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今年のノーベル平和賞に決まったオバマ大統領。その賞金、一千万クローナ(約1億3千万万円)を慈善事業に全額寄付する。オバマ大統領、平和賞ノミネートすら知らず(読売新聞) この件についてはすでに以下の記事で書いた。オバマ「核なき世界」ノーベル平和賞「ブルー・カフェ」さんに対する感謝と受賞への批判についてはこの記事に。「ブルー・カフェ」さんに感謝オバマはノーベル賞にノミネートされたことも知らなかったという。だがこの受賞の報道はいいことばかりではない。アメリカ国内では、「受賞を辞退すべき」という声も出ているという。オバマ氏のノーベル平和賞受賞、ネットで「反論」続々(CNN)この世には素直でない、他人が賞賛されるのを見ていられない人もいる。人類共通の敵、核兵器に対してこんなことで立ち向かっていけるのか。受賞するしないはオバマ本人が決めること。しかし私は受賞すべきだと思う。何故か。この受賞によって、世界は「核廃絶せざるを得ない状況」になる。ノルウェーのノーベル委員会は考えたものだ。世界に対してプレッシャーをかけようとしている。この挑戦に、世界はどう対応するのか。やってみもしないうちから「無理」と諦めるか。それでは世界が臆病だと証明したようなものだ。興味深いのは、「どうしていつも民主党ばかりが受賞なのか」という意見。確かにここ最近のノーベル平和賞は民主党ばかり。2002年のジミー・カーター。2007年のアル・ゴア(副大統領)。そして今年のオバマ。もっと歴史を遡れば、1906年のセオドア・ルーズベルトは共和党。1919年のウッドロウ・ウィルソンは民主党。この二人については以下の記事が詳しい。ノーベル平和賞 過去2大統領、在職中受賞 平和の使徒、縁遠く(産経新聞)話が脱線した。なぜ民主党ばかりがノーベル平和賞に選ばれるか。それは、ノーベル賞が「半ブッシュ親子」だからだ。ノーベル平和賞はノルウェーで決める。選ぶのは欧州の知識人。戦争したがるブッシュ親子を選ぶわけがない。将来、オバマの語るように核廃絶が実現した頃。ブッシュ親子の銅像がスミソニアンに飾られるに違いない。銅像の前にはこんなプレートがあるだろう。この親子のために、世界は不必要な緊張感に悩まされたこの銅像は、反面教師として今後も教育的に役に立つだろう911テロの後、ブッシュはアメリカ議会でこう演説した。敵か味方かつまりはこういうこと。「敵でなければ味方」この世には、敵でも味方でもない人がたくさんいるというのに。共和党の大統領がノーベル平和賞を欲しがるなら。考え方を変えることだ。オバマは今、危機に直面している。医療保険制度改革で支持率が低下。アフガニスタン情勢によってはさらに支持率は下がる。決して今回の受賞は政権浮揚の起爆剤にはならない。アメリカ国内では、ノーベル平和賞が批判の材料となってしまう。それでも彼は自分が信じた方針を貫くべき。より大きな目的のためには、批判など気にしてはならない。やって見せればいい。世界的な核廃絶を。何をためらう必要がある?※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2009.10.11
賛否両論のオバマ大統領ノーベル平和賞受賞。この件については以下の記事ですでに書いた。オバマ「核なき世界」ノーベル平和賞 上の記事に対し、多くのトラックバックをいただいた。こちらからコメントした記事もある。その中で、「ブルー・カフェ」さんが私の記事に対してこう書いている。今回のオバマ氏の平和賞受賞に関して比較的批判的なご意見が多い中ワタシはりゅうちゃんミストラルさんの(長いHNですね)『残念なことに、今回のオバマ受賞を疑問視する方々。 その中には「自分たちで核廃絶する」という視点が欠けている人がいる。』 という一文と『我々は核がある世界に慣れてしまっている。 ノーベル賞委員会の祈りについてもう一度考えよう。』に感銘を受けました。全くその通りだと思います。(コメント入れたかったんですが、受け付けていらっしゃらないようなんで・苦笑)勘違いしてますよね、みなさん。「オバマは何もしていない」「口だけだ」と。それさえも以前ならあり得ないことだったのに。オバマ氏の平和賞受賞で核廃絶の弾みになればという仰るとおり選考委員の願いなんでしょうね。上記囲みの部分はオバマ氏にノーベル平和賞 「核なき世界」を評価のコメントから引用。こうした反応をもらうと、私はすごく嬉しい。ブログ記事というものは、真意を理解してもらえることが少ない。「ブルー・カフェ」さんにはそれをしてもらった。この点について、いくら感謝しても足りないくらいだ。「ブルー・カフェ」さんに、私は救われました。改めてお礼を言います。ありがとうございました。私は少数派であっても自分の意見を書くようにしている。今回の場合は、オバマの受賞に対して批判的な意見が多かった。その中で私は素直にこの受賞を喜んだ。日本人は核兵器に対して特別な感情を持っている・・今まで私はそう信じてきた。消せない歴史、事実としての広島、長崎があるから。しかし今回の反応を見て、今まで信じてきたことがそれでいいのか。そう思うようにもなってきた。私は過去、広島や長崎に行ったことがある。特に印象深かったのは長崎。原爆資料館の展示物は、核兵器の恐ろしさを今も訴えている。今も思い出すだけで涙が出てくるくらい。人は人を殺せる。その気になればたった一発の核兵器で何十万人も殺せる。そんな核兵器が世界中に存在している。恐ろしい世の中だ。私とオバマ大統領には共通点が少ない。彼はアメリカ人で黒人。私は俗に言う黄色人種で日本人。言葉も文化もまったく違っている。しかしひとつだけ共通点がある。それは、核兵器に対する想い。どの人種であるろうとも。どの宗教を信じていようとも。どの国に住んでいようと。以下のことは共通している。核兵器は人類共通の敵であるこのことはすでに人種、宗教、文化を超越している。どれだけの人がこれを本当に理解しているか。私は疑問を持たざるを得ない。今回、オバマのノーベル賞受賞に対する評論家のような意見。それらは何を示しているか。私はこれだと考える。核廃絶を「他人事」と考えている人オバマはスーパーマンではない。単なる一人の男だ。特別なことができるわけではない。そしてこの世はランスバートンがベガスで行うイリュージョンでもない。現実の世界だ。今ある地球を何回も破壊できる核兵器たち。それらをすぐになくすことはできない。人は一度手にしたものを簡単には手放さないものだから。「核兵器の存在が世界に平和をもたらす」という意見すらある。核兵器によって人類が絶滅してしまう現実の世界。核戦争による人類滅亡まで、07年の時点であと5分しかない。世界終末時計(Wikipedia)その時、「一人の男」オバマは「核兵器のない世界」を提唱した。勇気ある発言だ。そしてノーベル賞委員会はこの勇気ある発言を評価した。何故それに対して懐疑的になる?残り5分しかない我々は、彼のノーベル賞受賞に対して評論家でいいのか?他人事でいいのか?そもそも核兵器を廃絶するのはオバマ一人ではない。それは人類すべてだ。前の記事にも書いたが、核廃絶は人類すべてが解決すべき問題。決して誰か一人に押し付けるものでもない。そしてオバマを孤立させるべきでもない。オバマの受賞に批判的な人たち。あなた方は、核兵器廃絶に向けた青写真を描いたことがあるか?あるとすれば、それはオバマより影響力はあるのか?世界滅亡まであと5分の今。我々に残された時間は少ない。選択肢も多く残されていない。オバマの考えを理解しよう。そして協力しよう。忌まわしき核兵器。我々の子や孫の世代にを残さないために!***********************※「ブルー・カフェ」さん。私の記事に対して「感銘を受けました」との言葉。ありがたく頂戴します。私にとって最高の褒め言葉です。こちらでコメントを受け付けていないのはスパムが多いからです。申し訳ありません。ウイルソンの受賞理由については国際連盟の創設だと私は考えています。***********************※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2009.10.11
2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件から8年。 あの日、私はテレビで事件を知った。当然、日本は夜。貿易センタービルに1機目が激突。ハリウッドの特撮を日頃から見慣れている私にはそれが現実なのか映画なのか。区別がつかなかった。NHKが真面目に放送しているところから、冗談ではなかった。これは現実に起きていること。そして2機目もビルに激突。これでやっとテロだとわかった。それまでは事件なのか事故なのかわからないでいた。その後、崩壊するツインタワービル。それからの情報は混乱した。「数機の旅客機が行方不明になっている」という情報は夜中もまだテレビで流れていた。人はその気になれば人を殺せる。便利を求める現代社会においては、大量殺人すら可能になった。このテロでは4機の航空機がハイジャックされた。アメリカン航空11便はニューヨーク世界貿易センターに激突。乗客、乗員合わせて92人全員が死亡。ユナイテッド航空175便も同じく世界貿易センタービルに激突。乗客、乗員合わせて65名全員が死亡した。アメリカン航空77便はペンタゴン(国防総省本庁舎)に激突。乗客、乗員合わせて64名が全員死亡。ユナイテッド航空93便はペンシルベニア州に墜落。乗客、乗員合わせて44名が全員死亡した。この飛行機は、ハイジャック犯に乗客たちが抵抗したとされる。そのため、ホワイトハウスか国会議事堂への激突と防いだという報道もある。これらの航空機にいた人。世界貿易センタービルにた人3000人が犠牲となった。その反面、このテロが陰謀だという主張もある。アメリカ同時多発テロ事件陰謀説(Wikipedia)アメリカ政府はアルカイダがこのテロ事件を引き起こしたと主張。ブッシュがアフガニスタンへの攻撃を決断するきっかけになった。アフガニスタン紛争 (2001年-) Wikipediaテロ後、ブッシュはこう演説した。「敵か味方か?」この世には、敵でも味方でもない人たちが多くいる。アメリカらしい、非常時には有効な二者択一を迫るやり方。この演説でアメリカ国民の支持をブッシュは集めた。新聞各紙は社説でこのテロについて書いている。社説:米同時テロ8年 対話広げ安全な世界を(毎日新聞) 米同時テロ8年 アフガンをテロの巣に戻すな(9月11日付・読売社説)9・11から8年―「テロとの戦い」を超えて(朝日新聞)あのテロはなぜ起きたのか?どうすればこの世からテロはなくなるのか?人類はまだその答を出せていない。追記ブログ検索してみるとわかるが、911テロについて書く人が少ない。私はこの少なさについて意外な気がした。3000人もの人が死んでいる事件だというのに。その余波はアフガニスタンで残っているにもかかわらず。すでに911テロは「過去のこと」で情報は消費されてしまったのか?それとも日本人から見たら「対岸の火事」でしかなかったということか?新聞の社説はどれもこの件について触れている。しかし「新聞は読んでも社説を読まない」というのは本当のようだ。もし多くの人が社説を読んでいるとしたら。もっと多くのブロガーが記事にしているだろうから。こうして人は過去の事件を忘れる。忘れることによって人は成り立っているが、そのデメリットも忘れまい。***********************関連記事9・11アメリカ同時多発テロから8年バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2009.09.11
4月にプラハ(チェコ)で行われたオバマ大統領の演説。ブッシュ政権では考えられなかった核廃絶を訴えている。オバマ大統領、核廃絶に向けた演説詳報(asahi.com)オバマ核廃絶演説 日本も協調し進めよう(中国新聞) 私はこの演説を評価する。現実的ではないとの批判もあるが、目標なしに何かを達成することはできない。「核軍縮」なら他の大統領でも持てる目標。しかし「核兵器のない世界」「核廃絶」はとてつもなく大きな目標。この差は果てしなく大きい。「アメリカは核兵器を持っていい」という欺瞞的な意見とは違う。そのことを多くの人は理解すべきではないか。この件を忘れないために、記事として残す。***********************関連記事オバマ大統領 あらためて核兵器廃絶をめざす決意を示すバナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2009.05.12
※最初に断っておきます。下のリンクには凄惨な写真があります。気の弱い人は開けないでください。パレスチナの惨状 いくらユダヤ人が過去に虐殺されていようとも。パレスチナ人を殺す理由にはならない。イスラエルのやっていることは「自衛権」を逸脱している。これは虐殺だ。上記のリンク掲載には私も悩んだ。しかし、パレスチナはあまりに遠くて何が起きているのかわからない。考えた末に上の写真集を紹介することにした。まず事実を知ることが大切だからだ。この記事がきっかけで、ひとりでもパレスチナ問題について考えてくれれば。記事を書いた意味がある。先日、イスラエルの文学賞「エルサレム賞」で村上春樹はイスラエルを批判した。村上春樹、ガザ攻撃を批判人は人を殺せる。自殺もできる。だが、その能力を使えば誰も殺さない。誰も殺されない世界を構築することができる。人類はその能力を無駄に使っている。人は何故、ここまで残酷なことができるのか?バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2009.03.03
作家の村上春樹が、イスラエル最高の文学賞「エルサレム賞」を受賞した。受賞演説で春樹はイスラエル軍によるガザ攻撃を批判した。村上春樹さん:ガザ攻撃を批判 イスラエル文学賞受賞演説で(毎日新聞) この「エルサレム賞」受賞については、大阪の団体から辞退するように求められた。大阪の団体、村上春樹さんに「エルサレム賞」辞退求める(毎日新聞)春樹は文学賞というものに独特の考え方がある。以前、彼の文章でそれを知った。彼は日本で直木賞を受賞していない。海外ではフランツ・カフカ賞を受賞。そしてノーベル文学賞の候補になっている言われる。賞を辞退するか。それとも受賞式典で自分の考えを述べるか。彼は後者を選択した。春樹らしい批判精神が発揮された。確かにイスラエルのガザ攻撃は批判されてしかるべき。子どもや女性を多く含む1000人以上が犠牲となっている。春樹のスピーチ内容についてはこのページが詳しい。村上春樹、エルサレム賞受賞スピーチ試訳人を卵に例えて、こう述べた。「私が、高く堅固な一つの壁とそれにぶつけられた一つの卵の間にいるときは、つねに卵の側に立つ。」(上のブログ記事から引用)私は中東情勢について、以下のページで書いた。中東の紛争はいつまで続くパレスチナと比較して、イスラエルの軍備は圧倒的だ。その背後にはアメリカの支援がある。ホロコーストなど、ユダヤ人に対する排斥の歴史は重い。だがそれが事実であったとしてもパレスチナ人を殺す理由にはならない。春樹が授賞式で言ったように、作家は時に嘘をつく。それは多くの場合、読者を楽しませるためのものだ。それと同時に作家は言葉を唯一の武器にしている。春樹がその言葉を使ってガザ攻撃を批判すること。それは彼が「言葉を生業にしている」ことに繋がる。批判を恐れずに自分の主張を述べる。それは、多くの政治化が本来やらねばならないこと。それと同時に政治家ができていないことでもある。そんな春樹を私は誇りに思う。イスラエルよ、春樹のメッセージをどう受け止めるか?春樹の発言を当ブログは支持する。※誤変換が見つかったため、11年6月に内容を一部編集。***********************関連記事村上春樹さん、エルサレム賞授賞式でガザ攻撃を批判 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2009.02.16
戦争をテーマにしたミュージカル「南十字星」がNHKで放送された。「李香蘭」「異国の丘」に続く昭和を描いた作品だ。 この作品が現代にどう評価されるのか?仕方ないことだが、時代背景など説明が多いのが気になった。インドネシアがオランダの植民地となっていたこと。日本はオランダの代わりに石油などの資源を狙っていたこと。終戦後、インドネシアにとっての独立戦争は続いたこと。頭では理解していたはずの事柄を再認識できたことだけでも意味があった。ガムラン音楽、ワヤン(影絵)などインドネシアの文化を取り入れていたのも興味深かった。稚拙な論文を書いたことで自衛隊を追い出された幹部に賛同するつもりはない。しかし戦犯として無実の罪で処刑された軍人はいた。そのことは忘れてはなるまい。(「南十字星」の放送終了から30分後。テレ朝の「朝生」が田母神論文についてだったのは皮肉か?)こうしたミュージカルは貴重な存在だ。しかし太平洋戦争を肯定したがる人たちが多くいる。だとすれば、このような作品にどんな意味があるのだろうか?日本がアジア諸国を侵略したことに何ら変わりはない。「日本以外にも侵略国家はあった」ということは事実。そのことが「日本は侵略国家ではなかった」ということにはならない。この二つのことを混同している人がいかに多いか。それもまた忘れてはならないことだ。***********************関連記事劇団四季ミュージカル「南十字星」NHK放映 テレビで南十字星を・・・バナーにクリック願います。 楽天フォトの容量を増やしてください。***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2008.11.29
