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♪捨てちゃえ、捨てちゃえ、どうせ、拾った、恋だ~もの。恋は、もったいないから捨てませんよ、わたしゃ。ところで、昨日書いた日記の「捨てる!技術」、私は気に入ったから、相方(夫)にも進めた。相方は、私の10倍の物欲人間。「どう?目からウロコの本でしょう」と私。「まあ、一理はある。」「けどな、これ読んでみ!」と相方。出た、必殺、本返し!その本とは「痛快『捨てない!』技術」。(町田 忍:岳陽舎)どうやら、「捨てる技術」の大ヒットにあやかった本のようだ。中身は*「もったいない」こそ美徳*江戸時代は「捨てない!」が当然*わび・さびをも生む「捨てない技術」*「捨てずに」転用などなど、いいことだらけ。そりゃあ、私も物を捨てたくは、ないですよ。でも、捨てなきゃ、しかたがないのに、分かって欲しい。私が、「捨てる技術」を一番分かって欲しかったのは、相方なのに・・・。相方の目にはウロコが10枚くらいあるので、1枚くらい落ちたってどうってことは、ないらしい。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~「痛快捨てない!・・・」方に●銭湯は残ったというのがある。「藤の森湯」という京都の銭湯が、「マジョリカタイル」という色とりどりのタイルを残して喫茶店や、ギャラリーになったというのがあるが今年の6月に、友人と行った。名所になってるらしく、ギャルが、ピースして写真をとっていた。★元・藤の森湯:現在・喫茶店「サラサ西陣」京都市北区 075-432-5075
2002.09.30
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「捨てる技術」に、はまった。 ドッボ~~~~ン。昨年、買った本、「『捨てる!』技術」(辰巳渚:宝島新書)を読んで以来、捨てることに、はまってます。もともと、シンプルが好き。茶室なんか、シンプルのきわみだもんな、大好き。昔の家は、家具なんて、何にも無かったから、部屋がまるまる使えた。でも、この物に溢れた世の中で、ン十年も生きていれば、溜まるのよね、生活のアカ。古い、ワンピースは、いい具合に色あせてきた。これをパッチワークにしたら、ステキだろうな。本や雑誌は、とっておきたい、写真も溜まる。きれいな箱もなにかに使えそう。食器も大好き。・・・・。シンプルな生活に憧れるけど、もともと、物を大切にと育った世代の私。生活のアカが溜まる一方。それを、収納を工夫してなんて、ムリな話。いっそ、すっきり捨てましょう!そして、本当にいるものだけで、すっきりと暮らしましょう。というのが「『捨てる!』技術」。あれから、1年あまり。捨てましたよ、結構。衣類や食器は、近くの保育園のバザーに寄付。本は、古本屋。雑誌は、歯医者さんの待合室に・・・。着物は、委託販売。一番、捨てにくいといわれているのが写真。ピンぼけや、顔が半分かくれているもの、同じようなものは、没ね。そして、アルバムには、お金をかけました。そのアルバムに入れてもいいと思えるような写真、が残す基準。そろそろ、本格的に服の入れ替えをしなきゃ。今年も、捨てる服選びの季節が来ました。~ハンバーガーショップの席をたち上がるように男を捨ててしまおう~ 俵 万智
2002.09.29
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私の実家にも、柿の木があります。今から、7年ほど前のこと。すでに、80歳を越えていた父の手伝いで、家から少し離れた畑に行きました。そこで、見つけてしまったのです実生(みしょう)の柿の小さな小さな木。実家の前の畑に植えようと、持って帰ったら、思いがけず、父の反対にあいました。家の前の畑は、老人にとって、野菜の世話も、収穫も便利。場所をとる成木はだめ。これが、父の言い分。それに、負けじと私も言い返しました。子どもの頃、よその子が、柿を食べているのをどんなに、うらやましかったか。食べ方にも、そのまま食べる他に、干し柿、合わせ柿などがある。柿の渋で作る柿渋の美しさ。俳句や、物語「猿かに合戦」などなど・・・。そして、なによりも、わらぶき民家に柿は、美しい日本の原風景。柿は、日本の文化そのもの。父は途中から大笑いして、聞いてましたが「植えても、ええよ。」と言いました。「やったー。あんまり、場所をとらないように、スミの方に植えるね。」と私は、畑のすみっこに、実生の小さな柿を植えました。「水をやっといてね。」といつものクセで、またもや、親のすねをかじる私。次に行った時、柿の木は、立派な苗木に代わって、位置も少しゆとりをもった場所に変わってました。「実生の苗は、いい実が成らんから、柿の苗木を買った。場所も、ここなら、のびのび、育つと思って・・・。」と父。「桃栗3年、柿8年」と言うけれど、それから、2~3年で、大きな、甘い実をつけるようになりました。今は、誰も住んでない家の畑に、今年も柿は、律儀に成ってることでしょう。~骨だけになるまで、しゃぶった親のすね~ byしねまの父
2002.09.28
