が深く刻まれている。「よう、婆さん。俺たち冒険者なんだけど、何か困りごとは無いかい?」 片手をひらひらとさせ、ユウイチが話しかける。年頃の女性を口説くのと同じいつもの仕草。その様子が可笑しかったのか、リクレールは口元に手を当て、くすくすと笑う。「アルタナ様のご加護により、この通りつつましくも日々暮らさせていただいていますよ。困ることなんて、これっぽっちも。そうだ、せっかくいらしたのだからお茶でも飲んでいってくださいな」 ユウイチ達が頷くのを見ると、老婦は椅子を勧め、嬉しそうに台所へと向かう。その背中を見送りながら、ユウイチはナギサの脇腹を肘で小突いてきた。「おい、あれのどこが元気が無いんだよ」「さぁね・・・・・・」 額面どおりにしか物事を見れないユウイチには、それ以上を見て取るのは無理だろう。最も、ナギサもそれ以上を詮索する気は無かったが。 窓際では、白いスィートウイリアムが風に踊っていた。鼻につく、強い香り。飾り気の無い質素な部屋では、その香りは目立ちすぎる。「どうした? なんか機嫌悪くない?」「別に・・・・・・」 何故か苛立っているのは自覚していた。ユウイチにもそれが伝わっていたのなら、相当顔に出ているのだろう。眉間に力を入れて、いつもの仏頂面を作るようつとめる。 そうしているうちに、台所からリクレールが戻ってきた。差し出された陶器のグラスからは、ほんのりと湯気が出ている。「ウィンダスティーです。お口に合うといいのだけど」 半透明の緑色の水面に、しかめっ面をした顔が映る。ナギサはまぶたを閉じると、音をたてないように茶をすすった。少し、苦い。「緑茶っていうんだっけかな、これ」「ええ。なんでも、ウィンダスと古くから交流のあった、東方の国伝来の飲み物ですとか」「ふぅん……」 苦い物が苦手なユウイチは、手の中のグラスをもてあそんでいる。それは、考え事をする時の彼の癖だ。それも大抵、的外れな。「なぁ、婆さん。隠さなくてもいいぜ。なんか困り事があるはずだ。俺にはわかる。うん、うん。……わかった。誰かに狙われてんだろ」「いいえ、そんな事は全く」「んじゃ探し物があるとか、借金とか」「特に思い当たる物は無いですねぇ……」「じゃあ、痴情のもつれ」 老婦はくすくすと笑いながら、手を振って否定する。「本当に、困ることなんて何も無いのですよ」 万策尽きたとばかり、ユウイチはこめかみに人差し指を当てて黙り込んでしまう。そんな彼に向けられる、穏やかな笑顔。「婆さんも昔、冒険者だったんだろう?退屈じゃ無いのかよ」 家具も少ない、簡素な部屋を見渡しながらユウイチは毒づく。「ええ。若い人から見れば、それは退屈な暮らしかもしれませんけど、若い時分からずっとこういう生活に憧れてましてねえ」「……また、冒険をしたいって思う事は?」 ナギサが口を挟む。老婦は少し言葉を探すように黙ると、窓際の花へと歩み寄る。「私は随分と年を取ってしまいました。そして、充分に生きました」 白い花弁を指先で撫でながら、静かに呟く。「だから、もういいのですよ」「もういいって?」 表情はそのままに、老婦は言葉を濁す。「冒険の日々は、私にとって夢だったのですよ。そしてもう、その夢を見る事は無いのです」 目を閉じ、ゆっくりと椅子に腰を下ろす。「全てをあるがままに見て、日々慎ましく過ごす。そうすれば、楽園の扉が見えるような気がしてきますのよ」(ああ、そうか……) 苛立ちの理由が思い当たる。 この老婦は、全てをただ受け入れているのだ。穏やかに日々を暮らし、静かに死を待つ生活。 それは悟りであり、諦めだ。「……ま、婆さんがそう言うんじゃ仕方無いな」 ふと横を見やると、ユウイチはお手上げとばかりに肩をすくめていた。二人は茶の礼を告げると、とりあえずその家を後にすることにした。「たいしたお構いもできませんで、ごめんなさいね」「いえ、茶、うまかったっすよ」 最初と同じ表情で、老婦は二人を見送る。まるでそれは、仮面のようだ。 その時、ナギサの胸に広がっていたのは、苛立ちから嫌悪へと姿を変えた感情だった。
February 13, 2005
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まずはPMの残りのイベントを見て回った。採掘場でのイベントはクエスト、「ムバルボロスを探れ」でBC前まで進めておけば、アーリマンの涙をトレードすることにより採掘場まで飛ばしてくれるので便利だ。(7章に入るとスノーリリーは使えないため) 続いてサンドM8聖剣探査を手伝う。面子はナシ戦赤詩の5人。実装当初(LV65キャップ)はフルアラでかなり必死こいてクリアしたのに、時代は変わるものだ。 そして空へめりぽ稼ぎに。白さんを誘い、忍竜シ戦詩白の素敵PT完成。宮殿の正面から入った2つの広間でDポン乱獲。連携はアドリブ。 途中ライバルがきたが、移動しつつがっつんがっつん倒す。詩人と協力しつつ、9Cとか出たり。 アシッドを必死こいて入れ、釣りはとかく迅速に。 本日のコンセプトは、コルデ+1とホネニでTP速度重視。3時間弱で1万8千ほど稼いでホクホク。 しかし一つだけ気になることが。 途中なんか青っぽい子竜みたいなのが一瞬飛んでたりしていた・・・が、多分気のせいなんだろう。うん。