「日本が侵略国家だったのは濡れ衣」と論文に書き、更迭された田母神空幕長。この件について書きたい。田母神・空幕長更迭:前空幕長会見「戦後教育で士気低下」 「反論封殺なら北朝鮮」(毎日新聞) この方の論文はこのページで公開されている。http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf右翼系の雑誌から切り貼りしたような内容だ。こうした考えをした人が日本にはたくさんいるんだろう。自衛隊員の中には変わった考え方の人がいる。それはある意味。自然でいいことだ。しかし、航空自衛隊のトップである幕僚長がそのことを論文に書くのは不適切。更迭されても仕方ない。麻生内閣でも村山談話は尊重されている。「戦後50周年の終戦記念日にあたって」(いわゆる村山談話)田母神氏はこの考えで、よくぞ幕僚長にまでなれたものだ。(その前に、この内容で最優秀賞とは。まずそちらのほうが驚き)当の本人はこの件で3日に会見を開いた。気になったのは以下の点。「日本は古い歴史と優れた伝統を持つすばらしい国」「決して侵略国家ではない」「すばらしい国」と「侵略国家ではない」がどうつながるのか。意味不明だ。「歴史と伝統」と「侵略国家」は別に考えるべき。古い歴史と優れた伝統がある国でも侵略国家になることはある。たとえばドイツ。古い歴史があって、優れた伝統ももちろんある。しかしホロコーストは起きた。他国を侵略したこともある。しかし、かのワイツゼッカードイツ大統領は1985年にこう言った。「過去に眼を閉ざす者は、未来に対してもやはり盲目となる」日本とドイツ、同じ敗戦国でも違うことを言うものだ。(もちろんドイツにも歴史を忘れたい人たちがいることは確か)人には忘れたい歴史がある。そして人は忘れるように出来ている。だが、忘れてはならないこともある。件の田母神氏は会見でこうも言っている。「政府見解に一言も反論できないなら、北朝鮮と同じ」もし日本が北朝鮮と同じなら、田母神氏は今頃収容所送りになっている。しかしここは日本なので、そんなことにはならない。更迭され、自衛隊員でなくなった田母神氏はこれからも自由に発言できる。彼は日本に生まれたことを喜ぶべきだ。しかも懲戒免職にはならず、定年退職。今後、彼の発言が正しかったかどうか、彼自身が言論で証明したらいい。追記田母神空幕長と言えば、前に「そんなの関係ねえ」で話題になった方だ。今年4月に以下の記事を書いた。自衛隊違憲判決「そんなの関係ねえ」前々から言いたいことを言う人だったのだろう。どうしてそんな人を空幕長に任命したのか?追記その2今回の件で防衛相と次官が給与の一部返納などするという。防衛相ら給与を返納、次官ら減給・戒告 田母神論文問題で(NIKKEI NET)ライブドアの世論調査では、首相や防衛大臣の責任について訊いている。田母神前航空幕僚長の「濡れ衣」論文、首相や防衛大臣は責任を取るべき?***********************関連記事「賢明な議論」を拒否した田母神俊雄氏 侵略を否定した論文を発表した問題で、田母神俊雄航空幕僚長を更迭。田母神論稿の「正しさ」と「愚かさ」せめて自分で腹切れよ・・・(田母神前空幕長が定年退職)遅すぎた航空幕僚長更迭 それでも「そんなの関係ネエ」か?田母神俊雄前航空幕僚長、定年退職で決着?小室哲哉と田母神・前航空幕僚長…人生色々浜田靖一防衛相、田母神俊雄航空幕僚長を更迭田母神前空幕長・・・・・昭和戦争濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)問題で大揺れバナーにクリック願います。 楽天フォトの容量を増やしてください。***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2008.11.04
63回目の広島原爆の日。「原爆の日」平和記念式 広島市長の平和宣言(全文)(asahi.com) 毎年この日になると、原爆のことをブログに書く人が多くいる。しかし、核兵器の拡散は止まらない。インドやパキスタン、そして核保有疑惑のあるイスラエル。 英、米、露、仏、中以外にも広がっている。「核兵器保有は平和をもたらす」という意見すらある。だがあの日、広島で死んだ人は、こうした意見をどう思うか。そのことを考えるのに必要な想像力は少しでいい。それでも人類は核兵器を廃絶できない。この状況では原爆被害者の冥福すら祈れない。***********************関連記事コ ラ ム 広島原爆投下の日眠れぬ夜の哲学・『原爆追悼碑文の構造』原爆慰霊碑の碑文。「やすらかに眠ってください。あやまちは二度と繰り返しませぬから」という文章。ここに主語が書かれていないという疑問はよく耳にする。しかしその主語はアメリカ人とか日本人とか以前に、「地球人」ではないか。私はそう考える。記事にも書いたように、核兵器は世界中に広がっている。この核兵器を廃絶させるには、国を超えた理解が必要だ。核兵器保有も製造も悪い。使用はもっと悪い。過ちを繰り返さないという宣言に、主語は必要ないのかもしれない。もちろん私は東京裁判に疑問がある。しかしそれは日本人だからという視点だけなら見落とすものがありはしないか。先の戦争で被害を受けた人は、日本だけでなく世界各地にいる。それを忘れてはならない。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2008.08.06
先日、名古屋高裁出た自衛隊のイラク派遣違憲判決。これに対し、田母神航空幕僚長が「そんなの関係ねえ」と発言した。自衛隊イラク派遣:輸送違憲 「関係ねえ」発言、原告団が抗議文 空幕長に面談要請へ(毎日新聞) 早い話が、自衛隊に憲法は関係ないということ。この判決について読売新聞は「言いっ放し」判決だと批判した。社説でも以下のように裁判所を批判している。>イラクでの自衛隊の活動などに対する事実誤認や、法解釈の誤りがある。極めて問題の多い判決文である。(下のリンク記事から引用)イラク空自判決 兵輸送は武力行使ではない(4月18日付・読売社説)しかしそれなら幕僚長のこの発言はどうなのか。アメリカに追随した日本政府の判断はどうだったのか?イラク戦争について、もう一度思い出してほしい。その目的は「イラクにある大量破壊兵器」の危険除去ではなかったか?イラクにあるとされた大量破壊兵器は見つからなかった。アメリカでさえ、この点を反省すべきということは認めている。日本政府もこの点をまず反省し、国民に謝罪すべき。加えて、どこが戦闘地域なのか誰がどう判断しているのか。日本では、当時の首相がこう言っていたのではなかったか?「自衛隊が活動する地域は非戦闘地域」「どこが非戦闘地域かわからない」毎日の社説もこの点を指摘している。社説:イラク空自違憲 あいまいな説明は許されない(毎日新聞)イラク派遣を主張した日本の首相。そして航空自衛隊の幹部がこの状況。首相や空自幹部は憲法を知らないのか?日本は本当に美しい国だなと思う。***********************関連記事違憲判決↑元検事のブログ。この判決について、「戦闘地域」に該当するというのが常識的な認定だと書いている。イラク自衛隊派遣違憲判決↑弁護士が書いた記事。以下の記述に注目する。>目先の勝ち負けではなく、真の事件解決は何かを常に考えながら仕事に臨まなければならないと改めて感じます。私が法曹界の人たちに望むのはまさしくこの点だ。裁判では法律上の判断をするが、問題は裁判後。憲法に使われるのではなく、どう国民が憲法を使うか。イラク戦争での自衛隊参加についてどう評価するのか?それが大切。法律上のことだけ述べるなら、それは石頭がすることでしかない。大事なのは「真の事件解決」であって判決だけではない。さあ!いよいよ憲法9条の出番!~名古屋高裁判決下された正義ー名古屋自衛隊イラク派兵違憲訴訟の判決と真の立役者 名古屋高裁違憲判決は「特措法政治」の崩壊だ「空自イラク派遣は憲法9条に違反」 名古屋高裁判断【イラク活動違憲】僕は名古屋高裁の勇気ある判断に敬意を表したい イラク空輸は違憲に「そんなの関係ねえ」 イラク戦争の空自の輸送活動違憲判決とコイズミの説明責任 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2008.04.20
今日8月15日は終戦の日。 終戦より「敗戦の日」にしたほうがいいかもしれない。「負けた」ことをはっきりさせたほうが、戦争の意味を考えるかもしれない。首相「加害責任を反省」 62回目の終戦記念日(asahi.com)上記の記事によると、安倍内閣の閣僚は今日、靖国参拝をしないとのこと。参議院選挙での大敗がここにも影響している。(追記 高市早苗少子化担当相は午後に靖国を参拝した。安倍首相は参拝について明らかにしていない)右寄りの首相にとって、選挙の負けは頭を冷やす意味があった。終戦記念日が62回目でも戦争は終わらない。「不戦の誓い」と言いながら、日本はアメリカに追随している。イラク戦争も見つからない大量破壊兵器が根拠。日本もこの「根拠なき戦争」を支持した。この件については以下のページでも書いた。イラク戦争とその意味日本はどうして日中戦争、太平洋戦争を始めたのか?その責任は誰にあるのか?侵略戦争とは何か?今後戦争しないために何が必要なのか?今日くらいはこれらの疑問について考えてみよう。***********************関連記事終戦記念日に思う・・・「平和ボケ」を守るために、今、「平和ボケ世代」が目覚めるべし! ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2007.08.15
今日は長崎原爆の日。 長崎平和宣言きょう長崎原爆の日 平和宣言で決意表明(長崎新聞)長崎では選挙中に伊藤前市長が射殺される事件が起きた。そして久間前防衛相による「原爆投下しょうがない」発言。朝日は広島原爆の日である6日に久間前防衛相の発言を批判している。原爆の日―「しょうがない」の罪深さ(朝日新聞社社説)これだけを見ても現実問題として、長崎が「平和都市」となる日は遠い。すべての暴力は否定されるべき。それは戦争と原爆を否定することにつながる。原爆の肯定は暴力の肯定。また、世界では核保有国が減るどころか増えている。インドやパキスタン。そして北朝鮮も怪しい。これでは被爆者も浮かばれない。私は高校生の時広島へ。大学生になって長崎へ行ったことがある。印象としては長崎の原爆資料館が強く残っている。長崎原爆資料館 Nagasaki Atomic Bomb Museum残念なことに今は「日本の核武装」などという意見がある。今度は日本が核を使って加害者になろうというのか?それとも核兵器を持って安心したい?そんな安心が欲しいか?本当に必要か?長崎が「平和都市」である前に。日本が核兵器について再認識しなければなるまい。どうしたら核廃絶ができるのか?人類の英知が今こそ試されている。***********************関連ページ長崎市への原子爆弾投下 - Wikipedia長崎の原子爆弾被害に関する科学的データ 長崎原爆資料館長崎原爆資料館 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2007.08.09
今日は広島原爆の日。平和記念公園で平和記念式典が行われた。 核兵器廃絶へ市民と都市の連帯強調 広島「原爆の日」(asahi.com)原爆については以下の記事ですでに書いた。TBS特別番組「ヒロシマ」 TBS特別番組「ヒロシマ」その2久間防衛相が「原爆投下仕方ない」と発言した日本。久間防衛相,、原爆発言で辞任この国が核廃絶を訴えて説得力があるのかどうか。安倍首相は5日、原爆症認定について基準を緩和することを示唆した。首相、原爆症認定基準の見直し検討を表明 被爆者団体に(asahi.com)国はこの原爆症認定基準で裁判に負け続けている。現在の基準は不必要に厳しく、認定の見直しが必要なことは確かだ。たとえそれが選挙大敗後のパフォーマンスだとしても。被爆者手帳保持者は26万人いる。なのに原爆症と認定されている人は2200人ほど。これでは「原爆症と認定しないための認定基準」でしかない。また、公害訴訟でも出てくる「因果関係」はここでも被爆者に壁となっている。問題は大臣だけではない。歴史の風化もある。8月6日や15日のことを何の日か知らない人が多い。最近はそのことを痛感する。投下から62年。原爆の記憶は失われている。***********************関連記事平和ブログを続けるわけ。 広島の原爆記念日に、核議論や核保有の是非を考えてみるキョウチクトウの花~8.6 ヒロシマ原爆のせいじゃなかとですか ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2007.08.06
アフガニスタンでタリバンに拘束されていた韓国の人質。この件については以下の記事で書いた。アフガン韓国人質事件23人のうち8人が開放されたらしい。つい先程NHKニュースで放送していた。 こんな情報もある。アフガン人質「8人解放」 韓国報道 1人殺害の情報も(asahi.com)追記その後、人質解放の確認はされていない。逆に人質1人が殺害された。援助に行って殺された方は無念だろう。この記事のタイトルも「韓国の人質、8人開放か?」から改題した。情報が錯綜しているらしい。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2007.07.25
アフガニスタンの武装勢力、タリバンが韓国人を人質に取った。人質は23人。タリバンの囚人を釈放しなければ人質の殺害もあり得るという。 タリバン、韓国と直接交渉…人質の身代金目的か(中央日報)このニュースで思い出すのがイラクでの日本人人質事件。この件では以下のページに書いた。イラク人質事件人質となったのは医療などの支援でアフガニスタンに入った人たち。こうした人を人質にするのは暴挙でしかない。「危険な地域に何故入ったか」ということで人質を批判する人もいるだろう。「自己責任」を求めるのは日本も韓国も同じか。しかし、今は批判よりも人質救出が第一。心配している家族のことを考えれば私には人質を批判できない。24日の朝日社説もこの点について触れている。アフガンの人質―韓国人たちの解放を願う(朝日新聞)若者たちの中には、遺書をしたためて参加した者もいるという。治安が悪化し、危険なことを承知でアフガンに入り、手を差し伸べようとした志や善意を非難することはできない。(上記リンク記事から引用)私も朝日の意見に賛成だ。批判なら後でもできる。今もタリバンと韓国政府の交渉は進められているに違いない。人質の安否に注目したい。***********************関連記事タリバーン 韓国人殺害予告、期限を24時間延長アフガン、韓国人23人拉致事件7.24 朝 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2007.07.24
久間防衛相による「原爆投下はしょうがない」発言。 この暴言で大臣を辞任することとなった。久間防衛相が辞任、「原爆」発言で引責・参院選への影響必至(NIKKEI NET)この件については、すでに以下の記事で書いた。「原爆投下、しょうがない」久間防衛相久間防衛相「原爆しょうがない」その後この辞任は「しょうがない」のではない。遅すぎた判断だった。長崎市長の抗議、そして連立を組む公明党からも辞任要求が出た。ここまで問題が大きくなっては他の選択肢は考えられない。長崎市長が久間防衛相に抗議 公明党幹部も辞任要求(中日新聞)私はこの件で、長崎市民の反応に注目していた。長崎ではこの発言に反発が広がった。この反応に、私は少しほっとした。今後、選挙ではこのような発言をしない人を国会に送り出してもらいたい。彼を任命した安倍首相も当初は久間防衛相をかばった。いかにあの暴言が国民を怒らせたか理解していないいい証明となった。国民との間に乖離が見られる。安倍内閣は発足以来失点が続いている。政治資金収支報告書に虚偽記載で佐田行革大臣辞任。女性は「産む機械」厚労相発言。「なんとか還元水」で批判され、自殺した松岡農相。国会では強行採決連発。そして今回の久間防衛相。拉致問題で人気が上昇した安倍首相にとって今は最大の危機。この内閣が信用できないのは確かだ。安倍には失望した。追記 後任には小池百合子氏が決まったそうだ。結局、今回の辞任劇は選挙への影響を考えてのものになった。つまり「選挙なければ辞任なし」ということなのか?今回の発言はどの時期でも辞任に値すると私は思う。これでは何のための謝罪かわからない。***********************関連記事<久間防衛相辞任>原爆投下「しょうがない」発言で引責速報:久間防衛大臣が辞任人を変え,国を変える「フランケンシュタイン」< 速 報 >アラ、Q間辞任だって! 情報集めます。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2007.07.03
