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相場崩壊パターン
皆さんに、相場崩壊パターンを紹介しよう。過去何年も前から非常に信頼性の高い、単純なチャートパターンだ。
損をしないために利用してきた非常に重要なチャートパターンである。最初にこれに気づかせてくれたのは、1962年の砂糖の価格だ。
つまり砂糖は、幾何学数的な華々しい上昇、反落、上昇後すぐに下落というパターンをたどったのである。砂糖価格は1962年から1973年まで下げ止まらなかった。
次に別の主要な例を示す。(図5.2を参照)。これは、1978年の金価格チャートだ。ここにもまた、幾何学数的な価格上昇、典型的な値崩れ、最後のあがきの上昇というパターンが読み取れる。金もその後、値を戻さなかった。
「急上昇、反落、一時的上昇後に下落」というパターンが生じるにはそれ相応の理由があると、わたしは考えている。大きな理由のひとつは、最高値圏でつかんだ投資家が多いことだ。だがいずれはさじを投げ、保有する株や商品を、少しでも価格が戻せば売りに走るようになる。言い換えれば、ものすごい量のオーバーヘッドサプライが頭上に控えており、それが株価上昇を阻むということである。
負け組というレッテルを張られてしまった株を持ちたいと思うマネジャーはいないのである。ひとたび機関投資家に見放されてしまった株を、個人投資家だけによる買いで大幅上昇させることは不可能に近い。こういう株は低迷を続け、重力の法則に従うかのように下落スピードを増していくのである。
これは極めて重要なチャートパターンなので、これらの落ちた天使タイプの株を買ってヤケドすることのないように十分に注意してほしい。
価格が安いのには理由があるのだ。限界的な高値を超えてマーケットが崩壊したということは、価格急騰の再来はこの先6~12年はないと考えるのが妥当だ。ひとたび受けた悪評を返上し、イメージを高め、再び機関投資家の買いを引き寄せるためには、それほど長い時間がかかるのである。
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