February 12, 2005
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とゆーことで、現在実装されてるPMの最後のBCへ行ってきました。 本日はネタバレが多いので、そーゆーのが嫌な方はご注意下さい。 はい。とゆーわけで突撃部隊の面子はこれだっ!A班 忍狩(漏れ)狩赤白詩B班 忍狩(漏れ)暗赤白詩持ち物:スシ ハイポ12 CCBポリマー剤 イエローリキッド リレイザー 剛力の薬 イカロスウィング 他各種薬武器:アシッドB 銀弾 スパルタンB このBCは45分LV60制限、三連戦BC。 マメット5>オメガ>アルテマと強力な面子が並ぶ。 しかし弱体アイテムのCCBポリマーが強力。これで、完全に勝機はみえたっ! 武装飛空挺上での戦い。戦闘エリアも新鮮で、ストーリーがいよいよ終盤に差し掛かってきたと、いやがおうにも緊張感が高まる。 まずはマメットX5戦。これは以前戦っており、攻撃パターンは同じであるが、数が多い分注意が必要。 気休めに剛力の薬を飲み、メヌメヌをもらい、アシッドをまず入れ、銀玉乱れで一匹沈める。忍者が2~3体を引き付け、残りを赤がマラソン。当然、忍者以外でターゲットが来た場合はマラソンに回ることに。 続いて2体目にスラッグ、そしてマラソンに以降。スタンやスパルタンで時間を稼いでもらったりしつつ、蝉の張替え。敵のガ系連射が怖いので、イエローでジョブチェンジを固定しつつ、早めに殲滅していく。 乱れ後TP89たまってたんでほぼ全ヒットだった模様。2000。スラッグ1100~2100。ギロ1000、迅450。グラビデはややレジ、サイレス、パライズ、バインドは入る。範囲MP吸収、物理吸収に注意。 戦闘が終わればMP、HPは全快。(TPはリセット) ちょっとだけ休んで、オメガ戦へと突入。ここまでで約10分ほど。 オメガは序盤追加麻痺の攻撃が多いので全力パラナ。雷スレを入れてもらい、スパルタンを打ちつつ銀弾スラッグで削る。WSを打ったら即アシッド。範囲が多いので離れ気味に戦う。 そして注意すべきは石化。忍者からたげを取らないようにする。歌はマンボマンボとマンボプレ。残り5割切った辺りから来るWSラッシュに合わせてCCBを打ち込み、全力で押し込む。6割くらいからTPはやや残し気味に。 ギロ450~550。乱れ500、スラッグ650~800。暗闇の術などは入る。主に後半に来るパイルピッチなど、ヘイトリセット技に注意。バイルは距離依存かもしれない。 ここまでで20分ほど。そしていよいよアルテマウエポン戦。 とにかくWSが多いので全部覚えるのは困難。注意したいのはパーティクルシールド(物理防御up)とケミカルボム(イレースでしか消せないスロウ、さらに食らうとエレジーなどをさらに食らい消すのが困難に)。他にも石化、静寂、麻痺などがあるため前衛は食らった報告を忘れずに。 狩人としては戦法は同じ。シールドやボムの報告をしつつ、距離をとってスパルタンぺしぺし。 ギロ400~450、スラッグ650、乱れイーグル500ほど。 そして最後にいいとこをイーグルで貰い、撃破ー!( ゚Д゚) A班は33分、B班は27分でベストタイムを更新。 総括すると、確実に勝ちたいならCCBを二個持ち、状態異常などの報告はこまめにし、状態異常回復とヘイト管理はきっちりと。編成上必須なのは白。豆はマラソン含めて一回練習しておくと吉。ガ連発されるとかなりきついので。 そして最後にタブナジアで集合写真を取って解散。 参加された皆、お疲れ様でした~
February 11, 2005
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通された家の広間は、広くは無いが手入れが行き届いていた。薪のくべられていない暖炉、二階へと続く階段、簡素な木製のテーブル。薄く陽光の差し込む窓際には、白いカサブランカの花弁が揺れている。奥さんの趣味だろうなと見当をつけながら、テーブルの対面に座る、花とは無縁そうな男を見る。「ま、頼みってのはそう大層なことじゃないんだが」 中肉中背の中年男性。短めに刈り揃えられた金色の髪は、所々が薄くなっている。シャツにはうっすらと漆の染みが残っており、清潔感という言葉とは程遠い。「アンタ、口は堅い方かい?」 値踏みするような目で、こちらを見つめる。依頼人と会うのを自分だけにして正解だった。あいつの事だ、連れてきていたらこの時点で依頼人に断られたに違いない。 ナギサが頷くのを確認すると、コウジと名乗ったその男は満足そうに無精髭の残る顎を撫でた。「この近くにリクレールって婆さんが住んでるんだがな、その人を元気付けてやって欲しいんだ」「はぁ・・・?」 もう一つ要領を得ないナギサの様子に気がつく風でもなく、コウジは続ける。「なぁに、別に病気とかって訳じゃあ無い。ま、その辺は会ってもらえればわかると思うんだが」 コウジは視線を泳がせる。