パン作り 0
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ムーミンはアニメで知って、大好きな世界だった。スナフキンの旅立ちや、冬眠に入っていく場面や山から降りてくるバケモノ、変なイキモノたち。それぞれが、そのまま生きていられるし自分の選択で、別れたり戻ってきたりを、自然の移ろいと共に繰り返す。そういうところ。美術館のトーべ・ヤンソン展にも行ってきたし、こうして映画も観た。なのにどういう訳か、原作がどうも読めないんだよね。子供の頃から何度も図書館で借りたけど最初の方しか読めず、物語の中に入っていけないまま。私自身の中のムーミン村を、守りたいのかもしれないけど。この映画も観ようかどうか迷ってきたけど、今日観て良かった。油絵画家として、父や芸術家仲間に認められたかったであろうトーべ才能はあったのだろうが、生活の為には軽い気持ちで描き続けてきたムーミンの世界が必要でそれで自分はいいのかと、揺れ続ける。生活の為の、イラスト・・・芸術と言えるのかどうか?私には良くわからないけど、彼女の持っている最も素晴らしい世界な事は間違いない。イラストが下で、絵画が上ってことはない。でもね、やっぱり芸術家として生きたいという気持ちもなんとなくはわかる。最初っからイラストしか描いてなかったら、あれだけの世界は作り出せなかったかもしれない。そういう深みは、もしかしたら芸術家として過ごしてきた年月が積もり積もってできているのかもね。
2023.02.26
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心を閉ざし、人とかかわりを持たずに、毎日真面目に工場勤務を続けるハンナは、ある日呼び出されて、少しは休暇を取らないと周りから苦情が出ていると言われ、やむを得ず1ヶ月の休暇に突入するはめになる。上司には南国を勧められるが、実際来たのは寂し気な港町。そこでたまたま看護師を探している男の電話を聴いて、「私は看護師だ」と名乗り出る。海上油田(掘削してるのは海底だけど、舞台はその施設の海上だけなので)での事で重症のやけどを負い、角膜も痛めて二週間目が見えない状態の男を看護することになったハンナ。海上の油田は大きな鉄骨のやぐらのような姿。重く暗い波が寄せ、もの悲しい景色に囲まれているのだけど、その風景や雰囲気は、意外にもなぜか心が落ち着く閉ざされた世界のようにも感じられた。次第に心が通い始める患者と看護師。ハンナの秘密とは・・・?クロアチアという地名を聞き、そうか、戦争の傷なのかという事はすぐ理解できたけど、はて・・・クロアチアはどこと戦っていたのだったか?何も覚えていない・・・ああ、そうだっけ、セルビアとクロアチアの内紛・・・でも、同じ民族同士も国連軍も、戦争下では。。。災害や戦争に合えば、覚えているのは当人だけだ。その残酷さ。私も、最近ピッコマで、「15歳の時に東関東大震災で両親を亡くし、天涯孤独の身になり東京でホームレスにはった話」という漫画を読んでいるところ。報道ではなかなか知りえなかった、実際の被災者の方の生活の一例なのだ。沢山の人が心配し、お金や物資を寄付していたけれども、今思うと誰かにちゃんと届いていたのだろうか・・・確認する術も無い。そして今、寄付することも無くなって、ただ今でもまだまだ復興していないな、なんとかならないのだろうか・・・と思うだけ。でも被害にあわれた方々は、今も苦労されているはずだ。今はウクライナの事ばかりだけど、昨年9月の水害も、毎年おこる地震や川の氾濫も、過ぎてしまえば、少し思い出すだけ。映画の中では音楽が意外と大きな効果を担っていた。最初看護師として名乗り出ることになった場所は中華料理屋だったらしいのだが、なんと…私は良く知らない曲だったけど、日本語の曲が流れてたんだよね。あれ、中国と日本を混同してるのかしら?
2023.02.23
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これまたエルサレム(=イスラエルかと思い込んでいたけど、違うんだね、書き直し)とドイツの関係がさっぱりわからないまま観たので、後で調べてみなくては・・・追記、あっ、わかったわかった。ユダヤ人迫害の件か!最初に言ってしまうけど、この映画めちゃ好き。今まで観た映画の中でも最も好きな映画の一つかも。トーマスのケーキ店の常連であり、彼のケーキやクッキーを心から愛してる様子のオーレンは、エルサレムとベルリンの共同の都市開発の仕事をしてるらしく、定期的にベルリンに訪れ、そして実はトーマスとは恋人関係も築いている。が、妻と子への愛情やセックスをありのままにトーマスに語るオーレン・・・そして、聞きたがるトーマス。なんか、面白い関係の二人。しかし、エルサレムに帰ったきり連絡がとれなくなったオーレンが事故死していた事を知り、トーマスは異国であるイスラエルにやってくるのだが・・・オーレンの忘れたままになっていた鍵束の一つが、プールのロッカーだった。トーマスはプールに行ってみるが、なんとロッカーの奥には避妊具が。割合空いてるプールで、当然シャワー室には他の男性客もほぼ裸でシャワーを浴びている。つまり、チャンスさえあれば、即いつでもやれるよう、準備万端のオーレンだったのか・・・ということで、オーレンが誰とでもやれればやる人なんだな、と理解した場面。上手い事オーレンの妻、アナトのカフェに通い続け、皿洗いの仕事を得たトーマスは、次第にクッキーやケーキのレシピを店に提供し、店は大繁盛になっていく。そして、オーレンの妻アナトや母とも次第に心が通い・・・ゲイだと思い込んでいたトーマスは、愛した男オーレンの妻と次第に惹かれ合っていく。その過程ももうすごく自然。トーマスは、ギリシャ彫刻のような美しい目と少しふっくらしたほほと体つきで、正直言って肉付きが良すぎて絵になる本当のギリギリ!!少し走るともう息切れしちゃうのが、リアル~。それに、こめかみも結構切れ上がってるしー。でもそれがなんか、もうめちゃくちゃ愛おしい。オーレンへの愛を苦しい程持て余していたトーマスだが・・・アナトの告白により真実を知る。もうもうもう・・・泣ける!ラストがね。爽快だった。空が・・・とても美しくて。愛が泉のように湧いてくる映画だった。それと、ケーキが美味しそう過ぎる!!こんなにまで美味しそうな映像を、初めて見たと思う。
2023.02.19
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時代は1990年。正直言って、ソ連やイスラエルの時代の背景がさっぱりわからないまま観始めた・・・ソ連に住んでいた60代のイスラエル人夫婦は、かつてソ連で映画の吹き替え声優として活躍していたが、時代も若手に変わり、仕事も少なくなったところでもあり、又たまたまイスラエルに帰る事が許された時期でもあった。しかしそういう人は多くて、イスラエルではソ連から戻った人々はまともな仕事を得ることが難しいようだった。そもそもフセインの攻撃を受けていたご時世で、いつ生物兵器の攻撃を受けるかわからず、なんせ移民した途端にガスマスクを支給されているのだから、大変な状況の祖国に戻ったものだ。夫はなんとか声優の仕事を探すが、ラジオの仕事は祖国に戻った人々の知りたい情報や戦況で精一杯。娯楽ドラマ等の入るスキがないと言われ・・・舞台俳優ならどうかと言われるが、それも上手くは行かなかった。でもなんとか食べて家賃を払っていかなくてはならないし。。。妻は良い声の募集をみつけ、求職に行ってみると、なんとテレホンセックスの仕事であった。でも背に腹は代えられず、しかもさすがに声優だっただけあり、次第に人気になっていき・・・世知辛い背景の中、日本であれば引退して年金生活できる年代の二人が四苦八苦。コメディ要素も多く、なんかあったかいんだけども、ともかく二人が心配で、最初から最後までずーっと心配しながら観てたような気がする。しかも、ラスト・・・今後どうなっていくのかなあ???でもま、仕事さえ選ばなければ、貧しいなりに二人力併せて暮らしていける…前提?でもね~~映画や、吹替の仕事への想い、伝わってきたー。映画って本当に良いものですね。って事で、終わりたい。と言いつつあと一言。やっぱりね、60代ってまだ気持ちがおばあさんになれてないんだよね。外観より気持ちの中が、今まで生きてきた延長であって、急におばあさんに切り替えられないの。声も気持ちも若くても、やはり外観と実年齢を時々自分に確認する必要があるなあと、改めて心に刻んだ。
2023.02.19
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繊細な芸術家の夫が単身赴任で精神のバランスを崩したため、妻は夫を支えに行く事にするが、子供には見せたくないと感じ、兄に子供を預ける。ところが、少し風変わりなところのある甥っ子の言動に振り回され、心配し、怒り、戸惑い続ける日々・・・とても興味深い、雰囲気のある作品だし、伯父も少年も魅力的。でも、今日は母の事でクタクタになってしまい、途中で何度も寝落ちしてしまって、残念ながら後半うっすら~・・・後半がとてもいいらしいのだが。だけど、多分見直さない。魅力的だけど、私にはどうも馴染めない感覚があって。兄の気持ちはとても共感したけど、妹とその子供の態度や言葉が、どうもしっくりこずに、違和感があった。yahoo!映画のレビューを見ると非常に☆5評価が多くて、段々と見えてくるものがあるようなんだけど、なにせ後半ところどころしか目が開かなかったので。正直、「すごいいい映画だった」と感じたかった。残念だけど、でもそういうこともあるさ。
2023.02.12
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時間が半端で長編映画は無理そうだったので、短編映画を探して観た。女性二人が、二人漕ぎのカヤックで気軽に毎日海に出る生活。。。うわーーーなんか、いいなあ~~~。海の上でたわいないけど、ちょっと気にかかってる事の話などを気兼ねなくかわす二人。なんでー?なんで自転車で買い物行くみたいに気楽にカヤックに乗って近くの島まで行けるわけ?めちゃくちゃうらやましい。彩の美しさ・・・人々はちょっと悪っぽい人も居たりするけど、皆のんびりと海辺でくつろいでる。これって…夢の世界!?もしこれが日常に近いなら、まさにパラダイスじゃない?妬ましいとかそういうんじゃなくって、人の毎日の理想形をみたような、心満たされる想い。何度でも観てみたい映画かも。。。