久間防衛相による、「原爆しょうがない」発言。 この件はすでに以下の記事で書いた。「原爆投下、しょうがない」久間防衛相この発言に対し、本人は陳謝し事実上発言を撤回した。久間氏が陳謝、発言撤回 原爆投下「しょうがない」(長崎新聞)「言い方にまずい点があったのだろう。被爆者を軽く見ているかのような印象に取られたとすれば申し訳ない」と陳謝。「これから先、一切そういうこと(発言)はしない」「被爆県の県民の皆さんに不愉快な思い、ご迷惑を掛けた。申し訳ない」(上記リンク、長崎新聞の記事から引用)この男、まだ理解できていないようだ。今回の問題は言い方が悪かったのではない。彼の基本的な資質が疑われている。そのことが理解できなければ、陳謝も撤回も意味がない。各新聞も社説でこの発言を批判している。原爆容認は無知の露呈 防衛相発言(東京新聞)↑この記事では国際司法裁判所による勧告を防衛相が知らなかったのではないかと指摘。「核兵器による威嚇とその使用は一般的に国際法に違反する」という96年の判断を防衛相が知らなかったでは済まされない。辞任に値する暴言だ。もちろん、彼を任命した安倍首相にも責任はある。東京新聞では、このことにも以下のように言及している。久間氏をかばって、問題を直視しない安倍晋三首相の政治感覚は国民のそれから遊離している。内閣としてけじめをつけるべきであり、最低限、本人のきちんとした陳謝、大臣辞任が求められる。一日に行われた記者会見は単なる言い逃れだ。東京新聞のこの意見に、私は同意する。ただかばうのではなく、時に辞任させることも任命権者の責任だ。この暴言を安倍首相は最初、「問題ない」として防衛相を擁護した。だがその後「厳に注意するように」と態度を変えた。首相による認識の甘さが露呈されたといっていい。久間発言―思慮のなさにあきれる(朝日新聞)久間防衛相の暴言を批判している社説。以下の記述に同意する。久間氏は昨日、「被爆者を軽く見ているかのような印象に取られたとすれば、大変申し訳なかった」と弁明したが、印象や説明の仕方の話ではない。認識そのものが問題なのである。久間防衛相 何と軽率で不見識な発言か(毎日新聞)毎日も東京と同様に、国際司法裁判所の勧告について書いている。核兵器は住民に対して無差別攻撃をするもので、後遺症も深刻な絶対悪の存在である。96年に国際司法裁判所は「核兵器による脅しや使用は人道の原則に反している」と勧告している。「しょうがない」で済まされない兵器なのだ。北海道新聞も同様に防衛相の発言を批判。安倍首相の任命責任にも言及。首相に対して「鈍感すぎる」と書いている。防衛相発言*核廃絶に逆行する暴論(北海道新聞)首相はきのうの党首討論会で「誤解を与えるような発言は厳に慎まなければならない」としながらも、野党の罷免要求には応じない考えを示した。ことは重大なのに鈍感すぎる。こうした暴言を吐く政治家が防衛相であること。そして長崎出身であることは皮肉でしかない。残念なのは産経と読売。この発言について社説で書いていないのか?私が見つけられなかったからか。それほど大きな問題ではないという判断なのか?もしそうなら私には理解に苦しむ。久間防衛相、辞任しろ!まもなくば首相が罷免しろ!***********************関連記事久間発言 与党火消しに躍起原爆投下で「しょうがないな」発言 久間防衛相あらら 今朝は撤回しないと言ったのが昼に陳謝 久間防衛相確信犯か?久間大臣の原爆発言 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2007.07.02
30日に行われた麗沢大学での講演会。久間防衛相は「長崎への原爆投下、しょうがない」と述べた。 久間防衛相、講演で「長崎への原爆投下、しょうがない」(asahi.com) 発言は以下の通りだったと上記の記事は伝えている。「原爆を落とされて長崎は本当に無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったんだという頭の整理で今、しょうがないなと思っている」 まず、久間章生は長崎県の出身。彼を国会に送り出した長崎県民は、この発言をどう評価するのか?反応を見たい。もし、この発言に対して批判がなかった場合。私は長崎県民の見識を疑うようになるだろう。今、このような発言が出るのは、「戦争の軽視」ではないかと思う。戦争は悲惨で、多くの人命が失われる。人の心まで荒廃する。そのことを、久間防衛相は知っているのか?しかも、原爆の使用は人類に対する否定でしかない。確かに日本は戦争を始めた国ではある。それでも原爆の使用は無差別の大量虐殺。その認識を持てない人がいたとはあまりに悲しい。防衛大臣が原爆投下について「しょうがない」と発言することは危険だ。それだけ戦争の記憶は薄れていると言える。国民は危機感を持たねば。また、上で紹介した朝日の記事は防衛相の発言としてこう書いている。「核兵器の使用は許せないし、米国の原爆投下は今でも残念だということが発言の大前提だ。ただ日本が早く戦争を終わらせていれば、こうした悲劇が起こらなかったことも事実で、為政者がいかに賢明な判断をすることが大切かということを強調したかった」もし、久間防衛相が戦争の終結について意見があるなら。昭和天皇が死ぬ前に文句を言えばよかった。天皇に戦争責任はある!で書いたが、昭和天皇は近衛文麿による太平洋戦争終結の進言に対し、こう述べている。「もう一度戦果を挙げてからでないと、なかなか話は難しい」昭和天皇が適切に判断しなかったことで、戦争被害者は増えた。近衛の言うとおり戦争終結していれば沖縄戦や東京大空襲も防げた。なお、原爆の使用については以下の記事で書いた。TBS特別番組「ヒロシマ」TBS特別番組「ヒロシマ」その2***********************追記 この男の問題発言はこれだけではなかった。まずはイラク戦争について。「小泉純一郎前首相がイラク戦争を支持したのは非公式」(2006年12月)↑この発言については、後に「不勉強で間違いだった」と訂正、撤回した。「イラクに大量破壊兵器があると決め付けて戦争に踏み切ったブッシュ大統領の判断は間違いだった」(2007年1月)この発言は、私は正しいと思う。しかし、この発言は内閣不一致を証明した結果となった。つまり、大臣は「正しくても言ってはいけないことがある」というわけだ。日米同盟中心の内閣とアメリカ政府にとって、不快感の残る発言となった。イラク戦争では反米?なのに原爆ではアメリカ擁護?よく分からない男だ。長崎市長銃撃事件(2007年4月)の際、こう述べた。「本人が亡くなった場合、 補充(の立候補届出)はいつでもできるよう公職選挙法を見直すべきだ」「補充がきかないと共産党の市長が誕生してしまう」(追記での各問題発言は久間章生(Wikipedia)より引用)まだ市長の死が確認されていないにも関わらず、このような発言は不謹慎。しかも、共産党が悪であるかのような言い方は大いに問題あり。いくら共産党が嫌いだといっても、この発言はない。久間防衛相の謝罪と新聞各紙の批判については以下の記事で書く。久間防衛相「原爆しょうがない」その後***********************関連記事久間章生防衛大臣が不適格者である理由 原爆投下しょうがないby久間章生久間防衛相が「米の原爆投下しょうがない」と…不見識にも程がある!久間防衛相も失言、いやそれ以上「原爆投下しょうがない」とQ間防衛相+集団的自衛権で改憲したいアベシ=アベシ政権倒閣させるしかない! ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2007.06.30
最近、ダルフールに日本人が無関心であることを知った。私も実際にスーダンのダルフールで何が起きているのか知らない。そこでリンクを作って情報を収集することにした。スーダン・ダルフール情報(ユニセフ)↑ダルフールについての詳しい報告が出ている。募金も呼びかけている。ダルフール紛争(Wikipedia) 上のリンクでもわかるように、この問題では中国が批判されている。というのも中国はスーダンに石油権益があるからだ。このため中国は石油の禁輸などの措置には難色を示している。2008年北京五輪のボイコットにもつながりかねない。ダルフールと中国、そして北京五輪については、以下の記事にも書かれている。ダルフールの虐殺と北京五輪国境なき医師団日本 ニュースリリースGoogle Earthでダルフール民族虐殺を見る ↑ダルフールだけでなく、ルワンダの虐殺についても言及している記事。日本がPKO派遣を検討しているこの国は悲劇の国 スーダンってどんな国?基礎知識スーダン・ダルフール州の民族浄化かろうじて人々の記憶にとどまるダルフール危機なるべく相対論に徹したDarfurの話※情報は新旧入り混じっているが、参考にはなるだろう。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2007.06.19
憲法改正に関連して、集団的自衛権の議論がある。 集団的自衛権*許されぬ改憲の先取り(5月20日) 北海道新聞社説大前研一:集団的自衛権の先にあるもの正直なところ、自衛隊を認めるなら憲法改正は必要だ。日本海に不審船が現れた場合。銃撃されても反撃できないのでは、国民は守れない。「何かを得るためには何かを失う」ということを認識すべき。ではアメリカ軍が攻撃された場合はどうか。日本は集団的自衛権を行使すべきなのか。ただ憲法論議は未来を見て議論すべき問題。現状だけ見て改憲を語るのはかなり危うい。我々には忘れてはいけないことがある。イラク戦争だ。憲法改正と集団的自衛権の議論。これには、アメリカとの同盟関係強化は欠かせない。そのアメリカはイラクの大量破壊兵器を根拠に戦争に踏み切った。しかしイラクで大量破壊兵器は見つからなかった。この件は以下のページでも書いた。イラク戦争とその意味これは明らかな政治的ミス。アメリカに追随した日本はこのミスについて国民に説明しているか?国民から理解を得られているか?私はこのことを問いたい。もし日本が憲法を改正した場合。政治的なミスはさらに大きな被害を生む。このことを認識せずに憲法改正と集団的自衛権を議論するとしたら。その議論はまやかしでしかない。憲法改正と集団的自衛権を議論するなら。まずイラク戦争でのミスを認めろ!国民に説明し、ミスを謝罪すべき。***********************関連記事集団的自衛権をめぐる議論の結論はこれできまりだ集団的自衛権をめぐる論議についてもう一言書いておく政府の集団的自衛権論――従来の見解と小泉政権下の議論 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2007.05.25
11日に発表されたブッシュ米大統領のイラク新戦略。今までのイラク政策の失敗を認めながら新たに2万人の増派というもの。 日本、総括なき追随(東京新聞)イラクの米軍 早期撤収の目標は貫け(東京新聞 社説)03年からイラクの米兵死者3千人超という現実。3千人の死者にはそれ以上の家族の悲しみがある。さらに負傷者はこれ以上の数字になる。無事帰国しても兵士の精神的な傷は大きく残っている。もちろんアメリカ兵以上にイラク市民5万人が死亡している。北海道新聞社説も「増派は解決にならない」と書いている。その通りだ。展望のない増派ではベトナム戦争と同じ。イラン、シリアとの直接対話も実践すべきだ。イラク戦争についてもう一度考えてみよう。この戦争は大量破壊兵器の排除が目的だったはずだ。イラク戦争とその意味でもこの点について書いた。しかしアメリカ軍はイラクで大量破壊兵器を見つけることが出来なかった。間違った戦争のために多くの若者がイラクに散った。この戦争は最初から間違っていた。その間違ったアメリカのイラク政策に追随したのが日本政府。今こそイラク戦争についてアメリカ支持を反省するべき。イラク戦争について反省できない国が防衛庁を省に昇格させる。その上憲法も改正させてどうするつもりなのか。すぐそこに危険がある。混乱ばかりのアメリカによるイラク政策。日本政府はまだアメリカに追随するつもりなのか?***********************関連記事「本当の厄災」を招き入れる安倍政権 ↑この件について詳しく書いた記事。世論調査など参考にさせていただいた。米軍2万2000人増派 改めて問われる戦争の大義 日本政府の態度ブッシュ米大統領のイラク新政策は危険な賭け/山崎孝落日ブッシュの新政策 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2007.01.11
最近、憲法を無視するような発言が閣僚からも出ている。集団的自衛権とミサイル防衛についてのものだ。この件で、神奈川新聞は11月25日の社説で批判している。福田談話見直し(神奈川新聞、2006/11/25 社説)日本の核兵器保有議論発言。そしてこのミサイル防衛。すでに日本では憲法の形骸化が当然であるかのようだ。しかし現実は憲法改正のための国民投票法案すら成立してはいない。日弁連 - 憲法改正国民投票法案に関する意見書現状を考えれば憲法の形骸化は大きな問題だ。よく考えてほしい。憲法が施行された時、日本の核兵器保有など問題外だったのではないか。日本の武器がアメリカを攻撃するミサイルから防衛するなど考えもしなかっただろう。(物理的にアメリカを狙ったミサイルを日本のイージス艦が迎撃することは不可能)「時代も変われば憲法も変わる」という考えであれば、それこそ憲法の形骸化につながる。というのも憲法とは時代によって変化するものではない。未来に向けての国のありようを決めた基本的な法律だからだ。このことを忘れている日本人が、閣僚を含めて今の日本には多くないだろうか。私はこれを深く危惧する。その点で神奈川新聞の社説は評価できる。政治の暴走を批判することこそ新聞など報道機関の役目だからだ。信濃毎日新聞も同じようにこの件で安倍晋三首相とその周辺を批判している。社説=ミサイル防衛 「専守」の枠を揺るがすな(信濃毎日新聞) また、西日本新聞はこれらに先立って22日の社説で同じように述べている。さらに安倍首相や塩崎官房長官の発言は「憲法改正への布石」であると判断している。「専守防衛」が前提条件だ ミサイル防衛(西日本新聞)集団的自衛権については日本の憲法上許されない。これを覆したいのなら、まずは憲法の改正が必要だ。すでに解釈での集団的自衛権容認については無理がある。そのことは改憲したい人々こそよく知っている。改憲を危惧する方々へ。まだ憲法か改正されていない。猶予はないものの護憲派の人にもまだチャンスはある。神奈川新聞社説のように厳しい目で政府を監視しながら主張しよう。次の世代のために。追記この記事に対していくつかコメントが寄せられた。しかし各記事の最後にこう書いてある。>荒らしと挨拶できない人はお断りです。このように挨拶がないものは論外。さらに、憲法について理解していないものも削除した。ひとつヒントを書く。憲法は条文だけではない。そのことを理解できないコメントはここで話し合う意味がない。***********************関連記事安倍氏が解釈変更してでも、早く集団的自衛権を認めたいわけ <米軍将校が異例のアピール実施>ミサイル防衛(MD)と集団的自衛権安倍とともに来る -集団的自衛権安倍氏の政権公約 (2)―集団的自衛権と自衛隊派遣の恒久法制化日米ミサイル防衛共同開発でノドンは打ち落とせない?アメリカは「普通の国」日本を歓迎する専守防衛と敵基地攻撃諭の空虚―論文紹介憲法違反の内閣総理大臣「安倍」を倒せ!・・・彼は憲法違反者だ!「憲法改正国民投票法案」の問題点 憲法改正国民投票法案情報 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.11.25
中川昭一政調会長による「日本核保有議論発言」については、以下の記事ですでに書いた。中川「日本核武装」発言 北朝鮮による核実験に刺激され、日本でも核兵器保有の議論は必要だと発言した。この記事では日本が今の法律で核兵器保有が可能かどうかを考える。この記事を書く前の状態では、私は核兵器保有が不可能だと思う。理由その1 原子力基本法この法律では、核の利用は平和目的に限られる。そのため、この法律がある限り核兵器を日本が持つことはできない。理由その2 核拡散防止条約日本は、上記の条約を批准している。そのため、核兵器の保有は現実に不可能だ。もし、日本が核兵器を保有するのであれば、北朝鮮のようにこの条約から脱退することが必要となる。理由その3 非核三原則明文化されてはいないものの、日本が非核三原則を国是としていることは明らかだ。基本理念としてこの考えがある限り、日本は核兵器を持つことはできない。では、仮に日本が核兵器を持つとして核実験はどこで行うのか。日本で核兵器と言えば、広島と長崎がまず思い浮かぶ。しかしそれ以外にも核実験で犠牲になった事件があった。第五福竜丸のことだ。 第五福竜丸第五福竜丸展示館の公式ホームページ日本に内陸で核実験を行う場所はまずないと言っていい。では海上はどうか。第五福竜丸の事件を忘れていないのなら、日本人が核実験を海上でできるわけがない。私はそう考える。日本人に限らず、人間は忘れる。忘れることができなければ精神的に負荷がかかり狂ってしまうのかもしれない。しかし忘れてはいけないことがある。長崎や広島で何が起こったか。日本人である我々が忘れるわけにはいかない。憲法と核兵器保有については今後書くつもりだ。(この記事は複雑なため、書きかけの状態が長くなると思う)***********************関連記事今こそ平和憲法の理想を高く掲げよ「非核三原則?」核武装に向かう日本の歴史核保有合憲説?核兵器保有と憲法の解釈に関する政府見解核武装を議論するということ ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.10.29