「表には出さないんだが、ご主人に随分前に先立たれちまって以来、家からもあんま出てこないんだ。ま、心配な訳だがな。彼女は昔名のある冒険者だったから、お前さんみたいな奴に会えばちったあ気が晴れるんじゃないかと思うんだが」 うんうんと、自分に納得させるように話す。その言いようから、血縁ではないようだ。 孤独な老婦を心配する中年男性。冒険者は何でも屋のような仕事をこなす事も多いが、わざわざ自分達にまで頼むなんて、ご近所付き合いにしては大げさでは無いだろうか。 まぁ、どちらにしろのどかな事には変わりないが。「それと、俺からの依頼って事も伏せといて欲しいんだ」「まぁ、その辺りは依頼主の意思を尊重しますけど。依頼内容はそのリクレールって人を元気づける、でいいですか?」「うん、うん。いや、助かるよ」 コウジは破顔して、ぽんぽんとナギサの腕を叩く。 正直、あまり気が乗らない依頼内容だ。今の自分が誰かを励ますなんて、想像がつかない。逆なら分かるけど。 だがまぁ、ユウイチには少し借りもある。せっかくだし、手っ取り早く返すのも悪くは無い。そう思えたのは、カサブランカの甘い香りのせいだろうか。 今日の自分は少し寛容だなと、ナギサはつぶやいてみた。
February 10, 2005
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そのクエストの話を持ってきたのは、友人のナイトであるユウイチだった。「なんか簡単な依頼らしいんだけどさ、ナギサ最近悩んでるみたいじゃん? 気分転換にはいいんじゃないかと思ってさ」 ユウイチは一言で言えば、自己顕示欲の塊である。そうでなければとともじゃないが、恥ずかしげも無く金色の鎧を着て街中を歩いたりできないだろう。悪く言えば軽薄、良く言えば・・・・・・単純?まぁ、思いつくのはそういう形容詞ばかりだ。「なぁ俺も手伝うからさ、ちょっとやってみようぜ。最近、あんま一緒に行動すること無いしさ」 口元に浮かぶ軽薄な笑みに、ナギサはこっそり嘆息した。彼は、体を許せば心まで許したと本気で思ってる、そういう男だ。悪い奴ではないのだが、何かにつけて馴れ馴れしい態度にはどうしてもなじめない。「それとも何? なんか予定でもあんの?」「・・・・・・まぁ、別にあるわけじゃないけど」 腐れ縁ではあるが、昔からの馴染みでまだ冒険者をやっている知人は少ない。まぁ元々寄ってくる男は、どういうわけかロクな奴がいないのだけど。多分、男運がないんだろうなと、その辺は最近じゃ諦めている。「俺ら冒険者はさ、じっとうじうじ悩むなんて性にあって無いんだよな。悩むよりまず剣を振れ。うん、うん。いい言葉だよ」「あんたみたく悩まな過ぎるのも問題だけどね・・・・・・」 石のベンチに腰を下ろしたまま、頭を抱える。噴水を中心とした、獅子の広場と呼ばれる四角い広場。じっと悩むには、のどか過ぎる場所だ。見上げるとほら、馬鹿みたく空は晴れてるし。「ま、そういうわけで話はつけてあるからさ」「はぁ? あたし、まだ請けるとか言って無いんだけど」 すると、ユウイチは虚をつかれたように呆けた表情を浮かべた。「え? なんで? 請けないの?」「いあやまぁ、請けてもいいけど・・・・・・」 すると、彼はぽんと手を打った。絶対的外れな結論を出している。「大丈夫だって。俺がバッチリサポートするからさ」「はぁ・・・・・・」 ため息をつく。いつの間にか、肩に感じる手の平の感触。それを払いのけながら、しぶしぶ返事を返す。「まぁ、暇つぶしにはなるかもね」
February 9, 2005
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最近読んだ小説のレビューというか感想。九月が永遠に続けば著・沼田まほかる出版 新潮社穴太郎オススメ度 ★★★☆☆■あらすじ■ 日常の中に突然ぽっかり空いた穴。主人公がはまったのはまさにそれだ。 ゴミを出しに行ったまま、突然姿を消した息子。すがるように手がかりを探っていく中で、こみ上げる焦燥感と諦めにも似た喪失感。もつれた糸の端を手繰り寄せるように、彼女は分かれた夫など、息子に関わる人々を訪ね、そして彼らの周囲に蠢く"日常ではない何か"を見る。少しずつ描かれていく絵画のように、錯綜する数日間が描かれ、そして最後に彼女が見たものは・・・。■作品紹介■ 第五回ホラーサスペンス大賞を受賞した、実力派新人の作品。大賞の名に相応しい筆力で描かれており、現実感と説得力に溢れる作品でありながら、作者の視点はそこにとどまらず日常ではない何かを見据えているように思う。 第一印象としては、ホラーサスペンスとは違うジャンルの作品だというのが正直な感想だ。かといってミステリーではなく、幻想小説とも違う。カテゴライズが難しく、改めて考えるとやはりホラーサスペンスなのかなあと思ってしまった。 文体はロジックであるが、内容と併せて考えると情緒的だ。主人公である中年女性、母でもあり女でもある彼女は論理的に思考を組み立てているようで、感情の揺らぎから、矛盾するような直感などが内面で混ざり、錯綜しながら自分の周囲の日常の裏側にある何かを感じ取っていく。