2023.02.12
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映画公開当時、生田さんが宣伝出演してたのは良く覚えてるし、ちょっと観てみようかな?と思ったのも記憶にあるのだけど、なにせ映画館に実際に足を運ぶことが少ない為そのままになった映画の一つ。最近も映画「湯道」の宣伝で良く生田さんをお見掛けすることだし、ふと思い立ち、見てみることにした。これね、観て良かった!描き方、表現の仕方、受け取り方が難しいよな~・・・どうなんだろ?と見始めたけど、ものすごく自然に受け止められた。生田さん、すごい!!生田さんが男性だと言っても、そもそもが美しいわけだけど、段々と生田さんの演じるりんこさん以外の何物にも見えなくなっていく。温かくて優しく、自分そのままに生きるりんこさん、ただそれだけ。私も大学当時はそういうことを良く知らずに、何気に発言してその場にいた人を傷つけてしまったことがあったな…と、後になって気が付いた経験があり後悔してる。でも、あの時はそこまで思い至らなかった。世の中にそれほど沢山性同一障害で産まれた方がいるということに。でも時代はそれなりに進み、まだまだ理解しようとしない人も多いのだろうけど、自然に感じる人もきっとかなり増えてきてると思う。同性婚にしても、私は賛成だ。人と人が助け合って暮らすのが、家族なら、この人以外考えられない相手が異性ではない事もあるだろう。生産性とか、常識とかより重要なのは、温かい関係や思いやり愛する心だと思う。うちの二匹の猫も、たっぷり愛情を注ぐと目が輝くけど、忙しくて余り構わない日が続くと、目が小さく暗い色になってしまうんだよ。誰かに大事にされ、愛されている事が、どれだけ誰かを救う事か。残念ながら、それはそう簡単に手に入るものではないでしょう。だからものすごく大切にしなくては。この映画は性差別について描かれてもいるし、親子関係にも重きを置いて描いている。たっぷりの余裕ある愛情を受けて、又ありのまま全部を受け入れられて育てば、どんなに辛い事が多く生き辛くても、きっと自分を何とか肯定できるようになるんだろう。りんこの母と、主人公の小学生ともの祖母、それから、自分が好きになるのは男子だと気が付いた(ともの幼馴染の)男子の母親・・・それぞれの母親としての感覚の違いも、鮮やかに描かれていた。親だけではなく、世界の人の中にも沢山、温かく「あなたはあなたらしく生きていいんだよ」と言える人が増えたらいい。シンプルなことなのにね。なんで岸田さんは同性婚を認めると社会が変わってしまう、なんて発言をするのか理解に苦しむ。社会は変わらないよね?自分の生まれ持った性に特別違和感がなく、異性に恋する人が大多数なのはそのままなんだから。ただ、生きやすくなる人が増えるだけでは???ま、遺産相続とかそういう話なのかなー?変わってしまうという点は・・・?主人公の小学5年生の少女、ともを演じた柿原りんかちゃんもとても良かった。2017年公開の映画だから、今高校生位だろうか。真っすぐな目が印象的。ともは、嘘をつかない所が良いよね。ごまかさないし、少々不躾であっても言いたい事を言う。だけど、人を傷つけないようにといつも考えてる子だと思う。この映画の今後について、私は余り気にならない。ともの母親は、相変わらず愛に飢え、育児から時々逃げたくなるだろう。彼女の母親から与えてもらえなかったものは、自分の子供に譲っていく事が難しいだろうから。でも、これからは彼らも居てくれる。それでもう、全部解決じゃない?もう何年かしたらともは社会人になるだろう。それからもずっとずっと、叔父と叔母は温かい居場所になってくれるに違いないのだから。
2023.02.11
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オンネリとアンネリの第三作。2人ともちょっと大きくなっている。これより2人が成長したらもう撮影は無理そうだから、映画での最終作品かな。バラの木通りに新しく建てられた「子供の家」、素敵そうな家と思ったら、実際は・・・塀に囲まれ、何一つ遊具も無く陰鬱な印象の、収容所のような家だった・・・子供たちは、名前ではなく番号で呼ばれ、服もグレーで統一。遊びは、掃除!?院長さんは意地悪そう・・・に見えるけど、でも実際は自分の考えに凝り固まってはいる・・・つまり、安全と清潔だけが大切、みたいな。でも、本当は子供をいつも心配している優しいところもある人なんだけども。子供たちには通じない、よね。良い人でも、適する場所と適さない場所があるんだなーーーー。つくづくそれを思い知らされた。今回も「そんなのあり?」というハッピーエンド?だけど、まあ、この作品はこれでいいのだ!!三作品とも見終えてしまい、寂しい気分。吹き替え版もあるようだけど、私は絶対フィンランド語がオススメ。なんか、音の響きも楽しめたので。
2023.02.09
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フィンランドの冬を・・・見たくなるじゃないですか!!なんだかんだ言いつつ、つい続けて観ちゃった。第一作目の「オンネリとアンネリのおうち」とおなじくまるっきり童話の世界だけど、もうこっちはすっかりその世界に慣れ親しんでしまい、違和感ゼロになっている( ´艸`)やっぱ、冬の森や服装、そしてクリスマスが近づく雰囲気がとても楽しい。今回、小人族家族の登場で、ますますファンタジー。登場人物が明るくてサッパリと前向きで、元気も出るわ。ただ、今回も前回のアイスクリーム屋さんのような解決策があるのかと思ったけど、それは無かったのが残念。ドールハウスや、小さい車、小さな食器や食べ物、何を観ても楽しい世界。森の家、もうちょっとカムフラージュされてる方が安全じゃないかと思うけど、もしかしたら、普通の人間にはもうちょっと違って見える魔法がかかってるのかも?とか、思いつつも、いろいろ想像が膨らむ世界です。
2023.02.08
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あれっ・・・この映画って、こういう話なの!?絵本そのままの、魔法の世界。うーん、余りにシンプルで馬鹿馬鹿しい魔法の設定なのだけど。でもその底辺に大人の悲しみがうっすら流れている。美味しいアイスクリーム屋さんのお兄さんは、少し稼いでも、スロットのかけごとにはまっている祖母に取り上げられてしまうので、全く収入が無い。生活に困り、彼はオンネリとアンネリのお隣さん二軒に忍び込み、泥棒を働いてしまう。にしてもまあ、なんて・・・なんて都合の良い、全く深みの無い設定なんでしょう。馬鹿馬鹿しくなって途中で止めようかとも思ったんだけど、でも・・・やっぱりオンネリとアンネリが可愛くて、洋服や庭、インテリアも、もうちょっと見たいかな、もう少し・・・と見ているうちにあっさりと、ハッピーエンド♪だけど、時にはこういう映画も良いかもね。悪くない、まあ・・・結構好きかも。
2023.02.08
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何しろ、ピッコマで見る漫画のほとんどが、一回死んで人生やり直す設定だから。それで、同じパターンのドラマ~・・・( -᷄ω-᷅ ).。oஇと、第一回はちょっと気持ちが白々としちゃって。でも、二回目三回目と段々と面白くなってきた。バカリズムさんの脚本、やっぱり引き込まれるぅ。「素敵な選Taxi」も好きなドラマだったし。来週は、あのイヤなヤツの冤罪を晴らすために、行動するかどうか!?ってとこが、見所らしい。楽しみ!
2023.01.22
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ジム・キャリーの乗りについて行けそうも無くて、彼の映画あんまり見ていないんだけど、この映画いつか観ようかなって思ってた。前半、やっぱり私にはあんまり楽しめない映画かなって・・・でも、後半段々興味感じてきた。彼の人生、確かに変わっていったもんね。私も同様の体験を大学時代にしたと思う。旅行、面倒。人付き合いは、とても好きな人とだけ付き合いたい。趣味に合わないものはキライそういう人だったけど、大学時代に先輩達がいろいろ誘ってくれて、断り切れずに参加してみたらものすごく楽しかったし、それまで知らなかったことを知り、趣味が合わなくても、話をすれば楽しい人も多い事も知った。動き出さない限り、自分の世界は狭くて息苦しさや、無力感、そして世界を理解できない諦めは、そのままで変わらない。でも、それまでの習慣を捨てて、動き出してみたら、何しろそれまで知らない事ばかりだったのだから、想像もしなかったいろいろな事を体験し、知る事ができて、生きる楽しみを沢山みつけられる。だけど、何にでもイエスじゃ、やっぱりダメなんだよね、当たり前だけど。その辺がどう描かれるだろうと思ったけど、なかなか良かったと思う。人は、面白いね(*>ω<)b
2023.01.14
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出来ればもっと気楽な映画をと思ってたのに・・・┐( ´- ω-`)┌ヤレヤレでも、いい映画だった。私が今気分が落ち込んでいるのは、以前小学校で不登校だった娘のこと。通信制高校でたまたま良い友達ができ、社会人になってからも仕事はそこそこ順調だったけど、コロナの関係もあるのか、今絶不調。今後を思うと気分が沈む。昭和の時代であれば、結婚して旦那様に養ってもらえればそれで安泰だったかもしれないけど、今は違う。もし高給取りの夫であればそれも可能かもしれないけど、高給取りの夫はそれに似合う女性と結婚するのだし。身の丈に合った、共感が多くて生活感が似た人と結婚したほうが良いに決まってる。でもそうすると、多分共稼ぎでないと暮らしはキツい。結婚したなら、全てに夫婦助け合って生きていかないと、日本では若い人は暮らしていくのが難しい。でもこの映画観て・・・マジ、みんな元気ならそれが一番って思えた。夢なんか特に持たなくてもいい、他人より優れていなくても大丈夫。世間が認めてくれる仕事じゃなくてもいい。自分が良いと思う生活が大事。自分ができる事をして、暮らしていけたら神に感謝だわ(*´ω`*)今、幸せ?