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*夏の夕焼け、船繋げ。秋の夕焼け、鎌を研げ*夏の夕焼けは、天気が悪くなり、秋の夕暮れは天気がいいという意味なんですね。初めて聞いた諺ですが、最近、物忘れがよく、物覚えの悪い、私もきっと、忘れないと思うくらい、いい諺ですね。 ------------------------子どもが、産まれる前、元気に産まれるかしらと、クヨクヨと心配していた私を母は、こんな諺で励ましてくれました。*あんずるより産むが易し**山より、大きいシシは出ん*子どもが産まれると、よく手伝いに来てくれて言いました。*赤子の物は夜干(よぼし)をするな* (赤ん坊の衣類は、昼間にカラリと干すべし)おすわりは、ちゃんとできるかな?*七月(ななつき)は、投げても座る* (7カ月になったら、どんな遅い子も座れる)育児書なんか、なかった昔は、育児の心得や、子どもの成長の目安という大切なことが、諺で伝えられたんですねぇ。夕焼けと言えば西洋に、こんな諺が・・・*夕焼けは羊飼いのよろこび*
2002.09.27
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スージー・クーパーのお茶道具、cocoaさんのイメージにぴったり。それにしても、スージー・クーパーの人気は、高まるばかり。HPまで、あるとは知らなかった。お茶道具って、ステキ。紅茶のカップ、ポット、ミルク入れ、お茶帽子(ティコーゼー)・・・。どうして、こんなにステキなのかなと、つらつら考えました。で、答、発見。それは、ゆとり。乾いた喉をうるおすだけのために飲むのなら、水を飲めば、1分もかからない。お茶を飲むために、心をこめて、お菓子を焼いて・・・。テーブルには、花を飾って・・・。お茶碗や、ポットを温めて・・・。楽しい、お話を用意して・・・。だから、お茶って優雅なのよね。そうそう、茶葉を入れるとき、人数分+1がいいそうです。例えば2人だったら茶さじ3杯。こう覚えておくと便利。1はい目は、あなたに、2はい目は、私に、3ばい目はポットに・・・。****************************************************日記も書いたし、さあ、お茶にしましょう!------------------------------------------------------------------*今日で、日記を書き始めて3ヶ月。*カウンターは3000を越えました。日記を読んでくれてありがとう。 (はじめは、分からなかったので、自分もカウントしてました。)*コメントを書いてくださった方、感謝。*お気に入りにしてくれて、感謝感激。*メモ、ゲストブックに書き込みしてくれた方、謝々。*私も書こうというステキな日記を読ませてくれてありがとう。*my日記リストに入れてくれて感謝です。*これからも、どうぞよろしく。 ●ブック・マークからお越しの方、感想をいただければ嬉しいです。
2002.09.25
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お茶に香料??それって、「ポーの一族」の飲み物でしょう?ほら、モーさま(萩尾望都)の最高傑作漫画、「ポーの一族」ですよ。~人知れず、永遠の時を生きつづける吸血鬼「バンパネラ」ポーの一族・・・。その一族たちと現世人との葛藤を愛をこめて描いた壮大なドラマ~漫画には、詳しい方ではない私ですが、これだけは別。何回も、何回も読みました。「ポーの一族」は、ストーリーがすばらしい。絵がすばらしい。コマ割りも、台詞も、タイトルもステキ。漫画って、映画と同じで、総合芸術だなと思わずにはいられない作品。30年以上たって、読んでも、まったく古さを感じさせない。それどころか、アメリカ映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」は、「ポーの一族」を参考にしているのでは、ないかと思うくらい。ポーの一族の、エドガーや、アランは、紅茶を飲むとき、薔薇の香料を入れます。薔薇を暖炉で燃やしたり、します。富士には月見草が似合い、ポーの一族には、薔薇がよく似合う。紅茶に薔薇の香料は、ムリでも、今夜は、お気に入りのカップで、ゆっくりと紅茶を飲みたい気分・・・。
2002.09.24
