宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の劇団員の女性( 25 )が急死した問題で、歌劇団が 14 日に公表した外部の弁護士らによる調査報告書は「劇団が過密な公演スケジュールがもたらす問題の把握と対処をせず、劇団員の才能と芸事に真摯(しんし)に取り組む姿勢に多く依存してきた結果、劇団員が心身ともに余裕を失う現況になっている」と指摘した。
指摘を受けた劇団は、 2024 年以降、年間興行数を 9 興行から 8 興行に、 1 週間あたりの公演数を 10 回から 9 回に変更する方針を発表した。【二村祐士朗、砂押健太】
「宝塚歌劇団、団員の才能と姿勢に依存」 急死巡る調査報告書 (msn.com)
疲れ果てた娘、宝塚歌劇団は見て見ぬふり 劇団員急死 遺族コメント | 毎日新聞 (mainichi.jp)
宝塚歌劇団、声も上げられぬ契約 「異議申し立てぬ」団員に不利 | 毎日新聞 (mainichi.jp)
フリーランス契約 並ぶ「義務」
宝塚歌劇団の劇団員は全員、
2
年制の宝塚音楽学校を経て入団。花、月、雪、星、宙(そら)の
5
組のいずれかに配属され、退団するまで「生徒」と呼ばれる。学校組織的な色合いが強い一方で、劇団員の契約形態は入団年次によって変化する。歌劇団などによると、入団
1
~
5
年目は歌劇団と雇用契約を結び、入団
6
年目以降はそれぞれがフリーランス(個人事業主)として業務委託契約を結ぶ。亡くなった女性は入団
7
年目で、フリーランスだった。
フリーランスは本来、自身の裁量で仕事を進められる。だが、遺族側の代理人が公表した出演契約書では、宝塚歌劇団が制作する舞台などへの出演を業務とし「歌劇団が行うレッスンなどへの参加や自己の鍛錬により、技能の向上及び容姿の管理に精進しなければならない」と規定。他にも「歌劇団が定めた日程による稽古(けいこ)に参加し、演出家らの指示に従わなければならない」など、拘束力の強い文言が並ぶ。
社員でもフリーランスでも、ずいぶん低賃金のようで親の家に寄生しないと生活が成り立たないようです。
華やかな芸能生活の裏側は、奴隷のような実生活だったのですね。
ここはちゃんとした第三者委員会を設けて、徹底的に調査して膿を出すべきでしょう。
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