2023.01.09
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2020年春のモロッコへの旅行を予約し、準備していた正月明けに突然コロナがまん延し、予約をキャンセルした。友人たちから「なんでモロッコ?」と良く聞かれるけど、以前の日記にも書いたとおり、子供の頃(昭和40年前後?)「ザ・ガードマン」の「モロッコの真っ赤な太陽」の予告を見て以来、ずっと心にモロッコという地名への懐かしさとあこがれを持っていて。まあ、今となっては、実際の還暦旅行にはイタリアかフランス、もしくは北欧に行くような気がするけど、モロッコは私にとって永遠のあこがれとなった。とはいえその貧しさやイスラムの女性蔑視も知っていて、そこで生きる事はなかなか想像もつかない。「彼女たちの朝」とは?どんな朝なのだろう・・・と、興味を惹かれて観始めた。以前TV番組で、洋裁の技術を持ち自分の店を持って生きていこうとする、モロッコの若い女性の姿を見た事もあったので、パン屋で奮闘する女性二人の生き方にも興味があった。お腹が大きくなって目立つようになったため、多分今まで勤めていた美容院に居られなくなって、カサブランカで住み込みの仕事を探そうと当ても無くさまよう、主人公のサミア。日本でだってそう簡単に職は見つからないだろうけど、イスラム教では結婚しない妊娠は罪を意味するようで、人々から冷たい対応をされ続ける。特に女性からの視線は非常に厳しく描かれている気がした。未婚での妊娠などしたから、女性失格なのだとさげすむような。しかし、夫に先立たれ、パン屋を細々と営みながら一人娘を育てるアブラは、関わり合いになりたくないと思いつつも、どうしても放っておくことができず、一晩だけ、三日、とついついサミアを家に置き助けてしまう。それも、めっちゃ可愛い藤田ニコル似の娘ワルダがサミアを温かく迎え入れようとするからなんだけど。いや~なんといってもこのワルダがね、最高に可愛い。でも、母親とサミアの間は微妙・・・母子精一杯の生活に邪魔者を入れるのも面倒だし、生活費も掛かるだろうしね。だけど、どうしてもアブラにはサミアを見捨てられないの。そしてサミアも、おばあちゃんに仕込まれたという料理のあれこれを、商売に提供し人気となって売り上げに貢献したり、又少しずつワルダに教えたりしてる。ここの場面がとても好き。ワルダにとっては他人である、サミアのおばあちゃんだけど、彼女から受け継がれる料理のちょっとしたコツやレシピが、行きずりのワルダに受け継がれていくんだね。こういう事が、とても重要な気がした。そしてアブラの家で無事出産したサミアだが、決して自分の子供を見ようとしない。なぜなら、彼女が育てた場合、一生この子は私生児というレッテルを貼られ、生き辛くなってしまうのだ。愛着を持たず、すぐに施設に預け里子に出すのが一番と理性で判断し、決めている。私生児=罪・・・か。日本でも昔はそうだったけど、今はそう感じる人も少なくなったと思う。そしてワンダにしても、夫が亡くなった時葬儀を取り仕切るのはもちろん、最後に姿を見たり触ったりすることさえも出来なかったというつらい経験があったことがわかる。全て、女性に許されることは限られているから。イスラム教って理解しにくい。ラスト・・・これはどういう意味なのだろう。突然終わってしまい、呆気にとられるばかりだったが・・・人により続きはいろいろに想像できるということなのかな。私は・・・やはり息子の将来優先で里子に出したのではないかと思う。そして、サミアも何事も無かったように過去を忘れたふりをして、普通に結婚し子供を育てながらイスラムの世界で暮らしていく。それがサミア、子供、サミアの両親や親せき含め誰もが一番幸せに生きていける決断のはず。観られた皆さん、いかがでしょうか。
2023.01.08
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死に方については時々考える。出来たら85歳位に、ボケずに、自分のことは自分で出来たら良いなと思うけど、その頃、例えば海外旅行の飛行機で夫と共に事故死とか、意外と悪くないかも。家族の重荷になって、100歳まで生きたりするのはなかなかしんどい。家族が大事にしてくれて幸せだとしても。その時、たまにいらっしゃる老人のように、まだまだ畑仕事したり歩けたりしてるのなら別かもしれないけど。地球全体で、衛生環境が良くなり、医療も発達して、平均寿命もどんどん延びてるけど、怖いわ。老衰で90歳までに亡くなるのが普通なら、まあ安心だけど、そうでないとなると・・・心底ぞっとする。私自身すでに還暦過ぎなのに、一体これから何年母の世話をするのかしら。毎日掃除も運動もせずただごろごろして通販で年金の半分を使い、毎月3万円の生活費だけは私が受け取るけど、残りは私の妹にやってしまう。誰が毎月たった三万円だけで暮らせるというのだろうか。でも、それでも恵まれている方だと聞く。年金が満額無い親に仕送りしたり面倒を見ている同年代もとても多いというのに、その親が100歳以上生きたら?自分の年々少なくなっていく年金で、親まで養えるの?一体この先日本の社会はどうなってしまうのか。この映画は、老人だけに限らず、人生を終わりにしたい人の手助けをする、非合法的な会社に死を依頼する貴族の末裔が主人公。彼は子供の時『感情』というものを失ってしまい、世間は目で見ることはできるけれど、その間はガラスの壁で仕切られて何も感じないまま、別世界に一人きり生きてるようだと感じている。彼を愛する母親が老衰で亡くなり、早速彼は自分の人生の幕を下ろそうとするのだが、自力ではなかなか上手く行かず、その時たまたまその非合法の自殺を手伝う会社と出会うんだよね。手はず良く死の予約を契約するのだが、その契約は決して取り消すことはできない。そこで、同じ境遇で死の契約をした女性と出会う。そして・・・まあ、どうやって感情を取り戻すのか、契約はどうなるのか?という、ドキドキハラハラの楽しめる映画。ブラックコメディの要素もあるけど、見ている間に死について、この日記の冒頭に書いた位は軽く考えさせられてしまったし、又母親が亡くなって独りぼっちになってしまったはずの彼にも、心から信頼できる相手がいたのではないかとか、私にはかなり抵抗を感じられたけど、でも自分で死を決める時があってもいいのかもしれないとか・・・思ったよりかなり深いところもあったような気がする。ただ、妙に軽くて紋切り型の場面も混ざってた。果たしてすごく良い映画なのかどうか、よくわからない。観て良かったけど、私の星は3つ/5yahoo映画のレビューでは、☆5の人も意外と多かったけど。
2023.01.02
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この映画も、邦題が良くないかも・・・恐竜ほぼ関係ないのに、映画のイメージを左右し過ぎる。恐竜の骨の発掘にはまった少年の話かと思った・・・けど、実際はオランダ人の家族が、島にバカンスに行く話。島で出会った少女テスと一緒に、思いもよらぬ毎日を過ごす。変わり者と言われた事があるらしい主人公サムが、自分より変わり者だと思うテス。最初は一緒にサルサを練習する相手として仲良くなったけど、そうこうしているうちに、テスの母が持っている貸別荘の管理やら、滞在客の世話やらに関わる羽目に。気の合う子って、すぐわかるんだろう。子供の頃、そうだった気がする!目が合っただけで、自然と一緒に遊び始める事、あったかも。題名の恐竜というのは、絶滅した恐竜の最後の一匹のこと。サムは、ある日最後の一匹になってしまった恐竜がどんなに孤独だったかを思い、バカンスの初日にはもう、その想いに取りつかれてしまっていた。誰もがいつか死んでしまい、末っ子の自分は最後に一人きり取り残されてしまうに違いないという恐怖。島の人気の少ない干潟の丘の上にたった一人で暮らす老人との出会いが切っ掛けとなって、又サムは大切な事に気が付くことになるんだけどね。観る前に想像してたより面白くって、途中まではまあまあ、最後まで観てこれは好きな映画だ、と思った。ぼくとテスの秘密の七日間 (文学の森) [ アンナ・ウォルツ ]
2023.01.02
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シアーシャ・ローナン観たいなと思って。親友ジュリー役のビーニー・フェルドスタインは、ベッキーを太くしたような…顔のつくりや表情とか・・・どこか似てるよね?大学進学を控え、地元を離れたいと思う自称レディバードことクリスティーンと、娘に結構依存してる感じで娘を手放したくない母親との葛藤。母親の辛さもわかる。夫はリストラ後、仕事が不安定。優秀な成績でカリフォルニア大学バークレー校を卒業しながらも、人種差別のためか?就職できない兄・・・兄だけ容姿が全く違うので養子ということらしい。後でわかるのだが、母親は自分が不妊と諦めていたところ、たまたまクリスティーンが授かったわけだ。クリスティンには口うるさいが、兄とその恋人には寛容で、兄を応援し続けている。その兄ミゲルと恋人に私は好感を持った。母親の固執がくるしかったのかもね。ともかく、クリスティンは「レディ・バード」と名乗り、親のつけた名前や、親からの押し付けから必死で逃げようとしている。この前途中まで観た、ビーニー・フェルドスタインが主役の高校卒業間際でイェール大進学が決まってる生徒会長が、遊んでた友人が自分同様に良い大学に合格してるのを知り、突然必死に遊び始めるという映画「ブックスマート」と結構ダブる場面も多かった。両方とも、本音全開!そういう時代になったんだなあ~と思った次第。でも、ビーニー・フェルドスタインはそれが許される空気を作れる女優さんなんだな、きっと。シァーシャ・ローナンはごくごく普通の女子高生っぽくて、誰もが共感しやすい経験をしていく映画なので合格点の映画だとは思う。映画の感想はまあまあ…って感じ。ただ、「デューン砂の惑星」が良かったティモシー・シャラメが出てたのが収穫。映画の最初の方の群衆の中にチラリと映るんだけど、その瞬間だけで存在感が際立ってた。
2022.12.31
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ダコタ・ファニングが観たいとずっと思ってたけど、自閉症の主人公をそれなりに理解できるか自信が無くて後回しになっていた作品。ウエンディはスタートレックについての理解や知識が半端なくて、脚本を書く能力や、言葉を選ぶ才能が高いようです。まさに彼女の能力にピッタリな、スタートレックの脚本募集に応募するストーリー。原題は「Please stand by」さて、その意味は?主人公ウエンディの近くで彼女を助ける人々や姉=stand by が近くに立つという意味。そして、もう一つ stand byの意味は、※ネット検索で調べたところ、近くに立つことは「誰かを守っている、支持している」といった意味になったり、「何かを待っている、待機している」といった意味にもなります。映画の中には、信号で待機するとか、どうにもならない困惑の時に、一回落ち着くという風に使われているようです。yahoo!映画でレビューを見ると、自分が気が付かなかったり、知らなかったりすることを解説してくれるレビューがあるのでありがたいですね。反対に、すごく表面的で無知丸出しの薄っぺらい感想も結構多かったり・・・この映画を観終わった時、感想がまとまらず、日記に書く気はありませんでしたが、yahoo!映画では見た記録をチェックしておくのが習慣なので、ついでにレビューを読んでみて良かったです。ウエンディに似たご家族がおられる方の意見が、そのままウエンディに当てはまるわけではありませんが、理解をたすけてくれました。又、夢を届けることがテーマのような邦題がつけられているが、原題でのテーマは「期待されず、人格の半分も評価されていないウエンディの気持ちや存在が家族に届くまでの物語」ではないかと感想を書かれている方が居て、とても共感しました。途中で床屋から帰ってきた夫は「スタートレック」ファンなので、ところどころ食いついて観てました。私は一通り見てるけど、高所恐怖症の延長で宇宙もとても怖いので、ちょっと「スタートレック」は苦手なんですが、それでもワクワク・ジーンとする場面がありました。