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かっこいい、お婆への道を歩もうと、固く心に決めたしねまであった。さて、その「かっこいい、お婆」とは、どんな人でしょう。●着物が、着こなせる事。その着物が、傷んだら、布団や、座布団にする人。●いろんな漬物ができる事。冷蔵庫がなくても、暮らせる料理のレパートリーがあること。そんな、ところかな。でも、これが、なかなか難しい。着物は、習えば、着れるし、回数を重ねれば、それなりに、着こなすこともできる。バーのママや、時代劇の女優さんは、みんな着物の着こなしが上手。だからといって、着こなせる人が皆、布団が、作れるわけでもない。料理も、料理学校へ行くまでもなく、私でも、主婦歴が長くなると、そこそこ出きるようになる。けれども、味噌を作り、甘酒を作り、糠漬けをつくり、梅干しを作り、干し椎茸、お餅を作り・・・・。どれだけ、衣食住を自分たちで、やってきたことか、母の世代までは・・・。それも、平気な顔をして・・・。満80歳の母は、8人きょうだいの末っ子で、結婚するまでは、甘やかされて育った。結婚してから、苦労して母が会得した、生活の知恵や技を、私は、学ぼうともしなかった。かっこいい、おばあちゃんは、案外、近くにいるのかも知れない。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~★映画「天国の口、終わりの楽園」メキシコ映画~もう、会うこともない。彼女は、最後の夏を少年と旅に出た・・。伝説の海岸「天国の口」を目指し、メキシコを南下する。もう、戻らない、ひと夏のロードムービー。~★映画「ピンポン」窪塚洋介は、おもしろい。この映画は、漫画が原作らしいが、漫画チィックなシーンがあちこちに・・・。第一、主人公の名前が星野。で、親友の名前が月本。セリフもたまりません。
2002.09.23
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先日の山からの帰り、車に乗せてくれた女性A子が「明日、誕生日やねん。○○歳になるんや。」と言った。同乗していた、彼女より若い女性が言った。「えっ、見えませんよそんなに・・・。若いな。」気をよくしたA子は、いつも5歳は若く見られる。ヘタをしたら、10歳は若く見られる。」と言った。彼女は言いつづける。「若く見られるのは、若い人と付き合うからかな。たいてい、自分より5歳から10歳は若いもん。」その後、一回り上の私が助手席にいるのに気がついて、「しねまさんは、年齢不詳やもんね。」と気を使う。彼女は、年相応にみえるんだけどな、そんなに若く見られたいのかしら・・・。年をとるって、そんなに、いやなこと?私は、若い人が好き。でも、それと同じくらい、老人も好き。私は、つややかな、若葉が好き。でも、それと、同じくらい、紅葉が好き。今、「老人本」がちょっとしたブームだという。それは、身近に、かっこいい老人がいないからだと、週刊誌に書いてあった。そうだね、昔の老人には、暮らしの知恵があった。子どもも頃から、田を作り、畑を耕し、衣食住に関する事をほとんど、やってのけた。農作業の第一線から、身を引いても、身に付けた、知恵は、若い者には負けなかった。だから、分からないことは、老人に聞いた。「敬老の日」など無くても、いつも、老人を心から敬うような世の中だといいな。よーし、美しい、紅葉のような、カッコいい、おばあちゃん、めざすぞ!~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~昨夜は、曇って、月は見えないと思っていた。夜半、雲がかった月。風が吹いて、最後に、おぼろ月。~秋風にたなびく雲のたえ間より もれいずる月の かげのさやけさ~ 左京大夫顕輔(さきょうだいぶあきすけ)
2002.09.22
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今宵は、中秋の名月。古くは、農耕への祈りから、行われていた、月見の儀式も、平安時代のやんごとなき、お方たちにとっては、風流ととられるようになった。京都の桂離宮は「月の桂」と言われる。読んだことはないのだが、「源氏物語」の「桂の院」というところで、源氏が過ごすシーンがあるそうだ。・・・桂の院では、光源氏のお出ましにあわただしく、支度をする。・・・月が華やかに昇って来た頃、琵琶、和琴(わごん)、そして、笛の音。川風が吹いて、いと、おかし。・・・舞台は「桂離宮」がモデル。音響は、琴の音、笛、それに、川風の吹く音ライトは、澄んだ秋の月主人公は、光源氏。ううーん、ワビ・サビ。なんという、美しい、舞台であることよ。桂離宮の中には「月波楼(げっぱろう)」という建物があって、ここでは、前の池に映る、月を眺めて楽しんだという。池に舟を浮かべてたり、縁台から、月を眺めたり、歌を詠んだり・・・。ううーん、これぞ、究極の「月見」。私も、やってみたいな。そんな「月見」。でも、「桂離宮」は日本の財産。もちろん、そんな事はできないんですけどね。私には、やっぱり、月見団子盗りゲーム、「団子刺し」がお似合いか・・・。
2002.09.21
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「竹八月」という言葉を父から聞いたが、本を読んで、またもや、新しい言葉を発見。「竹の生まれ月」。「月見」の頃は、竹の精気が一番いい頃とか。この頃に切った竹は絶対に虫がつかない。また、竹苗を植えるのは、名月の日にかぎると言う。うん??。竹八月でしょう?月見は九月でしょう、と言う事は、・・・???分かった、「月見」は旧暦の8月15日。やっぱり、「竹八月」だ。ナゾは解けた。~~~~~~~~~~~法善寺横町その後~~~~~~~~~~~~~~~~~■法善寺横町再建市議会派が要望■・・・焼失した大阪・道頓堀のシンボル・法善寺横町を元の街並みに再建する上で障害となる建築基準法などの「法の壁」について、解決する方策を早急に検討するようそれぞれ、大阪市に申し入れた。・・・(略) 朝日新聞9/19
