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Ryu-chan6708

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2008.11.08
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カテゴリ: 孫の教育


教育立国フィンランド流教師の育て方

PISA 世界一 を維持しているフ ィンランド
  その フィンランド教育知的街道 は「 平等社会 フィンランドが育む未来型学力 」、 ィンランドの子、なぜ優秀 、「 競争やめたら学力世界一・フィンランド教育の成功 、「 受けてみたフィンランドの教育 と続いてきたね。

  この本の著者・ 増田ユリヤ氏 は、高校教師経験もあり、国際教育ジャーナリストとして活躍している。
フィンランド は、PISAで有名になってから、世界の国々から視察にくるようになったが、 その半分は日本人 だという。

A氏 :その結果かもしれないが、日本では従来の「 ゆとり教育 」を見直し、学力低下を防止しようという動きになっているね。

私: この本が従来のフィンランド教育をレポートした本と違うのは、 フィンランドの国家戦略と教育方法の一体化 だね。
その教育方法から、当然、 教師の質の高さ、地位の高さが要求 される。

  著者が 2005年 にフィンランドに取材を始めた当初、校長たちに「 フィンランドがPISA調査で学力世界一となった秘訣はなんですか? 」と聞いたら、どの校長からも「 教師、教師、教師! 」という言葉が返って来たという。

A氏 1990年 ソ連崩壊 によって、それまで 経済的に ソ連に依存してきたフィンランド は、失業率20パーセントに達し、深刻な不況 になるね。

:そこでもともと 資源に乏しいフィンランド では「 という資源に投資する国家戦略 を立てた。
  それも「 自分で考える人 」の 育成 を考えた。
  「 大胆な教育改革」 として「 すべての子どもに平等の教育 」「 教育現場への信頼 」「 質の高い教員の養成 」を柱とする。

A氏 大学まで教育費は国庫負担 だね。
  だから、塾もないから、「 すべての子どもに平等の教育 」だね。

:その根底には、 教育効果を点数で評価しないという考え方 があるね。
教育の目的 は、点数を多くとり、競争に勝つ子ども育てるのでなく、 自分で考える子ども育てることに徹底 しているね。
  だから、 詰め込みの塾 は要らない。

   「 教育現場を信頼する 」から、 現場の 教師の教育方法の裁量は広い。
教科書も教師1人ひとりに採用権がある。
日本の文部省のような現場に口出すシステム
がない。

A氏 :それだけに、 教師の質の高さがカギを握る のだね。

習熟度別クラス による教育も、点数で評価して、点数の低い子を特に教育するという 日本的な発想でなく 他の教育方法を考えてやるので別にするためだという
  生徒の個性、動きに合わせて、教育方法を考えるから、 教師の教え方のアイデアは無限 だね。

A氏 :教師というのは、 アイデアマン でなくてはならないということだね。

:著者は、 優秀な教師を育成する教育実習 をかなり詳しく取材しているね。
  俺は専門家でないので、詳しいことは興味がないが、 無限の教え方のアイデアが必要 だと思ったね。

A氏: 教師は日本のように多忙なのかね。

:そうではないようだね。
  先生への信頼があるので、日本のように先生が一々、 上に報告書を書くという無駄な時間 がないのではないのかね。

A氏 :日本の教育界は、この十年、 市場原理主義化 をすすめてきているね。

  「 教育は買うものであり、選択するものであり、教育はサービスであり、顧客満足を最大化しなくてはならない

:しかし、 フィンランド教育は、逆だね。

 「 教育は教師が子どもや地域社会と一緒につくるもの 」だね。

  フィンランドはそれをきちんとやっていたら、 自然にPISA第一位 になった感じだね。
韓国のようにPISAの高い点数獲得を目的とした教育 ではないね。

目的と手段 が全く違うようだね。

  そのフィンランドで昨年、 まさかと思う高校生の銃乱射事件があった。
明日は、それについて話そう。






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Last updated  2008.11.08 09:03:03
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