2022.12.29
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ラブコメって、そんなに観ないんだけど、今日はついに「新米刑事モース」のシーズン5まで観て、UーNEXTではそれ以上公開されていなかったので、寂しくて。。。何の気なしにamazonプライムで観始めた。モースと、同じイギリスが舞台とは思えない・・・雰囲気に最初は馴染めずいたけど、段々と面白くなって、最後は涙。折しも今日はクリスマス。クリスマスが舞台の映画を選ぶとは、できすぎ。ってか、だからオススメにあったのだろうか・・・きっとそうだよね(;^_^A軽いっちゃ軽いけど、それぞれにいろいろなトラブルや悲しみを乗り越えて。クリスマスって、正直になる日だったのだと、初めて知りましたが。人はこうでないととか、これはダメとか、そういう視点ではなくてこうやって幸せにとか、結果オーライとか、そういうおおらかで暖かな肯定感にあふれるところに癒されました。なんといっても、ヘロインで失敗したけど再起した50代のロック歌手、ビリーとそのマネージャーのジョーがめちゃくちゃ良かったです。あと、言葉が通じてないのに心が通じていくジェイミーとオーレリアも素敵だったー♪
2022.12.25
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今日は年末調整の添付資料を用意したりで、掃除して、その後暇な時間ができた。そういえば円谷ファンの夫は劇場に観に行った「シンウルトラマン」でも観るか、と思った。「ウルトラQ」と「ウルトラマン」はほとんどすべての怪獣の名前が言える程度には夢中で観てた年代で。でも、だからと言って今観たいか、とか、今でもファンか、と言えばそうでもない。私はウルトラマンよりは「ウルトラQ」の方が影響受けたし、真剣に観てたし、今も好き。でも、無料なら観たい(;^ω^)俳優さんは、長澤まさみさんと、斎藤工さん、良かった。特に巨大シーンね。テーマとしてはアリだと思うけど、でも怪獣とか全体的に円谷というより庵野デザインがちょっと個人的に鼻についたな~・・・(エヴァは好きだけど)庵野デザインにすれは、今風デザインになるし、まあ、より広いファン層を取り込めるみたいな?でも・・・怪獣かわいくないやん。ウルトラマンの、怖いけど間の抜けたとこのある怪獣たちの動きや戦い方が面白かったのになあ。そうそう、主題歌にはやはり相当そそられますなあ!曲は最高。https://youtu.be/Zhx1n6uvgUE
2022.11.27
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キーハンター、大人気番組だったけど、私も大好きで、子供には少し眠い時刻でしたが毎週欠かさず観てました。人の心の影や悲しみ、執着や欲望など・・・子供ながらに切なく感じました。日本各地の素敵な建物や観光地にもワクワクしました。カッコイイ野際陽子さんと、千葉真一さん(〃♡ω♡〃)どちらも大ファン。人生最初にファンになったお二人。今夢中で観ている、新米刑事モースは、私のおぼろげな記憶の中のキイハンターと、雰囲気がどこか少しだけ、だぶるのですよねー。幾つか忘れられない題名もあるのですが、その中の一つ、「モロッコの真っ赤な太陽」・・・他にもいろいろ興味があり、一昨年旅行に行く予定でしたが、コロナで中止。多分「モロッコの真っ赤な太陽」という題名を私が長年ずっとずっと繰り返し思い出していなかったら、行こうと思わなかったでしょう。でも内容、全く覚えてない・・・と、調べてみたら、キイハンターではなく、それ以前の「ザ・ガードマン」の第261回の題名でした Σ( ºωº )子供だから、覚え違いしてたのですね~。今日調べて初めて知りました・・・
2022.11.14
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少し前に第一話を途中まで観たのだけど、雰囲気が重く雨が降って、建物も古くて暗い場面が多くて途中でしんどくなってしまったの。でも、本などの趣味の合う友人が、これ面白かったって紹介してくれたので、最初から見直しました。やっぱり第一話の途中まではしんどかった。だけどねえ・・・やっぱり私、イギリスの風土や人にたまらず惹かれてしまうところがあって。大好きとか、行ってみたい!みたいな感情とは少し違って、懐かしい、しっくりくる・・・的な感情が湧いてくる。それは子供の頃からそうだったんです。ロンドンの街並みが挿絵の本や児童書、何度も何度も読み返した作品が沢山あります。半面、アメリカの本には全く興味も無く、それはドラマも似た感じで観ればとても面白い作品が多いんだけど、どうも馴染めない。で、ドラマの話に戻るけど、第一話の中盤から急に面白くなって。まあ正直種明かしはちょっと・・・納得がいかないところもあった。それ、殺す程のことだった???って。でも、モースやその上司、同僚も幾人か好きになったキャラもあったのでこれは続きも観たいって思えたのだった。やはり、ドラマも漫画もキャラに魅力を感じるかどうかが鍵かなあ。第二話も、少し切なくて。1960年代が舞台という事だけど、日本への原爆投下へのイギリスの人々の反感や怒りが描かれていて興味深かった。普段の生活の、修理などがあんなに遅くて、いい加減でも慣れて平気なイギリスの人々が、首相にNO!という決断を下す速さとキッパリ加減のギャップも、なんか…さすがだなあと思ったりする昨今でした。また車に乗るシーンでは必ずジャガーのエンブレムが大写しになるのも、なんか印象に残った。
2022.10.23
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「あの時は本当にグチャグチャでした」杏との離婚から2年が過ぎ、東出昌大は山で暮らしていた(文春オンライン) - Yahoo!ニュースぐちゃぐちゃって・・・(;^_^Aあんたがそうしたんでしょうに。と、誰もが突っ込みたくなるインタビューですが、それでも、私は彼の敵にはなれないな。。。杏さんも好きだし、東出さんも好きなんだわ。しょうがない。病気みたいなものなんでしょうね、私が痩せたいのに、甘いものが断てないように。猛省して、一時は甘い物全く要らないと断つのだけど、ちょっと頂き物をしたり、すごく疲れたりとかのきっかけで、又欲望に負けてしまうの。誰かのことを、批判できないわねえ。でも、それが人間ですし。
2022.10.04
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静岡の大雨のニュースも一段落、チャンネルを変えてたら丁度始まったので、観ることにした西加奈子さんの原作を読んだことがあり、まあまあ面白かった記憶もあるのだけど、内容を全く思い出せなかったので、どんな話だったっけかな?と気になっていた作品でもあって。レビューを見ると、原作とはかなり雰囲気が違うらしい。…うん、そうだよね、こういう感じのはずはない。でも、このアニメはこれでよくできてると思った。この街に次第に馴染んで、もう離れたくないと願う主人公の気持ちが伝わってきた。自分にとって、住みやすい場所って、とても貴重だと思う。大事にしたいよね。でも、親の肉子ちゃんの都合で今までは定住できず点々としてきたらしい。アニメの冒頭を見てないので、何か肉子側の説明があったのかもしれないけど。ちょっと変わった男の子と、ある種共通するヘンさを持つ主人公と、少しわがままなクラスメイトとか・・・母肉子の勤め先の人々とかとてもあったかい人間関係が描かれていて、正直言って心が温かくなった。私は今、温かさを求めていたので・・・観て、良かった。声優さんについては、主人公の声に批判があるみたいで、でも実は私、こういうオーバーではない声の方が自然と聞けるんだよね。声優さんって、すごく難しくて、プロの方が上手いのはわかるんだけど、なんかわざとらしいとか、紋切り型とか、感じることが多くて・・・下手とも思わなかったし、私は好きだけどな。もしも下手だとしても、こういう感じの方が好きなんですけど。**********************実は洪水の件でついつい被害者ぶってしまうのだけど、さっきたまたま裏の家の方と挨拶した。この方が私は好き。サッパリしてるし、親しみやすいし、とてもいい方なの。市の工事後、彼女の家は水害を防げるようになっていたけど、今回ばかりは工事した壁を越えてしまい、以前通りの浸水があったという話を聞いた。でも、床上まで来た昔ほどひどくは無くて、我が家と同じ床下浸水らしい。やはり、工事のおかげなのね。それでもうちと同じ位の被害があったのか。。。なんか、文句言って申し訳なくなった。うちはまだ乾かし途中で、車のエンジンかけてないけど、裏のお宅のお隣の家では、水が引いてすぐエンジンかけてみたら、車三台JAFに引き取られていったって。一応エンジンかかったものの、異常ランプがついたとか。どうだろ・・・うちも同じかなあ?たまたま出張に出てた夫から電話があり、エンジンかけてみて異常があるようなら、まず保険屋さんに連絡し、修理は保険屋さんと相談してから出すようにと連絡があった。実際のところ、それでも我家の方が少し高台なので、もしかしたら大丈夫かもという期待も残るけど、やはりまだ・・・もう少し乾かしてからにしたい。
2022.09.24
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「ジェーン・エア」の後、お薦めで表示されたのでそういえば、この余りに有名な作品「若きウェルテルの悩み」を読んでないなあ・・・と、観ることにした。ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~ [ アレクサンダー・フェーリング ]今日観た映画の中ではこの作品が一番面白かったかな。ただ、好きかどうかとか、映画の出来如何に寄らず、ずっと心に残るのは「ジェーン・エア」かもしれない。お調子者のゲーテは大学で弁護士になる勉強をしているが、詩を書く夢を追い、法律には身が入らず成績は悪かった。その詩の方も、落選の手紙が届くし、父親に身を入れるようにと、法律実務の仕事に就かされてしまう。でもそこで、意外と有能さを発揮したりして、又恋も順調で、青春を謳歌するのだけど、そこにはやはり壁が待ち構えていた・・・ゲーテも、恋人ロッテとその家族や、ゲーテの同僚、皆キャラクターが魅力的。それに、映像もとても美しく、また活気があって、この世界に浸ってしまった。
2022.09.23
