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アイアクセス・バンクーバーより、無料オンラインセミナーのお知らせ!詳細は下記リンク先を参照ください。【無料オンラインオープン英語セミナー日程】8月17日(木) 14:008月19日(土) 14:008月20日(日) 14:00* セミナー内容は3回とも同じです。「冠詞」「名詞」「10文型」の世界を紹介します! ネイティブ感覚の思考回路(英語脳)を身につけます!みなさまの参加をお待ちしております。☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーー最新メルマガ問題It has been raining. の意味は?答:ちょっと前まで雨が降っていました。 詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→ TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆次の英文は同じ文型?1) He is in good shape.2) He is in his room.今回は9月スタートの英語セミナーの中から「文型」を取り上げます。従来の学校英語で習う5文型では、説明ができない英文もあります。しかし、10文型で英文を捉えると、ほとんどの英文が理解できます!問題文は形だけをみると同じように見えますが、1) は SVC型2) は SVA型の文です。どうして同じように見える両者が異なる文型になるのでしょうか。それは文の性質と be 動詞の性質が異なるからです。1) in good shape は前置詞句ですが、文法的には形容詞のような役割を果たしています。だから、in good shape は well (形容詞)に置き換えることができます。したがって、この文では be動詞は「状態」を表しています。He is in good shape. ≒ He is well.(彼は元気な「状態」です) S V Cそれに対して、2) in his room の前置詞句は形容詞に置き換えることはできません。2) の文は従来の5文型では S + V の第1文型と説明され、in his room は前置詞句で修飾語句(Modifier)として扱われます。例えば、次のような 1文型 She smiled happily. の文では副詞 happily を省略しても文は成立します。副詞や前置詞句は修飾語句(Modifier)と呼ばれ文のコアを構成する要素ではなく、あくまでも文を修飾する飾りのような働きをします。この修飾語句は省略しても文は成立します。She smiled. (○)これが主語と動詞だけで成り立つ第1文型と呼ばれる文です。しかし、He is in his room. から修飾語句 in his room を省略すると文が成立しません。He is. (?)つまり、修飾語句 in his room は文にとってなくてはならない存在なのです。10文型では、これを Adjunct (付加語)と呼びModifier (修飾句)とは区別しています。He is in his room.(彼は部屋にいます) S V Ain his room がなければ文が成立しない文をSVA型の文と呼ぶのです。そして、この文の be動詞は「存在(~いる)」を表します。今まで、モヤモヤしていた文型も本質がわかると面白いでしょう!10文型に興味がある方は無料オンラインオープン英語セミナーをチェック!【無料オンラインオープン英語セミナー日程】8月17日(木) 14:008月19日(土) 14:008月20日(日) 14:00丸暗記も悪くないけど、理屈がわかると英文法もおもしろい。古い常識に囚われず、理論とイメージの英文法へ!英文法は簡単明瞭!お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→ こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2023 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2023年07月22日
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アイアクセス・バンクーバーからのお知らせメルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版 ☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー最新メルマガ問題「財布を家に忘れた」という意味の正しい英文はどっち?1) I forgot my purse at home.2) I left my purse at home.答:2)詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!*携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。受信設定TOEICメルマガも発行中(現在お休み中)。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆学校英文法で常識とされてきたものが、実は間違っていたら?「教科書に載っていることは常に疑いなさい」2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑氏の言葉です。私も常々、学校英文法を100%信じるな!と叫んでおります。何故ならば、海外の英文法書はどんどん進化しているのに、日本の学校英文法は40年以上も内容がほとんど変わっていないからです。定説を覆すような行為は嫌われるし、クレームもつきやすいと思いますが、今回も勇気を持って学校英文法の誤解、間違いを指摘します。今回は文型にイコール構文は存在しないという”真”常識!次の2文の違いは何?1) I gave Karen a book.2) I gave a book to Karen.答:求められている情報が違う。受験英語では問題文を次のようにイコール構文として扱うことがある。I gave Karen a book.= I gave a book to Karen.今回も勇気を出して言っちゃいますが、両者をイコール構文として扱うのは学校英語の思い込みの一つです。確かに問題文を日本語に訳しても違いはよくわかりませんね。1) I gave Karen a book. 「私はカレンに本をあげた」2) I gave a book to Karen. 「私は本をカレンにあげた」日本語は助詞言語だからです。しかし、英語は語順言語。配列が異なれば伝える情報が異なります。問題文の違いを理解するには、語順言語の大原則「文末焦点の原則」が役立ちます。1) I gave Karen a book.2) I gave a book to Karen. どちらも日本語に訳すと「私はカレンに本をあげた」という同じ事実を述べていますが、両者は「何に情報価値を置いているか」という点が異なります。英語の文は話し手と聞き手が了解しているもの(旧情報)を主語として、これに新しい情報(新情報)を付け加えていくのが原則です。この「文末焦点の原則」という角度から上記2文を見てみると、1) I gave Karen a book. では a book が2) I gave a book to Karen. では to Karen が文末に付け加えられているので新情報になります。これはどういうことかと言うと、両者は「情報として何が求められているのかが異なる」から新情報の位置が違うのです。 求める文(疑問文)を考えるとよくわかります。1) の a book が新情報になっている理由は、求める文が、What did you give Karen? だからです。つまり、1) I gave Karen a book. の第4文型は、「あなたはカレンに何をあげたの?」に答える文なのです。聞き手が求めている新情報はあなたがカレンにあげたもの、つまり a book なのです。それに対して、2) の to Karen が新情報になっている理由は、求める文が、Who did you give the book to? だからです。 つまり、2) I gave the book to Karen. の第3文型は、「あなたは本を誰にあげたの?」に答える文なのです。聞き手が求めている新情報はあなたが本をあげた人、つまり Karen のことなのです。助詞言語の日本語とは異なり、英語は語順(配列)言語だから、配列が異なれば、情報も異なるのです。イコール構文として覚えてしまうと両者の使い分けがわかりません。だから、結局「どっちでもいいかぁ」というノリで使ってしまう恐れがあるのです。でも、もうお分かりだと思いますが、両者は異なる情報を伝達しています。適当に使わずに、私たちノンネイティブだって、基本法則がわかれば、ネイティブのようにきちんと使い分けができるのです。関連記事:「イコール構文は存在しない!」古い常識に囚われず、”真”常識の和訳に頼らず、理論とイメージの英文法へ!英文法は簡単明瞭!* 今回の”真”常識については「ザ・英文法」書籍版 上巻P.26-30、PDF版P.21-22 にてイラスト付きで解説してあります。お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2020 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2020年01月28日
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アイアクセス・バンクーバーからのお知らせメルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー最新メルマガ問題電気代を払ったのはどっち?Mike : I forgot to pay the electricity bill.John : I forgot paying the electricity bill.答:John詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!*携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。受信設定TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆学校英文法で常識とされてきたものが、実は間違っていたら?「教科書に載っていることは常に疑いなさい」2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑氏の言葉です。私も常々、学校英文法を100%信じるな!と叫んでおります。何故ならば、海外の英文法書はどんどん進化しているのに、日本の学校英文法は40年以上も内容がほとんど変わっていないからです。定説を覆すような行為は嫌われるし、クレームもつきやすいと思いますが、今回も勇気を持って学校英文法の誤解、間違いを指摘します。今回は第3文型の受動態に関する”真”常識!次の文を受動態にしてください。My father visited the temple last month.答:受動態にはできないThe temple was visited by my father last month. (X)こんな受動態を思いついた人はいませんか。学校英語では、目的語を含む第3文型から受動態を作ることができると教えがちですが、単純に目的語を含んでいれば受動態に置き換えることができるわけではありません。学校や塾では受動態の作り方は一生懸命教えますが、肝心な受動態の本質部分を教えていないのです。では、ここで問題文を少し変えて見ましょう。Pope Francis visited the temple last month.(フランシス法皇は先月そのお寺を訪問した)この文を受動態にしてみましょう。The temple was visited by Pope Francis last month. (○)「うちの父に訪問された」という受動態は不自然ですが、「フランシス法王に訪問された」という受動態は自然な文になります。どうして「うちの父」だと不自然で「フランシス法王」だと自然なの?実は、受動態が用いられるためには、受動態の主語が動作によって何らかの影響を受ける時なのです。具体的に説明すると最初の「私の父」がその寺を訪問しても、その動作からその寺(主語)は何の影響を受けることはありませんよね。しかし、フランシス法王がその寺を訪問したら、訪問を受けるお寺にとっては非常に名誉なことであり、その地位や名声など、色々と影響を受けますよね。だから「フランシス法王」だと自然で、「うちの父」だと不自然になるのです。「目的語を持つ第3文型は受動態ができる」という学校英語の常識が常に正しいとは限らないことがおわかりいただけましたね。今回の受動態の本質はあくまでも受動態の本質の一部です。能動態から受動態への書き換え練習も必要ですが、それよりもっと重要なことはどうして受動態を使うのかという本質論なのです。2007年の古い記事ですが、関連記事:受動態にできる文とできない文がある古い常識に囚われず、”真”常識の和訳に頼らず、理論とイメージの英文法へ!英文法は簡単明瞭!* 今回の”真”常識、受動態の本質については「ザ・英文法」書籍版 上巻P.17-24、PDF版P.13-19 にてイラスト付きで解説してあります。お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2020 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2020年01月21日
