言わせてもらいますが

言わせてもらいますが

2008.09.16
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カテゴリ: 積ん読くずし


山本一力の江戸モノ。作者の特徴は、主人公がほとんどの場合、市井の市民、庶民で
あること。それぞれが仕事に誇りを持って一日を大切に生きている。そこで何よりも
優先されるのは義理と人情。

今回は、御庭番と対決する加賀藩の窮地を救う飛脚が主人公。店の主人や藩の武士も
もちろん魅力的なのだけれど、飛脚の誇りと生きざまが胸を打つ。

今回は、飛脚の一人が御庭番の間者で、仲間の裏切りものであるのだが、この日本国
の代表である江戸幕府よりも地方の加賀藩に忠誠を誓う人がいる。

まぁ、それはそれで当時の藩制をものがたっているのだけれど、大きな正義よりも
自分の仲間を優先するのは良し悪しともいえるが、この体質は平成の現代でも
日本の特徴として引き継がれている気がしてならない。

でも、すごーく薄くなっている気はしますがね。。。





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最終更新日  2008.09.17 12:33:01
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