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「岬の兄妹」は、一回は観ておこうと思っていた映画だったけど、できれば美しい風景や物語性にも浸りたく、「ジェーン・エア」を選んでみました。ともかくこの、一面の荒野の風景や、石造りの小さめのドアやそういうものを目にすると懐かしいような悲しいような気持ちで一杯になります。「ジェーン・エア」は小学校高学年か、中学一年生の時に、途中まで読んで挫折したような気がします。なんかロチェスターに深刻な隠し事があったことは覚えていたけど、正直言って、人間関係も、貴族とかの身分制度とかも、よく理解できず、ロチェスターみたいな扱いにくい人、ヤナ奴じゃん?程度に感じてた(;^_^A逃げ出した時の様子も、もっと早くこんな辛気臭いとこ出たらよかったのに、ってのと、え、許して支えてあげたら?ってのと・・・両方感じてたかも。どちらにせよ、なんかスカッと肩透かしにあったようで・・・その後も教師になる云々が又、なんかスッキリしなかったような・・・まあ、ともかくよく理解できず消化不良だったのです。それに、もうちょっと自立する場面とか、無かったっけか?(きっと別の作品だったんだね。)ロンドンには行かなかったんだっけ?絵もただの趣味のまま?そうだったかな・・・本と映画は同じ展開だとしたら、挫折したままだったもやもや、読んだものの理解してなかった部分のぼんやりした霧が晴れて良かったです。映画としては、わかりやすかったし、風景も美しく、主人公のジェーン・エアに男性が魅力を感じるところも受け入れられました。笑わないし、少し影があるけど、率直で子供を教えるのも上手くて、趣味の絵も素敵。私はともかく、あんな360度荒野みたいな場所に、自分から行くのは億劫ですが、画面で満喫できるのはすごく嬉しいです。登場人物たちが、良く「辛気臭い」というけど、特に冬はまさにそうなんでしょうね。夏であっても、美しいけどしんどいわ。
2022.09.23
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暗くてひどい話ではないかと不安で、なかなか観ることができなかったけど、気になっていた作品だったので雨の今日観ることにした。ところが。妹に売春させて二人で食べていくことにした兄・・・は、想像していたよりも「最低の人」ではなかった。妹は知的障害、兄は、子供の頃は無かった障害ではないかと思うけど、片足を引きずっている。ちらっと画面に映った千円札が伊藤博文のようだった?ので、携帯は普及してるけど昭和の終わり~平成の始めくらい?今の時代ならば・・・46人以上の企業には障碍者を一定数雇用する義務があり、その数を確保できなかったら罰金的な請求があってその額はかなり大きいので、その会社の仕事内容が可能であるが、障害がある人を採用したいという企業は多くなっていて、その影響は大きいと思う。せっかく普通に仕事ができている人を、リストラで最初に解雇することは、余り考えられない時代となったことは、評価できる時代の変化だと改めて思う。足を引きずるものの、移動も判断もできる人材であれば、今なら引く手あまただろう。妹については知的障害で、障害者年金が支給されていないのが、不思議だったけど・・・今調べてみると、知的障害については、その障害がかなり重くないと障害者年金は支給されないとあった。1級か2級までということで、普段の基本的な生活に支援が必要な程度に障害が重くないとダメだという・・・ビックリした。身支度や食事など日常生活が自分でできても、仕事には就けない場合、どうやって生きて行けというのだろう。それって、一生家族は養い面倒を見ていく義務があるという事!?ええええええ・・・・もちろん家族だから助け合うけれど、映画で家族は兄一人だけ。両親や兄弟が何人かいればできる事でも、リストラされた兄には難しかっただろう。それに、経済的にも一生面倒を見ていくというなら、兄の結婚も難しい気がする。映画のレビューを読むと、兄をクズ、発達障害などと呼ぶ人もある程度いるけれど、自分一人で真理子の世話を背負って、毎日彼女の身を探し回ってみたらいい。絶対、思ってたより精神追い詰められるって。妹真理子の障害が、2級なのか3級なのか私にはわからない。だけど、障害はだれの責任でもない。日本国憲法第25条、「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」として生存権が保障されてい るという事は、どういう事を保障しているのだろうか?それに、兄も足のせいでリストラされてしまった時、まずは雇用保険(リストラの会社都合だから、すぐ支給されるはず。会社も突然の解雇の場合最低一ヶ月分賃金を支給しなくてはいけないと思うけど)、そして市役所に相談に行くなど、なにかできなかったのだろうか。こういう時、市とかは何か助けてくれるのかなあ・・・市営住宅に入れてくれるとか。※ 多分・・・そういういろいろな救いの方法については、わざと無いものとされている世界なのだろうね。岬というと、どんな寂しい岬かと想像してた。周りに家が無い岬の突端、嵐の日は吹き飛びそうな…イメージを持っていましたが。そこそこにぎわう港町だった。兄と妹二人きり、兄は母が死んだので妹の為にこの街に戻ったようだ。結局は生活に困窮し妹を売春させる兄だが、温かい人でもあると思った。いつもどこかに行ってしまった真理子を必死で探している。余裕が無さそうな友人も、無いなりにお金を貸し、心配して家に訪れている。他人がこの兄妹にできる事なんて・・・せいぜいこの位だ。(だから、公共の救いが必要なんだろうけどね。)ラストの場面・・・これ程幾通りもの解釈があるとは。私は、客の電話に期待するほほえみかと思ったけど、でも、それだけだと、何か違和感が残ってしまった。それに、何故真理子はあの場所に。何を思って海を向いていたのか。そして・・・これからの真理子はどうなってしまうのだろうと、締め付けられるような、途方に暮れる不安を感じた。兄は復職できたようだが、もう妹は元には戻れないという絶望を、海の際の岩礁の上に見た気がした。ただ、真理子を都合よく利用する人であっても、「客」でなければ・・・真理子の為にも都合の良い関係があれば、それでいいのかもしれない。そんな対象は全く映画には描かれていなかったけど、でも、人間同士の関係など、お互い利用し合う部分もあって当たり前。きれいごとだけではないのだから・・・それでもいいのかも。
2022.09.23
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毎日コツコツ、ピッコマで気に入った漫画を読んでます。今日気に入った作品は「どすこいスピリチュアル」子供の頃からすごい怖がりで、自宅でも電気の消えた他の部屋に行くのがとても恐ろしかった。私自身も何度か霊的なものを見た経験があるのですが、恨みとか因縁とかを感じるようなものではなく、まあ、たまたま・・・とか、その場に元々あったものが見えただけとか言う感じ。私の母も、私の祖母が亡くなる直前に夢枕に立ったので、翌朝早く亡くなったと連絡がきた時、もうすでに知っていたと言ったのも良く覚えています。又、友人にも見える人が何人かいて、彼らは信用できる人なので、私には全く気配も感じられない場所にも沢山のなにかがあるのだろうと思っているのです。ただ、私はとても怖がりなので、居てくれるのはOKだけど、どうかどうか、私には見えないようにお願いします・・・と、それだけをお願いしています。どすこいスピリチュアル 事故物件の怪 (DaitoComics ホラーシリーズ) [ 小林薫 ]というわけで、こういう漫画も結構好きなんですよね。両国に住む、少しふくよかなフリーの女性記者。取材に行く先で、必ずスピリチュアルな経験が…というお話でとても面白いです。まだ初回三話だけ読んだところですが、その中で印象に残ったこと・・・掃除には、清め、祓う力があるのではないかと言うお話。夜中のビルメンテナンスや清掃をする会社の従業員には、恐ろしい経験があるのではないか?と聞いたところ、意外とそういう事が無いという話。確かにそうなのかもなあ…と思いました。掃除すると、確かに気分が良くなりますよね。
2022.08.20
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久々に、アメリカドラマで興味を感じる作品に出合った。アメリカらしい人々の物語。すごいデブの主人公、40代のサム。サムにそっくりなアメリカ体型のお父さんは、内気だが妻と農場をとても大切にしている温かい人のようだ。サムより少し顔立ちの良い妹は、オシャレな小物の店を親友と経営し、家族も大切にしていて、それが当然と思っているので、独身で仕事も平凡なサムを馬鹿にしているらしい。と言っても、サムの仕事は何か論文を評価したりする知的な仕事に見えるので、ちょっと私にはどういった仕事で社会的な意味とか、良くわからないんだけども。そして、アルコール中毒が最近ますますひどくなってきて、手に負えなくなってきた母親。彼らは長女のホリーを失ったところで、おそらくそれぞれが上手く乗り越えられずにいる。特にサムはホリーの最期に付き添って暮らしていた様子・・・サムは職場で高校時代の同級生と出会うのだが、音楽部で歌が上手くて目立った存在だったサムと違い、その友人ジョエルは余り記憶に残らないような存在だったのだけど、でもここで再開し、次第に親友になっていく二人。下ネタも多いけど、なんかそういうのも良いのかな~ってするすると受け入れられてしまう、魅力。そのままを受け入れるし、ありのままで生きて良いんだなって、そんなことを感じられる温かいドラマなのです。もっとあると思ったら、7話で終わっちゃったの。まだシーズン1が放映されたばかりらしい。続編が楽しみ。彼らと一緒に生きていくような、気分。
2022.08.13
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やっと、映画館で観てきました。いやいやいや・・・皆さんがべた褒めなの、わかる。時間も金額も、心も十分すぎる満足感。この前、昔のトップガンを家で観て、「あれ、こんな話たっだかな?」って感じたんだけど、まさに今日、これぞ「トップガン」、今完結したんだ~って納得いきました。映像が素晴らしい。そして、音楽も素敵だった。個人的好みで、ビーチの場面のあの曲。ワクワクするし、楽しく盛り上がる素敵な場面で、大好きです。アイ・エイント・ウォーリード by ワンリパブリックトップガン マーヴェリック:オリジナル・サウンドトラック(デラックス・エディション) [ (オリジナル・サウンドトラック) ]配役も良かった。肉体美も、表情や、皆さん魅力的だった!それに、ジェニファー・コネリー、今もさすがに綺麗。若い頃の魅力とはまた違う。素敵だったわ。昔のライバル、アイスも魅力的だったな。
2022.08.12
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鬼滅、無限列車編を観てから、なんか気が抜けてしまい、遊郭編見ようとは思ってたけど、なかなかその気になれずにいて。でも暇な夏休み、プライム会員だし今日午後から無料で一気に観ることに。流行去った感ありますが、いやいや、めちゃくちゃ面白くって一気に観るつもりなかったけど、到底途中で止められませんでした。見どころ満載。三人の成長、今回の戦いの中心音柱・宇髄天元さんと、その妻たちの魅力。今回の鬼、強い!そして、禰豆子のパワーアップと・・・そして危うさ。この連休に、ぜひお薦めです。
2022.08.11
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1844年頃、ついにクランフォードに鉄道が・・・反対していた保守的な人々も、若い人の将来の為に鉄道に賛成し始める。良い事ばかりではなく、今までいなかったよそ者の労働者に不安もあるし、鉄道事故も起こるのだが・・・でも、希望を胸に。あ~~好きだ、このドラマが大好き。シーズン2には、私の好きな俳優、トム・ヒドルストン も登場!!老人たちも、時代に沿って生きていこうとしているし、若い人もそれぞれに自分の道をみつけようとしている。今の時代も、ネットとか、動画とかに対応していかないとならない私たち年代。TikTokとかインスタとか、正直Twitterでさえ、正直どこがおもしろいのか良くはわからないけど、受け入れそれなりに慣れていく、それが時代の流れというものなのか。それに、年寄りも自分の気持ちを大切に、古い価値観で決めつけない方が楽しそう♪噂好きでも、世間知らずでも、心が温かい人は素敵。ポールさん、もしかしたら一番好きなキャラかも!
