ストーリー：
地球温暖化がますます深刻になっていき、 2014
7
月 1
日、気温を最適なレベルに保つために 79
カ国により人工冷却物質 CW-7
が散布された。しかしこれが仇となり、雪と氷が地球を覆い氷河期へ突入した。
永久不滅のエンジンを搭載し 1
年かけ地球一周する列車スノーピアサーに全てが凍る前に乗り込んでいた者以外は死に絶えてしまった。
それから 17
年後の 2031
年、人類唯一の生存場所であるスノーピアサーは、無賃車両の最後尾車両は貧困層の人々が押し込められ、皆食料を満足に得ることができず飢えていた。
その一方で富裕層の人々がいる豪華な前方車両では、氷河期になる前と変わらない暮らしが続いていた。そしてスノーピアサーを開発したウィルフォード産業のウィルフォード（エド・ハリス）が絶対的権力を握っていた。
最後尾車両にいるカーティス（クリス・エヴァンス）はエドガー（ジェイミー・ベル）ら仲間とともに、悲惨な現状を変えるために革命を目論み、ウィルフォードのいる先頭車両を目指す……。
暗くて陰惨な描写が多い作品ですが、近未来のデストピアを舞台に
現代の格差社会を凝縮して見せてくれます。
１２５分の作品ですが、観たのは ２時間枠のBSテレ東吹き替え版 です。
最下層民の食糧であるプロテインバーの材料の正体が車内のゴキブリであるシーンは、
カットされていました。
これは意図的かなと思って見てしまいました。
というのは、BS放送は 健康食品やダイエット食品のCM が多いので、
その成分や製法を視聴者に連想させるからかなと思いました。
事実、カルシウム剤などはある動物の骨が主成分ですね。
茨城にいた時、そこの工場で奥さんが働いていた人が話してくれました。
プロテインやグルコサミンなどは何からと思ってしまいます。
もっとも昭和の時代には、 石油から作った調味料 が家庭を席巻していました。
今も名前を変えてあるようですが。
参考：
https://blog.goo.ne.jp/skrnhnsk/e/2243d80a8b09c2a6f61e3542dfec268e
＊御覧の通りむさくるしい人ばかりで、美人女優はゼロです。
ちょっと脱線してしまいましたが、最後に明かされる物語はショッキングです。
トップと奴隷のリーダーがつながっていたなんてのは、米国大統領と中国のトップ層が
ある意味でつながっている現代政治を連想させます。
こちらは、最初の頃のシーンです。
『スノーピアサー』 1 人 2 役のティルダ・スウィントン本編映像
https://www.youtube.com/watch?v=A_SRWfD4ePs
コロナ騒ぎで鳴りをひそめていますが、安倍首相は死ぬまで働けと言っていました。
年金支給延長法案もいつの間にか成立させてしまいましたね。
次の改悪も考えていることでしょう。
コロナで年金運用のＧＰＩＦは大損ですが、ＧＡＦＡの経営者は資産増です。
取って付けたような形ですが、児童労働も描かれています。
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