中川昭一政調会長が、「日本の核兵器保有の必要性について議論すべきだ」と発言。塩崎恭久官房長官は「政府は非核三原則は堅持する。ぶれは一切ない」としている。(下の東京新聞の記事から引用)この発言とその余波についてこの記事では書く。中川氏の核『議論』発言 広がる批判政権に痛手(東京新聞) この中川発言について、あのブッシュ大統領に牽制されている。中国が中川発言を懸念しているという。日本の核武装論をけん制・米大統領、中川氏発言に反応か(NIKKEI NET)もちろんこの中川発言は北朝鮮の核実験の影響で出てきた。この発言はまさしく非核三原則に関係する重要な問題。そもそも核兵器保有は日本国憲法第9条の規定に触れるのではないか。「やれらたらやり返す」という考えは自衛でも何でもない。私はこの核実験で以下のように記事を書いた。北朝鮮、核実験を実施!この記事で私はこう書いた。間違っても「日本も核を保持しよう」などと思わないことだ。日本が核を保持すれば、それは更なる混乱と危険へ踏み出すこととなる。すでに地球上には人類を滅亡させるだけの核兵器が存在している。日本が核開発競争に参加する意味はない。核兵器は人類を滅亡させ、地球環境をも破壊する。原爆で大きな被害を受けた日本が核兵器を持ってはいけない。人類滅亡と環境破壊に日本が荷担することは許されない。この記事でも同じことを書いた。今でもその考えに変わりはない。北朝鮮核実験の影響政治家が冷静でないと国民が不安になる。そのことを中川政調会長はよく理解できていないのだろうか。「核兵器保有の必要性について議論すべき」という発言。その裏に「日本は核武装すべき」という考えがあるのではないか。与党自民党の政調会長と官房長官が違うこと言って新政権は大丈夫なのか。選挙で勝ちすぎて冷静さが足りなくなってきている。そんなことを考えるのは私だけではあるまい。核武装を語る前に、もっと他に議論すべきことがある。日本の核武装は議論にさえならない。***********************関連記事核武装議論すべき 中川政調会長 ↑以下の意見は賛成する。>今回の北核実験で、世論が前のめりになりすぎてるような気がします。もう少し冷静な思考をしたほうがいいんじゃないでしょうか?>日本が核を持つことより、これから北をどうするのか。金政権を打倒するのか、話し合いのテーブルに付かせようとするのか。倒すことを目標にするなら、中韓をどう説得するのか?倒した後はどうするのか?>他に考えねばならないことはたくさんあると思いますが。。。まったくその通り。政治家がブロガーに諭されてどうする。中川発言の国際的波紋↑ドイツでの中川発言の反応。今後続報があるようなのでそれが楽しみ。核武装推進?産経抄↑産経新聞の「産経抄」による中側発言に関する意見。結局「核武装を議論しよう」というのは「核武装が必要だ」という意見が背後にあるのではないか。私にはそう思えて仕方ない。戦争そのものを否定する★危険な日本「核武装論」!中川 昭一自民党政務調査会長に抗議する。★日本は核を使えない!?安倍氏のお仲間・中川昭一氏が日本の核保有に関してトンデモ発言日本の核武装 国連安保理決議採択後の難しい世界の動き、どうなる!中川発言「議論は必要だ」という意見を書いた記事もある。公平さを保つためにここで紹介する。断固、中川昭一政調会長を支持する! ↑中川氏の発言に対する批判を「言論弾圧」だと書いている。批判は批判として必要だと思う。私は「言論弾圧」とは思わない。核保有議論否定論者は日本を戦前に戻したいの?↑「核保有のデメリットだって議論が無ければ何も分からなくなってしまいます」とのこと。しかし「核保有の議論」は「日本にも核兵器が必要だ」という主張が背景にあるのではないか。私はそう考えている。つまり実際の議論では「核保有のデメリット」がテーマになるか。私には疑問だ。この点について沖縄タイムスの社説はこう書いている。非核三原則を厳守すべき>しかし、今回の発言の文脈を踏まえれば、中川幹事長のように「冷静な戦略論として、日本は非核三原則を守り核武装しないということの理論的根拠をつくる(ため議論する)という意味だ」と解することにも無理がある。(上の記事から引用)つまり「核保有のデメリット」がテーマになることは、「今回の発言の文脈を踏まえれば」ないのではないか。核問題:様々な意見↑この記事も「核保有について“論議すること”の必要性を主張している」と書いている。「議論することと非核三原則を守ることは矛盾しない」とのことだ。議論をすれば非核三原則を破棄する可能性がある。私には「非核三原則を守ること」と「議論すること」は両立しないと思う。「北朝鮮がやったからこっちも核武装を議論する」のではヤクザと一緒だ。核開発競争の末に待っているのは多くの人の死だ。そんなもののために議論が必要なのか。日本は核武装を議論するのではなく、世界各国に核武装をやめるように訴える。広島と長崎の教訓から、我々日本人はそう学んだのではないか?*********************** **************************トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.10.17
北朝鮮が9日に核実験を行ったことはすでに以下の記事で書いた。北朝鮮、核実験を実施! この記事では核実験での影響について書きたい。まずは国連の安全保障理事会(安保理)での議論。米、対朝軍事制裁含む決議案を安保理提出…中国は「断固反対」(中央日報)よく知られたことではあるが、安保理には常任理事国による拒否権がある。アメリカによる北朝鮮への経済制裁は、軍事制裁をも含まれる。国連憲章第7章 国連憲章(国際連合広報センター)これに反対しているのが拒否権を持ち、北朝鮮の隣国である中国だ。また、安倍首相は国会で「核保有という選択肢は全く持たない」と発言した。(上の中央日報による。青字部分引用)前にも記事で書いたが、日本はここで核保有などと考えないほうがいい。すでに地球上には核兵器が大量に存在している。日本が核兵器を持つことによって得られるメリットはない。次に日本での新たな経済制裁。北朝鮮に全面制裁へ 政府、全船舶の入港禁止(東京新聞)北朝鮮の全船舶が日本への入港を禁止するという内容。こうした経済制裁は、国連での北朝鮮制裁議論をリンクして考える必要がある。そして、リンクするといえば拉致問題。国連制裁決議に拉致問題も・拉致家族会代表、政府に要請(NIKKEI NET)今回の核実験と拉致問題の解決は無関係ではいられない。これまでの経緯から安倍首相が拉致問題を無視するわけはない。核実験で北朝鮮へ批判はしても、そして経済制裁しても拉致事件のことは忘れてはならない。加えて在日朝鮮人への差別や脅迫などの事件は日本であってはならない。*********************** **************************トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.10.11
9日、北朝鮮が地下核実験を行ったと中央朝鮮通信が伝えた。「核実験を実施」中央朝鮮通信(NIKKEI NET) 日本政府は、北朝鮮の核実験について中国政府からの情報を受け、官邸対策室を設置した。首相官邸に対策室、「中国から連絡」と政府筋(NIKKEI NET)よく知られているように、北朝鮮では多くの飢えている人たちがいる。もともとこの国は農作可能な土地が国土の2割もない。さらに満足に食べ物が配給されないためと言われている。WFP(国連世界食料計画)のページインドやパキスタンもそうだが、核兵器を持つことより先にすべきことがある。他国からの技術協力があっても、核開発には巨額な費用が必要だ。その金額があれば、どれだけの人たちを救うことができるのだろうか。食料の確保より核開発を優先した北朝鮮。この選択こそが「先軍政治」北朝鮮の正体だ。「先軍政治」とは?核兵器を持つことで「核の先制攻撃から逃れる」という考え方がある。それ以前に、北朝鮮は国際的に孤立した状況こそ解決が急がれる。今回の核実験はさらに北朝鮮の孤立を促進するだけだ。日本では、この狂った国に対して経済制裁がさらに加速するかもしれない。少なくともその声は今後日本国内で高まるだろう。私も北朝鮮への経済制裁は必要だと考えている。経済制裁と同時に国内での危機管理の充実を急ぐ必要がある。すでに情報収集という面で日本の危機管理は試されている。今回だけでなく近いうちに2回目の核実験さえ噂されている。日本は過去アメリカによって広島と長崎に原爆を投下された歴史がある。核兵器の保持、今回のような核実験にはいち早く声明を出すべきだ。今こそ日本の国際貢献と新内閣が試される。日本だからこそ発言できることがあるはずだ。間違っても「日本も核を保持しよう」などと思わないことだ。日本が核を保持すれば、それは更なる混乱と危険へ踏み出すこととなる。すでに地球上には人類を滅亡させるだけの核兵器が存在している。日本が核開発競争に参加する意味はない。核兵器は人類を滅亡させ、地球環境をも破壊する。原爆で大きな被害を受けた日本が核兵器を持ってはいけない。人類滅亡と環境破壊に日本が荷担することは許されない。今、広島や長崎の原爆で亡くなった方たちが何か言えるとしたら。この核実験についてどう言うだろうか?「人間は過去から何か学んだのか?」「核の恐ろしさをいつになったら学ぶのか?」そんな声が西のほうから聞こえてくる。被爆者ら強い憤り・広島と長崎(NIKKEI NET)日本国内では在日の人達に嫌がらせが起きないか。そんなことも懸念される。北朝鮮核実験強行 脅し「絶対許せぬ」 被爆者ら憤り 「在日」嫌がらせ心配(北海道新聞)いくら狂った国とはいえ、北朝鮮で核実験をしているのは人間。そして広島と長崎で20万もの人間が犠牲になった。核を使うのは人間。犠牲者も人間。人間はどこまで愚かなのか。※この件については続報があれば記事として追加する。***********************関連記事北からの衝撃波 ↑今回の核実験による影響により、日本国内で世論が右傾化することに対して危惧している。核実験の前から右傾化は進んでいたと私は考えるが、この記事に共感する。「日本も北に対抗する手段として核武装しよう!」という人たちが実際いるから怖い。上でも書いたように、日本人も北朝鮮人と同じ人間。考えることが似ていてもおかしくはない。「北朝鮮-核実験」↑北朝鮮の核実験に対する日本の対応について書いている記事。日本による核兵器の保持について危惧しており、この点では大いに共感できる意見。北の国から・・・安倍プレゼント ≪北朝鮮≫「核実験行ったとの情報」 韓国政府当局者明かす 北朝鮮核実験成功を発表北朝鮮のビミョーな「核実験」北朝鮮の核実験北朝鮮「核実験を行った」と報じる北朝鮮が核実験を実施…日中首脳会談に冷や水を浴びせる! 北朝鮮が核実験を実施か?北朝鮮が核実験を実施!*********************** **************************トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.10.09
ペンシルベニア州で10月2日起きたアーミッシュ運営の学校襲撃事件。ある少女が他の子をかばうため、「自分を先に撃ってください」と犯人に言った。その少女はまだ13歳。犯人に射殺された。犯人はその後自殺。この少女の11歳になる妹も「次に撃って」と言い、実際に撃たれ重傷を負った。「私を撃って」と犠牲少女 アーミッシュに驚き(東京新聞)アーミッシュというのはキリスト教の一派で、原始的な生活を選択した人たち。電気、電話も使わず、自動車も運転しない。現代文明からは離れた、日本人からはなじみのない理解しにくい考えといえよう。そのアーミッシュの基本的考えに「非暴力」と「平和主義」があるという。まるでインドにあるジャイナ教みたいだ。少女は、教えを自分の命を賭けて守った。アーミッシュ(Wikipedia) アーミッシュ入門私には真似の出来ない、すごい行動だ。この少女の選択をどう表現していいか私にはわからない。少なくとも、私は今回の事件で犠牲になった方々の冥福を祈る。私は宗教は嫌いだが、ぜひとも祈らせて欲しい。特にこの姉妹に対して祈りたいと思う。アメリカは人種の坩堝と呼ばれるように多くの宗教、人種が集まってできた国。日本人から見れば銃規制が緩い。これは、「自分の身は自分で守る」という基本的な考え方から来ている。過去にも学校で銃を使った襲撃事件がアメリカではあった。1999年のコロンバイン高校銃乱射事件は記憶に新しい。マイケル・ムーア監督の映画ボウリング・フォー・コロンバインにも描かれた。それでも銃規制が進んでいるとは言えない。反対に、今回の事件で「私を撃って」と言った少女。宗教的信条から暴力を完全否定する人もいる。アメリカと言えば、ブッシュ大統領のようにテロには屈しないという考え方もある。ブッシュ政権は今でも強力な武力を持って戦っている。それが「正義」だと疑わないブッシュ。今回犠牲となった少女はブッシュの考えとはまるで違う。正反対だ。もしブッシュが「自分を撃て!」と言ったらどうだろう。銃を持っていたのがイラクのフセイン元大統領なら、喜んで撃つだろう。その前にブッシュは間違ってもそんなことは言わないが。そこで私の疑問。この少女の死は、果たして無駄だったのだろうか?我々は、この少女の行動から何を学ぶべきなのか?仮に運命論が正しいとする。この少女は撃たれて死ぬために生まれたのか?この少女の論理はブッシュの考えを根底からひっくり返すきっかけとなるのか。私自身もこの疑問についてしばらく考えたい。もちろんこれはすぐに答えが出る問題ではない。***********************関連記事死亡した少女は「私から撃ってください」と進み出た↑以下の記述が印象深い。>アーミッシュの人達は、“自分のためでなく、周囲の人々に役立つように己が務めを静かに果たす”ということを実行しているのだ。> 地球に生かしていただいている人類の全員が、このような基本的な考え方を持つことができるのであれば、地球上に戦争は生じない。犯罪も生じない。喧嘩すらあり得ない。宗教が怖いのは独自の考え方から真似の出来ないような行動を取らせるから。オウムの事件もそうだった。私から言わせると献血を拒否する宗教もそうだ。しかし今回の場合、それらとは違う感覚が私にはある。というのも「自己犠牲」と「許すこと」でこの少女は他人には迷惑をかけているわけではないからだ。「自己犠牲する権利」とでも言うのか、この少女は他人を不幸にしているわけではない。少なくとも私にはすごいインパクトがある選択、そして行動だった。私以外にも衝撃を受けている人がいることを上の記事から知った。ネットは実にいろんな事を教えてくれる。米学校乱入射殺事件で死亡した13歳の少女「私を撃って他の子は解放して」↑この少女のことを以下のように記述している。>現代の偉人、マリアン・フィッシャーさんのご冥福を心よりお祈りします。「現代の偉人」という表現は決して大げさではない。私もこの少女は現代の偉人だと思う。その偉大さがこうした悲惨な事件で多くの人に知られるようになるのは実に残念だ。宗男日記から ↑以下の記述に注目した。私もこの考えには共感する。>子供が子供を助けるために自ら犠牲になるその心意気を何と言えばいいのだろうか。言葉がない。感動とか勇気という言葉で済む話ではない。モノ、カネ優先の日本の現状を見る時、この少女のやさしさ、おもいやり、いつくしみ、愛情を我々はしっかり胸に刻むべきである。俺が、俺が、の我(が)の世界ではなく、お陰、お陰の、解(げ)の世界で生きることの大切さを、この13歳の少女から教えてもらったと思う人の多からん事を願うのみである。同時に亡くなった5人の子供達のご冥福を祈ってやまない。怒りは無意味です 「怒りは私達の手段ではありません。怒りは無意味です」という意見はすごい。アメリカは怒りで戦争もするが、そんな人ばかりではない。「怒りは無意味」という言葉を、私は忘れたくない。「アーミッシュ流にメディア驚嘆」を読みながら dimanche 8 octobre 2006>民主主義と自由を標榜し、戦争を繰返すアメリカで、非暴力のアーミッシュの存在がある。私もアメリカの奥深さ、そしてアメリカの置かれている状況から見た皮肉を感じる。「私を撃って」と犠牲少女・「やっちまったぞ!」と北朝鮮アーミッシュと言う宗教*********************** **************************トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.10.08
