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市場がより効率的になっていると仮定する(今のところシカゴ学派に対してできる最大の譲歩である)ならば、非効率性を利用して利益を上げる最大の機会がどこにあるのかを知ることが極めて重要となる。最大の機会は常に変化の周辺に発生する。
変化はカタリストに具現化される。
カタリストが大きな問題となるのは、それがストーリーを生み出すからである。人間はストーリーが好きなのだ。われわれはストーリーを語る生き物だ。焚き火の周りに腰かけ、人生の意味をもたらす物語を語り、その意味を子孫たちに伝えていた当初から、人類はストーリーを通して生きてきた。市場についても同じだ。投資家はストーリーに反応する。
カタリストはそのストーリーを具現化する。これが「カタリストを伴うバリュー」が投資アプローチとして非常に有効であるもう一つの理由だ。株式が確かに割安となっており、その価値を具現化する道筋が存在するのであれば、その投資テーマは「ストーリー」に包まれ、伝達される。
だが、このアプローチには注意が必要だ。
ストーリーがうまくまとめられ、CNBCやブレーカーズ、またはソン・カンファレンスで大きく取り上げられるようになるころには、おそらく時すでに遅しである。
投資アイデアが頭をもたげ、見え隠れし、半分くらいしか理解されていないときこそが面白い。
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