2002.09.20
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いつも、大切な、ニュースの時、忙しい事が重なって、北朝鮮の拉致問題もテレビで見るのが、遅れました。で、昨日は、ゆっくり、あちこち、テレビのはしごをしながら見ました。まさかと思ってたけど、本当に本当だったんですね。なんて事を・・・。と言葉がありません。見るのは、つらいけど、見なければいけないと思いました。日本には、テレビ、新聞、ラジオなどのマスメディアもあるし、インターネットという、手段もある。情報は、沢山、入ってきています。一方、北朝鮮の市民は、テレビ、ラジオ、新聞はすべて、政府がコントロールをしていて、都合の悪いことは、カット。当然、金総書記が、拉致事件に関して、謝罪したなんて、みんな知らないんです。「大本営発表」です。じゃあ、日本は、安心なの?狂牛病の時も、安全、安全と言ってましたよね。EUが、数度に渡り、警告したにも関わらず、大丈夫と、言いつづけましたよね。地球温暖化?いえ、大丈夫。原発?いえ、大丈夫、安全です。今も「大本営発表」は、「安全だ」「大丈夫だ」と言いつづけています。今度の拉致問題で、在日朝鮮の方に風あたりが強くなってると聞き、心が痛みます。
2002.09.19
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♪チャンチャカ、チャカチャカ、チャンチャンチャン・・・ (なぜか、NHKの料理番組のテーマソングが流れる)みなさん、こんばんわ。しねまの「ごちそうさん歌」の時間がやってきました。7月6日、8月3日、についで、今日は第3回目です。今日も、簡単で、おいしい、お料理をご紹介しましょう。まず、材料からです。<材料>キャベツ、玉ネギ、塩、コショウ、カレー粉、油<作り方>①キャベツ、玉ネギを、切って油で、いためる。②塩、コショウで味をととのえる。③最後にカレー粉をふって、風味を出す。もう、出来上がりました。カレー粉を少し入れるだけで随分、おいしくなりますよ。では、次回をお楽しみに、ごきげんよう・・・。♪チャンチャカ、チャカチャカ、チャンチャンチャン・・・~玉ネギをいためて待とう君からの電話 ほどよく甘み出るまで~ 俵 万智~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~この間、偶然、某NHK教育TVを見ていたら「ごちそう賛歌」という料理番組があって驚きました。
2002.09.18
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♪包丁一本、さらしに巻いて旅に出るのも板場の修業・・・・小学生の頃、学校の帰りに、意味もわからず歌ってたなつかしの名曲「月の法善寺横町」。その、法善寺横町が、先日の大阪・道頓堀の旧「中座」の火事で被災した。区画整理やビルの高層化で、どんどん味気なくなる大阪の街。ところが法善寺横町は、石畳の細い路地。ここだけが、時が止まったような、レトロな雰囲気で、私も好き。その法善寺横町の再生を支援する、藤本 義一氏ら文化人たちが「蘇(よみがえ)れ法善寺横町の会」を作って署名活動をしていると、9月16日の新聞にあった。被災前の雰囲気や情緒を求める市民の声を集めて、大阪市にも復興支援を求めるとのこと。法善寺の僧侶や、信徒も火災の翌日から、水掛不動の前で、読経をし、カンパを募っているとか。「がめつい」「けち」という印象の強い大阪。かつては、町人が、街作りのため、ポンとお金を出した。中の島の「淀屋橋」の名前の由来は、「淀屋」という豪商が作ったからと聞く。法禅寺横丁も、がんばってや。♪ああ、若い二人の思い出にじむ、法善寺、月も未練の十三夜~**********てれてれテレビ9/16*********★秋のよしもと特別国会*漫才師のバラ売り禁止法案を唱える落語家*楽屋の悲劇を訴える新喜劇党員★親の顔が見てみたい*漫画家なんてとんでもない!?里中満智子と母の7年戦争
2002.09.17
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雨で、お月さん、見えなかった。獣の尻尾に似ているところから「尾花」ともよばれるススキ。台湾の方でも、里芋の親戚のタロイモをお供えし、ススキを刺すと言うから「月見」にススキは欠かせないアイテムなんですね。秋の七草の一つにも数えられるススキ。なぜ、月見には、ススキか?なぜ、オミナエシや、萩ではないのか?うう~ん、素朴な疑問。この時期には、まだ新穀は採れてなく、稲穂の代わりに、それを象徴するススキをたてる。ススキは、お正月の松と同じで、「月見」の「依代(よりしろ)」。始めは、神や仏がよくわかるようにと、庭先に立て、縁側に・・・。そして、床の間に・・・。~秋づけば尾花が上に置く露の消(け)ぬべくも吾(あ)は思いけるかも~ 日置長枝娘子(へきながえのおとめ)<秋になると尾花の上に置く露。その露のように消えてしまいそうに思えてなりません。あなたをお慕いしつづけて・・・。>「月見」に無くてはならないススキも地球温暖化で、穂の出るのが早くなった。このままだと、将来は、ススキなしの月見になる・・・。いやだな。■追記■北九州(COOちゃん)でも宮崎(じねんじょさん)でも里芋を供えるとの報告あり。月見とは、米作とセットで、日本に入って来た儀式だったのでは・・・。