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秋の日本セミナー開催中!バンクーバー発、 ブラッシュアップ英語セミナー!詳細は こちら「通じればいい」の英語から卒業したいあなた。学校では教わらないここだけの実戦英文法!春秋限定の来日セミナー開催中申込は こちらアイアクセス・バンクーバーからのお知らせメルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版 本日の問題☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー落ち葉を意味する英語はどっち?1) falling leaves2) fallen leaves答:2) fallen leaves詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!*携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。受信設定TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆正しい英文はどっち?(秋セミナーで使っている Notting Hill からの引用文)1) “Anna Scott? The film star?” Bernie said.2) “Anna Scott? The film star?” said Bernie.答:どちらも正しい英文。1) の Bernie said (主語+動詞)という語順はあまり違和感のない語順ではないでしょうか。 それに対して 2) の said Bernie (動詞+主語) という語順はどうでしょう?実は Notting Hill (本) からの引用文はこの 2) の英文なのです。この構造は「動詞」と「主語」の語順が入れ替わるので、よく参考書などでは倒置文と言われます。そして倒置文は強調構文の一種として紹介されます。倒置、強調、なんだか難しいそうな言葉ですね。今回はこの倒置文をもっとわかりやすくご説明します。そもそもどうして倒置が起きるのか?強調目的もあると思われますが、倒置が起こるのは文末焦点の原則に合わせるためです。このブログではもう何度も「文末焦点の原則」は紹介していますので、下記ページなどをご参考にしてください。https://plaza.rakuten.co.jp/samito07/diary/201907310000/https://plaza.rakuten.co.jp/samito07/diary/201709260000/簡単に文末焦点の原則を説明します。文末焦点の原則とは「聞き手が知らない新情報が強調され文末に置かれる」という英文構成上の原則の1つです。つまり、1) “Anna Scott? The film star?” Bernie said.2) “Anna Scott? The film star?” said Bernie.1) と 2) では強調される新情報が違うということです。1) は、文末にある said が強調され、2) では、文末にある Bernie が強調されているのです。1) の場面では Bernie さん以外にその場に登場人物がいないので、読み手には“Anna Scott? The film star?”「アンナ・スコット?あの映画スターの?」このセリフをBernieさんが言ったとわかるので、said を文末に置いているのです。それに対して、2) は その場に Bernie さん以外にも登場人物がいる場面なのです。実際に本の中では Willam, Honey, Max, Bella さんがその場面にいます。 だから「アンナ・スコット?あの映画スターの?」という発言を読み手のあなたは頭の中で「誰」が言ったのだろうと思うのです。だから、書き手は最後に「Bernie です」と読み手の知らない情報を置いて強調するのです。どうですか、法則がわかり、使う場面をイメージすることで、難しいそうな倒置表現もぐ~と身近な表現になりませんか。今週末の大阪セミナーで文末焦点の原則を学び、今までのモヤモヤをスッキリさせます!和訳に頼らず、理論とイメージの英文法へ!英文法は簡単明瞭!* 文末焦点の原則については「ザ・英文法」書籍版 上巻 P.19-22、PDF版P.15-17 にてイラスト付きで解説してあります。お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2019 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2019年11月13日
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アイアクセス・バンクーバーからのお知らせメルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版 本日の問題☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー次の2文の違いは何?1) I like to go for a walk on Sundays.2) I like going for a walk on Sundays.詳しい解説については ”メルマガ学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!*携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。受信設定TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆正しい英文はどっち?1) A letter is on the table.2) On the table is a letter.答:2)「手紙がテーブルの上にあります」という和訳に頼らず英語の思考回路で考えましょう。当ブログではもう何度も言及していますが、語順言語の英語では「旧情報から新情報へ」という流れがあります。簡単にいうと、話し手と聞き手が了解しているもの(旧情報)を主語として、これに聞き手の知らない新しい情報(新情報)を付け加えていくという原則です。なんだか難しいそうに聞こえますが、いたって簡単なルールです。例えば、What is his name? に対する返答は、His name is John. となります。これは上の旧情報から新情報への流れで答えているのです。「彼の名前は何ですか?」「彼の名前」を聞き手が尋ねているので、両者が了解しているもの(旧情報)は「彼の名前」ですね。だから、話し手は「His name」から文を始め、聞き手の知らない新情報である彼の名前「ジョン」を文末に持ってくるのです。これが語順英語の原則の一つなのです。ではここで先の英文の単語に番号を振り分けます。What is his name? に対する返答は、1 2 3His name is John. となります。3 2 1数字に注目してください。英語は語順言語、つまり、順番で考えましょう。1、2、3 で聞かれたら、3、2、1 で答えていますよね。これが英語の語順です。このイメージで問題文を考えてみましょう。今回の問題は、What is on the table? 「テーブルの上には何がありますか?」の答えになる文です。では、同じように番号をつけます。What is on the table?1 2 3では、素直に1、2、3 で聞かれたので、3、2、1 の順で答えてみましょう。On the table is a letter.3 2 1どうですか。古い情報から新情報へ流れる、ごく自然な流れになるでしょう。だから、2)の英文が正しい語順なのです。1) A letter is on the table. は新情報である 1)A letter が文頭の主語になるのは不自然なのです。この語順言語の流れの不自然さを回避するために、英語では there is ~ 構文を用いるのです。There is a book on the table.学校英語では、On the table is a letter. のような倒置表現を強調構文と紹介しますが、強調のためだけではなく、本来、前の文とのつながりを重視したり、対比させたりしながら聞き手の注意を引きつけるための構文です。例えば次のような流れでイメージしてみましょう。We entered the room and saw a very old table. (私たちがその部屋に入ると、とても古いテーブルがあった)↓On the table was … (テーブルの上には…)↓↓↓a letter (手紙があった)こんな流れで読むと、読み手のあなたはテーブルの上に「何があるんだろう?」とちょっとワクワクしませんか。これが倒置表現の働きなのです。そして、最初に述べた旧情報から新情報への流れで文と文はつながっているのです。前の文でテーブルが登場します。だからテーブルが旧情報となり、次の文の文頭に現れるのです。(注:文頭に現れるからといって主語ではありません)学校英語の丸暗記英文法から理論とイメージの英文法へ!英文法は簡単明瞭!お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2019 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2019年07月31日
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________________________________________東日本大震災から6年。 犠牲者の皆様のご冥福を心からお祈りいたします。 そして、いまだに苦しんでおられる被災者の皆様が、1日も早く通常の生活に戻れますように。________________________________________10月~11月 日本セミナー! 平日夜コース:「バンクーバー発、英語脳でTOEICスコアUP」【満席御礼】本セミナーおかげさまで満席となりました!5席 増席! その後はキャンセル待ち申込受付となります。 ご検討中のみなさまお早めに。 申込&詳細は こちらのHP をご覧ください。土曜日コース:英語脳セミナー&TOEICセミナー【満席御礼】英語脳セミナーはおかげさまで満席となりました!こちらのセミナーも5席 増席決定!その後はキャンセル待ち申込受付となります。ご検討中のみなさまお早めに。 申込&詳細は こちらのHP をご覧ください。アイアクセス・バンクーバーからのお知らせ!メルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中!100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版 本日の問題☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー不自然な英文はどれ?1) Please turn up the radio.2) Please turn the radio up.3) Please turn up it.4) Please turn it up.答:3)詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法! *携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。 