みきまるの優待バリュー株日誌

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Sep 15, 2022
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カテゴリ: 投資本書評
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト132位





 投資の公理(ポール・マーシャル著、パンローリング、2022年)








 の第3弾です。






 今日は、教訓1 市場は非効率である から。










 ​
効率的市場仮説(EMH)の誤った仮定はフランス人のレオン・ワルラスに始まる。



 ワルラスからフランス人数学者のルイ・バシュリエへの小さな一歩があったが、彼は一般均衡理論の原理を金融市場に持ち込んだ。バシュリエはランダムウォークの理論を構築したが、これはコインを投げて裏と表が同じ確率で出るのと同様に、価格はいかなる始点からも同じ確率で上下動するとするものだ。



 バシュリエが立てた仮定によって、伝統的な確率論を価格変動に当てはめることができるようになった、つまり極めて重要な「正規分布」の法則である。



 バシュリエの研究は一九六〇年代にユージン・ファーマによって効率的市場仮説へと発展した。これは「理想的な」市場では関係するすべての情報は株価に織り込まれており、昨日の株価は今日、または明日の株価には影響を与えないとするものだ。



 ファーマは市場の効率性を定量的に計測することも、経験的に実証することもしていない。そのため、彼の仮説を検証することは難しい。



 ファーマと彼の後継者たちは、アメリカのほとんどの投資信託がS&P五〇〇にアンダーパフォームしているという確たる事実を根拠に、市場をアウトパフォームできる投資家は存在しないと主張した。












 この章で著者のマーシャルは、インデックス投資家の理論的依拠となっている効率的市場仮説を歯切れよく徹底的に批判しています。アクティブ投資家としては実に痛快ですね。















 効率的市場仮説信者達は「いやいやそれらは全て偶然の産物だ。運が良かっただけだ。」と力説しますが、数億匹の猿にタイプライターを渡しても決して ​ シェイクスピアの戯曲 ​ は完成しません。







 日本株市場で言うと、cisさんや五月さんやぱりてきさすさんやG●●さんやS●●さんが本当に実在していて、日々のそのそと市場を闊歩していると言う事実がすべてを物語っています。







 そして
効率的市場仮説の最大の問題点は、市場が「正規分布する」というあり得ない前提を置いていることです。実際のマーケットは真逆で、数百年に1回、数千年に1回レベルの異常な出来事が毎年訪れる、ブラックスワンに満ちた混沌として複雑な世界なんですね。(続く)






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Last updated  Sep 15, 2022 07:35:47 PM


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