2002.09.16
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旧暦、8月15日の夜を「十五夜」「名月」「お月見」と言います。一見、ただの風流と思われがちな、「月見」、実は農耕とかかわりがあるのです。古くは、月見団子、小芋、作物、それにススキを「箕」に入れて供えるのも、農業とかかわりの深い証拠かもしれない。関西から中国地方では醤油で煮た、里芋を供えるので「芋名月」とも言われます。団子も、江戸子は、まん丸だったけど、京・大阪では、小芋の形に似せてあったとか。小芋も団子も、それぞれ、12個ずつ。けれど、閏年には、13個ずつ盛ったそうな。その芋や団子を盗む「団子刺し」というのが古くからありました。子ども達は、こっそりと、お供えしている縁側に忍ぶ。用意したきた、竹ざおで、団子や、芋をさす。盗られた家でも、代わりを用意したあるから、補充する。そして言うのです。「十五夜団子は、盗まれるほどよい」。私は、やった事がないんですが、父は「やっとった。」と言ってました。いいな、いいな、「団子刺し」。団子と里芋と季節の果物や、野菜。それにススキを飾って、後は名月を待つばかり。~月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~私は、今年は、月見団子の代わりに「干菓子」。小さな、菊、桔梗、それに2羽の兎。黄色い月にススキが浮かんで・・・。うう~ん。お薄が飲みたい。それにしても、「団子刺し」やりたいな。(しつこく思う)
2002.09.15
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9月14日は、月1回、里山で過ごす日。朝、早くから、出かけて、友人に車に乗せてもらって、「隠れ里」のような、山の中の村に行きます。今日のメニューは、「種蒔き」です。では、さっそく、畑に行って種を蒔きましょう。いえいえ、その前に、やらねばならない事があります。それは、栄養たっぷりな、肥料になるものを取りに行く事。コンテナをもって、すぐそばの、雑木林に行きました。落ち葉を、拾うと思いきや、落ち葉の下の土をとってと言われました。落ち葉がふわふわの土になるのは、どれくらいの時がかかるのでしょう。木の栄養分になるはずだった、土を取るときは、心が痛みます。私達の指導してくれる、古老は言います。「ワシらは、いつも、なにかのものをぶん取って、暮らしてる。それやから、できたもんを粗末にしたら、アカンのんや。」そのありがたい土を持って、畑に、と思いきや、今度は、鶏小屋へ。そこで、鶏糞を持って・・・。つぎは、籾殻の燻炭。やっと、畑です。大根や水菜、ニンニク、人参、・・・いっぱい、種を蒔いて、肥料もいっぱい、まいて・・・。収穫が楽しみと言ったら、「この辺はイノシシがよう出るから、やられるかも知れん・・・。」自然からいっぱい、ぶんどったんだから、イノシシにも、おすそ分けしてもいいなと思うのですが・・・。落ち葉に、鶏糞に籾殻・・・・。ごみになるはずの物が、ここでは、無くては、ならないものに・・・。****人生は種蒔き****人生は種蒔き幸福の種も不幸の種も、全部自分が蒔いたもの毎日の行動、言葉、思いが種蒔きですさあ、よき種を蒔こう。 吉丸 房江
2002.09.14
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「アンケート」 ~おとうさんをなんとよびますか?~ 阪田 寛夫*オットセイの子・・・・・オットー*オランウータン・・・・・おらんトータン*花火屋の子・・・・・・・パパン*「長靴下のピッピ」・・・パッパ*パパイヤ・・・・・・・・日本語でよぶ*めうし・・・・・・・・・ちちうえ*さかな・・・・・・・・・ととさん*トンカチ・・・・・・・・おとんカチ*かみなりの子・・・・・・おやじ*あまだれ・・・・・・・・トッ チャン*ドラマーの子・・・・・・チャン*門番の子・・・・・・・・とおさん*タマゴ・・・・・・・・・おやだま*かみさま・・・・・・・・ゴッド・ファーザー 「アンケート2」 ~おかあさんをなんとよびますか?*おむすびやさん・・・・・おかか*ちゅうかりょりやさん・・ちゃーちゃん*かぎやさん・・・・・・・かちゃん*からす・・・・・・・・・かーちゃん*ガラス・・・・・・・・・ガチャン*おさけ・・・・・・・・・おかん*おこうちゃ・・・・・・・おかあちゃま*みかん・・・・・・・・・ママレード*カンガルー・・・・・・・おふくろ*らっこ・・・・・・・・・だっこ*ひひ・・・・・・・・・・はは*へび・・・・・・・・・・ははじゃ*はしらどけい・・・・・・かっちん*パラシュウート・・・・・おっかさん*あり・・・・・・・・・・ありのまま~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~来月、引っ越す友人が、本をいっぱいくれました。その中の、一冊。思わず、笑ってしまいます。どうして、こんな言葉を思いつくんでしょうね。素朴な疑問です。
