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2007.07.20

原発の「脅威」

テーマ：政治・社会問題(3053)

カテゴリ：　藻緯羅の放談

日が経つにつれ、柏崎刈羽原子力発電所の従事者は、
著しく当事者能力に欠けているのではと、
思わせる事項が、次々と明らかになっている。

悪い意味での、
「公務員体質」が凝縮されているようだ。

原発怖いと、ホテル等のキャンセルも入っているという。
しっかりした対応が出来ていれば、安心なのである。
そうでないことが、ボロボロ出て来る。
悪戯な風評被害と言い切れないという、怖さがある。

これでは、風評被害とは言い難いのではないか。
「正当な心配」をしているのである。

事は、柏崎だけではない。
政府は、早急に安全度を峻別すべきである。

・建屋・設備の耐震設計の程度
・設計に使われた、地震予測の範囲
・緊急マニュアル・緊急訓練の充実度

これらから、
１）緊急に運転を停止し、詳細に安全性を検討する。
２）繁忙期の夏は運転を継続するが、順次停止し、詳細に安全性を検討する。
３）当面、運転を続けながら、詳細に安全性を検討する。
に分類し、再検討を加える。

結果、
１）原発を廃棄する。
２）補強工事など追加措置をとる。
３）継続する。
の診断を下す。

これらの作業には、
どのくらいの期間が必要なのだろうか。
地震は、待ってくれない。

地震国日本の原発は、
震度８、２０００ガルでも、
重大な破壊に至らないことが求められる。
それが無理な間は、
原発は作るべきでない。

もちろん、放射性廃棄物処理施設も
同様の強さが必要である。
前期の、再検討作業は、原発本体ならず、
全ての関連施設について言えることである。

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