受信設定TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。 登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆正しい英文はどっち? 1) Here Tom comes.2) Here comes Tom. 答:2)問題文は「ほら、トムが来ました」という英文です。 この英文は強調表現の一種で、主語(Tom) と動詞(comes) がひっくり返える倒置文です。 では、Tom を代名詞 he にするとどうなるでしょうか? Here he comes.「ほら、彼が来ました」 代名詞にすると主語と動詞の語順に倒置は適用されません。 う~ん、どうして? 日本語訳を比較しても、ほとんど違いはないのに、どうして英語では Tom は倒置になり、he は倒置にならないの? 代名詞(he)を間に入れるのはリズムの関係なの? まぁ、理屈抜きに Tom(固有名詞)のときは倒置して、he(代名詞)のときは間に入れると覚えてしまいましょう。 なんて、受験英語的な機械的丸暗記ではなく、 理屈で覚えてみませんか。 Here comes Tom. 「ほら、トムが来ました」Here he comes. 「ほら、彼が来ました」Tom が文末に置かれたり、he が間に置かれるのは「強調」や「リズム」だけが理由ではありません! 実は各々の文では、強調されているものが違うのです。 Tom を文末に置いたり、he を間に入れるのは、英語の原則「文末焦点の原則」が働いているためです。 文末焦点の原則とは「聞き手が知らない新情報が強調され文末に置かれる」という英文構成上の原則の1つです。 つまり、 a) Here comes Tom.b) Here he comes. では強調される新情報が違うということです。 a) は、文末にある Tom が強調され、b) では、文末にある comes が強調されているのです。 a) は Tom 以外にも来ていない人がいるので、その中から特に「Tom」が来たことを強調しているような場面。 例えば、集合場所に Tom、Karen、John がまだ来ていないと想像してください。 私が、 Here comes… 「ほら、来たよ…」と言ったら、 聞き手のあなたは Tom かな、Karen かな、それとも John かな、と頭の中で「誰」が来たのだろうと思いますよね。 だから、話し手の私は、最後に「Tom です」と強調するのです。それに対して、b) は、Tom だけがまだ集合場所に現れていないというシチュエーションを想像してみてください。 みんなで Tom を待っているときに、 私が、 Here…「ほら、…」と言った時点で、聞き手のあなたには自動的に Tom であることはわかりますよね。 だから、he が続き、最後に「来た(comes)」ことを強調するのです。 代名詞はすでに文脈に登場した名詞、つまり、話し手と聞き手の間で認識されている名詞を指すので、新情報にならないのです。だから、代名詞を文末に置くことはないのです。 こう言う理由から、代名詞は「間」に置かれるのです。 どうですか、法則がわかり、使う場面をイメージすることで、難しいそうな倒置表現もぐ~と身近な表現になりませんか。 秋の日本セミナーで文末焦点をしっかり理解して、今までのモヤモヤをスッキリさせましょう! 日本セミナーでお会いできることを楽しみにしております! 日本セミナーの詳細は こちら をご覧ください。 お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします!↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ↓こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2017 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2017年09月26日
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________________________________________東日本大震災から6年。 犠牲者の皆様のご冥福を心からお祈りいたします。 そして、いまだに苦しんでおられる被災者の皆様が、1日も早く通常の生活に戻れますように。________________________________________告知 10月~11月 日本セミナー! 申込受付中平日コース:バンクーバー発、英語脳でTOEICスコアアップ⇧週末コース:バンクーバー発、英語脳セミナー&TOEICセミナー 振替制度あり。レッスンを休んでも振替ができるので安心! 詳細は こちらのHP をご覧ください。アイアクセス・バンクーバーからのお知らせ!メルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版本日の問題☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー空所に入るより自然な英文はどっち?( ), but he hasn’t received it yet.1) I sent Matt the document.2) I sent the document to Matt.答:2)詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法! *携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。 受信設定 TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。 登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆ 空所に入るより自然な英文はどっち? ( ), but we never learned it. 1) Mr. Lee taught history to us2) Mr. Lee taught us history 答:1)前回のブログで、I taught Japanese to my son. (第3文型)と I taught my son Japanese. (第4文型)では「情報として何が求められているのかが異なる」から新情報が違うという説明をしましたね。 今回は文構造が異なれば、意味も異なることを説明しましょう。第4文型は単なる2重目的語を持つ S+V+O+O という記号ではありません。第4文型には意味がきちんとあるのです。その意味を理解すると今回のような問題もサラッと解けるようになりますよ。では、第3文型と第4文型の意味的違いを簡単に確認しておきましょう。 第3文型の「…に」という to… の部分はモノの「移動先」「伝達先」を新情報として強調する役目をしています。 I sent the document to Matt. (書類をマットに送った) 第3文型の to Matt は、単に書類の「移動先」これに対して、第4文型の間接目的語の人は単に「移動先」「伝達先」という意味ではなくモノを「所有」「授受」したことを意味します。これが第4文型の本質です。簡単に言うと、間接目的語(人)と直接目的語(モノ)の間に have があるとイメージするのです。I sent Matt the document. → Matt has the document. このように、第4文型の Matt は単に書類の移動先ではなく、書類が Matt の「所有」に入ったことまで意味しているのです。そして「所有」「授受」というイメージは「理解」「学習」「認識」というイメージにも拡張します。例えば、前述のような書類であれば「所有、授受」というイメージになりますが、学問や物語なら「理解、学習、認識」というイメージになります。I read my son a story. → My son has a story. [理解]息子は物語を頭の中で所有した。つまり、理解したとイメージできますね。では、今回の問題文を比較してみましょう。1) Mr. Lee taught history to us. [第3文型]2) Mr. Lee taught us history. [第4文型] どちらも日本語に訳すと「リー先生は私たちに歴史を教えてくれた」という同じ事実を述べていますが、次の点が異なります。1)の to us は、彼が教える歴史の「伝達先」が単に「私たち」であることを表し、2)では私たちが彼から教えてもらった歴史を「理解」した、つまり、教わった歴史がわかったことを意味します。もう今回の問題もおわかりですね。1) Mr. Lee taught history to us, but we never learned it. (○) 2) Mr. Lee taught us history, but we never learned it. (△) 1)の to us は単に歴史講義の「伝達先」を表し、私たちが歴史を学習し、理解したことまでは言及していないので、私たちが歴史をちっとも学んでいないという文が続くのは自然です。しかし、2)の第4文型構文では前述したように私たちが歴史を理解し、教わった歴史が私たちの身につくことを意味します。したがって、私たちが歴史をちっとも学んでいないという文を続けることは不自然になるのです。どうでしょうか、もう第3文型構文と第4文型構文の本質的な意味の違い、しっかり身に付きましたね!第3文型構文と第4文型構文は、前述のように意味が異なるので使う場面も違うのです。秋の英語脳セミナー初回レッスンでは第4文型構文についてきちんと学びます。I will teach you English!ですね!そして、今までのモヤモヤをスッキリさせす!みなさん、日本セミナーでお待ちしております!日本セミナーの詳細は こちら をご覧ください。 お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします!↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ↓こんなTOEIC教えて欲しかった! 発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2017 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2017年09月12日
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アイアクセス・バンクーバーからのお知らせ!メルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版 本日の問題☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー次の2文の違いは何?1) I gave Karen a book.2) I gave a book to Karen.答:求められている情報が違う。詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!*携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。 受信設定 TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。 登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆ 次の2文の違いは何? 1) I taught my son Japanese.2) I taught Japanese to my son.答:求められている情報が違う。 受験英語では今回の問題文を次のようにイコール構文として扱うことがあります。I taught my son Japanese.= I taught Japanese to my son.でも、両者をイコールで覚えてしまったら、どうやって使い分けたらいいの?私はアメリカ留学時代(遠~い昔の話ですが)両者がイコールだと信じていたので、どんな場面においても、どちらを使ってもよいと思い込んでいたので、結局、いつも第3文型ばかり使っていました。今、思えば、恥ずかしい限りですが、当時は適当でした(汗)今回も勇気を出して言っちゃいますが、両者は100%同意のイコール構文にはなりません! 英語は語順(配列)言語であることを認識すること。