8月9日といえば長崎原爆の日。<長崎原爆の日>「再出発の年」平和宣言、米など6カ国糾弾(毎日新聞)長崎原爆の日 死没者14万人余の冥福祈る(asahi.com)私はかつて長崎に行ったことがある。長崎と言えば鎖国時代の外交、チャンポン、キリスト教、そして原爆だ。もちろん私も長崎原爆資料館を見学した。長崎は坂の多い町だ。実際に歩いてみるとそのことがよくわかる。原爆の犠牲者は広島が118000人、長崎が7万3000人。(この数字は後で紹介する資料のもの。もっと犠牲者は多かったとの意見あり)この違いは人口の差もあるが地形の違いも関係していると言われている。もし長崎に坂が少なかったら、もっと多くの犠牲者が出ていただろう。この日だからこそ問う。原爆投下は戦争終結に役立ったのか?どうすれば核兵器、そして戦争は地球上からなくなるのか?いつか広島、長崎の原爆は忘れ去られてしまうのか?我々に残された課題は大きい。***********************長崎と原爆の関連記事長崎市長の怒り。 そして日本、米国に核軍縮・平和への努力を望む長崎 原爆投下の日に思うナガサキ 原爆の日#1345 心に響いた言葉。心にも届かなかった言葉。「夏 長崎から」その後戦争反対!天皇に戦争責任はある!(2005年2月1日)原爆広島投下から61年(2006年8月6日)***********************長崎原爆関連資料長崎の原子爆弾被害に関する科学的データ長崎原爆の日(8.9)平和と長崎 長崎の平和学習長崎市への原子爆弾投下国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館*********************** **************************トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればコメントかメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.08.09
8月6日といえば広島原爆の日。核軍縮へ誠実交渉呼び掛け 広島「原爆の日」(東京新聞)8時15分、テニアン島から離陸したエノラゲイ。広島上空で原子爆弾を投下した。一発の原爆で一般市民十数万人が死亡した。広島市への原子爆弾投下私は去年も原爆について書いた。TBS特別番組があったので、記事はそれに関連している。TBS特別番組「ヒロシマ」TBS特別番組「ヒロシマ」その2日本人でなくともこの歴史的事実を忘れてはならない。なぜなら、これは現在にまで残っている問題だから。今でも原爆の後遺症で苦しむ人がいる。そして世界には多くの核兵器が今も存在している。例えばイスラエル。現在レバノンとの戦闘が繰り返されている。イスラエルが狙っているのは主にヒズボラだ。だが実際には子どもを含む多くの一般市民が犠牲となっていて問題は根深い。そしてイスラエルにも核兵器があるといわれている。パキスタンや北朝鮮と同様に。イスラエルの核兵器を告発しようイスラエルが抱える核のジレンマもう一度言う。広島は過去のことではない。今日にでも広島の悲劇は繰り返される危険がある。我々はこの危機を乗り越えることができるのか?それはいつ、どのような方法でなのか?大きな宿題はまだ残されている。***********************広島原爆関連記事61年目の 原爆忌8月6日、ヒロシマ 原爆の日小学生を見習え!日本の平和のために原爆ドームは我が同胞ヒロシマ 8.6押してはいけないボタンあの日から61年目の夏が来ました黙祷8月6日原爆忌に思うこと「はだしのゲン」を読んでほしい広島の日広島の平和記念式典に、日本&世界の軍縮、平和を願う 61回目・・・あれから61年、広島の平和記念公園で原爆忌(動画あり)広島平和記念資料館にて原爆死没者追悼会に出席して#1337 61年目に見たわずかな光明 祈りの日 - 「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」今年も暑かったです。平和祈念式8/6 平和***********************広島原爆関連ページ平和記念資料館(原爆資料館)原爆(リンク集)広島原爆写真館 広島に落とされた原子爆弾について調べようヒロシマ。原爆ドーム国立広島原爆死没者追悼平和祈念館*********************** **************************トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればコメントかメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.08.06
イスラエルによるレバノン攻撃。これにより国連暫定軍施設に被害が出た。国連関係者に死者も出ている。国連安保理はイスラエルに対し「非難」ではなく議長声明を採択した。米反対で『非難』削除 安保理、議長声明を採択(東京新聞)このニュースを考える時、北朝鮮との差を感じる。北朝鮮非難、国連で採択アメリカが「非難」を削除したいのはイスラエルを支援する国だから。だからこそアメリカの「正義」には不信感が残る。そして世界各国も無関係ではない。イスラエルはユダヤ人の国だ。ユダヤ人はナチス・ドイツによるホロコーストをはじめ、各地で迫害されてきた。そのユダヤ人が建国したイスラエルに対してどの国も強く言えない。中東のパレスチナとイスラエルについてはここで書いた。中東の紛争はいつまで続くパレスチナ問題は現在でも解決できない大きな問題だ。だがどの人種、どの宗教でも暴力は非難されるべき。それはイスラエルも例外ではない。***********************関連記事安保理議長声明、米反対で「骨抜き」 イスラエル軍空爆イスラエル非難の議長声明持ち越し一連のイスラエルによるレバノン攻撃は、以下の記事が詳しいイスラエルの逆上 大戦争になる中東戦争とマスコミ本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればコメントかメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.07.27
今日は二つの記事から戦争を考える。まずは靖国神社のA級戦犯合祀について。A級戦犯合祀で靖国参拝せず…昭和天皇の発言をメモに(読売新聞) 昭和天皇は靖国神社のA級戦犯合祀に異論があったのか。なら生きているうちに表明すればよかったのに。死んでからのメモ発見よりも、本人の口から言えばいい。何を言おうが天皇の戦争責任は免れないが。もしこれで分祀することになったらすごい。今まで分祀に反対していた人の主張はどうなるのか?さらに後年、「実は天皇は合祀を望んでいた」などというメモが見つかったりするかもしれない。天皇の意見に右往左往する必要があるのか?天皇の意見は絶対か?天皇は間違えないのか?天皇だって間違える。人間だから。ウンコもすれば間違えもする。当たり前だろ!このメモは死刑囚が死刑反対を訴えるのと何が違うのか?私には同じレベルに思える。私は、天皇には戦争責任があると思っている。このことはすでに記事にした。天皇に戦争責任はある!(2005年2月1日)その前に昭和天皇こそ第一の戦犯だ。あの世で苦しめばいい。戦犯のくせにお前が言うなよ!小泉首相は、総理として最後の靖国参拝を8月15日に行うのではないかという憶測がある。彼ならやるかもしれない。靖国についての私の見解は、以下の記事ですでに書いた。中国副首相の会談キャンセルと靖国神社 靖国参拝問題は分祀で解決しない次の記事。鎮魂の丘 遺族ら祈り 硫黄島で戦没者追悼式(中日新聞)こうした場に東京都職員や遺族だけでなく、大臣は参列しなかったのか?靖国には行くのに。確かに国連で北朝鮮への非難決議。そしてサミット(サンクトベテルブルク)があった。それでも誰か大臣が行けるだろうに。まさか誰も行かなかったということはあるまいな?***********************関連記事東京裁判の有効性を担保する二つの法理 - ポ宣言と通例犯罪三位一体 - 東京裁判、南京大虐殺、昭和天皇の戦争責任 東京裁判被告人の保身と矮小 - 『軍国支配者の精神形態』↑私が読みたいのはこうした記事だ。これらは冷静な分析ができている優れた記事といえよう。「天皇がどう思ったか」は関係ない憲法改正とA級戦犯分祀不快感 分祀すれば話は早い昭和天皇とA級戦犯「昭和天皇がA級戦犯合祀に不快感を示されたというメモ発見」当事者意識と建前の形骸昭和天皇、A級戦犯合祀に不快感~当時の宮内庁長官メモで~ [日経のスクープ!?]元宮内庁長官のメモ 昭和天皇でさえ否定的・・・など・・・捏造とは言わないが恣意的なマスコミ先導(扇動)靖国合祀不快感に波紋…昭和天皇の靖国神社のA級戦犯合祀に関する発言メモについて 昭和天皇、A級戦犯合祀に不快感★昭和天皇の靖国発言メモ大御心と靖國参拝そして僕昭和天皇と靖国神社参拝首相の靖国参拝を反対していますのは、中韓だけではなく…靖国分祀論が勢いづくか正しい情報を伝えてくれなかった 靖国神社って?昭和天皇の戦争の痛みを感じる本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればコメントかメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.07.20
北朝鮮が発射したミサイルは国際的にも不安を高めた。この件は私も記事にした。北朝鮮ミサイルの意味 在日への嫌がらせに意味はない!国連でもこの問題は取り上げられた。そして15日、国連安全保障理事会は北朝鮮のミサイル発射を非難する決議案を15カ国の全会一致で可決した。非難決議全会一致も…北朝鮮45分で拒否(日刊スポーツ)【社説】北朝鮮も韓国も今や夢から覚めるべき時だ(朝鮮日報)↑韓国と盧武鉉政権に対して厳しい論調で批判している。記事が朝鮮日報だけにとても新鮮に感じる。安保理北朝鮮決議採択(東京新聞)↑大島賢三大使の以下の意見は立派だ。「核兵器保有を宣言している国がミサイルを発射した。これが地域や国際社会の脅威でなければ、何が脅威なのか」(東京新聞の記事から引用)北朝鮮の「瀬戸際外交」に世界各国から警告することが必要だ。そのために北朝鮮に対して妥協は許されない。日本の狙いは制裁決議案だった。多くの国による北朝鮮への制裁こそ必要だと日本政府は考えた。しかし中国はこの日本案に対して難色を示した。対案として議長声明案を提示した。今回決議された非難決議案。これは日本が望んだ制裁決議案と中国による議長声明案のいわば「折衷案」と言える。これで北朝鮮への風当たりは一層強まる。「日本対北朝鮮」から「世界対北朝鮮」へ図式は変わった。北朝鮮とのつながりがあるロシアや中国も、国際世論には逆らえなかった。北朝鮮はこの非難決議を拒否した。アメリカのボルトン国連大使はこの拒否を「世界新記録だ!」と皮肉った。決議案は採択された。大切なのはこれからだ。北朝鮮に選択肢はひとつしかない。この非難決議で目を覚ませ。核開発を中止しろ!拉致した人を返せ!そして独裁国家から脱することだ。***********************関連記事#1311 予想通りに落ち着き、予想通りにほえる ≪北朝鮮ミサイル≫発射非難の決議採択 全会一致で安保理安保理、北朝鮮決議1695を全会一致で採択国連安全保障理事会の北朝鮮決議案、「7章」削除で採択 ↑北朝鮮決議の全文、国連憲章第7章も掲載している。安保理:北朝鮮決議案を全会一致で採択北朝鮮ミサイル:発射非難の決議採択 全会一致で安保理[北朝鮮]安保理決議を全面拒否 安保理、中露含む全会一致で対北決議案採択これでは周辺国が苦労しているだけです(対北非難決議成立)本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればコメントかメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.07.17
今日、6月23日は沖縄慰霊の日だ。沖縄慰霊の日、首相・知事ら4500人参列し追悼式(読売新聞 九州)「痛み」の共有を忘れるな 沖縄慰霊の日(西日本新聞 社説)世の中はワールドカップでの「日本代表敗戦の日」とでも呼びたいだろう。この日、そして沖縄を忘れないようにここにこの記事を書く。今でもなお沖縄には多くの基地が存在し、大きな問題となっている。一年前も同様の記事を書いた。沖縄慰霊の日(2005年6月23日)戦争をなくすことができるか否か。それは我々にかかっている。関連記事【沖縄市民平和の日を定める条例】 6/23日は慰霊の日慰霊の日(casa33の日記)「命どう宝」…平和への願いを込めて 6/23慰霊の日慰霊の日です。 沖縄戦関係資料閲覧室 6月23日慰霊の日 ☆沖縄慰霊の日(6月23日)☆沖縄慰霊の日に平和への願い 6・23 沖縄 慰霊の日(2005) 沖縄の特別の日 6/23本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればコメントかメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.06.23
31日NHK総合で放送された「その時歴史が動いた」。この日はこれは正義の戦いか~ジャーナリストたちのベトナム戦争~だった。この番組を私なりに要約すると、ベトナム戦争にどうジャーナリストたちが関係していたかを検証。番組で取り上げられたのは以下の三人。ウォルター・クロンカイト(CBSニュースキャスター)デイビッド・ハルバースタム(ニューヨークタイムズ記者)ニール・シーハン(UPI記者)アメリカは泥沼のベトナム戦争に突入した。そこに正義はなかった。ソンミの虐殺、枯葉剤の使用によるベトちゃん=ドクちゃんなど戦争後も残る戦争被害。ベトナム戦争の混血児問題も忘れてはならない戦争被害だ。ミュージカル「ミスサイゴン」でもこの問題は取り上げられた。戦争混血児「ブイドイ」についてはすでに私も記事で書いた。本田美奈子さん亡くなる。 「ミスサイゴン」と骨髄バンク登録。アメリカもベトナム戦争後ベトナム帰還兵の問題に頭を悩ませることとなった。日本もベトナム戦争について無関係ではなかった。沖縄から多くの爆撃機が発進した。また、市民運動としてベトナムに平和を!市民連合(ベ平連)も発足した。私たちがこの番組に出てくるジョンソン大統領、そして大統領寄りの記事を書いたジャーナリストたちを笑えるのだろうか?ベトナム戦争とクロンカイトについてはすでに書いた。報道現在ベトナム同様泥沼のイラク戦争に突入しているアメリカ。開戦の理由は大量破壊兵器だったが、結局見つからなかった。そしてそのアメリカを支持している日本。ジャーナリストはベトナムの教訓から何を学んだのか?関連記事ウォルター・クロンカイト(Wikipedia)話すべきことクロンカイトの世界久米宏さんとクロンカイト氏学習新聞 031210 自衛隊がイラクへ……。デイヴィッド・ハルバースタム(Wikipedia)トンキン湾事件ペンタゴン・ペーパーズ「ミス・サイゴン」9/14 『ミス・サイゴン』 帝劇ミュージカル「ミス・サイゴン」で混血児問題について記述している。2幕目すぐの「ブイ・ドイ」は迫力満点。元米兵ジョンの見せ所。ブイ・ドイとは戦争孤児となった混血児のこと。ジョンはこの子達を救うべく活動をする。本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればコメントかメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.05.31
