《クリスチャンになろう Day 24》
クリスチャンに卒業は ない
バプテスマのQ&A
Q.バプテスマ準備クラスではどんなことを学ぶの?
準備クラスでは 具体的な聖書の読み方を学びます
。救いの確信を深めるために聖書を学ぶことはとても重要です。実際に聖書を開き、神様の御言葉を自分で読み、聖書のどこの箇所にその約束があるかを自分の目で確認することを習慣づけ、生きて語られる神様の御言葉を味わいます。さらには、聖書を単なる知識として頭に詰め込むのではなく、日常生活に具体的に適応しながら、生きて働く神様を少しずつ体験できるのです。
準備クラスでは 実践的な祈り方を学びます
。バプテスマ準備クラスでは、参加者の皆さんと一緒に、心を合わせて祈ることを学びます。自分の言葉で祈ることができれば、自宅でもどこでも主イエスの御名で祈りを捧げることができるようになります。さらには、自分のことばかりではなく、家族や友人のために「とりなしの祈り」の大切さを実際に学びます。
また、準備クラスでは 交わりの恵みを体験します
。クリスチャンはただ礼拝に出席するだけでは、神の家族の一員とされた恵みを深く味わうことは難しいでしょう。日曜日の礼拝以外の時間に、積極的にクリスチャン同士が集まって、キリストの体の一部とされることの喜びや、交わりを持つことの恵みを一緒に体験できます。交わりとは、単にお茶を飲んだり食事をしながら、ただおしゃべりをすることではありません。本当の交わりとは、その食卓の真ん中にいつも主イエスがいてくださることを覚えて、そこで語り合われる会話の言葉一つ一つが主の栄光を現すものでなければなりません。最後の晩餐の食卓を祝福された同じ主イエスを取り囲んで、その祝福を受ける喜びを味わうことを学びます。
準備クラスでは 成長し続けることの重要性を学びます
。バプテスマ準備クラスを終了し、バプテスマを受けてしまったら、学びが終わるのではありません。よく、「バプテスマ準備のクラスは何回受けたら終わりますか?」と質問される方がよくいます。その場合、「バプテスマを受けた後も、生涯ずっと学びは続きますよ。それでもいいですか?」と確認を取ります。最初は「先生、わたしは熱っぽく冷めやすい性格で、何でも長続きしたことがありません。ずっと継続できるか自信がないのです」と心配を打ち明ける方が多いです。すると私は、「大丈夫です、心配はいりません。わたしも小さい頃から何でも三日坊主でしたが、このクリスチャンだけはやめずにずっと続いています。おまけに、牧師にまでなってしまいました。これは、このイエス・キリストが本物である証拠ですよ」と教えて差し上げるのです。むしろ、イエス・キリストについて知れば知るほど、「このお方こそ救い主、生ける神キリストだ」、という確信が強められ、「もっと主イエスについて知りたい!」という欲求は自然に高まっていくものなのです。
信者たちは皆一つになって、... 毎日ひたすら
心を一つにして神殿に参り、 家ごとに集まって
パンを裂き、喜びと真心をもって 一緒に食事
をし、神を賛美していた...(使徒2:44-46)
聖書での初代教会の使徒たちの信仰生活を見ても分かるとおり、クリスチャンが週ごとに集い、交わりを持ち、共に御言葉を学び合うことは一生涯ずっと続きます。人生という聖書学校に卒業はないのです。天国へ帰るその瞬間まで、私たちは学び続けイエス・キリストに似た者へと成長し続けなければなりません。
神は前もって知っておられた者たちを、御子の姿に似たものにしようとあらかじめ定められました。(ローマ8:29)
さらには、 準備クラスを通して 伝道することを学びます
。バプテスマを既に受けた方々には、新しく教会に来るようになってバプテスマ準備を始めた新人クラスに参加していただいています。今度は、福音を伝える立場の視点で参加してもらい、必要であれば「どのようにして信仰をもったか」「どのようにしてバプテスマを準備したか」「どのようなことでつまづきそうになったか」「どのように日々、聖書を読み、お祈りをしているか」など、積極的に証をしていただいています。そうする中で、福音を伝える喜びや証をすることの恵みを味わいつつ、自然に伝道を実践的に学ぶのです。
この方法も、初代教会の使徒たちから学ぶことができます。
信者たちは皆一つになって、...毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、 民衆全体から好意を寄せられた。こうして、主は救われる人々を日々仲間に加え一つにされた
のである。(使徒2:44-46)
このようにして、バプテスマ準備クラスを通して、健康的なクリスチャンの信仰生活の土台を兄弟姉妹と一緒に踏み固めるのです。
私たちの教会では、準備クラスを通して「もっと頻繁に交わりを持ちたい」「もっと聖書を学んで、イエス・キリストについて知りたい」という思いを与えられた皆さんが、 バプテスマを受けた後も教会学校や小グループに喜んで参加し続けています
。クリスチャンはどれだけ熱心な人であっても、一人では生きてはいけませんし、一人で成長することもできません。だからこそ、「 人が 独り
でいるのは 良くない
。
」(創世記2:18)と言われた神様が、あなたに神の家族をお与えくださったのです。
キリストの体全体が共に建て上げられて成長するとき、その体を形成する一人一人もまた豊かに成熟していくのです。
キリストにおいて、あなたがたも 共に建てられ
、霊の働きによって神の住まいとなるのです。(エフェソ2:22)