例えば、 Takashi called Hanako. この配列をHanako called Takashi. に変えたら、完全に意味が変わりますよね。つまり、英語は語順(配列)を変えれば、意味が異なってしまうのです。問題文を日本語に訳しても違いがあまりわかりません。 I taught my son Japanese. 「私は息子に日本語を教えた」I taught Japanese to my son. 「私は日本語を息子に教えた」日本語は助詞で理解できる言語なので、語順という意識が思考回路にほとんどありません。だから、日本語に訳してもはっきりと意味の違いがわからないのです。しかし、英語は語順(配列)言語、語順(配列)が変われば伝える情報も異なるです。このことを理解するには、語順言語の大原則「文末焦点の原則」が役立ちます。 1) I taught my son Japanese.2) I taught Japanese to my son.どちらも日本語に訳すと「私は息子に日本語を教えた」という同じ事実を述べていますが、両者は「何に情報価値を置いているか」という点が異なっています。英語の文は話し手と聞き手が了解しているもの(旧情報)を主語として、これに新しい情報(新情報)を付け加えていくのが原則でしたね。この「文末焦点の原則」という角度から上記2文を見てみると、1) I taught my son Japanese. では Japanese が2) I taught Japanese to my son. では to my son が 文末に付け加えられているので新情報になります。これはどういうことかと言うと、両者は「情報として何が求められているのかが異なる」から新情報の位置が違うのです。 求める文(疑問文)を考えるとよくわかります。1) の Japanese が新情報になっている理由は、求める文が、What did you teach your son? だからです。つまり、1) I taught my son Japanese. の第4文型は、「あなたは息子さんに何を教えたの?」 の答えの文なのです。聞き手が求めている新情報はあなたが息子に教えたこと、つまり Japanese なのです。それに対して、2) の to my son が新情報になっている理由は、求める文が、Who did you teach Japanese to? だからです。 つまり、2) I taught Japanese to my son. の第3文型は、「あなたは日本語を誰に教えたの?」 の答えの文なのです。聞き手が求めている新情報はあなたが日本語を教えた人、つまり son のことなのです。英語は語順(配列)言語。だから、配列が異なれば、情報も異なるのです。 イコール構文として覚えてしまうと両者をどう使い分ければよいのかわからなくなります。だから、結局「どっちでもいいかぁ」というノリで使ってしまう恐れがあるのです。でも、もうお分かりだと思いますが、両者は異なる情報を伝達しています。適当に使わずに、私たちノンネイティブだって、基本法則がわかれば、ネイティブのようにきちんと使い分けができるのです。秋の日本セミナーは助詞言語と語順言語をきちんと学び、英語の思考回路を作る、そんなセミナーです。そして、今までのモヤモヤをスッキリさせす! お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2020 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2017年08月29日
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________________________________________東日本大震災から6年。犠牲者の皆様のご冥福を心からお祈りいたします。そして、いまだに苦しんでおられる被災者の皆様が、1日も早く通常の生活に戻れますように。________________________________________ 祝10周年!!家庭の事情により2007年6月にバンクーバーに移り住み、翌7月からスタートしたこのブログも何と10年も続いてしまいました! いつも当ブログを訪問してくださる皆さん、本当にありがとうございます! 少しでも英語学習者のお役に立てるように、今後も執筆を続けていきますので、宜しくお願い申し上げます。 アイアクセス・バンクーバーからのお知らせ!メルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版 本日の問題☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー次の英文を自然な英文にしください。A car hit Tom while he was crossing the street.答:Tom was hit by a car while he …詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!*携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。受信設定 TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラス TOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆ あまり良い例ではありませんが、落石で事故死した人のことを次のような英文で表現すると不自然? A rock killed him. はい、不自然です。A rock killed him. は完全な間違いとは言いませんが、この能動態の文はやはり不自然です。最新メルマガをすでにご覧になった方はきっとすぐに不自然さに気づいたのでは?なぜならば文末焦点の原則に違反した文だからですよね。問題文を次のような流れの中で考えてみましょう。例えば、 Ellen : What happened to the reporter? Miki : A rock killed him. こういう流れだと A rock killed him が不自然に感じませんか?別に不自然さなんて感じませ~ん。。。という人もいるかもしれませんが。。。それは日本語を仲介しているからではないでしょうか?上の会話体を日本語にすると、 エレン:レポーターの人に何があったの?ミキ:石が落ちて亡くなったのよ(石が彼を殺したのよ)。日本語では「石」が文頭にきても不自然さを感じないからです。その理由は日本語と英語では次のような決定的な違いがあるからです。日本語は「助詞言語」英語は 「語順言語」という違いです。詳しい両者の説明は割愛しますが、語順言語という構造を選択した英語という言語には文末焦点の原則という基本原則があります。文末焦点の原則とは、話し手と聞き手の双方が既に知っているものを主語にして、その後に聞き手の知らない新情報を加えていくという流れを作る英語の語順構造のことです。そして助詞言語の日本語にはこの原則の概念がないので、石が文頭にきても不自然さを感じないのです。しかし、英語では、ミキさんの返答文で新情報 A rock がいきなり文頭に出てくるのは不自然なのです。なぜなら落石のことはまだエレンさんの知らない情報なので、A rock はエレンさんにとって新情報になるからです。今回の問題で双方が既に知っている旧情報は既に話題になっている「(男性)レポーター」です。だから、次のように He を主語にするとより自然な英語の文体(流れ)になるのです。Ellen: What happened to the reporter?Miki: He was killed by a rock.このように英語を考えるときは、話し手と聞き手の双方がすでに知っている旧情報を主語とし、聞き手の知らない情報を加えていくという構造を作る思考回路が必要なのです。* 受動態と文末焦点の原則については「ザ・英文法」P15-17 でイラストつきで詳しく解説してあります。お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします!↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver Facebook TOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2017 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2017年07月04日
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________________________________________東日本大震災から6年。 犠牲者の皆様のご冥福を心からお祈りいたします。 そして、いまだに苦しんでおられる被災者の皆様が、1日も早く通常の生活に戻れますように。________________________________________ アイアクセス・バンクーバーからのお知らせ!メルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版本日の問題☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「1冊の本がテーブルの上にある」という次の英文は正しい?A book is on the table. 答:不自然詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!*携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。受信設定TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラス TOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆A cat is sleeping under the bench. って自然な英文?最新メルマガで取り上げた A book is on the table. ほどの不自然さはありませんが、やはり問題文 A cat is sleeping … も、新情報 A cat が文頭に出ているので、旧情報から新情報への流れを原則とする文末焦点の原則を無視している形になります。そこでより英語らしく表現するには、メルマガでも言及しましたが、存在の there を用いて、There is a cat sleeping under the bench. とするのです。文末焦点の原則がわかれば、どうして「there is S …ing 構文」が存在するのか理解できるでしょう。構文として丸暗記も悪くないけど、ちょっとした理屈がわかると英文が面白くなりませんか。では、A cat is sleeping … という英文は使えないの?そうでもありません。確かに「冷蔵庫にミルクがあるよ」「一番街には八百屋と魚屋がある」「ベンチの下で猫が気持ち良さそうに寝ているよ」みたいに「~が~にいる(ある)」という文であれば、新情報を文頭にもってこない「there is 構文」を用いる方がより英文らしい表現ですが、「驚き」を表すような文では新情報が文頭に出る英文もあります。例えば、知らない猫がクロゼットの中で寝ていたらビックリしませんか?そんなとき、いきなり新情報を文頭に出して、A CAT is sleeping in the closet. (コーパスデータベースより)ということも可能です。(もちろん there is 構文も可) * 文末焦点の原則については「ザ・英文法」Unit 1&2 にて詳しく解説してあります。お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページ iaxs vancouver Facebook TOEICブログ↓こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2017 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2017年06月20日