かなり前になるがNHKBS2の「週刊お宝TV」でウルトラセブンが特集されていた。5月19日のことだ。ゲストはアニメ監督の押井守。ウルトラセブンはウルトラシリーズの中でもかなりSF的な要素が多く、社会問題も描いている。初代ウルトラマンでは地球に帰還できなかった宇宙飛行士がジャミラとなって地球に出現。科学特捜隊がそれを殲滅するシーンも子どもながらにかなりショッキングだった。しかしこの番組(週刊お宝TV)では更に重いテーマを取り上げた。第42話「ノンマルトの使者」だ。ストーリーについてはリンクを参考にしていただきたいが、地球に先住民(かもしれない)がいてウルトラ警備隊とウルトラセブンはその先住民を倒す。ウルトラセブンは悪の手先なのか?という疑問が残るすごいドラマだった。この話は沖縄出身の脚本家、金城哲夫の存在なしには語れない。言うまでもないがウルトラセブンは主人公であり超人的な力を持ったヒーローだ。だが地球人に味方するうちにウルトラセブンことモロボシダン(森次浩司)は地球人の目から見た「正義」実現のために戦う。それってアメリカ人がかつてインディアンと呼ばれたネイティブアメリカンを弾圧したように。沖縄出身の金城から見れば本土と沖縄の関係が深く関わっているといえよう。第8話「狙われた街」でもセブンの微妙な立場について描かれている。そしてウルトラセブンといえば最終回別れのシーン。第49話「史上最大の侵略」後編超人的な力を持ったウルトラセブンでも、長い間の激闘から消耗し、生命の危機に陥る。しかしアマギ隊員(古谷敏)を救うため、ウルトラセブンことモロボシダンはさらに戦う。その前にアンヌ(菱見百合子)へ別れの言葉を告げる。自分がウルトラセブンであるという告白だ。あまりに有名なのでここにも書いておく。>西の空に明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んで行く。それがぼくなんだよ。さよならアンヌ!(上のリンクから引用)満身創痍のセブンは最後の戦いで苦戦する。セブンを援護するウルトラ警備隊のウルトラホーク1号。そしてセブンは何とかパンドンに勝つ。そして地球から去っていく。ウルトラセブンが超人であろうとも命に限りがある。そして悩む。仲間との友情について。去っていく地球について。正義とは何かを。テレビの前で見ているのが子どもながらかなり重いテーマだ。こうして記事を書いているだけで涙が出てくる(泣)。※残念ながら楽天には字数制限があり、これ以上書くことが出来ない。リンクすら貼れない。現在どうするか検討中。関連記事ノンマルトの使者↑シナリオを収録。とにかく情報量が多くてすごいページ。ウルトラセブン★その1:金城哲夫とノンマルト↑金城哲夫と沖縄が影響しているノンマルトについて考察している。また、ウルトラセブン最終回についても触れている。不遇な金城哲夫の最期についてはあまりに悲しい。ウルトラセブンこらむ(第42話 ノンマルトの使者)ストーリーと解説。鋭いツッコミ。ノンマルトの使者 喜茂具理佐の沖縄論第8回~沖縄のウルトラマン(2)~ ウルトラセブンと勧善懲悪について記述。佐藤健志氏の金城哲夫論について(ウルトラセブンを中心に)↑金城哲夫とウルトラセブンについて深く考察している。悪役名簿キリヤマ隊長↑「ノンマルトの使者」の考察。キリヤマ隊長の言う正義が正しいかどうか。私も深く考えたい。ウルトラセブン第42話「ノンマルトの使者」 (何が正義か)ウルトラセブンとウルトラ警備隊の正義について考察している。沖縄と金城、アメリカとインディアンにも触れている。今ならイラク戦争とブッシュ政権だろう。TVダイアリー(ウルトラセブン 遠い記憶の彼方へ)↑ウルトラセブンの正義感についての記述が秀逸。また、多くのリンクがありウルトラセブンへの深い愛情が感じられる。金城哲夫 ウルトラセブン放映リストウルトラセブン「ノンマルトの使者」(ブルゴーニュにうってつけの日/ANGEL'S SHARE) ウルトラセブンウルトラセブン幻の12話↑ウルトラセブンで欠番となった「遊星より愛をこめて」について。どうして欠番になったかを調べて書いている。私の記事とは直接関係はないが今後書きたいテーマではある。本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればコメント、メッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.05.25
以前に書いた私の記事が議論の叩き台になることは嬉しいことだ。たとえ私の意見に反対の記事であったとしても。私は以前、以下の記事を書いた。自衛隊官舎へのビラまき有罪上記の記事を「参考サイト」として以下のような記事が書かれた。立川自衛隊官舎ビラ撒き事件について(元検弁護士のつぶやき) この方は元検事で今は弁護士(通称ヤメ検)をしておられる方だそうだ。私は以前からこの方が書く記事には注目していた。多くのトラックバックもこちらから送ったことがある。「立川自衛隊官舎ビラ撒き事件」については以下のページを参考にしていただきたい。一審判決要旨 控訴審判決要旨元検事(以下モトケンさんと呼ばせていただく)さんはこの事件について解説している。正直、この方の解説は正論だと思う。私が正論というのは「法律の解釈としては正しい」という意味。では、この事件が起こった背景のイラク戦争についてはどうだろうか?モトケンさんはイラク戦争についてどう思っているのか?先制攻撃を可能にするブッシュドクトリン。あの大量破壊兵器がイラクにあったとされる偽情報にアメリカやイギリス、そして日本までもが追随した。結局イラクで大量破壊兵器は見つからなかった。そしてしかもアブグレイブ刑務所でのイラク人への虐待行為など問題は山積している。モトケンさんは記事への反応についてこうも書いている。>刑事であろうと検事であろうと説得しようというくらいの気構えがないと世の中を変えられるとは思えませんね。確かにそうだ。しかし世の中を変えるのは誰か特定の人でなければならないのか?モトケンさん自身は世の中を変えることを望んではいないのか?モトケンさんの語る法律論は確かに正しいのかもしれない。だからこそ言いたい。正しい法律論が語れる方にこそイラク戦争の是非を語っていただきたい。あの戦争は正しかったのか?それとも間違っていたのか?間違えて欲しくはないが、私は「戦争反対を叫ぶのなら何をしてもいい」などというつもりはない。しかしながら純粋に法律論で戦争反対を叫ぶことを非難するのであれば、是非ともその背景について語っていただきたい。その上で、「こんな方法もあるじゃないか!」という批判であれば私も納得する。法学者としてモトケンさんは確かに正しいのかもしれないが、私の目からはその正しさに説得力がない。モトケンさんはこうも書いている。>国の政策の当否を論じる前に、人の気持ちを考えて欲しい、と思います。確かにモトケンさんの記事にあるように、ビラには以下のようなことが書いてあったらしい。もし本当なら正直これはひどいと思う。>「復興支援は強盗の手伝い」>「殺すも殺されるも自衛官です」>「その地域の住民にとって、自衛隊は死に神になります」それでも私はモトケンさんに是非訊いてみたい。モトケンさんは国の政策、特にイラク戦争について語っていますか?「関連するエントリー」にそうしたことをリンクさせていますか?モトケンさんの言葉を借りるのならこうなる。「人の気持ちを考えることは必要。しかしイラクで犠牲になった人のことは考えませんか?」「日本は偽情報から戦争を仕掛け多くの犠牲を出したアメリカを支持しているのですよ」「国の政策の当否を論じる前に、人の気持ちを考えて欲しい」というのであれば、法律論のみで今回の事件を語る前にイラクでどれだけの人が亡くなっているかを訴えていますか?モトケンさんの言うことによると、以下のようになりませんか?自衛官宿舎の住人の気持ち > イラクで亡くなった人とその家族の気持ち現在、法曹界と一般人の間には乖離があると私は思っている。その乖離をこうした場所で見てしまったことに私は無念さを感じる。モトケンさんはこうも書いている。>私のスタンスを示す意味で、ビラ撒き事件についての意見を述べさせていただきました。ならば是非ともイラク戦争の正当性とイラクで死んだ多くの人。そして虐待を受けた人についてスタンスを示して欲しい。そうでなければモトケンさんの記事はあまりに片手落ちだ。批判を恐れずに書く。モトケンさんの記事は教条主義検察官的世界観の意見でしかなく、これでは法曹界と一般人との乖離はなくならないだろう。とても残念だ。教条主義私はすでにイラク戦争について以下のように語っている。イラク戦争は間違い(2006年5月6日) イラク戦争とその意味人を殺す仕事とイラク自衛隊派遣(2005年1月21日 )追記モトケンさんの記事にある「参考サイト」には、「りゅうちゃんミストラル」としか書かれていないが、私の記事をリンクするのであれば「自衛隊官舎へのビラまき有罪」というタイトルを是非とも掲載していただきたい。と言うのも他の方のリンクはそうなっているからだ。例えば以下のように。>Assault on Toxic Confidence(防衛庁官舎ビラまき事件)それとも私の記事はどうでもいいのか?それならせめてタイトルだけ掲載していただけないだろうか?私のハンドルネームなどどうでもいいから。タイトルはその記事の内容を示す。そのことを今後は実践していただきたい。忘れられないようにここに書いておく。関連記事証拠写真はネットから発見――米軍によるイラク人虐待疑惑(AP通信) イラクにおける大量破壊兵器問題(外務省)イラクの大量破壊兵器計画(在日アメリカ大使館)↑結局外務省や在日アメリカ大使館が何と言おうとも、イラクで大量破壊兵器が見つからなかったことに変わりはない。以下の報告にもそのことが書かれている。イラクの大量破壊兵器イラク大量破壊兵器、開発計画なし…米最終報告(読売新聞)あれだけ堀江氏の偽メール問題で国会が騒ぎになった日本。イラク国内での大量破壊兵器で責任を誰か取らないのか?本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.05.17
こんな記事がある。極右政党が大躍進、英統一地方選(ニュースの現場で考えること)イギリスの統一地方選挙結果について書かれたものだ。この選挙では与党である労働党が大敗した。上記の記事ではこの選挙について以下のように記述している。>実は、というか、「実は」と言わなくても自明のことだが、日本の自民党と民主党の政策・政治スタンスに大きな差が無いように、英国でもブレア率いる労働党と、野党の保守党に政策・政治スタンスの差はほとんどない。労働党は、左派をばっさり切り捨てながら政権に就いたのだし、保守党が旧労働的な内容を訴えることもある。双方の政策のポイントを箇条書きにしたうえで、政党名を隠したら、たぶん、ふつうの英国人は見分けがつかないだろうな、などと思ってしまう。私もこの意見に基本的な部分で賛成する。しかし閣僚の不祥事などがなくても忘れてならないことと言えば、イラク戦争。イギリスもアメリカの「大量破壊兵器情報」で戦争に踏み切った。日本でも「イラクに大量破壊兵器あり」とする情報でアメリカに同調した経緯がある。おかしなことにあれだけ騒がれた「偽メール騒動」で日本の民主党は大きな打撃を受けたにもかかわらず、「イラクに大量破壊兵器あり」としたニセ情報で日本の閣僚は責任を取らない。私にはこのことがとてもおかしく感じられる。イラク戦争と大量破壊兵器についてはすでにここで書いた。イラク戦争とその意味そんなことを感じているのは私だけではない。検索してみたらこんな記事が見つかった。「<米国防長官>講演中にイラク戦争めぐり集中砲火受ける」←今頃になって怒り始めるとは・・・。(JIROの独断的日記ココログ版)>数日前、イギリスで総選挙があり、ブレア首相の率いる労働党は200議席を失う、という歴史的大敗を喫した(尤もこれはイラク戦争だけでなく、閣僚の不祥事が相次いで発覚したことが大きく影響している)。ではアメリカはどうか?ラムズフェルド国防長官は5月4日アトランタでの講演で、イラクの大量破壊兵器について厳しい批判を受けた。ラムズフェルドに嘘をつくなと詰め寄った元CIAアナリストとは?(気まぐれ日記)「何をいまさら」と思うかもしれないが、批判されるだけまだまし。極東のある国では批判すらされない。あれだけ「ニセメール騒動」で責任が追及された国であるのにこの違いは何だ?何度でも言う。イラク戦争は間違いだった。それはアメリカ、イギリス、そして日本でも変らない。大衆も批判すべき時に批判しよう。そして誤りは誤りと素直に認めよう。関連記事「なぜうそをついた」米国防長官を追求(ぴゃーっと行こう!)私はこう考える【イラク戦争について】 日本財団図書館 米国の国防政策 ネオコンの表と裏(上)イラク戦争のいんちきな理由 炸裂する大量ペテン兵器 まったく、どこに大量破壊兵器があるのか? 大量破壊兵器、存在せず!ラムズフェルド国防長官の苦悩?【談話】イラクの大量破壊兵器の存在を否定する米調査団最終報告について鳩山由紀夫ブッシュ政権の異常な世界認識と対イラク戦争ネオコン・クリストルのラムズフェルド批判 イラク戦争、ブッシュ政権は四面楚歌They Lied. They Died ・全米15紙掲載の反戦広告欠陥目立つラムズフェルド構想大量破壊兵器未発見の意味するもの~イラク戦争の深層本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.05.06
知らないというのは恐ろしい。東京裁判(極東国際軍事裁判)を知らないとは。東京裁判「知らぬ」7割、20代では9割 本社世論調査(asahi.com) この問題は靖国参拝とリンクしている。靖国参拝についてはすでに記事で書いた。 中国副首相の会談キャンセルと靖国神社東京裁判と靖国についての社説比較。靖国参拝問題は分祀で解決しないこの手のことでよく言われる意見がある。「歴史を教えないほうが悪い」ある意味これは正論だ。今朝のテレビ番組でも聞かれた。だがこの意見には教える側の視点が欠けている。というのも教員の側が「どうやって歴史を教えたらいいか」をよく理解できていない場合がある。教え方によっては学校の管理職や父兄から非難が来る。正直歴史が現代まで及ばないことを喜んでいる教員は多いのではないか?これでは歴史を教えろと言っても無駄だ。今回東京裁判を「知らない」というのは子どもの問題ではない。長い間この問題を放置してきた年代にこそこの問題の根源がある。それでもやらないより努力したほうがまだましだ。今日の読売新聞社説を読んでみよう。「戦争責任糾明は国民自身の手で」(5月2日付・読売社説)>読売新聞は、現在、あの大戦にかかわる戦争責任の検証企画シリーズを続けている。読者の関心の高さは予想以上で、毎回、多数の電話、手紙、メールが寄せられている。> 引き続き、密度の濃い検証作業を続けて、読者の期待に応えたい。学校で歴史認識について及び腰になっても、自分で調べるというやり方がある。私は読売の味方ではないが、「戦争責任の検証企画シリーズ」はひとつのヒントではある。大いに参考にして自分なりの回答を見つけよう。それがいかに時間がかかろうとも。自分の国の歴史を知らないのは恥だ。だがそれを知ろうとしないのはもっと恥だ。関連記事東京裁判から60年-歴史の風化東京裁判 存在知らない 20代で37%!!東京裁判についての朝日の社説に思う「東京裁判」の呪縛を解け――靖国問題の建設的な解決に向けて――東京裁判(極東国際軍事裁判) 子供から見た東京裁判 真の伯父/じじい50の日記そもそも、だれが「東京裁判史観」に捉われているか東京裁判について考える 東京裁判の判決一覧表日本は東京裁判史観により拘束されない 東京裁判東京裁判本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.05.02
「横浜事件」で免訴判決が出た。「横浜事件」再審は免訴 無罪の訴えかなわず(北海道新聞) 無罪判決を信じていた人たちから見れば、この判決は失望でしかなかっただろう。(元被告五人はいずれも故人)免訴は無罪と違う。前にも書いたが裁判官はやはり検察官の言いなりでしかなかった。「誤りは誤り」とすることに裁判官は何のためらいがあるのか?弁護側は無罪を勝ち取るため控訴するそうなのでまだ長い戦いは続く。恐ろしいのはこうした言論弾圧事件がこの日本にあったこと。そしてこうした事件が無関心な国民によって忘れ去られること。一度起きた事件はまた繰り返される。大切なのはそれをどう防ぐかだ。関連記事横浜事件 治安維持法(井上直行 弁護士ブログ 関西合同法律事務所 デッセイ) ↑現役の弁護士がこの事件について批判している。参考になる。横浜事件「免訴」判決は妥当なのか(だんなの屋根裏部屋)以下の意見に賛成。>「免訴」はそもそも犯罪事実の有無を判断せず、裁判手続きを打ち切るということ。横浜事件の再審は、被告の名誉回復はもちろんのこと、横浜事件の有罪判決という、司法の誤りを司法で正すという重大なる意義があることを見失ってはいないでしょうか。免訴では原判決の効力は完全に失われません。無罪判決であって初めて原判決の誤りを正せるのです。横浜事件の「免訴判決」に思う(Muchuの日記)以下の意見に賛成。>こういう判決を見ると、日本の司法制度はまだまだ本質的に「戦後」を迎えていないのではないか、という気がしてなりません。いつになったら日本の法曹界は正常化するのか?横浜事件免訴判決 判断避けた姿勢に疑念(中国新聞 社説) 横浜事件の再審判決要旨(中国新聞)横浜事件を生きて 横浜事件 - Wikipedia日弁連 - 会長談話-横浜事件東京高裁の再審開始決定に際して-☆横浜事件☆ 横浜事件とは横浜事件 日本労働年鑑 特集版 太平洋戦争下の労働運動横浜事件再審公開へ(神奈川新聞)◆横浜事件、再審始まる(Internet Zone::Movable TypeでBlog生活)横浜事件再審は免訴 無罪の訴えかなわず(こんな本を読んだ。(漫画小説エッセイエログロ悪趣味芸術文学歴史思想学術雑学時事評論))本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.02.09