2022.07.16
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こういうドラマが観たかったんだわ。BBC制作のドラマでも、ドロドロしたり、また進行が遅すぎたり、壮大過ぎて自分と関係ない世界に見えたりすると、興味を失い途中で飽きてしまう。でもこのドラマは丁度いい。クランフォードはイギリスの小さな地方都市。もうすぐ鉄道が敷かれる計画もあり、そうなると煙や騒音の公害や、流れ込むよそ者が増えて治安が悪くなる事を恐れる住民たち。つまり、いろいろ住民たちの目がうるさそうではあるけど、平和で保守的な、住みやすそうな町なのだ。時代は1842年・・・しばらく前にフランスで起った革命や恐怖政治を恐れる、大地主。無駄に教養を持つから、歯向かうようになると、住民は無知な方が良いと思っているらしい。町には医師がいるが、段々歳をとってきた彼は親戚の若い医師を招き、若い世代の恋愛や、そしてそれだけではない、ミドルからシニアまでの人間関係や恋愛も描かれていく。その描き方が、なかなか素敵。それぞれの思いや生き方が、もどかしくもあるけど、温かくロマンチック。それに、背景の家や土地、衣服とかインテリア、見るだけでなんかホッとして落ち着く~。高齢の女性たちも魅力があって。その中で噂好きで情報の速さでマウント取ろうとする雰囲気の女性ポールさんも、最初人を傷つける勝手な人ではないかと恐れたけど、そんな人ではなかったの。そういう描き方に、安心できた。子供の頃イギリス児童文学を沢山読んだせいなのか、私にとっては日本の昔より、イギリスの昔の方が懐かしくて身近な感じがするんだな。前世はイギリス人だったのかも…と思ったこともあったけど、それは勝手な思い込みだよね。悲しい事もあおきるけど、全体的に穏やかでなんかゆったりとこの世界にはまれるみたい。当分このドラマの世界を楽しめそう。
2022.07.10
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「セクシー田中さん」の5巻に出てきた映画で、観てみたい!と思った。インドの方は美しい人が多いけど、想像以上に美しいマダム、シャシ。シャシと、今ニューヨークに住む姉は、「ヒンドゥー語しか話してはいけない、英語禁止の学校」で教育を受けたため、英語が喋れないままのシャシだったが、多分時代が変わって?もしくは娘の通う進学校らしき学校では英語が標準だからか、家族の中で英語が喋れない事を、娘にもいつも馬鹿にされている。。。又、料理上手で美しい妻の事を、夫は褒めてはいるのだけど、あくまでも家事が上手く美しい存在としてしか扱わず、誰よりも美味しく作れるインドの伝統的なお菓子ラドゥの注文を受けて作って売っていることも気に食わないで、もう止めろという。ラドゥを売り、心から喜ばれる実感が、彼女の生きがいでもあるというのに、理解しようとはしないんだよね・・・ニューヨークに住む姉は、夫を亡くし一人で娘二人を育て上げた。詳しくは描かれないけど、多分この姉妹は良い学校でしっかりした教育を受け、優秀な成績だったことがなんとなくわかる。その姉の長女の結婚式の手つだいを頼まれ、一人ニューヨークに旅立ったシャシは、英語もわからず本当に心細そう・・・ついに、カフェで簡単な注文をしようとしただけなのに、少しもたついただけで周りに迷惑がられて、尊厳も踏みにじられ思わず泣いてしまったり。でも、たまたまバスの側面広告にあった4週間で英語を学ぶコースに、自分がラドゥを売って貯めたお金で申し込むのだ。たった4週間で英語が身に付くわけがないと、姉の次女(大学生)も、まさかシャシが通うなどとは夢にも思わずに口にするのだけど。マジでそう思うよね、中学から何年か英語勉強したけど、ろくにしゃべれない私だし。ところが、この教室がすごく良い。初級英語のクラスで、皆たどたどしく、困ってる同じ境遇。先生もキュート!たった4週間というけど、私も自動車免許を2週間の合宿でとった経験があるので、その事を思い出しながら観てた。短期間でも、同じことに不安を持ちながら、必死で学ぶ、そういう環境での仲間って特別だ。彼らはもうこの先会う機会も無いかもしれず、私もあれっ切りではあるけど、一生忘れないなあ。彼女が得たものは、英語力だけではなかった。とても良い映画だった!
2022.07.03
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韓国映画のリメイクということで、韓国版を観るか、日本版か迷ったんだけど多部未華子と、賠償美津子が観たくなって日本版にしてみました。多部未華子は上手いし、観ればいつも面白いんだけど、どうも軽い青春映画かなってイメージで自分から観ようかってならなかったんだけど、今日は彼女をとても見たい気分だった。最初は、相手の気持ちなど何も考えず、毒舌をはき散らす、いわゆる「苦労して生きてきた老女」そのもので、イヤなばばぁだなーって思うわけよ。夫に先立たれ、女性の働く場も無い時代に必死で娘を育ててきた彼女の言葉は、娘にとっては押し付けがましい恩の押し売りでしかないのよね。当時は良くあることかもしれない。今でこそ、夫と死別したり離婚したりしても、なんとか就職もできるし、公共の支援も受けられる時代だけど、昭和は・・・良い事ばかりあった時代とはいいがたい。それでもね、丁度まさに今年は若い人に昭和の歌謡曲が流行してると聞くけど、ほんとに良い歌が多いなあって思う。主人公のカツは愛する孫を語るオレオレ詐欺に引っかかり100万円を失い、娘の慰めも逆にカンに触って言い合いになってしまって、じゃあ自分の好きなように生きてやると家を飛び出すが、実際74歳の彼女のやりたい事って?それもわからないし、行く当ても無い・・・その晩、奇跡が起きる。シャッターが閉まった夜の商店街に、一軒だけ明るい灯がともる写真館で、写真屋さんの魔法にかかり20歳に若返ってしまうというね。私結構こういう設定の映画かなり見まくってるなあ ( ´艸`)好きなのね、きっと。カツにはみなしご同士助け合って生きてきた、幼馴染のジローという友がいて、若くなったカツは大鳥節子という偽名で、ジローの銭湯の一室に転がり込むことに成功する。ジローってとっても人が良いの。そして、幼い頃助けてくれたカツに心から感謝し続けているのね。そこで暮らしながら、大事な孫のバンドにボーカルとして参加することになっていくんだけど。歌がすごく良いんだわ。心に沁みる~~(´;ω;`)歌だけでなく、服装もポップで可愛くて懐かしいの。笑ったり、切なかったり、もういろんな感情を味わえる、豊かな内容だった。カツが元の老婆(って、今時70歳をそう呼むのはしっくりこないけど、便宜上ね)に戻ってからも良い。それと、昭和の歌はカツ最高だったけど、孫が作ったオリジナルの曲は、カツの入る前の元々のボーカルの子が歌うともっともっと良い曲だった!このボーカル、映画の冒頭でもいい声で上手いなって思ったけど、越野アンナさんっていうそうで、とても良かったです。思いがけず良い映画と出会えて大満足でした。https://youtu.be/-sUIZsTzB2E
2022.05.15
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アメリカでは特許法の弁護士ってかなりの腕ってことになるらしいけど、その仕事に飽き飽きしてしまった主人公のハリーは、太目のアラカンか、アラフィフ?弁護士。仕事に対するやる気のない様子に、すぐさま法律事務所を解雇されてしまい、突然無職になってしまうが、もちろんそれまでに稼いであるので、直感で新しく事務所を決めて個人法律事務所を開くが・・・そこは治安の悪いシンシナティの裏通りだった。シンシナティって、別に治安の悪いイメージは持っていなかったんだけど、地域によってはかなり悪いようです。ハリーは元々優秀で知的で、結局すでにある程度の成功を収めてきたので、ノウハウも身についてるし、ガツガツしてないのね。物珍しさもあり、事務所もまだ軌道に乗らず依頼も少ないので、タダ同然で貧民の弁護を引き受けたりしてて、ちょっと大岡越前とか水戸黄門とかの時代劇っぽい展開もあり、人情味もあってホンワカ楽しめてしまう。殺伐とし過ぎない展開にほっとできるので、飽きるまで見続けることにした。嫌な嫌な敵役として登場した、自己顕示欲と金儲け主義全開のトミー・ジェファーソン弁護士が、ハリーとの会話で、段々と人となりが見えてくるところが一番好きかも。それと、一緒に大手法律事務所を出て、ハリーと共に働く秘書のジェナも好き。
2022.05.04
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「キリング・イヴ」は、主人公とその周りの人に魅力を感じる。でもねー・・・最も魅力的であるべきなのは、サイコ殺人鬼ヴィラネルであるべきでしょうね。だけど、私はどうも彼女がキライで、見続けるのが苦痛になってしまった。個人的な感覚だけど、以前はまっていた『SHERLOCK(シャーロック)』、ホームズ役のベネディクト・カンバーバッチと、ワトソン役のマーティン・フリーマンは、とても魅力的でこのシリーズ大好きだけど、やっぱり殺人鬼役のモリアーティ役の アンドリュー・スコットが、え、どうしてこの俳優???って、どうしてもしっくりこなかったのよね。この二人の雰囲気がどことなく似てるように感じる・・・俳優の二人がキライなわけではなく、殺人者としてのキャラが、なんとなく馴染めないだけなのだけど。これが、イギリス人の愛するサイコキャラなのかなー?写真では魅力的だとおもうんだけど、なんか私好みではなかった。
2022.05.04
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二時間サスペンスとか、日本の刑事ドラマとか苦手だし、推理小説とかも、一回読んでも内容が全く記憶に残らず、ただ「ああ、そういうことか」と思うだけ。なのに、どういう訳かサイコパス系のドラマや映画は意外と好きなんだな。私自身に、そういうものに惹かれる素質があるのかも?と思うとぞっとするんだけど・・・どうなのでしょう。ヒッチコック系、結構好きなの。特にレベッカとか。「羊たちの沈黙」も。ん、後はそんなにないけども。笑セブンは・・・後味悪くてイヤだったなー。シャイニングはすごい映画だけど、めっちゃ苦手だしね。でも、シャイニングってサイコと言うより、ホラーな気がするけど。ホラーは全般的に苦手なの。キリング・イヴは主人公の顔が東洋系で、全く美人ではないのに何故か印象に残り、一回観てみたくなった。イヴは、東洋系の顔立ちの40前後の女性で、ポーランド系の旦那様と仲良く暮らしてるんだけど、仕事はイギリス保安局のディスクワーク。ただ、デスクワークに飽き足らず、勝手に推理し、違反まで犯して勝手に捜査を進めるため、クビになってしまうんだよね。でも、彼女を見込む上司もいて…そこで、危険な任務に乗り出していき、サイコパスの殺人者であるヴィラネルを追うが・・・ヴィラネルがコワイの。サクサクと、楽しみながら人を殺す。でも、なぜか彼女から目が離せなくなる・・・!ただねー・・・シーズン3まであってね。私シーズン長引く作品を最後まで見続けるの苦手なんだ。ある程度で決着ついてくれないと、途中でどうでもよくなってしまう。とても面白いドラマで、魅力あるけども、シーズン1を全部観れるかな?せめてシーズン3で完結なら、頑張るんだけど。…と、調べたらシーズン4で完結だって!そうか、その位なら頑張れるかも。。。