それが非常にマッチしており、文章力と相まって一気に読ませるものがある。 展開としては、数日間の狭い舞台で描かれる物語だ。しかし揺れる精神面が書かれており、想起させるような描写もさりげなく盛り込まれている。故に地味だとか展開に退屈するということはない。そして、読み終える最後に明かされるタイトルの意味に、はっとさせられることだろう。■辛口評価(ネタバレあり)■ 文章力、表現力、演出力は一級品だ。人物描写も登場する様々な人物が見事に書き分けられておいる。 ただ一人称であるため、主人公に共感できないと辛い部分がある。異常ともいえる事態に直面し、揺れる心情面として相応しい展開とも言えなくはないが、行動に少し無理があると感じる部分もあった。また、個人的に主人公よりも脇役の登場人物に感情移入する場面があり、反感を覚えてしまった。 そうして頭のどこかにひっかかった違和感は最後まで拭えなかった。ラストの意外な人物の衝撃の告白も(といっても勘のいい人は途中で「まさかなぁ」と気づいていたかもしれないが)、個人的には不満点。幾つか展開を思い浮かべながら、悪い予想が当たってしまった。どちらでも転べる展開でありながら、あえて意外な結末を持ってきたのはどうだったのか。 とは言え文章力、テーマ共に秀逸。自分は少し読み方を間違えたかもしれない。帯表紙に書かれた唯川恵氏のコメント、「頭で読むより皮膚で読む」、これから読まれる方はそういった感覚で読み進めて頂きたい。
February 8, 2005
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クォン大陸北方に割拠する、サンドリア王国。歴史と伝統を重んじる、剣技に秀でたエルヴァーン族が建国した国。しかし、その古き保守的な体質により、経済的な成長は落ち込む一方で、昨今では落日の獅子と揶揄されている。 城塞都市である事を主目的としたこの街は、サンドリア城を中心として扇状に広がっている。その各区域を城壁で区切ることにより、あらゆる事態において継戦能力を維持するように設計されている。 その外郭に位置するのは、下町である南サンドリア。ロンフォールの森へと続く東西の門を中心とし、両翼を広げるように街路が伸びる。 石造りの路上では、露天商や旅商人が今日も声を張り上げる。その喧騒から遠ざかるように居住区へと足を進めると、そこには簡素な暮らしを営むエルヴァーンの民家が静かに立ち並んでいる。 木造の二階建ての住宅。騎士団の一員として、冒険者として、戦場を駆け回った人々が余生を過ごす騎兵通り。訪れる人も少ないこの区画は、昼間でも喧騒が響き渡ることは少ない。あくせくと日々の暮らしに追われ、話題に上るのは騎士団の活躍と、過去の栄光くらいだ。 そんな軒並みをぼんやりと見上げながら、ナギサはゆっくりと歩を進めていた。緑色を基調とした、皮製の装備に身を包んだヒュームの冒険者の狩人。森での狩猟を想定し、カモフラージュの効果を持つその装備は、しかしこんな田舎の街中では奇異であり、目立つ事この上ない。 つややかな長い黒髪をかき上げながら、ナギサは小さく舌打ちした。 ふと目線を泳がせれば、のんびりとした人々の日常が目に入る。窓際で、鼻歌交じりに洗濯物を干す若い女性。何事かを語りかけながら、観葉植物に水をやる老人。昼時の、魚が焼ける食事の香り。望郷の念が脳裏をかすめ、時が止まったような錯覚に陥る。 冒険者として駆け抜ける日々と、普通の生活の中の日々。今最も歓迎したくない邂逅だと、ナギサは嘆息する。以前いっその事主婦にでもなろうかと考えたこともあるが、血の匂いをまとって布団を干す新妻がいるだろうか。 いずれはその香りも抜けるだろう。だが、その頃の自分は、ここの人々のように笑っているのだろうか?面を貼り付けたような、のっぺりとした表情。幸せを勝ち取ったと言った、いつかの友人の表情。それらが頭の片隅に浮かんでは消え、やがて砂塵が吹き、陽光をただ反射するバルクルムの白い砂漠が見えた。 疲れているなと、自覚する。戦場ではそんな事を考える暇は無い。日々目尻を吊り上げ、敵意を持って周囲を見渡すのが常だ。だが、こんな街中でそれをする必要はどこにも無い。 歩を止め、短く深呼吸をすると、目的の民家の扉を見つめる。住民の日常を守る木製の扉は、蹴れば容易く崩れてしまいそうに見えた。 日常と戦場の境界線なんて言うのは、そんなものなのかも知れない。
February 7, 2005