パレスチナの評議会選挙で、強硬派のハマスが勝利した。これで中東情勢はイスラエルとパレスチナの対話が困難になった。パレスチナ強硬派ハマス圧勝、連立協議へ(日刊スポーツ) 日本人にとって中東は確かに遠い場所だ。しかしイスラエルが核兵器を持っているとの疑惑がある中での情勢不安は全世界にとっての問題でもある。また、アラブ社会に石油を依存している日本はこの状況を看過できない。この件についてはすでにフリーページで書いた。中東の紛争はいつまで続く参考になった記事 イスラエルが抱える核のジレンマイスラエルの核兵器を告発しよう(原水禁)イスラエル概況(外務省) 核兵器不拡散条約(NPT)日本の中東和平への取り組み(外務省) 原子力・核関連年表外交軍事のリンクイスラエルの大量破壊兵器 イスラエルは非核国か?中東和平構想「ロードマップ」(在日アメリカ大使館) パレスチナ基礎知識 よい子のためのパレスチナ問題~初歩の初歩!!!パレスチナパレスチナ(Wikipedia) パレスチナ問題の発端パレスチナ(PLO)メディアに出ないパレスチナ Letter From Gaza:パレスチナの平和を考える会イスラエル・パレスチナの真実イスラエル=パレスチナ抗争 和平は可能か?パレスチナ・ナビ パレスチナ情報センター本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.01.27
「ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)は西欧の作り話」イランのアフマディネジャド大統領によるこの発言が話題になった。「中東のポピュリスト」出現?ホロコースト(Wikipedia)ノート:ホロコースト(Wikipedia)大量虐殺(Wikipedia)ホロコースト記念館歴史的修正主義を考えるための文献資料ホロコースト否定論とナチズム ナチ「ガス室」はなかった。『マルコポーロ』はなぜ潰されたのか?」ホロコースト教育資料センターホロコースト・アウシュヴィッツ アウシュビッツ徹底ガイドニュース記事あれこれ(Cafe Arabia)「論争」以前! 本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.01.26
こんな報道がある。<召集令状>生徒に配り、「非国民」批判も 福岡の中学教師(毎日新聞)今でもこんなことが教育の現場では行われているのかと思うと悲しくなる。「非国民」と生徒にレッテルを貼って、何が教育なのか?どんな目的があったのか?この教師にかかれば私も「非国民」だ。実際「非国民」と呼ばれた中学生にはショックだったろうが、非国民と呼ばれることが私はちっとも苦ではない。「非国民」大いに結構。人間は弱い。そして弱いからこそ強がって見せる。だからこそ右翼の主張はかっこよく耳に心地いい。しかしかっこいい裏で戦争は人を殺す。殺される。血が出れば痛い。撃たれたら痛い。国土は荒廃し、多くの人の心まで荒廃させる。戦争はかっこいいことばかりではない。私は誰も殺したくないし殺されたくもない。だから戦争になど行かない。臆病者で「非国民」だ。この教師もこの生徒に言うのではなく、私に「非国民」と伝えればいい。ところで人に向かって「非国民」と批判する側の精神構造とはいかなるものか?自分で「優れた国民」だと思っているのか?「優れた国民」と「非国民」。こうして人を分けることが差別につながるんだろうと私は考える。天皇と一般人。ユダヤ人とゲルマン民族。ハンセン病患者とそうでない人。どうして人は人を分けたがるのか?そんなに「優れた人間」であることが重要なのか?もしかしてそこまで考えてこの教師は授業した?ならば相当に優れた先生だ!あなた、優れています?勇気を持って非国民になろう!非国民、みんなでなれば平和来る。志免町ホームページ 参考になった記事異常を異常と思わない校長・教諭(つれづれ日記)こうしたことを危惧しているのは私だけではなかった。もし私だけが疑問に感じていたらこの世は闇だ。「戦いたくないし死にたくないから。あと人を殺したくないから」(ちぐれの日記) >先生がどんな考え方を持っていてもかまわないでしょう。でも「人を殺したくない」という生徒に×をつけて「非国民」というべきではないと思います。> 国民が死んでまで守らなければならない国家なんていらないです。誰もが死なないで平和に過ごせる国家を作るために何をすべきか教えて欲しいと思います。どうしてこんなことが教育現場で起こるか?それは戦争について日本人がよく考えてこなかったから。授業でこんなことをすれば批判されるのを教師が理解できなかったとしたら、そんな想像力のない教師はいらない。もちろん大切なのは教師が批判されることではなく、「非国民」と言われた生徒のほうだ。偏向教育を止めろ「非国民」(楓Blog内記事)>自分の考えを子供に教え込むような偏向教育を止めろ「非国民」が息づいている(ログティKUBOの日記)>北朝鮮のことが他人事ではない社会が近いのかも知れない。 官僚は国民統制、国民支配の欲望から逃れられないこうした報道を危機感を持って読みたい。本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2005.12.17
イラクに派遣されている自衛隊の一年間の延長が臨時閣議で決定した。北海道新聞の報道今までこのテーマについては以下のように記事にしてきた。人を殺す仕事とイラク自衛隊派遣公明党、お前もか!イラク派遣延長公明党には最初から期待していないが、福祉と平和の党としてこれでいいのか?支持者の理解は得られるのか?今は「アメリカ追随の日本」としか言えない。イラクにいる自衛隊員が死なないように。隊員が誰も殺さないように。それだけを願う。本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2005.12.08
今日12月8日はジョンレノンが射殺された日?でももうひとつ、真珠湾攻撃の日でもある。どうも真珠湾攻撃は「始まり」という意味で語られることが多い。だが日本軍がマレーシア東海岸のコタバルに上陸したほうが早い。これを語る人は少ない。今も昔も日本人はアメリカに意識が向かっていたということか?そしてもうひとつ。真珠湾攻撃(1941年)の前に日中戦争があった。追記 「真珠湾攻撃の前に日中戦争があった」というのは、もちろん「真珠湾攻撃の前に日中戦争が終わった」という意味ではない。現在から見れば真珠湾攻撃と日中戦争は過去のことであり、すでに終わっているので完了形となる。念のため。1931年、関東軍の自作自演だとされる柳条湖事件で日中戦争は始まったとされる。関東軍の自作自演が事実とすれば、聖戦だ大東亜共栄圏だと大義を口にした割には卑怯なやり方だった。今でも「避けられない戦争だった」と右寄りの発言をしたがる人が結構いる。しかしそれでは「不戦の誓い」が何のためにあるのかわからなくなってしまう。***********************************************************今年の衆議院選挙は自民党圧勝だった。「憲法改正が近づいた」という意見も現実を見てのことだ。自民党案では「自衛軍」の明記が予定されている。「太平洋戦争は自衛戦争だった」という人がいる。ならば、「自衛軍」はまた戦争することになるのか?「太平洋戦争には大義があった」という人もいる。それはそうだ。立場が違う国同士が存在するのだから、みんなそれぞれの「大義」がある。各国の「大義」があって、「自衛軍」が存在する。その意味は何なののだろう。このまま憲法は改正されてしまうのか?戦争についての総括はされないままなのか?真珠湾攻撃の日にはいろんなことを考える。追記 このようなトラックバックをもらった。日米開戦記念日(ゆきかぜまるの日記)以下の記述がよくわからない。>いきなり憲法とか衆院選の話が出て来るあたりで驚きますが、同じ傾向の考え方をしている方々にはおなじみの構成のようですね。あと、この文章だと日中戦争が既に終わってしまったかの様な文章になっていますが、実は継続中です。何故驚きなのか?説明したくないならいいけど。そして日中戦争は今でも継続しているということ?何が言いたいんだろう。>夏の間だけ戦争について考えるよりも、この方のように一年を通して考える時間を増やして見ませんか?この意見意には賛成。幽霊じゃないんだから戦争は夏だけ語る話題じゃない。戦争を語った末にみんなで右翼になっては困るが。参考になった記事歴史の中の真珠湾攻撃(青は藍より出でて藍より青し)この記事に関して意見はいろいろあるが、今はうまくまとめられそうにない。今は以下の記述についてのみコメントする。>8月15日の終戦記念日は、戦争そのものを考える日として定着していますが、なぜ戦争を始めたのか、なぜ戦争が始まったのか、なぜ戦争を始めねばならなかったのか、12月8日には、これをきちっと考えてほしい、それが歴史の中の真珠湾攻撃の意義です。太平洋戦争の前に日中戦争がある。私はそこから考えたい。だがそれを除いても上記の意見には賛成できる。ネットの世界には多くのブログがある。12月8日についてもっと語ってもいいのではないかと思う。このテーマについての記事が探せばあるのだろうが。今日は何の日?(あれとかこれとか (Lefty))去年(2004年)に書かれた記事。 「ジョンレノンの命日」と「太平洋戦争の開戦日」 (黄金島 光丸の『 黄金の国ジパングに生まれて 』)この記事も去年のもの。ジョンレノンと太平洋戦争の開戦について言及。関連した記事TBS特別番組「ヒロシマ」TBS特別番組「ヒロシマ」その2沖縄慰霊の日本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2005.12.08
自衛隊のイラク派遣で公明党の神崎代表が延長を容認するとの考えを示した。イラク派遣延長、公明代表が容認(北海道新聞)何だ、公明党も結局は派遣延長を認めるのか?憲法改正論議では自民党とは違う意見を持っているようだが、このニュースを聞くとポリシーが揺らいでいるように感じる。そもそも憲法改正問題で意見が違っているにもかかわらず、どうして自民党と連立しているのかわけがわからん。そして何より公明党の支持母体となって選挙時には大きな力となる創価学会の人たちは、イラク派遣延長をどう理解しているのか?参考になったページ「平和の党」とパフォーマンス(FORUM21)以下のように公明党を批判している。>「行動する平和主義」を標榜して、実質、軍拡の動きを容認する公明党。その前提に「絶対的な平和主義者」を気取る池田氏の軍事力容認の姿勢があることは前記の通り。とんだ「平和勢力」と言わざるを得ない。鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」(ほぼ日刊イトイ新聞)この記事を読むと、自衛隊イラク派遣の前にも創価学会メンバーは反対署名をして反対していた。自衛隊をイラクに派遣する際にも結局容認で賛成に投票。そして派遣期間延長も容認。投票は結局賛成か?これが「平和の党」公明党の正体なのか?公明党とは名ばかりで実は「容認党」なのではないか?それでも学会員ということで選挙の際には創価学会と公明党の言いなりになるのだろうか?以下の意見に賛成。>創価学会というのはもともとは戦争中に会長が逮捕されるような平和志向の強い宗教団体でしたよねえ。それが最近は自民党と手を組んだあたりからなんだかその原点が怪しくなって来たと思っていたんですが、まだ内部には原点の火は残っていたようですばい。記事によれば活動家の一人はこう言っているという。「戦争を厳しく戒める学会の理念に対し、 党はまったく反対のことをやっている。 こんなことを認めたら、 宗教者としての存在意義にかかわる」公明党支持者、このまま自民党に流されていいのか?自衛隊よ イラクに来るな! イラクの状況と神崎代表の視察について厳しく批判している。創価学会に悩むすべての人へ以下の意見に賛成。>なぜ創価学会を批判する記事を書くかというと、創価学会員や、世間の人に、創価学会の実態について、よく考えて欲しいという目的だろう。ならば、書いてある事が、ガツーンと頭を打つような内容であってこそ、意味がある。何のショックも与えないような内容ならば、記事を書く時間の無駄だろう。>創価学会員を怒らせると、コメント欄が荒れるから恐いと思うのかも知れないが、コメント欄が荒れるような記事を書いてこそ、意味がある。反発のコメントが何もないような記事ならば、書いても書かなくても、同じだという事である。そのとおりだと思う。宗教に対する誹謗中傷ではなく、批判は大いにするべきだ。気骨ある創価学会員はいないのか?自衛隊イラク派遣延長で構わないのか?本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2005.11.30
ここは靖国参拝に賛否両論、靖国、そして遊就館は戦争賛美しているか?(靖国参拝に賛否両論 2)の続き。(追記あり)この記事についてはまだ書きかけだが、すでに反論が来た。敵をまつらない事情への無知(Dr.マッコイの非論理的な世界) その反論(?)が面白い。ここで紹介しよう。>まず、戦争を賛美してはいけないような事を書いているが、戦争を賛美することがどうしていけないのか一切説明がない?これはすごい!以前、「どうして人を殺してはいけないか?」」という疑問を投げかけた人がいたが、この方はその同類らしい。たぶんこの方は歩く時に「右の足の後は左を出す」ということまで説明しなければならないのだろう。そんなことまで説明しなければならないのかと思うと私は笑うどころか悲しくなる。戦争は人の死が避けられない。だからこそ戦争を賛美することはいけない。簡単なことだ。ドクター、非論理的だよ。(スポック)ボーンズ、なんてことを言うのか?(カーク)>なんでもかんでも死者だから戦争の犠牲者だから完全に平等にあつかえなんていうのはいいがかりでしかないし、そもそも戦死者の慰霊のすべてを靖国神社で完結させられるようなものではない。それこそが問題だ。死者まで差別するのなら中心的な追悼施設としては不適格。不完全なものをありがたがる人の気が知れない。「死んだら神になる」と言う政治家がいたが、こうした矛盾点が靖国への疑問点となる。おわかりか?追記 コメントと掲示板の閉鎖について私のところには誹謗中傷する輩が来る。そのためにコメントと掲示板の閉鎖に踏み切った。「話し合いの場」というのはDr.マッコイ氏とも意見の交換がトラックバックでできることから何ら問題はないと考える。メッセージもある。私のページは私がどうしようが勝手だ。今後Dr.マッコイ氏とは別に記事を書いて反論したい。もし反論があればの話だが。「戦争を賛美することがどうしていけないのか」などと言う人がまだこの世にいたんだ。これは大きな発見だぞボーンズ!こんな人と議論するだけ無駄かも・・・再び追記こんな反論(?)がきた。面白いので紹介する。>人を殺すことを賛美するのと戦争を賛美するのはまるで違う。戦争で人は死ぬが人殺しとは違う。お互いが自分たちの命をかけてでも守らなければならないものがあると思うから、そういうものが敵に犯されたくないと思うからお互い命がけで戦争をするのである。それで?結局は戦争で人は死ぬ。この方はその痛みというものをまったく理解していないのか?それともわざと理解しないようにしているのか?>勝手に勝ち誇った気分になって自己満足しておれば良い。きっと脳ミソにシワが1本くらいしかない人物なのだろう。「戦争を賛美することがどうしていけないのか」と問う人に何がわかるものか?このような人が国を滅ぼす。人の痛みを知ることだ。ボーンズならこんなこと言わなくても理解できるぞ。もうトラックバックを送ってくるな。「戦争を賛美することがどうしていけないのか」くらいは自分で考えろ。またもや反論(?)が来た。>上でも書いたとおり差別でもなんでもない。あんた一人が問題にしてるだけで、ひとりよがり。問題にしているのは私一人ではない。その証拠を見せよう。http://mediacapsule.ne.jp/purplejade/a/000520.htmlhttp://www.linelabo.com/yasukuni.htmhttp://mamoru.fool.jp/blog/archives/2005/05/post_16.html http://www.niinkurabu.gr.jp/column.htmlこれでもまだ「あんた一人が問題にしてるだけ」と言うのか?ということは上の記事を書いている人たちは人ではないのか?まだ証拠が欲しいか?根拠ないことを言っておいて向こうはこう来た。>あんた一人が問題にしているだけというのは訂正しましょう。謝罪もなしか?卑怯もいいところだ。やはりマッコイは非論理的だな(笑い)。向こうは慌てて消したがこんなことを言っている。根拠ないことを書いておきながらまったく反省なし。>あんたはそれらのサイトの内容をパクっているだけでした。失礼。根拠ないことを書くのはこの人にとって何でもないんだろう。哀れなりマッコイ。私のことをこう言っている。>そうとう頭の悪い人であるのは間違いない。しかし、頭が悪いと言いつつも私のことを根拠なく「あんた一人が問題にしているだけ」と言い切ってしまうのが怖い。頭のいい人は根拠なく批判したりしないものだからだ。この方の人間性がよくわかる(笑い)。この方、こんなことも言っている。>「戦争を賛美することの何が悪いのか」と書きましたが、これは相手への挑発の意味も込めて「戦争を賛美することの何が悪いのか」と言っているだけでして、私自身、あらゆる戦争を積極的に肯定したり賛美すべしと言っているわけではありません。避けられない状況・戦わざるを得ない状況において自分の命の危険をかえりみずに戦うということは、場合によっては賛美される事だってあって良いと思います。戦争を全否定できないということです。苦しい言い訳だな(笑い)。これこそ戦争賛美と肯定になる。この方は哀れにもそれを知らないだけだ。しかも後になって訂正するあたり本当は戦争大好き人間かもしれない。とても怪しい(笑い)。こうも言う。>遊就館だって戦争一般を賛美しているわけではなく、大東亜戦争には大義があったと言っているだけだと思います。だから問題だ。しかも根拠がない。では今後も大義があればこの人のように戦争を肯定されてしまう。またしても侵略戦争の始まりだ。戦後60年経過してなおこうした人がいるのは驚きとしか言いようがない。これではまた日本は戦争に突入するだろう。マッコイのような人がいる限り。というわけで次の記事。なぜ靖国参拝が問題なのか(松葉祥一)靖国参拝問題を次のように指摘。>「国のために戦って死ねば神様になれるという回路」を国として認めることである(井上ひさし,『朝日新聞』八月九日夕)。戦死者を天皇と結びつける。古くからこうした意図が靖国にはあったというのは私にも理解できる。>「日本は紛争解決の手段として戦争を選びもするぞ」(井上ひさし)と公言することに他ならない。よく「戦争は外交のひとつの手段」なることを言う人がいる。だがそうした人たちは戦争というものをゲームのように考えてはいないか?私はこの点を危惧する。字数制限のため靖国参拝に賛否両論4へ続く。本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2005.11.19