2022.04.29
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ブロガーさんがオススメされてたのでU-NEXTで。こうして完結してから一気見するのが、やっぱり一番だなと思う。左右の眼の色の違う少女、父親を平家の家臣に切り殺されるが、縁があり平家の長男重盛の屋敷でその息子達と暮らし始めることになる。実は重盛の目も特別なものが見えてしまうという、違う能力ではあるが同じ目を持つ共通点が二人を結び付けたのだった。名は、びわ。青い目では未来が見えてしまうが・・・普段は未来を観ることは父親から禁止されていたのだった。平家の滅亡が見えながら、平家の屋敷で共に暮らすという設定が、とても面白い。平家の内部事情までを詳しく知り、かつ平家滅亡に巻き込まれることなく、他人の距離を保ちつつ、平家の物語を歌い継いだというその謎の、一つの推理ということになっている。琵琶法師と言うのは個人ではなく、琵琶を弾きながら供養をする低級宗教者を一般的にさすともいわれているということで、主に平家物語を芸として語ることを平家琵琶(平家座頭)と呼ぶとのこと。にしても、平家とかかわりのない者であれば、語れなかったはずの物語。奢れる清盛と、情けない後継者たちの図。。。が一般的にTVなどで観た平家滅亡の原因だった印象だけど、情けない後継者たちを魅力的に描いているところがすごい。全11話、最後まで実に面白かった。実は私の生家は蝶紋で、美術工作で私自身アゲハの紋の飾り木工を製作したことがある。子供の頃から蝶が好きで、中学時代から特にアゲハ蝶が好きになった。留袖も蝶紋でお気に入りなので、それもあって今まで自分の留袖を大事に着てきたのだけど。確か1970年前後に伯父が家系図を作り、先祖は紋でもわかる通り平家の落人だと聞いて、ロマンを感じた~。丁度その頃TVでも「女人平家」など平家のドラマをよく観ていたこともあって。一旦長野~東北方面に姓を変えて落ち延びたが、元の姓は城(じょう)と言ったそうだけど、どこまで本当なのかは不明。それに、今調べると江戸時代には平家以外の300もの幕臣の紋となってたんだそうな。知らなかった・・・このアニメは、その「女人平家」を思い出す場面が多かった。清盛に翻弄されつつ、道具として時代を生きた平家女性たち。恵まれていたかもしれないが、幸せと言えたかどうかは、想像するしかない。あと、このアニメのOPテーマが羊文学だったので驚いた。羊文学、なんか好きなんだ。どの曲がってわけではないけど、なんか気になってるし、見かけると嬉しくなる。https://plaza.rakuten.co.jp/ryiko/diary/202101040001/
2022.04.29
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優秀な医師であり、美しい妻と娘、そして同じように医師を目指す優秀な息子を持つ、恵まれた主人公トンマーゾには、人の心を理解する必要も無かった。ところが、医師を目指していた息子が突然神父になると言い出した↑ところから、家庭の全てが変わってしまう。息子ばかりか、娘まで宗教に被れ、妻は自分の人生が無意味に思えてもがき始める・・・順調だったはずの彼の人生に幾つものヒビが入り。。。息子をかどわかしたインチキ神父と考え、化けの皮をはがすべく関わり始めたピエトロ神父だが、彼ととともに古い教会を修繕ボランティアする間に、思いがけず徐々に生きる手がかりをみつけ始めるトンマーゾだった。なんといっても、丘の眺め素晴らしかった。不思議と、神父の体験を理解できる気がする眺め・・・空の雲、木の実が落ちるのも神の存在だということが、宗教を持たない私にもわかる気がしたのだ。ラストをどうとるかは、観る人が決めても良いという事かしら?どうとでも取れるラスト。どうであれ、この丘は美しく、どうであれ、人生は神の恵みなのだろう。。。
2022.04.18
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途中から、夫も土曜の総集編を欠かさず観ていた「カムカムエヴリバディ」まさにひなたは同年代でもあり、夫は多分ノスタルジーや共感で観てたとこも多いと思う。英語コンプレックス。。。学校であれだけ習ったのに、しゃべれない人がほとんどの。それを、ひなたの子供時代にめちゃくちゃ共感させといて、あんなにダメだったひなたでも、ただただ焦らずコツコツ続けただけで、いつの日かそれなりに立派にしゃべれるうようになった、という希望。たまたま、英語もダメなくせに、昔からいつか少しでもかじってみたいと思ってたスペイン語を、かるーい感じで聞き始めた私を、このドラマがどれだけ励ましてくれたことだろう。いまだ、数字の12までと、おはようとか位をやっと言えるかな?と言う程度の。。。マジで語学苦手な私だけど、平川先生の「一日一個でも覚えられれば前進、焦らず続ける事」という教えが、めちゃくちゃ響いた。そりゃ、同じ時に他の人と一緒に始めてたりしたら、きっと自分の覚えの悪さにもういやになってたに違いない。でも、一人でコツコツ続けられてる事の、奇跡。「スペイン語の入り口」という教材と出会えたおかげで、それはまさにひなたの、NHKラジオ講座と同じ大切な存在。コロナと戦争で、当分海外に旅行できそうもない今だから、焦らず続けられるってのもあるかも。安子が娘を置いてアメリカに逃げた時、ありえないと思った。憎まれてこそ、離れることはできないでしょう?陰から見守りたいと思うでしょう?でも、困難にぶつかったら逃げてしまうところ、お兄ちゃんにそっくりだったということだったんだね。そしてショウビジネスが大好きだったところも、同じ血だったのかも。あと、やっぱり昇があそこまで顔を出さないまま終わったとこは気になるよね。私も、稔さんにそっくりなんじゃないかと予想してたんだけど。舞台が岡山だったから、きっとジーンズも絡んでくると思ったのに、出てこないままで終わった。私としては、「ひよっこ」みたいに、後日談が一本できるとおもうんだよね。年末位に・・・どうだろ?
2022.04.10
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ブルックリンの交差点のタバコ屋のオーナー、オーギーは、4000日も毎朝8時にその交差点の同じ場所の写真を写し続けてきた。オーギーの友人であり、店の常連客でもある人気作家のポールは、数年前に銀行強盗の流れ弾で妊娠中だった妻を失い、未だ立ち直れず作品を書くこともできずにいた。ある日ポールがぼーっとして道を渡ろうとして車にはねられるところを、危機一髪で助けてくれた少年ラシードと知り合い、この三人が約5000ドルの金と、嘘と真実をおりまぜながら物語は進む。それぞれのかかわり方に、なんとなく興味をひかれ、特に面白い出来事があるでもないが、全く退屈しなかった。人生にちりばめられている、たいしたことでもないような出来事がつまらなかったら、人生も詰まらないわけで。いや、映画では実際はいろいろおきてるわけなんだけど、なんかありふれた出来事のように感じさせてる。空気がね。。。冴えない中年と、将来への展望がひらけそうもない黒人の少年なのだけど、ちょっとした会話や彼らの動きから、この人のことをもっと知りたいな・・・と思わせる。私はとても面白かった。風景も心に残る。yahoo!映画では41%の人が☆5だけど、☆3以下の人もかなり多い作品なんだよね。でも、☆4.5位の中には私には全く面白くない作品も多いので、星の多さより好みに合うかが重要なんだろう。
2022.04.09
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実は、戦場のメリークリスマスさえも・・・大島渚監督の作品、一個も観てないんだよね。え・・・なんでだろ?おそらく、ちょっとめんどくて、みたいな感じ?でも、今日この番組見て、大島監督ってすごいんだなって、初めて知った。妻の小山明子さんが、支えてきた事は知ってるし、素敵なご夫婦だと思ってた。でも何故か、関心なかったの。今日思った以上にこの番組で素晴らしいと思ったのだけど、さて、じゃあこれから大島渚作品を観るかと言えば、どうなんだろ?余り自信がありません。ただ、日本軍で日本人と同じように、というか、おそらく日本人より劣悪な環境で戦わされた朝鮮人の方々に、戦争の恩給はもちろん、 傷痍軍人への傷病年金・傷病賜金も出ず、悲しみ苦しむ報道は、観た事があるような気がしてきました。すっかり忘れて引き出しの奥底に、もうあるかないかもわからなくなっていたというのに、映像を見てしばらくしてから、じわじわーっと記憶が浮かび上がってきたのです。この映像だけでなく、社会的な重苦しい映像を、子供の私もTVのチャンネルが少なかったから、何本か観たのではないかと思えます。普段忘れて暮らしていたけれど、本当に、「これでいいのか、日本人よ」です。いろいろな確執で、ギスギスしがちな国同士の関係があり、嫌韓時代も結構長かったです。それが、韓国ドラマに素晴らしい作品があると教えてくれた友人によって、韓国ドラマの中に韓国の人の普通の感覚や暮らしを垣間見ることができて、私はやっと嫌韓を卒業でき、偏見や上から目線の差別的な見方をできるだけ捨てようと思う事ができました。自分だけ、日本人だけ良ければそれでいい、と言う考え方は、本当に浅墓でみっともないものだと思います。でも、そう思ってもなかなか行動できないし、そもそも問題が奥深く、またこんがらがってて、解くことなど不可能にも思えてしまう・・・そもそも、歴史ももちろん、社会科全体が苦手で、余り理解できません。だけど、国と国じゃなく、一対一で、群れずにちゃんと考え、動ける人でありたいなと、改めて影響を受けとめて生きたいと思います。
2022.03.29
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月曜の放映時間には、BSで「友近・礼二の妄想トレイン」を観ることに決まってるので「恋せぬふたり」はNHKプラスで観ることができて、とってもラッキーだった。なぜか第五話だけ、タイミングが悪かったのか???観ることができず、二週続けて6話だったような気がするんだけど・・・でも大丈夫だった。恋する気持ちが湧かない主人公の咲子は、気が付くと孤独で。相手の恋心にも全く気が付かないので、知らずに傷つけてしまっていることも・・・お年頃なので、周りは結婚や出産を当然の前提として期待してくるわけで戸惑い、現実に苦しんで、そして理解者が居ないことと、今後の人生が独りぼっちなのかもしれないという不安・悲しみを抱えていたが・・・同じ苦しみを持つ高橋と出会ったことで、恋愛感情抜きの、「家族(仮)」の生活にTRYすることになる。自分が知らない世界ではあったけど、とても共感できたし、今までの知り合いも、そうだったのかもしれない・・・と、その可能性もある事を考えた。知らないままだったら、ずっと理解しようとも思わなかったけど、このドラマを見たおかげで、そうだったとしても自然に受け入れられるように、その感覚に馴染めてきたかもしれない。知らずに決めつけたり、期待したりしてしまうよね…人間って。その上「普通の幸せを願う」親なんかだったりしたら、余計理解することが難しいのかも。また、ドラマとしてもとても面白かった。会話や、おうちのインテリア、食事のシーンとか、すごく楽しめた。面白かったなー♪岸井ゆきのちゃんは、素敵な笑顔だよねー。いいな、こんな輝く笑顔で暮らしたいと思った。