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どういうわけか自分の所属するLSは合成職人が多い。釣り以外はどの合成も90以上の人がいるし、倉庫キャラが何かの合成師範なんてゆーのも結構いる。鯖でも有名なトップ職人も結構いる。LV1なのに飛空挺パス&礼服完備とかまでいる。ください。 自分も一応錬金術100でサブも大体60だったりするのだけど、LSで資産ランクつけると下の方なのは間違いない。10人ちょいのLSだけど。それだけ聞くと廃LSっぽいが、別にHNMやるわけでもなく、大半がMHG行ってたり閑散としている事もしばしば。まぁ、協調性がないんだろうな、うん。 よくどの合成が儲かりますか、どれくらいスキル上げればいいですか、なんて質問を聞くけど、結局最後は努力だったりする。HNMやって素材を調達できるとかでないなら尚更だ。 たしかにある程度のスキルと元手が必要なのは間違いない。だが結局はどれだけ競売を眺めたか、地味な素材作りをどれだけやったかで決まるんじゃないだろうか。市場の見極めと仕入れ、販売の努力。実際の経済と同じだ。 無論うちのLSの他にもスキル100の人は結構いる。稼いでるやり手だって多い。でもスキル上げただけで満足してる人も少なくないことも確か。それだけで儲かるはずがない。 実際調理オンリーのLSメンが調理だけで、一ヶ月で一千万G稼いでいた。とてもじゃないが自分には出来ない。頭が下がる思い。稼ぎ口はあるけど、装備とかある程度満足しているし、やる気が起きない。まして彫金100のフレなんてどんだけ稼いでるのか見当もつかない。 貧富の差はこうしてついていくのだろうなぁとしみじみと感じながら、努力の差なら納得はいくかなと思う。何時間も永遠と石削ったり、食材準備したりしている人がどれだけいるだろうか。以前はよく自分も何時間もスクワットしながら金策していたが、かなり辛い。材料調達に永遠倉庫往復するとか。 合成スキル上げって言うのはとどのつまり、時給を上げられる可能性を上げるって事で、寝てたら勝手にお金が入ってくるわけじゃないわけだ。寝釣りじゃない限り。 でもホント、早く合成マクロがほしいです。勿論、寝合成できないように対策を練って。
February 6, 2005
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久しぶりに狩人age。空行きたいなと思いつつ、混み具合など見て慟哭の谷へ。 構成はナ狩侍白黒詩。60~62。ボルトや銃も打ちたかったが、今回は弓で行くことに。 スキル上げで作った余りの氷の矢をメインに、デーモン、スコピオ、ウィン矢を持っていく。釣り用の矢も持っていこうと思ったが、一応ボルトセットも用意したため持ち物パンパンで断念。 デーモンを確実に入れて被ダメを抑え、マイテーマは回転勝負にする事に。獲物はラプ、大鳥。食事スシ。カレーでも良かったんだけど、まずは様子見。 ライバルが1PTいたので枯れ気味だったが、なんとか4~5C回しで時給4000くらい。まぁ久々にしては最低ラインは守れたかなと。ただこの編成ならもうちょい強めの敵でTP回転の速さ&MB含めての勝負でやりたかったかな。まぁ61~63って空以外は結構狩場選び苦労するゾーンだけど。 ナイトさん結構うまかったんだけど、迎え挑発が遅い&立ち位置が悪いのでピンポイントバラしないといけなかったのが不満点。・・・腕の割りに反応鈍かったのは漫画読んでたんじゃないだろうかwかばってくれないし、近場に沸いても反応無いし。 最近の盾、ファーストヘイト気にしないの多いなぁ。特に忍者。
February 5, 2005
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ネタ探しという名目で、よく漫画を買ってくる。小説はそこそこ時間が空いたときとか、電車とかに長く乗るときとかに読んだり。で、まぁマイナーな漫画を読むことが多いので、レビューでも書いてみようかなと。正直、ネタに詰まっているので埋め合わせでもあるんですg とゆーことで最近読んだ漫画の紹介。■「羅生門」 1~7巻ビッグコミックスで連載中矢島 正雄 (著), 中山 昌亮 (イラスト)■穴太郎オススメ度 ★★★☆☆レビュー: 問題児揃いの警察署に配属された女刑事が、彼らと共に様々な事件を解決していく人情刑事漫画。 しかしただいい話ばかりが描かれているわけではない。警察に持ち込まれる事件である以上、いたたまれない事件や報われない事件もある。主人公の紅谷は自分の仕事、事件、そして生活に苦悩しながらも、様々な角度から描かれる事件に立ち向かっていく。 これは非常に多面性のある物語である。犯人、被害者、その周りの人々や家族、そして刑事も一人として凡庸な人物はいない。設定上犯人に肩入れしすぎる感はあるが、警察不信のこのご時世に何かを考えさせられる一作である。向き合いづらいテーマにも果敢に挑んでいる事も好印象。 作画は一般受けはし辛い若干濃い目の系統だが、個人的には好きな部類。老人などのエキストラをうまく書き分けられている。辛口評価(ネタバレあり): 紅谷は元警察官の夫を亡くし、現在は子供と二人暮し。多忙な日々の中息子を心配するのだが、7巻の現在もその辺の背景があまり描かれておらず、説得力や掘り下げ方が浅い。 また先輩刑事といい仲になるが、考え方の違いで破局。だが、最初からドライというか、本当に付き合ってたのかというくらい印象が薄く、本当にそれらのシーンが必要だったかは疑問。 そして突然鼻が警察官並にいい、という設定が出て来て事件を解決するのだが、伏線も何もなかったので唐突な印象。主人公の設定などが後付けされていく感が否めないのだ。ただ根幹の考えは一本しっかりしたものが通っているので、気になる人は少ないかもしれない。 様々な視点から様々なドラマを描いていくというこの作品の都合上、思わせぶりに出て来て以降出なくなる人物など違和感を感じることがあるが、演出面に苦労されているんだと思う。 ただそれを補って余りある魅力があることも確か。まずはお試しで読む場合、一巻だけでなく二巻も買って、じっくり作中の世界を堪能してみることをオススメしたい。
