｜　藻緯羅’s Worlds　（食と健康＆富士山）

< 新しい記事

新着記事一覧(全13389件)

過去の記事 >

2023.01.21

「糖尿病」が改名されるかもしれない！？（2023.9.22追記）

テーマ：糖尿病(2608)

カテゴリ：健康・医療・介護

日経メディカル電子版が↓１月２０日付で
medical.nikkeibp．．．202301．．．
「　医師1万193人に聞いた糖尿病の新病名
　　　『糖尿病』の疾患名を言い換えるとしたら?　」
と題する記事を掲載している。

記事によれば、かなり具体的に改名話が進行しているようである。
改名理由は．．．
・病態を正確に表したものではない
・社会からの偏見の一因になっている
・必要なサービスを受けられないなどの不利益を受ける
・就職や昇進に影響するなどの不利益を被る
糖尿病に対する社会的偏見は、
誤った認識 ( ことば )により生じることが多く、
「糖尿病」の名称変更の議論につなげたいというのが、
日本糖尿病協会/日本糖尿病学会の考え方で、
改名も患者側からの要望のようである。

昨今、「用語」を変えないことには、
　先に進めないという世相・風潮だが．．．
その一方で、
　正しい日本語を創成せずに、
　カタカナ語が蔓延している。
　当該領域の専門家の弁では、
　日本語では、正しく表現できないのだと．．．
で、
［ 糖尿病 ］も、正しく表現できていないのだろうか？
となると...改名するとカタカナになるのだろうか。
英語では、” diabetes ; dàɪəbíːtəs”と和英辞典にあった。

先の記事のアンケート結果によると、
　１）糖代謝異常症・・・約1/3
　２）高血糖症
　３）高血糖症候群
　４）血糖異常症
現役医師の上位４候補(９候補から１つを選択)
但し、改名するとしたらの話である。
自由記述欄には、
「名称を変更する必要はない」との意見も、
多く寄せられていたという。

日本糖尿病協会の意見↓
nittokyo.or.jp/modules/information/

（2023.9.22追記）
　2023.9.22に、日本糖尿病学会と日本糖尿病協会が会見を開いて、
　新たな呼称として「ダイアベティス」とする案を発表。
　なんと！　英語名をカタカナ表記にしただけ！
　なんの進歩も、創造性もない！！！