2022.03.28
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あらすじ・・・主人公鎧塚みぞれは、ただ一人の親友と慕う傘木希美だけを頼りに依存した高校生活を送っている。ちょっと、怖い位の依存度。何も自分の意見を言わず、周りの声にもほとんど反応ナシ。でもそれは、自分なんかが加わっても周りが楽しくないだろうという、自身の無さでもあった。希美に誘われて入った吹奏楽部は、全国優勝を狙う程の実力校なのだが、そこでオーボエを担当するみぞれ。前半みぞれの実力がどの程度なのか明かされないが、次第に・・・実は前半40分は「観なきゃよかったかな、早く見終わりたい。最初つまらなくても、ラストで良くなる作品も多いし最後までは見るけど・・・」とか思いつつ観てたんだけど、50分過ぎてからがとても良かった。誰かの言葉や行動が、自信の欠片をくれる事ってあるよね。小さな出来事でも、そこから何かが変わっていく。とても清々しくて、予想してたにもかかわらず、やっぱり演奏のところでは自然とグッときてしまった。最後まで観て、ホントに良かった。
2022.03.12
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時代は1969年↑から始まる。丁度私はこの小学生と同じ位の10歳だったので、商店街など最初っからとても懐かしく思う。ナミヤ雑貨店店主は長年、シャッターの郵便窓口から投げ込まれる悩み相談への答えを、路地側の目立たぬ牛乳箱に返していた。しかし、ある事件をきっかけに、自分が返した答えによって人生が狂わされ不幸になった人が居るのではないかと不安にさいなまれるようになる。その為、息子へ遺言状で33回忌(32年後)に一晩だけ悩み相談を復活させ、悩みへの返事をもらった人々がその後どうなったか返事が欲しいと託した。そしてたまたまその日に、施設育ちの三人が強盗をして今は廃墟になったナミヤ雑貨店に身を潜めると、そこに悩み相談の手紙が届き・・・やっぱり、東野圭吾って面白いよね。いろんな作品を読んで、よくできてるなと思ったけど、正直そこまで心に残ることが無かった。この作品も、とても良い作品だけど、基本どこか「うまくできてるな」みたいに眺めてしまう私がいて…。でもね、それでもなかなか良いと思う。好きな映画だった。今の時代の人なら、ほんと80年代に戻って大儲けしてみたいと思う、そんな思いも載せたりしてね。この映画は、雑貨店とともに児童養護施設ももう一つの舞台となって居る。私には具体的に何もできないけど、でも、シングル女性が妊娠した時、産みたくても「中絶したほうが絶対に幸せ」と、皆が思うような世の中にしたくないと、強く思った!!結婚にこだわらず、好きなように妊娠して出産し、その後もそこまで苦労に苦労を重ねなくても母子普通に暮らせる世の中が、絶対良いと思いませんか!?なにかというと、そんな甘い事許されないとかいう人いるけど、そういう人はどんだけの苦労をしょったというのだろうと、疑問に思う。私だって然程の苦労をしてないけど、でもだからと言って、子供を産もうとする女性だけがめちゃくちゃ苦労するような世の中が当たり前であってほしくない。もっと、周りが優しくていいのでは・・・責任責任と言うけど、相手の男の責任については余りに甘いし。女性にリスクがあるから貞淑に生きろって?毎度そう上手く行かないのが人生でしょう。一生懸命生きてれば、いろいろあるって当然だ。私が子供の頃、つまりナミヤ雑貨店が現役真っ盛りの頃は、親もまだ電化製品が出始めで家事も大変な労働だったし、女性が収入を得たくても働ける会社がとても少なかった。だから・・・産みたくても一人で育てられるか、とても不安だし、周りもやめろと言ってもしかたがない時代だったのかもしれない。でもその分、子供を地域の皆が観てて、結構助けてくれていたのだ。非難もあっても、大人は子供に関心があった。第一子供が騒ぐとかを気にするのは、本当に限られた神経質の人だけだったよね。誰かが所有してるはずの空き地は、子供の遊び場で当然だったもん。でも今はシングルマザーもいろいろ社会的な支援を受けられるようにやっと変わったようだし。保育園も、仕事も何とかなる可能性が高い。その分、子供が公共の場でちょっと騒いだりはしゃいだりしただけで、親を非難してあたりまえとなった。子どもを育てる責任を親だけに求めるのって、周りは楽かもしれないけど、過酷な環境だと思う。昭和の子供を思い出してほしいのだ。子どもは青っぱな流して薄汚い子も普通に居たし、ともかく走り回って大騒ぎしてた・・・なんといっても、子供の暮らす身近に「公共の場」なんて言うもの自体がほとんどなかったんだなー。近所のオバチンたち、夕涼みでアッパッパーの脇から乳丸見えでも平気だったし、おばあちゃんなんて、道端の小さなドブをまたいで座り、小用足してる人もたまに見かけた位。今思うとまるっきり後進国だわね(;^ω^)でも、それが今では、スーパーとか公園とか道端も公共の場でしょ。騒がなくて、当たり前なんて、イヤな世の中だと思うわ。あ、映画からめっちゃ話それた(;''∀'')心残りが、林遣都さんは、ルックスや雰囲気はとても良かったんだけど、やっぱりこの役、まずは歌がめちゃくちゃ上手い事が必須条件では???普通にうまいだけだと、REBORNの曲の良さが、あんまり伝わってこなかった。。。林遣都さんいい俳優さんで好きなので、ディスってるわけではないよ。門脇麦ちゃんは、大貫妙子さん風でとても雰囲気出てた。
2022.02.23
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すごい秀作とは言えないかもしれないけど、こういう映画好きだな。観終わってしばらく経ってから、じわじわーっと・・・染みてくる。大泉洋が特別好きな俳優と言うわけでもないのだけど、「探偵はBARにいる」とか、「アイアムアヒーロー」とか・・・好きな映画は、絶対彼が演じてるからなんだろう。なんともいえない雰囲気が出るよね。やっぱり、このセリフが良い。学校に馴染めなかった私には、カーン!って響いた。「全部わかったような顔をして、この学校つまんないだのなんだのあのな、学校なんてどうでもいいんだよ。おまえがつまんないのは、おまえのせいだ。」確かに。そして、そう考えたら学校の形は苦手だったけど、でもそれなりに楽しんでもいたのかな…?って思えた。そうね、もしかしたらそんなにつまらなくなかったのかも。やっぱり、学校時代に好きだった人のことは今でもたまに気になるし、幸せであってほしいと思うものだ。そう思えることが、心を温かくしてくれる気がした。それと田畑智子ちゃん、グリーンのブラウスがめっちゃ似合ってたな。
2022.02.20
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このドラマ気になっていたけど、ここ数年TV番組に執着できないので放映日を忘れてしまう私。でも先日NHKプラスを知って登録したおかげで、今日全8話のうち放映済の4話が観られた。NHK総合 毎週月曜22:45~23:15 ちゃんとTVの前に座っていられるかと言うと無理そうなので、後半もまたまとめてNHKプラスで観ることになるんだろう。少し前に読んだ漫画「しまなみ誰そ彼」の時は、あまりよく知らなかったし、一般的にも話題になることが無かった、LGBT以外に余り知られていないセクシュアリティマイノリティの一つ、アロマンティック(恋愛感情が無い)の二人が、共に家族としてともに生きていけるかどうかを描くドラマです。いやいや、恋愛感情ナシに家族にって・・・そりゃあ、ありでしょうね。お見合いで、実際恋愛感情は生まれなかったけれど、助け合って仲良く暮らされた家族もあるでしょうし、結婚する時は恋愛感情が最も重要であっても、そのうち二の次三の次になっていく家族も多いのでは。。。それでも、お互いを大切に思い助け合うのが家族なんでしょうね。後半も楽しみです。
2022.02.20
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え・・・・これ、☆4.5位だったけど。どこがそんなに良い映画?悪役も馬鹿馬鹿しいし、なんかいろいろ納得できず、設定が入ってこなかった。仲間の方はまあ、いいけども・・・でもあまりにひどくない?簡単に吹っ飛ばしすぎで、不快感を感じた。面白そうだと思ったのにー。もうこのシリーズ観ないと思う。丁度、コロナウィルスやワクチンが人口を減らす殺人兵器という噂があるけど、その考え方とリンクしてるような印象・・・なんか、気持ち悪っ!
2022.02.13
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昨年公開の映画だったんだ、もう少し前の作品かと思った。舞台は東京オリンピックの準備の進む東京だから。松濤と言えば、有名な家柄の良いお金持ちの住む町というイメージですね。私は大学の時三軒茶屋に妹と一緒に住んでいたのですが、世田谷のことは余り詳しくありません。貴族…その題名を聞いた時、散歩した時観た街並みを思い出しました。噴水のあるお屋敷や、塀に囲まれた格式あるお宅や。そういう家柄に生まれ育ち、良い縁談を得ることが当たり前の家庭に育った主人公の華子を理解できるような気はしたけど、そのうち急に覚醒して何か起こるんじゃないか・・・?と思いつつ、観ていたかもしれない。にしても、門脇麦ちゃんの雰囲気、リアルでした。育ちの良い知人を思い出しました。貴族に生まれた華子は「釣り合う」縁談で、普通に幸せになるのかな~・・・そこが、気になるところです。個人的には、穏やかな品格のある人には、そのまま平和に幸せに暮らしてほしい気もするけど。そして華子の結婚相手である幸太郎は、余りにでき過ぎの好男子。んんん~。。。不安になります。本音が見えない。そして、彼には心が通じ合う美紀と言う存在があることがわかります。きっと彼にとって最も心許してきた相手。同じ慶応大学に学びつつも、美紀は家庭の事情で退学しなくてはならなかった。泥仕合かと思うでしょう?ところが、全然違う。登場人物の誰もが、生まれ持った家庭や背景に縛られ、そうそう自由には生きられないけれど、なんとか受け入れつつ、生きる道をみつけていこうとする姿勢が、とても清々しかった。お嬢様育ちで、世の中のひどいこと、みっともない面を全く見ずに育った華子だけど、一人前の大人として人生を歩むには、そのままではいられないのね。この映画、好きだな。とても良かった。橋の上で何気に赤の他人と、少しだけ気持ちが触れ合う場面が好き。yahoo!映画のレビューで、貴族とは誰の事かと言うコメントがあり、貴族の貴には、「とうとい」と言う意味がある。自分を大切に生きていこうとする彼女たちの姿ではと書いてあって、なるほど~と感心した。私も美紀やその親友里英と同じく田舎育ちで東京には数年住んだだけ。でも、冒頭からの東京の風景が懐かしくて切なく、美しく響いた。(何年も前の同窓会で綺麗になった東京駅近辺を楽しんだ日の経験も思い出す。)それと、東京タワーの見える部屋、首都高から眺める少し古びた背の高いマンションの一部屋に、一回住んでみたかったな…って思った。左から、石橋静河:相楽逸子 役門脇麦:榛原華子 役水原希子:時岡美紀 役山下リオ:平田里英 役良い女優さん達で、今後も楽しみ♪
2022.02.13
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