February 4, 2005
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ジュノ共和国下層地域。 ジュノは四層から構成される巨大な街であり、飛空挺乗り場から空に浮かぶ庭まである。冒険者が集い、経済の中心として栄える賑やかな街。その三層部分にあたる下層は、世界で最も人口密度の高い区画である。 傭兵募集、バザーの押し売り、果てはテレポによる移動サービスまで、今日も様々な声が響き渡る。下層で仲間とはぐれたら探し当てるのに三日はかかる、なんて揶揄される通り、多種多様な人々の群集が所狭しと広がっていた。 煉瓦を基調とした情緒溢れる町並み。通りに面する窓際にはいつも綺麗な花壇が飾られており、噴水が水しぶきを上げている。だが、そんな景色を眺められるほどタルタルの身長は高くない。目の前に見えるのはほとんどが誰かの足だ。四苦八苦しながらそれを掻き分け、彼は目当ての品物を探していた。「あーもうっ、邪魔っ!」 そんな抗議の言葉も、騒がしい街の音に掻き消されていく。 彼がジュノに上京してきたのは、ほんの数日前のことだ。そして、それはもう色んな物に驚かされた。人の多さ、物価の高さ、異国の言葉、そして、知らなかったルール。(・・・なんで戦闘で食事にまでこだわらないといけないんだよっ!) ジュノデビューをしてからの初めての冒険は、散々なものだった。 冒険者はそれぞれの力量に合った仲間を探し、その腕を高めるためパーティを組んで狩りに出かけることが多い。顔見知りの仲間同士だけでは得られない様々な技術、体験をすることができるし、全国を飛び回る都合上、時間を合わせることが難しいためだ。国も種族も関係なく協力し合うその姿は素晴らしいものだとは思うが、色んな人と組む機会が多いということは、中には口の悪い人や性格の悪い人もいるということだ。 彼が誘われるままに入ったパーティのリーダーは、口も悪ければ性格も悪かった。 パーティのメンバーは皆冒険慣れをしている熟練者達だった。一口に冒険者といっても、その腕を決めるのは剣の腕や魔法、格闘や弓術など多岐に渡る。新たな技術や職を極めようとすれば、その練習相手も相応の敵が求められる。巨大な魔術で敵を一掃する黒魔道士が、剣だけで敵を倒すことが出来ないように。 だが、熟練の冒険者は幾多の冒険で培った知識と経験がある。また、その懐も新米冒険者達より当然重い。ルーキーをそれとなく指導するのもベテランの役目だが、中には効率ばかりを追い求め、ただ非難するしか出来ない者もいる。『あんた何考えてんだ?そんなもの食って、狩りをなめてんのか!』 初めて訪れた狩場で待っていたのは新鮮な感動などではなく、そんな罵声だった。 彼が修行中の魔道士にとって、食事も重要な要素だ。魔力の込められた食事は術者の魔力を高める効果がある。ただ効果が高いほど当然値も張り、新米の冒険者では簡単に手が出せるものではない。 彼はそれでも挽回しようと奮闘したが、時折垣間見えるリーダーの蔑むような視線が変わることはなく、気まずい雰囲気のままパーティは終わった。 それから数日間、彼は金策に励んだ。あの憎たらしい視線が忘れられず、半ば意地になっていた。 そしてほんの少し懐が重くなった頃、別の人から狩りに誘われた。狩りの一回分くらいの食事代ならたまっている。彼は意気揚々と返事をした後、下層を駆け回っていた。 人の集まる下層では、大勢の冒険者達がバザーを開いている。道端で開かれる露店には、高価な剣や魔法、そして食事など様々なものが売られている。 肩で荒い息をつきながら、彼はようやく目当ての品を売る店を見つけることが出来た。「ぜぇぜぇ・・・魔女の串焼き・・・をっ、5つっ!」 ネムリタケと呼ばれるキノコの一種を火であぶり、味付けした焼き串は後衛である魔道士に好まれる食事の一つだ。魔力や集中力が上がり、また魔力の回復にも効能がある。「ぜぇぜぇ・・・あれ?」 しかし、露店の主はきょとんとして彼を見つめるだけだった。青い瞳をしたミスラの少女。その品札が、異国の言葉で書かれていることに彼はようやく気がついた。「あー外国の人か・・・。アー、キノコ、ファイブ、プリーズ・・・」 魔法学校で習った異国の語学授業を必死に思い出しながら、身振り手振りを交えて必死に説明する。パーティの連絡用パールからは急かすような言葉が聞こえてきており、彼の焦りを助長する。(あーもう、面倒だから外国人は嫌いなんだよ・・・) 彼の指差す姿を見てようやく合点が行ったのか、彼女はぽんと手を打ち、にっこりと笑った。