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Day 64:今回はサミト君の学習はお休みして、先日講義中に出た質問を取り上げます。質問: tell は第4文型を作る場合と第3文型を作る場合があります。どうして secret では第4文型を作ることができ、accident では about をつける第3文型になるのですか? accident も直接目的語になりますか?答:確かに、secret では第4文型を作ることができ、accident では about をつける第3文型になります。He told me the secret. [○]He told me the accident. [×](He told me about the accident. [○])tell 「話す、伝える、知らせる」の意では最も一般的な単語ですよね。良く知っている単語だけど、意外と厄介な単語だと思ったことはありませんか?tell は「(人)に(事)を話す、語る」という意味を成すとき、目的語を2つ取る S+V+IO+DO の第4文型を作ることができます。He told me the secret. (彼は私に秘密を話した)しかし、He told me the accident. [×]とは言いません あまり日本語を仲介するのはよくないかも知れませんが、He told me the accident. を「彼は事故を話した」と日本語に訳してみてもちょっとしっくりきませんよね。やはり、「事故について話した」の方がより自然ですよね。では、なぜ the secret (秘密) はS+V+IO+DO の第4文型を作ることができるのに、the accident (事故) は第4文型を作ることができないのか?そのルールとは?よく辞書や日本の文法書などでは、「a story, a lie, a joke, the truth のように直接目的語の名詞はそれ自体が話す[語る]内容を含んだものになります」というような解説があります。なるほど、「ジョーク」は語る内容を持っていますが、「事故」という名詞は語る内容ではなく、単に「事柄」ですね。しかし、これですんなり理解できる学習者はいいけど、もやもや感が残る学習者の方もいるのではないでしょうか?今回の質問のように第4文型を作ることができたり、作ることができなかったりする理由をきちんと理解するには、第4文型の本質を理解する必要があります。実は、これに関してはすでにこのブログで数回取り上げていますが、今一度この第4文型に関する本質的な意味を解説しましょう。第4文型の本質的な意味とは?第4文型 S+V+IO+DO の二重目的語構文は、行為・動作の結果、「人」(間接目的語)が影響を受け、単に「移動先」「伝達先」という意味ではなく、「物・事」(直接目的語)を「所有」「授受」「学習」「認識」したことを意味します。例えば、次の第4文型の例文で考えてみましょう。I sent Matt the documents.マットが私から送られた書類を「授受」した、つまり、書類がマットの所有に入ったことを意味します。つまり、第4文型の間接目的語(IO)と直接目的語 (DO)の間に have を入れて考えるとわかりやすいでしょう。例文は Matt has the documents. という関係が成り立つのです。次の2文を比較して理解を深めましょう。(a) I sent the documents to Matt. [第3文型](b) I sent Matt the documents. [第4文型]どちらも日本語に訳すと「私はマットに書類を送った」という同じ事実を述べていますが、次の点が異なります。(a) の to Matt は、私が送った書類の「移動先」がマットであることを表し、(b)ではマットが私から送られた書類を「授受」した、つまり、書類がマットの所有に入ったことを意味します。次のような文が後に続くと、さらに違いがよくわかります。(c) I sent the documents to Matt, but he never received them. (○) (d) I sent Matt the documents, but he never received them. (×) (c)の to Matt は単に書類の「移動先」を表し、マットが書類を授受したことまでは言及していないので、マットが書類を受取っていないという文が続くのは自然です。しかし、(d)の二重目的語構文は前述したようにマットが書類を授受し、書類がマットの所有に入ったことを意味します。したがって、マットが書類を受取っていないという文を続けることは不自然になるのです。第4文型の間接目的語と直接目的語の関係を理解すれば、今回の質問の tell も理解しやすくなると思います。tell, read, teach のような第4文型を形成する動詞も同じ発想で考えてみましょう。give, send のように実際の物の「所有」「授受」という意味ではなく、tell, read, teach のような第4文型は、「人」(間接目的語)が、「事」(直接目的語)を「学習」「認識」したことを意味します。He told me the secret. (彼は私に秘密を話した) 彼が話した秘密を「認識」した、つまり、私が秘密を理解したことを意味します。第4文型の間接目的語(IO)と直接目的語 (DO)の間に understand, learn などを入れて考えるとわかりやすいでしょう。例文は I understand the secret. という関係が成り立つのです。「彼は秘密を私に話した⇒(結果)私は秘密を理解(認識)した」という意味です。もう He told me the accident.[×] とは言えない理由はおわかりですね。「私が事故を理解した」とは言い難いですよね。つまり、I understand the accident. という関係は成り立たないのです。だから、He told me about the accident. と about を使った第3文型になるのです。「彼は事故について私に話した⇒(結果)私は事故について知った」という程度の意味です。どうでしょうか、「第4文型」の本質的な意味、スッキリしましたか? 後は「習うより慣れよ」、より多くの英文に触れ、「わかる⇒面白い⇒もっとわかる⇒できる」という循環を作っていきましょうね。応援ポッチがブログを書く元気の素になります⇒人気blogランキング参加中<(^^) ありがとうございます!ではまた、See you next time.この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語克服の秘訣!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2010 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2010年01月17日
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Day 61:今回もサミト君の学習はお休みして、先日寄せられた質問にお答えします。質問:remind (~を気づかせる・~を思い出させる)という動詞を使って「そのアルバムはいつも彼に楽しかった学生時代を思い出させる。」という英作文をしている時に疑問がでました。日本語の文が「~に…を」という意味だったので show (~を見せる)と同じように第4文型の形を用いて、The album always reminds him his delightful school days. という文を作ったのですが、「remind~of…」というものがありますよね??「remind IO DO」という形はアリでしょうか??また、アリであれば日本語で「~に…を」という意味であれば、「~に…を」という意味が作れそうな完全他動詞はこの形にしていいのでしょうか?答:なるほど、と思わされる質問だね。残念ながら、remind を「remind IO DO」という第4文型として扱うことはできません。「remind~of…」を使います。> 日本語で「~に…を」という意味であれば、「~に…を」という意味が作れそうな完全他動詞はこの形にしていいのでしょうか?これもダメです。まず、最初に、重要なことを一つ。これはDay1で言及しましたが、日本語と英語の決定的な違いは文法の違いというよりは、もっと大きな言語的な違いです。どういうことかと言うと、日本語は「助詞言語」に対して、英語は「語順言語」であるということ!日本語は、「が」、「は」、「を」、「に」等 を付けることによって、語順に関係なく文中での主語や目的語をはっきりさせることができます。「タカシ君はヨウコさんを愛しています」「ヨウコさんをタカシ君は愛しています」または「愛しています、タカシ君はヨウコさんを」であろうと、「タカシ君」が主語で、「ヨウコさん」が目的語だとわかりますね。しかし、英語には文中において名詞が主語なのか、または目的語なのかを明示する手段がありません。英語はそのかわりに語順で主語や目的語を決めるという構造を持つのです。つまり動詞の前(左側)にくる名詞が主語、後 (右側)にくる名詞が目的語、さらにその後にもう1つ名詞が置かれると新たな目的語または補語になるという構造です。長くなりましたが、何が言いたいのかというと、英語を考えるときに、日本語の助詞「に」、「を」などを英語に当てはめない方がよいということです。英語は語順です! そして、その語順言語の構造の一つに第4文型があるのです。まず、第4文型を「~に…を」という意味で考えないようにしよう。助詞は忘れよう!文型(語順)にはそれぞれ意味があります。その本質的な意味を押さえれば、今回のような疑問も解消されるでしょう。では、第4文型の本質的な意味とは?第4文型 S+V+IO+DO の二重目的語構文は、行為・動作の結果、「人」(間接目的語)が影響を受け、直接目的語、つまり「物」を「所有」「授受」「認識」したことを意味します。例えば、次の第4文型の例文をみてみましょう。I sent Matt the documents.マットが私から送られた書類を「授受」した。つまり、書類がマットの所有に入ったことを意味します。つまり、第4文型の間接目的語(IO)と直接目的語 (DO)の間に have を入れて考えるとわかりやすいのではないでしょうか。例文は Matt has the documents. という関係が成り立ちます。では remind (~を気づかせる・~を思い出させる)という動作をこの発想で考えてみましょう。The album always reminds him his delightful school days. (×)「~を気づかせる・~を思い出させる」という動作では he has his delightful school days.という関係を成立させることができません。文字だけで上手く伝わるか難しいところですが、先の sent のような第4文型の動詞はその動作(送ること)をすることによって、はじめてマット(間接目的語)が書類(直接目的語)を所有・授受するのです。しかし、remind という動作では、この所有・授受の関係は成立しません。なぜならば、彼は既に楽しかった学生時代を持っています。今、「楽しかった学生時代」を授受したわけではありませんよね。だから、remind は show (~を見せる)と同じような第4文型の形にはならないのです。もう、わかると思いますが、She showed me her pictures. 彼女が見せてくれたとき、私は彼女の写真を認識したのです。つまり、見せてもらったときに I have her pictures. という関係が成立しますよね。これが第4文型です!第4文型を考えるときは日本語の助詞「~に…を」と考えるのではなく、直接目的語と間接目的語の関係を考えてみましょう。どうでしょうか、「第4文型」の本質的な意味、スッキリしましたか 後は「習うより慣れよ」、より多くの英文に触れ、「わかる⇒面白い⇒もっとわかる⇒できる」という循環を作っていきましょうね。応援ポッチがブログを書く元気の素になります⇒人気blogランキング参加中<(^^) ありがとうございます!ではまた、See you next time.この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語克服の秘訣!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2009 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2009年12月03日
