おしゃれ手紙

2007.04.23
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カテゴリ: 映画

今から50年以上前の映画なのに、今も多くの人を魅了してやまない、この映画。
テレビでは何度も見ていたのですが、この度、映画館で見てきました。

■あらすじ■
ヨーロッパ最古の王室の王位継承者、アン王女(オードリー・ヘプバーン)は、欧州親善旅行でロンドン、パリなど各地を来訪。
ローマでは、駐在大使主催の歓迎舞踏会に出席する。
強行軍にもかかわらず、元気に任務をこなしていた王女だが、内心では分刻みのスケジュールと、用意されたスピーチを披露するだけのセレモニーにいささかうんざり気味。
就寝の時間になると、侍従たちを前に軽いヒステリーを起こしてしまう。

主治医に鎮静剤を注射されたものの、気が高ぶっているため、なかなか寝つけない。ふと思いついた彼女は、宿舎である宮殿をひそかに脱出する。
夜のローマをぶらぶら歩いていた彼女は、やがて先ほどの鎮静剤が効いてきて、道ばたのベンチに身体をぐったりと横たえる。

そこを偶然通りかかったのが、アメリカ人の新聞記者ジョー・ブラドリー(グレゴリー・ペック)。
若い娘がベンチに寝ているのを見て、何とか家に帰そうとするが、アンの意識は朦朧としていて埒があかない。
彼女をそのまま放っておくこともできず、ジョーはアンを自分のアパートへ連れて帰り、一晩の宿を提供する。
・・・・・・・・・・・

大阪の天王寺動物園前にあった、 「動物園シネフェスタ」 が3月31日をもって閉館した。
それにともなって、最後に、24本の映画が、上映された。
「ローマの休日」は、そのひとつ。

この映画の一番の魅力は、オードリーの輝くような美しさ。
この映画によって、無名の女優からハリウッド伝説のスターになったオードリー・ヘプバーン。

バレリーナのように1グラムのムダ肉もない、スレンダーな長身。

大きな目、濃い眉、美しい口元・・・。
輝くばかりに美しいオードリー。
この映画が大ヒットしたのは、ひとえにオードリーの美しさのおかげ。
サブリナパンツ、ヘップサンダルなど、1950年代の若い女性は、オードリーのマネをしたほど、大きな影響を与えた。
ところで、この映画が出来た頃、「ローマの休日」というタイトルが、問題になったとか。
それは、愚かなという意味があったからとか。
+++
古代ローマ市は「パンとサーカスの都」と言われた。

古代ローマの皇帝達は人気取りのために国家の祭りや記念日をどんどん増やした。
そういう祝日祭日にはいろいろな催し物を開催する。
要するに市民は只で遊んで暮らせたわけだ。

競馬、戦車競争、演劇、公衆浴場、宴会・・・。

宴会は続きます。どんどん食事はでます。
出席者、満腹でもう食べられません。
そうすると侍(はべ)っている奴隷を呼ぶ。
宴会場にはたくさんの奴隷がいるんですが、孔雀の羽を持っている奴隷がいる。
その奴隷がその貴族に近づく。貴族は上を向いてアーって口を開ける。奴隷がその口の中に羽を突っ込んでグリグリするんです。
満腹の喉に異物を突っ込まれますからね、ゲーッて吐くんです。
お腹の中のものをすっかり吐き出して、貴族はまた新たな皿に挑むのです。
吐いた汚物はというと、別の奴隷がきれいに処理してくれる。
彼ら吐くために食っているのです。
+++


こういう退廃的な暮らしぶりを「ローマの休日」というらしい。

映画、「ローマの休日」は、50年以上たっても色あせることなく、美しい。

ところで、私は、火曜日から木曜日まで、休日です。

食べすぎて「ローマの休日」にならないように、と思うのですが・・。

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Last updated  2007.04.24 00:52:53
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