そしてさらに何事かを喋っている。どうやら買い物への謝辞と世間話のようだ。「あー、えー、急いでんの。ベリーファスト。オーケー?それにダース買うようなギルはないの、値引きしてもらっても。ノーマネーノーマネー」 そう言って、串焼き5つ分のギルを取り出し、彼女に渡す。少し複雑な表情をした後、彼女はダース分の串焼きを袋に詰め、にっこりと笑って彼に差し出した。「え?だからもうギルはないんだって。ノーマネー・・・ああもうっ、発音悪いのか!?」 彼女はただ微笑んで紙袋を差し出すだけだった。彼はしぶしぶそれを受け取る。「サービス」「え?」「ガンバレ、リトルボーイ」 妙なイントネーションで、異国出身の彼女はそう言った。格好を見れば、彼が新米の冒険者だと言うのは一目で分かる。それは、ジュノで初めて出会った好意だった。「・・・サンキュー」 そう言い残すと、彼は複雑な面持ちのまま、パーティメンバーとの待ち合わせ場所へと駆けて行った。 二度目の狩りは、順調に進んだ。 誰も彼の食事を咎める者はいなかった。それを食べるのが普通だと、気にも留めない。 雰囲気のいいパーティだったが、何か物足りなさを感じた。 そして無難に仕事をこなし、パーティは終わった。 実際、食事を変えた事により狩りは楽になった。劇的に、というほどではなかったが。冒険者として必要な知識を諭してくれたのだから、彼には感謝すべきなのかもしれない。・・・それには、だいぶ時間がかかるかもしれないが。 そして冒険者としての腕も、財布の中身も、少しだけ成長した。しかし彼は小さな苛立ちを感じていた。人の事なんて考えないあのリーダーを、見返してやらないとどうしても気が済まない。(初心忘れるべからず、そう言ってやらないと) そんな事を思案しながら下層を歩いていたときだった。どこかで聞いた甲高い声が、彼を呼び止める。「ハーイ、リトルボーイ」 すらりとした両足と、ふるふると揺れる尻尾が目の前にあった。ゆっくりと見上げると、いつかバザーをしていたミスラの少女が、同じように笑っていた。「アー、ハロー。その節はどうも・・・」 少しぎこちない笑みを返す。その表情を見て一瞬きょとんとした彼女だったが、すぐに笑みを浮かべ彼を抱きかかえる。「わっ、ちょっ・・・こら、俺は愛玩動物じゃないぞ!」「ハハ、少し強くなったみたいネ。リトルボーイ」 じたばたと暴れるが、一向に彼女の腕を振り解けない。彼女が身にまとうのはモンクのアーティファクト―――熟練の冒険者の装備。(ハァ・・・外国人ってスキンシップを気にしないというか、人の事も周りの目も気にしないというか・・・) 嘆息して、脱出するのを諦める。彼は少し赤くなっていた。「ワタシの料理、役にタッタ?」「あー・・・うん、まぁ・・・」 頬を指で掻きながら、答える。「ヨカッタ」 満面の笑顔。感情表現が豊かな彼女らは、見ていて少し羨ましくなる時がある。 そして嬉しそうに、彼女は訊ねた。「オイシカッタ?」「え?」 何故だか一瞬、何を訊かれているのかわからなかった。 決まっている。魔女の焼き串。サービスまでしてもらった。だが、必要なのはどれだけ狩りに役立つかどうか。味なんて・・・気にも留めてなかった。(・・・そうか) うつむく。彼女の顔を、見ることが出来ない。(人のこと考えてなかったのは・・・俺だったんだ) 戦闘用の食事といえど、食べる人の事を考えずに作る者はいない。少しでも美味しく、笑顔になれるように。「・・・?」 抱きしめられた腕の力が弱まり、彼はタイルの道へと下ろされた。やがて再生される街の雑踏。 垣間見えた彼女の顔は、きょとんとしていた。 とんとんと、彼女の足がリズムを取る。逃げ出したくなる気持ちがあったが、足が動かない。 なんとか謝ろうと思った。だが、こんな時に彼女の国の言葉で、なんと言えばいいのだろう。 やがて靴音がとまる。やがて、ぽんと手を打ち合わせる音。「オー、ウマカッタ?」「へ?」 思わず、見上げる。視界に広がる、相変わらずの笑顔。「・・・ドウシタ?」 多分、ひどい顔をしていたんだろう。慌てて両手で顔を拭い、ぶんぶんと手を振る。「アー、えーと、キノコ、デリシャス。ベリーベリー・・・」 照れ隠しに、一気にまくし立てる。そして、思わず背を向けた。 刹那の静寂。 色んな思いが頭を駆け巡る。多分、顔は真っ赤だ。「オゥ!」 やがて響き渡る、能天気な声。再び高くなる視界と、暖かな腕の感触。 一瞬、青い空が見えた。「サンキュー!リトルボーイ」「ちょっ・・・!だからやめろって!」 腕の中でくるりと反転させられ、抱きすくめられる。ため息をつき、抵抗を諦める。「・・・サンキュー」 小さな声で、呟くように。その声が届かなくとも、構わない。 初めてジュノで、笑えたような気がした。 今日も賑わいを見せるジュノ下層。 様々な声が飛び交う。国境も、種族も、目的も、様々に。 本日も、ジュノは快晴。 そんな街の声が、少し小さくなる場所がある。新米の冒険者が、憧れと共に初めて踏み入れる、街の入り口。 そこにある古い看板には、こう書かれている。 ようこそ、ジュノへ。新たなる冒険の、始まりの街へ。
