ミステリの部屋

ミステリの部屋

2005年05月15日
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カテゴリ: あれやこれや
やっとルーヴル美術館展に行きました。
日曜日なので人が多くてゆっくり見ることはできませんでした。
人の層の薄いところを目指してステップを踏むように進んで行きましたが、前半で力尽き、後半は後ろの方からあっさりと見学するに留めました。

∥印象に残った絵∥

「プシュケとアモル」フランソワ・ジェラール
プシュケが 美しい。
無垢で清純で、アフロディテが嫉妬するほどの美女だというのも納得できます。
アモルとは愛の神エロスのことです。
アフロディテはエロスを差し向けてつまらない男を好きにさせようと画策するのですが、エロスはプシュケに見とれていて金の矢を自分の指にさしてしまい、プシュケに心を奪われてしまうというギリシャ神話の一場面です。
本当にきれいです。

「エジプト遠征からのボナパルト帰還前のフランス国家の寓意」ジャン・ピエール・フランク
大きな大きな絵です。
短刀を持つ「罪」、松明をかざす「不和」、目隠しをした「激怒」におびやかされている女性の姿をとるフランスが、ナポレオンに手を差し伸べ助けを求めています。凛々しい顔の英雄ナポレオンが、祖国を救いに駆けつけるべく身を起こしているという絵です
手を差し出したフランスである女性の表情はインパクトがあります。
この絵には、当時の人にナポレオンの英雄伝説を信じさせる説得力がかなりあったのではないかと思います。

「水飲み場と大きな樫」ジュール・デュプレ
前の二つの絵は大きくて迫力があります。
この絵は小さくて地味ですが一番気に入りました。
青空にはむくむくと白い雲、水飲み場に水をみに降りていく牛たち、牛を追う人、そして大きくそびえる樫の木。
なんということはない景色ですが、癒されるような暖かさにあふれていて目が離せませんでした。

横浜美術館から出て来ると、入り口に人の列ができていたので、驚きました。
独り占めしてゆっくり見たいという人は平日に行くしかないようです。

そういえば途中に「ダヴィンチ・コード」に出て来るルーヴル美術館の庭にあるというガラスのピラミッドの写真が飾られていました。





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最終更新日  2005年05月16日 15時25分33秒
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