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ブログランキングに参加してます。是非ワンクリックお願いします皆さんの一押しが励みになります⇒人気blogランキングへDay 10:今日も学校から帰ってくるとサミト君はさっそく英語の勉強を始めましたちょっとその勉強を覗いてみましょう。問題:次の会話には不自然な箇所があります。ではどこが不自然なの?Ellen: It’s been half an hour. Where is Matt?Taro: Look, here comes he.皆さんの答えはどうなりましたか? サミト君はこの問題に取組んだとき、前回の文末焦点の原則からくる語順のルールを思い出し、Taro の文 Here comes he. の語順が不自然だと考えました。サミト君の着目は正解です。Here comes he. の語順は、Here he comes. の語順にならなければ不自然ですね。今回も「文末焦点の原則」の応用編です。場所を表わす副詞 Here/There が文頭に置かれると主語と動詞が倒置されるが、主語が代名詞のときは倒置が不可であると学校で習った記憶のある人も多いのではないでしょうか。問題文は主語が代名詞 he なので倒置形にはなりません。では、どうして主語が名詞のときには倒置がおこなわれ、代名詞のときは倒置がおこなわれないのでしょうか?その答えはやはり「文末焦点の原則」の視点から考えればよりよくわかります。次の2文を比較検討してみましょう:(1) Here he comes. (ほら、彼が来たよ) (2) Here comes Matt. (ほら、マットが来たよ)(1)の he 代名詞はすでに出てきた名詞の繰り返しを避けるために用いられるものでしたよね。つまり代名詞は話し手と聞き手がすでに知っている「旧情報」になるので、新情報の位置を占める文末で焦点を当てることができないのです。問題文で考えると、「彼 (he) 」は Ellen の文中ですでに述べられているマットのことですよね。したがって、聞き手も話し手も彼 (he) のことはすでに知っている旧情報になるので、文末に置かれないのです。ここでは、文末の comes に強勢が置かれ、「来る」という行為が強調されるのです。 それに対して、(2)は主語と動詞が倒置され、文末の Matt に強勢が置かれています。つまり、Matt が新情報になるのです。例えば、John, Mike, Brad, Matt の4人がマラソンレースに参加していると想定しましょう。Taro と Ellen は4人の中から誰が最初にゴールインするか予想しています。つまり誰が最初にゴールするかわからないので、会話は次のようになります。Ellen: Who do you think will come in first?Taro: I don’t know. Look, here comes Matt.やはり、「文末焦点の原則」がわかると英文の語順がよりよく理解できますね。今回で文型(文末焦点の原則)に関する問題は終了です。次回からは名詞に関する問題を紹介しますね。ではまた、See you next time.この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語コンプレックスをプライドに!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2007年09月06日
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ブログランキングに参加してます。是非ワンクリックお願いします皆さんの一押しが励みになります⇒人気blogランキングへDay 9:今日も学校から帰ってくるとサミト君はさっそく英語の勉強を始めましたちょっとその勉強を覗いてみましょう。問題:次の英文には不自然な箇所があります。ではどこが不自然なの?It is our custom to take off our shoes when we enter the house. So, please take off them when you enter our house.(家に入るときは靴を脱ぐのが私たちの習慣です。どうぞ靴を脱いでお入り下さい)皆さんの答えはどうなりましたか? サミト君はこの問題に取組んだときに、学校の授業で、リズムの関係で目的語が代名詞の場合、代名詞は句動詞、つまり「動詞+副詞」の間に入れると習ったこと思い出しました。したがって、後半の take off them の語順は take them off の語順にするのが正しいとサミト君は考えました。サミト君の答えは正解です。代名詞 them の位置が不自然でした。しかし、これはリズムの関係だけではなく、この語順のルールは文末焦点の原則からくるものなのです。すでにこのブログで何度も文末焦点の原則を説明してきましたが、今回は「文末焦点の原則」の応用編です。「動詞+副詞」で1つの意味を持つ動詞を句動詞と言い、この句動詞には問題文 take off our shoes のように目的語を伴う他動詞の働きをする場合があります。この場合、次の2通りの語順が可能です。1.「他動詞+副詞+目的語」(take off our shoes)2.「他動詞+目的語+副詞」(take our shoes off)目的語が代名詞の場合は2のパターンの語順で表わさなければなりません。したがって、問題文は please take them off で表わすことになります。これはリズムの関係もありますが、実は文末焦点の原則が働いているのです。代名詞はすでに出てきた名詞の繰り返しを避けるために用いられるものでしたよね。つまり代名詞は話し手と聞き手がすでに知っている「旧情報」になるのです。したがって、文末で焦点を当てることができないのです。問題文で考えると、「靴を脱ぐ」は前半ですでに述べられています。したがって、聞き手も話し手も靴のことはすでに知っている旧情報になるので、後半の「靴」は代名詞になり動詞 take と副詞 off の間に置かれるのです。ここでは、文末の off に強勢が置かれ、「脱ぐ」という行為が強調されるのです。では普通名詞の場合で考えてみましょう。次の2つの文は同じ意味でしょうか?(1) Turn off the TV. (2) Turn the TV off.日本語で考えれば、「テレビを消しなさい」となり、同じですが、英語は語順が異なれば意味が大なり小なり異なることを忘れないで下さい。もちろんどちらを使ってもたいていの場合は問題ないでしょうが、この2つは強調されるものが異なることも同時に覚えておきましょう。文末焦点の原則から、 (1) は the TV に焦点が当てられ、(2) は off に焦点が当てられます。つまり、文末の語に強勢が置かれ (1) は「テレビ」が、(2) では「消す」という行為が強調されることになるのです。例えば、(1)では「電気」「エアコン」「PC」など電力を消すものが他にもたくさんあって、その中から特に「テレビ」を消すことを強調します。つまり聞き手が何を消したらよいかわからない場合、話し手のあなたは Can you turn off the TV? と the TV に強勢を置くのです。これに対し、(2) では話し手と聞き手の間で「テレビ」がついていることが前提となり、ついているテレビを「消す」ことを強調しているわけです。話し手のあなたは Don’t forget to turn the TV off before you go to bed? と「消す」こと、つまり off に強勢を置くのです。やはり「文末焦点の原則」がわかると英文の語順がよりよく理解できますね。ではまた、See you next time.この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語コンプレックスをプライドに!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2007年09月04日
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ブログランキングに参加してます。是非ワンクリックお願いします。皆さんの一押しが励みになります⇒人気blogランキングへDay 8:今日も学校から帰ってくるとサミト君はさっそく英語の勉強を始めましたちょっとその勉強を覗いてみましょう。問題:次の英文には不自然な箇所があります。ではどこが不自然なの?Soon it began to become dark so we went home.(暗くなり出したので私たちは家に帰りました)サミト君はこの問題に取組んだときに、まず訳してみました。でも訳を見る限り別にどこも不自然な箇所は見当たりません。皆さんの答えはどうなりましたか?この問題は訳しても答えは見えてこないでしょう。第2文型の代表的な動詞 become が今回の焦点です。become を「~になる」という意味で覚えている人も多いかと思いますが、日本語の「~になる」は全て become で表わすことはできません。では、どうして問題文の become が不自然なのか説明しましょう。問題文のように「暗くなる」を表す場合は、It gets dark. または It grows dark. で表すのが自然な表現です。become と get の違いを理解しましょう。become は「永続的な状態」を表す形容詞と共に用いられ、get は「一時的な状態」や「感情の変化」を表す場合にのみ用いられます。get は特に状態や感情の変化の開始時を重視します。(1.a) She became tall. ○ (彼女は背が高くなった) [tallは永続的な状態を表す](1.b) She got tall. × (2.a) She became tired. × (2.b) She got tired. ○ (彼女は疲れた) [tiredは状態の変化を表す]問題文の「暗くなる」も一時的な状態の変化を表すので become ではなく get になります。もちろん映画や小説の中で世界が暗黒の状態になれば、永続的な状態を表す become で表すでしょうね。このように become と get の違いが理解できると、どうして become の後には名詞がとれて、get の後には名詞がとれないのかという理由も納得できそうですね。She became a doctor. (彼女は医者になった) [第2文型]医者になるというのは一時的な状態ではなく、永続的な状態を表すので become が使われるのです。一時的な状態を表す get では「医者になる」の文を作ることはできません。だから、get の後に名詞が来ると第3文型「~を得る」の意味になるのです。She got a doctor. (彼女は医者を得た) [第3文型の get にかわります]この他にも go, come, turn など「~になる」という意味の語がいくつかありますが、それぞれ異なった意味を表します。簡単にそれぞれの使いかってを挙げておきます。go: 通例正常な状態からの逸脱を表し、「悪い方へ変化」する場合に用いられる。go mad (怒る) / go bad (腐る) / go crazy (狂う) / go wrong ([機会などが]具合が悪くなる) / go bankrupt (倒産する) などcome: 「もとの状態への変化」または「好ましい状態への変化」する場合に用いられる。My dream has come true. (夢はかなった)It’ll come right in the end. (最後にはすべて上手くいくでしょう)The doorknob has come loose. (ドアの取手がゆるんできた)turn: 状態の変化を表します。特に色の変化を表すことが多い。The leaves have turned yellow. (木の葉が黄色になった)His face turned red. (赤面した)日本語の「~になる」という意味の動詞が持つそれぞれの本質的な意味を知ると使いかってが見えてきますね。ではまた、See you next time.この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語コンプレックスをプライドに!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2007年08月28日