2002.09.13
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「9月11日」関連の番組をはしごをしながら見た。昨日、見たテレビのうちで気になったものを・・・。★アメリカが報復するという事を聞くと、アフガニスタンに飛び、現地の人達の傷ついた心と体を診察する、日本人医師。*日本政府はこんな人に、援助すべきじゃないの?★9/11の犠牲者の名前を書いて、展示した女性。*レポーターの「アメリカの空爆で、犠牲になったアフガニスタンの人の名前は書かないんですか?」と言う問いに、しばし「・・・・・。」。やや、あって、「今、(アフガニスタンにも犠牲者がいることに)気がつきました。」★空爆で、一家が殺され、気が変になった、幼いきょうだい。◎昨日の一連の報道を見ながら考えたのは、金子みすずの詩。~朝焼け小焼けだ/大漁だ/大羽鰯(おおばいわし)の大漁だ。 浜は祭りのようだけど/海のなかでは何万の/鰯のとむらいするだろう。~物事を弱いものの視点からみる、金子みすず。◎もうひとつは、「グランド0」と呼ばれる、跡地のこと。また、ビルを建てるようだけど、私だったら、建物の代わりに林檎の木を植える。建物は、建てた瞬間から、古びていく。それに、引き換え、木はどんどん成長する。その木の下には、蝶や、セミやミミズやナメクジや・・・いろんな生命が集まるだろう。いろんな、命を見ることで、人間も生きているということを、感じられる、そんな林檎の木のある場所を思った。****言葉のものおき***日本の思想が21世紀の世界に寄与できるのは、万物に霊魂が宿るというアニミズムと*シンクレティズム*(いろんな、宗教を同時に、信仰する。神も仏もあり)。アニミズムは人間中心主義をこええいく視点を生み、シンクレティズムは宗教対立の抑止力になる。 五木 寛之
2002.09.12
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去年の9月11日以後、何回あのビルの崩れ落ちる、シーンをTVで見たことか・・・。私もNYは好きで2回行った事があります。セントラル・パークでのんびりしたり、5番街を歩いたり、美術館も好き。だから、年末年始には、行こうと思ってた矢先の出来事でした。とても、つらい事、悲しい事。でも、ちょっと待って、アメリカだけが、同情されるのは、どんなもんでしょう?中東では、人が死ぬ事が日常的になってるのに・・・。もう、あんな事はいや。という気持ちで、「アメリカよ、しかえしをするな」という集会に行きました。そこで、司会者が「9月11日のテロで犠牲になった方の冥福をいのるため、1分間、黙祷を・・・。」と言うと「9月11日の犠牲者だけ、祈ったらいいのか・・・。」「アメリカは、湾岸戦争で、どんなことをしたのか・・・。」「中東の人こそ犠牲者だ。司会者に異議あり!!」とちょっとした、騒ぎになりました。見える犠牲者と、見えない犠牲者がいるんですね。見えない人たちに、光をあてれば、真実が見えるんでしょうか。
2002.09.11
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大人って、何歳からなんだろう。20歳が成人式だからやっぱりハタチかな・・・。なんて、思う私は、はるか大昔に成人式をしたけど、精神的には、まだまだガキ。「大人」がもてはやされて、「大人の生活情報雑誌」が次々と創刊されているという記事(9/3朝日新聞)を読んだ。読者ターゲットは団塊の世代だそうで、私はまた、狙われてるという思いがする。団塊の世代は、絶対数が多いし、「新しい価値観やライフスタイルを生み出してきた」と言う自負があるから、みんな、いくつになっても好奇心旺盛。で、雑誌は、そんなココロを読んで、私たちを踊らすのよね。いいわ、踊ってやる♪。と言うわけで、買っちゃいましたよ「大人の大阪」♪。●おまかせ料理「かわすみ」~万葉の花と戯れ風つかみ~真っ白いシャツに黒いジャンバースカートの奥さんはコムデ ギャルソンみたいにかっこいい。のに、「買うのはソックス代わりに愛用している足袋くらい。」とか・・・。みんな自分で縫うという自給自足の生活を楽しんでいるとか。♪マダム、見たいな。るんるんるん♪●囲炉裏茶屋「里の家」~囲炉裏端心ゆるめて野を駆ける~遥か300年の時を刻み、今もなお威風堂々の囲炉裏端。その昔どんな人がこれを囲み何を食べ、どんな話に興じていたのだろうか。想像を巡らすだけでも楽しくなってくる。泊まれます。♪泊まってみたいな。