February 3, 2005
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Blogを借り、本格運航しだして10日。 web上でネット小説を書く、というのは昔から少しやっていたのだが、全く宣伝しなかったためアクセスもまばら。モチベーションも保てなくなり、完成させずに破棄なんて事もしばしばあった。 ある小説家だかのインタビューで、書き上げて満足するのがアマチュア、そこからどう売れるようにするかが考えるのがプロ、なんて話を見た事がある。だがプロなんて目指すような器では無いし、アマチュアで十分だと思っていた。溢れかえるネットの世界の、どこにでもありそうな戯言を書くだけでも。 だが、やはり反応があるのは嬉しい。独学には限界があるし、独りよがりにしかならない。客観的な意見があってこそ成長する。それが自己顕示欲なのか、向上心なのかはわからないが。 というわけで悶々とした後、宣伝することに決定。とりあえず傾向を掴むとか、参考にするためとか、色んな事を考えて同業サイトを探す。 普段攻略サイトしか見ないため、勝手が分からずほとんど見つけられなかったが、知人に教えてもらってサーチエンジンを幾つか発見。またここでしばらく悩んだ後、登録。タイトルのセンスもバナーもないけど・・・w そこから芋蔓式に小説サイト様を幾つか発見。予想以上とか言うと失礼だが、結構LVも高い。 ただBBSに書き込むとなると・・・。単純に感想を書こうと思ったのだけど、URLも書いたら「読んだから自分のも読んでくれ!」みたいな感じになってしまいそうでまた悶々。うーん、こーゆーのはどうすればいいんだろう・・・。誰か詳しい人ヘルププリーズ。あんま感想長々と書くのもどうなんだろうなぁ。書きたいけど。 あ、自分は読みますよ読ませていただきますよ!(゜Д゜)ええもうそりゃありがたく。 というわけでアクセスが増える&一言でも感想が来るを期待して。
February 2, 2005
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以前トリビューンで紹介されたことがあるが、各種族別に、NPCの名前には一定の法則がある。二次創作の小説でPCを出すと、この差異から来る違和感がどうしてもついてきてしまうのだが、異種族と結婚することもある冒険者達は、その名前も法則から外れつつある・・・と解釈するようにしたい。うん。もしくはニックネームとか。 さて詳しくはトリビューンの記事を参照してもらうとして、ここでは彼らの名前の特徴を簡単に説明してみよう。・エルヴァーンの場合 吟遊詩人のサーガで謳われる時、その響きを意識したと言うだけあって優雅な名前が多い。また、男性はハルヴァー、ディステン、トリオン、ピエージュなど。北欧系の響きが多いように思える。一方女性はローテ、クリルラなど総じて男性の名前より短く、また濁音も少ない。ローテの庭などに代表されるように、そのまま地名として親しまれるような名前が多い気がする。 http://www.playonline.com/ff11/vt/01/04-2.html・ヒュームの場合 得手不得手がなく、万能型の種族である彼らはその名前も様々であり、法則性が無いのが特徴である。男性ならばシド、ギルガメッシュなど歴代のFFキャラクターはこの種族に属するし、一方ナジ、フォルカー、カルスト、テンゼンなど、その名前は東洋、欧米問わない。女性もライオン、コーネリア、マチルダ、アヤメなど。ただ男女共に短めの名前が多いようだ。・ガルカの場合 その巨躯の通り、彼らはザイバード、グンパ、ザイドなど重層的な名前が多く、濁音が多いのも特徴だ。また、ヒュームらに呼びにくいと二つ名で呼ばれることもあり、それはアイアンイーター、サイレントマウンテンなど、そのままその名を名乗っているものもいる。 http://www.playonline.com/ff11/vt/02/04-2.html・タルタルの場合 コルモル、アジドマルド、ヨランオランなど、男性の名前は、前半分と後ろ半分で韻を踏んでいる。女性はアプルル、シャントット、ルクススなど名前の最後の音を2回繰り返している。・ミスラの場合 セミ・ラフィーナ、ペリィ・ヴァシャイ、ナナー・ミーゴなど、家名を一緒に呼ぶため多種族よりも長い。また、日常の狩猟の場では「アン」、「ハナ」、「フォ」というように名前の最初の部分だけで呼び合っているという設定がこっそりある事も見逃せない。イベントでは族長ら敬われている者同士しか絡まないため、こういった風に呼びあう姿を見かけることは無いが・・・。 http://www.playonline.com/ff11/vt/03/04-2.html いかがだっただろうか。自分のプレイヤーがこの法則に合っていないという方、こっそり世界観にあった名前を今回の法則の元に考えてみるのも、面白いかもしれない。
February 1, 2005
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