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Day 7:理由のSinceはどうしていつも文頭にくるの?今日も学校から帰ってくるとサミト君はさっそく英語の勉強を始めました。ちょっとその勉強を覗いてみましょう。問題:次のマイクと田中さんの会話はどこが不自然なの?Mike: Why are you leaving?Tanaka: I’m leaving since I’m bored with his speech. 皆さんの答えはどうなりましたか? サミト君はこの問題に取組んだときに、やはり「文末焦点の原則」を思い出しました。文末焦点の原則に従えば、田中さんの答えの文が不自然であることがわかります。では、どうして田中さんの答えの文が不自然なのか説明しましょう。理由を表わすsinceは、聞き手あるいは読み手がすでにその理由を知っている場合に使われる接続詞です。したがって、相手がすでに理由を知っているのであれば、Why…? の答えにはなりませんよね。問題文は「なぜ田中さんが出て行くのか」という理由を相手のマイクが知りたがっているので、becauseで答えるのが正しい答え方です。したがって、田中さんの答えは、I’m leaving because I’m bored with his speech. とするべきですね。前述のように、理由を表わす接続詞 since は相手がすでに知っている情報を提供する (つまり双方がすでに知っている) 旧情報に対して、because は相手が知らない情報を提供する新情報なのです。このことがわかると、どうして since 節は通例主節より前に置かれて、because 節は主節の後に置かれることが多いのか、もうおわかりですね。次の例文を比較してみましょう:(1) Since it snowed a lot, the school was closed today.([知っての通り]大雪のため、学校はお休みになりました) (2) The school was closed today because it snowed a lot.(大雪のため、学校はお休みになりました)(1)の文をどういう場面で使うかというと、例えば、大雪の朝に近所の人に会ったときに発する文として使うならおかしくないですね。同じ地域に住んでいる相手なら当然大雪のことは知っているはずですから。それに対して(2)の文は大雪のことをまだ知らない相手に対して発せられる文になります。例えば、アメリカにいる友人にメールで学校が休みになったことを知らせる場合。書き手はアメリカにいる友人がまだ大雪のことを知らないという前提で書くのです。Sinceは話し手(書き手)と聞き手(読み手)が既に知っている旧情報を提供するので、文頭に置かれるのが普通です。それに対して、becauseは聞き手(読み手)が知らない新情報になるので通常文の後に置かれるのです[文末焦点の原則]。「文末焦点の原則」の角度から英文を見ると英語文構造の本質が見えてきますね。ではまた、See you next time.この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語コンプレックスをプライドに!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouverブログランキングに参加してます。皆さんの一押しが励みになります⇒人気blogランキングへ
2007年08月22日
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Day 6:A book is on the table. は不自然な文章なの?今日も学校から帰ってくるとサミト君はさっそく英語の勉強を始めました。ちょっとその勉強を覗いてみましょう。問題:次の文には不自然な箇所があります。英語らしい文に直しましょう。A book is on the table.皆さんの答えはどうなりましたか? サミト君はこの問題に取組んだときに、「文末焦点の原則」を思い出しました。文末焦点の原則に従えば、この文が不自然な文であることがわかります。では、A book is on the table. がどうして不自然な文なのか説明しましょう。日本語には英語の冠詞 (a/the) に相当するものはありませんが、助詞「が」「は」を用い英語の「a」「the」を表わすことができます。例えば、お伽話の一節「昔々ある村におじいさんが住んでいました。おじいさんは山へ柴刈り行き…」を英訳すると次のようになります。Once upon a time there lived an old man in a village. The old man went up a hill to gather firewood.つまり、不定冠詞のつく名詞 (an old man) には日本語の助詞「が」がつき、定冠詞のつく名詞 (the old man) には日本語の助詞「は」がつくのです。前述のお伽話の一節からもわかるように、基本的に、不定冠詞 (a/an) は聞き手や読み手が特定できないもの、つまり聞き手、読み手が知らない新情報を提供し、定冠詞 (the) は聞き手と読み手がすでに特定できているもの、つまり聞き手と読み手がすでに知っている旧情報を提供します。では、問題文 A book is on the table.「本が1冊テーブルの上にある」を考えてみましょう。新情報である a book がいきなり文頭の主語になっているのは非常に不自然な感じを与えますね。なぜならば、旧情報から新情報への流れを原則とする「文末焦点の原則」を無視しているからです。英語ではこの不自然さを回避するために存在(existential) の there を文頭に置き、There is a book on the table. と表現します。Thereを文頭に置くことによって、いきなり新情報の a book を文頭に置かずに、文(動詞)の後のほうに置くことができるのです。これで文末焦点の原則の流れに一致するので自然な表現になりますね。これに対し、定冠詞 the は聞き手と読み手がすでに知っている旧情報を提供するので、The book (旧情報) が文頭に置かれ主語になる The book is on the table. はごく自然な表現になるのです。Where is the book I was reading? It (The book) is on the table. 「文末焦点の原則」の角度から英文を見ると英語文構造の本質が見えてきますね。ではまた、See you next time.この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語コンプレックスをプライドに!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouverブログランキングに参加してます。皆さんの一押しが励みになります⇒人気blogランキングへ
2007年08月15日
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Day 5:A car hit him. は不自然な文章なの?今日も学校から帰ってくるとサミト君はさっそく英語の勉強を始めました。ちょっとその勉強を覗いてみましょう。問題:次の会話には不自然な箇所があります。英語らしい表現に直しましょう。Kate: I’ve heard Matt was taken to the hospital today. What happened to him?Taro: A car hit him.皆さんの答えはどうなりましたか? サミト君はこの問題に取組んだときに、Day2で学習した「文末焦点の原則」を思い出しました。文末焦点の原則に従えば、この会話の流れで A car hit him. が不自然な文であることがわかるでしょう。では、A car hit him. がどうして不自然な文なのか説明しましょう。まず問題文の解説をする前に、次の2文を比較してみましょう。(1) John broke my wine glass. (旧情報)______ (新情報) (2) Look at this wine glass. It was broken by John yesterday. (新情報) (旧情報) ____(新情報)(1)「ジョンが私のワイングラスを割ったのですよ」の能動態文では、聞き手は割れたワイングラスのことについては知らないという前提があります。そこで、話し手は聞き手の友人のジョン(旧情報)のことから話し始め、新情報「ワイングラス」のことを文末で表わしているのです。それに対し(2)「このワイングラスを見てください。昨日ジョンに割られたのです」の受動態文では、Look at this wine glass.の文で、聞き手は目の前でワイングラスを指し示され、それを目にすることができるので割れたワイングラスのことについては既に知っていることになりますよね。しかし、だれが割ったのかについては知りません。そこで、話し手はそれを割ったのが聞き手の友人ジョンであることを文末で表わしているのです。つまり、(1)(2)の文では、文末焦点の原則にしたがって、話し手と聞き手の双方が既に知っているものを主語にして、その後に新情報を加えていくという形式をとっていることがわかりますね。では、文末焦点の原則に従って今回の問題文を見てみましょう。Kate: I’ve heard Matt was taken to the hospital today. What happened to him?Taro: A car hit him. ⇒ He was hit by a car.Kateの文を見れば、「マットに何があったの」と聞いているのだから、今回の会話で双方が既に知っている旧情報はMattであるとわかりますね。したがって、Taroの文は、既に双方の知っている旧情報 He(Matt) を主語にして、He was hit by a car. と受動態にすれば新情報 a car が文末に置かれ自然な文章になります。英語は基本的には能動態で表わす言語ですが、文末焦点の原則によって受動態にすることもあります。ではまた、See you next time.この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語コンプレックスをプライドに!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouverブログランキングに参加してます。皆さんの一押しが励みになります⇒人気blogランキングへ
2007年08月12日
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Day 4:受動態にできる文とできない文があるの?今日も学校から帰ってくるとサミト君はさっそく英語の勉強を始めました。ちょっとその勉強を覗いてみましょう。おやおや、どうやらDay3に引き続きまた受動態のようですね。問題:次の文を受動態に書き換えなさい。(1) My sister climbed Mt. Fuji last month.サミト君は学校の授業で、能動態に目的語が含まれていれば受動態に書き換えることが可能だと教わりましたが、どうもサミト君は次の受動態文がしっくりこない模様です。Mt. Fuji was climbed by my sister last month.皆さんの受動態はどうなりましたか? 上と同じ受動態を作りませんでしたか? 学校英語では能動態から受動態への書き換えを機械的にさせるので多くの学習者は能動態に目的語が含まれていれば受動態に書き換えができると思い込んでしまいます。問題文(1)は目的語(Mt. Fuji)を含む能動態ですが、受動態にできない文です。今回の受動態文を訳すと、はっきりわからなかった人も、何か奇妙な感じがしませんか?Mt. Fuji was climbed by my sister last month. (×)(富士山は先月私の妹に登られた)ところが、次のような文では受動態が可能になり、日本語訳文も自然ではないでしょうか?(2) A lot of people climb Mt. Fuji every summer.→ Mt. Fuji is climbed by a lot of people every summer. (○) (富士山は毎年多くの人によって登られます)では、どうして問題文(1)が受動態にできず、問題文(2)は受動態にできるのか説明しましょう。受動態ができる、できないかは受動態が持つ本質的な意味と深く関係しています。つまり、受動態が用いられるためには、受動態の主語が動作主(by~)の動作によってプラスであれマイナスであれ、何らかの影響を受けなければならないのです。具体的に問題文(1)で説明すると、富士山は私の妹に登られても何の影響も受けませんね。しかし、問題文(2)のように富士山が毎夏多くの人に登られているならば、環境、衛生等の面で何らかの影響を受けるはずですね。したがって、受動態の主語Mr. Fujiが動作主a lot of peopleによって影響を受けるので受動態文が可能なのです。英語は基本的には能動態で表わす言語です。したがって、能動態で何の問題もなく表わせる文なら、無理に受動態にすることは避けましょう。ではまた、See you next time.