るんるんるん♪その他にも●どの部屋からも庭が見える「月の家」●竹林のサラサラという音がBGMの、茶房「まだま村」まだまだ、いっぱいあります、おしゃれなお店。♪見たい、行きたい、食べたいな。るんるん♪◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 緑あふれる山里に、ひっそり佇む店がある。親子でもてなす懐石料理。自給自足の農園料理。縄文カフェで古人を感じ、リビング・フレンチで空間の妙を知る。そこにあるのは、馳走の心。素朴で優しい空気の漂い。あなたも訪ねてみませんか心がゆるりとのびる処。◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎http://www.hankyubooks.com ←「大人の大阪」が載ってます。
2002.09.10
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別名、菊の節供。かつて、やんごとなき、お方たちの年中行事だったとか。杯に菊の花びらを浮かべて、お酒を飲むそうな。もちろん、旧暦だから、10月半ば過ぎ。去年の9月9日は日曜日で、里山活動日。お弁当は重箱に入れて持って、行ったんですがその重箱、菊が描かれてるんです。重箱は黒。「ふた」には、朱色の菊の花と緑の葉っぱがあしらわれています。「み」にも三箇所に朱色と黄色の菊と葉っぱ。この、重箱は、もらいもの。本来、2段か3段はあったのが今は1段のみ。黒いふたを開けるとぱっと目に入るのが鮮やかな朱色。日本人の色彩感覚のすばらしさには、ドキっとします。この、菊の重箱の中に巻き寿司を入れて持って行きました。お昼に、食べようとしたら、皆が「一つ、ちょうだい。」と言って、少しずつ、とっていったので、私の分がなくなちゃった。でも、おいしい、と言って食べてくれたから、うれしい。今年は、この重箱に、小さな紅葉の形をした、和菓子を入れました。黄色、赤、緑の三色のお菓子が入ると、重箱の中は、もう、すっかり秋。
2002.09.09
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みなさん、お元気ですか?私はビョーキです。「Net依存症」だそうです。先日、「夫がパチンコ依存症で・・・。」と嘆く人に「誰でも、なにかに、依存してるよ。ある人は、タバコだったり、コーヒーだったり・・・。かくいう私も、netに熱中するよ。」となぐさめたら、「それ、立派な、Net依存症よ。」と言われちゃた・・・。がーーーーーーん。で、物知りのCOOちゃんに、言ったら病気の診察してくれる所を教えてくれました。http://junkhunt.net/chek/internet/**********************************さっそく、診察してもらいに行って来ました。問診が沢山あるんだけど、最初の質問。★回線の速さは?と聞かれて、最初から分からなかったので、適当にブチっとチェック。★netでの知り合いの人数は?はて、これは、どこまでをいうのかな?会う事?電話で話す事?適当に、ブチっとチェック。★オンライン中、一人で笑ったことは?あるある。「ある」にブチっとチェック。みんな、あるよね?★HPを持ってる?この、日記は、HPじゃないの?HPとカウントしたけど・・・。★その他にも、質問に対して、「素朴な疑問」がフツフツフツ・・・。結果、私はDランク。~やや、Net依存症の傾向があります。今後のアナタの背後には、魑魅魍魎がウロウロ。スキを見せたら・・・・・~~ああ、こわい、こわい。私って普通と思ってたのに・・・。そうそう、質問に、こんなのがありました。★いつも、ネタを考えてますか?「はい」におもいっきり、ブチッ。
2002.09.08
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風が吹くと桶屋が儲かる。子どもの頃は、風が吹くと梨が食べられた。台風の次の日、父は私たち子どもに言った。「さあ上見(うあみ・地名)へ、梨を買いに行こう!」父が荷車の用意をしている間に、私たち、子どもも大喜びで、すぐ用意した。荷車を引いて、登り坂を30分あまり。峠の途中に、梨を作っている農家があった。父は、この家の主人と友達だったので、いろいろ話をしていた。その間に、私たち、子どもは、梨の木の下で、台風で落ちた梨を拾い集めた。集め終わると、持ってきた林檎箱にいれ、荷車に乗せ、ロープをかけた。「早(はよ)う、帰って、梨を食べよう。」皆、そう言いながら帰りを急いだ。帰りは、下り坂なので、子どもが荷車に乗っても平気。途中、誰からともなく、「梨、食べよう、一個だけ・・・。」荷車を止めて、父が、梨をくれる。前歯で、上手に皮をむいて、ガブリとかぶる。「おいしいな~。上見(うあみ)の梨は・・・。」皆、わらった。渋い脇役の、沢村貞子が書いた「あたりみかん」と言うエッセイを、随分前に読んだ事がある。値段の安い、キズもののみかんを「キズみかん」とよばず、「あたりみかん」というやさしさ・・・。そんな内容だったと記憶している。私たちが、食べたのは「あたり梨」ということになろうか。「ヤーリー」という品種の名とともに、あの時の味は、今も忘れられない。