この記事は靖国参拝に賛否両論の続き。靖国神社には遊就館という資料館がある。先日麻生外相の発言で話題にもなった場所だ。「遊就館」戦争美化でない 事実を展示と麻生氏(産経新聞)遊就館について「戦争美化」を否定したのは大臣として初めてではないか。この報道は、以下の記事が詳しい。負け戦を正当化する認識は嫌いです(社会派DS)この方は以前靖国に行き、この記事も書いている。靖国体験遊就館を知らない人はこのページを見るといい。戦史博物館「遊就館」レポート靖国神社とこの遊就館は、戦争を美化しているという批判がある。この記事では本当はどうなのかという点を考えたい。今話題の靖国神社以下の言葉で締めくくっている。>靖国神社は戦争を肯定し賛美する場所だ!確かにこの写真とレポートを読むと戦争を美化しているようにも感じられる。この方も戦争賛美と結論を出している。靖国神社遊就館に思う この方も同じ。靖国ララバイ タイトルが「賛否両論」なので、「戦争賛美ではない」という主張もここに載せたい。そう考えているのは麻生外相だけではないだろう。そう思っていたら「遊就館は戦争賛美」ということに反論する人がいた。遊就館は戦争史博物館である(茶説)こう述べている。>どこを取って戦争賛美と言うのか。ものを知らなすぎる。>イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、アメリカにしても自国の領土を増やすため他国を侵略している。支那事変はともかく、アメリカとの戦いは侵略戦争とは言い難い。むしろ自衛戦争であるといっていい。私はここで疑問を投げかけたい。他の国が侵略しているからといって、日本も侵略してもいいということにはならない。アメリカに対しても真珠湾に攻撃したのは日本ではないのか?それを侵略戦争ではないというこの方の解釈には大いに疑問がある。そして中国には侵略してもいいのか?靖国神社には大砲やゼロ戦(零式艦上戦闘機)がありました(平和さいじき)この方も写真で遊就館と靖国神社を紹介。「戦争を賛美している神社」とのこと。殺戮の殿堂(そぞろ日記)以下の文章が心に残る。>遊就館は行く度に豪華になっていく。お金をかけた映像に見入っている人々が批判的な心を失わず、英雄崇拝戦争賛美の殿堂を見抜いてくれるだろうか。靖国神社「遊就館」についての麻生外務大臣の発言(本に溺れたい)以下の意見に説得力あり。>常識的な判断として、目的はどうであれ、外国軍が自分の土地にきて戦闘をしたら、それを住民は「侵略」と思うだろう。ということは、当時の中国人も、朝鮮人も、大日本帝国軍と大日本帝国を「侵略者」と考えて当然だ、ということになる。>戦争が大好きなのは、戦闘を実際にしない者だ。戦闘経験者にこそ、戦争を語ってもらわねばならない。一度、下記をのぞいてみて欲しい。そして、「遊就館」の理念と比べていみて戴きたい。まったくその通りだと思う。明快でわかりやすい。靖国神社(今後60年の世界と日本を考える)実際に靖国へ行き、以下のように述べている。>遊就館には初めて行きましたが、一部の人が書いているような戦争を賛美する展示とは全く違うことを自分の目で見てきました。> 戦争が、自国が平和を望むだけでは避けられないこと、それ故自衛のための国防力が必要なこと、これらを前提として考えると、国のために命を落とした方々の慰霊施設として靖国神社は必要だと思います。国防が命を掛ける仕事である以上、それを担う人たちの死後も国家が名誉を顕彰するべきと考えるからです。それは右翼的な騒がしい宣伝とは無縁のものですし、国家主義、ファシズムに結び付けるべきものではありません。なるほど。見る人間によって評価は分かれるもの。ところで「死後も国家が名誉を顕彰するべき」というのなら、西郷や白虎隊を含めてもいいような気がする。というか含めるべきではないか?高田晴行警視が殉職したカンボジアの事件は記憶に残っている人が少なくなったと思う。イラクで銃撃され殺された奥大使と井ノ上一等書記官はどうなのか?この方の意見が正しいのならこうした人も靖国に合祀されていいのではないか?ましてや長崎や広島で原爆によって殺された人たち。東京、大阪の空襲で殺された人たちはどうなのか?私には疑問だ。靖国神社・遊就館(妄想的自慰史観の館)見学のススメ(ザ・のじじズム)麻生外相の発言に関連して遊就館を見学するように薦めている。「妄想的自慰史観の館」とは当然「自虐史観」に対する言葉。私の誕生日(中野さなえホームページ)靖国と遊就館を戦争美化と以下のように批判。>日本はどうでしょう。A級戦犯が合祀されている靖国神社へ、首相が平気で参拝する神経は、私には理解できません。靖国神社のパンフレットには、A級戦犯は連合軍によって濡れ衣を着せられたのだと書いてあります。靖国神社が編集発行している「遊就館図録」には、「自由で平等な世界を達成するため、避けられない戦い」と侵略戦争を位置づけ賛美しています。靖国神社は、戦争を美化し、押しすすめる任務をもった運動体なのです。私はこのパンフレットを見たことがない。というのも私が靖国に行ったのがもずいぶんと前のことだからまだなかったのかもしれない。一度手に入れて読まなければ。「靖国参拝問題」二題、SAPIOから(Dr.マッコイの非論理的な世界)「なぜ靖国は敵側の戦死者を祀らないのか」という「靖国問題」(高橋哲哉著)の疑問に対してこう答えている。>遊就館などについては「戦争を賛美している」などと言って大きく批判される事はあるが(私はそうは思わないが)、鎮霊社に言及される事は少ない。まあたしかに本殿に比べるとずっと小さなものだから、忘れられがちなのかもしれない。だが私が繰り返して主張している白虎隊と西郷隆盛については「鎮霊社」があるからといって戦死者が差別されていることは明らかではないのか?「死ねば神になる」という考えがあるのなら、敵味方(皇軍と賊軍)の区別なく慰霊したらいいではないか?なお、この方は靖国神社は神道の伝統にはずれる?という記事で敵味方についての追悼について語っている。だがこれを読んでも私には納得がいかない。結局死者を差別するという点では変わらないからだ。>はじめから敵も味方もすべてあわせて祀れなどというのは無茶であるという事がよくわかるだろう。有る程度時間が経ってからようやく鎮霊社のようなものでそれが可能になるのである。こうした経緯を完全に無視して、簡単に「国のために亡くなった人すべてが祀られているわけではないからダメだ」などと言うのは、言いがかりに近いものがある。これはまったく言いがかりではない。この方が理解できないだけの問題。死者を差別したらそれは「死んだら神になる」ということに矛盾している。「平和願う」小泉首相の意識と行動…(暁を撃て!)靖国と参拝を以下のように批判。>アジア太平洋戦争を「大東亜戦争」と呼称し、アジア解放の為の聖戦と位置づけ、極東軍事裁判は不当と主張する靖国神社の歴史観は、刊行物やWEBサイト、そして遊就館などによってよく知られています。要するに靖国神社は明治維新以降の日本の戦争を全肯定しているわけで、そこから「二度と戦争を引き起こさない」という誓いを見いだすのはかなり困難でしょう。私も靖国参拝で「二度と戦争を引き起こさない」という誓いなど困難だと考える。※お断り※字数制限のため、以下のページに続く。靖国参拝に賛否両論3本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2005.11.19
最近、フジモリ元大統領が南米へ向かったとの報道がある。彼はチリで身柄を拘束された。日本政府、フジモリ氏と面会(日経ネット)フジモリ氏は日本国籍を持っている。そのため、日本政府としても彼の動向については看過できない。彼はペルーにとって救世主だったのか?それとも犯罪者なのか?(彼には市民を虐殺したとの疑惑がある)それを書き出すとここではスペースが足りない。今回は彼が大統領だった時に起こった日本大使公邸人質事件と「テロとの戦い」について考える。フジモリ氏はテロ撲滅とペルー経済の再生を政治課題に掲げて1990年に大統領に就任した。事件は1996年12月17日に起こった。まだ事件を覚えている人も多いだろう。事件後、青木大使もタバコを吸う姿などが批判された。天皇誕生日を祝うパーティーでMRTA(トゥパク・アマル革命運動)が日本大使公邸を占拠した。この時には800人を超える人が事件現場にいた。あまりに多すぎる人質に、犯人側も女性と老人200人以上を解放した。その中にはフジモリ大統領の母もいた。この占拠事件は127日にわたって続いた。大使公邸へ特殊部隊が突入したのが97年4月22日だった。犯人はネストルセルパが率いていた。全部で14人と伝えられている。彼らが出した要求は以下の通り。1、服役している仲間450人の釈放。2、身代金の支払い。3、ペルーの社会変革。4、ジャングルへ逃亡するまで人質の連行。特にMRTAは幹部であるビクトルポライ(92年逮捕)の身柄を必要としていた。結局、武力による突入により、この事件は一応解決した。フジモリ大統領は、「テロリストとは一切交渉はしない」との決定をした。作戦は大使公邸地下にトンネルを掘り、特殊爆弾(爆風の向きを指定できる)を使って犯人数名を爆死させるというものだ。その後、特殊部隊が大使公邸へ突入。人質を救出。この突入作戦による犠牲者は3人。最高裁判事が二階から飛び降り、後に死亡した。人質を守ろうとしたファンバレル少佐が殉職。ラウルヒメネス中佐はMRTAの銃撃で死亡。武力による解決の是非はともかく、この三人の冥福を祈る。犯人側は14人全員が爆死、または射殺された。これは作戦に余裕がなかったこともあるが「見せしめ」ということなのだろう。つまり「テロリストの最期はこうなる」というペルー政府(と言うよりはフジモリ大統領の)思惑だと私は考える。「この事件から何を学ぶか」ということは人によって違うだろう。私は北オセチアで起こった学校占拠事件に関連して以下のような記事を書いた。テロを育てる国の指導者(2004年9月7日)私はこの時の考えを今も変えていない。武力で事件を解決しようとすると、新たな因縁が発生する。アメリカもそれで今苦しんでいるではないか?アメリカはいつでも「正義」を口にする。ところがそのアメリカはイラク戦争でも大量破壊兵器の存在を戦争の口実にした。実際に大量破壊兵器が見つからなくてもだ。例えばアメリカが支援するイスラエルには核兵器が存在すると言われている。無理を承知で言うが、アメリカは核兵器の拡散を防ぐことに神経を尖らせているのにイスラエルには強硬な対応をしない。これはアメリカ政府のダブルスタンダードだ。イラクや北朝鮮には強硬に出るのに、イスラエルは問題にされない。アメリカ型の「テロとの戦い」は矛盾に満ちている。日本大使公邸人質事件で言うならば、シプリアーニ司教、ミニグ国際赤十字委員、ビンセントカナダ大使の三人からなる保証人委員会が結成され、開放作戦の時も交渉途中だった。犯人側リーダーのセルパもシプリアーニ司教を信頼していたと伝えられている。私は今も思い出す。シプリアーニ司教は武力による解決には反対だった。人質解放後も武力による解決を嘆いていた。もちろん大使公邸占拠事件を起こしたMRTAが最も悪い。このことは論を待たない。しかし事件を武力解決したのでは、何の解決にもならない。また、犯人側は投降したにもかかわらず容赦なく射殺してしまっては、事件の真相に迫ることはできない。※この事件については「大使館」という記述が見られるが、これは「大使公邸」が正しい。どちらでも大きな差はないが私も最初の記述で「大使館」と書いた。ここで訂正する。参考になった記事テロとの戦い(アメリカ大使館)「テロとの戦い」を標榜するアメリカ大使館の資料集。あの9.11から4年、「テロとの戦い」のツケがまわってきました(平和さいじき)結局アメリカは「テロとの戦い」に多くの若者の命と金を投入した。しかしニューオリンズをハリケーンカトリーナから救うことすらできなかった。この事実にはアメリカ人でなくとも多くの人が疑問を感じたはずだ。ペルー日本大使公邸人質事件この事件が解決する前に書かれた論文。この事件について詳しく書かれていて参考になる。ペルー日本大使公邸占拠事件(Wikipedia)詳しく事件の内容を知りたい人にはいいページ。ペルー日本大使館人質事件「実力行使か平和解決か」というのは永遠のテーマかもしれない。ペルー事件調査委員会の報告についての池田外務大臣記者会見(外務省)在ペルー日本大使公邸人質事件解決に対する各国の反応(外務省)各国の反応が一覧表になっている。青木大使記者会見(外務省)インターネットで見るペルー日本大使公邸占拠事件・人質解放報道この事件に関するリンク集。フジモリ大統領拘束(Bingo!の日記)フジモリ元大統領の拘束について詳しく書いている。リマ症候群リマ症候群とは、ストックホルム症候群とは逆の症状。犯人側は、日本人の人質に対して飲酒を認めるなど親近感を持っていたと伝えられている。アルベルト・フジモリ(Wikipedia)フジモリ氏についての基本情報。フジモリと日本フジモリ氏と二重国籍、その存在と国際的背景などについて言及。ペルーの人権問題とフジモリ元大統領の責任を考える会↓↑フジモリ氏の疑惑について追求したページフジモリにペルーでの法的裁きを求める国際連帯行動を!フジモリ元ペルー大統領は二重国籍(諸悪の根源は物理的)↑フジモリ氏の二重国籍について言及。日本政府がどうして二重国籍を是正しないのか?私にも理解できない。「テロとの戦い」とは直接関係ないことだが気になることではある。本を買うなら楽天で! バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2005.10.05
イラクで息子が戦死したシンディー・シーハンさん。アメリカを支持している日本にとってもこの運動は見過ごせない。リンク集をここに掲載する。シーハンさんの反戦行動「息子は何のために死んだのか、大統領に尋ねたい」シンディー・シーハンさん(いまい@栃木's エコログ)With Cindy!(毎日が日曜日blog2)シンディ・シーハンはイラク反戦運動のヒロインとなるか?(唐澤塾)アメリカのイラク駐留はいつまで続くのか(東京財団コラム)シーハン、ブッシュ、ディーン続「シンディの平和キャンプ」(発見の同好会)イラク反戦の母シンディー・シーハン母たち(瀬戸智子の枕草子) イラクはどこへ、そしてアメリカは(社長の本音日記)戦死米兵の母。キャンプ・ケーシー。全米にイラク反戦のうねり/立花隆 政治の道具としてのテロ戦争アメリカの反戦運動を世界にーシンディー・シーハンからの手紙「反戦の母」シンディ・シーハンのメッセージ夏の終わり(壊れる前に…) シンディー・シーハン(かわうそ亭)「シンディ・シーハン事件」(まぐまぐ)自衛隊もイラクに行っている。自衛隊が人を殺したり逆に殺されたりしないのは運がいいだけだ。日本はまだアメリカを支持する?花本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2005.09.07
現在執筆中。そのためこの記事は今のところ公開しません。本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2005.08.15
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