2007年08月08日
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Day 3:第4文型の受動態は本当に2つ?今日も学校から帰ってくるとサミト君はさっそく英語の勉強を始めました。ちょっとその勉強を覗いてみましょう。おやおや、どうやら受動態のようですね。問題:次の第4文型の文を受動態にしなさい。(1) She gave her mother a necklace. ⇒ a) Her mother was given a necklace. ⇒ b) A necklace was given her mother. 実は、サミト君はb)の答えがしっくりこない模様です。サミト君は学校の授業で、第4文型は目的語を2つとるので、人(間接目的語)を主語にした受動態と物(直接目的語)を主語にした受動態を作ることが出きる。ただし、人を主語にした受動態の方がふつうであると教わりました。おそらく学校英語ではこの程度の説明でしょう。サミト君がしっくりこないのも当然です。実はb)の文は誤りです。皆さんはb)の受動態がどうして不自然なのかおわかりですか?前回のブログDay2で「文末焦点の原則」という重要な英語の原則を説明しましたよね。今回の問題点も「文末焦点の原則」を考えるとよりよく理解できます。文末焦点の原則に従えば、第4文型の問題文(1)では文末にある a necklace が相手の知らない新情報になりますね。これは What did she give her mother? という疑問文を想定した文であるから her mother は話し手と聞き手がすでに知っている旧情報になり a necklace が文末に置かれ相手の知らない新情報になるのでしたよね。まずは、a)の間接目的語 her mother を主語にした文から考えてみましょう。her mother は話し手と聞き手がすでに知っている旧情報なので主語になるのが自然ですね。次にb)の A necklace was given her mother. ですが、直接目的語の a necklace は相手の知らない新情報なので主語になるのは正しくないのです。(1) She gave her mother a necklace. __________(旧情報)___(新情報)a) Her mother was given a necklace. (旧情報の位置にあるher motherが主語なので ○ )b) A necklace was given her mother. (新情報の位置にあるa necklaceが主語なので × )ただし、(1)の She gave her mother a necklace. を第3文型の She gave a necklace to her mother. に書き換えた場合は、旧情報の位置にある a necklace が主語になる次の文が自然な文であることはもうおわかりですね。She gave a necklace to her mother.________(旧情報)___(新情報)A necklace was given to her mother. (旧情報の位置にあるa necklaceが主語なので ○ )たとえ学校英語で第4文型は目的語2つあるので2通りの受動態の文ができると教わったとしても、皆さんは、「文末焦点の原則」にしたがって、第4文型の受動態は1つであることを覚えておきましょう。ではまた、See you next time.この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語コンプレックスをプライドに!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouverブログランキングに参加してます。皆さんの一押しが励みになります⇒人気blogランキングへ
2007年08月02日
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Day 2:旧情報から新情報へ今日、学校から帰ってくるとサミト君はさっそく英語の勉強を始めました。ちょっとその勉強を覗いてみましょう。おやおや、どうやら第4文型と第3文型のようですね。(1) I gave my mother a necklace. [第4文型](2) I gave a necklace to my mother. [第3文型](to my mother は「前置詞to+名詞my mother」の副詞句になります) サミト君は学校の授業で(1)は目的語を2つとる (my motherとa necklace) 第4文型で、(2)はそれを第3文型に置き換えた文であると教わりました。おそらく学校英語ではこの程度の説明でしょう。確かに訳してみると、「私は母にネックレスをあげた」という同じ事実を述べていますが、どうもサミト君はしっくりこない模様です。実は、サミト君がしっくりこないのはごく当然のことなのです。学校英語では第4文型を第3文型に置き換えることができると教わりますが、第4文型から第3文型に置き換えた場合、両者は100%同じ意味ではなく、またすべての場面でどちらを使ってもいいというわけでもありません。つまり、第4文型と第3文型では意図するところが異なるのです。皆さんはその違いがおわかりですか?第4文型と第3文型の違いを説明する前に、「文末焦点の原則」という重要な英語の原則を理解しておきましょう。英語では文を組立てるときには、旧情報から新情報の順に情報を並べるのが一般的傾向です。これを「文末焦点の原則」と呼び、話し手と聞き手が既に知っている情報(旧情報)を主語にして、聞き手が知らない新情報を文のより後に置くという原則です。まず相手の知っている情報(旧情報)から話し始め、それから相手が知らない情報(新情報)をつけ加えていくというのはコミュニケーションをする上で至って自然な流れですよね。例えば、This is a camera. やWe live in Nagoya.のような簡単な文をみてもわかると思いますが、この2つの文では、This と We が旧情報(相手がすでに了解している情報)で、a cameraとin Nagoyaが相手の知らない新情報になり文末に置かれているのです。スッキリしない人は、これらの文が答えになる疑問文を考えるとよりわかりやすいと思います。What is that? Where do you live? 相手の知らない新情報はそれぞれ Whatの答え、Whereの答えですよね。だからa cameraとin Nagoyaが相手の知らない新情報になり文末に置かれているのです。ではこの文末焦点の原則の視点からもう一度前述の第4文型と第3文型を見比べてみましょう:(1) I gave my mother a necklace. [第4文型](2) I gave a necklace to my mother. [第3文型]文末焦点の原則に従えば、(1)ではa necklaceが、(2)ではto my motherがそれぞれ相手の知らない新情報になることがわかりますね。この2文は情報として求められているものが異なるから情報価値の高い新情報の位置が異なるのです。つまり、(1)の文はWhat did you give your mother?という疑問文に対する答えを想定しているので、a necklaceが新情報になり、(2)ではWho did you give a necklace to?という疑問文に対する答えを想定しているので、to my motherが新情報になっているということです。(1)を正確に訳すなら「私は母にあげました。何をあげたと思う?ネックレスだよ」、(2)は「私はネックレスをあげました。誰にあげたと思う?母にだよ」ということになります。第4文型と第3文型は一見同じような意味に思われがちですが、このように意図するところはかなり違うということがわかりますね。もちろん新情報が文頭に置かれることもありますよ。これは主語の方に情報価値があるという理由で新情報が置かれるのです。“Who ate my cake?” (僕のケーキ食べたのは誰だ?) “Michelle did.” (ミッシェルだよ)たとえ学校英語で書き換えを同意表現として機械的に教わったとしても、英語学習者の皆さんは、「表現が異なれば必ず意味が違う」ということを心がけおきましょうね。それが英語をマスターすることへの近道だと思います。では、また、See you next time.この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語コンプレックスをプライドに!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouverブログランキングに参加してます。皆さんの一押しが励みになります⇒人気blogランキングへ
2007年07月27日
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Day 1:5文型って何?今日、学校から帰ってくるとサミト君はさっそく英語の宿題に取組みました。ちょっとその宿題を覗いてみましょう。おやおや、どうやら英作文のようですね。次の日本文を英文にしなさい。「ぼくはアイスクリーム」 「キリンは首が長い」 「本は昨日返しました」 「その問題は解決しました」なかなかペンがすすまないサミト君ですが、皆さんも一緒に考えてみて下さい。次は、サミト君が書いた英文です。でもなぜかしっくりこないサミト君。「ぼくはアイスクリーム」 ⇒ I am ice cream.「キリンは首が長い」 ⇒ The giraffe, the neck is long.「本は昨日返しました」 ⇒ The book returned yesterday.「その問題は解決しました」 ⇒ The problem solved.lved.サミト君がしっくりこないのも当然ですね。どれも不自然な間違った英文になっています。ではどうしてサミト君は間違った英文を書いたのかご説明します。それは日本語の「くせ」を忘れて、日本文をそのまま英文に直してしまったからです。すべての日本語の文が当てはまるわけではありませんが、多くの日本語は英語のように主語と述語からなるというより、トピック(「?は」=「~について言うと」)とそれに対応するコメント(「?だ/です」)から成り立つ文と言われています。 英語 = 主語 + 述語 日本語 = トピック + コメントつまり、日本語では、「?は」にあたる部分でその文が語る話題を提供し、それに続く部分はそれに関する説明(コメント)であり、それが話題に呼応する形を取っているわけです。ですから、日本語の場合、英語のように厳密な呼応を考えなくとも、話の流れからそのときの話題になっているものに「は」を付けてトピックを形成し、それに応じたコメントを付け加え、割りと簡単に文を作ってしまうことができるから、上記のような一見すると主語と述語が合っていないような文「ぼくはアイスクリーム」や、主語が2つもあるように見える文「きりんは首が長い」が日本語では可能なわけです。この日本語の「くせ」をふまえて日本文を英語で書くときは、まず「何」が主語になるかを必ず考えなければなりません。英語は必ず主語をたて、述語(動詞)はそれに呼応しているものでなければなりません。だから、「英語を話す・書く」ときは、常に「何(誰)は」+「~だ/~する」という「主語」+「述語」を最初に作るようにするのです。これが英語式発想です。先の例文を英語に直すとき、まず主語は何かを考えます。日本語のトピック(主語)「?は」=「~について言うと」と考えれば、「ぼくはアイスクリーム」という文は「ぼくについて言うと、ぼくはアイスクリームがいい」という文になり、これを英語にすると (As for me,) I prefer ice cream. という文になります。「キリンは首が長い」⇒「キリンについて言うと、キリンの首は長い」(Talking about the giraffe,) The giraffe’s neck is long.「本は昨日返しました」⇒「本について言うと、私は本を昨日返しました」 (Talking about the book,) I returned the book yesterday.「その問題は解決しました」⇒「その問題について言うと、私はすでにその問題を解決しました」 (As for the problem,) I have already solved the problem.このように、日本語と英語というのは、主語の立て方に大きな違いがあります。慣れ親しんできた日本語の「くせ」というものは、すぐに抜けるものではありませんが、「英語を考える」ときには、この点はくれぐれも注意しましょう。皆さんの書いた英文はどうなりましたか? 前述のサミト君の問題点をさらに追求すると、英語の5文型を無視してしまった結果とも言えるでしょう。では、どうして5文型を理解する必要があるのか?それは英語が持つ構造上の特徴に理由があります。英語には文中において名詞が主語なのか、または目的語なのかを明示する手段がありません。例えば、日本語なら、名詞の後に助詞 (「が」、「は」、「を」、「に」等) を付けることによって、語順に関係なく文中での主語や目的語の働きをはっきりさせることができます。 例:「タカシ君はヨウコさんを愛しています」「ヨウコさんをタカシ君は愛しています」または「愛しています、タカシ君はヨウコさんを」であろうと、「タカシ君」が主語で、「ヨウコさん」が目的語だとわかりますね。しかし、ご存知の通り、英語には日本語のような助詞はありません。英語はそのかわりに語順で主語や目的語を決めるという構造を持つようになったのです。つまり動詞の前(左側)にくる名詞が主語、後 (右側)にくる名詞が目的語、さらにその後にもう1つ名詞が置かれると新たな目的語または補語になるという構造です。Takashi loves Yoko. (タカシ君はヨウコさんを愛しています) わずか3語のこの文を日本語のように語順を無視して並べると次のように文意を変えたり、理解不能な文になったりします。Yoko loves Takashi. (ヨウコさんはタカシ君を愛しています→これでは意味が逆になります)、Love Takashi Yoko. (ヨウコさんタカシ君を愛せよ→命令文になってしまいます) したがって、語順を重視する言語である英語を考えるときには、文の基本5文型、語順を理解する必要性が出てくるのです。語順にとらわれない日本語を母語にする学習者が英文を考えるときは、日本語をそのまま英語にするのではなく、常に語順(文型)を考えることを心がけるようにすることが、英語をマスターすることへの近道だと思います。では、また、See you next time.この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!ブログランキングに参加してます。皆さんの一押しが励みになります⇒人気blogランキングへ
2007年07月22日
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