2002.09.07
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子どもの頃、予習、復習はおろか、宿題もせず、遊んでばかりいた。で、分数で、つまづいた。授業中、先生は、私たち、子どもに聞く。「ここに、リンゴが1/4個あります。5人で分けたら、一人いくらずつ食べれるでしょう?」「はい!はい!」と手を挙げる子を尻目に、私は、帰ったら何をして遊ぼう、とボンヤリ考えていた。テストで問題が出ると、一応、考える。私の出した答は次のようなものだ。*なんで、リンゴ1/4個を5人で分けるの? *そのリンゴは、5人の中の1番、おなかのすいた人が食べるのがよい。*ジャンケンで、きめる。*1番小さい子にあげる。そう、思ったけど、答えの欄には、書かなかった。なぜなら、答を書く空欄があまりに小さくて、書けなかったからだ。分数につまづいている、お子さんをお持ちの方、その子を叱らないで下さい。その子にはきっと、その子の答があるのですから・・・。分数につまづいた子は、大人になって、人生に、つまづきながらも、楽しく暮らしています。
2002.09.06
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もう、時効だから、白状します。私は公文書を偽造した悪人です。(♪ざんげ、ざんげ)。今から、30年前、イギリスにいました。ヨーロッパでは、学生だと、博物館、美術館など、安かったり、タダになったり、いろいろお徳でした。私は学生ではなかったのですが、むこうで知り合った人がタイプライターで「しねまは、○○大学で○○を専攻する学生である。」と英文でタイプしてくれ、それらしいサインをしました。私は、それとパスポートサイズの写真をもって、国際学生協会(ISIC)へ行き、IDカードを作ってもらいました。なんとも簡単に学生になり、写真つきの「IDカード」を発行してくれました。**************************************** ○○ ○○ ←私の名前 IS A FULL TIME STUDENT ********←この部分大きく****************************************ヨーロッパには、半年ほどウロウロしたのですが、行く先々で、水戸黄門の印籠のように、見せました。おかげで、お金が少し、助かりました。その時のカードは今も持ってますあの・・・このこと、秘密にして下さい。
2002.09.05
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3年ほど前の事。ケイタイを紛失したので、新しく買うことにした。娘に車に乗せてもらって、近くの営業所へ。手続きも大方、済んだ頃、「あの~、免許書をお持ちですか?」と聞かれた。「持ってないんです。でも、これならあります。」と私が見せたのは、健康保険書。「あっ、これは、いけませんね。本人じゃないと・・・。」当時は、相方(夫)の扶養家族だったのです。「じゃあ、これは、どうですか?」と私が出したのは、市の発行した、印鑑登録カード。病院のカード、生協のカード、図書館のカード。みんなダメ、ダメ。ええーい、これなら文句あるまい。と出したのがJCBカード。それもダメ。パスポートなら、いいらしい。しかたない、こうなったら、パスポートを取りに家に帰ろう。で、持ってきました。さあ、これで、文句ないでしょ。と大いばりで出したパスポート。それが、期限切れ・・・。娘の付録ということで取得できたのですが・・・。いやはや、大騒動でした。
2002.09.04
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私がチューリップを初めて見たのは、小学校に入ってからだった。だからといって、花に縁が無かったわけではない。季節の花に囲まれて、花と戯れて過ごした子ども時代だった。<春>レンゲ畑に入って、レンゲの首飾りを作った。タンポポの茎を笛にして、鳴らした。クローバを摘んで、王冠を作った。地面に落ちた椿を拾い集めて藁に通し首飾りを作った。桜が咲けば、一日、桜の下で、弁当を食べた。<夏>山で、ササユリの花を一抱えも採って、その香りにクラクラした。ヤブカンゾウの濃い、橙色の花が墓場に揺れて、少し怖かった。ヘクソカズラの花を、鼻にひっつけて、「天狗」になった。川遊びのとき、目にするネムノキの花は、お化粧の刷毛のように優しかった。<秋>彼岸花が真っ赤に色づく田んぼの畦で、遊んだ。その他にも、野菜畑には、花が咲き実が成るのを知らせた。果物も花を咲かせ、実った。花壇なんか、どの家にもなかったけど、花にはこと欠かなかった。私達子どもは、花から花へと蝶のように飛びかい遊んだ。今、ガーデニングがブームだが、人々は蝶になりたいのかもしれない。
2002.09.02
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